JP4484934B2 - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、端子が電解メッキにより厚く形成された電子部品及びその製造方法に関する。
近年、携帯電話、トランシーバー、デジタルカメラ等の携帯機器の小型化が急速に進んでいる。このような携帯機器の小型化を受けて、その構成部品である各種電子部品(例えば、弾性表面波デバイス(surface acoustic wave device, SAWデバイス)のような圧電デバイス、集積回路デバイス(integrated circuits device, IC)、水晶振動子、ドライバー等)の小型化が強く求められている。
このような要求を満たす技術として、WLCSP(wafer level chip size package)が開発された。WLCSPは、ウエハー状態のままSAWやICを封止する最新のパッケージ技術である。
WLCSPでは、まず、一つ又は複数の機能素子(例えば、SAW)が設けられた、チップ化予定の領域をウエハー上に多数形成し、これらの領域夫々に更に端子や配線を形成する。次に、これらの領域をウエハー状態のまま樹脂等で封止し、最後に、これらの領域をウエハーから切り出して電子部品とする(特許文献1)。
多くの場合、WLCSPでは、その端子は、電解メッキにより厚く形成される(特許文献1)。電解メッキを実施するためには、下地層となる電極を設け、この電極に配線を接続して外部電源から電流を供給する必要がある。
このメッキ用の配線は、チップ化後の電子部品には不要である。従って、このような配線は、電解メッキ後に除去あるいは切断される。
ところで、WLCSPの開発以前から、多数の素子が形成されたウエハー上に電解メッキによって厚い金属層を形成し、その後個々の電子部品に分割する技術は存在していた。例えば、TAB(Taped-Automated-Bonding)用の半導体部品の製造で、このような技術は使用されている(特許文献2)。
TAB用の半導体部品には、ボンディング端子としてのバンプ(突起)が電解メッキによって形成される。図1は、TAB用半導体部品の製造方法に於けるバンプ形成工程を説明する図である。図1(a)は、メッキ用のパッド2(下地層)と配線4が半導体基板6の上に形成された状態を説明する平面図である。一方、図1(b)は、図1(a)に於いて破線で囲われた領域Aを拡大した図である。
バンプを形成するためには、まず、半導体基板6の上に絶縁膜(図示せず)を形成する。
次に、その上に、パッド2及び半導体基板6上の全てのパッド2に共通に接続される配線4を形成する。ここで、引き出し線5を除く配線4の主要部は、スクライブ線上に設ける。
次に、配線4を被覆するフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
そして、配線4を給電ラインとして、メッキ法によりパッド2の上にバンプを形成し、フォトレジスト膜を除去する。
その後、上記スクライブ線に沿って、配線4の幅より広い切削幅8を有するダイシングソー(dicing saw)によって、配線4及び半導体基板6を切削して、個々の半導体チップに分離する。この時、配線4で共通に接続されていた各バンプは、電気的に分離される。
特開2003−188669号公報 特開昭63−269549号公報 特開2006−245494号公報
図1を参照して説明した方法によれば、配線4すなわち給電ラインは、ダイシングソーによる半導体チップの切り離しと同時に除去される。従って、この方法は、給電ライン除去のための専用工程を必要としない効率的な電子部品の製造方法といえる。
しかし、この方法には、ダイシングソー(以下、ダイサーと呼ぶ)による切削位置が僅かにズレただけで、バンプすなわち端子間の絶縁性が保てなくなるという問題がある。
一般に電子部品の製造方法では、一枚のウエハー(基板)からなるべく多くの電子部品を製造できるように、切削幅8すなわちダイサーのブレード幅は、配線すなわち給電ラインの幅より僅かに広く設定される(例えば、給電ラインの幅40μmに対して、切削幅が50μm)。このため、ダイサーによる切削位置が、切削予定領域から僅かにズレただけでも、給電ラインの切残しが生じてしまう。
図2は、切削領域14が切削予定領域から僅かにズレてしまった状態を説明する概念図である。
給電ライン10で囲まれたチップ化予定領域12,12´には、パッド2の他にも、機能素子(図示せず)やパッド2からこの機能素子に延在する配線が形成される。しかし、図面が複雑になるので、図2では省略されている。
尚、図2には、切削予定領域も図示されていない。但し、切削予定領域は、給電ライン10より僅かに幅広で、且つ給電ライン10をその中央に含む領域である。すなわち、切削予定領域は、給電ライン10の設けられた領域と略一致する。
