JP2003183982A - 目ずれ防止処理したガラス繊維織物 - Google Patents
目ずれ防止処理したガラス繊維織物Info
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Abstract
力やねじれ等に基づく目ずれが効果的に防止された、ガ
ラス繊維織物を提供すること。 【解決手段】 シラン化合物を付着せしめたガラス繊維
織物であって、前記シラン化合物は、下記一般式(1)
で表されるグリシジル化合物と、アミノアルキルトリア
ルコキシシランとを、前者1モルに対して後者(m×n
+2)モル以上反応させてなるガラス繊維織物。 【化1】 [R1、R3は、2価有機基、R2は3価有機基、mは0
又は1、nは0〜2。]
Description
このガラス繊維織物と熱硬化性樹脂とを含むガラス繊維
強化樹脂、及びこのガラス繊維強化樹脂からなる絶縁層
を備える積層板に関する。
その上に形成された導体層とを備えるものであり、絶縁
層としては、ガラス繊維織物等のガラス繊維布により強
化されたガラス繊維強化樹脂が通常用いられている。
能化の要求が顕著になり、積層板においてもより一層の
小型化が求められている。そして、このような要求に応
えるために、薄物プリント配線板や多層プリント配線板
が開発され、これらに用いるガラス繊維として薄物ガラ
ス繊維織物が開発されている。
ラス繊維織物はその薄さ故に取り扱いが困難であるとい
う問題がある。ガラス繊維織物は、ガラス繊維からなる
経糸と緯糸とがほぼ直交するように交差させて織られた
ものであるが、ガラス繊維織物が薄物である場合は、取
り扱い時の張力やねじれ等により、ガラス繊維が位置ず
れを生じて経糸と緯糸との交差角度や交差状態に異常を
来たし、ガラス繊維織物全体としての均一性が失われる
(これを一般に「目ずれ」という。)。
てなされたものであり、薄物にした場合であっても、取
り扱い時の張力やねじれ等に基づく上記目ずれが効果的
に防止された、ガラス繊維織物を提供することを目的と
する。本発明は、また、かかるガラス繊維織物と熱硬化
性樹脂とを含むガラス繊維強化樹脂、及び、かかるガラ
ス繊維強化樹脂からなる絶縁層を備える積層板を提供す
ることを目的とする。
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定構造のグリシ
ジル化合物と特定構造のモノアミノシランとを、グリシ
ジル化合物中のエポキシ基がモノアミノシランと全て反
応しうる条件で反応させた反応物(シラン化合物)を、
ガラス繊維織物に付着させることにより、上記目的が達
成可能であることを見出し、本発明を完成させた。
ラン化合物を付着せしめたガラス繊維織物であって、上
記シラン化合物は、下記一般式(1)で表されるグリシ
ジル化合物1モルに対して、
素数1〜10の3価の有機基、R3は炭素数1〜6の2
価の有機基を示し、mは0又は1、nは0〜2の数をそ
れぞれ示す。]下記一般式(2)で表されるモノアミノ
シランを(m×n+2)モル以上反応させてなるシラン
化合物であることを特徴とするものである。
れぞれ示す。]
化合物を付着せしめたガラス繊維織物であって、上記シ
ラン化合物は、下記一般式(3)で表されるシラン化合
物であることを特徴とするものである。
R1、R2、R3、m、n、p及びqと同義である。]
上記R1が下記一般式(4)で表される2価の有機基で
あり、上記mが0であり、上記R3が下記一般式(5)
で表される2価の有機基であることが好ましい。
れぞれメチル基または水素原子を示す。]
り、上記mが1であり、上記R2が下記式(6)で表さ
れる3価の有機基であることが好ましい。
熱硬化性樹脂とを含むことを特徴とするガラス繊維強化
樹脂、及び、該ガラス繊維強化樹脂からなる絶縁層と、
該絶縁層上に形成された導体層と、を備える積層板を提
供するものである。
のように、一般式(1)で表されるグリシジル化合物
(以下、「グリシジル化合物1」という。)と、一般式
(2)で表されるモノアミノシラン(以下、「モノアミ
ノシラン1」という。)とを反応させて得られるシラン
化合物を付着せしめたものである。
について説明する。グリシジル化合物1は一般式(1)
