JPH0127933Y2 - - Google Patents

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JPH0127933Y2
JPH0127933Y2 JP8546984U JP8546984U JPH0127933Y2 JP H0127933 Y2 JPH0127933 Y2 JP H0127933Y2 JP 8546984 U JP8546984 U JP 8546984U JP 8546984 U JP8546984 U JP 8546984U JP H0127933 Y2 JPH0127933 Y2 JP H0127933Y2
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JP
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door
swing link
magnet
pin
intake
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JP8546984U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動車用空気調和装置におけ
るインテークドア等を開閉するためのドア開閉装
置に関する。
(従来の技術) 自動車用空気調和装置におけるインテークユニ
ツトには、実開昭51−60045号公報に示されるよ
うに、外気を車室内に取り入れるための外気取入
口と、車室内の空気を導入するための内気循環口
とを、選択的に交互に開閉するインテークドアが
設けられている。このインテークドアの開閉を行
なうドア開閉装置は従来から第1図に示すように
構成されている。
インテークドア1は、インテークユニツト2に
回動自在に支持された回動軸3に固着されてお
り、第1図において外気取入口4を閉じるA位置
と、内気循環口5を閉じるB位置との間を作動す
るようになつている。この回動軸3には回動レバ
ー6が固着され、この回動レバー6には駆動レバ
ー7がピン8を介して連結されている。この駆動
レバー7は前記インテークユニツト2にビス9等
で固着された支持プレート10に回動可能にピン
11で取付けられ、駆動部材であるコントロール
ケーブル12を進退させることにより、前記ピン
11を中心に揺動するようになつている。また前
記回動レバー6はロツク機構Rを構成するカム面
13が設けられ、ドア1が終端位置にあるときに
ピン8と協同してドア1をロツクするようになつ
ている。
すなわち、自動車用空気調和装置のインテーク
ユニツトは、外気取入口4を閉じる状態を作つて
も、車両走行中はこのインテークドアに相当高圧
の風圧がかかつたり、また内気循環口5を閉じる
状態の場合でも停止時に乗降用のドアを急激に閉
じたりする場合他のドアが閉塞状態のときには車
室内の気圧が上昇し、これがインテークドアにか
かることになり移動してしまう虞れがある。
このため、いかなる場合でも、インテークドア
は所定の位置を保持させるには、前述したロツク
機構Rが必要になる。
前記カム面13にはインテークドア1がA位置
となつたときにピン8と係合するカム面13a
と、B位置となつたときにピン8と係合するカム
面13bと、これらの中間において係合するカム
面13Cとが形成されており、前記ピン8がカム
面13a,13bと係合するときには、カム面1
3と駆動レバー7との交差角が直角に近い角度と
なるようにして、インテークドアに種々の風圧が
かかつても、該インテークドアが開閉しないよう
にしている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このようにして構成したドア開閉装
置は、ドアの位置調整、カム面の成形が面倒なば
かりではなく、リンク機構自体も複雑となり、コ
スト的にも不利なものとなつている。
本考案は、上述した問題点、欠点に鑑みてなさ
れたもので、構造が簡単で、ロツキング作用も確
実なドア開閉装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、ユニツト
に設けられた開口を開閉するドアの回転軸に、当
該回転軸を回転する回動レバーの一端を連結し、
この回動レバーを駆動部材により回動するととも
に、前記ドアの前記回動の終端位置で該ドアをロ
ツク機構によりロツクするようにしたドア開閉装
置において、前記ロツク機構を、磁性材料よりな
る一対のストツパ間に位置せしめた前記回動レバ
ーの他端に揺動自在に設けられ、前記駆動部材が
連結されるとともに前記回動レバーに立設したピ
ンが嵌挿するカム溝が形成された揺動リンクと、
該揺動リンクに取付けられ、前記ストツパに吸着
するマグネツトとから構成してなり、前記駆動部
材の初期動作により前記ピンが前記カム溝の何れ
か一方の端部に当接するまで前記揺動リンクのみ
が揺動するようにしたことを特徴とするドア開閉
装置である。
(作用) 開口を閉塞するときには、駆動部材の作動によ
つて、回動レバーのピンが揺動リンクのカム溝の
