JP5013168B2 - アシストグリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車などに配設されるアシストグリップに関する。
アシストグリップは、自動車などに配設され、主として乗員の手すりとして用いられる部材である(例えば、特許文献1参照)。アシストグリップのなかには、別々に成形された2以上の分体が一体化されてなるものもある。
アシストグリップの分体としては、アシストグリップを長手方向に沿って分割したものや、アシストグリップを長手方向とは交差する方向に沿って分割したものが考えられる。以下、アシストグリップを長手方向に沿って分割した分体を縦分体と呼び、縦分体をもつアシストグリップを縦分体型のアシストグリップと呼ぶ。また、アシストグリップを長手方向とは交差する方向に沿って分割した分体を横分体と呼び、横分体を持つアシストグリップを横分体型のアシストグリップと呼ぶ。
ところで、横分体型のアシストグリップにおいて、分体同士の接合部はアシストグリップの長手方向と交叉する方向に形成される。したがって、横分体型のアシストグリップは、縦分体型のアシストグリップに比べて、アシストグリップの長手方向と交叉する方向に加わる荷重に弱い。一方、アシストグリップを乗員が手すりとして用いた場合、アシストグリップには長手方向と交叉する方向に荷重が加わる。したがって、横分体型のアシストグリップは、縦分体型のアシストグリップに比べて、分体同士の接合部に要求される耐荷重性能が大きい。
横分体型のアシストグリップにおいて、横分体同士の接合部分の外周側を、高剛性材料からなり筒状をなす外筒部材で覆えば、この接合部分における耐荷重性能を高め得ると考えられる。また、横分体型のアシストグリップにおいて、横分体同士を接合する方法としては、接着やネジ止め、嵌合などの方法が考えられるが、耐荷重性と製造の容易さと見栄えとを考慮すると、横分体同士を嵌合させて接合するのがよいと考えられる。この場合、上述した外筒部材で横分体同士の嵌合部分を覆うためには、図10に示すように、それぞれの横分体100、200を外筒部材300の両端から内部に向けて差し込み、外筒部材300の内部で横分体100と横分体200とを嵌合させればよい。
横分体100と横分体200とを強固に嵌合させるためには、横分体同士の嵌合代(図11におけるX部分)を大きくするのがよい。一方、アシストグリップの耐荷重性能を充分に確保するためには、それぞれの横分体(100、200)のなかで径が最小となる部分(基部101、102。図11におけるY、Z部分)を大径にする必要がある。しかし、上述したように、アシストグリップは乗員の手すりとして用いられる部材であるため、外筒部材300の外径はさほど大きくできず、外筒部材300の内径もまたさほど大きくできない。したがって、横分体100と横分体200との嵌合代Xと基部101の外径Yと基部102の外径Zとを共に大きくすることができない。このため、耐荷重性に優れる横分体型のアシストグリップを提供するのは非常に困難であった。
特開平6−190866号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、耐荷重性に優れる横分体型のアシストグリップを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明のアシストグリップは、高剛性材料からなり筒状をなす外筒部材と、第1嵌合端部と、相手材に固定される第1固定端部と、を持ち、第1嵌合端部が外筒部材の一端側から外筒部材の内部に挿入される第1分体と、第2嵌合端部と、相手材に固定される第2固定端部と、を持ち、第2嵌合端部が外筒部材の他端側から外筒部材の内部に挿入されて第1嵌合端部と嵌合する第2分体と、弾性材料からなり、外筒部材の内周面と第1嵌合端部との間に介在する弾性補強部材と、を持ち、第1嵌合端部は、第1固定端部に連続する第1基部と、第1基部の先端に形成されている第1頭部と、を持ち、第2嵌合端部は、第2固定端部に連続する第2基部と、第2基部の先端に形成されている第2頭部と、を持ち、第1嵌合端部の第1頭部が第2嵌合端部の第2頭部を乗り越えることで、第1頭部と第2頭部とが嵌合し、弾性補強部材は、第1頭部と第2頭部との嵌合が維持されるよう第1嵌合端部を第2嵌合端部に向けて押圧することを特徴とする。
