JP2003188305A - 配線基板 - Google Patents

配線基板

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JP2003188305A
JP2003188305A JP2001381265A JP2001381265A JP2003188305A JP 2003188305 A JP2003188305 A JP 2003188305A JP 2001381265 A JP2001381265 A JP 2001381265A JP 2001381265 A JP2001381265 A JP 2001381265A JP 2003188305 A JP2003188305 A JP 2003188305A
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plate
potential
wiring board
back surface
substrate
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JP2001381265A
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English (en)
Inventor
Koju Ogawa
幸樹 小川
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した所定電位をICチップに供給し、あ
るいは、配線基板内部のプレーン層の電位安定化を図る
ことができる配線基板を提供すること。 【解決手段】 配線基板101は、基板表面102に電
源電位とされる複数の電源IC接続端子111Pを備
え、基板内部に電源電位とされる略ベタ状の電源プレー
ン層131を備える。そして、電源プレーン層131か
ら基板表面102側に向かって延び、電源電位とされる
板状の第1電源板状導体141を備える。この第1電源
板状導体141は、基板表面102側の端面で、この端
面の長手方向に沿って並ぶ多数の電源IC接続端子11
1Pと接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップが搭載
され、あるいはコンデンサが搭載され、あるいはマザー
ボード等の他の基板に搭載される配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ICチップが搭載され、ある
いはコンデンサが搭載され、あるいはマザーボード等の
他の基板に接続される配線基板がある。このような配線
基板には、その基板内部に電源電位や接地電位などの所
定電位とされる略ベタ状のプレーン層を備えるものが知
られている。
【0003】具体例として、図10〜図18に示す配線
基板901が挙げられる。図10は、概略化した配線基
板901の縦断面図である。図11は基板表面902側
から見た平面図である。図12は基板裏面903側から
見た平面図である。図13は図10におけるA−A横断
面図のうち、IC搭載領域905を厚さ方向に投影した
投影領域近傍を示す部分拡大横断面図である。図14は
図10におけるA−A横断面図のうち、コンデンサ搭載
領域906を厚さ方向に投影した投影領域近傍を示す部
分拡大横断面図である。図15は図10におけるB−B
横断面図のうち、IC搭載領域905の投影領域近傍を
示す部分拡大横断面図である。図16は図10における
B−B横断面図のうち、コンデンサ搭載領域906の投
影領域近傍を示す部分拡大横断面図である。図17は図
10におけるC−C横断面の部分拡大横断面図である。
図18は図10におけるD−D横断面の部分拡大横断面
図である。
【0004】この配線基板901は、図10に示すよう
に、基板表面902と基板裏面903とを有する略板形
状である。基板表面902の略中央には、フリップチッ
プ型のICチップICが搭載され、また、その周囲に
は、複数のコンデンサCONが搭載される。一方、基板
裏面903は、マザーボード(他の基板)MBに搭載さ
れる。
【0005】基板表面902のうちICチップICを搭
載するIC搭載領域905には、ICチップICの端子
と接続されるIC接続端子911が略格子状に多数形成
されている(図10及び図11参照)。これらのIC接
続端子911には、電源電位とされる電源IC接続端子
911P、接地電位とされる接地IC接続端子911
G、信号を伝送する信号IC接続端子911Sがある。
また、基板表面902のうちコンデンサCONを搭載す
るコンデンサ搭載領域906には、それぞれ、コンデン
サCONの端子と接続されるコンデンサ接続端子913
が複数形成されている(図10及び図11参照)。これ
らのコンデンサ接続端子913には、電源電位とされる
電源コンデンサ接続端子913Pと、接地電位とされる
接地コンデンサ接続端子913Gがある。一方、基板裏
面903には、マザーボードMBの端子と接続される裏
面接続端子915が略格子状に多数形成されている(図
10及び図12参照)。これらの裏面接続端子915に
は、電源電位とされる電源裏面接続端子915P、接地
電位とされる接地裏面接続端子915G、信号を伝送す
る信号裏面接続端子915Sがある。
【0006】配線基板901の内部を見ると、図10に
示すように、この配線基板901は、4層のセラミック
製の絶縁層(基板表面902側から第1絶縁層921、
第2絶縁層922、第3絶縁層923、及び第4絶縁層
924)が積層されている。第1絶縁層921と第2絶
縁層922との層間には、電源電位とされる電源プレー
ン層931が略ベタ状に形成されている(図10、図1
5及び図16参照)。この電源プレーン層931には、
多数の第1貫通孔932が所定の位置に形成されてい
る。第2絶縁層922と第3絶縁層923との層間に
は、接地電位とされる接地プレーン層933が略ベタ状
に形成されている(図10及び図18参照)。この接地
プレーン層933には、多数の第2貫通孔934が所定
の位置に形成されている。第3絶縁層923と第4絶縁
層924との層間には、配線やパッドを有する配線層9
35が形成されている(図10参照)。
【0007】第1〜第4絶縁層921〜924には、図
10等に示すように、IC接続端子911やコンデンサ
接続端子913、裏面接続端子915、電源プレーン層
931、接地プレーン層933、配線層935に接続す
るビア導体が多数形成されている。具体的に説明する
と、電源プレーン層931から基板表面902側に向か
って延び、各々の電源IC接続端子911Pと接続する
第1電源ビア導体941が、第1絶縁層921を貫通し
て多数形成されている(図10、図13及び図15参
照)。また、同じく電源プレーン層931から基板表面
902側に向かって延び、各々の電源コンデンサ接続端
子913Pと接続する第2電源ビア導体942が、第1
絶縁層921を貫通して多数形成されている(図10、
図14及び図16参照)。また、電源プレーン層931
から基板裏面903側に向かって延び、各々の電源裏面
接続端子915Pと接続する第3電源ビア導体943
が、第2〜第4絶縁層922〜924を貫通して多数形
成されている(図10、図17及び図18参照)。これ
らの第3電源ビア導体943は、接地プレーン層933
の第2貫通孔934内を接地プレーン層933と絶縁し
つつ貫通して、電源プレーン層931から電源裏面接続
端子915Pまで延びている。
【0008】一方、接地プレーン層933から基板表面
902側に向かって延び、各々の接地IC接続端子91
1Gと接続する第1接地ビア導体944が、第1,第2
絶縁層921,922を貫通して多数形成されている
(図10、図13及び図15参照)。また、同じく接地
プレーン層933から基板表面902側に向かって延
び、各々の接地コンデンサ接続端子913Gと接続する
第2接地ビア導体945が、第1,第2絶縁層921,
922を貫通して多数形成されている(図10、図14
及び図16参照)。これらの第1,第2接地ビア導体9
44,945は、電源プレーン層931の第1貫通孔9
32内を電源プレーン層931と絶縁しつつ貫通して、
