JP2003183360A - 環状オレフィン系開環共重合体およびその水素添加物 - Google Patents
環状オレフィン系開環共重合体およびその水素添加物Info
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Abstract
に対する溶解性が高く、屈折率が高い樹脂材料が得られ
る環状オレフィン系開環共重合体の提供。 【解決手段】 開環共重合体は、一般式(1)の環状オ
レフィン系単量体およびその他の特定の環状オレフィン
系単量体を開環共重合して得られる。 〔R1 〜R6 はH、ハロゲン、炭素数1〜10の脂肪族、
脂環族又は芳香族炭化水素基、ハロゲン置換炭化水素
基、及びアルコキシ基、等の1 価の有機基。X1 及びX
2 は単結合、−O−、−CO−、−NR7 −、−(CR
8 R9 )p −、−CO2 −または−OCO−。R7 〜R
9 はH、ハロゲン、炭素数1〜10の脂肪族、脂環族又は
芳香族炭化水素基、pは1〜5の整数。mは0または正
の整数、nは0または1で、mが0のときはnも0。〕
Description
開環共重合体およびその水素添加物に関し、更に詳しく
は透明性、他の材料との密着性および耐熱性に優れ、屈
折率が高く、光学製品用材料として好適な樹脂材料が得
られる環状オレフィン系開環共重合体およびその水素添
加物に関する。
ステル樹脂やアクリル系樹脂は、吸水性が高いものであ
るため、これらの樹脂よりなる光学製品は吸水による変
形等が生じる、という問題を有する。また、アクリル系
樹脂においては、吸水性が高いこと以外に、耐熱性が低
いものであるため、当該アクリル系樹脂よりなる光学製
品は、熱による変形等が生じる結果、光学的欠陥が発生
しやすく、そのため、使用範囲が限定される、という問
題がある。一方、ポリカーボネート樹脂は、低吸水性お
よび耐熱性についてはポリエステル樹脂およびアクリル
系樹脂よりも優れているものの、光学的な歪みが生じや
すく、精密な光学製品に用いる場合には、種々の問題が
生じることがある。
性、低吸水性、耐熱性、低光学歪み性などを兼ね備えて
いる環状ポリオレフィン系樹脂が開発され、この環状ポ
リオレフィン系樹脂は、現在、光学レンズ、光学フィル
ム、光学ディスク、光ファイバー、光半導体封止材など
の各種光学製品用材料として用いられている。しかしな
がら、従来公知の環状ポリオレフィン系樹脂は、屈折率
が比較的低いものであるため、光学製品用材料として使
用するうえで、制約を受けることがあった。また、最近
においては、分子中に芳香族環構造やハロゲン原子が導
入されてなる環状ポリオレフィン系樹脂が提案されてい
る(特開平7−41550号公報参照)。しかしなが
ら、このような環状ポリオレフィン系樹脂は、比較的高
い屈折率を有するものであるが、他の材料に対する密着
性が低いものであるため、光学製品として施される後加
工、例えば印刷加工、ハードコート加工または接着加工
などを行う場合に問題が生じる。
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
透明性および耐熱性に優れ、また、屈折率が高く、しか
も、他の素材との密着性が高くて後加工が容易であり、
さらに、トルエン、ジクロロメタンあるいはテトラヒド
ロフラン等の汎用溶剤に対する溶解性が高くて溶液によ
る加工に供することができる環状オレフィン系開環共重
合体およびその水素添加物を提供することにある。
系開環共重合体は、下記一般式(1)で表される環状オ
レフィン系単量体および下記一般式(2)で表される環
状オレフィン系単量体(但し、下記一般式(1)で表さ
れる構造のものを除く。)を含有してなる単量体組成物
を共重合して得られることを特徴とする。
水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1〜10の脂肪族炭
化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロ
ゲン原子により置換された炭化水素基、および、アルコ
キシ基、ハロゲン原子により置換されたアルコキシ基、
アシルオキシ基、水酸基、エステル基、シアノ基、アミ
ド基、イミド基、スルホニル基、ケトン基、アミノ基、
スルフィド基、エーテル基、チオール基、シリル基およ
びハロゲン原子、炭化水素基若しくはアルコキシ基によ
り置換されたシリル基から選ばれた極性基、並びに、こ
れらの極性基により置換された極性炭化水素基よりなる
群から選ばれた原子または基、或いはその他の1 価の有
機基を示す。X1 およびX2 は、それぞれ独立に、単結
合、または−O−、−CO−、−NR7 −、−(CR8
R9 )p −、−CO2 −若しくは−OCO−で表される
2価の基を示す。ここで、R7 〜R9 は、それぞれ独立
に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1〜10の脂肪
族炭化水素基、脂環族炭化水素基または芳香族炭化水素
基を示し、pは1〜5の整数である。mは0または正の
整数、nは0または1である。但し、mが0のときはn
も0である。〕
水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1〜10の脂肪族炭
化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロ
ゲン原子により置換された炭化水素基、および、アルコ
キシ基、ハロゲン原子により置換されたアルコキシ基、
アシルオキシ基、水酸基、エステル基、シアノ基、アミ
ド基、イミド基、スルホニル基、ケトン基、アミノ基、
スルフィド基、エーテル基、チオール基、シリル基およ
びハロゲン原子、炭化水素基若しくはアルコキシ基によ
り置換されたシリル基から選ばれた極性基、並びに、こ
れらの極性基により置換された極性炭化水素基よりなる
群から選ばれた原子または基、或いは、その他の1 価の
有機基を示し、R10〜R13のうち少なくとも1つは上記
極性基または上記極性炭化水素基である。また、R10と
R11またはR12とR13は一体化して2価の炭化水素基を
形成しても良く、R10またはR11とR12またはR13とは
互いに結合して、単環または多環構造を形成しても良
い。kは0または正の整数、jは0または1である。た
だし、kが0のときはjも0である。〕
おいては、前記一般式(1)で表される環状オレフィン
系単量体と前記一般式(2)で表される環状オレフィン
系単量体との割合が重量比で99:1〜1:99である
ことが好ましい。
素添加物は、上記の環状オレフィン系開環共重合体が水
素添加されてなることを特徴とする。
て詳細に説明する。本発明の環状オレフィン系開環共重
合体は、上記一般式(1)で表される環状オレフィン系
単量体(以下、「特定の環状オレフィン系単量体
(1)」という。)および上記一般式(2)で表される
環状オレフィン系単量体(以下、「特定の環状オレフィ
ン系単量体(2)」という。)を含有してなる単量体組
成物を開環共重合して得られるものである。
造を示す一般式(1)において、基R1 〜R6 は、水素
原子、ハロゲン原子または1価の有機基であり、1価の
有機基の具体例としては、炭素数が1〜10の脂肪族炭
化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロ
ゲン原子により置換された炭化水素基、および、アルコ
キシ基、ハロゲン原子により置換されたアルコキシ基、
アシルオキシ基、水酸基、エステル基、シアノ基、アミ
ド基、イミド基、スルホニル基、ケトン基、アミノ基、
スルフィド基、エーテル基、チオール基、シリル基およ
びハロゲン原子、炭化水素基若しくはアルコキシ基によ
り置換されたシリル基から選ばれた極性基、並びに、こ
れらの極性基により置換された極性炭化水素基などが挙
げられる。また、基X1 および基X2 は、それぞれ独立
に、単結合、または−O−、−CO−、−NR7 −、−
(CR8 R9 )p −、−CO2 −若しくは−OCO−で
表される2価の基を示す。ここで、R7 〜R9 は、それ
ぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1〜1
0の脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基または芳香族
炭化水素基であり、pは1〜5の整数である。また、m
は、0または正の整数、好ましくは0〜2であり、nは
0または1である。但し、mが0のときはnも0であ
る。
(1)の具体例としては、1,4−メタノ−1,4,4
a,9a−テトラヒドロフルオレン、1,4−メタノ−
1,4,4a,9,9a,10−ヘキサヒドロアントラ
セン、11,12−ベンゾ−ペンタシクロ[ 6.5.
1.13,6 .02,7 .09,13]−4−ペンタデセン、1
1,12−ベンゾ−ペンタシクロ[ 6.6.1.
13,6 .02,7 .09,14]−4−ヘキサデセン、1,4
−メタノ−1,4,4a,9a−テトラヒドロジベンゾ
フラン、1,4−メタノ−1,4,4a,9a−テトラ
ヒドロカルバゾール、1,4−メタノ−1,4−ジヒド
ロフェナントレン、1,4−メタノ−1,4,4a,
9,10,10a−ヘキサヒドロフェナントレン、1,
4−メタノ−1,4,4a,10a−テトラヒドロアン
トラキノン、シクロペンタジエンとクマリンとのディー
ルスアルダー付加体などが挙げられる。これらの化合物
は、単独でまたは2種以上を組み合わせて特定の環状オ
レフィン系単量体(1)として用いることができる。こ
れらの中では、高い耐熱性を有すると共に、高い屈折率
を有する共重合体が得られる点で、1,4−メタノ−
1,4,4a,9a−テトラヒドロフルオレン、11,
12−ベンゾ−ペンタシクロ[ 6.5.1.13,6 .0
2,7 .09,13]−4−ペンタデセンを用いることが好ま
しく、特に、より高い屈折率を有する共重合体が得られ
る点で、1,4−メタノ−1,4,4a,9a−テトラ
ヒドロフルオレンを用いることが好ましい。
造を示す一般式(2)において、基R10〜R13は、水素
原子、ハロゲン原子または1価の有機基であり、1価の
有機基の具体例としては、炭素数が1〜10の脂肪族炭
化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロ
ゲン原子により置換された炭化水素基、および、アルコ
キシ基、ハロゲン原子により置換されたアルコキシ基、
アシルオキシ基、水酸基、エステル基、シアノ基、アミ
ド基、イミド基、スルホニル基、ケトン基、アミノ基、
スルフィド基、エーテル基、チオール基、シリル基およ
びハロゲン原子、炭化水素基若しくはアルコキシ基によ
り置換されたシリル基から選ばれた極性基、並びに、こ
れらの極性基により置換された極性炭化水素基などが挙
げられる。また、基R10と基R11とは、または基R12と
基R13とは、それぞれ一体化して2価の炭化水素基を形
成しても良い。また、基R10または基R11と基R12また
は基R13とは互いに結合して、単環または多環構造を形
成しても良い。また、kは、0または正の整数、好まし
くは0〜2であり、jは0または1である。但し、kが
0のときはjも0である。以上において、特定の環状オ
レフィン系単量体(2)には、上記一般式(1)で表さ
れる構造のものは含まれない。
(2)の具体例としては、5−メトキシカルボニルビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−メチル−5
−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン、5−シアノビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン、5−メチル−5−シアノビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、8−メトキシカルボニルテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセ
ン、8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−n−プロポ
キシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .1
7,10]−3−ドデセン、8−イソプロポキシカルボニル
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ド
デセン、8−n−ブトキシカルボニルテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−
フェノキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.1
2,5 .17,10]−3−ドデセン、8−(1−ナフトキ
シ)カルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .1
7, 10]−3−ドデセン、8−(2−ナフトキシ)カルボ
ニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17, 10]−3
−ドデセン、8−(4−フェニルフェノキシ)カルボニ
ルテトラシクロ[4.4.0.12, 5 .17,10]−3−
ドデセン、
ラシクロ[4.4.0.12,1 .1 7,10]−3−ドデセ
ン、8−メチル−8−エトキシカルボニルテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .1 7,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−n−プロポキシカルボニルテトラシクロ
[4.4.0.12, 5 .17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−イソプロポキシカルボニルテトラシクロ
[4.4.0.12, 5 .17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−n−ブトキシカルボニルテトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−フェノキシカルボニルテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−メチル
−8−(1−ナフトキシ)カルボニルテトラシクロ
[4.4.0.12,1 .17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−(2−ナフトキシ)カルボニルテトラシク
ロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8
−メチル−8−〈4−フェニルフェノキシ〉カルボニル
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ド
デセン、
ヘプト−2−エン、5−トリメトキシシリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−トリエトキシシ
リルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ト
リプロポキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5−トリブトキシシリルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−ヒドロキシメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,5,6−トリフ
ルオロ−6−トリフルオロメトキシビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5,5,6−トリフルオロ−6
−ヘプタフルオロプロポキシビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、8,8,9−トリフルオロ−9−トリ
フルオロメトキシテトラシクロ[4.4.0.12,5 .
