JP2002219886A - 通帳頁めくり装置 - Google Patents

通帳頁めくり装置

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JP2002219886A
JP2002219886A JP2001018652A JP2001018652A JP2002219886A JP 2002219886 A JP2002219886 A JP 2002219886A JP 2001018652 A JP2001018652 A JP 2001018652A JP 2001018652 A JP2001018652 A JP 2001018652A JP 2002219886 A JP2002219886 A JP 2002219886A
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roller
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rotated
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JP2001018652A
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English (en)
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Yutaka Ogasawara
豊 小笠原
Yoichi Sasaki
陽一 佐々木
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Shinko Seisakusho KK
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Shinko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1軸上のめくりローラを、通帳の中紙の正め
くりと逆めくりとに兼用する通帳頁めくり装置におい
て、連続めくりを行う場合も、中紙折り曲げやジャムを
することなく、確実な頁めくりが実現されるようにす
る。 【解決手段】 めくり部材(2)が真上に向く位置をめ
くりローラ(1)のホームポジションとし、指定めくり
枚数が複数の場合、少なくとも最後のめくりの際は、め
くりローラをホームポジションから所定方向に1回転さ
せ、さらにホームポジションを越える位置まで{(36
0+θ)°}回転させ、跳ね上がった中紙を通帳の搬送
により反転させる前又は後に、反対方向にθ°回転させ
てホームポジションに復帰させるめくりモータ制御手段
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(自動預金
支払機)や自動記帳機などの通帳処理装置において用い
られる通帳頁めくり装置、とくに通帳搬送路の定位置に
設けた1軸上のめくりローラを一方向又は他方向に回転
させて、所定のめくり位置に停止されている通帳の前記
めくりローラに接触している表紙又は中紙を正めくり又
は逆めくりするものに関する。
【0002】一般に、通帳処理装置は、挿入された通帳
を所定位置まで搬送し、印字処理終了後に排出する搬送
機構及びその通帳に取引データを印字する印字機構を有
するほか、挿入された通帳の取引データが通帳の次頁に
及ぶ場合に改頁するために通帳の中紙をめくる頁めくり
機構を有している。
【0003】
【従来の技術】本出願人は、特願平10-301320 号(特開
2000-127653 号)号明細書及び特願平10-361285 号(特
開2000-177271 号)明細書において、搬送路中の定位置
において一方向又は他方向に回転される頁めくりローラ
を用いる頁めくり機構を開示した。この頁めくり機構
は、図10に示すように、見開き状態の通帳100を搬
送ローラCR1,CR2により所定頁めくり位置まで搬
送して停止し{図10(a)}、その通帳に接触してい
る頁めくりローラTRを、その通帳の中紙101の先端
が頁めくりローラの下側を通過して通帳の綴じ目102
の方向に移動するように所定方向に1回転させて、その
中紙101を膨らませる{図10(b)}とともに、さ
