JP2003188669A - Sawデバイスの製造方法及びsawデバイス - Google Patents

Sawデバイスの製造方法及びsawデバイス

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JP2003188669A JP2001384345A JP2001384345A JP2003188669A JP 2003188669 A JP2003188669 A JP 2003188669A JP 2001384345 A JP2001384345 A JP 2001384345A JP 2001384345 A JP2001384345 A JP 2001384345A JP 2003188669 A JP2003188669 A JP 2003188669A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メッキ法を用いても精度良く電極を形成する
ことのできるSAWデバイスの製造方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 圧電基板20のIDT21と第1接続電
極22の非形成部を第1絶縁体23で被覆し、次に、第
1絶縁体23上に第1接続電極22と接続する第2接続
電極24及び第2接続電極24と接続すると共にIDT
21、第1及び第2接続電極22,24を囲む金属パタ
ーン30を形成し、金属パターン30は、第1接続電極
22よりも電気抵抗が小さいものであり、次いでIDT
21と第2接続電極24の非形成部に第2絶縁体25を
設け、第2絶縁体25の上とIDT21、反射器電極2
1aの上方空間を覆うように第3絶縁体26を作製し、
次に、金属パターン30を用いてメッキ法により第2絶
縁体25上に第3接続電極28を設け、最後に圧電基板
20を金属パターン30の上から切断する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSAWデバイスの製
造方法及びSAWデバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在SAWデバイスにおいても半導体デ
バイスと同様にチップサイズパッケージ(以下CSPと
する)化が求められるとともに、SAWデバイスの実装
性を向上させるために回路基板に接続する外部電極を所
望の位置に形成できるものが望まれており、特開200
1−185976号公報に示される構造が知られてい
る。
【0003】従来のSAWデバイスの製造方法について
図面を参照しながら説明する。
【0004】まず図8に示すように圧電基板1上にアル
ミニウムあるいはアルミニウム合金を用いてインターデ
ィジタルトランスデューサ2(以下IDTとする)、こ
のIDT2に接続した第1接続電極3、第1接続電極3
に接続すると共にIDT2と第1接続電極3を囲むよう
に金属パターン(図示せず)を形成する。
【0005】次に、図8に示すようにIDT2の外周及
び上方空間を覆うように金属製のカバー4を第1接続電
極3上に固定し、第1接続電極3上に第2接続電極5を
形成するためにメッキ用ガイド6を作製する。
【0006】その後、圧電基板1をメッキ液に浸漬し、
金属パターンに電圧を印加し、第1接続電極3上にメッ
キを行い、メッキ用ガイド6を除去することにより、図
9に示すような柱状の第2接続電極5を形成する。
【0007】次に、図10に示すように圧電基板1の表
面及び第2接続電極5の側面を覆うように第1樹脂層7
を設け、第1樹脂層7の表面に第2接続電極5に接続す
る第3接続電極8をフォトリソグラフィー法により形成
する。
【0008】その後、図11に示すように第2接続電極
5を形成した方法を用いて、第3接続電極8上に第4接
続電極9を形成し、第3接続電極8及び第4接続電極9
の側面を覆うように第2樹脂層10を形成する。
【0009】次に第2樹脂層10の表面に第4接続電極
9の上端を覆うように外部電極11を作製する。最後に
圧電基板1を金属パターン上から切断することによりS
AWデバイスを得る。
【0010】このSAWデバイスは外部電極11を用い
て回路基板に実装されることとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この方法によると第2
及び第4接続電極5,9をメッキ法により形成するため
に金属パターンを用いて第1及び第3接続電極3,8に
電圧を印加することとなる。
【0012】しかしながら金属パターンは、IDT2と
同じアルミニウムあるいはアルミニウム合金を用いて形
成しているため、電気抵抗が大きい。また、高周波化が
進んでいるため、金属パターンは厚みが薄くなる。また
