JP2003175688A - 頁めくり装置 - Google Patents

頁めくり装置

Info

Publication number
JP2003175688A
JP2003175688A JP2001377575A JP2001377575A JP2003175688A JP 2003175688 A JP2003175688 A JP 2003175688A JP 2001377575 A JP2001377575 A JP 2001377575A JP 2001377575 A JP2001377575 A JP 2001377575A JP 2003175688 A JP2003175688 A JP 2003175688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
turning
arm
rotated
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001377575A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3809098B2 (ja
JP2003175688A5 (ja
Inventor
Kenji Murakami
賢司 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Seisakusho KK
Original Assignee
Shinko Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Seisakusho KK filed Critical Shinko Seisakusho KK
Priority to JP2001377575A priority Critical patent/JP3809098B2/ja
Publication of JP2003175688A publication Critical patent/JP2003175688A/ja
Publication of JP2003175688A5 publication Critical patent/JP2003175688A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3809098B2 publication Critical patent/JP3809098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頁めくり装置の構成及び制御、ガイド開閉機
構の構成を簡素化する。 【解決手段】 めくりモータ(M2)により回転されるめく
りローラ(tr)と、その回転軸(4)上に備えられた従動ロ
ーラ(dr)と、支軸(12)に回動自在に備えられたアーム(1
3)と、アームに従動ローラと対設され、搬送モータ(M1)
により回転される送りローラ(fr)と、アームにめくりロ
ーラと対設され、通帳をめくりローラのめくり部材に押
圧する押付け部材(13a)、送りローラを従動ローラに接
近させる方向にアームを支軸に対して付勢する付勢手段
と、支軸を回動させる押し上げモータ(M3)とを備えた。
めくり動作時は、押し上げモータを第2の所定角度まで
回転させて送りローラを従動ローラから離間させ、押付
け部材には回転してくるめくり部材に通帳を押付ける。
めくり動作終了時は、押し上げモータを第1の所定角度
まで回転させて、送りローラ・従動ローラ間の通帳挟持
力を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(自動預け
払い機)、記帳機などのデータ処理装置において通帳に
対して取引データを記録する際に頁めくりを行うための
頁めくり装置、中でも、搬送ローラの軸上にめくりロー
ラを設けた構成の頁めくり装置、すなわち、搬送ローラ
と共通の軸上に設けためくりローラを回転させて、その
めくりローラに接触している頁を膨らませ、かつ、めく
りローラの上側に跳ね上げさせた後、搬送ローラにより
通帳をその綴じ目がめくりローラの下側を通過する方向
に搬送することにより、頁めくりが完了するようにした
頁めくり装置に関する。本明細書においては、通帳の用
語は綴じ目を有する通帳を意味するが、通帳以外の媒体
(冊子)をも含めて用いる。
【0002】
【従来の技術】図12は、特開2000-127653 号公報に開
示された、搬送ローラの軸上にめくりローラを設けた構
成の頁めくり装置の正めくり動作の過程を示す説明図で
ある。図13は送りローラとめくりローラ、搬送ローラ
駆動系統とめくりローラ駆動系統、押えローラ昇降機構
とめくりローラ押え機構の配置関係を示す概念図、図1
4は図12のY−Y線に沿った一部省略断面図である。
【0003】図12,13において、fr1,fr2,
fr3とpr1,pr2,pr3は、通帳Nを搬送する
ための搬送ローラCR1,CR2,CR3を構成する送
りローラと押えローラである。送りローラfr1,fr
2,fr3は、搬送面の上側に配置されて、搬送モータ
M1からベルト等の伝動部材101及びテンションプー
リ102を介して回転力を与えられるように、搬送ロー
ラ駆動系統が構成されている。また、押えローラpr
1,pr2,pr3は、搬送面の下側に各送りローラに
対向して配置され、支点103に揺動自在に取付けられ
たアーム104の先端に支軸105が支持され、そのア
ームの他端部に備えられたバネ106により常時送りロ
ーラ方向に付勢されている。
【0004】一つの送りローラfr2を固着した回転軸
107上に回転自在に嵌装されたスリーブ108にめく
りローラtrが固着され、そのスリーブ108の外周に
固着された第1プーリ109ともう一つの回転軸110
上に固着した第2プーリ111との間に第1伝動ベルト
112を巻回し、回転軸110上に固着した第3プーリ
113とめくりモータM2の回転軸に固着された第4プ