接地プレーン層933から接地IC接続端子911Gあ
るいは接地コンデンサ接続端子913Gまで延びてい
る。また、接地プレーン層933から基板裏面903側
に向かって延び、接地裏面接続端子915Gと接続する
第3接地ビア導体946が、第3,第4絶縁層923,
924を貫通して多数形成されている(図10、図17
及び図18参照)。
【0009】また、一端が信号IC接続端子911Sと
接続し、他端が配線層935と接続する第1信号ビア導
体947が、第1〜第3絶縁層921〜923を貫通し
て多数形成されている(図10、図13及び図15)。
これらの第1信号ビア導体947は、電源プレーン層9
31の第1貫通孔932内を電源プレーン層931と絶
縁しつつ貫通し、さらに、接地プレーン層933の第2
貫通孔934内を接地プレーン層933と絶縁しつつ貫
通して、信号IC接続端子911Sから配線層935ま
で延びている。また、一端が配線層935と接続し、他
端が信号裏面接続端子915Sと接続する第2信号ビア
導体948が、第4絶縁層924を貫通して多数形成さ
れている(図10及び図17参照)
【0010】このような配線基板901は、ICチップ
IC及びコンデンサCONを搭載し、マザーボードMB
に接続されると、ICチップICと他の基板MBとの間
で信号の伝送したり、マザーボードMBからICチップ
ICへ電源電位や接地電位を供給することができる。ま
た、コンデンサCONにより、電源電位及び接地電位を
安定化することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年I
CチップICの動作がますます高速化するにつれ、IC
チップICに、より安定した電源電位、接地電位を供給
したい、電源プレーン層931の電源電位、接地プレー
ン層933の接地電位をより安定化させたい、という要
請がある。また、ビア導体による抵抗及びインダクタン
スをできる限り小さくしたいという要請がある。
【0012】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであって、ICチップが搭載され、あるいはコンデン
サが搭載され、あるいは他の基板に搭載される配線基板
において、安定した所定電位をICチップに供給し、あ
るいは、配線基板内部に形成された所定電位プレーン層
の電位安定化を図ることができる配線基板を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】その解決
手段は、ICチップを搭載する基板表面と、基板裏面と
を有する配線基板であって、上記基板表面に形成され、
上記ICチップの端子と接続される複数のIC接続端子
であって、第1の電位とされる複数の第1IC接続端子
を含むIC接続端子と、上記配線基板の内部に形成さ
れ、上記第1の電位とされる略ベタ状の第1プレーン層
と、上記第1プレーン層から上記基板表面側に向かって
延び、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体であ
って、上記基板表面側の端面で、この端面の長手方向に
沿って並ぶ2以上の上記第1IC接続端子と接続する第
1板状導体と、を備える配線基板である。
【0014】本発明によれば、板状に延びる第1板状導
体により、2以上の第1IC接続端子(例えば、電源電
位とされる電源IC接続端子)と、第1プレーン層(例
えば、電源電位とされる電源プレーン層)とを接続して
いる。このため、従来のように各々の第1IC接続端子
と第1プレーン層とをビア導体でそれぞれ接続する場合
に比べ、第1IC接続端子と第1プレーン層とを、低抵
抗、低インダクタンスで接続することができる。従っ
て、第1プレーン層から搭載するICチップに、安定し
た第1の電位(例えば、電源電位)を供給することがで
きる。
【0015】なお、配線基板は、上述の各構成要素を満
たすものであれば、セラミック製の配線基板でも樹脂製
の配線基板でもよい。即ち、配線基板を構成する絶縁体
は、アルミナ、窒化アルミニウム、ガラスセラミック、
低温焼成セラミックなどのセラミックでも、エポキシ樹
脂、BT樹脂などの樹脂でも、あるいは、ガラス−エポ
キシ樹脂複合材料、セラミック−樹脂複合材料などの複
合材料などであってもよい。
【0016】また、他の解決手段は、ICチップを搭載
する基板表面と、基板裏面とを有する配線基板であっ
て、上記基板表面に形成され、上記ICチップの端子と
接続される複数のIC接続端子であって、第1の電位と
される複数の第1IC接続端子を含むIC接続端子と、
上記配線基板の厚さ方向に延び、上記第1の電位とされ
る板状の第1板状導体であって、上記基板表面側の端面
で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
IC接続端子と接続する第1板状導体と、を備える配線
基板である。
【0017】本発明によれば、2以上の第1IC接続端
子(例えば、電源電位とされる電源IC接続端子)に、
板状に延びる第1板状導体を接続している。このため、
従来のように各々の第1IC接続端子に各々のビア導体
を接続する場合に比べ、導体による抵抗を小さくするこ
とができる。
【0018】また、他の解決手段は、ICチップを搭載
する基板表面と、基板裏面とを有する配線基板であっ
て、上記基板表面に形成され、上記ICチップの端子と
接続される複数のIC接続端子であって、第1の電位と
される複数の第1IC接続端子、及び、第2の電位とさ
れる複数の第2IC接続端子、を含むIC接続端子と、
上記配線基板の内部に形成され、上記第1の電位とさ
れ、貫通孔を有する略ベタ状の第1プレーン層と、上記
配線基板の内部のうち上記第1プレーン層よりも上記基
板裏面側に形成され、上記第2の電位とされる略ベタ状
の第2プレーン層と、上記第1プレーン層から上記基板
表面側に向かって延び、上記第1の電位とされる板状の
第1板状導体であって、上記基板表面側の端面で、この
端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1IC接続
端子と接続する第1板状導体と、上記第2プレーン層か
ら上記基板表面側に向かって延び、上記貫通孔内を上記
第1プレーン層と絶縁しつつ貫通し、上記第2の電位と
される板状の第2板状導体であって、上記基板表面側の
端面で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記
第2IC接続端子と接続する第2板状導体と、を備える
配線基板である。
【0019】本発明によれば、板状に延びる第1板状導
体により、2以上の第1IC接続端子(例えば、電源電
位とされる電源IC接続端子)と、第1プレーン層(例
えば、電源電位とされる電源プレーン層)とを接続して
いる。このため、従来のように各々の第1IC接続端子
と第1プレーン層とをビア導体でそれぞれ接続する場合
に比べ、第1IC接続端子と第1プレーン層とを、低抵
抗、低インダクタンスで接続することができる。また同
様に、板状に延びる第2板状導体により、2以上の第2
IC接続端子(例えば、接地電位とされる接地IC接続
端子)と、第2プレーン層(例えば、接地電位とされる
接地プレーン層)とを接続している。このため、従来の
ように各々の第2IC接続端子と第2プレーン層とをビ
ア導体でそれぞれ接続する場合に比べ、第2IC接続端
子と第2プレーン層とを、低抵抗、低インダクタンスで
接続することができる。従って、第1プレーン層及び第
2プレーン層から搭載するICチップに、安定した第1
の電位及び第2の電位(電源電位や接地電位など)をそ
れぞれ供給することができる。
【0020】また、他の解決手段は、ICチップを搭載
する基板表面と、基板裏面とを有する配線基板であっ
て、上記基板表面に形成され、上記ICチップの端子と
接続される複数のIC接続端子であって、第1の電位と
される複数の第1IC接続端子、及び、第2の電位とさ
れる複数の第2IC接続端子、を含むIC接続端子と、
上記配線基板の厚さ方向に延び、上記第1の電位とされ
る板状の第1板状導体であって、上記基板表面側の端面