生産性を向上するため、切断前の圧電基板1は大型化の
傾向にあり、ダイシングラインとしての役割を果たす金
属パターンの幅は広くすることができない。
【0013】従って、メッキ時、圧電基板1上において
は第1、第3接続電極3,8に印加される電圧にばらつ
きが発生する。つまり第2、第4接続電極5,9の高さ
にばらつきが生じ、所望の形状の第2、第4接続電極
5,9を得ることが困難であるという問題点を有してい
た。
【0014】そこで、本発明はメッキ法を用いても精度
良く電極を形成することのできるSAWデバイスの製造
方法及びSAWデバイスを提供することを目的とするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以下の構成を有するものである。
【0016】本発明の請求項1に記載の発明は、特に、
IDT及び接続電極よりも電気抵抗の小さい金属を用い
てメッキにより金属パターンを形成するものであり、均
一な厚みの電極を形成することができる。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、特に、
金属パターンを銅を用いて形成するものであり、電気抵
抗が小さいので、均一な厚みの電極を形成することがで
きる。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、特に、
第1絶縁体は誘電率が5以下のものを用いる方法であ
り、浮遊容量の発生を抑制できる。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、特に、
第1絶縁体をベンゾシクロブテンあるいはポリイミドを
用いるものであり、低誘電率であるので浮遊容量の発生
を抑制できるものである。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明は、特に、
IDTを覆うカバーの側壁となる第2絶縁体形成前に、
圧電基板の表面の凹凸を軽減するように第4絶縁体を設
けるものであり、精度良く第2絶縁体を形成することが
できる。
【0021】本発明の請求項6に記載の発明は、特に、
IDT及び金属パターンで囲まれた第1接続電極を有す
る圧電基板の表面のIDT及び第1接続電極非形成部に
第1絶縁体を設け、この第1絶縁体上に前記第1接続電
極に接続する第2接続電極を形成し、IDT及び第2接
続電極の非形成部にさらに第2絶縁体を設け、そして第
2接続電極上にはメッキ法により第3接続電極を、この
非形成部に第3絶縁体を設けたものであり、所望の位置
に第3接続電極を精度良く形成できるものである。
【0022】本発明の請求項7に記載の発明は、特に、
第2接続電極の途中にインダクタンスあるいはコンデン
サを設けたものであり、所望の特性を有するSAWデバ
イスを容易に得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、実施の形
態1を用いて、本発明の特に請求項1〜8に記載の発明
について説明する。
【0024】図1は本発明の実施の形態1におけるSA
Wデバイスの縦断面図、図2は同横断面図、図3〜図5
は図1、図2に示すSAWデバイスの製造工程を説明す
るための上面図である。
【0025】図において20はタンタル酸リチウム、ニ
オブ酸リチウムなどの単結晶の圧電基板、21は圧電基
板20の上に設けたIDT、21aはIDT21の両側
に設けた反射器電極、22はIDT21に接続した第1
接続電極である。またIDT21どうし、反射器電極2
1aどうしを金属パターン22aで接続している。ID
T21、反射器電極21a、第1接続電極22、金属パ
ターン22aはアルミニウムあるいはアルミニウム合金
を用いて作製したものである。また、23はIDT21
の非形成部及び第1接続電極22の非形成部を覆う第1
絶縁体で、ベンゾシクロブテン(以下BCBとする)で
構成している。
【0026】24は第1接続電極22に接続すると共に
第1絶縁体23上に設けた第2接続電極である。この第
2接続電極24は、二層構造で下層をCr又はTi、上
層をCuを用いて形成したものであり、上層がほとんど
の厚みを占めている。下層は、上層と第1絶縁体23と
の密着性を向上させるために設けるものであり、上層の
Cuよりも電気抵抗が大きく、メッキ時の厚みバラツキ
に寄与するので、密着性を確保できるだけの厚みででき
るだけ薄くすることが望ましい。
【0027】25,26は第2、第3絶縁体である。第
2絶縁体25は第2接続電極24を被覆すると共にID
T21の外周部を覆うカバーの側壁となる。また第3絶
縁体26はIDT21の上方空間を覆うカバーの天井と
なる。従って、第2、第3絶縁体25,26はIDT2