図2に示した例では、左右両端及び上下に位置する切削予定領域と、ダイサーによって切削された切削領域14は一致している。従って、これらの位置では、給電ライン10は、ダイサーの切削によって完全に除去される。
一方、中央の切削予定領域では、ダイサーの切削領域14´が左側に僅かにズレている。このため、右側に位置するチップ化予定領域12´から分割されたチップには、給電ライン10の切残しが発生する。
図3は、チップ化予定領域12´から分割されたチップ18の状態を説明する平面図である。
図3に示すように、チップ18の左辺に沿って、給電ラインの切残し16が延在している(尚、チップの端は、給電ラインの切残しと区別するため、破線で示されている。他の図面に於いても同様である。)。
チップ18左側に整列した複数のバンプ20´の夫々が、引き出し配線5によって、この給電ラインの切残し16に接続されている。従って、(チップ18の左側に配列された)バンプ20´は互いに電気的に接続されてしまう。
そこで、本発明の目的は、メッキによって厚く形成された端子を有する電子部品において、ダイサーによる切削領域が切削予定領域からズレても、給電ラインの切残しによって、端子同士が電気的に接続されることのない電子部品及びその製造方法を提供することである。
(第1の側面)
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、基板と、前記基板上に形成された機能素子と、前記機能素子に接続された第1の端子電極と、前記第1の端子電極の上に積層された第2の端子電極を有する複数の端子と、一端が前記第1の端子電極に電気的に接続され且つ他端が前記基板の端に達する給電ラインとを具備し、前記給電ラインが、前記端に直接達する第1の部分と、前記第1の部分から分岐し、その後前記端に達する第2の部分を有する電子部品である。
本側面によれば、給電ラインが基板の端に沿って切残されることがないので、給電ラインの切残しによって、端子同士が電気的に接続されることがない。
(第2の側面)
本発明の第2の側面は、第1の側面において、前記第1の部分が、前記端に垂直であることを特徴とする。
本側面によれば、切削前の基板上に於いて、対向する第1の端子電極同士を最短距離で接続することができる。従って、給電ラインの抵抗が小さくなる。
(第3の側面)
本発明の第3の側面は、第1の側面において、前記第2の部分が、前記端に対して平行に進んだ後、折れ曲がることを特徴とする。
(第4の側面)
本発明の第4の側面は、第1の側面において、前記第2の端子電極が、メッキで形成されていることを特徴とする。
第4の側面によれば、給電ラインが基板の端に沿って切残されることがないので、メッキで端子を厚く形成する電子部品の歩留まりが向上する。
(第5の側面)
本発明の第5の側面は、第1の側面において、前記機能素子が、櫛型電極を含む弾性表面波デバイスであることを特徴とする。
(第6の側面)
本発明の第6の側面は、第5の側面において、前記櫛型電極、前記第1の端子電極、及び前記給電ラインが、同一の金属層で形成されていることを特徴とする。
(第7の側面)
本発明の第7の側面は、第6の側面において、前記給電ラインの上に、他の金属層が積層されていることを特徴とする。
(第8の側面)
本発明の第8の側面は、基板と、前記基板上に形成された機能素子と、前記機能素子に接続された第1の端子電極と、前記第1の端子電極の上に積層された第2の端子電極を有する複数の端子と、一端が前記第1の端子電極に電気的に接続され且つ他端が前記基板の端に達する給電ラインを具備し、前記端を越えて前記給電ラインが延長された仮想の配線が、同一構造を有する仮想の電子部品が備える仮想の給電ラインに接続するように、前記仮想の電子部品を前記基板の周囲に並置した場合に、前記給電ラインと前記仮想の配線の延長部分と前記仮想の給電ラインが接続された復元給電ラインが、一の前記第1の端子電極から始まり、その後、前記端と前記仮想の電子部品の間の溝を孤立した線分で横切り、前記仮想の電子部品が有する一の仮想の前記第1の端子電極に達し、その後、前記溝を孤立した線分で横切り、他の前記第1の端子電極に達することを繰り返しながら、前記溝の一端側から他端側に達する電子部品である。
本側面によれば、給電ラインが基板の端に沿って切残されることがないので、端子同士が電気的に接続されることがない。
(第9の側面)
本発明の第9の側面は、第8の側面において、前記給電ラインは、前記第1の端子を出発した後、一旦元来た経路を逆行し、その後分岐することを特徴とする。
(第10の側面)
本発明の第10の側面は、基板の切削が予定されている第1の切削予定領域の両側に沿って配列された、電子部品となる複数の領域に設けられる複数の第1の端子電極と、一の前記第1の端子電極から始まり、その後、前記第1の切削予定領域及び前記第1の切削領域に交差する第2の切削予定領域の何れか一方を孤立した線分で横切り、更に横切って到達した領域に設けられる一の前記第1の端子電極に達することを繰り返しながら、前記切削予定領域の一端から他端に達する給電ラインを形成し、前記給電ラインから供給する電流によって、前記第1の電極の上に、電解メッキによって第2の端子電極を形成し、前記切削予定領域で、前記基板を切削する電子部品の製造方法である。