一端に当接し、回動レバーは揺動リンクと共に回
動する。これに伴つて、ドアは回動して開口を閉
塞するとともに、揺動リンクに取付けたマグネツ
トはストツパに吸着する。そして、このマグネツ
トの吸着力によつて、ドアは、回動の終端位置で
ロツクされることになる。
一方、ロツク状態からドアを回動する場合、こ
のロツク状態の解除は、駆動部材の初期動作によ
り、ピンがカム溝の一端から移動して他端に当接
するまで揺動リンクのみが揺動し、マグネツトの
吸着が剥離されることによつて行われる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面につき詳細に説
明する。
第2図は、本考案の一実施例を示すインテーク
ドア開閉装置を示す斜視図であり、第1図に示す
部材と共通する部材には同一符号を付してある。
このインテークユニツト20内に設けたインテ
ークドア1は、回動軸3に取付けてあり、この回
動軸3の一端には回動レバー6を連結している。
この回動レバー6には、後述する揺動リンク2
3とマグネツト24とからなり、全体をRで示す
ロツク機構が設けられている。このロツク機構R
を構成するに当り、回動レバー6の他端は、前記
インテークユニツト20に固着した支持プレート
10から切り起した(又は別体に構成してもよ
い)一対のストツパ21a,21bの間に位置す
るように伸延され、ここに支持ピン22が立設さ
れている。この支持ピン22は、揺動リンク23
及びマグネツト24に開設した通孔23a,24
a(第3図参照)内に遊嵌され、この支持ピン2
2に対し前記揺動リンク23及びマグネツト24
が回動し得るようになつている。
前記マグネツト24は前記揺動リンク23の下
端部に載置され、この揺動リンク23の中央部に
は所定の長さl(第4図参照)のカム溝25が穿
設され、上端部には、コントロールケーブル12
を連結する通孔26が開設されている。なお、上
端部は前記コントロールケーブル12を連結し易
くするために多少折曲している。
また、前記カム溝25には前記回動レバー6の
中央部より立設したピン27が嵌挿され、該ピン
27がカム溝25の両端部に当接することによ
り、揺動リンク23の揺動範囲が規制されるよう
になつている。そして、前記コントロールケーブ
ル12を進退させると、まず、揺動リンク23が
揺動してカム溝25の一端部とピン27とが当接
し、このカム溝25及びピン27を介して回動レ
バー6が回動するようになつている。
なお、図中28はコントロールケーブル12を
支持プレート10に固定するクリツプである。
次に作用を説明する。
外気導入モードの場合は、第2図に示す状態か
らコントロールケーブル12を引き、インテーク
ドア1で内気循環口5を閉塞する。
このコントロールケーブル12の作動により揺
動リンク23が支持ピン22を中心に回動する。
このときマグネツト24は角部を中心にして傾動
するので第5図に示すようにストツパ21bとの
密着状態が容易に剥離されることになる。この揺
動リンク23の回動によりカム溝25の一端がピ
ン27に当接することになるが、この当接ととも
に、この揺動リンク23は回動レバー6とともに
回動する。この回動レバー6の回動により回動軸
3を介してインテークドア1が回動し、内気循環
口5が閉塞される。
この内気循環口5を閉じる位置までインテーク
ドア1が回動した所で、ストツパ21aにマグネ
ツト24が吸着するようにしているので、このイ
ンテークドア1の終端においてカチツという音が
生じる。自動車用空気調和装置を操作している人
はこの音を聞き、インテークドア1が内気循環口
5を閉塞したことが分る。
この状態から内気導入モードに切り変えるに
は、コントロールケーブル12を前述の場合とは
逆方向に押す。このコントロールケーブル12を
押す初期動作で揺動リンク23のみが支持ピン2
2を中心にカム溝25の長さlだけ揺動する。こ
の揺動によりストツパ21aに付着していたマグ
ネツト24は、前記と同様に剥離されることにな
る。一端が剥離されたマグネツト24の吸着力は
極度に弱まるので、コントロールケーブル12を
さらに押すと、この押し力は揺動リンク23、カ
ム溝25およびピン27を介して回動レバー6を
揺動させるように伝達される。この回動レバー6
が揺動し、インテークドア1が外気取入口4を閉
塞すると、前記マグネツト24が他方のストツパ
21bに吸着する。
この外気取入口4を閉塞した場合も、マグネツ
ト24がカチツという音を発し、操作者に外気取
入口4がシヤツトされたことを知らしめる。
このように、内気循環、外気導入のいずれのモ
ードにおいても、閉塞完了時にマグネツト24が
ストツパー21a又は21bに密着することにな
るので、インテークドア1に対し外気による風圧
あるいは自動車のドア閉塞に伴う空気圧が加わつ
てもインテークドア1は外気取入口4あるいは内
気循環口5との間に〓間を生じさせるようなこと
はない。
また、本実施例にあつては、マグネツト24は
揺動リンク23の回動中心となる下端部に載置さ
れ、かつ、コントロールケーブル12は上端部に