らにその中紙を頁めくりローラTRの上方に跳ね上げさ
せ{図10(c)}、複数枚の頁めくりをする場合は、
頁めくりローラTRをめくり枚数と同じ回数回転させ、
その後は、搬送ローラCR1,CR2を所定方向に回転
させて、その通帳100を前記綴じ目102が頁めくり
ローラTRの下側を通過する方向に移動させて、跳ね上
げられた中紙101を反転させる{図10(d)}こと
により、頁めくり動作を完了するようになっている。
【0004】以上は、図10において、通帳100を右
側から左側にめくる逆めくりの場合について説明した
が、通帳を左側から右側にめくる正めくりの場合は、頁
めくりローラTRの右側に、搬送ローラCR1と同一構
成の搬送ローラCR3が頁めくりローラTRに関して対
称の位置に配置されているので、同図(a)〜(d)の
通帳の位置が頁めくりローラTRに関して左右対称の位
置関係になり、通帳の搬送方向、頁めくりローラTRの
回転方向がそれぞれ逆となる。
【0005】上記頁めくりローラTRは、図11に詳細
に示すように、めくりローラTRの回転によるめくり動
作の際に、同時に2枚以上の頁めくりをしないように、
搬送ローラの送りローラfr2の径よりも若干小さな径
を有するボス部Bの外周の一部に、ゴム等の摩擦係数が
大きな材料で作られためくり部材tmを半径方向に突出
させて構成されている。めくり部材tmは、頁めくりロ
ーラの軸心からめくり部材tmの外端までの距離が搬送
ローラCR2を構成する送りローラfr2の半径よりも
僅かに大きくなるように、半径方向に突出されている。
【0006】そして、通帳を停止すべきめくり位置とめ
くりローラの回転方向の選択により、1軸上のめくりロ
ーラTRを、通帳の頁の正めくりと逆めくりとに兼用し
ている。この場合、処理される通帳について指定される
めくり方向が正めくりと逆めくりのいずれの場合にもめ
くり所要時間を等しくするために、めくり部材tmがめ
くりローラTRの真上方向に向く状態を、めくりローラ
のホームポジションとし、めくりローラを回転させるめ
くりモータに対する制御は、演算制御部から指定される
めくり枚数の各1枚ごとにめくりローラを1回転させ
る、すなわち、回転角度が360度になるように行って
いた(特開2000-1276539号公開公報の段落0044及び
特開2000-177271 号公開公報の図6を参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
頁めくり機構においては、通帳をめくる時は、半径方向
に突出するめくり部材を有する頁めくりローラをホーム
ポジションから1回転させ、ホームポジションに復帰さ
せてめくり動作を終了していたので、次のような問題が
発生する恐れがあった。すなわち、めくられる中紙の先
端がめくりローラの外周面から突出するめくり部材の後
端に係止されて、めくりローラの1回転終了時までに跳
ね上げることができない場合がある。さらに詳述する
と、図11に例示するように、先端をめくり部材tmに
係止された中紙mpがそのめくり部材から加わる反力と
その中紙の腰の強さが拮抗して、係止された状態を維持
する。また、複数頁を連続めくりする場合は、先にめく
られた中紙の閉じ方向の復帰力により、次の中紙の跳ね
上がりが抑圧されて、その中紙の先端がめくり部材tm
の後端とボス部Bの間の微小隙間に差し込まれたり又は
中紙の先端がめくり部材tmの後端に係止されたりした
状態で、めくりローラTRがホームポジションに停止さ
れることがある(図11(a))。そのため、図11
(b)に示すように、その後の反転のための通帳の所定
方向の搬送の際に、先端が微小隙間に差し込まれた又は
先端がめくり部材の後端に係止された中紙が折り曲げら
れて永久変形を生じたり、通帳が搬送されず、ジャム処
理が必要となる恐れがあった。このような中紙の折り曲
げ又はジャムは、複数枚の頁めくりを連続して行うと
き、通帳が新しい場合や中紙の腰が強い場合などにとく
に起こり易い。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、1軸上のめくりローラを、めくり
位置とめくりローラの回転方向の選択により通帳の中紙
の正めくりと逆めくりとに兼用する通帳頁めくり装置に
おいて、中でも複数枚の連続めくりを行う場合も、中紙