本側面によれば、給電ラインの切残しによって、端子同士が電気的に接続されることはない。
(第11の側面)
本発明の第11の側面は、第10の側面において、前記給電ラインを形成する工程で、前記切削予定領域の中央に金属層によってダイシングラインを形成し、前記基板を切削する工程で、前記ダイシングラインを目印として、前記基板を切削することを特徴とする。
本側面によれば、基板を切削する工程に於いて、切削すべき領域(切削予定領域)の特定が容易になるので、電子部品の生産性が向上する。
(第12の側面)
本発明の第12の側面は、第11の側面において、前記ダイシングラインが、分断されずに複数の前記領域に沿って形成されていることを特徴とする。
本側面によれば、基板の切削工程に於いて、基板のチッピングを防止することができる。
(第13の側面)
本発明の第13の側面は、第11の側面において、前記ダイシングラインの側面に複数の突起が形成されていることを特徴とする。
本側面によれば、基板を切削する工程に於いて、ダイシングラインの特定が容易になる。
(第14の側面)
本発明の第14の側面は、第10の側面において、前記給電ラインが、前記第1の切削予定領域を挟んで真向いに配置される一対の前記第1の端子電極を、前記第1の切削予定領域を横切って接続する第1の部分と、前記第1の部分から分岐し、且つ前記第1の切削予定領域を挟んで斜めに配置される一対の前記第1の端子電極を、前記第1の切削予定領域を横切って接続する第2の部分を有することを特徴とする。
(第15の側面)
本発明の第15の側面は、第14の側面において、前記第1の部分が直線であることを特徴とする。
本側面によれば、対向する第1の端子電極を最短距離で接続することができるので、給電ラインが短くなり、その抵抗値が小さくなる。
(第16の側面)
本発明の第16の側面は、第14の側面において、前記第2の部分がクランク状であることを特徴とする。
本発明に従う電子部品又はその製造方法によれば、給電ライン10は、切削予定領域の内側ではなく、切削予定領域を横切るように形成される。従って、ダイサーによる切削領が切削予定領域からズレたとしても、基板の端に沿って給電ラインが切残され、端子電極同士が電気的に接続されることはない。
すなわち、本実施の形態に従う電子部品又はその製造方法によれば、基板の切削位置がズレても、電子部品の端子が給電ラインの切残しによって電気的に接続されることはない。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲は、これらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
(実施の形態1)
本実施の形態は、分岐し且つ一端が基板の端に達する給電ラインを有する弾性表面波部品及びその製造方法に関するものである。
図4は、本実施の形態に従う弾性表面波デバイス22を、圧電基板24の主面を覆う樹脂層を透視して見た平面図である。図4に示すように、本実施の形態に従う弾性表面波デバイス22には、フィルターや反射器等の弾性表面波素子26が集積化されている。また、本実施の形態に従う弾性表面波デバイス22は、WLCSPによってパッケージされている。
本実施の形態に従う弾性表面波デバイス22の構成を製造手順に従って説明すると、以下のようになる。
(1)製造手順
図5は、本実施の形態に従う弾性表面波デバイス22の製造手順を示すフロー図である。また、図6乃至図10は、本実施の形態に従う弾性表面波デバイス22の製造手順を、図4のA−A´線に沿った断面に基づいて説明する工程断面図である。
(ステップS1)
まず、図6(a)に示すように、LiTaOからなる圧電基板24を用意する。
(ステップS2)
次に、図6(b)に示すように、アルミニウム又はアルミニウム合金を用いてインターディジタルトランスデューサ26(interdigital transducer; 以下、IDTと称する)と、このIDT26に接続される第1の端子電極30と、幅40μmの給電ライン29と、幅10μmのダイシングライン32を、圧電基板24の上に同時に形成する。アルミニウム又はアルミニウム合金の厚さは、例えば、100nm〜400nmである。
IDT26、第1の端子電極30、及び給電ライン29を形成するためには、まず、マグネトロンスパッタ等により圧電基板24の上に、Al膜又はAl合金膜を形成する。その後、フォトリソグラフィ技術を用いて、IDT26、第1の端子電極30、及び給電ライン29に加工する。