ーリ114との間に第2伝動ベルト115を巻回して、
めくりモータM2の回転力をめくりローラtrに与える
ように、めくりローラ駆動系統が構成されている。
【0005】さらに、めくりローラtrが設けられた送
りローラfr2に対応する押えローラpr2は、アーム
104にソレノイド116のプランジャを枢着すること
により、押えローラ昇降機構が構成され、加えて、めく
りローラtrの下方の搬送面よりも下側にめくり動作が
行われる間、通帳をめくりローラtrの方向に押付ける
押付け部材117が備えられ、その押付け部材をカムと
揺動レバーの組み合わせ、その他の押付け部材昇降機構
が設けられている。
【0006】上記のような頁めくり装置は、送りローラ
fr2が固着された1本の回転軸にめくりモータM2に
より送りローラfr2から独立して回転されるめくりロ
ーラtrを設け、その同じめくりローラを正転又は逆転
することにより、正めくり(頁数が増える方向のめく
り)も逆めくり(頁数が減る方向のめくり)もできるた
め、一つの送りローラに関して通帳吸引方向と通帳排出
方向に隣接する2組の送りローラの間に、それぞれ正め
くりローラと逆めくりローラを配置する旧来の頁めくり
装置に比し、通帳処理装置の頁めくりのための通帳搬送
路の延長量を最小限に抑えることができるとともに、め
くりモータM2からめくりローラtrまでの動力伝達機
構の構成が単純化される利点があること評価されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送ロ
ーラの軸上にめくりローラを設けた頁めくり装置におい
ては、頁めくり動作を行う時は、送りローラfr2の回
転を止めるとともに、押えローラpr2はめくりローラ
trによる通帳の最上位頁の移動を妨げないように送り
ローラから離間させ、かつ、めくりローラから最上位頁
にめくり力が確実に加わるようにするため、通帳を搬送
面の下側からめくりローラ方向に押付ける押付けローラ
その他の押付け部材117が設けられ、また、最上位頁
を跳ね上げさせた後、その通帳を搬送する時は、押付け
部材117を通帳の搬送を妨げないように下方に移動さ
せるとともに、押えローラpr2を送りローラfr2方
向に近接させる必要がある。
【0008】換言すると、通帳搬送機構のほかに、押え
ローラpr2を送りローラfr2に対して昇降させる機
構と、押付け部材117をめくりローラtrに対して昇
降させる機構とを備え、しかも、押えローラ昇降機構と
押付け部材昇降機構は互いに反対方向の動作、すなわ
ち、一方が上昇動作をする時は他方が下降動作を、一方
が下降動作をする時は他方が上昇動作をさせる必要があ
った。従って、構成が複雑で部品組み立てが容易でな
く、また、各機構の制御ソフトウェアの設計も複雑困難
であった。
【0009】さらに、搬送ローラと共通の軸上にめくり
ローラを設けた構造の頁めくり装置においては、めくり
ローラと同軸上に設けられている送りローラと隣接する
送りローラとの間の間隙を、めくりローラがめくり動作
をする時はめくりローラに接触する最上位頁の膨らみ・
跳ね上げを可能にするため開放し、めくりローラがめく
り動作をしない時は通帳の搬送を円滑にするため遮蔽す
るガイド118が設けられる。このガイドは、めくり動
作をする時は間隙開放位置に、めくり動作をしない時は
間隙遮蔽位置に移動される必要があるが、従来は、例え
ばカムとレバーとリンク等の組み合わせからなる連動機
構によりめくりローラ押付け部材117と連動するよう
に取付けられていたので、その構成が複雑であるため、
取付けが容易でなく、保守点検にも手間が掛かるという
問題があった。
【0010】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、頁めくり装置の構成及び制御を簡素化すること
を第一の課題としている。本発明の第二の課題は、頁め
くり装置のガイド及びガイド開閉機構の構成を簡素化す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第一の課題を解決するた
め、請求項1の発明に係る頁めくり装置は、めくりモー
タにより回転されるめくりローラの回転軸上に従動ロー
ラを設けるとともに、支軸に揺動自在に支持されたアー
ムの自由端に前記従動ローラに対向する送りローラを設
け、前記アームと前記支軸の間に前記送りローラを前記
従動ローラに接近させる方向に前記アームを付勢する付
勢手段を備え、前記アームに前記めくりローラに対向す
る通帳押付け部材を設け、前記支軸を所定方向に回転さ
せる押上モータを備えてなり、通帳搬送時は、前記押上
モータが第一の所定回転角度まで回転されて、前記支
軸、付勢手段及びアームを介して前記送りローラが前記
従動ローラとの間の通帳に搬送力を与える強さで前記従
動ローラに押圧され、頁めくり動作時は、前記押上モー
タが第二の所定回転角度まで回転されて、前記支軸、付
勢手段及びアームを介して前記送りローラが前記従動ロ
ーラから離間され、又は前記送りローラの前記従動ロー
ラに対する押圧力が弱められ、かつ、前記通帳押付け部
材が前記通帳を回転される前記めくりローラのめくり部
材に押付けることを特徴としている。上記構成により、
めくりモータによりめくりローラがホームポジションに
保持されている状態では、めくり部材は搬送面から離れ
た位置にある。また、ホームポジションにある支軸が押
し上げモータにより所定角度まで回転されると、第一の
付勢手段及びアームを介して送りローラが従動ローラ方
向に付勢される。押し上げモータの回転量制御により、
すなわち支軸の回転量の設定により、送りローラの従動
ローラに対する押圧力及び押付け部材の通帳に対する押
圧力が調節可能である。従って、めくり動作を行う時と
通帳搬送動作を行う時とで、押し上げモータの異なった
回転量制御が行われる。また、アームを第一の付勢手段
により付勢してあるので、めくり動作時又は通帳搬送時
のいずれにおいても、頁数や腰の強さなどが異なる各種