に示されるように、主鎖、末端基及び側鎖からなる化合
物である。すなわち、R1がn回繰り返した2価基(m
=0のとき)、又はR1及びR 2がn回繰り返した2価基
(m=1のとき)の片末端にR3が結合したものが主鎖
であり、グリシジルオキシフェニル基(フェニル基にお
けるグリシジルオキシ基の置換位はオルト、メタ、パラ
のいずれであってもよい)が末端基である。側鎖は、R
2に結合したグリシジルオキシ基であり、m=0の場合
は側鎖は存在しない。
(n=0又はm=0)〜4官能(n=2且つm=1)の
エポキシ化合物に該当する。また、一般式(1)におけ
る、R1は炭素数1〜20の2価の有機基、R2は炭素数
1〜10の3価の有機基、R 3は炭素数1〜6の2価の
有機基でなければならず、nは0〜2の数でなければな
らないため、グリシジル化合物1は2〜4官能の低分子
量エポキシ化合物である。なお、グリシジル化合物1
は、異なるnの値を有する化合物の混合物として提供さ
れる場合があるため、このような場合のnは平均値を用
いる。
は、R1の炭素数は1〜18が好ましく、1〜2個のフ
ェニレン基を含むものであることがより好ましい。ま
た、R3の炭素数は1〜3が好ましい。一般式(1)に
おけるmが0である場合は、R1は下記一般式(4)で
表される2価の有機基であり、且つR3は下記一般式
(5)で表される2価の有機基であることが特に好まし
い。なお、下記一般式中、R 4及びR5は同一でも異なっ
ていてもよく、それぞれメチル基または水素原子を示
す。
が上記一般式(4)で表される2価の有機基であり、R
3が上記一般式(5)で表される2価の有機基である場
合は、グリシジル化合物1は下記一般式(1a)で表さ
れるビスフェノール型エポキシ樹脂となる。なお下記一
般式中nは0〜2である。
ては、下記一般式(1b)で表されるビスフェノールA
型エポキシ樹脂、下記一般式(1c)で表されるビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂が好ましい。
場合は、R1及びR3は、いずれも炭素数1〜10のアル
キレン基であることが好ましく、炭素数1〜3のアルキ
レン基であることがより好ましく、メチレン基であるこ
とが特に好ましい。また、R 2はベンゼン骨格を有する
炭素数1〜10の3価の基であることが好ましく、下記
式(6)で表される3価の有機基であることが特に好ま
しい。
及びR3がいずれもメチレン基であり、R2が上記式
(6)で表される3価の有機基である場合は、グリシジ
ル化合物1は下記一般式(1d)で表されるフェノール
ノボラック型エポキシ樹脂となる。なお下記一般式中n
は0〜2である。
ついて説明する。本発明において用いられるモノアミノ
シランは、下記一般式(2)で表される化学構造を有し
たもの(モノアミノシラン1)である。なお、下記一般
式において、pは1〜10の整数、qは1〜3の整数で
ある。
素原子に3つのアルコキシ基と1つのアミノアルキル基
が結合した構造を有した化合物(シランカップリング
剤)である。上記一般式におけるpは1〜6が好まし
く、1〜4がより好ましく、1〜3が更に好ましい。ま
た、qは1〜2が好ましい。モノアミノシラン1として
特に好適なものとしては、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン及びγ−アミノプロピルトリメキシシランが
挙げられる。
物1とモノアミノシラン1とを反応させることによりシ
ラン化合物を得る。グリシジル化合物1はエポキシ基を
分子中に有しており、モノアミノシランはアミノ基を分
子中に有しているため、これらの基が反応して結合が生
じる。この場合において、グリシジル化合物1の1モル
に対して反応させるモノアミノシラン1のモル数は(m
×n+2)以上でなければならない。(m×n+2)は
グリシジル化合物1中のエポキシ基の数に対応している
ため、上記条件で反応させるということはグリシジル化
合物1中のエポキシ基がモノアミノシランと全て反応し
うる条件で反応させることを意味する。
ある上記ビスフェノール型エポキシ樹脂の場合は、該樹
脂1モルに反応させるモノアミノシラン1のモル数は2
モル以上でなければならない。モノアミノシラン1のモ
ル数の上限は特に制限されないが、未反応のモノアミノ
シラン1の量を減少させるという観点からは、アミノシ
ラン1のモル数は2〜3モルが好ましく、2モルが更に
好ましい。
る上記フェノールノボラック型エポキシ樹脂である場合
は、該樹脂のエポキシ基の数に対応して反応させるモノ
アミノシラン1のモル数を定めなければならない。例え
ば、エポキシ基の数が3、4である場合は、モノアミノ
シラン1のモル数はそれぞれ3以上、4以上となる。こ
の場合においてもモノアミノシラン1のモル数の上限は
特に制限されないが、未反応のモノアミノシラン1の量
を減少させるという観点からは、モノアミノシラン1の
モル数はエポキシ基の数と同じであることが好ましい。
けるnの値が2を超える場合は、R 1、R2、R3が、そ
れぞれ炭素数1〜20の2価の有機基、炭素数1〜10
の3価の有機基、炭素数1〜6の2価の有機基であって
も、得られるシラン化合物の水等の溶媒への溶解性や安
定性が劣る傾向にあり、例えば、溶媒に溶解させてシラ
ン化合物をガラス繊維織物に付着させることが困難にな
る。一方、R1、R2、R3のいずれかが上記炭素数を超
える場合は、グリシジル化合物1におけるnが0〜2で
あっても、上記と同様の現象が生じる。
させるモノアミノシラン1のモル数が(m×n+2)未
満である場合は、反応途中に硬化やゲル化が生じ易くな
り、水等の溶媒への溶解性も極端に劣るようになるた
め、シラン化合物をガラス繊維織物に付着させることが
困難になる。
合物1とモノアミノシラン1とを反応させた場合、シラ
ン化合物の主成分として、−Si−(OCqH2q+1)3で
表されるアルコキシシリル基を有する、以下の一般式
(3)で表される化合物(以下「化合物3」という。)
が生じていると考えられる。なお、下記一般式中、
R1、R2、R3、m、n、p及びqは上記と同義であ
る。
適条件は上記と同様である。したがって、グリシジル化
合物1としてビスフェノール型エポキシ樹脂を用いる場
合は、化合物3は下記一般式(3a)で表されるシラン
化合物となる。なお、下記一般式中、R1、R2、R3、
R4、R5、m、n、p及びqは上記と同義である。
ールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂の場合は、それぞれ、下記一般式(3b)、(3c)
で表されるシラン化合物が得られる。
ボラック型エポキシ樹脂である場合は、下記一般式(3
d)で表されるシラン化合物が得られる。
ノアミノシラン1との反応条件は特に制限されない。反
応に際しては、メチルセロソルブ等の有機溶剤を用いて
も溶剤を用いなくてもよい。また、反応速度を向上させ
るために、公知のエポキシ/アミン反応用触媒を用いて
もよい。また、反応温度は室温〜100℃の範囲で可能
であるが、溶媒を用いた場合の揮発を考慮すると、40
〜80℃(好ましくは60〜80℃)が好ましい。ま
た、反応生成物の赤外吸収スペクトルを採取するなどし
て、実質的にエポキシ基の全てがアミノ基と反応したと
認められるまで、反応を継続することが好ましい。
明する。本発明のガラス繊維織物は、ガラス繊維織物と
該ガラス繊維織物に付着した上記シラン化合物とを備え
ることを特徴とする目ずれ防止処理ガラス繊維織物であ
り、ガラス繊維織物に上記シラン化合物を付着せしめた
ものである。
は、5〜500TEX(好ましくは22〜68TEX)
のガラス繊維束を経糸及び緯糸として用い、織り密度
が、経方向で16〜64本/25mm、緯方向で15〜
60本/25mmになるように織られたものであること
が好ましい。そして、ガラス繊維織物を構成するガラス
繊維束は、ガラス繊維モノフィラメント(フィラメント
径は3〜23μmが好ましい)が50〜1200本集束
されてなるものが好ましい。
剤と動植物油等の潤滑剤等を含む集束剤により、ガラス
繊維モノフィラメントを複数束ねて作製されることが通
常であり、ガラス繊維織物にはかかる集束剤の成分が付
着している場合がある。本発明においては、このように
集束剤が付着したガラス繊維織物に対して上記シラン化
合物を付着させることもできるが、集束剤が付着したガ
ラス繊維織物を、例えば、350〜450℃に加熱処理
(脱油)して集束剤の少なくとも一部を除去させた後
に、上記シラン化合物を付着させることが好ましい。
合物の付着の前及び/又は後に、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン等の公知のシランカップリング剤やコ
ロイダルシリカ(例えば、日産化学社製、スノーテック
ス−O)等の公知の無機粒子を付着させる場合がある
が、上記シラン化合物は、かかるシランカップリング剤
及び/又は無機粒子が付着したガラス繊維織物に対して
付着させてもよい。
させる方法としては、シラン化合物又はシラン化合物溶
液(水溶液、有機溶剤溶液、水及び有機溶剤の混合溶液
等)にガラス繊維織物を浸漬させる方法や、シラン化合
物やシラン化合物溶液をスプレーやロールコート等によ
りガラス繊維織物に塗布する方法が挙げられる。浸漬又
は塗布の後は、スクイズロール等を用いて必要によりシ
ラン化合物の付着量を調整することが可能であり、シラ
ン化合物を溶液として付着させた場合には、風乾や加熱
乾燥(30〜120℃、好ましくは50〜120℃)に
より、水や有機溶剤等の溶媒を除去することが好まし
い。
は、該化合物の水溶液(又は水分散液)を用いることが
好適である。これは、種々の濃度のシラン化合物水溶液
(又は水分散液)が調製可能であるため、シラン化合物
の付着量の制御が容易となるからである。この場合にお
いて、シラン化合物は有機溶媒を含む状態で水に溶解
(又は分散)させても、有機溶媒を含まない状態で水に
溶解(又は分散)させてもよい。シラン化合物の水溶液
(又は水分散液)を得る場合においては、シラン化合物
の含有量は、水溶液(又は水分散液)全重量を基準とし
て0.5〜5重量%であることが好ましい。
ノアミノシラン1とを反応させて得られるものであり、
上述のようにシラン化合物分子中にはアルコキシシリル
基が存在する。かかるシラン化合物を付着せしめたガラ
ス繊維織物においては、シラン化合物中のアルコキシシ
リル基の少なくとも一部は加水分解によりシラノール基
を生じていることが好ましく、このシラノール基の少な
くとも一部は、更にシラノール基又はアルコキシル基と
縮合して−Si−O−Si−結合を生じていることが好
ましい。
物に付着させた後は、30〜120℃(好ましくは50
〜120℃)で全体を加熱して、アルコキシシリル基の
少なくとも一部の加水分解反応及び縮合反応を促進させ
ることが好ましい。なお、シラン化合物を水溶液(又は
水分散液)としてガラス繊維織物に付着させる場合にお
いては、付着前に既に加水分解反応及び/又は縮合反応
が生じていることがある。また、かかる反応を促進させ
るために酢酸等の有機酸を水溶液(又は水分散液)に添
加することができる。また、水溶液(又は水分散液)を
付着させた後に30〜120℃(好ましくは50〜12
0℃)で加熱することにより、水等の溶媒を除去するこ
とが可能になるのみならず、加水分解反応及び/又は縮
合反応を促進させることもできる。
る重量は、ガラス繊維織物100重量部に対して0.1
〜1.5重量部が好ましく、0.2〜0.9重量部がよ
り好ましい。シラン化合物の付着量が0.1重量部未満
である場合は、目ずれ防止効果が充分に発現しない場合
があり、1.5重量%を超す場合は、得られたガラス繊
維織物を用いてガラス繊維強化樹脂を作製する場合にお
ける、樹脂含浸性が低下して強化樹脂の耐熱性が低下す
る場合がある。なお、ガラス繊維織物100重量部に対
するシラン化合物の重量部は、シラン化合物に加水分解
反応及び/又は縮合反応が生じていないとして算出した
値である。
維織物は、取り扱い時の張力やねじれ等により、ガラス
繊維が位置ずれを生じて経糸と緯糸との交差角度や交差
状態に異常を来たすことがない。すなわち、目ずれが防
止されており、ガラス繊維織物全体としての均一性が保
たれている。目ずれ防止効果は、目ずれが特に生じやす
い薄物のガラス繊維織物(厚さ:20〜100μm程
度)の場合に特に顕著である。
防止が可能になる理由は必ずしも明らかではないが、グ
リシジル化合物1及びモノアミノシラン1とは異なる原
料を用いてシラン化合物を得た場合や、グリシジル化合
物1のエポキシ基がモノアミノシラン1と全て反応しな
いような条件で得られたシラン化合物では、上記効果が
得られないことから、シラン化合物を得るための原料と
して、特定構造のグリシジル化合物と特定構造のモノア
ミノシランとを用いたこと、そして、シラン化合物を得
る場合に、グリシジル化合物中のエポキシ基がモノアミ
ノシランと全て反応しうる条件で反応させたことに起因
するものと推測される。
て説明する。本発明のガラス繊維強化樹脂は、上記本発
明のガラス繊維織物と、熱硬化性樹脂とを含むことを特
徴とするものである。なお、本発明におけるガラス繊維
強化樹脂は、含有する熱硬化性樹脂(マトリックス樹
脂)が半硬化の状態のプリプレグ、含有する熱硬化性樹
脂が硬化した状態の硬化樹脂、の両方を包含する。
としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられ、ガラス繊維強化
樹脂の作製方法としては、ガラス繊維織物に熱硬化性樹
脂(又は熱硬化性樹脂溶液等の樹脂ワニス)を含浸させ
る方法等の公知の方法が採用可能である。
止がなされているために、樹脂ワニス等を含浸させてガ
ラス繊維強化樹脂を作製する場合に、含浸を均一に行う
ことが可能で、このためにボイド等の発生を防止でき、
得られるガラス繊維強化樹脂の耐熱性や強度等を向上さ
せることが可能になる。また、かかる効果は用いるガラ
ス繊維織物の厚さに依存せず、薄物のガラス繊維織物を
用いた場合でも同様の効果が得られる。
本発明の積層板は、上記ガラス繊維強化樹脂からなる絶
縁層と、該絶縁層上に形成された導体層と、を備えるも
のである。かかる積層板において、導体層は絶縁層の両
面に形成されていてもよく、片面に形成されていてもよ
い。また、絶縁層及び導体層の数は任意であり、単層の
積層板であっても複数層の積層板であってもよい。な
お、積層板の導体層における熱硬化性樹脂は硬化したも
のであることが好ましい。
優れる本発明のガラス繊維強化樹脂を有しているため
に、耐熱性の要求される電子部品用途のプリント配線板
や、中心付近まで熱が伝達しやすい薄物のプリント配線
板等に好適に用いることが可能である。
り作製することが好ましい。すなわち、NEMA規格F
R−4の処方等に従って作製された難燃性エポキシ樹脂
ワニスをガラス繊維織物に含浸させて加熱してプリプレ
グを作製し、これを複数枚積層して、その上に更に銅箔
を積層して、全体を加熱加圧成型する方法を採用するこ
とが好ましい。
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
取り付けた2000mLのセパラブルフラスコにエピコ
ート828(油化シェル社製、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、上記一般式(1b)で表されるグリシジル化
合物であって、nの平均値は0.14である。)38
0.0g(1mol)と、メチルセロソルブ380.0
gを仕込み、窒素ガス雰囲気中で攪拌しながら、γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン(日本ユニカー社製、
商品名A−1100、モノアミノシラン)442.8g
(2mol)をゆっくり滴下し、70℃で3時間反応さ
せた後、メチルセロソルブを442.8g入れ、シラン
化合物の50重量%メチルセロソルブ溶液を得た。
添加して分散・溶解させ、酢酸でpH=3.4に調整し
て、シラン化合物濃度が0.8重量%の水溶液を得た。
なお、得られたシラン化合物をFT−IR(日本電子株
式会社製、JIR−3150)で分析したところ、エポ
キシ基が開環してアミノ基と結合を生じていることが確
かめられた。
ラン化合物の50重量%メチルセロソルブ溶液を得た。
このメチルセロソルブ溶液を水に添加して分散・溶解さ
せ、酢酸でpH=3.4に調整して、シラン化合物濃度
が1.2重量%の水溶液を得た。なお、得られたシラン
化合物をFT−IR(日本電子株式会社製、JIR−3
150)で分析したところ、エポキシ基が開環してアミ
ノ基と結合を生じていることが確かめられた。
ラン化合物の50重量%メチルセロソルブ溶液を得た。
このメチルセロソルブ溶液を水に添加して分散・溶解さ
せ、酢酸でpH=3.4に調整して、シラン化合物濃度
が2.0重量%の水溶液を得た。なお、得られたシラン
化合物をFT−IR(日本電子株式会社製、JIR−3
150)で分析したところ、エポキシ基が開環してアミ
ノ基と結合を生じていることが確かめられた。
ト、温度計を取り付けた2000mLのセパラブルフラ
スコにエピコート154(油化シェル社製、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、上記一般式(1d)で表さ
れるグリシジル化合物であって、nの平均値は1.6で
ある。)325.0g(0.5mol)と、メチルセロ
ソルブ325.0gを仕込み、窒素ガス雰囲気中で攪拌
しながら、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(日
本ユニカー社製、商品名A−1100、モノアミノシラ
ン)398.5g(1.8mol)をゆっくり滴下し、
70℃で3時間反応させた後、メチルセロソルブ39
8.5g入れ、シラン化合物の50重量%メチルセロソ
ルブ溶液を得た。
添加して分散・溶解させ、酢酸でpH=3.4に調整し
て、シラン化合物濃度が0.8重量%の水溶液を得た。
なお、得られたシラン化合物をFT−IR(日本電子株
式会社製、JIR−3150)で分析したところ、エポ
キシ基が開環してアミノ基と結合を生じていることが確
かめられた。
ラン化合物の50重量%メチルセロソルブ溶液を得た。
このメチルセロソルブ溶液を水に添加して分散・溶解さ
せ、酢酸でpH=3.4に調整して、シラン化合物濃度
が1.2重量%の水溶液を得た。なお、得られたシラン
化合物をFT−IR(日本電子株式会社製、JIR−3
150)で分析したところ、エポキシ基が開環してアミ
ノ基と結合を生じていることが確かめられた。
ラン化合物の50重量%メチルセロソルブ溶液を得た。
このメチルセロソルブ溶液を水に添加して分散・溶解さ
せ、酢酸でpH=3.4に調整して、シラン化合物濃度
が2.0重量%の水溶液を得た。なお、得られたシラン
化合物をFT−IR(日本電子株式会社製、JIR−3
150)で分析したところ、エポキシ基が開環してアミ
ノ基と結合を生じていることが確かめられた。
ランカップリング剤(n−[2−(ビニルベンジルアミ
ノ)エチル]−3−アミノプロピルトリメトキシシラン
・塩酸塩、東レダウコーニング社製、SZ6032)を
水に添加して分散・溶解させ、酢酸でpH=3.4に調
整して、シランカップリング剤濃度が0.6重量%の水
溶液を得た。
濃度を2.0重量%とした他は、比較合成例1aと同様
にして水溶液を得た。
濃度を4.0重量%とした他は、比較合成例1aと同様
にして水溶液を得た。
の調製] (実施例1)製織後、加熱脱油処理した厚さ30μmの
ガラス繊維織物(経糸ECD900 1/0織密度56(本/25m
m)、緯糸ECD900 1/0 織密度56(本/25mm)、IP
C規格 Style106)に、合成例1aで得られた水溶液
を含浸させ、スクイズローラで絞った後、110℃で5
分間乾燥して、シラン化合物が付着したガラス繊維織物
を得た。なお、ガラス繊維織物100重量部に対するシ
ラン化合物の付着量は0.33重量部であった。
溶液に代えて、合成例1b、1c、2a、2b、2cで
得られた水溶液を用いた他は実施例1と同様にして、シ
ラン化合物が付着したガラス繊維織物を得た。なお、合
成例1b、1c、2a、2b、2cのシラン化合物が付
着したガラス繊維織物が、それぞれ実施例2、3、4、
5、6に該当し、ガラス繊維織物100重量部に対する
シラン化合物の付着量は、それぞれ、0.42重量部、
0.62重量部、0.33重量部、0.42重量部、
0.62重量部であった。
溶液に代えて、比較合成例1a、1b、1cで得られた
水溶液を用いた他は実施例1と同様にして、シランカッ
プリング剤が付着したガラス繊維織物を得た。なお、比
較合成例1a、1b、1cのシランカップリング剤が付
着したガラス繊維織物が、それぞれ比較例1、2、3に
該当し、ガラス繊維織物100重量部に対するシランカ
ップリング剤の付着量は、それぞれ、0.18重量部、
0.60重量部、1.10重量部であった。
ル化合物とアミノシランとが未反応の状態で付着したガ
ラス繊維織物を得た。
ノシランであるシランカップリング剤(n−[2−(ビ
ニルベンジルアミノ)エチル]−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン・塩酸塩、東レダウコーニング社製、
SZ6032)を水に添加して分散・溶解させ、酢酸で
pH=3.4に調整して、シランカップリング剤濃度が
0.8重量%の水溶液を得た。次いで、この水溶液を比
較例1と同様にして、シランカップリング剤が付着した
ガラス繊維織物を得た。
リシジル化合物(エポキシ化合物)溶液をジメチルホル
ムアミドで希釈し、エポキシ化合物濃度が0.6重量%
の溶液を得、この溶液を上記ガラス繊維織物に含浸さ
せ、スクイズローラで絞った後、110℃で5分間乾燥
して、グリシジル化合物(エポキシ化合物)とアミノシ
ランとが未反応の状態で付着したガラス繊維織物を得
た。なお、ガラス繊維織物100重量部に対するシラン
カップリング剤とエポキシ化合物の合計の付着量は0.
53重量部であった。
量%の溶液に代えて、エポキシ化合物濃度2.0重量%
の溶液を用いた他は比較例4と同様にして、グリシジル
化合物(エポキシ化合物)とアミノシランとが未反応の
状態で付着したガラス繊維織物を得た。なお、ガラス繊
維織物100重量部に対するシランカップリング剤とエ
ポキシ化合物の合計の付着量は0.66重量部であっ
た。
量%の溶液に代えて、エポキシ化合物濃度4.0重量%
の溶液を用いた他は比較例4と同様にして、グリシジル
化合物(エポキシ化合物)とアミノシランとが未反応の
状態で付着したガラス繊維織物を得た。なお、ガラス繊
維織物100重量部に対するシランカップリング剤とエ
ポキシ化合物の合計の付着量は0.92重量部であっ
た。
び比較例1〜6で得られたガラス繊維織物を用いて、図
1に示すガラス繊維織物試験片を作製した。すなわち、
縦(図1におけるa)200mm、横(図1における
b)25mmに切断したガラス繊維織物2の両末端を両
面粘着テープを用いて台紙8に接着することでガラス繊
維織物試験片1を得た。なお、ガラス繊維織物2におい
ては、経糸4及び緯糸6とは直交しており、経糸4及び
緯糸6とガラス繊維織物2の長辺が交差する角度(θ)
は45度であった。また、台紙8間の間隔(図1におけ
るc)は150mmとした。
B(ロードセル:100N)を用いて、上記ガラス繊維
織物試験片の台紙部分をエアチャックで挟んで(チャッ
ク間間隔は150mm(図1におけるc))、引張速度
1mm/分で図1の矢印方向に引張り、変位量(mm)
と荷重(g重)との関係を測定した。実施例1〜6につ
いて得られたデータを、それぞれ図2〜7に、比較例1
〜6について得られたデータを、それぞれ図8〜13に
示す。なお、図2〜13においては、試験した数に相当
する曲線が示されている。
比較例1〜6で得られたガラス繊維織物に、NEMA規
格FR−4処方に従って配合した以下の表2に示す組成
のエポキシ樹脂ワニスを含浸させ、130℃で7分間乾
燥してプリプレグを作製した。このプリプレグを4枚積
層し、両面に銅箔を重ね、50kg/cm2の圧力で1
70℃、90分間加熱成型し積層板を得た。この積層板
をエッチング処理して銅箔を除去し、40mm角に切断
して積層板試験片とした。なお、実施例1〜6のガラス
繊維織物を用いた積層板試験片が、それぞれ実施例7〜
12に該当し、比較例1〜6のガラス繊維織物を用いた
積層板試験片が、それぞれ比較例7〜12に該当する。
施例7〜12、比較例7〜12の積層板試験片それぞれ
3枚を、プレッシャークッカーにて121℃、2時間処
理した後、260℃の半田浴に20秒浸漬し、試験片表
面の膨れの有無を以下の基準に基づいて目視で評価し
た。 ◎:膨れなし ○:長径8mm以上の膨れがなく、且つ長径4mm以上
の膨れが3個以下発生 ×:長径4mm以上の膨れが4個以上、又は長径8mm
未満の膨れが1個以上発生、又は長径4mm未満の膨れ
が全面に発生
表3に示す。なお、表3には試験片それぞれの結果を列
記し、例えば、「◎◎○」は、評価した3つの積層板試
験片のうち、2つが◎の評価を得、1つが○の評価を得
たことを意味する。
薄物にした場合であっても、取り扱い時の張力やねじれ
等に基づく目ずれが効果的に防止された、ガラス繊維織
物を提供することが可能になる。また、かかるガラス繊
維織物を用いることにより、耐熱性に優れたガラス繊維
強化樹脂及び積層板を提供することが可能になる。積層
板については、溶融半田の温度(260℃)に晒されて
も膨れの発生が低減されるために、耐熱性の要求される
電子部品用途のプリント配線板や、中心付近まで熱が伝
達しやすい薄物のプリント配線板等に好適に用いること
が可能となる。
ときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
ときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
ときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
ときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
ときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
ときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
ときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
ときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
たときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
たときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
たときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
たときの、変位量と荷重の関係を示す図である。
・・・経糸、6・・・緯糸、8・・・台紙。
Claims (6)
- 【請求項1】 シラン化合物を付着せしめたガラス繊維
織物であって、 前記シラン化合物は、下記一般式(1)で表されるグリ
シジル化合物1モルに対して、 【化1】 [式中、R1は炭素数1〜20の2価の有機基、R2は炭
素数1〜10の3価の有機基、R3は炭素数1〜6の2
価の有機基を示し、mは0又は1、nは0〜2の数をそ
れぞれ示す。]下記一般式(2)で表されるモノアミノ
シランを(m×n+2)モル以上反応させてなるシラン
化合物であることを特徴とするガラス繊維織物。 【化2】 [式中、pは1〜10の整数、qは1〜3の整数、をそ
れぞれ示す。] - 【請求項2】 シラン化合物を付着せしめたガラス繊維
織物であって、 前記シラン化合物は、下記一般式(3)で表されるシラ
ン化合物であることを特徴とするガラス繊維織物。 【化3】 [式中、R1、R2、R3、m、n、p及びqは、前記
R1、R2、R3、m、n、p及びqと同義である。] - 【請求項3】 前記R1が下記一般式(4)で表される
2価の有機基であり、前記mが0であり、前記R3が下
記一般式(5)で表される2価の有機基であることを特
徴とする請求項1または2記載のガラス繊維織物。 【化4】 【化5】 [式中、R4及びR5は同一でも異なっていてもよく、そ
れぞれメチル基または水素原子を示す。] - 【請求項4】 前記R1及びR3がメチレン基であり、前
記mが1であり、前記R2が下記式(6)で表される3
価の有機基であることを特徴とする請求項1または2記
載のガラス繊維織物。 【化6】 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のガ
ラス繊維織物と、熱硬化性樹脂とを含むことを特徴とす
るガラス繊維強化樹脂。 - 【請求項6】 請求項5記載のガラス繊維強化樹脂から
なる絶縁層と、該絶縁層上に形成された導体層と、を備
える積層板。
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