図11は、圧電基板24の上に、給電ライン29等が形成された状態を説明する平面図である。図12は、図11に於いて破線で囲われた部分31を拡大した図である。図13は、更に、図12に於いて、破線で囲われた部分33を拡大した図である。
以下、図11乃至図13を参照して、本ステップで形成される電極及び配線の構造について詳しく説明する。
本ステップでは、図11及び図12(特に、図12)に示すように、圧電基板24の切削が予定されている、幅50μmの切削予定領域34,34´の両側に沿って配列された(弾性表面波デバイスとなる)複数の領域36に、IDT26(図4参照)と複数の第1の端子電極30を形成する。
すなわち、本ステップでは、基板(圧電基板24)の切削が予定されている切削予定領域34の両側に沿って配列された、電子部品(弾性表面波デバイス)となる複数の領域36に設けられる複数の第1の端子電極30を形成する。
また、本ステップでは、図11及び図13(特に、図13)に示すように、一の第1の端子電極30(例えば、端子A)から始まり、その後、第1の切削予定領域34及び第1の切削領域に交差する第2の切削予定領域34´の何れか一方を孤立した線分(例えば、線分a)で横切り、更に横切って到達した領域に設けられる他の第1の端子電極30(例えば、端子A´)に達することを繰り返しながら、第1の切削予定領域34の一端(例えば、上端)から他端(例えば、下端)に達する給電ライン29を形成する。
「一の第1の端子電極30」、「孤立した線分」、及び「他の第1の端子電極30」の他の例としては、端子B、線分b、及び端子B´がある。
尚、図13では、端子A,A´、端子B,B´、及び線分a,bは、それぞれ、白丸、二重白丸、白線でマークされている。また、給電ライン29の幅は、例えば、40μmである。
更に、詳細に説明するならば、本ステップで形成する給電ライン29は、図11及び図14(特に、図14)に示すように、第1の切削予定領域34を挟んで真向いに配置される一対の第1の端子電極40を、切削予定領域34を横切って接続する第1の部分42を有する。更に、給電ライン29は、第1の部分42から分岐し、且つ切削予定領域34を挟んで斜めに配置される一対の第1の端子電極44を切削予定領域34を横切って接続する第2の部分46とを有する。
更に説明するならば、本ステップで形成する給電ライン29では、図14に示すように、給電ライン29の第1の部分42は直線である。一方、給電ライン29の第2の部分46は、クランク状である。
給電ライン29の第1の部分42が直線なので、対向する第1の端子電極同士を最短距離で接続することができる。従って、給電ラインの抵抗が小さくなり、メッキ斑が少なくなる。
本ステップでは、上述したように、幅50μmの切削予定領域34の中央に金属層によって幅10μmのダイシングライン32を形成する(図12及び図13参照)。更に、詳しく説明するならば、本実施の形態では、ダイシングライン32は、分断されずに複数の(電子部品となる)領域36に沿って形成される。
このダイシングライン32は、後述する圧電基板24の切削工程に於いて、ダイサーで切削すべき位置を指し示している。但し、ダイシングライン32の形成は、必須ではなく、省略可能である。
(ステップS3)
次に、IDT26等の形成された圧電基板24の上に、スパッタによりSiO膜48を堆積する(図6(c)参照)。
(ステップS4)
次に、フォトリソグラフィ法とエッチングにより、給電ライン29と第1の端子電極30の上に堆積したSiO膜を除去する(図7(a))。
(ステップS5)
次に、リフトオフ法と蒸着法によって、ステップ4によって開口された、給電ライン29及び第1の端子電極30の上に、厚さ200nmのTi膜50と厚さ150nmのAu膜52を順次蒸着法によって堆積する。
Au膜52とAl膜54の間にTi膜50を介在させることによって、Au膜52が、下地層すなわちAl膜54(又はAl合金膜)と良く密着性するようになる(図7(b))。低抵抗のAu膜が積層されることにより、Au膜52及びTi膜50と一体化した給電ラインの抵抗値が小さくなる。
(ステップS6)
次に、給電ライン29にTi膜50とAu膜52が積層された圧電基板24の上に、感光性のエポキシ樹脂あるいはポリイミド樹脂を塗布し、その後加熱して硬化させる。
次に、IDT26、第1の端子電極30、及び切削予定領域34の上以外の領域で、硬化させたエポキシ層あるいはポリイミド層56に紫外線を照射する。
その後、このエポキシ層あるいはポリイミド層56を現像して、IDT28、第1の端子電極30、及び切削予定領域34の上に形成されたエポキシ層あるいはポリイミド層56を除去する(図7(c)参照)。
(ステップS7)
次に、IDT26、第1の端子電極30、及び切削予定領域34の上で開口したエポキシ層あるいはポリイミド層56の上に、第1の感光性樹脂シート58を貼り付ける。
次に、第1の端子電極30、及び切削予定領域34の上以外の領域で、第1の感光性樹脂シート58に紫外線を照射する。