の通帳に対応することができる。しかも、送りローラ及
び押付け部材の押圧力は、通帳の違いに対して部材によ
る対応ではなく、ソフトウェアの設定値のみで対応が可
能である。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、搬送モータの回転力を送りローラに与える伝動手段
を、搬送モータの回転力を与えられる第一の歯車と、前
記アームの支軸上に回転自在に備えられ、前記第一の歯
車に噛合されている第二の歯車と、前記アームの送りロ
ーラが固着されている回転軸上に固着され、前記第二の
歯車に噛合されている第三の歯車とで構成したことを特
徴としている。上記構成により、回動されるアームに送
りローラを取付けることにより、送りローラが搬送され
る通帳の厚さや腰の強さに応じて柔軟に移動する際にア
ームが揺動しても、搬送モータからの動力伝達を確実に
確実に行うことができる。
【0013】上記第二の課題を解決するため、請求項3
の発明は、請求項1又は2の頁めくり装置において、前
記めくりローラから遠い側に設けられた第一の支点を中
心に回動自在に支持され、かつ、一方向に回動された時
は前記めくりローラに隣接する搬送ローラとの間の搬送
面を上方に開放し、他方向に回動された時は前記搬送面
を遮蔽するガイドを設けるとともに、前記ガイドの長手
方向端部に形成された水平部分と傾斜部分とからなるほ
ぼヘ字形のカム溝と、第二の支点を中心に回動自在に支
持され、前記カム溝に摺動自在に嵌合されたコロを有す
るリンクと、前記押し上げモータにより回転されるカム
と、前記リンクに前記第二の支点から離れた位置に設け
られ、前記カムに当接されているカムフォロワとからな
るガイド開閉機構を有し、頁めくり動作時に前記押し上
げモータが第1の所定角度まで回転される際は、前記ア
ームの回動と連動して前記カム及びカムフォロワを介し
て前記リンクが回動されるに連れて前記コロが前記カム
溝の水平部分に沿って摺動して前記ガイドが開放位置ま
で回動されるとともに、前記コロは前記カム溝の傾斜部
分に臨み、めくり動作終了時に前記押し上げモータが第
2の所定角度まで回転される際は前記アームの回動と連
動して前記リンクが初期位置に復帰されるとともに、前
記コロが前記カム溝の水平部分の終端に向けて移動して
開放位置にある前記ガイドが遮蔽位置に回動復帰される
ことを特徴としている。上記構成により、押し上げモー
タが第2の所定角度まで回転された時は、支軸及び第一
の付勢手段によりアームが回動され、上昇位置に保持さ
れて送りローラは最も大きい押圧力で従動ローラを弾力
的に押圧する。また、カム及びカムフォロワを介してリ
ンクが回動され、コロはカム溝の水平部分に嵌合されて
いるため、ガイドは搬送面を遮蔽する位置に保持され
る。従って、通帳は円滑に搬送されることができる。押
し上げモータが第1の所定角度まで回転されると、支軸
と第一の付勢手段を介してアームが回動され、送りロー
ラは従動ローラから離間されるか、又は従動ローラに対
する押圧力が弱められる。また、カム及びカムフォロワ
を介してリンクが回動してコロはカム溝の水平部分から
傾斜部分に臨む位置まで移動するので、その間にガイド
は搬送面を上方に開放し、かつ、通帳のめくられる頁を
押えつつ、その頁から力を受けると、さらに上方に開
く。従って、膨らんだ頁はめくり部材から離脱すること
なく、確実にめくりローラの上方に跳ね上がる。押し上
げモータが第2の所定角度まで転されると、カム及びカ
ムフォロワを介してリンクは当初の位置に回動され、ガ
イドは再び遮蔽位置に復帰される。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の頁めくり装
置において、前記ガイドはめくりローラの前後に一対設
けられ、水平部分と傾斜部分からなるほぼへ字形のカム
溝は各ガイドの長手方向端部に設けられ、ガイドのカム
溝に摺動自在に嵌合されたコロを一端部に有し、かつ支
点から離れた位置にカムフォロワを有するリンクは、各
ガイドに対応して備えられるとともに、互いに連動して
回動するように連結部材により連結され、前記少なくと
も一方のリンクを前記各カムフォロワが前記カムの周面
に常に接触される方向に付勢する第二の付勢手段が設け
られており、めくり動作時に前記押し上げモータが第1
の所定角度まで回転される際は、前記アームの回動と連
動して前記カム及びカムフォロワを介して前記一対のリ
ンクが第二の付勢手段に抗して回動されるに連れて、前
記コロの前記カム溝内の摺動により前記一対のガイドが
所要角度まで同時に開放され、めくり動作終了時に前記
押し上げモータが第2の所定角度まで回転された時は、
前記アームの回動と連動して前記両リンクが第二の付勢
手段により当初位置まで逆方向に回動されて、前記ガイ
ドが同時に遮蔽位置に復帰されることを特徴としてい
る。上記構成により、通帳搬送時は、押し上げモータは
第2の所定角度まで回転されて保持されており、アーム
は上昇位置に保持されて送りローラが従動ローラを第一
の付勢手段により弾力的に押圧している。また、カム及
びカムフォロワを介して一対のリンクは第二の付勢手段
により一方向に付勢されて保持されるため、各リンクの
コロはカム溝の水平部分に嵌合されて、両ガイドは遮蔽
位置に保持される。めくり動作時は押し上げモータが第
1の所定角度まで回転され、アームが下降位置まで回動
されて、送りローラは従動ローラから離間され、又は送
りローラの従動ローラに対する押圧力が弱められ、か
つ、押付け部材は所定位置に保持される。また、カム及
びカムフォロワを介して一対のリンクが回動され、各コ
ロはカム溝の水平部分から傾斜部分に臨む位置まで移動
し、その間に両ガイドは開放位置に回動される。従っ
て、めくり領域に対応する一方のカイドは通帳のめくら
れる頁を押えつつ、その頁から力を受けると、さらに上
方に開く。従って、膨らんだ頁はめくり部材から離脱す
ることなく確実にめくりローラの上方に跳ね上がる。押