折り曲げやジャムを発生することなく、円滑に頁めくり
が実現されるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による通帳頁めくり装置は、めくりローラの
めくり部材が真上に向く位置を前記めくりローラのホー
ムポジションとし、演算制御部が出力する指定めくり枚
数が複数枚の場合は、少なくとも最後のめくりの場合
は、めくりローラをホームポジションを越える角度まで
所定方向に回転させて、中紙の先端のめくり部材に対す
る係止を解除した後、跳ね上げさせた中紙を通帳の搬送
により反転させる前又は反転させた後に、めくりローラ
を反対方向に回転させてホームポジションに復帰させる
めくりモータ制御手段を備えたことを特徴としている。
上記構成により、少なくとも指定めくり枚数の最終枚目
においては、めくりローラがホームポジションから所定
方向に1回転してさらにホームポジションを越える位置
まで回転されるので、最後に膨らまされる中紙は、先端
がめくり部材の後端に係止されることなく、すべての中
紙が跳ね上げられる。従って、その後の通帳の所定方向
の搬送の際は、跳ね上げられた所定枚数のすべての中紙
が反転されて確実に頁めくりが果たされる。
【0010】めくりモータ制御手段は、指定めくり枚数
が1の場合は、めくりローラを(360+θ)°度所定
方向に回転させ、前記跳ね上げさせた表紙又は中紙を通
帳の搬送により反転させる前又は反転させた後、反対方
向にθ°回転して前記ホームポジションに復帰させ、指
定めくり枚数が2以上の場合は、(a)1枚目は(36
0+θ)°回転させ、最終枚目に対しては、(360+
θ)°回転させて前記跳ね上げさせた表紙又は中紙を通
帳の搬送により反転させる前又は反転させた後に、又は
(b)1枚目から最終枚直前までについては1枚ごとに
360°度回転させ、最終枚目に対しては、(360+
θ)°度回転させ、前記跳ね上げさせた表紙又は中紙を
通帳の搬送により反転させる前又は反転させた後に、反
対方向にθ°回転させてホームポジションに復帰させる
ものとすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明について、図面に基
づいて詳細に説明する。図1は通帳処理装置の頁めくり
機構を中心とする概略的構成を示す要部の側面図、図2
は頁めくり機構の可動ガイド移動手段の構成を概略的に
示すブロック図、図3は頁めくり機構の通帳押え手段及
び通帳突き上げ手段の構成の一例を概略的に示すブロッ
ク図、図4は頁めくり機構の主として制御部の構成を示
すブロック図、図5は第1実施例による表紙又は中紙の
正めくりの場合のめくり動作の一部を図解的に示す説明
図、図6は同めくり動作の残部を図解的に示す説明図、
図7は第1実施例による正めくり動作の流れの一部を説
明するフローチャート、図8は同正めくり動作の流れの
残部を説明するフローチャート、図9は本発明のめくり
動作の核心部分を示す説明図である。
【0012】図1には通帳処理装置の頁読取り機構及び
印字機構が省略されている。図1において、fr1,p
r1;fr2,pr2〜fr4,pr4は上下一対で搬
送ローラを構成する送りローラ及び押えローラであり、
正転と逆転が可能なステッピングモータを用いる搬送モ
ータM1とともに搬送機構Aを構成する。送りローラf
r1,fr2,〜fr4には搬送モータM1から伝動ベ
ルト(不図示)を介して回転力が与えられる。搬送モー
タM1は、図4に示され、後述されるように、制御部1
6の搬送モータ制御手段162により制御される。押え
ローラpr1,pr3,pr4は一例としてレバーaと
コイルばねbなどの付勢手段により常時送りローラfr
1,fr3,fr4の方向に付勢されている。しかし、
回転中心をめくりローラ1と共通にする送りローラfr
2に対設されている押えローラpr2は、後述されるよ
うに、通帳押え手段Dにより昇降自在に支持されてい
る。
【0013】頁めくり機構Bは、正転と逆転が可能なス
テッピングモータを用いるめくりモータM2と、そのモ
ータM2により回転されるめくりローラ1とを有してい
る。めくりローラ1は、その外周面の一部に送りローラ
fr2の外周面よりも半径方向に突出するゴムなどの摩
擦係数の大きい材料で作られためくり部材2を有してい