その後、感光性樹脂シート58を現像して、第1の端子電極30及び切削予定領域34の上で、第1の感光性樹脂シート58を除去する。
更に、第1の端子電極30及び切削予定領域34で開口した第1の樹脂シート58の上に、第2の樹脂シート59を貼り付け、その後第1の樹脂シート58に対して実施した工程と同様の手順によって、第1の端子電極30の上部を開口する(図8(a)参照)。
(ステップS8)
次に、給電ライン29から供給する電流によって、第1の電極30の上に、電解メッキによって厚い第2の端子電極60を形成する(図8(b)参照。)。
この第2の端子電極60と第1の端子電極30が一体となって、弾性表面波デバイス22の端子となる。
(ステップS9)
次に、第2の端子電極60の上に、ボール状の半田62を装着する(図9(a)参照)。
(ステップS10)
次に、ダイシングライン32を目印として、ダイサー64により、切削予定領域34で圧電基板24を切削する(図9(b)参照)。
以上のような工程により、図10に示すような断面構造と図4に示すような平面構造を備えた弾性表面波デバイス22が完成する。
その後、弾性表面波デバイス22は、球状の半田62に対応する位置に電極が設けられた表面実装基板の上に、表面実装基板の電極と半田62が一致するように配置される。次に、リフロー処理によって、半田62と上記電極が接続され、弾性表面波デバイス22が表面実装基板に実装される。
実装された弾性表面波デバイス22は、端子66を信号の入出力ポートとして、実装基板と電気信号の受け渡し、即ち通信を行う。
(原 理)
図15は、切削後の圧電基板の平面図である。図15に示された圧電基板では、右側の切削領域14が、切削予定領域34からズレている。
本実施の形態に従って形成される給電ライン29は、図2に示す関連技術に関する給電ライン10とは異なり、切削予定領域34,34´の内側ではなく、切削予定領域34を横切るように形成される(図13参照)。従って、ダイサーによる切削領域14が切削予定領域34,34´からズレたとしても、図15に示すように、給電ライン29の切残しによって第1の端子電極30同士が接続されることはない。
すなわち、本実施の形態に従う電子部品の製造方法によれば、基板の切削位置(切削領域)がズレても、端子が給電ラインの切残しによって電気的に接続されることはない。
尚、図15は、切削後の圧電基板の状態を、樹脂層(エポキシ膜あるいはポリイミド膜56、第1及び第2の感光性樹脂シート58,59)を透視して見た平面図である。
また、本実施の形態では、図12等に示すように、ダイシングライン32が、切削予定領域34,34´の中央を走っている。しかし、ダイシングライン32は給電を担うものではないので、切削予定領域34,34´より十分に細くすることができる。
例えば、本実施の形態では、切削予定領域34,34´の幅(ダイサーのブレード幅)は、50μmであり、一方、ダイシングライン32の幅は10μmである。従って、切削領域14が、切削予定領域34,34´から、多少ずれてもダイシングライン32が切残されることはない。
尚、付言するならば、本実施の形態の給電ライン29の幅は40μmであるが、この幅をこれ以上細くすることは容易ではない。
給電ライン29が細くなり過ぎると、その抵抗値が高くなる。このため、このような給電ラインを用いてメッキをした場合、メッキ斑が起こりやすくなる。その結果、メッキで形成される第2の端子電極60の厚さが一定でなくなる。このようなメッキ斑の発生は避けなければならないので、給電ライン29の切残しを無くすために給電ライン29の幅を狭くすることには限界がある。
給電ライン29の幅を狭くしても、給電ライン29を厚く形成すればその抵抗値を下げることはできる。しかし、本実施の形態では、給電ライン29はIDT28と同時に形成されるので、給電ライン29を厚く形成することは困難である。
これは、弾性表面波素子の動作周波数が高くなるほど、IDT29を薄く形成しなければならないことに起因する。例えば、中心周波数が高周波化された現在の弾性表面波素子 では、40μm幅の給電ライン29でさえ、メッキ斑を起こし得るほど薄くなっている。
そこで、本実施の形態では、給電ライン29の上に、更に他の金属膜(Ti膜50とAu膜52)を形成して、その抵抗値を低くしている(ステップ5参照)。
ところで、本実施の形態では、給電ライン29は切削予定領域を横切るように形成されるので、給電ライン29の幅を切削予定領域の幅より細くする必要はない。従って、給電ライン29の幅を、例えば、80μmと広くして給電ライン29の抵抗値を下げ、メッキ斑が起こり難くすることも可能である。
尚、給電ライン29を低抵抗金属、例えばAuで形成すれば、給電ラインが薄く且つ細くても、その抵抗を低くすることができる。しかし、上述した弾性表面波デバイスの製造方法のように、給電ラインを機能素子の電極(例えば、IDT28)と同時に形成して、製造工程を簡素化することが普通である。従って、給電ラインの材料は、機能素子の電極材料(例えば、Al)と同じ材料に制限されてしまう。故に、給電ライン29を低抵抗金属で形成して、低抵抗化することもできない。