連結されているので、コントロールケーブル12
の駆動力はモーメントとして拡大されてマグネツ
ト24に作用することになることから、マグネツ
ト24の吸着力に抗して揺動リンク23を回動さ
せる際の操作力は小さくて済む。更に、コントロ
ールケーブル12の初期動作で揺動リンク23の
みを揺動させてマグネツト24の吸着を一端から
剥離する構造であるため、インテークドア1に作
用する風圧等はケーブル12の初期動作のときに
揺動リンク23に伝達されることがなく、このこ
とからも揺動リンク23を回動させる操作力は小
さくて済むことになる。従つて、マグネツト24
を揺動リンク23の上端部に載置したとしても、
揺動リンク23を回動させる操作力は、マグネツ
ト23の吸着の剥離に要する力だけでよい。
なお、上述したマグネツト24のカチツという
音が好ましくない場合はこのマグネツト24を合
成樹脂製のものにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、ロツク機構を、磁性材料よりなる一対のスト
ツパ間に位置せしめた回動レバーの他端に揺動自
在に設けられ、駆動部材が連結されるとともに前
記回動レバーに立設したピンが嵌挿するカム溝が
形成された揺動リンクと、該揺動リンクに取付け
られ、ストツパに吸着するマグネツトとから構成
してなり、前記駆動部材の初期動作により前記ピ
ンが前記カム溝の何れか一方の端部に当接するま
で前記揺動リンクのみが揺動するようにしたこと
を特徴とするドア開閉装置であるので、従来のよ
うに複雑なカム面を形成したリンクを設けること
なく、きわめて簡単な構成でドアの開閉及びロツ
キングが可能となる。
また、揺動リンクのみを揺動することによつ
て、マグネツトの吸着は容易に剥離されるため、
この剥離の際に要する操作力を著しく低減するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインテークドア開閉装置を示す
要部正面図、第2図は本考案の一実施例に係るイ
ンテークドア開閉装置を示す斜視図、第3図は第
2図の−線に沿う断面図、第4図は第2図の
要部拡大正面図、第5図は前記実施例の要部説明
図である。 1……インテークドア(ドア)、3……回転軸、
4……外気取入口(開口)、5……内気循環口
(開口)、6……回動レバー、12……コントロー
ルケーブル(駆動部材)、21a,21b……ス
トツパ、23……揺動リンク、24……マグネツ
ト、25……カム溝、R……ロツク機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ユニツト20に設けられた開口4,5を開閉す
    るドア1の回転軸3に、当該回転軸3を回動する
    回動レバー6の一端を連結し、この回動レバー6
    を駆動部材12により回動するとともに、前記ド
    ア1の前記回動の終端位置で該ドア1をロツク機
    構Rによりロツクするようにしたドア開閉装置に
    おいて、前記ロツク機構Rを、磁性材料よりなる
    一対のストツパ21a,21b間に位置せしめた
    前記回動レバー6の他端に揺動自在に設けられ、
    前記駆動部材12が連結されるとともに前記回動
    レバー6に立設したピン27が嵌挿するカム溝2
    5が形成された揺動リンク23と、該揺動リンク
    23に取付けられ、前記ストツパ21a,21b
    に吸着するマグネツト24とから構成してなり、
    前記駆動部材12の初期動作により前記ピン27
    が前記カム溝25の何れか一方の端部に当接する
    まで前記揺動リンク23のみが揺動するようにし
    たことを特徴とするドア開閉装置。
JP8546984U 1984-06-11 1984-06-11 ドア開閉装置 Granted JPS611413U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8546984U JPS611413U (ja) 1984-06-11 1984-06-11 ドア開閉装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8546984U JPS611413U (ja) 1984-06-11 1984-06-11 ドア開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS611413U JPS611413U (ja) 1986-01-07
JPH0127933Y2 true JPH0127933Y2 (ja) 1989-08-25

Family

ID=30635894

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JP8546984U Granted JPS611413U (ja) 1984-06-11 1984-06-11 ドア開閉装置

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