る。また、めくりローラ1は、送りローラfr2の駆動
軸に回転自在に巻装されたスリーブ(図示省略)に固着
されていて、そのスリーブにめくりモータM2の回転力
が伝達されるようにしてある。そして、めくりモータM
2は、図4に示され、後述されるように、制御部16の
めくりモータ制御手段163により回転方向及び回転角
度を制御される。
【0014】図1において、3,4は搬送面の上下に平
行状態で配置された固定搬送ガイドである。搬送面より
も上側の送りローラfr2とfr3の間及び送りローラ
fr1とfr2の間の空間は正めくり領域と逆めくり領
域を形成しており、各めくり領域における搬送面よりも
上側に、前部可動搬送ガイド5a及び後部可動搬送ガイ
ド5bがそれぞれ送りローラfr1,fr3の回転軸を
中心に回動自在に備えられている。可動搬送ガイド5
a,5bは、可動搬送ガイド移動手段Cにより通帳を搬
送面に沿って案内する案内位置(図1の実線位置)と、
各めくり領域を上方に開放する開放位置(図1の鎖線位
置)との間を回動可能に支持されている。
【0015】可動搬送ガイド移動手段Cの一例を図1及
び図2に基づいて概略的に説明すると、正転及び逆転が
可能なステッピングモータを用いるガイドモータM3に
一つのセクタギヤ6が結合され、そのセクタギヤの互い
に反対側に第1ギヤ列7aと第2ギヤ列7bが配置され
ていて、第1ギヤ列7aの終端ギヤ(不図示)には前部
可動搬送ガイド5aの回動中心に結合された歯車(不図
示)が、また、第2ギヤ列7bの終端ギヤ(不図示)に
は後部可動搬送ガイド5bの回動中心に結合された歯車
(不図示)がそれぞれ噛み合わされている。ガイドモー
タM3は、制御部16のガイドモータ制御手段165に
より回転方向(正転又は逆転)を制御される。そして、
ガイドモータM3を介してセクタギヤ6を所定角度まで
正転すると、そのセクタギヤ6が第1ギヤ列7aの始端
ギヤ(不図示)と噛み合って前部可動搬送ガイド5aの
みが回動されて開放位置に移動され、また、そのガイド
モータM3を逆転すると、前部可動搬送ガイド5aが案
内位置に復帰される。セクタギヤ6を初期位置まで復帰
させた後、さらにガイドモータM3を介してセクタギヤ
6を所定角度まで逆転すると、そのセクタギヤ6が第2
ギヤ列7bの始端ギヤ(不図示)と噛み合って後部可動
搬送ガイド5bのみが回動されて開放位置に移動され
る。さらにガイドモータM3を正転してセクタギヤ6を
初期位置まで復帰させると、両可動搬送ガイド5a,5
bが案内位置に復帰するようになっている。
【0016】図1において、めくりローラ1の下側に
は、めくりローラが回転されて通帳めくり動作を行う時
のめくり作用が確実に行われるように補助する機構とし
て、めくり領域に停止されている通帳をめくりローラ1
に向けて押える通帳押え手段Dが設けてあり、また、両
めくり領域の搬送面よりも下側には、表紙めくりの際
に、通帳がめくりローラ1に強く押圧されるように上方
に突き上げる通帳突き上げ手段Eが備えられている。通
帳押え手段Dと通帳突き上げ手段Eの構成をできる限り
簡素にした実施例を図3の概略図に基づいて説明する
と、カムモータM4に回転されるセクタギヤ8の回転軸
にカム9を接続するとともに、そのカム9により揺動さ
れるレバー10に前記押えローラpr2を結合し、同じ
くカム9により揺動されるリンク11に通帳押え板12
を結合することにより、セクタギヤ8がホームポジショ
ンから一方向に所定角度(θ1)まで回転されるとき
は、カム9及びレバー10を介して押えローラpr2が
送りローラfr2から下方に離間されるとともに、カム
9及びリンク11を介して通帳押え板12がめくりロー
ラ1に向けて上昇され、また、セクタギヤ8がホームポ
ジションから他方向に所定角度(−θ1)まで回転され
るときは、押えローラpr2が送りローラfr2に向け
て上昇され、かつ、通帳押え板12がめくりローラ1か
ら下方に離間されるようになっている。カムモータM4
の回転は制御部16のカムモータ制御手段164により
制御される。
【0017】また、セクタギヤ8の互いに反対側には、
第1ギヤ列13aと第2ギヤ列13bが配置され、各ギ
ヤ列の終端ギヤ(不図示)にはそれぞれラック14a,
14bが噛み合わされ、各ラックに上端部にコロを有す
る前部突き上げ部材15aと後部突き上げ部材15bが