ところで、ダイシングライン32は、ダイサーによる切削位置を指し示して、圧電基板24の切削を容易にするためだけのものではない。ダイシングライン32は、切削時に於ける圧電基板24のチッピング(chipping)を防止する上でも有効である。
圧電基板をダイサーで切削する道筋に配線が横たわっていると、その配線を切削する時に、切削領域14に隣接した圧電基板24が砕けて小片となる。このようなチッピングは、切削領域14の近くに形成された部材、例えば第1及び第2の端子電極30,60を破壊する。
しかし、本実施の形態では、ダイシングライン32が、切削予定領域34,34´内を通り抜けているので、ダイサーは金属膜を連続して切削することになる。このため、チッピングは殆ど起こらない。従って、緩衝エリアを切削領域の両側に設けて、チッピングによる悪影響を回避する必要がなくなる。このため、電子部品が小さくなり、その分より多くの電子部品を一枚の基板から製造することができるようになる。
(構 成)
最後に、以上の手順に従って製造される弾性表面波デバイス22の構成上の特徴について説明する。
図4に示すように、本実施の形態に従って製造される電子部品(弾性表面波デバイス22)は、基板(圧電基板24)と、この基板24の上に形成された機能素子(弾性表面波素子26)を備えている。
また、本電子部品22は、この機能素子に接続された第1の端子電極30と、第1の端子電極30の上に積層された第2の端子電極60とを有する複数の端子66を備えている。
更に、本電子部品22は、一端が第1の端子電極30に電気的に接続され且つ他端が基板24の端68に達する給電ライン29を具備している。
そして、給電ライン29は、端68に直接達する第1の部分70と、第1の部分70から分岐し、その後端68に達する第2の部分72を有している。
ここで、第1の部分70は、端66に垂直であっても斜めであってもよい。また、第2の部分72は、図4に示すように、端66に平行に進んだ後、折れ曲がっていてもよい。
以上のような構成を有する電子部品22であれば、上述した製造方法によって製造することができるので、その製造工程において圧電基板の切削位置がズレても、給電ラインの切残しによって、端子66同士が電気的に接続されることはない。
一方、上記手順に従って製造される弾性表面波部品22の構成上の特徴を、次のように説明することもできる。
図16は、上記手順に従って製造される弾性表面波部品22の構成上の特徴を、異なる観点から説明するための平面図である。
中央に描かれた図は、上記手順に従って製造される弾性表面波デバイス22を表す。この弾性表面波デバイス22の周囲に描かれた図は、弾性表面波デバイス22と同一構造を有する仮想の弾性表面波デバイス74である。尚、図16では、図面が煩雑にならないように機能素子26は省略されている。
まず、本実施の形態に従って製造される電子部品(弾性表面波デバイス22)は、図4に示されるように、基板(圧電基板24)と、基板の上に形成された機能素子(弾性表面波素子26)を有する。
また、本実施の形態に従って製造される電子部品22は、この機能素子に接続された第1の端子電極30と、第1の端子電極30の上に積層された第2の端子電極60とを有する複数の端子66を有する。
そして、本実施の形態に従って製造される電子部品22は、一端が第1の端子電極30に電気的に接続され且つ他端が基板の端68に達する給電ライン29を具備している。
次に、このような電子部品22に対して、図16に示すように、端68を越えて給電ライン29が延長された仮想の配線が、同一構造を有する上記仮想の電子部品(仮想の弾性表面波部品74)が備える仮想の給電ライン76に接続するように、仮想の電子部品(仮想の弾性表面波部品74)を基板(すなわち、電子部品22)の周囲に並置した場合を想定する。
この場合、本実施の形態に従って製造される電子部品22では、給電ライン29と仮想の配線の延長部分75と仮想の給電ライン76が接続されて復元された復元給電ライン78が、一の第1の端子電極Aから始まり、その後、基板の端68と仮想の電子部品(仮想の弾性表面波部品74)の間の溝80を孤立した線分で横切り、仮想の電子部品(仮想の弾性表面波部品74)が有する一の仮想の第1の端子電極Bに達し、その後、溝80を孤立した線分で横切り、他の第1の端子電極Cに達することを繰り返しながら、溝80の一端側(上側)から他端側(下側)に達する。
このような電子部品は、上記手順(ステップS1〜ステップS10)に従って製造される電子部品に他ならず、従って、製造工程において基板の切削位置がズレても、給電ラインの切残しによって、端子66同士が電気的に接続されることはない。
(実施の形態2)