で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
IC接続端子と接続する第1板状導体と、上記配線基板
の厚さ方向に延び、上記第2の電位とされる板状の第2
板状導体であって、上記基板表面側の端面で、この端面
の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第2IC接続端子
と接続する第2板状導体と、を備える配線基板である。
【0021】本発明によれば、2以上の第1IC接続端
子(例えば、電源電位とされる電源IC接続端子)に、
板状に延びる第1板状導体を接続している。このため、
従来のように各々の第1IC接続端子に各々のビア導体
を接続する場合に比べ、導体による抵抗を小さくするこ
とができる。また同様に、2以上の第2IC接続端子
(例えば、接地電位とされる接地IC接続端子)に、板
状に延びる第2板状導体を接続している。このため、従
来のように各々の第2IC接続端子に各々のビア導体を
接続する場合に比べ、導体による抵抗を小さくすること
ができる。
【0022】さらに、上記のいずれかに記載の配線基板
であって、複数の前記第1板状導体と複数の前記第2板
状導体とが略平行に交互に配置されている配線基板とす
ると良い。
【0023】本発明では、複数の第1板状導体と複数の
第2板状導体とが略平行に交互に配置されている。この
ため、隣り合う導体同士の相互インダクタンスが比較的
大きくなり、電流による磁界をキャンセルし合う。従っ
て、全体の見かけのインダクタンスを低下させることが
できる。
【0024】また、他の解決手段は、基板表面と、他の
基板に搭載される基板裏面とを有する配線基板であっ
て、上記基板裏面に形成され、上記他の基板の端子と接
続される複数の裏面接続端子であって、第1の電位とさ
れる複数の第1裏面接続端子を含む裏面接続端子と、上
記配線基板の内部に形成され、上記第1の電位とされる
略ベタ状の第1プレーン層と、上記第1プレーン層から
上記基板裏面側に向かって延び、上記第1の電位とされ
る板状の第1板状導体であって、上記基板裏面側の端面
で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
裏面接続端子と接続する第1板状導体と、を備える配線
基板である。
【0025】本発明によれば、板状に延びる第1板状導
体により、2以上の第1裏面接続端子(例えば、電源電
位とされる電源裏面接続端子)と、第1プレーン層(例
えば、電源電位とされる電源プレーン層)とを接続して
いる。このため、従来のように各々の第1裏面接続端子
と第1プレーン層とをビア導体でそれぞれ接続する場合
に比べ、第1裏面接続端子と第1プレーン層とを、低抵
抗、低インダクタンスで接続することができる。従っ
て、この配線基板が搭載される他の基板から第1プレー
ン層に、安定した第1の電位(例えば、電源電位)を供
給することができる。
【0026】また、他の解決手段は、基板表面と、他の
基板に搭載される基板裏面とを有する配線基板であっ
て、上記基板裏面に形成され、上記他の基板の端子と接
続される複数の裏面接続端子であって、第1の電位とさ
れる複数の第1裏面接続端子を含む裏面接続端子と、上
記配線基板を厚さ方向に延び、上記第1の電位とされる
板状の第1板状導体であって、上記基板裏面側の端面
で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
裏面接続端子と接続する第1板状導体と、を備える配線
基板である。
【0027】本発明によれば、2以上の第1裏面接続端
子(例えば、電源電位とされる電源裏面接続端子)に、
板状に延びる第1板状導体を接続している。このため、
従来のように各々の第1裏面接続端子に各々のビア導体
を接続する場合に比べ、導体による抵抗を小さくするこ
とができる。
【0028】また、他の解決手段は、基板表面と、他の
基板に搭載される基板裏面とを有する配線基板であっ
て、上記基板裏面に形成され、上記他の基板の端子と接
続される複数の裏面接続端子であって、第1の電位とさ
れる複数の第1裏面接続端子、及び、第2の電位とされ
る複数の第2裏面接続端子、を含む裏面接続端子と、上
記配線基板の内部に形成され、上記第1の電位とされる
略ベタ状の第1プレーン層と、上記配線基板の内部のう
ち上記第1プレーン層よりも上記基板裏面側に形成さ
れ、上記第2の電位とされ、貫通孔を有する略ベタ状の
第2プレーン層と、上記第1プレーン層から上記基板裏
面側に向かって延び、上記貫通孔内を上記第2プレーン
層と絶縁しつつ貫通し、上記第1の電位とされる板状の
第1板状導体であって、上記基板裏面側の端面で、この
端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1裏面接続
端子と接続する第1板状導体と、上記第2プレーン層か
ら上記基板裏面側に向かって延び、上記第2の電位とさ
れる板状の第2板状導体であって、上記基板裏面側の端
面で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第
2裏面接続端子と接続する第2板状導体と、を備える配
線基板である。
【0029】本発明によれば、板状に延びる第1板状導
体により、2以上の第1裏面接続端子(例えば、電源電
位とされる電源裏面接続端子)と、第1プレーン層(例
えば、電源電位とされる電源プレーン層)とを接続して
いる。このため、従来のように各々の第1裏面接続端子
と第1プレーン層とをビア導体でそれぞれ接続する場合
に比べ、第1裏面接続端子と第1プレーン層とを、低抵
抗、低インダクタンスで接続することができる。また同
様に、板状に延びる第2板状導体により、2以上の第2
裏面接続端子(例えば、接地電位とされる接地裏面接続
端子)と、第2プレーン層(例えば、接地電位とされる
接地プレーン層)とを接続している。このため、従来の
ように各々の第2裏面接続端子と第2プレーン層とをビ
ア導体でそれぞれ接続する場合に比べ、第2裏面接続端
子と第2プレーン層とを、低抵抗、低インダクタンスで
接続することができる。従って、この配線基板が搭載さ
れる他の基板から第1プレーン層及び第2プレーン層
に、安定した第1の電位及び第2の電位(電源電位や接
地電位など)をそれぞれ供給することができる。
【0030】また、他の解決手段は、基板表面と、他の
基板に搭載される基板裏面とを有する配線基板であっ
て、上記基板裏面に形成され、上記他の基板の端子と接
続される複数の裏面接続端子であって、第1の電位とさ
れる複数の第1裏面接続端子、及び、第2の電位とされ
る複数の第2裏面接続端子、を含む裏面接続端子と、上
記配線基板を厚さ方向に延び、上記第1の電位とされる
板状の第1板状導体であって、上記基板裏面側の端面
で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
裏面接続端子と接続する第1板状導体と、上記配線基板
を厚さ方向に延び、上記第2の電位とされる板状の第2
板状導体であって、上記基板裏面側の端面で、この端面
の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第2裏面接続端子
と接続する第2板状導体と、を備える配線基板である。
【0031】本発明によれば、2以上の第1裏面接続端
子(例えば、電源電位とされる電源裏面接続端子)に、
板状に延びる第1板状導体を接続している。このため、
従来のように各々の第1裏面接続端子に各々のビア導体
を接続する場合に比べ、導体による抵抗を小さくするこ
とができる。また同様に、2以上の第2裏面接続端子
(例えば、接地電位とされる接地裏面接続端子)に、板
状に延びる第2板状導体を接続している。このため、従
来のように各々の第2裏面接続端子に各々のビア導体を
接続する場合に比べ、導体による抵抗を小さくすること
ができる。
【0032】さらに、上記のいずれかに記載の配線基板
であって、複数の前記第1板状導体と複数の前記第2板
状導体とが略平行に交互に配置されている配線基板とす
ると良い。
【0033】本発明では、複数の第1板状導体と複数の
第2板状導体とが略平行に交互に配置されている。この