取付けられている。そして、カムモータM4を介してセ
クタギヤ8がホームポジションから一方向にθ1を越え
る所定角度(θ2)まで回転されるときは、第1ギヤ列
13aの始端ギヤ(不図示)がセクタギヤ8に噛み合っ
て回転され、ラック14aを介して前部突き上げ部材1
5aが図1に点線で示すように搬送面を若干上方に越え
た突き上げ位置まで上昇される。また、セクタギヤ8が
反対方向に回転されてホームポジションまで復帰する
と、前部突き上げ部材15aが突き上げ位置に上昇され
る前の退避位置まで戻され、セクタギヤ8がさらにホー
ムポジションから反対方向にθ1を越える所定角度(−
θ2)まで回転されるときは、第2ギヤ列13bの始端
ギヤ(不図示)がセクタギヤ8に噛み合って回転され、
ラック14bを介して後部突き上げ部材15bが図1に
点線で示すように搬送面を若干上方に越えた突き上げ位
置まで上昇される。セクタギヤ8が再び一方向にホーム
ポジションまで回転されると、押えローラpr2、通帳
押え板12及び両突き上げ部材15a,15bが初期位
置に復旧されるようになっている。
【0018】なお、可動搬送ガイド5a,5bを選択的
に開放又は閉鎖するには、上記共通のモータM3を用い
るものに限らず、それぞれ独立の駆動体を用いるように
しても良い。また、上には押えローラpr2の送りロー
ラfr2に対する通帳押え手段D及び通帳突き上げ手段
Eを、共通の駆動体M4により動作させる一例を説明し
たが、通帳押え手段Dと突き上げ手段Eを動作させるに
は、各別の駆動体を用い、両者の上昇と下降が互いに反
対になるように駆動するようにしても良い。
【0019】図4に例すように、制御部16には、印字
制御のためのプログラムのほか、頁めくりのためのプロ
グラム、すなわち、所定の順序で各モータM1〜M4の
正転の開始及び停止と逆転の開始及び停止とを行うため
のシーケンスを記憶しているROM17と、ワーキング
メモリであるRAM18とが接続されている。
【0020】制御部16は、CPUで構成され、図示さ
れていない印字ヘッドを介して通帳に対する印字を行う
ための印字制御手段(不図示)のほか、前記シーケンス
を管理するシーケンス管理手段161と、シーケンス管
理に基づいてそれぞれのモータM1〜M4を制御するた
めの搬送モータ制御手段162、めくりモータ制御手段
163、ガイドモータ制御手段164、及びカムモータ
制御手段165を有している。なお、図1には図面の簡
明化のため省略してあるが、それぞれの所要位置に通帳
の位置検出をするためのセンサ、及びめくりローラの回
転角度を確認するためのセンサ1S(図4)が設けてあ
り、それらのセンサからの検知信号に基づいて、制御部
16がシーケンス管理手段161によりプログラムを逐
次実行させるようになっている。
【0021】続いて、上記構成による頁めくり動作を、
表紙正めくりの場合について、図5ないし図8の図面を
参照しながら説明する。通帳処理装置の電源投入時の初
期化動作において、めくりモータ制御手段163はめく
りローラ1をめくり部材2が真上に向くホームポジショ
ンに位置させるようにめくりモータM2を制御するが、
この点は、図示を省略してある。閉じた状態の通帳Nが
搬送機構Aの通帳挿入口に挿入されたことを検知すると
(図7のS1においてY。同図において、Yは肯定、N
は否定、Sはステップの略。以下、同じ。)、搬送モー
タM1の正転により搬送ローラfr1,pr1〜fr
4,pr4による搬送が開始されて、通帳が吸引される
(S2)。その通帳が基準位置に到達したことが検知さ
れた時から搬送モータM1が所定ステップ回転されて所
定のめくり位置(例えば、正めくりの場合は図1及び図
5の右側のめくり領域)に到達すると(S3において
Y)、搬送が停止される(S4。図5(a))。続い
て、ガイドモータM3が所定方向に回転され、後部可動
搬送ガイド5bが開放位置に上昇されて、右側のめくり
領域が開放される(S5。図5(b))とともに、カム
モータM3が所定方向に回転されて、それまで送りロー
ラfr2方向に付勢されていた押えローラpr2が送り
ローラfr2から下方に離間され、かつ、それまで退避
位置に下降されていた通帳押え板12が搬送ガイド4と
ほぼ同一面まで上昇される(S6。図5(b))。
【0022】後部可動搬送ガイド5bが開放位置に上昇