し上げモータが第2の所定角度まで回転されると、一対
のリンクは第二の付勢手段により当初の位置に復帰され
るので、両ガイドは同時に遮蔽位置に復帰する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図1ないし図11の図面に基づいて説明する。図1
は請求項1の発明の一実施形態の要部を抽出して示す側
面図であり、図2は同じく平面図、図3は図1の要部を
図1の左側から見た一部破断背面図、図4は図3の底面
図、図5はアームの昇降機構の作用説明図である。図6
ないし図8はガイド開閉機構の一例を示す側面図であっ
て、図6はガイドが遮蔽位置に存在する時の状態を示
し、図7は同じくガイドが開放位置に移動された時の状
態を示し、図8はガイドの最大開放状態を示す。図9は
頁めくり動作とガイドの開閉動作の関係を示す説明図、
図10は本発明の実施の形態による正めくり動作を行う
場合の動作フロー図、図11は同じく正めくり動作時の
タイムチャートである。
【0016】本発明による頁めくり装置においては、頁
めくり動作に関わる搬送ローラCR2以外の搬送ローラ
CR1,CR3は、従来と同様に、すなわち、図13の
左右両側の搬送ローラと同様に、送りローラfr1,f
r3が定位置に設けられた回転軸に固着され、各送りロ
ーラに対設される押えローラpr1,pr3は、それぞ
れ揺動自在のアーム1に回転自在に支持され、バネ2な
どを介して送りローラfr1,fr3方向に常に付勢さ
れている。なお、図2には、押えローラpr1を送りロ
ーラfr1に付勢する付勢手段として、支持部材103
´により支持されたトーションバー106´により押え
ローラpr1の支軸105を押下するように構成した例
が示されている。
【0017】これに対して、頁めくり動作に関わる搬送
ローラCR2は、従動ローラdrと送りローラfrで構
成されていて、一方の従動ローラdrはフレーム3a,
3bの定位置に設けられた回転軸4上にEリング等の位
置決め部材5を介して回転自在に支持されている。そし
て、回転軸4には、単数又は複数のめくりローラtrが
固着されている。めくりローラtrは従動ローラdrよ
りも径が僅かに小さなローラの外周に摩擦係数の大きい
材料で作られた、従動ローラdrよりも高く突出するめ
くり部材6を設けてなるものである。めくりローラtr
の回転軸4には、プーリ7、ベルト8、プーリ9などの
伝動手段を介してめくりモータM2から回転力が与えら
れるようになっている。
【0018】めくりローラtrの回転角度を制御するた
め、一例として、回転軸4にスリット板10が固着さ
れ、フレーム3bにそのスリット板のスリットを検出す
るためのセンサ11が取付けられている。センサ11の
出力信号は制御部にめくりモータM2の回転角度制御の
ために与えられる。回転角度の検出手段及びめくりモー
タM2の制御方法には、周知の方法が用いられているの
で、詳細な説明は省略する。
【0019】他方、送りローラfrは、フレーム3a,
3bの定位置に支軸12を介して回転自在に支持された
アーム13の端部においてそのアームを横方向に貫通す
る回転軸14に、各従動ローラdrに対応する位置にお
いて固着されている。回転軸14の一端部にはアームの
外側において第1歯車g1が固着され、その第1歯車g
1は一方のフレーム3a(又は3b)の外側において支
軸12の端部に回転自在に支持された第2歯車g2と噛
合されている。第2歯車g2にはフレーム3a,3bに
支持された支軸15に固着された第3歯車g3が噛合さ
れている。支軸15に固着されたプーリ16と搬送モー
タM1の回転軸に固着されたプーリ17との間に伝動ベ
ルト18が巻回されている。こうして、上記相互に噛合
する歯車g3,g2,g1により搬送モータM1の回転
力を送りローラfrに伝達する伝動手段の一部が構成さ
れている。
【0020】搬送メータM1の回転力を送りローラfr
に伝達する伝動手段を上記のように常に噛合する歯車g
3,g2,g1で構成した場合は、アーム13が支軸1
2回りに回動されてどのような角度状態にあっても、送
りローラfrには搬送モータM1から搬送力が確実に与
えられる利点がある。
【0021】支軸12にはブラケット19が固着されて
おり、そのブラケットの先端とアーム13の送りローラ
frから遠い側の端部との間に第一の付勢手段であるコ
イルバネ20を張設することにより、アーム13は図1
において支軸12を中心として時計方向に、すなわち、
送りローラfrを従動ローラdrに接近させる方向にに
常に付勢されている。
【0022】アーム13にはまた、各めくりローラtr
に対応する位置に、送りローラfrの径よりもわずかに
小さい径の円弧に沿って延びる押付け部材13aが設け
られている。押付け部材13aは、後述されるように、
めくり動作時にめくりローラtrが回転される際にめく
り部材6が搬送面に接近した時、通帳をそのめくり部材
に押し付けるためのものである。図示の例では、押付け
部材13aは、アーム13と一体に成形されているが、
これに代えて、別体に形成したものをアームに一体的に
結合しても良い。
【0023】通帳を搬送する時は、アーム13を所定方
向、図1においては時計方向に所定角度回動し、送りロ
ーラfrを従動ローラdrに適度の圧力で押圧させる必
要があり、また、所定のめくり位置まで搬送され停止さ
れた通帳に対してめくりモータM2によりめくりローラ
trを回転させて頁めくり動作をする間は、めくりロー
ラによる通帳の最上位頁の移動を容易にするため送りロ
ーラfrを従動ローラdrから離間させ(又は送りロー
ラと従動ローラによる通帳挟持力を弱め)、かつ、めく
りローラtrの回転によりめくり部材6が搬送面に接近
した時に通帳を押付け部材13aに向けて適度の圧力で
押し上げて通帳の最上位頁に十分なめくり力が加わるこ
とができる位置まで、アーム13を所定方向、図1にお
いては時計方向に所定角度回動させることが望ましい。