ため、隣り合う導体同士の相互インダクタンスが比較的
大きくなり、電流による磁界をキャンセルし合う。従っ
て、全体の見かけのインダクタンスを低下させることが
できる。
【0034】また、他の解決手段は、コンデンサを搭載
する第1主面と、これに平行な第2主面とを有する配線
基板であって、上記第1主面に形成され、上記コンデン
サの端子と接続される複数のコンデンサ接続端子であっ
て、第1の電位とされる複数の第1コンデンサ接続端子
を含むコンデンサ接続端子と、上記配線基板の内部に形
成され、上記第1の電位とされる略ベタ状の第1プレー
ン層と、上記第1プレーン層から上記第1主面側に向か
って延び、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体
であって、上記第1主面側の端面で、この端面の長手方
向に沿って並ぶ2以上の上記第1コンデンサ接続端子と
接続する第1板状導体と、を備える配線基板である。
【0035】本発明によれば、板状に延びる第1板状導
体により、2以上の第1コンデンサ接続端子(例えば、
電源電位とされる電源コンデンサ接続端子)と、第1プ
レーン層(例えば、電源電位とされる電源プレーン層)
とを接続している。このため、従来のように各々の第1
コンデンサ接続端子と第1プレーン層とをビア導体でそ
れぞれ接続する場合に比べ、第1コンデンサ接続端子と
第1プレーン層とを、低抵抗、低インダクタンスで接続
することができる。従って、搭載するコンデンサによ
り、第1プレーン層を安定した第1の電位(例えば、電
源電位)とすることができる。
【0036】また、他の解決手段は、コンデンサを搭載
する第1主面と、これに平行な第2主面とを有する配線
基板であって、上記第1主面に形成され、上記コンデン
サの端子と接続される複数のコンデンサ接続端子であっ
て、第1の電位とされる複数の第1コンデンサ接続端子
を含むコンデンサ接続端子と、上記配線基板を厚さ方向
に延び、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体で
あって、上記第1主面側の端面で、この端面の長手方向
に沿って並ぶ2以上の上記第1コンデンサ接続端子と接
続する第1板状導体と、を備える配線基板である。
【0037】本発明によれば、2以上の第1コンデンサ
接続端子(例えば、電源電位とされる電源コンデンサ接
続端子)に、板状に延びる第1板状導体を接続してい
る。このため、従来のように各々の第1コンデンサ接続
端子に各々のビア導体を接続する場合に比べ、導体によ
る抵抗を小さくすることができる。
【0038】また、他の解決手段は、コンデンサを搭載
する第1主面と、これに平行な第2主面とを有する配線
基板であって、上記第1主面に形成され、上記コンデン
サの端子と接続される複数のコンデンサ接続端子であっ
て、第1の電位とされる複数の第1コンデンサ接続端
子、及び、第2の電位とされる複数の第2コンデンサ接
続端子、を有するコンデンサ接続端子と、上記配線基板
の内部に形成され、上記第1の電位とされ、貫通孔を有
する略ベタ状の第1プレーン層と、上記配線基板の内部
のうち上記第1プレーン層よりも上記第2主面側に形成
され、上記第2の電位とされる略ベタ状の第2プレーン
層と、上記第1プレーン層から上記第1主面側に向かっ
て延び、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体で
あって、上記第1主面側の端面で、この端面の長手方向
に沿って並ぶ2以上の上記第1コンデンサ接続端子と接
続する第1板状導体と、上記第2プレーン層から上記第
1主面側に向かって延び、上記貫通孔内を上記第1プレ
ーン層と絶縁しつつ貫通し、上記第2の電位とされる板
状の第2板状導体であって、上記第1主面側の端面で、
この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第2コン
デンサ接続端子と接続する第2板状導体と、を備える配
線基板である。
【0039】本発明によれば、板状に延びる第1板状導
体により、2以上の第1コンデンサ接続端子(例えば、
電源電位とされる電源コンデンサ接続端子)と、第1プ
レーン層(例えば、電源電位とされる電源プレーン層)
とを接続している。このため、従来のように各々の第1
コンデンサ接続端子と第1プレーン層とをビア導体でそ
れぞれ接続する場合に比べ、第1コンデンサ接続端子と
第1プレーン層とを、低抵抗、低インダクタンスで接続
することができる。また同様に、板状に延びる第2板状
導体により、2以上の第2コンデンサ接続端子(例え
ば、接地電位とされる接地コンデンサ接続端子)と、第
2プレーン層(例えば、接地電位とされる接地プレーン
層)とを接続している。このため、従来のように各々の
第2コンデンサ接続端子と第2プレーン層とをビア導体
でそれぞれ接続する場合に比べ、第2コンデンサ接続端
子と第2プレーン層とを、低抵抗、低インダクタンスで
接続することができる。よって、搭載するコンデンサに
より、第1プレーン層及び第2プレーン層を安定した第
1の電位及び第2の電位(電源電位や接地電位など)と
することができる。
【0040】また、他の解決手段は、コンデンサを搭載
する第1主面と、これに平行な第2主面とを有する配線
基板であって、上記第1主面に形成され、上記コンデン
サの端子と接続される複数のコンデンサ接続端子であっ
て、第1の電位とされる複数の第1コンデンサ接続端
子、及び、第2の電位とされる複数の第2コンデンサ接
続端子、を有するコンデンサ接続端子と、上記配線基板
を厚さ方向に延び、上記第1の電位とされる板状の第1
板状導体であって、上記第1主面側の端面で、この端面
の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1コンデンサ接
続端子と接続する第1板状導体と、上記配線基板を厚さ
方向に延び、上記第2の電位とされる板状の第2板状導
体であって、上記第1主面側の端面で、この端面の長手
方向に沿って並ぶ2以上の上記第2コンデンサ接続端子
と接続する第2板状導体と、を備える配線基板である。
【0041】本発明によれば、2以上の第1コンデンサ
接続端子(例えば、電源電位とされる電源コンデンサ接
続端子)に、板状に延びる第1板状導体を接続してい
る。このため、従来のように各々の第1コンデンサ接続
端子に各々のビア導体を接続する場合に比べ、導体によ
る抵抗を小さくすることができる。また同様に、2以上
の第2コンデンサ接続端子(例えば、接地電位とされる
接地コンデンサ接続端子)に、板状に延びる第2板状導
体を接続している。このため、従来のように各々の第2
コンデンサ接続端子に各々のビア導体を接続する場合に
比べ、導体による抵抗を小さくすることができる。
【0042】さらに、上記のいずれかに記載の配線基板
であって、複数の前記第1板状導体と複数の前記第2板
状導体とが略平行に交互に配置されている配線基板とす
ると良い。
【0043】本発明では、複数の第1板状導体と複数の
第2板状導体とが略平行に交互に配置されている。この
ため、隣り合う導体同士の相互インダクタンスが比較的
大きくなり、電流による磁界をキャンセルし合う。従っ
て、全体の見かけのインダクタンスを低下させることが
できる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ説明する。本実施形態の配線基板101
を図1〜図9に示す。図1は、概略化した配線基板10
1の縦断面図である。図2は基板表面102側から見た
平面図である。図3は基板裏面103側から見た平面図
である。図4は図1におけるA−A横断面図のうち、I
C搭載領域105を厚さ方向に投影した投影領域近傍を
示す部分拡大横断面図である。図5は図1におけるA−
A横断面図のうち、コンデンサ搭載領域106を厚さ方
向に投影した投影領域近傍を示す部分拡大横断面図であ
る。図6は図1におけるB−B横断面図のうち、IC搭
載領域105の投影領域近傍を示す部分拡大横断面図で
ある。図7は図1におけるB−B横断面図のうち、コン
デンサ搭載領域106の投影領域近傍を示す部分拡大横
断面図である。図8は図1におけるC−C横断面の部分
拡大横断面図である。図9は図1におけるD−D横断面
の部分拡大横断面図である。これらの図は、従来技術で
示した配線基板901の図10〜図18にそれぞれ対応
している。
【0045】この配線基板101は、図1に示すよう
に、基板表面(第1主面)102と基板裏面(第2主
面)103とを有する略板形状である。基板表面102
の略中央には、フリップチップ型のICチップIC1が
搭載され、また、その周囲には、複数のコンデンサCO
N1が搭載される。一方、基板裏面103は、マザーボ
ード(他の基板)MB1に搭載される。基板表面102
のうちICチップIC1を搭載するIC搭載領域105
(図2中に一点鎖線で囲んだ中央の領域)には、ICチ
ップIC1の端子と接続されるIC接続端子111が略
格子状に多数形成されている(図1及び図2参照)。こ
れらのIC接続端子111には、電源電位とされる電源
IC接続端子(第1IC接続端子)111P、接地電位
とされる接地IC接続端子(第2IC接続端子)111
G、信号を伝送する信号IC接続端子111Sがある。
多くの電源IC接続端子111Pと接地IC接続端子1
11Gは、それぞれ一列に並んで交互に配置されてい
る。一方、多くの信号IC接続端子111Sは、電源I
C接続端子111Pと接地IC接続端子111Gの周囲
を取り囲むように配置されている。
【0046】また、基板表面102のうちコンデンサC
ON1を搭載するコンデンサ搭載領域106(図2中に
一点鎖線で囲んだ4ヶ所の周囲の領域)には、コンデン
サCON1の端子と接続されるコンデンサ接続端子11
3が複数形成されている(図1及び図2参照)。これら
のコンデンサ接続端子113には、電源電位とされる電
源コンデンサ接続端子(第1コンデンサ接続端子)11
3Pと、接地電位とされる接地コンデンサ接続端子(第
2コンデンサ接続端子)113Gがある。これら電源コ
ンデンサ接続端子113Pと接地コンデンサ接続端子1
13Gは、それぞれ交互に配置されている。
【0047】一方、基板裏面103には、マザーボード
MB1の端子と接続される裏面接続端子115が、IC
接続端子111よりも広い間隔で略格子状に多数形成さ
れている(図1及び図3参照)。これらの裏面接続端子
115には、電源電位とされる電源裏面接続端子(第1
裏面接続端子)115P、接地電位とされる接地裏面接
続端子(第2裏面接続端子)115G、信号を伝送する
信号裏面接続端子115Sがある。多くの電源裏面接続
端子115Pと接地裏面接続端子115Gは、それぞれ
一列に並んで交互に配置されている。一方、多くの信号
裏面接続端子115Sは、電源裏面接続端子115Pと
接地裏面接続端子115Gの周囲を取り囲むように配置
されている。
【0048】配線基板101の内部を見ると、図1に示
すように、この配線基板101は、4層のセラミック製
の絶縁層(基板表面102側から第1絶縁層121、第
2絶縁層122、第3絶縁層123、及び第4絶縁層1
24)が積層されている。第1絶縁層121と第2絶縁
層122との層間には、電源電位とされる電源プレーン
層(第1プレーン層)131が略ベタ状に形成されてい
る(図1、図6及び図7参照)。この電源プレーン層1
31には、多数の第1貫通孔132が所定の位置に形成
されている。これらの第1貫通孔132には、従来の配
線基板901と異なり、円状のものの他に、長円状のも
のもある。
【0049】第2絶縁層122と第3絶縁層123との
層間には、接地電位とされる接地プレーン層(第2プレ
ーン層)133が略ベタ状に形成されている(図1及び
図9参照)。この接地プレーン層133には、多数の第
2貫通孔134が所定の位置に形成されている。この第
2貫通孔134も、従来の配線基板901と異なり、円
状のもの(図示しない)の他、長円状のものがある。第
3絶縁層123と第4絶縁層124との層間には、配線
やパッドを有する配線層135が形成されている(図1
参照)。
【0050】第1〜第4絶縁層121〜124には、図
1等に示すように、IC接続端子111やコンデンサ接
続端子113、裏面接続端子115、電源プレーン層1
31、接地プレーン層133、配線層135に接続する
板状導体やビア導体が多数形成されている。具体的に説
明すると、電源プレーン層131から基板表面102側
に向かって延び、電源IC接続端子111Pと接続する
板状の第1電源板状導体141が、第1絶縁層121を
貫通して多数形成されている(図1、図4及び図6参
照)。これらの第1電源板状導体141は、基板表面1
02側の端面で、この端面の長手方向に沿って並ぶ多数
の電源IC接続端子111Pとそれぞれ接続している
(図4参照)。なお、一部の電源IC接続端子111P
は、配線基板101の設計の都合上、従来と同様にビア
導体(図示しない)によって、電源プレーン層131と
接続されている。
【0051】また、同じく電源プレーン層131から基
板表面102側に向かって延び、電源コンデンサ接続端
子113Pと接続する板状の第2電源板状導体142
が、第1絶縁層121を貫通して多数形成されている
(図1、図5及び図7参照)。これらの第1電源板状導
体142は、基板表面102側の端面で、この端面の長
手方向に沿って並ぶ2つの電源コンデンサ接続端子11
3Pと接続している(図5参照)。なお、一部の電源コ
ンデンサ接続端子113Pは、配線基板101の設計の
都合上、従来と同様にビア導体151によって、電源プ
レーン層131と接続されている(図5及び図7参
照)。
【0052】また、電源プレーン層131から基板裏面
103側に向かって延び、電源裏面接続端子115Pと
接続する板状の第3電源板状導体143が、第2〜第4
絶縁層122〜124を貫通して多数形成されている
(図1、図8及び図9参照)。これらの第3電源板状導
体143は、基板裏面103側の端面で、この端面の長
手方向に沿って並ぶ多数の電源裏面接続端子115Pと
接続している(図8参照)。第3電源板状導体143
は、接地プレーン層133の第2貫通孔134内を接地
プレーン層133と絶縁しつつ貫通して、電源プレーン
層131から電源裏面接続端子115Pまで延びてい
る。なお、一部の電源裏面接続端子115Pは、配線基
板101の設計の都合上、従来と同様にビア導体(図示
しない)によって、電源プレーン層131と接続されて
いる。
【0053】一方、接地プレーン層133から基板表面
102側に向かって延び、接地IC接続端子111Gと
接続する板状の第1接地板状導体144が、第1,第2
絶縁層121,122を貫通して多数形成されている
(図1、図4及び図6参照)。これらの第1接地板状導
体144は、基板表面102側の端面で、この端面の長
手方向に沿って並ぶ多数の接地IC接続端子111Gと
接続している(図4参照)。第1接地板状導体144
は、電源プレーン層131の第1貫通孔132内を電源
プレーン層131と絶縁しつつ貫通して、接地プレーン
層133から接地IC接続端子111Gまで延びてい
る。なお、一部の接地IC接続端子111Gは、配線基
板101の設計の都合上、従来と同様にビア導体(図示
しない)によって、接地プレーン層133と接続されて
いる。
【0054】また、同じく接地プレーン層133から基
板表面102側に向かって延び、接地コンデンサ接続端
子113Gと接続する板状の第2接地板状導体145
が、第1,第2絶縁層121,122を貫通して多数形
成されている(図1、図5及び図7参照)。これらの第
2接地板状導体145は、基板表面102側の端面で、
この端面の長手方向に沿って並ぶ2つの接地コンデンサ
接続端子113Gと接続している(図5参照)。第2接
地板状導体145は、電源プレーン層131の第1貫通
孔132内を電源プレーン層131と絶縁しつつ貫通し
て、接地プレーン層133から接地コンデンサ接続端子
113Gまで延びている。なお、一部の接地コンデンサ
接続端子113Gは、配線基板101の設計の都合上、
従来と同様にビア導体153によって、電源プレーン層
131と接続されている(図5及び図7参照)。
【0055】また、接地プレーン層133から基板裏面
103側に向かって延び、接地裏面接続端子115Gと
接続する板状の第3接地板状導体146が、第3,第4
絶縁層123,124を貫通して多数形成されている
(図1、図8及び図9参照)。これらの第3接地板状導
体146は、基板裏面103側の端面で、この端面の長
手方向に沿って並ぶ多数の接地裏面接続端子115Gと
接続している(図8参照)。なお、一部の接地裏面接続
端子115Gは、配線基板101の設計の都合上、従来
と同様にビア導体(図示しない)によって、接地プレー
ン層133と接続されている。
【0056】また、一端が信号IC接続端子111Sと
接続し、他端が配線層135と接続する第1信号ビア導
体147が、従来の配線基板901と同様に、第1〜第
3絶縁層121〜123を貫通して多数形成されている
(図1、図4及び図6参照)。これらの第1信号ビア導
体147は、電源プレーン層131の第1貫通孔132
内を電源プレーン層131と絶縁しつつ貫通し、さら
に、接地プレーン層133の第2貫通孔134内を接地
プレーン層133と絶縁しつつ貫通して、信号IC接続
端子111Sから配線層135まで延びている。また、
一端が配線層135と接続し、他端が信号裏面接続端子
115Sと接続する第2信号ビア導体148が、従来の
配線基板901と同様に、第4絶縁層124を貫通して
多数形成されている(図1及び図8参照)。なお、この
配線基板101は、公知の手法により製造することがで
きる。
【0057】以上で説明したように、本実施形態の配線
基板101は、板状に延びる第1電源板状導体141に
より、多数の電源IC接続端子111Pと、電源プレー
ン層131とを接続している。このため、従来のように
各々の電源IC接続端子111Pと電源プレーン層13
1とをビア導体でそれぞれ接続する場合に比べ、電源I
C接続端子111Pと電源プレーン層131とを、低抵
抗、低インダクタンスで接続することができる。また同
様に、板状に延びる第1接地板状導体144により、多
数の接地IC接続端子111Gと、接地プレーン層13
3とを接続している。このため、従来のように各々の接
地IC接続端子111Gと接地プレーン層133とをビ
ア導体でそれぞれ接続する場合に比べ、接地IC接続端
子111Gと接地プレーン層133とを、低抵抗、低イ
ンダクタンスで接続することができる。従って、電源プ
レーン層131及び接地プレーン層133から搭載する
ICチップIC1に、安定した電源電位及び接地電位を
それぞれ供給することができる。
【0058】また、多数の電源IC接続端子111P
に、板状に延びる第1電源板状導体141を接続してい
る。このため、従来のように各々の電源IC接続端子1
11Pに各々のビア導体を接続する場合に比べ、導体に
よる抵抗を小さくすることができる。また同様に、多数
の接地IC接続端子111Gに、板状に延びる第1接地
板状導体144を接続している。このため、従来のよう
に各々の接地IC接続端子111Gに各々のビア導体を
接続する場合に比べ、導体による抵抗を小さくすること
ができる。
【0059】さらに、本実施形態では、複数の第1電源
板状導体141と複数の第2電源板状導体144とが略
平行に交互に配置されている。このため、隣り合う導体
同士の相互インダクタンスが比較的大きくなり、電流に
よる磁界をキャンセルし合う。従って、全体の見かけの
インダクタンスを低下させることができる。
【0060】また、本実施形態の配線基板101は、板
状に延びる第2電源板状導体142により、2つの電源
コンデンサ接続端子113Pと、電源プレーン層131
とを接続している。このため、従来のように各々の電源
コンデンサ接続端子113Pと電源プレーン層131と
をビア導体でそれぞれ接続する場合に比べ、電源コンデ
ンサ接続端子113Pと電源プレーン層131とを、低
抵抗、低インダクタンスで接続することができる。また
同様に、板状に延びる第2接地板状導体145により、
2つの接地コンデンサ接続端子113Gと、接地プレー
ン層133とを接続している。このため、従来のように
各々の接地コンデンサ接続端子113Gと接地プレーン
層133とをビア導体でそれぞれ接続する場合に比べ、
接地コンデンサ接続端子113Gと接地プレーン層13
3とを、低抵抗、低インダクタンスで接続することがで
きる。よって、搭載するコンデンサCON1により、電
源プレーン層131及び接地プレーン層133を、安定
した電源電位及び接地電位とすることができる。
【0061】また、2つの電源コンデンサ接続端子11
3Pに、板状に延びる第2電源板状導体142を接続し
ている。このため、従来のように各々の電源コンデンサ
接続端子113Pに各々のビア導体を接続する場合に比
べ、導体による抵抗を小さくすることができる。また同
様に、2つの接地コンデンサ接続端子113Gに、板状
に延びる第2接地板状導体145を接続している。この
ため、従来のように各々の接地コンデンサ接続端子に各
々のビア導体を接続する場合に比べ、導体による抵抗を
小さくすることができる。
【0062】さらに、本実施形態では、複数の第2電源
板状導体142と複数の第2接地板状導体145とが略
平行に交互に配置されている。このため、隣り合う導体
同士の相互インダクタンスが比較的大きくなり、電流に
よる磁界をキャンセルし合う。従って、全体の見かけの
インダクタンスを低下させることができる。
【0063】また、本実施形態の配線基板101は、板
状に延びる第3電源板状導体143により、多数の電源
裏面接続端子115Pと、電源プレーン層131とを接
続している。このため、従来のように各々の電源裏面接
続端子115Pと電源プレーン層131とをビア導体で
それぞれ接続する場合に比べ、電源裏面接続端子115
Pと電源プレーン層131とを、低抵抗、低インダクタ
ンスで接続することができる。また同様に、板状に延び
る第3接地板状導体146により、多数の接地裏面接続
端子115Gと、接地プレーン層133とを接続してい
る。このため、従来のように各々の接地裏面接続端子1
15Gと接地プレーン層133とをビア導体でそれぞれ
接続する場合に比べ、接地裏面接続端子115Gと接地
プレーン層133とを、低抵抗、低インダクタンスで接
続することができる。従って、この配線基板101が搭
載されるマザーボードMB1から電源プレーン層131
及び接地プレーン層133に、安定した電源電位及び接
地電位をそれぞれ供給することができる。
【0064】また、多数の電源裏面接続端子115P
に、板状に延びる第3電源板状導体143を接続してい
る。このため、従来のように各々の電源裏面接続端子1
15Pに各々のビア導体を接続する場合に比べ、導体に
よる抵抗を小さくすることができる。また同様に、多数
の接地裏面接続端子115Gに、板状に延びる第3接地
板状導体146を接続している。このため、従来のよう
に各々の接地裏面接続端子115Gに各々のビア導体を
接続する場合に比べ、導体による抵抗を小さくすること
ができる。
【0065】さらに、本実施形態では、複数の第3電源
板状導体143と複数の第3接地板状導体146とが略
平行に交互に配置されている。このため、隣り合う導体
同士の相互インダクタンスが比較的大きくなり、電流に
よる磁界をキャンセルし合う。従って、全体の見かけの
インダクタンスを低下させることができる。
【0066】以上において、本発明を実施形態に即して
説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適
用できることはいうまでもない。例えば、上記実施形態
では、セラミック製の配線基板101を挙げたが、樹脂
製の配線基板についても、本発明を適用することができ
る。この場合、第1電源板状導体141等の板状導体
は、フィルドビアを形成する手法を用いて、樹脂絶縁層
に形成した細長い孔に、メッキで充填して形成すればよ
い。あるいは、通常のビア導体を形成する手法を用い
て、樹脂絶縁層の細長い孔の内周面にメッキを形成し、
さらに、その内部に樹脂等からなる充填体を形成して、
板状導体としても良い。この場合には、充填体を導電性
のあるものとするのが好ましい。板状導体がより低抵抗
になるからである。
【0067】また、上記実施形態では、電源プレーン層
131が接地プレーン層133よりも基板表面102側
に位置する配線基板101を示した。しかし、逆に、接
地プレーン層133が電源プレーン層131よりも基板
表面102側に位置する配線基板についても、本発明を
適用することもできる。また、本実施形態では、コンデ
ンサCON1を基板表面102に搭載する配線基板10
1を示した。しかし、コンデンサCON1を基板裏面1
03に搭載する配線基板についても、本発明を適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る配線基板の縦断面図である。
【図2】実施形態に係る配線基板の基板表面側から見た
平面図である。
【図3】実施形態に係る配線基板の基板裏面側から見た
平面図である。
【図4】実施形態に係る配線基板の図1におけるA−A
横断面図のうち、IC搭載領域の投影領域近傍を示す部
分拡大横断面図である。
【図5】実施形態に係る配線基板の図1におけるA−A
横断面図のうち、コンデンサ搭載領域の投影領域近傍を
示す部分拡大横断面図である。
【図6】実施形態に係る配線基板の図1におけるB−B
横断面図のうち、IC搭載領域の投影領域近傍を示す部
分拡大横断面図である。
【図7】実施形態に係る配線基板の図1におけるB−B
横断面図のうち、コンデンサ搭載領域の投影領域近傍を
示す部分拡大横断面図である。
【図8】実施形態に係る配線基板の図1におけるC−C
横断面の部分拡大横断面図である。
【図9】実施形態に係る配線基板の図1におけるD−D
横断面の部分拡大横断面図である。
【図10】従来技術に係る配線基板の縦断面図である。
【図11】従来技術に係る配線基板の基板表面側から見
た平面図である。
【図12】従来技術に係る配線基板の基板裏面側から見
た平面図である。
【図13】従来技術に係る配線基板の図10におけるA
−A横断面図のうち、IC搭載領域の投影領域近傍を示
す部分拡大横断面図である。
【図14】従来技術に係る配線基板の図10におけるA
−A横断面図のうち、コンデンサ搭載領域の投影領域近
傍を示す部分拡大横断面図である。
【図15】従来技術に係る配線基板の図10におけるB
−B横断面図のうち、IC搭載領域の投影領域近傍を示
す部分拡大横断面図である。
【図16】従来技術に係る配線基板の図10におけるB
−B横断面図のうち、コンデンサ搭載領域の投影領域近
傍を示す部分拡大横断面図である。
【図17】従来技術に係る配線基板の図10におけるC
−C横断面の部分拡大横断面図である。
【図18】従来技術に係る配線基板の図10におけるD
−D横断面の部分拡大横断面図である。
【符号の説明】
101 配線基板 102 基板表面(第1主面) 103 基板裏面(第2主面) 111 IC接続端子 111P 電源IC接続端子(第1IC接続端子) 111G 接地IC接続端子(第2IC接続端子) 111S 信号IC接続端子 113 コンデンサ接続端子 113P 電源コンデンサ接続端子(第1コンデンサ
接続端子) 113G 接地コンデンサ接続端子(第2コンデンサ
接続端子) 115 裏面接続端子 115P 電源裏面接続端子(第1裏面接続端子) 115G 接地裏面接続端子(第2裏面接続端子) 115S 信号裏面接続端子 131 電源プレーン層(第1プレーン層) 132 第1貫通孔 133 接地プレーン層(第2プレーン層) 134 第2貫通孔 141 第1電源板状導体 142 第2電源板状導体 143 第3電源板状導体 144 第1接地板状導体 145 第2接地板状導体 146 第3接地板状導体 IC1 ICチップ CON1 コンデンサ MB1 マザーボード

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICチップを搭載する基板表面と、基板裏
    面とを有する配線基板であって、 上記基板表面に形成され、上記ICチップの端子と接続
    される複数のIC接続端子であって、第1の電位とされ
    る複数の第1IC接続端子を含むIC接続端子と、 上記配線基板の内部に形成され、上記第1の電位とされ
    る略ベタ状の第1プレーン層と、 上記第1プレーン層から上記基板表面側に向かって延
    び、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体であっ
    て、上記基板表面側の端面で、この端面の長手方向に沿
    って並ぶ2以上の上記第1IC接続端子と接続する第1
    板状導体と、を備える配線基板。
  2. 【請求項2】ICチップを搭載する基板表面と、基板裏
    面とを有する配線基板であって、 上記基板表面に形成され、上記ICチップの端子と接続
    される複数のIC接続端子であって、第1の電位とされ
    る複数の第1IC接続端子を含むIC接続端子と、 上記配線基板の厚さ方向に延び、上記第1の電位とされ
    る板状の第1板状導体であって、上記基板表面側の端面
    で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
    IC接続端子と接続する第1板状導体と、を備える配線
    基板。
  3. 【請求項3】ICチップを搭載する基板表面と、基板裏
    面とを有する配線基板であって、 上記基板表面に形成され、上記ICチップの端子と接続
    される複数のIC接続端子であって、第1の電位とされ
    る複数の第1IC接続端子、及び、第2の電位とされる
    複数の第2IC接続端子、を含むIC接続端子と、 上記配線基板の内部に形成され、上記第1の電位とさ
    れ、貫通孔を有する略ベタ状の第1プレーン層と、 上記配線基板の内部のうち上記第1プレーン層よりも上
    記基板裏面側に形成され、上記第2の電位とされる略ベ
    タ状の第2プレーン層と、 上記第1プレーン層から上記基板表面側に向かって延
    び、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体であっ
    て、上記基板表面側の端面で、この端面の長手方向に沿
    って並ぶ2以上の上記第1IC接続端子と接続する第1
    板状導体と、 上記第2プレーン層から上記基板表面側に向かって延
    び、上記貫通孔内を上記第1プレーン層と絶縁しつつ貫
    通し、上記第2の電位とされる板状の第2板状導体であ
    って、上記基板表面側の端面で、この端面の長手方向に
    沿って並ぶ2以上の上記第2IC接続端子と接続する第
    2板状導体と、を備える配線基板。
  4. 【請求項4】ICチップを搭載する基板表面と、基板裏
    面とを有する配線基板であって、 上記基板表面に形成され、上記ICチップの端子と接続
    される複数のIC接続端子であって、第1の電位とされ
    る複数の第1IC接続端子、及び、第2の電位とされる
    複数の第2IC接続端子、を含むIC接続端子と、 上記配線基板の厚さ方向に延び、上記第1の電位とされ
    る板状の第1板状導体であって、上記基板表面側の端面
    で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
    IC接続端子と接続する第1板状導体と、 上記配線基板の厚さ方向に延び、上記第2の電位とされ
    る板状の第2板状導体であって、上記基板表面側の端面
    で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第2
    IC接続端子と接続する第2板状導体と、を備える配線
    基板。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載の配線基板
    であって、 複数の前記第1板状導体と複数の前記第2板状導体とが
    略平行に交互に配置されている配線基板。
  6. 【請求項6】基板表面と、他の基板に搭載される基板裏
    面とを有する配線基板であって、 上記基板裏面に形成され、上記他の基板の端子と接続さ
    れる複数の裏面接続端子であって、第1の電位とされる
    複数の第1裏面接続端子を含む裏面接続端子と、 上記配線基板の内部に形成され、上記第1の電位とされ
    る略ベタ状の第1プレーン層と、 上記第1プレーン層から上記基板裏面側に向かって延
    び、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体であっ
    て、上記基板裏面側の端面で、この端面の長手方向に沿
    って並ぶ2以上の上記第1裏面接続端子と接続する第1
    板状導体と、を備える配線基板。
  7. 【請求項7】基板表面と、他の基板に搭載される基板裏
    面とを有する配線基板であって、 上記基板裏面に形成され、上記他の基板の端子と接続さ
    れる複数の裏面接続端子であって、第1の電位とされる
    複数の第1裏面接続端子を含む裏面接続端子と、 上記配線基板を厚さ方向に延び、上記第1の電位とされ
    る板状の第1板状導体であって、上記基板裏面側の端面
    で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
    裏面接続端子と接続する第1板状導体と、を備える配線
    基板。
  8. 【請求項8】基板表面と、他の基板に搭載される基板裏
    面とを有する配線基板であって、 上記基板裏面に形成され、上記他の基板の端子と接続さ
    れる複数の裏面接続端子であって、第1の電位とされる
    複数の第1裏面接続端子、及び、第2の電位とされる複
    数の第2裏面接続端子、を含む裏面接続端子と、 上記配線基板の内部に形成され、上記第1の電位とされ
    る略ベタ状の第1プレーン層と、 上記配線基板の内部のうち上記第1プレーン層よりも上
    記基板裏面側に形成され、上記第2の電位とされ、貫通
    孔を有する略ベタ状の第2プレーン層と、 上記第1プレーン層から上記基板裏面側に向かって延
    び、上記貫通孔内を上記第2プレーン層と絶縁しつつ貫
    通し、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体であ
    って、上記基板裏面側の端面で、この端面の長手方向に
    沿って並ぶ2以上の上記第1裏面接続端子と接続する第
    1板状導体と、 上記第2プレーン層から上記基板裏面側に向かって延
    び、上記第2の電位とされる板状の第2板状導体であっ
    て、上記基板裏面側の端面で、この端面の長手方向に沿
    って並ぶ2以上の上記第2裏面接続端子と接続する第2
    板状導体と、を備える配線基板。
  9. 【請求項9】基板表面と、他の基板に搭載される基板裏
    面とを有する配線基板であって、 上記基板裏面に形成され、上記他の基板の端子と接続さ
    れる複数の裏面接続端子であって、第1の電位とされる
    複数の第1裏面接続端子、及び、第2の電位とされる複
    数の第2裏面接続端子、を含む裏面接続端子と、 上記配線基板を厚さ方向に延び、上記第1の電位とされ
    る板状の第1板状導体であって、上記基板裏面側の端面
    で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
    裏面接続端子と接続する第1板状導体と、 上記配線基板を厚さ方向に延び、上記第2の電位とされ
    る板状の第2板状導体であって、上記基板裏面側の端面
    で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第2
    裏面接続端子と接続する第2板状導体と、を備える配線
    基板。
  10. 【請求項10】請求項8または請求項9に記載の配線基
    板であって、 複数の前記第1板状導体と複数の前記第2板状導体とが
    略平行に交互に配置されている配線基板。
  11. 【請求項11】コンデンサを搭載する第1主面と、これ
    に平行な第2主面とを有する配線基板であって、 上記第1主面に形成され、上記コンデンサの端子と接続
    される複数のコンデンサ接続端子であって、第1の電位
    とされる複数の第1コンデンサ接続端子を含むコンデン
    サ接続端子と、 上記配線基板の内部に形成され、上記第1の電位とされ
    る略ベタ状の第1プレーン層と、 上記第1プレーン層から上記第1主面側に向かって延
    び、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体であっ
    て、上記第1主面側の端面で、この端面の長手方向に沿
    って並ぶ2以上の上記第1コンデンサ接続端子と接続す
    る第1板状導体と、を備える配線基板。
  12. 【請求項12】コンデンサを搭載する第1主面と、これ
    に平行な第2主面とを有する配線基板であって、 上記第1主面に形成され、上記コンデンサの端子と接続
    される複数のコンデンサ接続端子であって、第1の電位
    とされる複数の第1コンデンサ接続端子を含むコンデン
    サ接続端子と、 上記配線基板を厚さ方向に延び、上記第1の電位とされ
    る板状の第1板状導体であって、上記第1主面側の端面
    で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
    コンデンサ接続端子と接続する第1板状導体と、を備え
    る配線基板。
  13. 【請求項13】コンデンサを搭載する第1主面と、これ
    に平行な第2主面とを有する配線基板であって、 上記第1主面に形成され、上記コンデンサの端子と接続
    される複数のコンデンサ接続端子であって、第1の電位
    とされる複数の第1コンデンサ接続端子、及び、第2の
    電位とされる複数の第2コンデンサ接続端子、を有する
    コンデンサ接続端子と、 上記配線基板の内部に形成され、上記第1の電位とさ
    れ、貫通孔を有する略ベタ状の第1プレーン層と、 上記配線基板の内部のうち上記第1プレーン層よりも上
    記第2主面側に形成され、上記第2の電位とされる略ベ
    タ状の第2プレーン層と、 上記第1プレーン層から上記第1主面側に向かって延
    び、上記第1の電位とされる板状の第1板状導体であっ
    て、上記第1主面側の端面で、この端面の長手方向に沿
    って並ぶ2以上の上記第1コンデンサ接続端子と接続す
    る第1板状導体と、 上記第2プレーン層から上記第1主面側に向かって延
    び、上記貫通孔内を上記第1プレーン層と絶縁しつつ貫
    通し、上記第2の電位とされる板状の第2板状導体であ
    って、上記第1主面側の端面で、この端面の長手方向に
    沿って並ぶ2以上の上記第2コンデンサ接続端子と接続
    する第2板状導体と、を備える配線基板。
  14. 【請求項14】コンデンサを搭載する第1主面と、これ
    に平行な第2主面とを有する配線基板であって、 上記第1主面に形成され、上記コンデンサの端子と接続
    される複数のコンデンサ接続端子であって、第1の電位
    とされる複数の第1コンデンサ接続端子、及び、第2の
    電位とされる複数の第2コンデンサ接続端子、を有する
    コンデンサ接続端子と、 上記配線基板を厚さ方向に延び、上記第1の電位とされ
    る板状の第1板状導体であって、上記第1主面側の端面
    で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第1
    コンデンサ接続端子と接続する第1板状導体と、 上記配線基板を厚さ方向に延び、上記第2の電位とされ
    る板状の第2板状導体であって、上記第1主面側の端面
    で、この端面の長手方向に沿って並ぶ2以上の上記第2
    コンデンサ接続端子と接続する第2板状導体と、を備え
    る配線基板。
  15. 【請求項15】請求項13または請求項14に記載の配
    線基板であって、 複数の前記第1板状導体と複数の前記第2板状導体とが
    略平行に交互に配置されている配線基板。
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