17,10]−3−ドデセン、8,8,9−トリフルオロ−
9−ペンタフルオロプロポキシテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−(2,2,
2−トリフルオロエトキシカルボニル)テトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−(2,2,2−トリフルオロエトキシカル
ボニル)テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]
−3−ドデセン、
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ベンゾイルオ
キシビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
(1−ナフタレンカルボニルオキシ)−5−メチルビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(1−ナフ
タレンカルボニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン、5−(2−ナフタレンカルボニルオキ
シ)−5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−(2−ナフタレンカルボニルオキシ)ビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(4−ビフェ
ニルカルボニルオキシ)−5−メチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−(4−ビフェニルカル
ボニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−(2−ビフェニルカルボニルオキシ)−5−メ
チルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
(2−ビフェニルカルボニルオキシ)ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−(3−ビフェニルカル
ボニルオキシ)−5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、5−(3−ビフェニルカルボニルオキ
シ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
(9−フルオレンカルボニルオキシ)−5−メチルビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(9−フル
オレンカルボニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン、5−(2−フルオレンカルボニルオキ
シ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
(2−フルオレンカルボニルオキシ)−5−メチルビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(9−アン
トラセンカルボニルオキシ)−5−メチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ア(9−アント
ラセンカルボニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン、
シクロ[4.4.0.12,5 .17, 10]−3−ドデセ
ン、8−ベンゾイルオキシテトラシクロ[4.4.0.
12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−(1−ナフタレ
ンカルボニルオキシ)−8−メチルテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−(1−
ナフタレンカルボニルオキシ)テトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−(2−ナフ
タレンカルボニルオキシ)−8−メチルテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−
(2−ナフタレンカルボニルオキシ)テトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−
(4−ビフェニルカルボニルオキシ)−8−メチルテト
ラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセ
ン、8−(4−ビフェニルカルボニルオキシ)テトラシ
クロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−(3−ビフェニルカルボニルオキシ)−8−メチル
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ド
デセン、8−(3−ビフェニルカルボニルオキシ)テト
ラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン、8−(2−ビフェニルカルボニルオキシ)−8−メ
チルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3
−ドデセン、8−(2−ビフェニルカルボニルオキシ)
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ド
デセン、
−8−メチルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .1
7,10]−3−ドデセン、8−(9−フルオレンカルボニ
ルオキシ)テトラシクロ[4.4.0.12,5.
17,10]−3−ドデセン、8−(2−フルオレンカルボ
ニルオキシ)−8−メチルテトラシクロ[4.4.0.
12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−(2−フルオレ
ンカルボニルオキシ)テトラシクロ[4.4.0.1
2,5.17,10]−3−ドデセン、8−(9−アントラセ
ンカルボニルオキシ)−8−メチルテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−(9−
アントラセンカルボニルオキシ)テトラシクロ[4.
4.0.12, 5 .17,10]−3−ドデセン、などを挙げ
ることができる。
を有し、吸湿性が低く、極性溶媒等に対する溶解性が高
く、他の材料に対する密着性が高い共重合体が得られる
点で、8−メチルー8ーメトキシカルボニルテトラシク
ロ[4.4.0.12,5 .1 7,10]−3−ドデセンが好
ましい。これらの化合物は、単独でまたは2種以上組み
合わせて特定の環状オレフィン系単量体(2)として用
いることができる。
定の環状オレフィン系単量体(1)と特定の環状オレフ
ィン系単量体(2)との使用割合は、特定の環状オレフ
ィン系単量体(1):特定の環状オレフィン系単量体
(2)が重量比で99:1〜1:99であることが好ま
しく、より好ましくは90:10〜10:90、さらに
好ましくは85:15〜15:85である。特定の環状
オレフィン系単量体(1)の使用割合が過小である場合
には、得られる共重合体は屈折率が低いものとなること
がある。一方、特定の環状オレフィン系単量体(2)の
使用割合が過小である場合には、得られる共重合体は他
の材料との密着性が低いものとなることがある。
は、上記の特定の環状オレフィン系単量体(1)および
特定の環状オレフィン系単量体(2)を含有してなる単
量体組成物が共重合されてなるものであるが、当該単量
体組成物には、特定の環状オレフィン系単量体(1)お
よび特定の環状オレフィン系単量体(2)の他に、これ
らと共重合可能な単量体(以下、「共重合性単量体」と
いう。)が含有されてなるものであってもよい。単量体
組成物における共重合性単量体の含有割合は、得られる
共重合体の透明性、耐熱性、他の材料との密着性或いは
溶剤に対する溶解性を阻害しない範囲であれば特に限定
されないが、通常、単量体組成物全体の0〜50重量
%、好ましくは0〜35重量%、さらに好ましくは0〜
25重量%である。このような共重合性単量体として
は、特定の環状オレフィン系単量体(1)および特定の
環状オレフィン系単量体(2)以外の環状オレフィン系
単量体(以下、「他の環状オレフィン系単量体」ともい
う。)、1,5−シクロオクタジエン、シクロドデカト
リエン等の非共役環状ポリエンなどを用いることができ
る。
ては、シクロブテン、シクロペンテン、シクロオクテ
ン、シクロドデセン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]−8−デ
セン、テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−
3−ドデセン、ペンタシクロ[6.5.1.13,6 .0
2,7 .09,13]−4−ペンタデセン、ペンタシクロ
[7.4.0.12,5 .19,12.08,13]−3−ペンタ
デセン、トリシクロ[4.4.0.12,5 ]−3−ウン
デセン、5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、ペンタシクロ[8.4.0.12,5 .19,12.
08,13]−3−ヘキサデセン、ヘプタシクロ[8.7.
0.13,6 .110,17 .112,15 .02,7 .011,16]
−4−エイコセン、ヘプタシクロ[8.8.0.
14,7 .111,18 .113,16 .03,8 .012,17]−5
−ヘンエイコセン、
プト−2−エン、8−エチリデンテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、5−フェニ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、8−フェ
ニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3
−ドデセン、5−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン、8−エチルテトラシクロ[4.4.0.1
2,5 .17,10]−3−ドデセン、5−n−ブチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、8−n−ブチルテ
トラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデ
セン、5−n−ヘキシルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン、8−n−ヘキシルテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、5−シクロヘキ
シルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、8−シ
クロヘキシルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .1
7,10]−3−ドデセン、5−n−オクチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、8−n−オクチルテ
トラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデ
セン、5−n−デシルビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン、8−n−デシルテトラシクロ[4.4.0.
12,5 .17,10]−3−ドデセン、5−イソプロピルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、8−イソプロ
ピルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3
−ドデセン、
1]ヘプト−2−エン、8−(1−ナフチル)テトラシ
クロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、
5−(2−ナフチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン、8−(2−ナフチル)テトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、5−(2−
ナフチル)−5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン、8−(2−ナフチル)−8−メチルテトラ
シクロ[4.4.0.12,5.17,1 0]−3−ドデセ
ン、5−(4−ビフェニル)ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、8−(4−ビフェニル)テトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、5−
クロロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−(3−シクロヘキセニル)ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、
ト−2−エン、5−フルオロメチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−トリフルオロメチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ペンタフルオ
ロエチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5−ジフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5,6−ジフルオロビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、5,5−ビス(トリフルオロメチル)
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,6−ビ
ス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン、5−メチル−5−トリフルオロメチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,5,6−
トリフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5,5,6−トリス(フルオロメチル)ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,5,6,6−テ
トラフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5,5,6,6−テトラキス(トリフルオロメチ
ル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,5
−ジフルオロ−6,6−ビス(トリフルオロメチル)ビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,6−ジフ
ルオロ−5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,5,6−トリフ
ルオロ−5−トリフルオロメチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−フルオロ−5−ペンタフル
オロエチル−6,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,6−ジフル
オロ−5−ヘプタフルオロ−iso−プロピル−6−ト
リフルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−クロロ−5,6,6−トリフルオロビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,6−ジクロロ−
5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、
12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−フルオロメチル
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ド
デセン、8−ジフルオロメチルテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−トリフルオ
ロメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]
−3−ドデセン、8−ペンタフルオロエチルテトラシク
ロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、
8,8−ジフルオロテトラシクロ[4.4.0.
12,5 .17,10]−3−ドデセン、8,9−ジフルオロ
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ド
デセン、8,8−ビス(トリフルオロメチル)テトラシ
クロ[4.4.0.12,5 .1 7,10]−3−ドデセン、
8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ
[4.4.0.12,5 .1 7,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−トリフルオロメチルテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .1 7,10]−3−ドデセン、8,8,9
−トリフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5 .1
7,10]−3−ドデセン、8,8,9−トリス(トリフル
オロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12, 5 .1
7,10]−3−ドデセン、8,8,9,9−テトラフルオ
ロテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−
ドデセン、
ロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5 .
17,10]−3−ドデセン、8,8−ジフルオロ−9,9
−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8,9−ジフル
オロ−8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシク
ロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、
8,8,9−トリフルオロ−9−トリフルオロメチルテ
トラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデ
セン、8−フルオロ−8−ペンタフルオロエチル−9,
9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8,9−ジ
フルオロ−8−ヘプタフルオロiso−プロピル−9−
トリフルオロメチルテトラシクロ[4.4.0.