そこで、本発明の実施の形態では、アーム13を所定角
度回動させる機構、すなわち、アーム昇降機構が設けら
れている。
【0024】アーム昇降機構は、次のように構成されて
いる。ブラケット19の端部に一方のフレーム3bに向
かって水平方向に伸びる被検知部材21が設けられ、ア
ーム13が初期位置(ホームポジション)に存在する時
に被検知部材21を検知するセンサ22がフレーム3b
に取付けられている。すなわち、被検知部材21とセン
サ22によりアームのホームポジションを検出する手段
が構成されている。図示の例では、送りローラfrが図
1に示すように従動ローラdrから離間されている時の
アーム13の位置がホームポジションとされている。
【0025】上記アーム昇降機構は、また、押し上げモ
ータM3から支軸12に回転力が与えられるように構成
されている。さらに詳述すると、支軸12に一例として
フレーム3bの外側において歯車g4が固着され、この
歯車g4と、この歯車に順次噛合する複数の歯車g5,
g6とからなる減速部が構成され、減速部の終端の歯車
g6にフレーム3bに取付けられた押し上げモータM3
の回転軸23からプーリ24a、ベルト24b、プーリ
24c等の伝動手段24を介して回転力を与えられる回
転軸25上に固着された歯車g7が噛合されて、押し上
げモータM3から支軸12に回転力が与えられるように
なっている。
【0026】そして、押し上げモータM3が図示を省略
した制御部から所定数の駆動パルスが与えられて回転す
ると、減速部g4〜g7を介して支軸12が所定角度回
動される。
【0027】上記アーム昇降機構の作用を図5を用いて
説明する。アーム回動モータM3がホームポジションに
ある場合は、支軸12及びブラケット19は、同図
(a)に示す角度に保持されて、コイルバネ20に支持
されている。アーム13は図5(a)に示すようにほぼ
水平状態にあり、送りローラfrは従動ローラdrから
離間されている。
【0028】図1及び図5(a)において支軸12に時
計方向に回転力を与えられると、図5(b)及び(c)
に示すように、ブラケット19及びコイルバネ20を介
してアーム13が回動されて、送りローラfrが従動ロ
ーラdrに接近され、押圧される。この場合のアームの
回動角度及び送りローラfrの従動ローラdrに対する
押圧力は、支軸12の回転角度によって決定される。
【0029】通帳搬送時は前記押圧力が最も大きく、め
くり動作時は前記押圧力は小さいことが必要である。そ
こで、支軸12を回転させる押し上げモータM3の回転
角度は、通帳搬送時は、ホームポジションからの回転角
度が大きい第1の所定角度に設定され、めくり動作時は
ホームポジションからの回転角度が搬送時よりも小さい
第2の所定角度に設定されている。
【0030】図5(a)の状態において支軸12が時計
方向に第2の所定角度まで回転された時は、コイルバネ
20で付勢されているアーム13が追従して回転する。
同図(b)は送りローラfrが丁度従動ローラdrに接
触した状態を示している。コイルバネ20によりローラ
tr,fr間には多少のニップ力が働くが、ここに通帳
が搬送されてくると、送りローラfrを介してアーム1
3が反時計方向に逃げる。
【0031】支軸12が図5(b)の状態からさらに所
定角度まで回転されると、同図(c)に示すようにアー
ム13はそのままの位置に保持されるが、ブラケット1
9が回転してコイルバネ20が延びる結果、ローラf
r,tr間のニップ力が大きくなる。
【0032】このように、上記アーム昇降機構は、押し
上げモータM3の回転角度の量により、めくり時の通帳
押し上げ力及び搬送時のニップ力を任意に設定すること
ができる。そして、通帳の紙質や頁数等の違いに対して
部材により対応するのではなく、押し上げモータM3を
制御するソフトウェアの設定のみによって対応すること
ができる。
【0033】図4及び図5に示すように、回転軸25に
はカム26が固着されている。フレーム3bに関してカ
ム26と同一側において、図5に示すように、送りロー
ラfrとその前後の送りローラfr1,fr3の中間に
設けられた支点27a,27bにより一対のリンク28
a,28bが揺動自在に支持されている。各リンクは上
方端部に回転自在のコロ29a,29bを有し、また、
互いに対向する突出部30a,30bの一方に設けられ
た軸31を他方に形成された長孔32に挿通させて、一
方のリンク28aが揺動されると他方のリンク28bが
これに連動して揺動されるように連携されている。
【0034】一方のリンク28aには、支点7aから離
れた位置にカムフォロワ33が設けてあり、そのカムフ
ォロワはフレーム3a又は3bと一対のリンクのいずれ
か一方28bの間に張設された第二の付勢手段であるコ
イルバネ34により常にカム26の周面に接触するよう
に付勢されている。
【0035】また、図6に示すように、めくりローラt
rの前後には、めくりローラから遠い側において搬送面
の上方に設けられた支軸35a,35bにより既知のガ
イド36a,36bが回動自在に支持されている。この
ガイドは、図6に示すように搬送面上方を遮蔽する位置
に水平状態で維持された時は、めくりローラtrとその
前後の押えローラpr1,pr3との間の搬送面の上側
において、搬送される通帳を円滑に案内し、図7に示す
ように上方に回動されてめくりローラtrの前後付近の
搬送面を上方に開放する時は、通帳のめくりローラtr
からめくり力を与えられる再上位頁の膨らみ及び跳ね上
がりを許容するものである。
【0036】各ガイド36a,36bの幅方向の少なく
とも一端部にカム溝37a,37bが形成されていて、
そのカム溝に前記コロ29a,29bが摺動自在に嵌合
されている。カム溝37a,37bはいずれも水平部分
と傾斜部分とを有してほぼヘ字形に形成されていて、左
右のガイドとカム溝は左右対称形を成している。このた
め、押し上げモータM3が図6において反時計方向に回
転される時は、カム26及びカムフォロワ33によりリ