本発明のアシストグリップは、下記の(1)を備えるのが好ましい。(1)および(2)を備えるのがさらに好ましい。
(1)上記弾性補強部材は、板バネからなり、一端である補強固定部と他端である補強係止部と補強固定部と補強係止部との間の部分である補強弾接部とを持ち、補強固定部は第1分体に固着され、第1嵌合端部と第2嵌合端部とが嵌合すると、少なくとも補強係止部と補強弾接部とが外筒部材の内部に挿入され、補強係止部が外筒部材の内周面に係止し、補強弾接部が第1嵌合端部に弾接して第1嵌合端部を第2嵌合端部に向けて押圧する。
(2)上記補強係止部は、上記第1嵌合端部と上記第2嵌合端部とが嵌合すると、上記外筒部材の内周面と上記第2分体とに係止する。
本発明のアシストグリップは、外筒部材と、第1分体と、第2分体と、をもつ。第1分体の第1嵌合端部と第2分体の第2嵌合端部とは外筒部材の内部で嵌合する。したがって、本発明のアシストグリップにおける第1分体および第2分体が横分体に相当する。すなわち、本発明のアシストグリップは横分体型のアシストグリップである。
本発明のアシストグリップは、弾性材料からなる弾性補強部材を備える。弾性補強部材は、外筒部材の内周面と第1嵌合端部との間に介装され、第1嵌合端部を第2嵌合端部に向けて押圧する。このため、第1嵌合端部と第2嵌合端部との嵌合は、両者の嵌合代が小さい場合にも、外れ難い。よって、本発明のアシストグリップは、第1嵌合端部の外径と第2嵌合端部との外径とを大きくし、かつ、第1嵌合端部と第2嵌合端部との嵌合を外れ難くできるため、耐荷重性に優れる。
本発明のアシストグリップが上記(1)を備える場合には、外筒部材と第1分体と第2分体と弾性補強部材とを容易に一体化でき、かつ、第1嵌合端部と第2嵌合端部との嵌合をより外れ難くできる。
上記(1)を備える本発明のアシストグリップの一例を模式的に表す要部拡大説明図を図1〜図2に示す。上記(1)を備える本発明のアシストグリップにおける弾性補強部材4は、一端である補強固定部40と、他端である補強係止部41と、補強固定部40と補強係止部41との間の部分である補強弾接部42とを持つ。補強固定部40は第1分体1に固着されている。弾性補強部材4の少なくとも補強係止部41と補強弾接部42とは、第1分体1の第1嵌合端部10を外筒部材3に挿入するときに、外筒部材3の内部に挿入される。
弾性補強部材4は板バネからなり、撓み変形可能である。したがって、例えば、図1に示すように、第1分体1と弾性補強部材4とを外筒部材3に挿入するとき(以下、組み付け時と呼ぶ)に、補強係止部41が外筒部材3の内周面に当接する場合には、弾性補強部材4が外筒部材3の内周面に押圧されて撓み変形する。ところで、弾性補強部材4のなかで、補強固定部40は第1分体1に固着されているが、補強係止部41および補強弾接部42は第1分体1に固着されていない。したがって、組み付け時には、弾性補強部材4は補強固定部40を支点として、比較的容易に撓み変形する。換言すると、このとき弾性補強部材4を撓み変形させるのに要する荷重は小さくて済み、第1分体1と弾性補強部材4とを外筒部材3に挿入するのに要する荷重もまた小さくて済む。よって、上記(1)を備える本発明のアシストグリップによると、外筒部材3と第1分体1と第2分体と弾性補強部材4とを容易に一体化できる。
一方、第1分体1の第1嵌合端部10と、第2分体2の第2嵌合端部20と、が嵌合すると、図2に示すように、補強係止部41が外筒部材3の内周面に係止する。このとき、弾性補強部材4は撓み変形して、補強弾接部42が第1嵌合端部10に弾接して第1嵌合端部10を第2嵌合端部20に向けて押圧する。さらにこのとき、弾性補強部材4は補強固定部40と補強係止部41とを支点として撓み変形するため、弾性補強部材4を撓み変形させるのに要する荷重は大きい。したがって、弾性補強部材4が第1嵌合端部10を第2嵌合端部20に向けて押圧する荷重もまた大きい。よって、よって、上記(1)を備える本発明のアシストグリップによると、第1嵌合端部10と第2嵌合端部20との嵌合を、より外れ難くできる。
換言すると、上記(1)を備える本発明のアシストグリップは、組み付け時に要する荷重(挿入荷重)が小さいため容易に製造でき、かつ、組み付け後の耐荷重性にも優れる。
本発明のアシストグリップが上記(1)および(2)を備える場合には、補強係止部41が外筒部材3の内周面と第2分体2とに係止する。したがって、組み付け後には、弾性補強部材4の補強固定部40と補強係止部41とが強固に固定される。このため、弾性補強部材4は、第1嵌合端部10を第2嵌合端部20に向けて安定に押圧する。よって、上記(1)および(2)を備える本発明のアシストグリップによると、第1嵌合端部10と第2嵌合端部20との嵌合を、より外れ難くできる。
以下、本発明のアシストグリップを図面を基に説明する。
(実施例)
実施例のアシストグリップを模式的に表す斜視図を図3に示す。実施例のアシストグリップを長手方向に切断した様子を模式的に表す断面図を図4に示す。実施例のアシストグリップにおける第1分体を模式的に表す斜視図を図5に示す。実施例のアシストグリップにおける第2分体を模式的に表す斜視図を図6に示す。実施例のアシストグリップにおける弾性補強部材を模式的に表す斜視図を図7に示す。実施例のアシストグリップを組み立て一体化している様子を模式的に表す説明図を図8〜9に示す。以下、実施例において上、下、左、右、前、後とは図3に示す上、下、左、右、前、後を指す。
図3に示すように、実施例のアシストグリップは、外筒部材3と、第1分体1と、第2分体2と、弾性補強部材4と、2つの見切り意匠部材5とを持つ。外筒部材3は、高剛性材料であるガラス繊維入のABS樹脂からなり、筒状をなす。
図5に示すように、第1分体1は、第1嵌合端部10と第1固定端部15とを持つ。図3に示すように、第1固定端部15は第1のクリップ16を持つ。第1分体1は、この第1のクリップ16によって相手材(例えば自動車のボデー)に固定される。
図5に示すように、第1嵌合端部10と第1固定端部15とは一体に成形されている。第1嵌合端部10は、第1基部11と第1頭部12とを持つ。第1基部11は棹状をなし、第1固定端部15から左方に延びている。第1基部11の先端部(左端部)は先細りになっている。第1頭部12は、第1基部11の先端に形成され、第1基部11の幅方向の両側(前側と後側)にそれぞれ突出する。実施例のアシストグリップにおいて、第1嵌合端部10は略T字状をなす。第1基部11のなかで第1頭部12寄りの部分には、後述する弾性補強部材4を保持するための補強部材保持溝13が形成されている。補強部材保持溝13は、第1基部11の周方向に延びる溝状をなす。さらに、第1基部11には、補強部材保持溝13と第1頭部12との間の位置に、下方に突起する弾性部材押さえ部14が形成されている(図8)。
図6に示すように、第2分体2は、第2嵌合端部20と第2固定端部25とを持つ。図3に示すように、第2固定端部25は第2のクリップ26を持つ。第2分体2は、この第2のクリップ26によって相手材に固定される。
図6に示すように、第2嵌合端部20と第2固定端部25とは一体に成形されている。第2嵌合端部20は、第2基部21と第2頭部22とを持つ。第2基部21は棹状をなし、第2固定端部25から右方に延びている。第2基部21の先端部(右端部)は先細りになっている。第2頭部22は、第2基部21の先端に形成され、第2基部21の肉厚方向の片側(実施例では下側)に突出する。第2頭部22には、先端側(右側)と第2固定端部25側(左側)と下側とにそれぞれ開口する溝部23が形成されている。すなわち、第2頭部22は、第2基部21よりも下方に形成され、溝部23と、溝部23の両側方(図中前方および後方)に配されている2つの部分(嵌合立壁部24)とからなる。第2頭部22を上下方向に切断した断面は、略コ字状をなす。
弾性補強部材4は、板バネからなる。図7に示すように、弾性補強部材4は、一端である補強固定部40と、他端である補強係止部41と、補強固定部40と補強係止部41との間の部分である補強弾接部42と、を持つ。補強固定部40は、第1分体1に固着されている。詳しくは、補強固定部40は略コ字状に屈曲しており、第1分体1の補強部材保持溝13に挿入されている。より詳しくは、補強固定部40は第1基部11のなかで補強部材保持溝13よりも内周側の部分を把持し、第1分体1に固着されている。図8に示すように、弾性補強部材4が第1分体1に固着されると、補強弾接部42および補強係止部41は、弾性部材押さえ部14よりも外筒部材3寄り(図8中下方)に配され、外筒部材3の内周面に向けて延びる。さらに、補強係止部41は、先端が補強固定部40に向けて(図6中右下方に向けて)屈曲した略V字状をなす。
見切り意匠部材5は無端のリング状をなし、図3および図4に示すように、第1固定端部15と外筒部材3との長手方向の間隙と、第2固定端部25と外筒部材3との長手方向の間隙とに装着されている。詳しくは、一方の見切り意匠部材5は、第1分体1の第1嵌合端部10と第1固定端部15との境界に外装されている。他方の見切り意匠部材5は、第2分体2の第1嵌合端部20と第2固定端部25との境界に外装されている。第1分体1と第2分体2とを外筒部材3に挿入すると、第1固定端部15と外筒部材3との長手方向の間隙と、第2固定端部25と外筒部材3との長手方向の間隙とが、それぞれ、見切り意匠部材5によって外周側から覆われる。
実施例のアシストグリップを組み立て一体化する手順は、以下のとおりである。
先ず、外筒部材3の左端側から外筒部材3の内部に第2分体2を挿入する。すると、第2分体2の第2嵌合端部20が外筒部材3の内部に配され、第2固定端部25が外筒部材3の外部(左方)に配される。
次いで、外筒部材3の右端側から外筒部材3の内部に第1分体1を挿入する。すると、第1分体1の第1嵌合端部10が外筒部材3の内部に配されて第2嵌合端部20と嵌合し、第1固定端部15が外筒部材3の外部(右方)に配される。詳しくは、第1嵌合端部10は、第1頭部12が第2嵌合端部20の第2頭部22に当接する位置にまで挿入されると、第2頭部22により下側に押圧されて、撓む。したがって、この状態でさらに第1分体1を挿入すると、第1頭部12が第2頭部22を乗り越える。第1頭部12が第2頭部22を乗り越えると、第2頭部22による第1頭部12への押圧が解除される。すると、図9に示すように、第1基部11の一部が第2嵌合端部20の溝部23に収容される。第1頭部12は、溝部23よりも第2基部21側(左側)の外部に露出する。そして、第2頭部22のなかで溝部23よりも側方の部分(嵌合立壁部24)と第1頭部12とが嵌合する。よって、第1嵌合端部10と第2嵌合端部20とが嵌合する。
弾性補強部材4は板バネからなり、一端である補強固定部40が第1分体1の第1基部11に固着されている。このため、第1分体1の第1嵌合端部10を外筒部材3に挿入すると、弾性補強部材4もまた第1嵌合端部10とともに外筒部材3に挿入される。
弾性補強部材4は、一端である補強固定部40のみが第1分体1に固着され、他端である補強係止部41は第1分体1に固定されていない。また、補強係止部41は、外筒部材3の内周面に向けて延び、補強係止部41の先端は、補強固定部40に向けて屈曲している。このため、第1分体1の第1嵌合端部10を外筒部材3に挿入すると、弾性補強部材4は、補強係止部41を外筒部材3の内周面に摺接させつつ、補強固定部40を支点として撓みながら外筒部材3に挿入される(図8)。そして、第1嵌合端部10と第2嵌合端部20とが嵌合すると、補強係止部41が外筒部材3の内周面と、第2分体2の第2基部21とに係止する(図9)。
このとき、弾性補強部材4の補強弾接部42は、第1嵌合端部10の弾性部材押さえ部14に弾接し、第1嵌合端部10を第2嵌合端部20に向けて押圧する。したがって、第1頭部12と第2頭部22との嵌合は、弾性補強部材4の押圧力によって外れ難くなる。
さらにこのとき、弾性補強部材4は、補強固定部40と補強係止部41とを支点として撓むため、第1嵌合端部10を第2嵌合端部20に向けて強く押圧する。よって、実施例のアシストグリップは、第1嵌合端部10と第2嵌合端部20とが強固に嵌合し、耐荷重性能に優れる。
なお、実施例のアシストグリップでは、第1基部11が溝部23に収容され、第1頭部12が溝部23よりも側方に形成されている嵌合立壁部24と嵌合して、第1嵌合端部10と第2嵌合端部20とが嵌合する。このため、第1基部11と、第1頭部12と第2頭部22との嵌合部分とは、外筒部材3の径方向に一部重なって存在する。よって、実施例のアシストグリップでは、第1基部11と第2基部21とを大径にしても、第1分体1と第2分体2との嵌合代を大きくできる。よって、実施例のアシストグリップは耐荷重性に優れる。
さらに、第1頭部12と第2頭部22とが嵌合する部分は、第1基部11を幅方向(図中前後方向)に挟んだ2箇所に形成されている。このため、実施例のアシストグリップによると、アシストグリップに前後方向の力が作用しても、第1嵌合端部10と第2嵌合端部20との嵌合が外れない。よって、実施例のアシストグリップは耐荷重性により一層優れる。
さらに、実施例のアシストグリップでは、第1固定端部15と外筒部材3との長手方向の間隙と、第2固定端部25と外筒部材3との長手方向の間隙とが見切り意匠部材5によって外周側から覆われている。したがって、第1固定端部15と外筒部材3との長手方向の間隙と、第2固定端部25と外筒部材3との長手方向の間隙とがアシストグリップの外側から視認されることがなくなり、アシストグリップの意匠性が向上する。
なお、実施例のアシストグリップでは、弾性補強部材として板バネからなるものを用いたが、本発明のアシストグリップにおける弾性補強部材は、弾性材料からなり、第1嵌合端部を第2嵌合端部に向けて押圧し得るものであればよい。例えば、巻きバネや樹脂製バネ、ゴム等を用いても良い。また、実施例のアシストグリップでは、第1頭部と第2頭部との嵌合部分と、第1基部とが、外筒部材の径方向に一部重なって存在するようにしたが、本発明のアシストグリップにおける第1嵌合端部および第2嵌合端部の形状はこれに限定されない。例えば、第1嵌合端部や第2嵌合端部を、図10〜11に示す従来の形状にしてもよい。この場合にも、弾性補強部材が第1嵌合端部を第2嵌合端部に向けて押圧すれば、実施例のアシストグリップと同様に、第1嵌合端部と第2嵌合端部との嵌合が外れない。
本発明のアシストグリップの一例を模式的に表す要部拡大説明図である。 本発明のアシストグリップの一例を模式的に表す要部拡大説明図である。 実施例のアシストグリップを模式的に表す斜視図である。 実施例のアシストグリップを長手方向に切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例のアシストグリップにおける第1分体を模式的に表す斜視図である。 実施例のアシストグリップにおける第2分体を模式的に表す斜視図である。 実施例のアシストグリップにおける弾性補強部材を模式的に表す斜視図である。 実施例のアシストグリップを組み立て一体化している様子を模式的に表す説明図である。 実施例のアシストグリップを組み立て一体化している様子を模式的に表す説明図である。 従来のアシストグリップを長手方向に切断した様子を模式的に表す断面図である。 従来のアシストグリップを模式的に表す要部拡大説明図である。
符号の説明
1:第1分体 2:第2分体 3:外筒部材
4:弾性補強部材 10:第1嵌合端部 15:第1固定端部
20:第2嵌合端部 25:固定端部 40:補強固定部
41:補強係止部 42:補強弾接部

Claims (3)

  1. 高剛性材料からなり筒状をなす外筒部材と、
    第1嵌合端部と、相手材に固定される第1固定端部と、を持ち、該第1嵌合端部が該外筒部材の一端側から該外筒部材の内部に挿入される第1分体と、
    第2嵌合端部と、相手材に固定される第2固定端部と、を持ち、該第2嵌合端部が該外筒部材の他端側から該外筒部材の内部に挿入されて該第1嵌合端部と嵌合する第2分体と、
    弾性材料からなり、該外筒部材の内周面と該第1嵌合端部との間に介在する弾性補強部材と、を持ち、
    該第1嵌合端部は、該第1固定端部に連続する第1基部と、該第1基部の先端に形成されている第1頭部と、を持ち、
    該第2嵌合端部は、該第2固定端部に連続する第2基部と、該第2基部の先端に形成されている第2頭部と、を持ち、
    該第1嵌合端部の該第1頭部が該第2嵌合端部の該第2頭部を乗り越えることで、該第1頭部と該第2頭部とが嵌合し、
    該弾性補強部材は、該第1頭部と該第2頭部との嵌合が維持されるよう該第1嵌合端部を該第2嵌合端部に向けて押圧することを特徴とするアシストグリップ。
  2. 前記弾性補強部材は、板バネからなり、一端である補強固定部と他端である補強係止部と該補強固定部と該補強係止部との間の部分である補強弾接部とを持ち、
    該補強固定部は該第1分体に固着され、
    該第1嵌合端部と該第2嵌合端部とが嵌合すると、少なくとも該補強係止部と該補強弾接部とが該外筒部材の内部に挿入され、該補強係止部が該外筒部材の内周面に係止し、該補強弾接部が該第1嵌合端部に弾接して該第1嵌合端部を該第2嵌合端部に向けて押圧する請求項1に記載のアシストグリップ。
  3. 前記補強係止部は、前記第1嵌合端部と前記第2嵌合端部とが嵌合すると、前記外筒部材の内周面と前記第2分体とに係止する請求項2に記載のアシストグリップ。
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