されてめくり領域が上方に開放され、また、押えローラ
pr2が下降されて、通帳は搬送ローラfr2,pr2
による挟持力から解放されるので、めくり動作が容易に
なる。カムモータM3がさらに所定方向に回転されて、
後部突き上げ部材15bが突き上げ位置に上昇される
(S7。図5(b))。これにより、めくり位置に停止
されている通帳Nがめくりローラ1と搬送ローラfr
3,pr3との中間部において突き上げられて、上方に
凸面となるように少し湾曲され、通帳の表紙がめくりロ
ーラ1に良く密着される。
【0023】突き上げ部材15bの突き上げ位置への上
昇に引き続いて、めくりモータM2の正転が開始され
(S8)、めくりローラ1が一方向、すなわち、正めく
りの場合の回転方向(図5において反時計方向)に回転
される。めくりモータM2は、x1ステップ回転された
時、すなわち、図5(a)のホームボシションにあるめ
くり部材2が図5(b)に示すように、通帳に接触する
角度まで回転した時に、停止される(S9)。その後、
例えば0.1秒間程度待機される(S10)。この瞬時
待機は、めくり部材2と通帳の表面との間に相対移動が
なくなり、静摩擦が得られるようにするためである。め
くり部材2が通帳に接触する時の回転角度は通帳の厚み
や腰の強さにより異なる。従って、めくりモータを停止
させるステップ数x1は、補正可能とされている。
【0024】次に、めくりモータM2の正転が再開され
る(S11)が、この時、めくり部材2と通帳の間に静
摩擦が働くため、めくり部材は通帳の表紙を確実に捕捉
することができる。正転再開後、x2ステップ回転され
た時、すなわち、めくりローラ1がホームポジション直
前まで回転された時、めくりモータM2の正転が停止さ
れる(S12)。この正転の過程で、めくり位置に停止
された通帳の表紙fpが図5(c)に示すように、回転
されるめくりローラ1のめくり部材2により上方に湾曲
し、かつ、図5(d)に示すように、跳ね上がってめく
りローラ1に完全に乗り上がる。
【0025】この場合、めくり部材の表紙に対する押圧
力が大きい場合は、表紙に中紙が付着して、図5(c)
に鎖線で示すように、引き込まれて2枚めくりを生じさ
せる恐れがある。このような2枚めくりを防ぐため、め
くりモータM2は、y1ステップだけ逆転される(S1
3,S14。図6(e))。
【0026】引き続き、カムモータM4が所定方向に回
転されて、それまで突き上げ位置に維持されていた突き
上げ部材15bが初期位置に下降される(S15。図5
(d))。これにより、跳ね上げを防止された中紙の搬
送面への落下を促進する。続いて、めくりモータの正転
開始(S16)、y1ステップでの停止(S17)、め
くりモータの逆転開始(S18)、y1ステップでの停
止(S19)を行なう(図5(d)図6(e)及び
(f))。これにより、めくり動作の中のいわば「しご
き」(分離作用)を行われるため、表紙に付着されてい
る中紙がある場合は、その中紙がより確実に表紙から分
離される効果が得られる。
【0027】上記分離作用により2枚めくりを防止した
後は、演算制御部16の指定めくり枚数の残が0か否
か、すなわち、現在のめくり動作が最後のめくりか否か
を調べる(S20)。指定めくり枚数の残が0でない時
は、S7に戻り、次の頁めくり動作、すなわち、1枚目
の中紙に対してS7からS21までの各ステップの動作
を行なう。
【0028】そして、S20において、最後のめくりと
判断したときは、再びめくりモータM2の正転を開始し
(S21)、めくりローラがホームポジションを越えた
所定の位置{(360+θ)°}まで回転された時、す
なわち、めくりローラがホームポジションに到達したこ
とがセンサにより検知された時からめくりモータM2が
x3ステップ回転された時(S22においてY)、めく
りモータM2の正転が停止される(S23。図6
(g))。このめくりローラ1のホームポジションを越
えた位置までの回転により、図9(a)に示すように、
従来のようにホームポジションまで移転して停止した場
合に、最後にめくられる中紙mpがめくり部材2に係止
されていても、同図(b)に示すように、めくりローラ
1のホームポジションを越えた位置までの回転の際にそ
の係止が解除される効果が得られる。
【0029】続いて、めくりモータM2のx3ステップ
の逆転が開始され(S24)、めくりローラ1がθ°逆
転されてホームポジションまで復帰されたこと(図9
(c))がセンサにより検知された時(S25において
Y)に、めくりモータの逆転が停止される(S26。図
6(h))。続いて、カムモータM4が所定方向に回転
されて、それまで下降位置に維持されていた押えローラ
r2が上昇されて送りローラfr2に付勢されるととも
に、これと連動して、それまで押え位置に維持されてい
た通帳押え位置12が下降される(S27。図6
(h))。
【0030】これにより、表紙がめくられた通帳Nが搬
送可能な状態になるので、搬送モータM1の逆転が開始
されて、通帳が挿入口方向(図5において左方向)に搬
送される(S28)。これに伴い、跳ね上げられていた
表紙fpが反転してめくり動作が果たされる。通帳が基
準位置まで排出されたことが検知されると(S9におい
てY)、搬送モータM1が停止される(S30)。続い
て、通帳突き上げ手段Eの初期化動作として、ここで突
き上げ部材の上昇(S31)及び下降(S32)を行な
う。最後に、ガイドモータM3が所定角度逆転されて、
それまで開放位置に上昇されていた後部可動搬送ガイド
5bが当初の案内位置に復帰され(S33)、表紙の
み、表紙及び中紙、又は中紙のみの正めくりのためのプ
ログラムの実行が終了される。
【0031】図8のS24,S25,S26、すなわ
ち、めくりローラのホームポジション復帰は、S27又
はS28からS30まで、すなわち通帳搬送の後に行な
うようにしても構わない。
【0032】その後は、表紙又は中紙をめくられた通帳
は、搬送機構Aにより印字領域に搬送され、図示されて
いない印字機構により頁めくりをされた通帳に対して取
引データの記録をするための制御が行われる。
【0033】図5及び図6は、通帳の表紙又は中紙の正
めくり、すなわち、図5及び図6において左側から右側
にめくる場合について示しているが、表紙又は中紙の逆
めくり、すなわち、図5及び図6において右側から左側
にめくる場合は、通帳は左側のめくり領域に綴じ目側が
搬送ローラfr1,pr1に挟持され、綴じ目と反対側
が搬送ローラfr2,pr2に挟持される位置で停止さ
れ、前部可動搬送ガイド5aが開放位置に上昇され、前
部突き上げ部材14aが突き上げ位置に上昇されて、め
くりローラ1が時計方向に同じく(360+θ)°回転
される。表紙が跳ね上がった後は、通帳が吸引方向(右
方向)に搬送されて、表紙が反転されて表紙めくりが果
たされる。換言すると、通帳の停止位置、開放される可
動搬送ガイド、突き上げ位置に上昇される突き上げ部
材、及びめくりローラと送りローラの回転方向が、図5
及び図6と左右対称形となる。
【0034】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、指定め
くり枚数が複数枚の場合、少なくとも最後のめくりの場
合は、めくりローラをホームポジションを越える角度ま
で所定方向に回転させて、中紙の先端のめくり部材に対
する係止を解除した後、跳ね上げさせた中紙を通帳の搬
送により反転させる前又は反転させた後に、めくりロー
ラを反対方向に回転させてホームポジションに復帰させ
るめくりモータ制御手段を備えたので、複数枚の連続め
くりを行なう場合も、中紙の先端がめくりローラのめく
り部材の後端又は微小間隙に係止してめくりローラに乗
り上げることを阻止されることがなく、従って、反転が
円滑に行なわれ、指定枚数のすべての中紙が確実にめく
られる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通帳処理装置の頁めくり機構を中心とした構成
を概略的に示す側面図。
【図2】頁めくり機構の可動搬送ガイド移動手段の構成
を概略的に示すブロック図。
【図3】同じく通帳押え手段及び通帳突き上げ手段の構
成の一例を概略的に示すブロック図。
【図4】頁めくり機構の主として制御系統の構成を示す
ブロック図。
【図5】第1実施例による表紙又は中紙の正めくりの場
合のめくり動作の一部を図解的に示す説明図。
【図6】同めくり動作の残部を図解的に示す説明図フロ
ーチャート。
【図7】第1実施例による正めくり動作の流れの一部を
説明するフローチャート。
【図8】同正めくり動作の流れの残部を説明するフロー