ンク28aは反時計方向に、リンク28bは時計方向に
それぞれ回動するため、図7に示すようにコロ29a,
29bがカム溝37a,37bの水平部分の端部からそ
れぞれカム溝の中間部方向に移動し、これに伴い各ガイ
ド36a,36bは支点35a,35bを中心に回動さ
れて、図7に示すようにガイド36a,36bは同時に
開放される。この時、図7に示すようにコロ29a,2
9bはカム溝37a,37bの今は支点35a,35b
を中心とする円弧上に存在する傾斜部分の上端部に位置
される。従って、ガイド36a,36bは自由になり、
後述されるようにめくりローラtrによるめくり動作の
際にめくり部材6により膨らまされる頁に対して適度の
荷重を加えて、その頁の先端がめくり部材6からの早す
ぎる離脱を防止できるようになっている。また、その頁
がめくり部材から引続き与えられるめくり力により膨ら
むに連れて、ガイド36a,36bはめくられる頁の腰
の強さに応じて図8に示す最大角度まで開放することが
できる。
【0037】めくり動作の完了に伴い、カム26が図8
に示された回転角度の状態において押し上げモータM3
が時計方向に所定角度まで回転された時は、カムフォロ
ワ33はカム26の谷部に対応するため、コイルバネ3
4の引っ張り力により一対のリンク28a,28b及び
ガイド36a,36bは図7の状態を経て図6に示す状
態に戻る。そして、コロ29a,29bはカム溝37
a,37bの水平部分の端部に嵌合した状態に保持され
る。従って、搬送される通帳からガイド36a,36b
に上向きの力が加わることがあっても、ガイド36a,
36bは遮蔽位置に保持されるので、通帳は安定して搬
送されることができる。
【0038】上記カム26、カムフォロワ33、一対の
リンク28a,28b、各コロ29a,29b、第二の
付勢手段34、及びカム溝37a,37bは、めくり動
作時には上記ガイドを所定角度まで開放させ、めくり動
作終了時には同ガイドを初期の位置まで遮蔽させるガイ
ド開閉機構の一例を構成している。
【0039】上記搬送ローラCR1,CR2,CR3に
よる通帳Nの搬送動作、アーム昇降機構による送りロー
ラfr及び押付け部材13a並びにガイド36a,36
bの昇降動作、及びめくりローラtrによる頁めくり動
作の各過程は、図9に示す通りとなる。同図において
(a)は通帳吸入動作、(b)はめくり動作(膨らませ
及び跳ね上げ)、(c)はめくり完了動作(搬送・反
転)である。
【0040】この頁めくり装置は、通帳の搬送方向及び
停止位置、並びにめくりローラの回転方向の制御によ
り、通帳の中紙の正めくりと逆めくりの両方を行うこと
ができる。正めくり動作の場合の動作フローとタイムチ
ャートの一例を図10及び図11に示して、詳細な説明
を割愛する。図11の〜のタイミングは図10の
〜のそれぞれに対応する。また、逆めくり動作態様
は、正めくり動作とほぼ対称的であり、図10及び図1
1から類推可能であるので、図示及び説明を省略する。
【0041】上述した実施の形態におけるガイド開閉機
構は、連動するリンクを介して両ガイドを同時に開閉さ
せるように構成されているので、その構造及び制御が非
常に簡素化される利点がある。しかし、本発明は、上記
ガイドの同時開閉に限らず、めくりローラtrによる正
めくり動作と逆めくり動作に対応して、二つのガイド3
6a,36bをそれぞれ片側ずつ開閉されるように構成
することもできる。その場合は、軸25に二つのカム2
6を備えるとともに、独立のリンク28a,28bに備
えたカムフォロワ33をそれぞれのカム26に当接させ
れば良い。
【0042】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明によれ
ば、頁めくり装置を、めくりローラと、そのめくりロー
ラの回転軸上に回転自在に備えられた従動ローラと、前
記回転軸をめくり動作の際に所定方向に所定角度回転さ
せるためのめくりモータと、通帳搬送面に関してめくり
ローラ及び従動ローラと反対側に支軸を中心として回動
自在に備えられたアームと、そのアームに前記従動ロー
ラに対向する位置に設けられ、搬送モータの回転力を与
えられる送りローラと、前記アームに前記めくりローラ
に対向する位置において設けられ、前記搬送面上の通帳
を前記めくりローラに押付けるための押付け部材と、前
記アームを前記支軸に対して前記送りローラを前記従動
ローラに接近させる方向に常に付勢する第一の付勢手段
と、前記アームの支軸に所定角度の回転力を加えて回動
させる押し上げモータとを有する構成としたので、頁め
くり装置の構成及び制御を簡素化することができる。
【0043】請求項2の発明によれば、請求項1におけ
る搬送力伝動手段を、搬送モータの回転力を与えられる
第一の歯車と、前記アームの支軸上に回転自在に備えら
れ、第一の歯車に噛合されている第二の歯車と、前記ア
ームの送りローラが固着されている回転軸上に固着さ
れ、第二の歯車に噛合されている第三の歯車とで構成し
たので、送りローラが搬送される通帳の厚さや腰の強さ
に応じて柔軟に移動する際にアームが揺動しても、搬送
モータからの動力伝達を確実に確実に行うことができ
る。
【0044】請求項3の発明によれば、頁めくり装置の
ガイド開閉機構の構成及び制御が著しく簡素化される。
【0045】請求項4の発明によれば、ガイド開閉機構
の制御がさらに簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施形態の要部を抽出して
示す側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】図1の要部を図1の左側から見た一部破断背面
【図4】図3の底面図。
【図5】アーム昇降機構の動作説明図。
【図6】ガイド開閉機構の構成及びガイドが遮蔽位置に
ある時の状態を示す側面図。
【図7】同じくガイドが開放位置に移動された時の状態
を示す側面図。