本実施の形態は、ダイシングラインの側面に突起を設けた電子部品の製造方法に関する。
本実施の形態に従う電子部品の製造方法は、ダイシングラインの側面に複数の突起82が形成されている点を除き、実施の形態1の製造方法と略同じである。
図17には、電子部品となる領域36の外周部に形成されたダイシングライン32を説明する平面図である。図18は、図17に於いて破線で囲われた領域Aを拡大した図である。
本実施の形態では、図18に示すように、側面に突起を有するダイシングラインを形成する。従って、基板を切削して電子部品を切り出す際に、ダイシングラインを給電ライン30と識別することが容易になり、生産性が向上する。
本実施の形態のダイシングライン32は、実施の形態1のダイシングラインとは異なり、直線状ではなく切削予定領域34,34´の交点を迂回するように形成される(図17及び図18参照)。これは、切削予定領域34,34´の交点に紫外線露光用の位置合せマークを形成するためである。
(比較例)
実施の形態1に従う電子部品の製造方法では、図13に示すように、切削予定領域34,34´を孤立した線分a,bとして横切る給電ライン29を機能素子の形成された基板上に設ける。
しかし、切削予定領域34,34´を、孤立していない線分、例えば他の線分と交差した線分によって横切る給電ラインを考えることもできる。
図19は、切削予定領域34,34´を、交差する線分によって横切る給電ラインの例を説明する図である。
給電ライン88は、第1の端子電極30,30´をジグザグに接続する給電幹線84と、この給電幹線84と斜めに交差する給電枝線86を有している。給電幹線84は第1の端子電極30,30´をジグザクに接続するので、第1の端子電極30,30´の半分が接続されないまま残される。
給電枝線86は、この接続し残された第1の端子電極30,30´を接続する役割を担っている。このような給電ラインを用いて電子部品が製造された例はないが、電子部品搭載用基板の製造に適用された例はある(特許文献3)。
しかし、このような給電ラインを用いた場合、切削領域14が本来の切削位置から僅かにズレただけでも給電ライン29は分断されず、第1の端子電極30,30´が電気的に接続された状態のままになってしまう。
例えば、図19に示した例では、中央の切削領域14´が本来の切削位置(切削領域)より左側にズレている。図20は、この場合に切り出される電子部品の平面図である。
図20に示すように、右側の給電ライン88は、正しく分断されている。しかし、左側の給電ライン88´は、分断されていない。
このため、左側に配列された第1の端子電極30´は、切削後も、給電ライン30´によって電気的に接続されたままである。
これは、給電ライン88,88´が、切削予定領域34,34´を、交差する線分として横切っているためである。
これに対して、上記実施の形態では、給電ライン88が、切削予定領域34,34´を、孤立した線分として横切っているので、切削領域が本来の位置からズレても、給電ラインは分断される。従って、第1の端子電極30が、給電ラインによって電気的に接続されることはない。
(変形例)
図21及び図22は、実施の形態1の変形例である。
実施の形態1に従う電子部品の製造方法では、図14に示すように、第1の切削予定領域34を挟んで真向いに配置された第1の端子電極対40を直線で接続する第1の部分42と、この第1の部分42から分岐したクランク状の第2の部分46を有する給電ライン29を形成する。
しかし、本発明で形成する給電ラインの形状は、このような形状に限られるものではなく、第2の部分46´が、図22のように切削領域14を斜めに横切る直線であってもよい。
また、図14では第2の部分46は第1の部分42の途中から分岐しているが、図22のように、第1の端子電極30から直接分岐してもよい。
また、実施の形態1及び2では、基板を圧電基板とし、機能素子としては、弾性表面波素子を形成した。しかし、基板及び機能素子はこれらに限られるものではなく、例えば、半導体基板上にメモリー等の半導体部品を形成してもよい。
TAB用半導体部品の製造方法に於けるメッキ工程を説明する図である。 関連技術において、ダイサーによる切削位置が、切削予定領域から僅かにズレた状態を説明する概念図である。 給電ラインが切残された状態のチップの平面図である。 実施の形態1に従う弾性表面波デバイスを、デバイスの主面を覆う樹脂層を透視して見た平面図である。 実施の形態1に従う弾性表面波デバイスの製造手順を示すフロー図である。 実施の形態1に従う弾性表面波デバイスの製造手順を示す工程断面図である(その1)。 実施の形態1に従う弾性表面波デバイスの製造手順を示す工程断面図である(その2)。 実施の形態1に従う弾性表面波デバイスの製造手順を示す工程断面図である(その3)。 実施の形態1に従う弾性表面波デバイスの製造手順を示す工程断面図である(その4)。 実施の形態1に従う弾性表面波デバイスの製造手順を示す工程断面図である(その5)。 実施の形態1において、圧電基板の上に給電ライン等が形成された状態を説明する平面図である。 図11に於いて破線で囲われた部分を拡大した図である。 図12に於いて破線で囲われた部分を拡大した図である(その1)。 図12に於いて破線で囲われた部分を拡大した図である(その2)。 切削後の圧電基板の状態を、樹脂層を透視して見た平面図である。 実施の形態1の手順に従って製造される弾性表面波デバイスの構成上の特徴を説明するための平面図である。 電子部品となる領域の外周部に形成されたダイシングラインを説明する平面図である(実施の形態2)。 図17に於いて破線で囲われた領域を拡大した図である。 切削予定領域を、交差する線分として横切る給電ラインの例を説明する図である。 交差する線分を有する給電ラインを形成し、その後切り出した電子部品の状態を説明する図である。 実施の形態1の変形例を説明する図である(その1)。 実施の形態1の変形例を説明する図である(その2)。
符号の説明
2・・・パッド 4・・・配線 5・・・引き出し線
6・・・半導体基板 8・・・切削幅 10・・・給電ライン
12,12´・・・チップ化予定領域 14,14´・・・切削領域
16,16´・・・(給電ラインの)切残し
18・・・(給電ラインの切残しがある)チップ
20,20´・・・バンプ 22・・・弾性表面波デバイス
24・・・圧電基板 26・・・弾性表面波素子
28・・・IDT 29,29´・・・給電ライン(実施の形態1)
30,30´・・・第1の端子電極 32・・・ダイシングライン
34,34´・・・切削予定領域 36・・・(電子部品となる)領域
40・・・真向いに配置された一対の第1の端子電極
42・・・給電ラインの第1の部分
44・・・斜めに配置された一対の第1の端子電極
46,46´・・・給電ラインの第2の部分 48・・・SiO
50・・・Ti膜 52・・・Au膜
54・・・Al膜 56・・・ポリイミド層
58・・・第1の感光性樹脂シート 59・・・第2の感光性樹脂シート
60・・・第2の端子電極 62・・・半田 64・・・ダイサー
66・・・端子 68・・・(基板の)端
70・・・(切削後の給電ラインの)第1の部分
72・・・(切削後の給電ラインの)第2の部分
74・・・仮想の弾性表面波デバイス 75・・・仮想の配線の延長部分
76・・・仮想の給電ライン
78・・・復元された給電ライン 80・・・溝
82・・・突起 84・・・給電幹線
86・・・給電枝線 88,88´・・・給電ライン(比較例)

Claims (6)

  1. 基板の切削が予定されている第1の切削予定領域の両側に沿って配列された、電子部品となる複数の領域に設けられる複数の第1の端子電極と、
    一の前記第1の端子電極から始まり、その後、前記第1の切削予定領域及び前記第1の切削領域に交差する第2の切削予定領域の何れか一方を線分で横切り、更に横切って到達した領域に設けられる一の前記第1の端子電極に達することを繰り返しながら、前記切削予定領域の一端から他端に達する給電ラインを形成し、
    前記給電ラインから供給する電流によって、前記第1の電極の上に、電解メッキによって第2の端子電極を形成し、
    前記切削予定領域で、前記基板を切削する電子部品の製造方法であって、
    記給電ラインを形成する工程で、前記切削予定領域の中央に金属層によってダイシングラインを形成し、
    前記基板を切削する工程で、前記ダイシングラインを目印として、前記基板を切削することを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の電子部品の製造方法において、
    前記ダイシングラインが、分断されずに複数の前記領域に沿って形成されていることを特徴とする電子部品の製造方法。
  3. 請求項1に記載の電子部品の製造方法において
    前記ダイシングラインの側面に複数の突起が形成されていることを特徴とする電子部品の製造方法。
  4. 請求項1に記載の電子部品の製造方法において、
    前記給電ラインが、
    前記第1の切削予定領域を挟んで真向いに配置される一対の前記第1の端子電極を、前記第1の切削予定領域を横切って接続する第1の部分と、
    前記第1の部分から分岐し、且つ前記第1の切削予定領域を挟んで斜めに配置される一対の前記第1の端子電極を、前記第1の切削予定領域を横切って接続する第2の部分を有することを特徴とする電子部品の製造方法。
  5. 請求項4に記載の電子部品の製造方法において、
    前記第1の部分が直線であることを特徴とする電子部品の製造方法。
  6. 請求項4に記載の電子部品の製造方法において、
    前記第2の部分がクランク状であることを特徴とする電子部品の製造方法。
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