12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−クロロ−8,
9,9−トリフルオロテトラシクロ[4.4.0.1
2,5 .17,10]−3−ドデセン、8,9−ジクロロ−
8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセンなどを
挙げることができる。
合体においては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ス
チレン−ブタジエン共重合体、エチレン−非共役ジエン
共重合体、ノルボルネンまたはその誘導体の開環重合体
などの主鎖に炭素−炭素間二重結合を有する不飽和炭化
水素系ポリマーなどの存在下において、単量体組成物を
開環重合させたものであってもよい。
得るための開環重合触媒としては、メタセシス触媒が用
いられる。このようなメタセシス触媒としては、(a)
W、MoおよびReの化合物から選ばれた少なくとも1
種と、(b)デミングの周期律表IA族元素(例えばL
i、Na、Kなど)、IIA族元素(例えばMg、Caな
ど)、IIB族元素(例えばZn、Cd、Hgなど)、II
I B族元素(例えばB、Alなど)、IVA族元素(例え
ばTi、Zrなど)あるいはIVB族元素(例えばSi、
Sn、Pbなど)の化合物であって、少なくとも1つの
当該元素−炭素結合あるいは当該元素−水素結合を有す
るものから選ばれた少なくとも1種との組合せからなる
触媒を用いることが好ましい。また、このような触媒を
用いる場合には、触媒の活性を高めるために、後述の添
加剤(c)が添加されたものであってもよい。
いはReの化合物の代表例としては、WCl6 、MoC
l5 、ReOCl3 などの特開平1−240517号公
報に記載の化合物を挙げることができる。上記(b)成
分の具体例としては、n−C4 H9 Li、(C2 H5 )
3 Al 、(C2 H5 )2 AlCl、(C2 H5 )1.5 A
lCl1.5 、(C2 H5 )AlCl2 、メチルアルモキ
サン、LiHなどの特開平1−240517号公報に記
載の化合物を挙げることができる。添加剤である(c)
成分の代表例としては、アルコール類、アルデヒド類、
ケトン類、アミン類などが好適に用いることができる
が、さらに特開平1−240517号公報に示される化
合物を使用することができる。
(a)成分と特定の環状オレフィン系単量体(1)およ
び特定の環状オレフィン系単量体(2)(以下、これら
を総称して「特定単量体」という。)の合計とのモル比
で「(a)成分:特定単量体の合計」が、通常1:50
0〜1:50000となる範囲、好ましくは1:100
0〜1:10000となる範囲とされる。(a)成分と
(b)成分との割合は、金属原子比で「(a)成分:
(b)成分」が1:1〜1:50、好ましくは1:2〜
1:30の範囲とされる。(a)成分と(c)成分との
割合は、モル比で「(c)成分:(a)成分」が0.0
05:1〜15:1、好ましくは0.05:1〜7:1
の範囲とされる。
分子量は、重合温度、触媒の種類、溶媒の種類などを選
択することによっても調節することができるが、本発明
においては、分子量調節剤を反応系に共存させることに
より、得られる環状オレフィン系開環共重合体の分子量
を調節することが好ましい。ここに、好適な分子量調節
剤の具体例としては、エチレン、プロペン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−
オクテン、1−ノネン、1−デセンなどのα−オレフィ
ン類およびスチレンなどを挙げることができ、これらの
うち、1−ブテン、1−ヘキセンが特に好ましい。これ
らの化合物は、単独であるいは2種以上を組み合わせて
分子量調節剤として用いることができる。分子量調節剤
の使用量としては、開環重合反応に供される特定単量体
1モルに対して0.005〜0.6モル、好ましくは
0.02〜0.5モルとされる。
用いられる特定単量体、メタセシス触媒および分子量調
節剤を溶解するものであればよく、その具体例として
は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナ
ン、デカンなどのアルカン類;シクロヘキサン、シクロ
ヘプタン、シクロオクタン、デカリン、ノルボルナンな
どのシクロアルカン類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン、クメンなどの芳香族炭化水素;ク
ロロブタン、ブロムヘキサン、塩化メチレン、ジクロロ
エタン、ヘキサメチレンジブロミド、クロロベンゼン、
クロロホルム、テトラクロロエチレンなどのハロゲン化
アルカン;アリールなどの化合物;酢酸エチル、酢酸n
−ブチル、酢酸iso−ブチル、プロピオン酸メチル、
ジメトキシエタンなどの飽和カルボン酸エステル類;ジ
ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ンなどのエーテル類を挙げることができる。これらは単
独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができ
る。これらのうち、芳香族炭化水素が好ましい。溶媒の
使用量は、「溶媒:特定単量体」が、重量比で、通常
1:1〜10:1となる量とされ、好ましくは1:1〜
5:1となる量とされる。
系開環共重合体は、そのまま各種光学製品用の樹脂材料
として使用することもできるが、高い熱安定性が得られ
る点で、当該環状オレフィン系開環共重合体中に含まれ
るオレフィン性不飽和二重結合に対して水素添加を行う
ことによって得られる環状オレフィン系開環共重合体水
素添加物を樹脂材料として使用することが、耐候性およ
び耐光性等の耐久性の高い光学製品が得られる点で好ま
しい。環状オレフィン系開環共重合体中に含まれるオレ
フィン性不飽和二重結合に対する水素添加反応は、通常
の方法、すなわち、環状オレフィン系開環共重合体の溶
液に水素添加触媒を添加し、これに常圧〜300気圧、
好ましくは3〜200気圧の水素ガスを、0〜200
℃、好ましくは20〜180℃で作用させることによっ
て行われる。
性化合物の水素添加反応に用いられるものを使用するこ
とができる。この水素添加触媒としては、不均一系触媒
および均一系触媒が公知である。不均一系触媒の具体例
としては、パラジウム、白金、ニッケル、ロジウム、ル
テニウムなどの貴金属触媒物質を、カーボン、シリカ、
アルミナ、チタニアなどの担体に担持させた固体触媒を
挙げることができる。また、均一系触媒の具体例として
は、ナフテン酸ニッケル/トリエチルアルミニウム、ニ
ッケルアセチルアセトナート/トリエチルアルミニウ
ム、オクテン酸コバルト/n−ブチルリチウム、チタノ
センジクロリド/ジエチルアルミニウムモノクロリド、
酢酸ロジウム、クロロトリス(トリフェニルホスフィ
ン)ロジウム、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィ
ン)ルテニウム、クロロヒドロカルボニルトリス(トリ
フェニルホスフィン)ルテニウム、ジクロロカルボニル
トリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウムなどを挙
げることができる。このような水素添加触媒の形態は、
特に限定されず、たとえば粉末状のものであっても、粒
状のものであってもよい。これらの水素添加触媒は、
「環状オレフィン系開環共重合体:水素添加触媒」が、
重量比で、1:1×10-6〜1:2となる割合で使用さ
れる。
るオレフィン性不飽和二重結合に対する水素添加反応の
条件(水素ガス圧、反応温度、触媒の種類および使用割
合)を上記の範囲内で適宜設定することにより、当該環
状オレフィン系開環共重合体中に含まれる芳香環の二重
結合に対する水素添加が防止または抑制され、実質的に
オレフィン性不飽和二重結合のみに対して水素添加を行
うことができる。このようにして得られる環状オレフィ
ン系開環共重合体水素添加物は、高い熱安定性および耐
久性が確実に得られる点で、環状オレフィン系開環共重
合体の主鎖中におけるオレフィン性不飽和二重結合に対
する水素添加率が99%以上であることが好ましい。ま
た、透明性などの所期の光学特性が確実に維持される点
で、環状オレフィン系開環共重合体の側鎖の芳香環にお
ける二重結合の残存率が99. 0%以上であることが好
ましい。
よびその水素添加物は、30℃のクロロベンゼン中で測
定した固有粘度(ηinh )が0.2〜5であることが好
ましく、さらに好ましくは0.3〜4である。また、本
発明の環状オレフィン系開環共重合体およびその水素添
加物は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
PC、テトラヒドロフラン溶媒、ポリスチレン換算)に
よって測定される数平均分子量(Mn)が3×103 〜
5×105 で、重量平均分子量(Mw)が5×103 〜
1×106 で、分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜1
0であることが好ましい。
よびその水素添加物には、公知の各種添加剤を添加する
ことができる。例えば環状オレフィン系開環共重合体お
よびその水素添加物の酸化安定性を向上させることを目
的として、2,6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノ
ール、2,2−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブ
チルフェノール)、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノ
ン、ペンタエリスリチルテトラキス−3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドキシフェニル)プロピオレー
ト、4,4−チオビス−(6−t−ブチル−3−メチル
フェノール)、1,1,10−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)シクロヘキサン、オクタデシル−3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
レートなどのフェノール系酸化防止剤、ヒドロキノン系
酸化防止剤、または例えばトリス(4−メトキシ−3,
5−ジフェニル)フォスファイト、トリス(ノニルフェ
ニル)フォスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスファイトなどのりん系酸化防止剤の
1種または2種以上を添加することができる。また、紫
外線に対する安定性を得ることを目的として、例えば
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2,2,−メチレンビ
ス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6
−[(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノー
ル]]などの紫外線吸収剤を添加することができる。ま
た、加工性を向上させることを目的として、滑剤を添加
することができる。
よびその水素添加物は、高い透明性、高い耐熱性を有す
ると共に、また、溶剤に対する溶解性が高く、しかも、
屈折率が高いものであり、また、特定の環状オレフィン
系単量体(2)が極性基を有するものであるため、他の
材料に対して高い密着性が得られる。従って、本発明の
環状オレフィン系開環共重合体は、高い耐熱性が要求さ
れる車載用製品の樹脂材料として、或いは光学材料、電
気電子材料として極めて有用であり、例えば光ディス
ク、光磁気ディスク、光学レンズ(例えばFθレンズ、
ピックアップレンズ、レーザープリンター用レンズ、カ
メラ用レンズ等)、眼鏡レンズ、光学フィルム(例えば
ディスプレイ用フィルム、位相差フィルム、偏光フィル
ム、透明導電フィルム等)、光学シート、光ファイバ
ー、導光板、光拡散板、光カード、光ミラー、IC・L
SI・LED等封止材などに利用することができる。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。また、以下の実施例および比較例において、重量
平均分子量(Mw)および分子量分布(Mw/Mn)
は、以下のようにして測定されたものである。 重量平均分子量および分子量分布:東ソー株式会社製の
「HLC−8020ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィー」により、溶媒としてテトラヒドロフランを用
い、ポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)および
分子量分布(Mw/Mn)を測定した。
体(1)として1,4−メタノ−1,4,4a,9a−
テトラヒドロフルオレン5.25g、特定の環状オレフ
ィン系単量体(2)として下記式(a)で表される8−
メトキシカルボニル−8−メチルテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン29.75
g、分子量調節剤として1−へキセン2.70g、およ
び重合溶媒としてトルエン70gを窒素置換した反応容
器に仕込み、80℃に加熱した。この反応系に、触媒と
して、トリエチルアルミニウムのトルエン溶液(濃度
0.6モル/L)0.14mLおよびメタノール変性W
Cl6 トルエン溶液(濃度0.025モル/L)0.2
8mLを加え、80℃で3時間反応させることにより、
本発明に係る環状オレフィン系開環共重合体を得た(以
下、この環状オレフィン系開環共重合体を「開環共重合
体(イ)」とする。)
(イ)の溶液の全量を、オートクレーブに入れ、さらに
トルエン84g、および、水素添加触媒として、全単量
体の仕込み量に対して500ppmとなる量のRuHC
l(CO)[P(C6 H5 )]3を添加し、水素ガス圧が
9〜10MPa、温度が160〜165℃の条件で、3
時間の水素添加反応を行った。反応終了後、反応溶液を
多量のメタノール溶液に加えて沈殿させることにより、
環状オレフィン系開環共重合体水素添加物を得た。この
環状オレフィン系開環共重合体水素添加物は、重量平均
分子量(Mw)が10.8×104 、分子量分布(Mw
/Mn)が4.23、30℃のクロロベンゼン中で測定
した固有粘度(ηinh )が0.67であった。また、開
環共重合体(イ)および得られた環状オレフィン系開環
共重合体水素添加物について、 1H−NMR(400M
Hz)を測定し、主鎖中におけるオレフィン性不飽和二
重結合に係る炭素原子に結合した水素原子によるピーク
および側鎖の芳香環における水素原子によるピークを調
べたところ、開環共重合体(イ)の主鎖中におけるオレ
フィン性不飽和結合に対する水素添加率は実質的に10
0%であり、側鎖の芳香環における二重結合に対する水
素添加率は実質的に0%(芳香環の残存率が実質的に1
00%)であった。得られた環状オレフィン系開環共重
合体水素添加物の 1H−NMR(400MHz)のスペ
クトルを図1に示し、赤外線吸収スペクトルを図2に示
す。
a,9a−テトラヒドロフルオレン〔特定の環状オレフ
ィン系単量体(1)〕の量を12.5g、上記式(a)
で表される8−メトキシカルボニル−8−メチルテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン
〔特定の環状オレフィン系単量体(2)〕の量を12.