【図8】ガイドの最大開放状態を示す側面図。
【図9】頁めくり動作とガイドの開閉動作の関係を示す
説明図。
【図10】本発明の実施の形態による正めくり動作を行
う場合の動作フロー図。
【図11】同動作時のタイムチャート。
【図12】従来のめくり装置の構成及びめくり動作の過
程を示す説明図。
【図13】同じく従来装置の送りローラとめくりロー
ラ、搬送ローラ駆動系統とめくりローラ駆動系統、押え
ローラ昇降機構とめくりローラ押え機構の配置関係を示
す概念図。
【図14】図12のY−Y線に沿った一部省略断面図で
ある。
【符号の説明】
M1 搬送モータ M2 めくりモータ M3 押し上げモータ 4 回転軸 12 支軸 13 アーム 14 回転軸 fr 送りローラ dr 従動ローラ tr めくりローラ 6 めくり部材 20 コイルバネ(第一の付勢手段) 26 カム 28a,28b リンク 29a,29b コロ 33 カムフォロワ 34 コイルバネ(第二の付勢手段) 37a,37b カム溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めくりモータにより回転されるめくりロ
    ーラの回転軸上に従動ローラを設けるとともに、支軸に
    揺動自在に支持されたアームの自由端に前記従動ローラ
    に対向する送りローラを設け、前記アームと前記支軸の
    間に前記送りローラを前記従動ローラに接近させる方向
    に前記アームを付勢する付勢手段を備え、前記アームに
    前記めくりローラに対向する通帳押付け部材を設け、前
    記支軸を所定方向に回転させる押し上げモータを備えて
    なり、通帳搬送時は、前記押し上げモータが第一の所定
    回転角度まで回転されて、前記支軸、付勢手段及びアー
    ムを介して前記送りローラが前記従動ローラとの間の通
    帳に搬送力を与える強さで前記従動ローラに押圧され、
    頁めくり動作時は、前記押し上げモータが第二の所定回
    転角度まで回転されて、前記支軸、付勢手段及びアーム
    を介して前記送りローラが前記従動ローラから離間さ
    れ、又は前記送りローラの前記従動ローラに対する押圧
    力が弱められ、かつ、前記通帳押付け部材が前記通帳を
    回転される前記めくりローラのめくり部材に押付けるこ
    とを特徴とする頁めくり装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の頁めくり装置において、搬送
    モータの回転力を送りローラに与える伝動手段は、搬送
    モータの回転力を与えられる第一の歯車と、前記アーム
    の支軸上に回転自在に備えられ、前記第一の歯車に噛合
    されている第二の歯車と、前記アームの送りローラが固
    着されている回転軸上に固着され、前記第二の歯車に噛
    合されている第三の歯車からなることを特徴とする頁め
    くり装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の頁めくり装置に
    おいて、前記めくりローラから遠い側に設けられた第一
    の支点を中心に回動自在に支持され、かつ、一方向に回
    動された時は前記めくりローラに隣接する搬送ローラと
    の間の搬送面を上方に開放し、他方向に回動された時は
    前記搬送面を遮蔽するガイドを設けるとともに、前記ガ
    イドの長手方向端部に形成された水平部分と傾斜部分と
    からなるほぼヘ字形のカム溝と、第二の支点を中心に回
    動自在に支持され、前記カム溝に摺動自在に嵌合された
    コロを有するリンクと、前記押し上げモータにより回転
    されるカムと、前記リンクに前記第二の支点から離れた
    位置に設けられ、前記カムに当接されているカムフォロ
    ワとからなるガイド開閉機構を有し、頁めくり動作時に
    前記押し上げモータが第1の所定角度まで回転される際
    は、前記アームの回動と連動して前記カム及びカムフォ
    ロワを介して前記リンクが回動されるに連れて前記コロ
    が前記カム溝の水平部分に沿って摺動して前記ガイドが
    所要角度の開放位置まで回動されるとともに、前記コロ
    は前記カム溝の傾斜部分に臨み、めくり動作終了時に前
    記押し上げモータが第2の所定角度まで回転される際は
    前記アームの回動と連動して前記リンクが初期位置に復
    帰されるとともに、前記コロが前記カム溝の水平部分の
    終端に向けて移動して開放位置にある前記ガイドが遮蔽
    位置に回動復帰されることを特徴とする頁めくり装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の頁めくり装置において、前記
    ガイドはめくりローラの前後に一対設けられ、水平部分
    と傾斜部分からなるほぼへ字形のカム溝は各ガイドの長
    手方向端部に設けられ、ガイドのカム溝に摺動自在に嵌
    合されたコロを一端部に有し、かつ支点から離れた位置
    にカムフォロワを有するリンクは、各ガイドに対応して
    備えられるとともに、互いに連動して回動するように連
    結部材により連結され、前記少なくとも一方のリンクを
    前記各カムフォロワが前記カムの周面に常に接触される
    方向に付勢する第二の付勢手段が設けられており、めく
    り動作時に前記押し上げモータが第1の所定角度まで回
    転される際は、前記アームの回動と連動して前記カム及
    びカムフォロワを介して前記一対のリンクが第二の付勢
    手段に抗して回動されるに連れて、前記コロの前記カム
    溝内の摺動により前記一対のガイドが所要角度まで同時
    に開放され、めくり動作終了時に前記押し上げモータが
    第2の所定角度まで回転された時は、前記アームの回動
    と連動して前記両リンクが第二の付勢手段により当初位