1の上方空間を維持するだけの強度及びIDT21の変
質を防止するために耐湿性を有するアクリル系モノマー
などの樹脂で構成する。27は第2接続電極24の上に
設けた第3接続電極であり、銅を用いて形成したもので
ある。28はSAWデバイスを回路基板に実装するため
に用いる外部電極であり、ハンダを用いて形成したもの
である。
【0028】30は第3接続電極27を形成する時、電
圧供給源となると共に圧電基板20を個々のSAWデバ
イスに分割する際のダイシングラインとなる金属パター
ンであり、第2接続電極24と同様に二層構造で下層を
Cr又はTiで、上層をCuを用いて形成したものであ
る。下層は、上層と第1絶縁体23との密着性を向上さ
せるために設けるものであり、上層のCuよりも電気抵
抗が大きく、メッキ時の厚みバラツキに寄与するので、
密着性を確保できるだけの厚みでできるだけ薄くするこ
とが望ましい。31は金属パターン30に接続したメッ
キ用電極で、第2接続電極24と同様に二層構造であ
る。
【0029】次にこのSAWデバイスの製造方法につい
て説明する。
【0030】まず、図3、図4に示すように、大板状の
圧電基板20の表面にアルミニウムあるいはアルミニウ
ム合金を用いて、フォトリソグラフィー法によりIDT
21、反射器電極21a、第1接続電極22、金属パタ
ーン22aを形成する。
【0031】次に圧電基板20の表面全体に感光性のB
CBを塗布して、所定のパターンで露光、現像すること
によりIDT21、反射器電極21a及び第1接続電極
22の形成部を除いた圧電基板20の表面に第1絶縁体
23を形成する。この第1絶縁体23の厚みは1〜8μ
m程度である。
【0032】次いで図5に示すように、第1接続電極2
2及び第1絶縁体23の上にスパッタ、EB蒸着などに
より二層構造の第2接続電極24、第2接続電極24に
接続すると共に、IDT21、反射器電極21a、第2
接続電極24を囲む金属パターン30及びメッキ用電極
31を形成する。第2接続電極24、金属パターン3
0、メッキ用電極31の下層の厚みは0.05〜0.3
μm、上層の厚みは0.3〜1.5μmである。また金
属パターン30の幅は、細すぎるとインダクタンス成分
が寄生し、広すぎると容量成分が寄生してくるので、こ
れらの影響が小さくなるような幅とする。図5におい
て、点線は、第1絶縁体23の下層に存在するIDT2
1、反射器電極21a、第1接続電極22、金属パター
ン22aで、第2接続電極24、金属パターン30との
位置関係が明確になるように記載したものである。
【0033】その後、圧電基板20上にアクリル系モノ
マーの感光性樹脂シートを貼り付ける。所定のパターン
で露光、現像することにより、IDT21、反射器電極
21a及び第2接続電極24の形成部を除いて、圧電基
板20の上に第2絶縁体25を形成する。この第2絶縁
体25は、IDT21、反射器電極21aの外周部を囲
む壁となると共に、IDT21、反射器電極21aの上
方空間の高さを決定するものである。従ってその厚みは
10〜30μmである。
【0034】次いで、第2接続電極24の形成部を除い
て圧電基板20上に第2絶縁体25と同様の樹脂シート
を貼り付けて硬化させることにより第3絶縁体26を形
成する。第3絶縁体26は、IDT21、反射器電極2
1aの上方空間にも設け、第2絶縁体25、第3絶縁体
26でIDT21、反射器電極21aの外周部及び上方
空間を覆うカバーとなるものである。
【0035】次に、図6に示す圧電基板20を銅メッキ
液に浸漬して、メッキ用電極31に電圧を印加すること
により、第2接続電極24上にメッキを行い柱状の第3
接続電極27を形成する。この時、メッキ用電極31、
金属パターン30は、電気抵抗の小さい銅を主成分とし
て構成されているため、圧電基板20内においては電圧
のばらつきが小さく、且つ均一な厚みにメッキを行うこ
とができる。またメッキ条件は、第3接続電極27が第
3絶縁体26の上方より突出するようにコントロールす
る。
【0036】次いで、圧電基板20をハンダメッキ液に
浸漬し、メッキ用電極31に電圧を印加することによ
り、第3接続電極27上端を覆う外部電極28を形成す
る。
【0037】その後、圧電基板20を洗浄、乾燥し、金
属パターン30の上から切断することにより、図1、図
2に示すSAWデバイスを得る。
【0038】(実施の形態2)以下、実施の形態2を用
いて、本発明の特に請求項5に記載の発明について説明
する。
【0039】図7は本発明の実施の形態2におけるSA
Wデバイスの断面図であり、図1と同様の構成要素につ
いては同番号を付して説明を省略する。図7におい40
は第4絶縁体であり、第1絶縁体23と同様にBCBを
用いて形成したものである。そしてIDT21、反射器
電極21a、第1接続電極22の形成部以外の圧電基板
20の表面を覆うものである。
【0040】次に、このSAWデバイスの製造方法につ
いて説明する。
【0041】実施の形態1と同様にして、図3、図4に
示すように圧電基板20の上にIDT21、反射器電極
21a、第1接続電極22、金属パターン22a、第1
絶縁体23、第2接続電極24を形成する。
【0042】次に第1絶縁体23を形成した時と同様
に、圧電基板20の表面全体に感光性のBCBを塗布し
て所定のパターンで露光、現像し、IDT21、反射器
電極21a、及び第1接続電極22の形成部を除いた圧
電基板20の表面に第4絶縁体40を形成する。
【0043】この第4絶縁体40は、IDT21、反射
器電極21a、第1接続電極22の形成部以外の圧電基
板20の表面の凹凸を軽減するものである。
【0044】次いで実施の形態1と同様に第2絶縁体2
5、第3絶縁体26、第3接続電極27、外部電極28
を形成し、切断して図7に示すSAWデバイスを得る。
【0045】本実施の形態2においては、第4絶縁体4
0を設けて圧電基板20の表面の凹凸を軽減してから、
第2絶縁体25を形成した。第2絶縁体25は、IDT
21、反射器電極21aを覆うカバーの側壁となると共
に、天井となる第3絶縁体26を支持できる強度が要求
されるものである。またIDT21、反射器電極21a
へのメッキ液の浸入を防ぐため、カバーには耐湿性も要
求される。
【0046】従って第2絶縁体25を構成する感光性樹
脂シートは、隙間のないように圧電基板20の表面に貼
り付ける必要がある。
【0047】しかしながら、強度、耐湿性を満足するア
クリル系モノマーなどの感光性樹脂シートは、圧電基板
20表面の凹凸が大きいと、その凹凸に追従させること
が困難となり所望の特性を有するカバーを形成すること
ができなくなる。
【0048】従って、圧電基板20表面の凹凸が大きい
場合、第4絶縁体40を設けて圧電基板20の凹凸を低
減してから第2絶縁体25を形成することが望ましい。
【0049】なお、実施の形態1、2においては、第
1、第4絶縁体23,40としてBCBを用いたが、こ
れ以外にもポリイミドなど誘電率が5以下の材料を用い
て形成することが望ましい。なぜならば、第1、第4絶
縁体23,40の誘電率が大きいと、第1接続電極22
と第2接続電極24間に浮遊容量が発生し、SAWデバ
イスの特性に悪影響を及ぼす恐れがあるからである。ま
たBCBが特に好ましい理由としては、誘電率が2.6
5と小さく、かつその熱処理温度が200〜250℃と
低く、焦電破壊を抑制することができるからである。
【0050】さらに、第2接続電極24、金属パターン
30、メッキ用電極31はアルミニウムあるいはアルミ
ニウム合金よりも電気抵抗の低い銅を主成分として構成
している。従って、圧電基板20の全体に印加される電
圧のばらつきは小さくなり、メッキ厚み、すなわち第3
接続電極27の高さのバラツキも小さくなるのである。
従って銅に変えてアルミニウムあるいはアルミニウム合
金よりも電気抵抗の小さい金属であるAg,Auを用い
ても構わない。
【0051】メッキ用電極31は、下層がCrまたはT
i、上層がCuと二層構造である。CrもTiも電気抵
抗はCuと比較すると大きいが、第1絶縁体24との密
着強度を大きくするためには必要である。従って、その
厚みは必要最小限とし、できるだけ薄く形成し、電気抵
抗の低い金属が大部分を占めるようにする必要がある。
また本実施の形態2では第2接続電極24、金属パター
ン30をスパッタあるいはEB蒸着により形成している
が、Cuの厚みを厚くした場合は、この上にメッキを行
うことにより厚くすることができる。
【0052】また、図4に示すように、IDT21間及
び反射器電極21a間を金属パターン22bで接続して
いるため、IDT21に接続した第1接続電極22の一
方は、周囲を金属で取り囲まれている。このような電極
パターンを有するSAWデバイスにおいては、従来の製
造方法を用いた場合、中央部の第1接続電極22にメッ
キを行うことは不可能である。しかしながら、本発明に
おいては第2接続電極24を用いてメッキを行うため、
どのような電極パターンを有するSAWデバイスにも適
用することができるのである。
【0053】また、第2接続電極24を形成する際、第
2接続電極24の途中にインダクタやコンデンサを設け
ることにより、所望の特性を有するSAWデバイスを容
易に得ることができる。
【0054】さらに、従来グランド電極間の距離が長
く、寄生のインダクタンス成分を発生してしまう構造の
SAWデバイスにおいても、本発明のようにインダクタ
ンス成分の発生を抑制できる第2接続電極24を形成す
ることにより、優れた特性のSAWデバイスを得ること
ができる。
【0055】
【発明の効果】以上本発明によると、メッキ法により形
成する第3接続電極を精度良く作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるSAWデバイス
の縦断面図
【図2】同横断面図
【図3】本発明の実施の形態1、2におけるSAWデバ
イスの製造工程を説明するための上面図
【図4】図3の要部拡大上面図
【図5】本発明の実施の形態1、2におけるSAWデバ
イスの製造工程を説明するための上面図
【図6】同上面図
【図7】本発明の実施の形態2におけるSAWデバイス
の縦断面図
【図8】従来のSAWデバイスの製造工程を説明するた
めの断面図
【図9】同断面図
【図10】同断面図
【図11】同断面図
【符号の説明】
20 圧電基板 21 IDT 21a 反射器電極 22 第1接続電極 22a 金属パターン 23 第1絶縁体 24 第2接続電極 25 第2絶縁体 26 第3絶縁体 27 第3接続電極 28 外部電極 30 金属パターン 31 メッキ用電極 40 第4絶縁体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にインターディジタルトランスデュ
    ーサ及びこのインターディジタルトランスデューサに接
    続した第1接続電極を有する圧電基板の前記インターデ
    ィジタルトランスデューサの非形成部及び前記第1接続
    電極の非形成部を第1絶縁体で被覆する第1の工程と、
    次に、前記第1絶縁体上に前記第1接続電極と電気的に
    接続する第2接続電極及び前記第2接続電極と接続する
    と共に前記インターディジタルトランスデューサ、前記
    第1及び前記第2接続電極を囲む金属パターンを形成す
    る第2の工程と、次いで前記第2接続電極の非形成部及
    び前記インターディジタルトランスデューサの非形成部
    に第2絶縁体を設ける第3の工程と、その後前記第2絶
    縁体の上及び前記インターディジタルトランスデューサ
    の上方空間を覆うように第3絶縁体を作製する第4の工
    程と、次に前記金属パターンを用いてメッキ法により前
    記第2絶縁体上に第3接続電極を設ける第5の工程と、
    前記圧電基板を前記金属パターンの上から切断する第6
    の工程とを備え、前記金属パターンを構成する金属は前
    記第1接続電極を構成する金属よりも電気抵抗が小さい
    ものを用いるSAWデバイスの製造方法。
  2. 【請求項2】 金属パターンは少なくとも銅を用いて形
    成する請求項1に記載のSAWデバイスの製造方法。
  3. 【請求項3】 第1絶縁体は誘電率が5以下のものを用
    いる請求項1に記載のSAWデバイスの製造方法。
  4. 【請求項4】 第1絶縁体はベンゾシクロブテンあるい
    はポリイミドを用いた請求項1に記載のSAWデバイス
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 第2の工程後で第3の工程前に、圧電基
    板の表面のインターディジタルトランスデューサの非形
    成部及び第1接続電極の非形成部の凹凸を軽減するよう
    に第4絶縁体を設ける請求項1に記載のSAWデバイス
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 圧電基板と、この圧電基板の表面に設け
    たインターディジタルトランスデューサ及びこのインタ
    ーディジタルトランスデューサに接続した複数の第1接
    続電極と、前記圧電基板の表面の前記インターディジタ
    ルトランスデューサ及び前記第1接続電極の非形成部に
    設けた第1絶縁体と、前記第1接続電極に接続すると共
    に前記第1絶縁体上に設けた第2接続電極と、前記圧電
    基板の表面の前記インターディジタルトランスデューサ
    及び前記第2接続電極の非形成部に設けた第2絶縁体
    と、前記圧電基板の表面の前記第2接続電極の非形成部
    に設けた第3絶縁体と、前記第3絶縁体から突出するよ
    うに前記第2接続電極上にメッキ法により設けた第3接
    続電極とを備え、前記第1接続電極の少なくともひとつ
    は外周部が金属で囲まれているSAWデバイス。
  7. 【請求項7】 第2接続電極の中間にインダクタンスあ
    るいはコンデンサを設けた請求項6に記載のSAWデバ
    イス。
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