チャート。
【図9】本発明のめくり動作の核心部分を示す説明図。
【図10】従来技術による表紙逆めくりの動作を示す説
明図。
【図11】同じく従来技術による場合の問題点を示す説
明図。
【符号の説明】
A 搬送機構 B 頁めくり機構 fr1,pr2;fr2,pr2〜fr4,pr4
搬送ローラ pr2 押えローラ fr2 送りローラ 1 めくりローラ 2 めくり部材 M1 搬送モータ M2 めくりモータ 16 制御部(CPU) 163 めくりモータ制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通帳搬送路中の定位置に外周面の一部に
    おいて半径方向に突出するめくり部材を有するめくりロ
    ーラを1軸上において設け、そのめくりローラを所定の
    一方向又は他方向に回転させて、所定のめくり位置に停
    止された通帳の前記めくりローラに接触する表紙又は中
    紙を膨らませ、かつ、前記めくりローラの上方に跳ね上
    げさせた後、前記通帳の綴じ目が前記めくりローラの下
    側を通過する方向に搬送して、前記跳ね上げさせた表紙
    又は中紙を反転させることにより、頁の正めくり又は逆
    めくりを行う通帳頁めくり装置において、 前記めくり部材が真上に位置する状態を前記めくりロー
    ラのホームポジションとし、演算制御部が出力する指定
    めくり枚数が複数枚の場合、少なくとも最後のめくりの
    場合は、めくりローラをホームポジションを越える角度
    まで所定方向に回転させて、中紙の先端のめくり部材に
    対する係止を解除した後、跳ね上げさせた中紙を通帳の
    搬送により反転させる前又は後に、めくりローラを反対
    方向に回転させてホームポジションに復帰させるめくり
    モータ制御手段を備えたことを特徴とする通帳頁めくり
    装置。
  2. 【請求項2】 めくりモータ制御手段は、指定めくり枚
    数が1の場合は、めくりローラを(360+θ)°度所
    定方向に回転させ、前記跳ね上げさせた表紙又は中紙を
    通帳の搬送により反転させる前又は反転させた後に、反
    対方向にθ°回転させて前記ホームポジションに復帰さ
    せ、指定めくり枚数が2以上の場合は、1枚目は(36
    0+θ)°回転させ、最終枚目に対しては、(360+
    θ)°回転させて前記跳ね上げさせた表紙又は中紙を通
    帳の搬送により反転させる前又は反転させた後に、反対
    方向にθ°回転させてホームポジションに復帰させるも
    のであることを特徴とする請求項1に記載された通帳頁
    めくり装置。
  3. 【請求項3】 めくりモータ制御手段は、指定めくり枚
    数が1の場合は、めくりローラを(360+θ)°所定
    方向に回転させ、前記跳ね上げさせた表紙又は中紙を通
    帳の搬送により反転させる前又は反転させた後に、反対
    方向にθ°回転させて前記ホームポジションに復帰さ
    せ、指定めくり枚数が2以上の場合は、1枚目から最終
    枚直前までについては1枚ごとに360°度回転させ、
    最終枚目に対しては、(360+θ)°度回転させ、前
    記跳ね上げさせた表紙又は中紙を通帳の搬送により反転
    させる前又は反転させた後に、反対方向にθ°回転させ
    てホームポジションに復帰させるものであることを特徴
    とする請求項1に記載された通帳頁めくり装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005699A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Toshiba Corp 冊子の頁捲り装置
KR101253406B1 (ko) * 2010-06-28 2013-04-11 후지츠 프론테크 가부시키가이샤 책자 매체 취급 장치
JP2016187944A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社新興製作所 ペイジめくり方法およびペイジめくり装置

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