5g、1−へキセン〔分子量調節剤〕の量を2.23
g、およびトルエン〔重合溶媒〕の量を58gに変更し
たこと以外は、実施例1と同様にして本発明に係る環状
オレフィン系開環共重合体を調製し(以下、この環状オ
レフィン系開環共重合体を「開環共重合体(ロ)」とす
る。)、環状オレフィン系開環共重合体水素添加物を得
た。この環状オレフィン系開環共重合体水素添加物は、
重量平均分子量(Mw)が6.4×104 、分子量分布
(Mw/Mn)が8.32、30℃のクロロベンゼン中
で測定した固有粘度(ηinh )が0.41であった。ま
た、開環共重合体(ロ)および得られた環状オレフィン
系開環共重合体水素添加物について、 1H−NMR(4
00MHz)を測定し、主鎖中におけるオレフィン性不
飽和二重結合に係る炭素原子に結合した水素原子による
ピークおよび側鎖の芳香環における水素原子によるピー
クを調べたところ、開環共重合体(ロ)の主鎖中におけ
るオレフィン性不飽和結合に対する水素添加率は実質的
に100%であり、側鎖の芳香環における二重結合に対
する水素添加率は実質的に0%(芳香環の残存率が実質
的に100%)であった。得られた環状オレフィン系開
環共重合体水素添加物の 1H−NMR(400MHz)
のスペクトルを図3に示し、赤外線吸収スペクトルを図
4に示す。
メトキシカルボニル−8−メチルテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン50g、分子
量調節剤として1−へキセン3.6gおよび重合溶媒と
してトルエン100gを窒素置換した反応容器に仕込
み、80℃に加熱した。この反応系に、触媒として、ト
リエチルアルミニウムのトルエン溶液(濃度0.6モル
/L)0.09mLおよびメタノール変性WCl6 トル
エン溶液(濃度0.025モル/L)0.29mLを加
え、80℃で3時間反応させることにより、環状オレフ
ィン系開環重合体を得た(以下、この環状オレフィン系
開環重合体を「開環重合体(ハ)」とする。)。開環共
重合体(イ)の代わりに開環重合体(ハ)を用いたこと
以外は、実施例1と同様にして環状オレフィン系開環重
合体水素添加物を得た。この環状オレフィン系開環重合
体水素添加物は、重量平均分子量(Mw)が6.8×1
04 、分子量分布(Mw/Mn)が3.20、30℃の
クロロベンゼン中で測定した固有粘度(ηinh )が0.
50であった。また、この環状オレフィン系開環重合体
水素添加物について、 1H−NMR(400MHz)を
用いて水素添加率を測定したところ、環状オレフィン系
開環重合体の主鎖中におけるオレフィン性不飽和結合に
対する水素添加率は実質的に100%であった。
a,9a−テトラヒドロフルオレン25.0g、分子量
調節剤として1−へキセン4.0gおよび重合溶媒とし
てトルエン50gを窒素置換した反応容器に仕込み、8
0℃に加熱した。この反応系に、触媒として、トリエチ
ルアルミニウムのトルエン溶液(濃度0.6モル/L)
0.14mLおよびメタノール変性WCl6 トルエン溶
液(濃度0.025モル/L)0.42mLを加え、8
0℃で3時間反応させることにより、環状オレフィン系
開環重合体を得た(以下、この環状オレフィン系開環重
合体を「開環重合体(ニ)」とする。)。開環共重合体
(イ)の代わりに開環重合体(ニ)を用いたこと以外
は、実施例1と同様にして環状オレフィン系開環重合体
水素添加物を得た。この環状オレフィン系開環重合体水
素添加物は、重量平均分子量(Mw)が22.6×10
4 、分子量分布(Mw/Mn)が3.33、30℃のク
ロロベンゼン中で測定した固有粘度(ηinh )が0.8
7であった。また、この環状オレフィン系開環重合体水
素添加物について、 1H−NMR(400MHz)を用
いて水素添加率を測定したところ、環状オレフィン系開
環重合体の主鎖中におけるオレフィン性不飽和結合に対
する水素添加率は実質的に100%であった。
レフィン系開環共重合体水素添加物および比較例1〜2
に係る環状オレフィン系開環重合体水素添加物につい
て、下記の特性の評価を行った。 (1)耐熱性:セイコーインスツルメンツ社製の示差走
査熱量計を用い、窒素気流下において、昇温速度を毎分
20℃の条件で、ガラス転移温度(Tg)を測定した。 (2)溶解性:溶媒としてトルエン、ジクロロメタンお
よびテトラヒドロフランを用い、これらの溶媒に対する
溶解性を調べた。 (3)透明性および屈折率:実施例1〜2に係る環状オ
レフィン系開環共重合体水素添加物および比較例1〜2
に係る環状オレフィン系開環重合体水素添加物の各々の
20gを、ジクロロメタン40gに溶解させ、得られた
溶液を表面が平滑なガラス板上に流延し、その上に塵埃
等の異物が付着しないようにカバーを配置した。そし
て、室温で6時間、次いで50℃で6時間、その後10
0℃で6時間で乾燥処理し、更に真空乾燥機により減圧
下に80℃の条件で乾燥処理することにより、厚みが1
50μmの表面が平滑な樹脂シートを作製した。この樹
脂シートを用い、JIS K 7105に準拠して、全
光線透過率および屈折率を測定した。 (4)他の材料との密着性:上記(3)と同様にして樹
脂シートを作製し、この樹脂シートを100mm×10
0mmのサイズにカットして試験用シートを作製した。
この試験用シートの表面に、スピンコート法により紫外
線硬化型ハードコート材(ジェイエスアール株式会社
製,デソライトZ7524)を厚みが5μmとなるよう
塗布し、その後、高圧水銀ランプを用いて1J/cm2
の条件で紫外線を照射することにより、ハードコート層
を形成した。そして、JIS K 5400に準拠し
て、100目碁盤目テープ試験を行い、残存目数/総目
数を求めた。以上、結果を表1に示す。
〜2に係る環状オレフィン系開環共重合体水素添加物
は、透明性および耐熱性に優れ、また、屈折率が高く、
しかも、他の素材との密着性が高く、さらに、種々の溶
剤に対して高い溶解性を有するものであることが確認さ
れた。
透明性および耐熱性に優れ、また、屈折率が高く、しか
も、他の素材との密着性が高くて後加工が容易であり、
さらに、トルエン、ジクロロメタンあるいはテトラヒド
ロフラン等の汎用溶剤に対する溶解性が高くて溶液によ
る加工に供することができる環状オレフィン系開環共重
合体およびその水素添加物を提供することができる。こ
のような環状オレフィン系開環共重合体およびその水素
添加物は、種々の用途、例えば車載用製品、光ディス
ク、光磁気ディスク、光学レンズ(例えばFΘレンズ、
ピックアップレンズ、レーザープリンター用レンズ、カ
メラ用レンズ等)、眼鏡レンズ、光学フィルム(例えば
ディスプレイ用フィルム、位相差フィルム、偏光フィル
ム、透明導電フィルム等)、光学シート、光ファイバ
ー、導光板、光拡散板、光カード、光ミラー、IC・L
SI・LED等の封止材などに好適に用いることができ
る。
水素添加物の 1H−NMR(400MHz)のスペクト
ルを示す図である。
水素添加物の赤外線吸収スペクトルを示す図である。
水素添加物の 1H−NMR(400MHz)のスペクト
ルを示す図である。
水素添加物の赤外線吸収スペクトルを示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表される環状オレフ
ィン系単量体および下記一般式(2)で表される環状オ
レフィン系単量体(但し、下記一般式(1)で表される
構造のものを除く。)を含有してなる単量体組成物を共
重合して得られることを特徴とする環状オレフィン系開
環共重合体。 【化1】 〔式中、R1 〜R6 は、それぞれ独立に、水素原子、ハ
ロゲン原子、炭素数が1〜10の脂肪族炭化水素基、脂
環族炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン原子によ
り置換された炭化水素基、および、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子により置換されたアルコキシ基、アシルオキシ
基、水酸基、エステル基、シアノ基、アミド基、イミド
基、スルホニル基、ケトン基、アミノ基、スルフィド
基、エーテル基、チオール基、シリル基およびハロゲン
原子、炭化水素基若しくはアルコキシ基により置換され
たシリル基から選ばれた極性基、並びに、これらの極性
基により置換された極性炭化水素基よりなる群から選ば
れた原子または基、或いはその他の1 価の有機基を示
す。X1 およびX2 は、それぞれ独立に、単結合、また
は−O−、−CO−、−NR7 −、−(CR8 R9 )p
−、−CO2 −若しくは−OCO−で表される2価の基
を示す。ここで、R7 〜R9 は、それぞれ独立に、水素
原子、ハロゲン原子、炭素数が1〜10の脂肪族炭化水
素基、脂環族炭化水素基または芳香族炭化水素基を示
し、pは1〜5の整数である。mは0または正の整数、
nは0または1である。但し、mが0のときはnも0で
ある。〕 【化2】 〔式中、R10〜R13は、それぞれ独立に、水素原子、ハ
ロゲン原子、炭素数が1〜10の脂肪族炭化水素基、脂
環族炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン原子によ
り置換された炭化水素基、および、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子により置換されたアルコキシ基、アシルオキシ
基、水酸基、エステル基、シアノ基、アミド基、イミド
基、スルホニル基、ケトン基、アミノ基、スルフィド
基、エーテル基、チオール基、シリル基およびハロゲン
原子、炭化水素基若しくはアルコキシ基により置換され
たシリル基から選ばれた極性基、並びに、これらの極性
基により置換された極性炭化水素基よりなる群から選ば
れた原子または基、或いは、その他の1 価の有機基を示
し、R10〜R13のうち少なくとも1つは上記極性基また
は上記極性炭化水素基である。また、R10とR11または
R12とR13は一体化して2価の炭化水素基を形成しても
良く、R10またはR11とR12またはR13とは互いに結合
して、単環または多環構造を形成しても良い。kは0ま
たは正の整数、jは0または1である。ただし、kが0
のときはjも0である。〕 - 【請求項2】 一般式(1)で表される環状オレフィン
系単量体と一般式(2)で表される環状オレフィン系単
量体との割合が重量比で99:1〜1:99であること
を特徴とする請求項1に記載の環状オレフィン系開環共
重合体。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の環状オ
レフィン系開環共重合体が水素添加されてなることを特
徴とする環状オレフィン系開環共重合体水素添加物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001384240A JP2003183360A (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | 環状オレフィン系開環共重合体およびその水素添加物 |
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JP2001384240A JP2003183360A (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | 環状オレフィン系開環共重合体およびその水素添加物 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006001370A Division JP2006137958A (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | 環状オレフィン系開環共重合体水素添加物の製造方法 |
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JP2003183360A true JP2003183360A (ja) | 2003-07-03 |
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-
2001
- 2001-12-18 JP JP2001384240A patent/JP2003183360A/ja active Pending
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