JPH06256477A - 重合体の製造法 - Google Patents

重合体の製造法

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JPH06256477A
JPH06256477A JP6611793A JP6611793A JPH06256477A JP H06256477 A JPH06256477 A JP H06256477A JP 6611793 A JP6611793 A JP 6611793A JP 6611793 A JP6611793 A JP 6611793A JP H06256477 A JPH06256477 A JP H06256477A
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JP
Japan
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polymer
ring
dodecene
parts
heptene
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Application number
JP6611793A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Otsuki
敏敬 大月
Keiichi Yamamoto
圭一 山本
Akira Iio
章 飯尾
Noboru Oshima
昇 大嶋
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】フッ素原子を有する特定のノルボルネン系単量
体をメタセシス開環重合し、さらに水素添加することを
特徴とする。 【効果】低吸水性、耐熱性、耐熱分解性、耐薬品性に優
れ、かつ低誘電率である透明熱可塑性樹脂を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学特性、耐熱性、耐
熱分解性、電気特性、耐薬品性等に優れた重合体の製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、透明樹脂は自動車部品、
照明機器、電気部品など通常の透明性が要求される成形
材料として使用される以外に、光学的性質を重要視する
光学材料としての応用が進みつつある。こうした用途に
好適に用いられる透明樹脂として、ノルボルネン誘導体
よりなる単量体をメタセシス開環重合させて得られる開
環重合体およびその水素添加物が知られており、これら
の開環重合体および水素添加物は透明性、低吸水性、低
複屈折性、高耐熱性を兼ね備えているものである。しか
しながら、これらの樹脂は耐薬品性、電気特性(低誘電
性)等の点で満足すべき物ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は光
学特性、耐熱性、耐熱分解性、電気特性、耐薬品性に優
れかつ低誘電率である樹脂の製造法を提供することにあ
る。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、光学特
性、耐熱性、耐熱分解性、電気特性、耐薬品性等に優れ
た樹脂を開発すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のフッ
素系置換基と多環状構造を有する重合体が、従来提案さ
れてきた樹脂材料では得られない低誘電率に加え、高耐
熱性、耐熱分解性、耐薬品性、透明性を兼ね備えている
ことを見いだし、本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明は下記一般式1で表わさ
れる化合物をメタセシス開環重合触媒の存在下に重合す
ることを特徴とする開環重合体および水添開環重合体の
製造法を提供するものである。
【化2】 (一般式1中、nは0または正の整数であり、Xは炭素
数1〜4のアルキレン基またはフルオロアルキレン基を
示し、R1は水素またはメチル基を示し、Rfは炭素数1
〜18、好ましくは1〜8のパーフルオロアルキル基ま
たはハイドロフルオロアルキル基を示し、R1は水素ま
たはメチル基を示し、R2、およびR3は水素原子または
1価の有機基を示す)
【0006】以下、本発明について具体的に説明する。
本発明に用いられる単量体としては、前記一般式1で表
わされる化合物が用いられる。これら一般式1で表され
る化合物の具体例としては、X−Rfの部分ががCH2
3、CH2CF2CF3、CH2(CF22CF3、CH2
(CF23CF3、CH2(CF24CF3、CH2(CF
25CF3、CH2(CF26CF3、CH2(CF27
3、CH2CF2H、CH2(CF22H、CH2(C
23H、CH2(CF24H、CH2(CF25H、C
2(CF26H、CH2(CF27H、CH2(CF2
8H、CH2(CF29H、CH2(CF210H、CH2
CH2F、CH2CH2CF3、CH2CH2CF2CF3、C
2CH2(CF22CF3、CH2CH2(CF23
3、CH2CH2(CF24CF3、CH2CH2(C
25CF3、CH2CH2(CF26CF3、CH2CH2
(CF27CF3、CH2CH2(CF28CF3、CH2
CH2(CF29CF3、CH2CF(CF32、CH2
2CF(CF32、CH2CH2CF2CF(CF32
CH2CH2(CF22CF(CF32、CH2CH2(C
23CF(CF32、CH2CH2(CF24CF(C
32、CH2CH2(CF25CF(CF32、CH2
CH2(CF26CF(CF32、CH2CH2(CF2
7CF(CF32、CH2CH2(CF28CF(CF3
2、CH(CF32、CH2CF2CHFCF3などで表さ
れる基が挙げられる。
【0007】本発明において、一般式1で表される化合
物には、共重合可能な他の単量体を単量体の90%以下
共重合することができる。共重合可能な単量体として
は、5−フルオロビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテ
ン、5,5−ジフルオロビシクロ[2.2.1]−2−
ヘプテン、5,6−ジフルオロビシクロ[2.2.1]
−2−ヘプテン、5,5,6−トリフルオロビシクロ
[2.2.1]−2−ヘプテン、5,5,6,6−テト
ラフルオロビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、
5,5,6−トリフルオロ−5−トリフルオロメチルビ
シクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、5,6−ジフル
オロ−5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ
[2.2.1]−2−ヘプテン、5,5−ジフルオロ−
6,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.
2.1]−2−ヘプテン、5−トリフルオロメチルビシ
クロ[2.2.1]−2−ヘプテン、5,5−ビス(ト
リフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]−2−ヘプ
テン、5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ
[2.2.1]−2−ヘプテン、5,5,6−トリス
(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]−2−
ヘプテン、5−フルオロ−5−ペンタフルオロエチル−
6,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.
2.1]−2−ヘプテン、5,6−ジフルオロ−5−ヘ
プタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチルビ
シクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、5,5,6,6
−テトラキス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.
2.1]−2−ヘプテン、5,6−ジクロロ−5,6−
ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]−
2−ヘプテン、5−クロロ−5,6,6−トリフルオロ
ビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、5−フルオロ
メチルビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、5−ペ
ンタフルオロエチルビシクロ[2.2.1]−2−ヘプ
テン、5−メチル−5−トリフルオロメチルビシクロ
[2.2.1]−2−ヘプテン、5,5,6−トリフル
オロ−6−ヘプタフルオロプロポキシビシクロ[2.
2.1]−2−ヘプテン、5,5,6−トリフルオロ−
6−トリフルオロメトキシビシクロ[2.2.1]−2
−ヘプテン、5−トリフルオロメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタ−2,5−ジエン、2,5−ビス(トリ
フルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,
5−ジエン、8−フルオロテトラシクロ[4.4.0.
2,5.17,10]−3−ドデセン、8,8−ジフルオロ
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ド
デセン、8,9−ジフルオロテトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]−3−ドデセン、、8,8,9−
トリフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.1
7,10]−3−ドデセン、8,8,9,9−テトラフルオ
ロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−
ドデセン、8−モノフルオロメチルテトラシクロ[4.
4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−ジフル
オロメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5
7 ,10]−3−ドデセン、8−トリフルオロメチルテト
ラシクロ[4.4.0.12 ,5.17,10]−3−ドデセ
ン、8,8−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8,
9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.
4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8,8,9
−トリス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.
4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−フルオ
ロ−8−ペンタフルオロエチル−9,9−ビス(トリフ
ルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.1
7,10]−3−ドデセン、8,9−ジフルオロ−8−ヘプ
タフルオロイソプロピル−9−トリフルオロメチルテト
ラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン、8,8,9,9−テトラキス(トリフルオロメチ
ル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,1 0]−3
−ドデセン、8−ペンタフルオロエチルテトラシクロ
[4.4.0.12 ,5.17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−トリフルオロメチルテトラシクロ[4.
4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8,8,9
−トリフルオロ−9−トリフルオロメチルテトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−
クロロ−8,9,9−トリフルオロテトラシクロ[4.
4.0.12, 5.17,10]−3−ドデセン、8,9−ジ
フルオロ−8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラ
シクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン、8,8−ジフルオロ−9,9−ビス(トリフルオロ
メチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10
−3−ドデセン、8−クロロ−8,9,9−トリフルオ
ロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−
ドデセン、8,9−ジクロロ−8,9−ビス(トリフル
オロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.1
7,10]−3−ドデセン、8,8,9−トリフルオロ−9
−ヘプタフルオロプロポキシテトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8,8,9−ト
リフルオロ−9−トリフルオロメトキシテトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、3−
トリフルオロメチルテトラシクロ[4.4.0.
2,5.17 ,10]ドデカ−3,8−ジエン、3,4−ビ
ス(トリフルオロメチル)[4.4.0.12,5.1
7,10]ドデカ−3,8−ジエン、ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、テトラシクロ[4.4.0.1
2,5.17,10]−3−ドデセン、トリシクロ[5.2.
1.02,6]−8−デセン、ペンタシクロ[6.5.
1.13,6.02,7.09,13]−4−ペンタデセン、トリ
シクロ[4.4.0.12,5]−3−ウンデセン、5−
カルボキシメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−メチル−5−カルボキシメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−シアノビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、8−カルボキシメチ
ルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−
ドデセン、8−カルボキシエチルテトラシクロ[4.
4.0.17,10]−3−ドデセン、8−カルボキシn−
プロピルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10
−3−ドデセン、8−カルボキシイソプロピルテトラシ
クロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−カルボキシn−ブチルテトラシクロ[4.4.0.
2,5.17,10]−3−ドデセン、8−メチル−8−カ
ルボキシメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17
,10]−3−ドデセン、8−メチル−8−カルボキシエ
チルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3
−ドデセン、8−メチル−8−カルボキシn−プロピル
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ド
デセン、8−メチル−8−カルボキシイソプロピルテト
ラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン、8−メチル−8−カルボキシn−ブチルテトラシク
ロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、ノ
ルボルネン、ジシクロペンタジエン、5−エチリデン−
2−ノルボルネン、5−プロピリデン−2−ノルボルネ
ン、6−エチリデン−2−テトラシクロドデセン、7−
エチリデン−ヘキサシクロヘプタデセン、5−ビニルビ
シクロ[2.2.1]2−ヘプテン、ジメタノオクタヒ
ドロナフタレン、エチルテトラシクロドデセン、トリメ
タノオクタヒドロナフタレン、ペンタシクロ[8.4.
0.12,5.19,12.08,13]−3−ヘキサデセン、ペ
ンタシクロ[7.4.0.12,5.19,12.08,13]、
ヘプタシクロ[8.7.0.13,6.110,17
12,15.02,7.011,16]、ヘプタシクロ[8.8
0.14,7.111,13.113,16.03,8.012,17]−5
−ヘンエイコセン、シクロブテン、シクロペンテン、シ
クロヘプテン、シクロオクテン、トリシクロ[5.2.
1.02,6]−3−デセン等が挙げられる。
【0008】さらに、ポリブタジエン、ポリイソプレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−非共役
ジエン共重合体、ポリノルボルネンなどの主鎖に炭素−
炭素間二重結合を含む不飽和炭化水素系ポリマ−などの
存在下に単量体を開環重合させても良い。そして、この
場合に得られる開環重合体の水素添加物は耐衝撃性の大
きい樹脂の原料として有用である。
【0009】本発明において、開環重合はメタセシス触
媒の存在下に行われる。メタセシス触媒としては、通常
(a)W,MoおよびReの化合物から選ばれた少なく
とも一種と、(b)デミングの周期律表IA、IIA、
IIIA、IVA、あるいはIVB族元素の化合物で少
なくとも一つの元素−炭素結合あるいは元素−水素結合
を有するものから選ばれた少なくとも一種の組み合わせ
からなる触媒であるが、触媒活性を高めるために添加剤
を加えてもよい。(a)成分として適当なW,Moある
いはReの化合物は、これらのハロゲン化物、オキシハ
ロゲン化物、アルコキシハロゲン化物、アルコキシド、
カルボン酸塩、(オキシ)アセチルアセトネート、カル
ボニル錯体、アセトニトリル錯体、ヒドリド錯体、およ
びその誘導体、あるいはこれらの組み合わせであるが、
WおよびMoの化合物、特にこれらのハロゲン化物、オ
キシハロゲン化物およびアルコキシハロゲン化物が重合
活性、実用性の点から好ましい。これらの化合物は適当
な錯化剤例えばP(C655、C55Nなどによって
錯化されていてもよい。具体例としてはWCl6、WO
Cl4、MoCl5、MoOCl3、ReCl3、WCl2
(OC654、MoO2(acac)2、W(OCO
R)5、W(CO)6、WCl5・P(C653等が挙げ
られる。これらの化合物のうち特に好ましい化合物とし
ては、WCl6,MoCl5などが挙げられる。(b)成
分として適当な化合物の具体例としては、n−C45
i、(C252Zn、(C253Al、(C25)A
lCl、C25AlCl2、(C25)AlH、(C2
53Al2Cl3、(C252AlOC25、(iso-C4
92AlH、(iso-C493Al、(CH34
a、(CH34Sn、 (n-C494Sn、Ph4Sn
等が挙げられる。これらのうち特に好ましい化合物とし
ては、(CH34Sn、(n-C494Sn、Ph4Sn
などである。(a)成分と(b)成分の量的関係は金属
原子比で(a):(b)が1:1〜1:30好ましくは
1:2〜1:20の範囲で用いられる。上記の(a)お
よび(b)の二成分から調整された触媒は、通常本発明
の製造法において用いるのに十分な高活性を有している
が、必要に応じて以下に挙げる様な(c)成分を添加す
ることによって、活性を一層高めることもできる。
【0010】(c)成分として好ましく用いられる化合
物としてはアルコール類、アルデヒド類、ケトン類、ア
ミン類などが好適に用いることができるが、更に特開平
1−240517号公報に示される化合物を使用するこ
とができる。(a)成分と(c)成分との割合は、モル
比で(c):(a)が0.005:1〜15:1、好ま
しくは0.05:1〜7:1の範囲とされる。
【0011】開環重合反応に用いられる溶媒としては、
例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナ
ン、デカン等のアルカン類、シクロヘキサン、シクロヘ
プタン、シクロオクタン、デカリン、ノルボルナン等の
シクロアルカン類、ベンゼン、トルエン、キシレン、エ
チルベンゼン、クメン等の芳香族炭化水素、クロロブタ
ン、ブロムヘキサン、塩化メチレン、ジクロロエタン、
ヘキサメチレンジブロミド、クロロホルム、テトラクロ
ロエチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリ
フルオロメチルベンゼン等のハロゲン化アルカン、アリ
ール等の化合物、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸i
so−ブチル、プロピオン酸メチル等の飽和カルボン酸
エステル類、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタン等のエーテル類などを挙げることがで
き、これらは単独であるいは混合して用いることができ
る。これらのうち、ハロゲン化アリール、飽和カルボン
酸エステルが好ましい。溶媒の使用量としては、「溶
媒:単量体(重量比)」が、通常1:1〜10:1とな
る量とされ、好ましくは1:1〜5:1となる量とされ
る。
【0012】本発明における開環重合体の分子量の調節
は、重合温度、触媒の種類、溶媒の種類によっても行う
ことができるが、本発明においては、分子量調節剤を反
応系に共存させることにより調節することができる。か
かる分子量調節剤としては、例えば、エチレン、プロペ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘ
プテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセンなどの
α−オレフィン類などを挙げることができ、特に1−ブ
テン、1−ヘキセンが好ましい。これらは1種または2
種以上を混合して用いることができる。反応系に添加さ
れる分子量調節剤の添加量は、開環重合反応に供される
単量体の合計1モルに対して0.001〜0.4モル、
好ましくは0.005〜0.3モルとされる。開環重合
工程においては、単量体をメタセシス触媒、分子量調節
剤、および重合溶媒と共に反応器に導入し、開環重合反
応をおこなわせる。
【0013】本発明において得られる開環重合体は下記
一般式2で表される繰り返し単位からなるものである。
【0014】
【化3】
【0015】<水素添加工程>以上のようにして得られ
る開環重合体は、水素添加触媒を用いて水素添加でき
る。水素添加触媒としては、通常のオレフィン性化合物
の水素添加反応に用いられるものを使用することができ
る。この水素添加触媒としては、不均一系触媒および均
一系触媒が公知である。不均一系触媒としては、パラジ
ウム、白金、ニッケル、ロジウム、ルテニウム等の貴金
属触媒物質をカーボン、シリカ、アルミナ、チタニアな
どの担体に担持させた固体触媒などを挙げることができ
る。また、均一系触媒としては、ナフテン酸ニッケル/
トリエチルアルミニウム、ニッケルアセチルアセトナー
ト/トリエチルアルミニウム、オクテン酸コバルト/n
−ブチルリチウム、チタノセンジクロリド/ジエチルア
ルミニウムモノクロリド、酢酸ロジウム、クロロトリス
(トリフェニルホスフィン)ロジウム、トリクロロビス
トリフェニルホスフィンルテニウム、クロロヒドロカル
ボニルビストリフェニルホスフィンルテニウムなどを挙
げることができる。触媒の形態は粉末でも粒状でもよ
い。これらの水素添加触媒は、「開環重合体:水素添加
触媒(重量比)」が1:1×10-4〜1:2となる割合
で使用される。水素添加反応は、常圧〜300気圧、好
ましくは3〜150気圧の水素ガス雰囲気下において、
0〜180℃、好ましくは20〜150℃で行うことが
できる。
【0016】また、ヒドラジン、カリウムアゾジカルボ
キシレート、アリールスルホニルヒドラジド等のジイミ
ドの生成を経由する水素添加試薬による水素添加法も使
用することが出来る。これらの水素添加試薬は「開環重
合体:水素添加試薬(重量比)」が1:0.01〜1:
100となる割合で使用される。この様に水素添加する
ことにより、得られる開環重合体はさらに優れた熱安定
性を有するものとなり、成形加工時や製品としての使用
時の加熱によってその特性が劣化することがない。水素
添加率は通常50%以上、好ましくは70%以上さらに
好ましくは90%以上である。
【0017】本発明で得られる水添開環重合体は下記一
般式3で表される繰り返し単位からなるものである。
【化4】
【0018】本発明で得られる開環重合体および水添開
環重合体の固有粘度(ηinh)は0.1〜5.0の範囲
にあることが好ましい。また、当該開環重合体および水
添開環重合体のGPC測定によるポリスチレン換算の平
均分子量(溶媒:テトラヒドロフラン)は、数平均分子
量(Mn)が、通常0.5×104〜1×106、好まし
くは1.0×104〜5×105、更に好ましくは1.2
×104〜2.0×105、特に好ましくは1.5×10
4〜1.0×105の範囲である。ポリスチレン換算数分
子量が5,000未満では成形材料として用いることが
できず、また、1,000,000を超えると流動性に
乏しく成形が困難となる。
【0019】本発明の製造法により製造される重合体に
は、公知の酸化防止剤、例えば2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェノール、2,2’−ジオキシ−3,
3’−ジ−t−ブチル−5,5’−ジメチルジフェニル
メタン、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
メタンあるいは紫外線吸収剤、例えば2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノンなどを添加することによって安定化するこ
とができる。また、加工性を向上させるために滑剤など
の添加剤を添加することもできる。
【0020】本発明の方法により製造される開環重合体
および水添開環重合体は種々の公知の成形手段、例え
ば、射出成形、圧縮成形、押出成形法などを用いて成形
品を作製できる。
【0021】また、作製された成形品の表面に、無機化
合物、シランカップリング剤などの有機シリコン化合
物、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂等などから
なるハードコート層を形成させることができる。ハード
コート層の形成手段としては熱硬化法、紫外線硬化法、
真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法などの公知の方法を挙げることができる。これによっ
て、成形品の耐熱性、光学特性、耐薬品性、耐摩耗性、
透湿性などを向上させることができる。
【0022】本発明の方法により製造される開環重合体
および水添開環重合体の用途は特に制限されるものでは
なく、広い範囲にわたって使用することができ、例え
ば、半導体保護膜(α線保護膜、パッシベーション膜、
バッファーコート、層間絶縁膜)、高周波基板、ペリク
ル(フォトマスク防塵カバー)、EPROM(紫外線消
去及びプログラム可能なROM)の保護膜、及び窓材、
絶縁材料として、また、光ファイバー、一般カメラ用レ
ンズ、ビデオカメラ用レンズ、望遠鏡レンズ、レーザー
ビーム用レンズ等のレンズ、光学式ビデオディスク、オ
ーディオディスク、文書ファイルディスク、メモリディ
スク等の光ディスク類、低反射コート材、眼鏡レンズ、
CCDリッドなどの光学材料やOHPシート、アニメー
ションのセル画用シート、透明導電性フィルムなどの透
明フィルムとして好適に使用することができる。
【0023】[実施例]以下、本発明について、実施例
および比較例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこ
れらの実施例のみに限定されるものではない。なお、以
下において、「部」は「重量部」を示す。
【0024】[実施例1]攪拌器、温度計を備え付けた
5リットルのオートクレーブ中に862部の2,2,2
−トリフルオロエチルアクリレートと740部のジシク
ロペンタジエンを加え、180℃で6時間反応させた。
生成した反応混合物を分溜管を用いた減圧蒸留により精
留を行い、目的物を得た。得られた化合物の構造は下記
一般式4の通りであり、純度はガスクロマトグラフィー
で99.95%以上であった。以下本単量体を単量体1
と記す。
【化5】
【0025】次に、攪拌器および三方コックを備えたフ
ラスコ内を窒素ガスで置換し、窒素気流下でテトラメチ
ル錫のクロロベンゼン溶液(1mol/l)0.4m
l、六塩化タングステンのクロロベンゼン溶液(0.0
1mol/l)20mlを加え、約15分間室温で攪拌
した。この溶液に単量体1を29部、1−ヘキセン0.
42部、クロロベンゼン70部を加え、室温で2時間攪
拌して反応させた。重合反応終了後、重合溶液を大量の
メタノール中に注ぎ、重合体を析出させ、これを濾別し
て回収し、真空乾燥して収率98%で重合体を得た。こ
の重合体のポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)は
30,200であり、重量平均分子量(Mw)は81,
300であった。本重合体のDSCで測定したガラス転
移温度は205℃であった。攪拌器および三方コックを
備えたフラスコ内を窒素ガスで置換し、窒素気流下で、
実施例2で得られた重合体8部、p−トルエンスルホニ
ルヒドラジド13部、トリ−n−プロピルアミン10部
およびo−ジクロロベンゼン500部を加え、150℃
で6時間反応させた。冷却後、ポリマー溶液を蒸留水で
数回洗浄後、大量のメタノール中に注ぎ、重合体を析出
させた。これを、濾別した回収し、真空乾燥して収率9
3%で重合体を得た。この重合体のポリスチレン換算の
数平均分子量(Mn)は33,700であり、重量平均
分子量(Mw)は84,100であった。本重合体のD
SCで測定したガラス転移温度は165℃であり、誘電
率(1MHz)は2.6であった。
【0026】[実施例2]攪拌器、温度計を備え付けた
5リットルのオートクレーブ中に3360部の1H,1
H,5H−オクタフルオロペンチルメタクリレートと7
40部のジシクロペンタジエンを加え、180℃で6時
間反応させた。生成した反応混合物を分溜管を用いた減
圧蒸留により精留を行い、目的物を得た。得られた化合
物の構造は下記一般式5の通りであり、純度はガスクロ
マトグラフィーで99.95%以上であった。以下本単
量体を単量体2と記す。
【化6】 次に、攪拌器および三方コックを備えたフラスコ内を窒
素ガスで置換し、単量体2を43部、1−ヘキセンを
0.42部、トルエン150部を加え80℃に加熱し
た。この溶液に攪拌しながらジエチルアルミニウムモノ
クロリドのトルエン溶液(1.25mol/l)0.3
ml、六塩化タングステンのトルエン溶液(0.01m
ol/l)2mlを加えた。3時間80℃で攪拌した。
重合反応終了後、重合溶液を大量のメタノール中に注
ぎ、重合体を析出させ、これを濾別して回収し、真空乾
燥して収率98%で重合体を得た。この重合体のポリス
チレン換算の数平均分子量(Mn)は28、900であ
り、重量平均分子量(Mw)は80,300であった。
本重合体のDSCで測定したガラス転移温度は187℃
であった。得られた開環重合体の100部をテトラヒド
ロフラン2000部に溶解して重合体溶液を調製した。
この重合体溶液に、水素添加触媒としてパラジウム触媒
(活性炭担持触媒:パラジウム濃度=5重量%)10部
を加え、オートクレーブ中で水素ガス圧150Kg/cm2
温度150℃で4時間加熱することにより水素添加反応
を行った。反応終了後、反応系の冷却および水素ガスの
放圧を行い、更に水素添加触媒を濾別し、濾液にメタノ
ールを添加して水素添加重合体を凝固させ、乾燥して回
収した。この水素添加重合体の水素添加率は実質上10
0%であった。また、前記と同様にして数平均分子量を
測定したところ29,400であった。本水素添加重合
体のガラス転移温度は150℃であり、誘電率(1MH
z)は2.3であった。
【0027】[実施例3]攪拌器、温度計を備え付けた
5リットルのオートクレーブ中に470部の2,2,2
−トリフルオロエチルメタクリレートと740部のジシ
クロペンタジエンを加え、180℃で6時間反応させ
た。生成した反応混合物を分溜管を用いた減圧蒸留によ
り精留を行い、目的物を得た。得られた化合物の構造は
下記一般式6のとおりであり、純度はガスクロマトグラ
フィーで99.95%以上であった。以下本単量体を単
量体3と記す。
【化7】
【0028】次に、攪拌器および三方コックを備えたフ
ラスコ内を窒素ガスで置換し、窒素気流下でテトラメチ
ル錫のクロロベンゼン溶液(1mol/l)0.4m
l、六塩化タングステンのクロロベンゼン溶液(0.0
1mol/l)20mlを加え、約15分間室温で攪拌
した。この溶液に単量体1を23部、1−ヘキセン0.
8部、クロロベンゼン60部を加え、室温で2時間攪拌
して反応させた。重合反応終了後、重合溶液を大量のメ
タノール中に注ぎ、重合体を析出させ、これを濾別して
回収し、真空乾燥して収率97%で重合体を得た。この
重合体のポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)は3
3,500であり、重量平均分子量(Mw)は84,7
00であった。本重合体のDSCで測定したガラス転移
温度は116℃であった。得られた開環重合体の100
部をテトラヒドロフラン2000部に溶解して重合体溶
液を調製した。この重合体溶液に、水素添加触媒として
パラジウム触媒(活性炭担持触媒:パラジウム濃度=5
重量%)10部を加え、オートクレーブ中で水素ガス圧
150Kg/cm2、温度150℃で4時間加熱することによ
り水素添加反応を行った。反応終了後、反応系の冷却お
よび水素ガスの放圧を行い、更に水素添加触媒を濾別
し、濾液にメタノールを添加して水素添加重合体を凝固
させ、乾燥して回収した。この水素添加重合体の水素添
加率は実質上100%であった。また、前記と同様にし
て数平均分子量を測定したところ34,100であっ
た。本水素添加重合体のガラス転移温度は87℃であ
り、誘電率(1MHz)は2.4であった。
【0029】[実施例4]実施例3において単量体とし
て単量体3を18.7部、8−メチル−8−カルボキシ
メチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−
3−ドデセン(以下単量体4と記す)を4.6部の混合
物を用いた他は実施例3と同様の方法により開環重合、
水素添加を行った。得られた水素添加重合体の水素添加
率は実質上100%であった。また、数平均分子量は3
1,900、ガラス転移温度は110℃であり、誘電率
(1MHz)は2.5であった。
【0030】[比較例]攪拌器および三方コックを備え
たフラスコ内を窒素ガスで置換し、窒素気流下で8−カ
ルボキシメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.1
7,10]−3−ドデセン23部、1−ヘキセン2.1部、
トルエン70部を加え80℃に加熱した。この溶液に攪
拌しながらジエチルアルミニウムモノクロリドのトルエ
ン溶液(1.25mol/l)0.3ml、六塩化タン
グステンのトルエン溶液(0.01mol/l)2ml
を加えた。3時間80℃で攪拌した。重合反応終了後、
重合溶液を大量のメタノール中に注ぎ、重合体を析出さ
せ、これを濾別して回収し、真空乾燥した。得られた開
環重合体の100部をテトラヒドロフラン2000部に
溶解して重合体溶液を調製した。この重合体溶液に、水
素添加触媒としてパラジウム触媒(活性炭担持触媒:パ
ラジウム濃度=5重量%)10部を加え、オートクレー
ブ中で水素ガス圧150Kg/cm2、温度150℃で4時間
加熱することにより水素添加反応を行った。反応終了
後、反応系の冷却および水素ガスの放圧を行い、更に水
素添加触媒を濾別し、濾液にメタノールを添加して水素
添加重合体を凝固させ、乾燥して回収した。この水素添
加重合体の水素添加率は実質上100%であった。ま
た、前記と同様にして数平均分子量を測定したところ2
9,100であった。本水素添加重合体のガラス転移温
度は170℃であり、誘電率(1MHz)は2.9であ
った。
【0031】[試験例] 耐溶剤性 5cm×5cmの試験片を溶剤中に浸して、その変化に
より判定した。判定基準は ○:全く変化なし、△:試
験片の一部あるいは全部が失透、×:溶解した、とし
た。耐溶剤性の検討結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明の製造法により、耐熱性、耐熱分
解性、耐薬品性に優れ、かつ、従来提案されてきた樹脂
材料では得られない低誘電率を兼ね備えた重合体を製造
する事ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 昇 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式1で表わされる化合物をメタセ
    シス開環重合触媒の存在下に重合することを特徴とする
    開環重合体の製造法。 【化1】 (一般式1中、nは0または正の整数であり、Xは炭素
    数1〜4のアルキレン基またはフルオロアルキレン基を
    示し、R1は水素またはメチル基を示し、Rfは炭素数1
    〜18、好ましくは1〜8のパーフルオロアルキル基ま
    たはハイドロフルオロアルキル基を示し、R1は水素ま
    たはメチル基を示し、R2、およびR3は水素原子または
    1価の有機基を示す)
  2. 【請求項2】請求項1の開環重合体を水素添加すること
    を特徴とする水添開環重合体の製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005028402A3 (en) * 2003-09-25 2005-05-19 Ciba Sc Holding Ag Romp with fluorinated groups
JP2007177046A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Mitsui Chemicals Inc フッ素含有環状オレフィンポリマーを用いた光学部品
JP2008239995A (ja) * 2001-04-27 2008-10-09 Mitsui Chemicals Inc フッ素含有環状オレフィンポリマー、その環状オレフィン系単量体および該ポリマーの製造方法

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JP2008239995A (ja) * 2001-04-27 2008-10-09 Mitsui Chemicals Inc フッ素含有環状オレフィンポリマー、その環状オレフィン系単量体および該ポリマーの製造方法
WO2005028402A3 (en) * 2003-09-25 2005-05-19 Ciba Sc Holding Ag Romp with fluorinated groups
JP2007177046A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Mitsui Chemicals Inc フッ素含有環状オレフィンポリマーを用いた光学部品

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