    置まで逆方向に回動されて、前記ガイドが同時に遮蔽位
    置に復帰されることを特徴とする頁めくり装置。
JP2001377575A 2001-12-11 2001-12-11 頁めくり装置 Expired - Fee Related JP3809098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377575A JP3809098B2 (ja) 2001-12-11 2001-12-11 頁めくり装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377575A JP3809098B2 (ja) 2001-12-11 2001-12-11 頁めくり装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003175688A true JP2003175688A (ja) 2003-06-24
JP2003175688A5 JP2003175688A5 (ja) 2005-07-07
JP3809098B2 JP3809098B2 (ja) 2006-08-16

Family

ID=19185499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001377575A Expired - Fee Related JP3809098B2 (ja) 2001-12-11 2001-12-11 頁めくり装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3809098B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194981A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Fujitsu Frontech Ltd 冊子媒体取扱装置
KR101102895B1 (ko) 2011-07-07 2012-01-10 주식회사 신기그룹 통장 페이지 자동 넘김 장치
JP2012006345A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Fujitsu Frontech Ltd 冊子媒体取扱装置
CN110126507A (zh) * 2019-05-22 2019-08-16 北京兆维电子(集团)有限责任公司 一种存折自动翻页机构系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194981A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Fujitsu Frontech Ltd 冊子媒体取扱装置
JP2012006345A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Fujitsu Frontech Ltd 冊子媒体取扱装置
KR101102895B1 (ko) 2011-07-07 2012-01-10 주식회사 신기그룹 통장 페이지 자동 넘김 장치
CN110126507A (zh) * 2019-05-22 2019-08-16 北京兆维电子(集团)有限责任公司 一种存折自动翻页机构系统
CN110126507B (zh) * 2019-05-22 2024-02-13 北京兆维电子(集团)有限责任公司 一种存折自动翻页机构系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3809098B2 (ja) 2006-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2627516B1 (en) Sheet conveying apparatus and image forming apparatus
CN109956346A (zh) 介质进给装置及图像读取装置
JP3300418B2 (ja) 印字装置
JP2003175688A (ja) 頁めくり装置
US20090190976A1 (en) Automatic document feeder and method for duplex scanning a document utilizing the same
JP2838915B2 (ja) 用紙位置補正装置
JP4532036B2 (ja) 幅寄せ機構
JP3840357B2 (ja) 通帳頁めくり装置
JP3515330B2 (ja) 頁めくり機構の制御方法
JP3786815B2 (ja) 通帳処理装置における通帳表紙めくり方法
JPH06155856A (ja) 画像形成装置
GB2040887A (en) Document handling apparatus
JP2002219886A (ja) 通帳頁めくり装置
JPH1036014A (ja) 両面印刷装置
JP2514374Y2 (ja) 通帳改頁機構
JP3655747B2 (ja) 通帳整列装置
JP2002187667A (ja) 記録材後処理装置
JP2773255B2 (ja) 特殊用紙送り装置
JP2001225571A (ja) 通帳頁めくり装置
JPH08119514A (ja) 画像形成装置の用紙後処理装置
JP2760610B2 (ja) コピー仕上げ装置
JPH0939440A (ja) 通帳プリンタの頁捲り動作の制御方法
JPH10291708A (ja) 接続装置
JP2005060012A (ja) 感材受け渡し装置
JPH09132346A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140526

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees