JP2003182466A - 車両用ルーフモール - Google Patents
車両用ルーフモールInfo
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Abstract
着するとともに、ルーフ溝から外れにくい構造にする。 【解決手段】 頭部22と、その頭部22の裏面側から
突出された脚部30と、を一体状に有する。脚部30の
両側部には、ルーフ溝5の両側壁面に向けてそれぞれ突
出する突出部41が形成される。突出部41の両突出端
近傍には、付け根部分に薄肉状の弾性変形部51を有す
る一対の係止片50がそれぞれ突出される。自由状態に
おいて、一対の係止片50先端の間の距離寸法はルーフ
溝5の溝幅寸法よりも大きく設定される。弾性変形部5
1を弾性変形させながら一対の係止片50が上側に互い
に閉じる方向に回動してルーフ溝5に嵌込まれた装着状
態において、一対の係止片50が、弾性変形部51の弾
性変形に基づく弾発力によりルーフ溝5の両側壁面に圧
接する構成にしてある。
Description
けられたルーフ溝に嵌込まれて装着される車両用ルーフ
モールに関する。
は、ルーフパネルのルーフ溝の少なくとも一部を塞ぐ頭
部と、その頭部の裏面側から突出された脚部と、を一体
状に有し、脚部の両側部に、根元部が厚肉でかつ先端部
に向けてしだいに薄肉となって弾性変形可能な一対の係
止リップが突出された構造のものが知られている。この
ような構造を有するルーフモールにおいては、ルーフパ
ネルのルーフ溝に対し、一対の係止リップを湾曲状に弾
性変形させながら嵌込まれることで、その一対の係止リ
ップの弾発力によってルーフパネルのルーフ溝に固定さ
れるようになっている。
車両用ルーフモールにおいては、一対の係止リップの弾
性変形による弾発力を小さくすることで、ルーフパネル
のルーフ溝に容易に嵌込んで装着することができる反
面、ルーフパネルのルーフ溝から外れやすくなる不具合
が生じる。これとは逆に、一対の係止リップの弾性変形
による弾発力を大きくすることで、ルーフパネルのルー
フ溝から外れ難くすることができる反面、ルーフパネル
のルーフ溝に嵌込むことが困難となる不具合が生じる。
ーフパネルのルーフ溝に容易に嵌込んで装着することが
できるとともに、ルーフ溝から抜け出る方向の力が作用
したときでも外れにくい構造を備えた車両用ルーフモー
ルを提供することにある。
に、請求項1の発明に係る車両用ルーフモールは、ルー
フパネルに設けられたルーフ溝に嵌込まれて装着される
車両用ルーフモールであって、前記ルーフ溝の溝幅方向
の少なくとも一部を塞ぐ頭部と、その頭部の裏面側から
突出された脚部と、を一体状に有する。前記脚部の両側
部には、前記ルーフ溝の両側壁面に向けてそれぞれ突出
する突出部が形成される。前記突出部の両突出端近傍に
は、付け根部分に薄肉状の弾性変形部を有する一対の係
止片がそれぞれ突出される。自由状態において、前記一
対の係止片先端の間の距離寸法は前記ルーフ溝の溝幅寸
法よりも大きく設定される。前記弾性変形部を弾性変形
させながら前記一対の係止片が上側に互いに閉じる方向
に回動して前記ルーフ溝に嵌込まれた装着状態におい
て、前記一対の係止片が、前記弾性変形部の弾性変形に
よる弾発力により前記ルーフ溝の両側壁面に圧接する構
成にしてある。したがって、ルーフパネルのルーフ溝に
ルーフモールを装着する場合、脚部の両側部に突設され
た突出部先端部近傍の弾性変形部を弾性変形させながら
一対の係止片をルーフ溝内に押し込む。これによって、
一対の係止片が、弾性変形部を支点として上側に向けて
互いに閉じる方向に回動しながらルーフ溝の溝内の所定
位置まで容易に嵌込まれて装着される。ルーフモールの
装着状態において、弾性変形部の弾性変形による弾発力
により一対の係止片がルーフ溝の両側壁面に圧接して係
合する。そして、一対の係止片と、ルーフ溝の両側壁面
との係合力(摩擦力)によって、ルーフ溝にルーフモー
ルが所定の装着状態に保持される。また、ルーフモール
の装着状態において、ルーフモールに対し、引き抜き力
が作用した場合、一対の係止片とルーフ溝の両側壁面と
の接触部の摩擦力によって一対の係止片が上方に滑って
移動することが阻止される。このため、ルーフモールに
対し、引き抜き力が作用した場合には、一対の係止片
が、弾性変形部を支点として互いに拡開する方向に回動
しようとするがルーフ溝の側壁面によって拡開が阻止さ
れる。これによって、一対の係止片には、同係止片の突
出方向に圧縮が作用するが、その係止片が梁として働い
て圧縮力を受け止めるため、一対の係止片が座屈変形す
ることがない。この結果、一対の係止部とルーフ溝の両
側壁面との接触部には前記装着状態よりも大きい摩擦力
が発生し、その摩擦力によってルーフモールの外れが防
止される。
モールは、請求項1に記載の車両用ルーフモールにおい
て、突出部は、脚部の両側部から斜め下向にそれぞれ突
出された第1突出片と、前記脚部の下端部の両側部から
それぞれ突出されかつ前記第1突出片の先端部に一体状
に結合された第2突出片とを備え、前記脚部と第1、第
2突出片によって囲まれた部分に空洞部が形成されてい
る。したがって、脚部、第1突出片及び第2突出片によ
って囲まれた部分に空洞部が形成されているため、突出
部を形成するための材料を空洞部によって節減すること
ができる。また、突出部に弾性や柔軟性を付与して挿入
性を向上できる。
は、請求項2に記載の車両用ルーフモールにおいて、第
1突出片は弾性変形可能な薄肉の連結部によって脚部の
側部に一体に結合されている。したがって、脚部ととも
に一対の係止片をルーフ溝の溝内に押し込む際、第1突
出片は、薄肉の連結部を支点としかつ第2突出片を 弾
性変形させながら互いに閉じる方向に回動することが可
能となる。このため、突出部が中実で剛性が高い構造と
なっている場合に比べ、モール装着部の溝内に対する一
対の係止片の嵌込みが一層容易となる。
は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ルーフ
モールにおいて、頭部、脚部、突出部、弾性変形部及び
一対の係止片はオレフィン系熱可塑性エラストマによっ
て形成されている。したがって、オレフィン系熱可塑性
エラストマは、EDEMを主体とするゴム単体、あるい
は他のエラストマよりも比重が小さいので、適度の弾性
を保ちかつ軽量なルーフモールが得られる。
は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ルーフ
モールにおいて、一対の係止片及びその薄肉状の弾性変
形部は、突出部よりも軟質でかつ弾性に富む材料から形
成されている。したがって、一対の係止片と、ルーフ溝
の両側壁面との間には所要とする弾発力とこれに伴う摩
擦力を長期間にわたって安定して維持させることが可能
となる。
は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用ルーフ
モールにおいて、頭部の車幅方向外側の先端部分には頭
部の車幅方向中央部よりも軟質の弾性材料よりなる覆い
部が一体に形成されている。したがって、覆い部がルー
フパネルに接して弾性変形した状態で取り付けられて
も、その弾性変形による弾発力を小さくすることができ
る。このため、ルーフ溝の深さ方向の寸法にバラツキが
あったり、あるいはルーフモール自体の高さ方向の寸法
にバラツキがあったとしても、そのバラツキを覆い部の
容易な弾性変形によって吸収することができる。すなわ
ち、前記バラツキが原因となって、覆い部とルーフパネ
ルとの間に不測の隙間が発生することが防止される。ま
た、覆い部の弾性変形による弾発力(反力)が弱いので
ルーフ溝に対しルーフモールが外れる方向の上方に持ち
上げられる不具合も軽減される。
は、請求項6に記載の車両用ルーフモールであって、覆
い部は、その付け根部が薄肉状に形成されている。した
がって、覆い部は、薄肉状の付け根部において小さい力
で容易に弾性変形することで、ルーフ溝の深さ方向の寸
法にバラツキがあったり、あるいはルーフモール自体の
高さ方向の寸法にバラツキがあったとしても、そのバラ
ツキを覆い部の薄肉状の付け根部の容易な弾性変形によ
って一層良好に吸収することができる吸収することがで
きる。しかも、覆い部の薄肉状の付け根部の弾性変形に
よる弾発力によってルーフ溝に対しルーフモールが外れ
る方向の上方に持ち上げられる不具合も一層軽減され
る。
は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用ルーフ
モールにおいて、頭部は、その頭部本体部分と、その頭
部本体部分の表面に層状に設けられかつ頭部本体部分よ
りも耐候性並びに耐摩耗性に富む材料よりなるカバー層
とを一体状に有している。したがって、厳しい環境に晒
された場合においても、耐候性、耐摩耗性に富むカバー
層によって頭部本体部分が保護され、その頭部本体部分
の本来の機能が長期間にわたって維持される。
の形態1を図1〜図5にしたがって説明する。図1は車
両のルーフパネルを斜め上方から表した斜視図である。
図2はルーフパネルのルーフ溝に車両用ルーフモールが
所定位置間で嵌込まれて装着された状態を示す図1のI
I−II線に沿う横断面図である。図3はルーフパネル
のルーフ溝に車両用ルーフモールを押し込んで装着され
る直前の状態を示す横断面図である。図4はルーフパネ
ルのルーフ溝に車両用ルーフモールが嵌込まれる初期の
状態を示す横断面図である。図5はルーフパネルのルー
フ溝に車両用ルーフモールが嵌込まれる途中の状態を示
す横断面図である。なお、図2、図4及び図5におい
て、ルーフモールの二点鎖線はルーフモールの自由状態
の形状を表している。図1と図2において、車両のルー
フパネル1の両サイド部近傍は、ルーフセンターパネル
2とルーフサイドパネル3とがスポット溶接等によって
一体に連結されている。そして、ルーフセンターパネル
2とルーフサイドパネル3の連結部には、車体の前後方
向に長く延びかつ段差溝状をなす凹部4が形成され、そ
の凹部4の深溝部には、その上方から車両用ルーフモー
ル20が嵌込まれて装着されるルーフ溝5が形成されて
いる。
ーフセンターパネル2の左右両側部近傍から外端縁に向
けて、凹部4の上段の内側壁部6、内側段差部8、下段
の内側壁部10、上側底壁部13、及び下段の第1外側
壁部11がプレス加工等によってそれぞれ曲げ形成され
ている。また、ルーフサイドパネル3の内側部近傍から
内端縁に向けて、上段の外側壁部7、外側段差部9、下
段の第2外側壁部12及び下側底壁部14がプレス加工
等によってそれぞれ曲げ形成されている。そして、ルー
フセンターパネル2とルーフサイドパネル3は、その上
側底壁部13と下側底壁部14とが上下に重ね合わされ
た状態でスポット溶接等によって一体に連結されること
によって、段差溝状をなす凹部4が形成されるようにな
っている。また、凹部4の深溝部をなすルーフ溝5にお
いて、その下段の内側壁部10と下段の第1外側壁部1
1とが横断面略ハの字状をなして対向している。これに
よって、ルーフ溝5は、その溝底部が広く、溝開口部が
狭い横断面略アリ溝状に形成されている。
て嵌込まれ装着される長尺なルーフモール20は、合成
樹脂、ゴム、あるいはこれらの混合材料からなる長尺な
モール本体21と、そのモール本体21の長手方向に埋
設された帯状、棒状の金属材等よりなり、モール本体2
1よりも伸縮が少なく、かつ剛性を有する芯材35と、
を一体に備えて構成されている。この実施の形態1にお
いて、モール本体21は、頭部22、脚部30、突出部
41及び一対の係止片50をそれぞれ一体に備え、オレ
フィン系熱可塑性エラストマ(TPO)等の弾性体より
なり、かつ押出成形によって長尺に一体成形されてい
る。
一部を塞ぐものであり、車幅方向外側の先端部分には薄
肉状の付け根部26を有する覆い部27が一体に形成さ
れている。そして、覆い部27を含む頭部22の幅寸法
は、凹部4の内側段差部8上面と外側段差部9上面との
間に跨って被せられる程度の大きさに設定されている。
また、頭部22は、頭部本体部分23と、その頭部本体
部分23の表面(上面)に層状に設けられかつ頭部本体
部分23よりも耐候性並びに耐摩耗性に富むオレフィン
系熱可塑性エラストマ等の弾性体よりなるカバー層28
を一体状に有している。また、覆い部27においても、
その覆い部本体部分27aと、その覆い部本体部分27
aの表面(上面)に層状に設けられかつ覆い部本体部分
27aよりも耐候性並びに耐摩耗性に富むオレフィン系
熱可塑性エラストマ等の弾性体よりなるカバー層29
が、前記頭部22のカバー層28と連続して一体状に形
成されている。また、覆い部本体部分27aは、頭部本
体部分23よりも軟質で弾性に富み容易に弾性変形する
オレフィン系熱可塑性エラストマ等の弾性体より形成さ
れている。
に向けて脚部30が一体状に突出されている。この脚部
30の内部の長手方向に沿って前記芯材35が埋設され
ている。脚部30の中間部から下部に向けてしだいに肉
厚が減少するようにして傾斜部31が脚部30の両側に
形成され、その傾斜部31の下端部に連続して薄肉状の
先端部32が形成されている。そして、脚部30の両側
部には、その傾斜部31から先端部32の両側部にわた
ってルーフ溝5の両側壁面(下段の内側壁部10と下段
の第1外側壁部11)に向けてそれぞれ突出する突出部
41が形成される。
脚部30の傾斜部31の上端(脚部30の両側部の略中
間高さ位置)から斜め下向にそれぞれ突出された第1突
出片43と、脚部30の先端部32の端縁(下縁)の両
側部からそれぞれ若干斜め上向きに突出されかつ第1突
出片43の先端部近傍に交差して一体状に結合された第
2突出片45とを備えて構成されている。そして、脚部
30の傾斜部31、第1突出片43及び第2突出片45
によって囲まれた部分に、横断面形状が略三角形あるい
は、略四角形をなす空洞部42が長手方向に連続してそ
れぞれ形成されている。また、この実施の形態1におい
て、第1突出片43の肉厚寸法は、第2突出片45の肉
厚寸法よりも適宜に大きく設定されており、これによっ
て第1突出片43は、第2突出片45よりも撓みにくく
形成されている。さらに、第1突出片43の付け根部分
は弾性変形可能な薄肉の連結部44によって脚部30の
側部に一体に連結されている。
1の突出端近傍(この実施の形態1では第1突出片43
の下端部)には、薄肉状の弾性変形部51を付け根部に
有する一対の係止片50が上向き傾斜状をなしてそれぞ
れ突出している。これら一対の係止片50は、薄肉状の
弾性変形部51よりも厚肉で、係止片50の突出方向
(弾性変形部51から係止片50の先端を結ぶ方向)に
座屈しにくい略繭形状に形成されている。そして、一対
の係止片50の下側面には、ルーフ溝5の両側壁面(下
段の内側壁部10と下段の第1外側壁部11)に圧接可
能な係止部52がそれぞれ形成されている。また、図3
に示すように、ルーフモール20の自由状態において、
一対の係止片50の先端の間の距離寸法はルーフ溝5の
溝幅寸法(最大溝幅寸法)よりも適宜に大きく設定され
ている。
にルーフモール20が装着された状態において、弾性変
形部51の弾性変形による弾発力により一対の係止片5
0の係止部52がルーフ溝5の両側壁面(下段の内側壁
部10と下段の第1外側壁部11)に弾性的に圧接して
係合するようになっている。そして、一対の係止片50
の係止部52と、ルーフ溝5の両側壁面との係合力(摩
擦力)によって、ルーフ溝5にルーフモール20が所定
の装着状態に保持されるようになっている。また、この
実施の形態1において、一対の係止片50及びその薄肉
状の弾性変形部51は、突出部41よりも軟質で弾性に
富み小さい力で容易に弾性変形するオレフィン系熱可塑
性エラストマ(TPO)等の弾性体より形成されてい
る。
2の頭部本体部分23、脚部30、及び突出部41は、
JIS・K7215によるデュロメータ硬さがHDA9
5〜100程度のオレフィン系熱可塑性エラストマー等
の弾性体(例えば、リケンテクノス株式会社製造の商品
名レオストマーとして販売されているオレフィン系熱可
塑性エラストマー)よりなる。また、カバー層28、2
9は、頭部本体部分23、脚部30、及び突出部41よ
りも耐候性、耐摩耗性に富みかつJIS・K7215に
よるデュロメータ硬さがHDA100程度のオレフィン
系熱可塑性エラストマー等の弾性体(例えば、リケンテ
クノス株式会社製造の商品名アクティマーとして販売さ
れているオレフィン系熱可塑性エラストマー)よりな
る。このような、耐候性、耐摩耗性に富むオレフィン系
熱可塑性エラストマーには、耐候安定剤(紫外線吸収
材、光安定剤等)や滑剤(シリコーン)等が混入されて
いる。また、頭部22の覆い部本体部分27a、一対の
係止片50及び弾性変形部51は、頭部本体部分23、
脚部30、及び突出部41よりも軟質で弾性に富み、圧
縮永久歪みが少なくルーフパネルの上塗り塗装面に対す
る摩擦力が大きいJIS・K7215によるデュロメー
タ硬さがHDA70程度のオレフィン系熱可塑性エラス
トマー等の弾性体(例えば、三井化学株式会社製造の商
品名ミラストマーとして販売されているオレフィン系熱
可塑性エラストマー)よりなる。
ル20は上述したようにして構成される。したがって、
上塗り塗装が施されたルーフパネル1のルーフ溝5にル
ーフモール20を装着する場合、まず、図3に示すよう
に、ルーフモール20をルーフ溝5の溝上方に臨ませ
る。次に、図4と図5に示すように、ルーフモール20
に押圧力を加えて脚部30の両側部に設けた突出部41
の先端部近傍の弾性変形部51を弾性変形させながら一
対の係止片50をルーフ溝5の溝内に押し込むことによ
って、一対の係止片50が、弾性変形部51を支点とし
て上側に向けて互いに閉じる方向に回動し、ルーフ溝5
の溝内に嵌込まれる。このようにして、一対の係止片5
0は、その弾性変形部51を支点として上側に向けて互
いに閉じる方向(図4において矢印X方向)に回動しな
がらルーフ溝5の溝内の所定位置まで容易に嵌込まれ
る。そして、図2に示すように、脚部30の先端部32
の下端と、突出部41の第2突出片45との結合部、あ
るいは、第1突出片43の下端部がルーフ溝5の溝底部
に当接する所定位置まで一対の係止片50が嵌込まれ
る。この際、頭部22の内側部(図2において右側部)
は僅かではあるが弾性的に変形してその先端部下面が凹
部4の内側段差部8の上面に当接する。また、頭部22
の覆い部27は、その薄肉状の付け根部26において弾
性的に変形し、同覆い部27先端の下面が凹部4の外側
段差部9の上面に当接する。前記したようにして、ルー
フ溝5にルーフモール20を容易に装着することができ
る。
着状態において、弾性変形部51の弾性変形による弾発
力により一対の係止片50の係止部52がルーフ溝5の
両側壁面(下段の内側壁部10と下段の第1外側壁部1
1)に圧接して係合する。そして、一対の係止片50の
係止部52と、ルーフ溝5の両側壁面との係合力(摩擦
力)によって、ルーフ溝5にルーフモール20が所定の
装着状態に保持される。
0の装着状態において、ルーフモール20に対し、図
中、矢印F方向に引き抜き力が作用した場合、一対の係
止片50の係止部52とルーフ溝5の両側壁面(下段の
内側壁部10と下段の第1外側壁部11)との接触部の
摩擦力によって一対の係止片50が上方に滑って移動す
ることが阻止される。このため、ルーフモール20に対
し、図2において矢印F方向に引き抜き力が作用した場
合には、一対の係止片50が、弾性変形部51を支点と
して互いに拡開する方向(図2において矢印Y方向)に
回動しようとするがルーフ溝5の両側壁面によって拡開
が阻止される。これによって、一対の係止片50には、
同係止片50の突出方向に圧縮が作用するが、その係止
片50が梁として働いて圧縮力を受け止めるため、一対
の係止片50が座屈変形することがない。この結果、一
対の係止部52とルーフ溝5の両側壁面との接触部には
前記装着状態よりも大きい摩擦力が発生し、その摩擦力
によってルーフモール20の外れが防止される。なお、
一対の係止片50の突出方向に圧縮力が作用する際、そ
の圧縮力が弾性変形部51を経て突出部41に伝達され
るが、その突出部41の第1突出片43及び第2突出片
45は所定値以下の力においてはほとんど変形すること
がない。
溝5は、その溝底部が広く、溝開口部が狭い横断面アリ
溝状に形成されている場合には、ルーフ溝5に対しルー
フモール20がより一層外れ難くなる。
示すように、脚部30の両側部よりそれぞれ突出される
突出部41は、脚部30の傾斜部31の上端(脚部30
の両側部の略中間高さ位置)から斜め下向にそれぞれ突
出された第1突出片43と、脚部30の先端部32の端
縁(下縁)の両側部からそれぞれ若干斜め上向きに突出
されかつ第1突出片43の先端部近傍に交差して一体状
に結合された第2突出片45とを備えて構成されてい
る。そして、脚部30、第1突出片43及び第2突出片
45によって囲まれた部分に、横断面形状が略三角形あ
るいは、略四角形をなす空洞部42がそれぞれ形成され
ている。このため、突出部41を形成するための材料を
空洞部42によって節減して、重量軽減を図ることがで
きる。また、第1突出片43及び第2突出片45に幾分
の弾性や柔軟性をもたせることもできるので、ルーフ溝
5の溝内に対する一対の係止片50の嵌込みが容易とな
る。
出片43の肉厚寸法は、第2突出片45の肉厚寸法より
も適宜に大きく設定されており、これによって第1突出
片43は、第2突出片45よりも撓みにくく形成されて
いる。特に、第1突出片43の付け根部分は弾性変形可
能な薄肉の連結部44によって脚部30の側部に一体に
連結されている。したがって、脚部30とともに一対の
係止片50をルーフ溝5の溝内に押し込む際、第1突出
片43は、薄肉の連結部44を支点としかつ第2突出片
45を撓ませながら互いに閉じる方向に回動することが
可能となる。このため、突出部41が中実で剛性の高い
構造となっている場合に比べ、ルーフ溝5の溝内に対す
る一対の係止片50の嵌込みが一層容易となる。
係止片50及び弾性変形部51は、頭部本体部分23、
脚部30、及び突出部41よりも軟質で弾性に富み、圧
縮永久歪みが少なく塗装面に対する摩擦力が大きい弾性
体より形成されている。このため、一対の係止片50の
係止部52と、ルーフ溝5の両側壁面との間には所要と
する摩擦力を長期間にわたって不足なく維持させること
が可能となり、ルーフモール20の外れ防止に効果が大
きい。
2の内側部(図2において右側部)は僅かではあるが弾
性的に変形してその下面が凹部4の内側段差部8の上面
に当接する。一方、頭部22の覆い部27は、その薄肉
状の付け根部26において容易に弾性変形し、同覆い部
27先端側の下面が凹部4の外側段差部9の上面に当接
する。このため、凹部4及びルーフ溝5の深さ方向の寸
法にバラツキがあったり、あるいはルーフモール20自
体の高さ方向の寸法にバラツキがあったとしても、その
バラツキを薄肉状の付け根部26の容易な弾性変形によ
って吸収することができる。すなわち、前記バラツキが
原因となって、覆い部27の下面と凹部4の外側段差部
9の上面との間に不測の隙間が発生することが防止され
る。
部分23よりも軟質で弾性に富む弾性体より形成されて
いるため、覆い部本体部分27aの弾性変形による弾発
力を小さくすることができる。このため、覆い部本体部
分27aの弾性変形による弾発力によってルーフ溝5に
対しルーフモール20が上方に持ち上げられる不具合も
軽減することができる。また、この実施の形態1におい
て、頭部22及び覆い部27において、頭部本体部分2
3及び覆い部本体部分27aの表面に耐候性、耐摩耗性
に富むカバー層28、29が層状に設けられている。こ
のため、厳しい環境に晒された場合においても、耐候
性、耐摩耗性に富むカバー層28、29によって頭部本
体部分23及び覆い部本体部分27aが保護され、これ
ら頭部本体部分23及び覆い部本体部分27aの本来の
機能が長期間にわたって維持され、耐久性に優れたもの
となる。
を図6〜図8にしたがって説明する。図6はルーフパネ
ルのルーフ溝に車両用ルーフモールが所定位置間で嵌込
まれて装着された状態を示す横断面図である。図7はル
ーフパネルのルーフ溝に車両用ルーフモールが装着され
る前の状態を示す横断面図である。図8はルーフパネル
のルーフ溝に車両用ルーフモールが嵌込まれる途中の状
態を示す横断面図である。図6〜図8に示すように、こ
の実施の形態2に係る車両用ルーフモール20において
も、前記実施の形態1と略同様にして、合成樹脂、ゴ
ム、あるいはこれらの混合材料からなる長尺なモール本
体21と、そのモール本体21の長手方向に埋設された
帯状、棒状の金属材等よりなり、モール本体21よりも
伸縮が少なく、かつ剛性を有する芯材35と、を一体に
備えて構成されている。そして、モール本体21は、頭
部22、脚部30、突出部41及び一対の係止片50を
それぞれ一体に備え、オレフィン系熱可塑性エラストマ
等の弾性体よりなり、かつ押出成形によって一体成形さ
れている。特に、この実施の形態2と、実施の形態1と
の相異点は、頭部22の頭部本体部分23、覆い部27
の覆い部本体部分27a、脚部30、突出部41、弾性
変形部51及び一対の係止片50が同一材質のオレフィ
ン系熱可塑性エラストマより形成されている。また、脚
部30は、その根元部(上端部)から先端部(下端部)
に向けてしだいに肉厚が減少するように形成され、脚部
30の両側部には、その上部近傍から先端部にわたって
ルーフ溝5の両側壁面(下段の内側壁部10と下段の第
1外側壁部11)に向けてそれぞれ突出する突出部41
が形成されている。
脚部30の両側部の上部から薄肉の連結部44を介して
斜め下向にそれぞれ突出された第1突出片43と、脚部
30の下縁の両側部からそれぞれ若干斜め下向きに突出
されかつ第1突出片43の先端部近傍に交差して一体状
に結合された第2突出片45とを備えて構成されてい
る。そして、脚部30、第1突出片43及び第2突出片
45によって囲まれた部分に、横断面形状が略三角形を
なす空洞部42がそれぞれ形成されている。また、第1
突出片43の肉厚寸法は、第2突出片45の肉厚寸法よ
りも2倍前後に大きく設定されており、これによって第
1突出片43は、第2突出片45よりも撓みにくく形成
されている。
は、薄肉状の弾性変形部51を付け根部に有する一対の
係止片50が上向き傾斜状をなしてそれぞれ突出され
る。これら一対の係止片50は、薄肉状の弾性変形部5
1よりも厚肉で座屈しにくい略繭形状に形成されてい
る。また、図7に示すように、ルーフモール20の自由
状態において、一対の係止片50の先端の間の距離寸法
はルーフ溝5の溝幅寸法(最大溝幅寸法)よりも適宜に
大きく設定される。そして、図6に示すように、ルーフ
溝5にルーフモール20が装着された状態において、弾
性変形部51の弾性変形による弾発力により一対の係止
片50の係止部52がルーフ溝5の両側壁面(下段の内
側壁部10と下段の第1外側壁部11)に圧接して係合
するようになっている。この実施の形態2のその他の構
成においても、実施の形態1と略同様に構成されるた
め、同一構成部分に対し同一符号を付記してその説明は
省略する。
2の車両用ルーフモール20においても、図8に示すよ
うに、ルーフモール20に押圧力を加えて脚部30の両
側部に設けた突出部41の先端部近傍の弾性変形部51
を弾性変形させながら一対の係止片50をルーフ溝5の
溝内に押し込むことによって、一対の係止片50が、弾
性変形部51を支点として上側に向けて互いに閉じる方
向に回動し、ルーフ溝5の溝内に嵌込まれる。このよう
にして、一対の係止片50は、その弾性変形部51を支
点として上側に向けて互いに閉じる方向に回動しながら
ルーフ溝5の溝内の所定位置まで容易に嵌込まれる。
に一対の係止片50をルーフ溝5の溝内に押し込む際、
弾性変形部51の弾性変形によって所定値以上に荷重が
突出部41に作用する場合がある。この際、前記した実
施の形態1と略同様にして、突出部41は、その第1突
出片43が薄肉の連結部44を支点としかつ第2突出片
45を弾性変形させながら互いに閉じる方向に回動す
る。このため、突出部41が中実で剛性が高い構造とな
っている場合に比べ、ルーフ溝5の溝内に対する一対の
係止片50の嵌込みが一層容易となる。そして、図6に
示すように、突出部41の第1突出片43と第2突出片
45との結合部下端部がルーフ溝5の溝底部に当接する
所定位置まで一対の係止片50が嵌込まれる。この際、
頭部22の内側部(図6において右側部)は僅かではあ
るが弾性的に変形してその下面が凹部4の内側段差部8
の上面に当接する。また、頭部22の覆い部27は、そ
の薄肉状の付け根部26において弾性的に変形し、同覆
い部27先端部の下面が凹部4の外側段差部9の上面に
当接する。これによって、ルーフ溝5にルーフモール2
0を容易に装着することができる。
着状態において、ルーフモール20に対し、図中、矢印
F方向に引き抜き力が作用した場合、実施の形態1でも
述べたように、一対の係止片50の係止部52とルーフ
溝5の両側壁面(下段の内側壁部10と下段の第1外側
壁部11)との接触部の摩擦力によって一対の係止片5
0が上方に滑って移動することが阻止される。このた
め、ルーフモール20に対し、図中、矢印F方向に引き
抜き力が作用した場合には、一対の係止片50が、弾性
変形部51を支点として互いに拡開する方向に回動しよ
うとするがルーフ溝の側壁面によって拡開が阻止され
る。これによって、一対の係止片50には、同係止片5
0の突出方向に圧縮が作用するが、その係止片50が梁
として働いて圧縮力を受け止めるため、一対の係止片5
0が座屈変形することがない。この結果、一対の係止部
52とルーフ溝5の両側壁面との接触部には前記装着状
態よりも大きい摩擦力が発生し、その摩擦力によってル
ーフモール20の外れが防止される。
2に限定するものではない。例えば、前記実施の形態1
及び2においては、凹部4が横断面段差溝状に形成さ
れ、その凹部4の深溝部のルーフ溝5にルーフモール2
0が上方から嵌込まれて装着される場合を例示したが、
この発明に係る車両用ルーフモールは、凹部が横断面段
差溝状に形成されることなく、ルーフパネルにルーフ溝
5が横断面略U字状に形成される場合においても装着可
能である。また、頭部22に覆い部27を必ずしも形成
しなくてもよく、また、頭部22のカバー層28や覆い
部27のカバー層29についても必要に応じて設ければ
よい。さらに、脚部30の両側部から突出される突出部
41を中実状に形成してもよい。
れば、ルーフパネルのルーフ溝に容易に嵌込んで装着す
ることができる。しかも、ルーフモールの装着状態にお
いて、ルーフモールに対しルーフ溝から抜け出る方向の
力が作用したときでもルーフ溝からルーフモールが外れ
にくくなる。また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明に加え、脚部の両側部に突出部を形成するための
材料を空洞部によって節減することができ、材料コスト
や重量軽減を図ることができる。請求項3の発明によれ
ば、請求項2の発明に加え、モール装着部の溝内に対す
る一対の係止片の嵌込みが一層容易となる。請求項4の
発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項の発明に加
え、適度の弾性を保ちかつ軽量なルーフモールが得られ
る。請求項5の発明によれば、請求項1〜4のいずれか
一項の発明に加え、一対の係止片と、ルーフ溝の両側壁
面との間には所要とする摩擦力を長期間にわたって不足
なく維持させることが可能となり、ルーフモールの外れ
防止に効果が大きい。請求項6の発明によれば、請求項
1〜5のいずれか一項に記載の発明に加え、ルーフ溝の
深さ方向に寸法のバラツキ等があったとしても、そのバ
ラツキを覆い部の弾性変形によって吸収することができ
るとともに、ルーフサイドパネルに弾性変形して当接し
ている場合においても、その覆い部の弾性変形による弾
発力によってルーフ溝に対しルーフモールが上方に持ち
上げられる不具合を軽減することができる。請求項7の
発明によれば、請求項6に記載の発明に加え、前記バラ
ツキを覆い部の薄肉状の付け根部の弾性変形によって一
層良好に吸収することができるとともに、覆い部の薄肉
状の付け根部の弾性変形による弾発力によってルーフ溝
に対しルーフモールが上方に持ち上げられる不具合を一
層軽減することができる。請求項8の発明によれば、請
求項1〜7のいずれか一項に記載の発明に加え、厳しい
環境に晒された場合においても、耐候性、耐摩耗性に富
むカバー層によって頭部本体部分を保護することができ
るため、頭部本体部分の本来の機能を長期間にわたって
維持して、耐久性の向上を図ることができる。
ールが装着された車両のルーフパネルを上方から表した
斜視図である。
モールが所定位置間で嵌込まれて装着された状態を示す
図1のII−IIに沿う横断面図である。
モールを押し込んで装着される直前の状態を示す横断面
図である。
モールが嵌込まれる初期の状態を示す横断面図である。
モールが嵌込まれる途中の状態を示す横断面図である。
ールがルーフパネルのルーフ溝に装着された状態を示す
横断面図である。
モールが装着される前の状態を示す横断面図である。
モールが嵌込まれる途中の状態を示す横断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 ルーフパネルに設けられたルーフ溝に嵌
込まれて装着される車両用ルーフモールであって、 前記ルーフ溝の溝幅方向の少なくとも一部を塞ぐ頭部
と、その頭部の裏面側から突出された脚部と、を一体状
に有し、 前記脚部の両側部には、前記ルーフ溝の両側壁面に向け
てそれぞれ突出する突出部が形成され、 前記突出部の両突出端近傍には、付け根部分に薄肉状の
弾性変形部を有する一対の係止片がそれぞれ突出され、 自由状態において、前記一対の係止片先端の間の距離寸
法は前記ルーフ溝の溝幅寸法よりも大きく設定され、 前記弾性変形部を弾性変形させながら前記一対の係止片
が上側に互いに閉じる方向に回動して前記ルーフ溝に嵌
込まれた装着状態において、前記一対の係止片が、前記
弾性変形部の弾性変形による弾発力により前記ルーフ溝
の両側壁面に圧接する構成にしてあることを特徴とする
車両用ルーフモール。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用ルーフモールで
あって、 突出部は、脚部の両側部から斜め下向にそれぞれ突出さ
れた第1突出片と、前記脚部の下端部の両側部からそれ
ぞれ突出されかつ前記第1突出片の先端部に一体状に結
合された第2突出片とを備え、 前記脚部と第1、第2突出片によって囲まれた部分に空
洞部が形成されていることを特徴とする車両用ルーフモ
ール。 - 【請求項3】 請求項2に記載の車両用ルーフモールで
あって、 第1突出片は弾性変形可能な薄肉の連結部によって脚部
の側部に一体に結合されていることを特徴とする車両用
ルーフモール。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車
両用ルーフモールであって、 頭部、脚部、突出部、弾性変形部及び一対の係止片はオ
レフィン系熱可塑性エラストマによって形成されている
ことを特徴とする車両用ルーフモール。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車
両用ルーフモールであって、 一対の係止片及びその薄肉状の弾性変形部は、突出部よ
りも軟質でかつ弾性に富む材料から形成されている車両
用ルーフモール。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車
両用ルーフモールであって、 頭部の車幅方向外側の先端部分には頭部の車幅方向中央
部よりも軟質の弾性材料よりなる覆い部が一体に形成さ
れていることを特徴とする車両用ルーフモール。 - 【請求項7】 請求項6に記載の車両用ルーフモールで
あって、 覆い部は、その付け根部が薄肉状に形成されていること
を特徴とする車両用ルーフモール。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の車
両用ルーフモールであって、 頭部は、その頭部本体部分と、その頭部本体部分の表面
に層状に設けられかつ頭部本体部分よりも耐候性並びに
耐摩耗性に富む材料よりなるカバー層とを一体状に有し
ていることを特徴とする車両用ルーフモール。
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