JP2773255B2 - 特殊用紙送り装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、複写機の用紙搬送路に設ける用紙搬送装置
に関し、特に、ハガキ等のような小サイズで厚い紙等の
特殊用紙に複写を行う際に、該特殊用紙の搬送性能を向
上させ得るようにする装置に関する。

（従来の技術） 複写機等の装置において、通常用いられているような
用紙に複写を行う場合には、該用紙を給紙カセット等に
収容し、複写機の給紙装置に装着することによって、複
写のモードに応じて感光体ドラム等の画像転写部分に向
けて送り出し、感光体ドラムに形成されたトナー画像を
転写し、その後で、定着装置に搬送して定着を行い、コ
ピーとして完成することが出来るようになっている。

ところが、一般の複写機においては、通常用いられる
定型サイズの用紙のうち、B5サイズ程度の用紙までは、
複写機本体に設けられている用紙搬送装置によって、良
好な状態で搬送が行われるようになっている。しかし、
ハガキ等のような小サイズで厚い用紙に複写を行う場合
には、通常のベルトまたはローラ等の搬送手段によって
は、良好に搬送を行い得ない等の問題が発生しやすい。

このような複写機内部における搬送不良の問題は、特
に、感光体ドラムと定着装置との間に設けられる用紙搬
送装置において、顕著に発生しやすいものである。とこ
ろが、この部分では、未定着トナー画像が担持された用
紙の表面に、搬送手段が接触しないようにして、その搬
送を行うことが必要である。そして、そのために、未定
着トナー画像を担持する用紙の表面に対して、搬送手段
が接しないような状態で、感光体ドラムと定着装置との
間での搬送を行うことが要求される。

そこで、一般的な複写機等の装置においては、第10図
に示されるように、用紙搬送装置として吸引ベルト装置
20aを用いている場合が多い。この吸引ベルト20aを用い
てなる用紙搬送装置は、ベルトの下面にバキュームチャ
ンバーを設けて、該チャンバーを介して空気を吸引する
ことによって、用紙の裏面をベルトに圧接するような動
作を行う。

そして、ベルトの移動に従って用紙を移動させ、感光
体ドラム５の画像転写部でトナー画像が転写された用紙
を、その裏面にベルトが接触する状態で定着装置10に向
けて搬送するようにしている。

上記した構成の用紙搬送装置は、多くの複写機におい
て用いられている型式の装置であって、通常の定形サイ
ズのコピー紙に対しては、比較的良好な搬送性を発揮さ
せ得る装置である。

これに対して、第10a図に示される別の従来例におい
ては、前記吸引搬送ベルト20aに加えて、その用紙の上
面にスターホィール20bを配置し、該スターホィールに
よってカールを発生したハガキ等のような用紙に対して
も良好な状態で搬送を行うことが出来るようにすること
も提案されている。

さらに、第10b図および第10c図に示されるように、感
光体ドラム５と定着装置10との間にガイド板20dを配置
し、該ガイド板20dの所定の位置に、ニップローラ装置2
0cを固定して設ける場合がある。

そして、該ローラ装置によって用紙の端部をニップし
た状態で、ガイド板上での搬送を行い、感光体ドラムか
ら定着装置に向けて、トナー画像を担持した用紙を移動
させ得るようにする。

（発明が解決しようする問題点） 上記したように複写機の用紙搬送装置を構成する場合
には、例えば、第９図に示されるような装置において
は、用紙搬送装置のバキュームによる吸引部分を全部覆
うようなサイズの用紙に対しては、良好に搬送性能を発
揮出来るものとなる。しかしながら、ハガキ等のような
小サイズの用紙で、カールを生じているようなものに対
しては、その搬送性能を良好に発揮させることが出来な
い等の問題が発生する。

また、第10a図に示されるように、スターホィールを
用いて、ベルトに用紙を押圧するように構成した装置に
おいては、ハガキ等のような小サイズで、厚い特殊用紙
に対しては、良好な搬送性能を発揮させることが出来る
ものとなる。

しかし、上記したようにスターホィールによって、用
紙の未定着トナー画像担持面を押圧するような方式を用
いる場合には、該用紙のトナーにホィールの突起が接触
するので、その未定着トナー画像に乱れが発生したり、
突起部に付着したトナーが用紙の上に点状になって付着
し、コピーの白紙部分に点線状の汚れが出る等の問題が
生じる。

さらに、第10c図に示されるように、ニップローラ装
置によって、用紙の側部を挟持した状態で搬送を行う装
置においては、用紙Ｐの側部に、少なくともロールニッ
プ幅S1以上の画像の欠落が発生する。

これは、ローラのニップ部分で未定着トナー画像を乱
さないように、あらかじめローラによるニップ巾S1より
も若干広い範囲Ｓで、用紙上にトナー画像が現像されな
いように、現像カットを行うことが必要である。したが
って、前述したようなニップローラ装置を用いる場合に
は、全部のコピーの端部に、ローラによる画像の欠落等
のように、不都合な状態が発生するという欠点を持って
いる。

（発明の目的） 本発明は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、特殊用紙を搬送する場合に
のみ、特殊用紙搬送装置が用紙搬送路に設定されて、ハ
ガキ等のような特殊用紙の搬送を良好に行い得るように
するとともに、通常のサイズの用紙を用いてコピーを行
う際には、特殊搬送装置が作動されないように構成して
なる装置を提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段および作用） 本発明の特殊用紙送り装置の請求項１の発明は、画像
形成装置本体における画像転写部の下流に設けられ、当
該画像転写部により画像が転写された用紙を搬送する用
紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により前記用紙が搬送
される用紙搬送路の一方の側部側に配置し、搬送される
用紙の種別に応じて用紙をニップして搬送する場合と用
紙をニップせずに搬送する場合を切換可能である特殊用
紙搬送手段と、前記画像形成装置本体のコントロールパ
ネルに設けられ、特殊サイズの用紙に対して画像形成を
行う旨の情報を入力する特殊サイズ情報入力手段とを具
備し、前記特殊サイズ情報入力手段により入力された情
報にもとづいて、前記特殊用紙搬送手段を用紙をニップ
して搬送する場合に切換えることを特徴とする。

請求項２の発明は、画像形成装置本体における画像転
写部の下流に設けられ、当該画像転写部により画像が転
写された用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送
手段により前記用紙が搬送される用紙搬送路の一方の側
部側に配置し、搬送される用紙の種別に応じて用紙をニ
ップして搬送する場合と用紙をニップせずに搬送する場
合を切換可能である特殊用紙搬送手段とを具備し、前記
特殊用紙搬送手段は、用紙をニップせずに搬送する場合
は前記用紙搬送路における用紙搬送面と略同一面を形成
するカバーを更に具備することを特徴とする。

請求項３の発明は、画像形成装置本体における画像転
写部の下流に設けられ、当該画像転写部により画像が転
写された用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送
手段により前記用紙が搬送される用紙搬送路の一方の側
部側に配置し、搬送される用紙の種別に応じて用紙をニ
ップして搬送する場合と用紙をニップせずに搬送する場
合を切換可能である特殊用紙搬送手段とを具備し、前記
特殊用紙搬送手段は、用紙をニップせずに搬送する場合
は前記用紙搬送路における用紙搬送面の下面に待機し、
用紙をニップして搬送する場合は上方に移動して当該用
紙を搬送することを特徴とする。

本発明の装置は、上記したように構成しているので、
特殊用紙に対してのみ、ローラ装置によるニップ搬送が
行なわれるものとなり、該特殊用紙に対してはトナー画
像の欠け等が発生するという問題が発生することが懸念
されるが、本発明の画像形成装置においては、前記ロー
ラ装置にニップされる部分には、トナー画像を形成しな
いような制御を行うことによって、その画像の欠けの問
題を回避することが出来る。

しかし、通常の定形用紙等の場合には、特殊用紙搬送
装置が用紙搬送路にセットされることがないので、吸引
用紙搬送装置等により搬送するモードにおいては、その
特殊用紙搬送装置の影響が生じることがない。

そして、本発明の装置においては、オペレータが特殊
用紙に対応したボタン等を押すことによって、該特殊用
紙に対する搬送可能な状態に設定出来るとともに、画像
形成部材に対する制御手段が作動されるので、ハガキ等
の小サイズの用紙に対する搬送を良好な状態で行うこと
が出来、複写機等の画像形成装置において、操作性が良
好な装置を得ることが出来る。

（実施例） 図示された例に従って、本発明の特殊用紙送り装置
を、画像形成装置に組合せて用いる場合の構成を説明す
る。

本発明が適用される画像形成装置は、第１図において
複写機１として示すような装置であり、感光体ドラム５
と定着装置10との間の用紙搬送路に配置する用紙搬送装
置20に対して、特殊用紙搬送手段としての特殊用紙送り
装置30を組み合わせて設けている。

この第１図に示される複写機１は、一般的な複写機の
構成を示しているものであり、該複写機１の上部のプラ
テン２に原稿をセットし、その原稿の画像を光学系の装
置３によって読取り、その画像の反射光を感光体ドラム
５に照射する。

該感光体ドラム５の周囲には、感光体ドラムを一様に
帯電させるための帯電コロトロン６、静電潜像に対して
トナーを付着させるための現像装置７、感光体ドラムに
形成されたトナー画像を用紙に転写するための転写・剥
離コロトロン８、および、クリーニング装置９等が配置
される。

また、用紙は用紙トレイ15に収容されて複写機の給紙
装置16に装着され、該給紙装置の給紙ローラにより、用
紙トレイ15から用紙の送り出しの動作が行なわれる。そ
して、該用紙トレイ15に収容された特殊用紙、または、
手差しトレイから挿入される特殊用紙に対して複写を行
う際には、特殊サイズ情報入力手段として設けられるコ
ントロールパネルのセットボタン（図示を省略）を用い
て、特殊用紙の複写を行うことを入力し、その入力され
た情報によって、特殊用紙に対する搬送手段の動作の制
御が行なわれる。

なお、前記特殊用紙が用紙トレイに収容されている場
合には、該用紙トレイに設けた用紙サイズの検知機構に
よって、特殊用紙送り装置が自動的に作動するように構
成することも出来るが、本発明の実施例においては、特
殊用紙に対する複写を行う場合には、セットボタンを用
いてその情報を入力する場合について説明を行う。

上記したように、用紙トレイから送り出される用紙に
対して、転写コロトロンからの放電によって、用紙にト
ナー画像が転写されて、その用紙を用紙搬送装置20によ
って定着装置10に搬送し、該定着装置において、加熱と
加圧とを行うことにより、定着して排出トレイ11に排出
するようにする。

このように構成された複写機の用紙搬送路において、
本発明の特殊用紙送り装置30は、用紙搬送装置20の所定
の位置に対応させた状態で配置され、用紙トレイ15に収
容されている用紙が特殊用紙の場合に、用紙搬送装置20
に対して特殊用紙の側部を押圧する状態となるように、
該特殊用紙搬送装置が移動され、特殊用紙の搬送を良好
な状態で行い得るようにされるものである。

また、以下に説明を行う本発明の実施例において、特
殊用紙に対する複写を行う際には、特殊用紙送り装置の
ローラ装置によってニップされる部分（用紙の側部）に
は、画像が形成されないように、その複写機の制御装置
に画像形成に対する制御情報が設定されるものとする。

したがって、特殊用紙送り装置における用紙の側部の
ニップ部分には、トナー画像が形成されないような制御
が行なわれることによって、ピンチローラ35にはトナー
による汚れが発生することを防止出来るようにされる。

次に、本発明の特殊用紙送り装置の機構を、第２図に
示される実施例にしたがって説明する。第２図に示され
る平面図において、本発明の用紙搬送装置20は、その本
体フレーム23の一方の端部（奥の側）に位置決めピン24
を突出させて設け、該ピンを複写機本体のフレーム19の
孔に挿入して、他方の端部（基準線21側）に設けた本体
取付けネジ部分24aを固定することにより、その用紙搬
送装置のフレームが複写機本体に対して固定されるよう
になっている。

また、前記用紙搬送装置20のフレーム23の基準線側に
は、用紙の搬送を行うための搬送ベルト28を設けてお
り、該ベルト28は基準線21から内側にズレた位置に配置
されている。

前記ベルト28を駆動するための駆動プーリ28aは、シ
ャフト26に設けられていて、該シャフト26が駆動入力ギ
ア25を介して複写機本体の駆動系に接続されることによ
って、その回転が行われるようになっている。前記シャ
フト26の他端部（図の手前側）には、出力ギア27を設け
ていて、その出力ギヤ27が伝導ギヤ装置を介して、特殊
用紙送り装置30の搬送ローラ32の駆動を行うように構成
される。

本発明の特殊用紙送り装置30は、ハガキ等のような特
殊用紙の搬送を行う場合に、その搬送ローラ32が、基準
線21にかかるような状態に移動され得るようになってい
るものであり、第２図に図示される例が、特殊用紙の搬
送を行う状態にセットされた場合を示している。

第３図には、本発明の特殊用紙送り装置の駆動系と、
その移動フレームの構成を示している。この第３図に示
される例において、シャフトの端部に設けられた出力ギ
ヤ27が巾の広い入力ギヤ37に噛合い、該ギヤ37と同軸の
駆動ギヤ38を介してローラギヤ33を駆動し、他のローラ
ギヤ33aに対しては、中間ギヤ34を介して駆動の伝達を
行うように構成している。そして、前記ギヤによる駆動
系によって、特殊用紙送り装置のローラ32が用紙の搬送
方向に回転されるようになっている。

また、前記駆動ローラに対応して、その上部にはピン
チローラ35、35aが配置されている。このピンチローラ
は、ローラ支持アーム36を介して、所定の押圧力で駆動
ローラ32、32aにそれぞれ圧接され、両ローラの間にニ
ップされた用紙に対するニップ力を発揮出来るように構
成されており、ハガキ等のような特殊用紙に対する搬送
作用を良好な状態で行うことが出来るようにされる。

また、前記したように駆動ローラとピンチローラとに
よって構成される搬送装置に対して、感光体ドラム５の
画像転写部分で、トナー画像が転写された特殊用紙Paが
挿入されるようにするために、該搬送ローラ装置の導入
口部分に侵入ガイド31aを設け、ハガキ等のような用紙
の場合でも、その搬送ローラ装置に確実にニップされ得
るようにする。

前記したような構成の特殊用紙送り装置30の移動を行
うために、第４図ないし第９図に示されるように、特殊
用紙送り装置に対する駆動機構を設け、該特殊用紙送り
装置を用紙搬送装置に対して斜めに移動させたり、上下
方向に移動させことが出来る。前記実施例の他に、本発
明においては、駆動ローラの部分を固定位置に設けてお
き、ピンチローラを揺動させること等によって、特殊用
紙の側部をニップすることが出来るように、その特殊用
紙送り装置の移動機構と、ピンチローラの揺動機構を設
けることが可能である。なお、前述した本発明の実施例
は、特殊用紙送り装置の一般的な構成を示すものであ
り、以下に示される各実施例は、前記特殊用紙送り装置
を一部変更して、それぞれの実施態様に合せることが出
来るようにする場合を示すものである。

また、以下に説明する本発明の実施例は、複写機に対
して適用する場合を示しているが、乾式トナーを用いる
複写機の他にゼログラフィー方式を用いるレーザプリン
ター等、他の画像形成装置にも適用が可能なものであ
る。

（特殊用紙送り装置を用紙搬送装置に対して斜めに移動
させる場合） 第４図ないし第4b図に示される本発明の実施例は、特
殊用紙送り装置を用紙搬送装置20に対して斜めに移動さ
せるように構成する場合を示しており、特殊用紙送り装
置30を使用する際には、駆動ローラ32とピンチローラ35
とによるニップ部分を、用紙搬送装置20の上面の用紙走
行ライン22と同一の高さに設定する。

第４図に示される実施例において、前記上下のローラ
装置と、その支持フレーム31、および駆動ローラの駆動
機構とを含む特殊用紙送り装置30は、画像形成装置の支
持フレーム40に設けたスライドレール手段に沿って、矢
印Ｘ方向に摺動可能に設けられている。

前記特殊用紙送り装置を移動させるために、カム45を
設けており、該カム45をフレーム31に設けたカム受け部
材46を介して駆動するようにしている。なお、前記実施
例においては、フレーム31に対して引張り方向に作用す
るスプリング47を設け、カム受け部材46をカム45に対し
て常時押圧するように構成している。

そして、前記カム45の駆動手段は、入力ギヤ42とスプ
リングクラッチ43、および、傘歯ギヤ44、44aとにより
構成される。そして、コントロールパネルに設けたセッ
トボタンを押すことによって、スプリングクラッチ43が
作動されて、ギヤ44、44aを介してカム45を半回転させ
るように駆動され、特殊用紙送り装置30を作動位置に移
動させる動作を行う。

これに対して、特殊用紙送り装置を作動位置から戻す
場合には、カム45をさらに半回転させるとともに、スプ
リング47によって戻し方向に引くことによって、用紙搬
送装置による用紙の移動の邪魔にならない位置に移動さ
せる。

前記特殊用紙送り装置30の移動機構と、駆動ローラ32
の駆動機構とは、それぞれ第4a図と第4b図に示されるよ
うに構成されるもので、第4a図に示される駆動ローラの
駆動機構においては、第２図および第３図に示されるよ
うに、用紙搬送装置20のシャフト26に設けた出力ギヤ27
と、駆動ローラ駆動機構の端部に設けた入力ギヤ37とを
接続し、該シャフトによる駆動の伝達を行うことが出来
るようにされる。

また、前記ギヤ装置48の出力ギヤ27と入力ギヤ37の接
続に際しては、固定位置に配置される出力ギヤ27と、斜
め方向に移動する入力ギヤ37と確実に噛合わせるため
に、両方のギヤに対して歯を斜めに形成し、特殊用紙送
り装置30が作動位置に停止された際に、両ギヤが噛合う
ように構成する等の手段を用いることが出来る。

そして、前記ギヤ装置48が接続されることによって、
入力ギヤ37から駆動ギヤ38を介してローラギヤを回転さ
せ、駆動ローラを用紙搬送方向に向けて駆動することが
出来る。

第4b図に示される本発明の実施例は、特殊用紙送り装
置の構成と用紙搬送装置20との関係を示しているもの
で、前記特殊用紙送り装置30に対する駆動手段は、用紙
搬送装置のシャフト26に設けた出力ギヤ27aを介して行
なわれる。そして、該出力ギヤ27aが入力ギヤ42に常時
噛合い、スプリングクラッチ43がオンにされた場合にの
み、特殊用紙送り装置30がスライドレール41に沿って移
動される。

前述した本発明の実施例において、特殊用紙送り装置
30が作動位置にセットされる際には、用紙搬送路のレジ
線21は、両ローラのほぼ中央部に位置されるようになっ
ており、ハガキ等の特殊用紙は、その側面がレジ線21に
沿って案内され、ローラ装置にニップされながら、用紙
搬送路に沿って搬送が行われる。

（特殊用紙送り装置を用紙搬送装置の側部に沿って上下
動させる場合） 第５図ないし第5f図に示される本発明の実施例は、特
殊用紙送り装置50を用紙搬送装置20の側部で上下動させ
て、特殊用紙に対する搬送の作用を行い得るように構成
する場合を示している。

この第５図以下に示される例においては、特殊用紙送
り装置50の駆動ローラ32とピンチローラ35、および、そ
れらの駆動機構とを、支持フレーム52に設けておき、該
支持フレーム52をガイド53、53aに沿って上下動させる
ようにする。そして、特殊用紙送り装置50を特殊用紙に
対して搬送を行う位置（第５図）と、用紙搬送面よりも
下降させる位置（第5a図）との間で、カム装置によって
移動させるようにする。

また、特殊用紙送り装置50が下降位置にセットされた
際に、そのピンチローラ35の上面が、用紙の搬送の障害
とならないようにするために、特殊用紙送り装置50の上
部にカバー51を配置している。このカバー51は、特殊用
紙送り装置が下降した際に、その上面が用紙搬送装置の
用紙搬送面22と同じ高さになるように構成される。

さらに、特殊用紙送り装置50が上昇位置にある場合に
は、駆動ローラの駆動ギヤは、中間ギヤ装置65と接続さ
れ、該中間ギヤ装置65の入力ギヤ37を介して駆動が行な
われるようにされる。

なお、この実施例においては、第5d図以降に説明する
ように、中間ギヤ装置65は、本体フレームの側に軸方向
に摺動可能な状態に設けられ、特殊用紙送り装置が上昇
した場合にのみ、駆動ローラの駆動を行うように設けら
れる。

前述したように、上下動を行う本発明の特殊用紙送り
装置50は、第5b図に示されるように、下降されると、カ
バー51の上面が用紙搬送装置20の搬送面に一致する位置
に停止されるが、該特殊用紙送り装置が上昇された際に
は、駆動ローラ32とピンチローラ35とによるニップ部分
が、用紙搬送装置による搬送面22に一致する状態に設定
される。

本発明の特殊用紙送り装置50における駆動機構は、第
5d図ないし第5f図に示されるように構成される。第5d図
に示されるように、用紙搬送装置20のシャフト26には、
出力ギヤ27、27aが設けられている。

前記出力ギヤのうち、出力ギヤ27aはギヤ56、クラッ
チ57を介して、特殊用紙送り装置上下動装置55に対する
伝導ギヤ装置59に接続されており、該ギヤ装置59を介し
てカム軸61を駆動し、カム60を回転させるようにする。

また、前記クラッチ57には、特殊用紙送り装置の上下
動用カムに対する駆動機構と、中間ギヤ装置65に対する
駆動する機構とが設けられており、該クラッチ57によっ
て上下動用のカム機構の駆動とともに、カム58が駆動さ
れ、該カム58により、第5e図に示されるようにして、中
間ギヤ装置65が移動される。

該中間ギヤ装置は、その軸方向に摺動可能に設けられ
ているのもので、カム58によってカム受け部材66のカム
フォロワー67が押圧された場合にのみ、ギヤ装置65を図
の左方向に移動させて、出力ギヤ27と入力ギヤ37とを噛
合わせ、駆動ローラの駆動機構を作動させることが出来
るようになる。

前述したカム58の動作は、前記第5e図および第5f図に
示されるように、上下動用のカム60に対する駆動と連動
した状態で行なわれる。そして、この実施例において
は、カム58は回転の最終位置でのみ、カム受け部材66を
押圧することが出来るように構成されており、その中間
ギヤ装置に対して押圧し、ギヤの噛合いを行う動作を、
特殊用紙送り装置が上昇する最終位置でのみ行い得るよ
うになっている。

（特殊用紙送り装置の上下動を単独モータを用いて行う
場合） 第６図ないし第6b図に示される実施例は、特殊用紙送
り装置50aの上下動の動作を本体の駆動シャフトを用い
ずに、単独モータを用いて行う場合の例を示している。
この実施例においては、特殊用紙送り装置50aのフレー
ムに対して、カム受け部材63を設けており、該カム受け
部材63をカム60を介して上下動させるようにする。

前述した本発明の実施例において、駆動ローラ32とピ
ンチローラ35とは、それぞれ支持フレーム52に設けられ
ていて、該駆動ローラに対する駆動機構は、前記実施例
の場合と同様に構成されている。そして、第５図の場合
と同様に、特殊用紙送り装置50aが上昇された場合にの
み、駆動ローラの駆動系が接続されるように構成されて
いる。

また、この実施例においては、特殊用紙送り装置の上
下動用のカム60は、パルスモータ等の駆動装置62によっ
て駆動されるように構成され、該モータ62を半回転させ
る等して、カム軸61を介してカム60を駆動する。

そして、該カム60の間欠回転によって、カム受け部材
63を介して特殊用紙送り装置を上下動させ、特殊用紙送
り装置を特殊用紙に対する搬送位置と、搬送面に対して
カバー51の上面が一致する位置との間を移動させるよう
にする。

また、前記特殊用紙送り装置の上下動に際しては、支
持フレーム52に対して、ガイド材53を設けておき、該特
殊用紙送り装置の上下方向への移動を案内出来るように
する。

（ピンチローラのみを揺動させる装置の場合） 第７図および第7a図に示される実施例は、特殊用紙送
り装置70の駆動ローラ32を含む下部固定部71を、用紙搬
送装置20の側部の固定位置に設け、ピンチローラ35のみ
を揺動させ得るように構成している。

この実施例においては、下部固定部71の上部に突出す
る駆動ローラ32の搬送面を、用紙搬送装置20の用紙搬送
面22に一致するような高さに設定し、その駆動ローラの
長さ方向の中央部分にレジ線21が位置するように配置さ
れる。

前記下部固定部71には、図示されるように、用紙搬送
装置20と駆動ローラとの連動機構等を設けているもの
で、該用紙搬送装置の駆動軸に設けた出力ギヤ27と下部
固定部の端部のギヤ装置が常時接続されるように構成さ
れる。そして、前記出力ギヤ27と噛合う入力ギヤ37、お
よび、入力ギヤ37と同軸の駆動ギヤ38を介して、駆動ロ
ーラの駆動ギヤが回転される。

したがって、前記実施例においては、特殊用紙送り装
置70の駆動ローラは、通常のコピーの作成に際しても、
用紙の端部の下面で、用紙搬送装置のベルトとともに用
紙の搬送の作用を行うことが出来るようにされる。

前記下部固定部71に対して、ピンチローラ35は、ロー
ラ揺動装置72によって揺動され、駆動ローラに押圧され
る位置と、駆動ローラから離間する位置との間で、移動
されるようになっている。つまり、前記ピンチローラ35
を支持するローラ支持用アーム36は、揺動アーム73が下
部固定部の下部で軸74により支持されるとともに、モー
タ75とトーションスプリング78とによる駆動機構によっ
て、第７図の実線と鎖線とで示される位置の間で、略90
゜の回転が行なわれるように設けられている。

このピンチローラに対する揺動機構においては、モー
タ75に設けた円板76にピン77を設けている。そして、該
モータが駆動されることによって、ピン77を揺動アーム
73に係合させて、第７図に示されるように、該揺動アー
ム73を矢印R1方向に回転させるもので、それによって、
駆動ローラ32に対して押圧する位置にあったピンチロー
ラ35を、用紙搬送面22よりも下面に下げるようにする。
また、前記ピンチローラが鎖線で示されるような下降位
置にあることは、通常の用紙に対する複写を行う場合で
ある。

これに対して、特殊用紙を使用するモードの場合に
は、特殊用紙であることを指令するボタンが押されるこ
とによって、モータ75が逆転駆動される。そして、ピン
77によるアームに対する押圧状態が解除されるにつれ
て、トーションスプリング78の力によって、揺動アーム
73は矢印R2方向に回転が行われる。

したがって、該揺動アームの回転の最終段階では、ピ
ンチローラ35が駆動ローラ32に押圧される位置に停止さ
れ、その押圧状態がスプリング78によって維持されるこ
とになり、この状態で、特殊用紙に対する搬送を行うこ
とが出来るようになる。

（ピンチローラを上下方向に移動させる機構を用いる場
合） 第８図および第8a図に示される実施例においては、前
記第７図の場合と異なり、ピンチローラを駆動ローラに
対して揺動させることに代えて、ピンチローラ35を駆動
ローラ32に対して上下動させ、特殊用紙をニップ出来る
位置と、特殊用紙送り装置80を作動させない位置とに設
定出来るように構成している。

この実施例においては、前記第７図の場合と同様に、
駆動ローラ32とその駆動機構とを含む下部固定部81は、
用紙搬送装置20の側部の固定位置に配置され、該下部固
定部81に支持される駆動ローラ32の上面は、用紙走行ラ
イン22に一致するように配置される。

そして、前記駆動ローラ32に対する駆動系は、前記第
７図に示された実施例の場合と同様に、出力ギヤ27から
入力ギヤ37、駆動ギヤ38を介して、ローラ駆動ギヤ装置
が駆動されて、駆動ローラの駆動を常時行い得るように
構成される。また、ピンチローラ35は、ローラ支持用ア
ーム36を介して上下動アーム83に支持されており、該ピ
ンチローラに対するローラ揺動装置82は、カム手段によ
って作動されるように構成される。

前記ローラ揺動装置82は、第8a図に示されるように、
用紙搬送装置のシャフト26に設けた出力ギヤ27aから、
スプリングクラッチ88を介在させたギヤ装置87を介し
て、カム軸86に駆動力が伝達され、カム85の駆動が行わ
れる。該カム85に対して、上下動アーム83の下部に設け
たカム受け部材83aが係合されており、該上下動アーム8
3は、スプリング84によって、カム受け部材83aとカム85
との係合関係を維持出来るように設けられる。

前述した実施例においては、コントロールパネルのセ
ットボタンを押して特殊用紙を指定すると、スプリング
クラッチ88が作動されて、カム駆動ギヤ装置87が駆動さ
れ、カム軸86を介してカム85が回転される。そして、該
カム受け部材83aに対して、カム85による押し上げの作
用が解除されるので、上下動アーム83はその自重とスプ
リング84の力で下降し、ピンチローラ35を駆動ローラ32
に対して押圧するようになり、特殊用紙を搬送可能な状
態にセットする。

また、通常のサイズの用紙を搬送する場合には、特殊
用紙の解除ボタンが押されることによって、スプリング
クラッチを介してカム85がさらに半回転されて、ピンチ
ローラを実線で示される位置から、鎖線で示される位置
にまで上昇させる。したがって、通常のサイズの用紙を
搬送する場合には、用紙の側部の下面に駆動ローラが接
しても、該駆動ローラの回転は、用紙搬送装置による搬
送に障害となることはない。

なお、前記ピンチローラの上下動の動作は、クラッチ
機構を用いることの他に、第７図に示されたようなモー
タを用いて行うことも可能である。

（ピンチローラを横方向に移動させる場合） 第９図ないし第9c図に示される実施例においては、特
殊用紙送り装置90の下部固定部91を固定位置に設け、ピ
ンチローラ35のみを用紙走行ライン22に沿って移動さ
せ、特殊用紙を搬送するモードと、通常の用紙を搬送す
るモードとに対応させ得るような機構を用いている。

この第９図に示される例の場合には、ピンチローラ35
をローラ移動装置92の移動アーム93によって支持し、該
移動アーム93の下部にソレノイド95のロッドを接続する
とともに、スプリング94によって反対方向に付勢してい
る。

また、前記移動アーム93は、その途中の部分をガイド
ロッド96に摺動させるような案内手段を設けておき、該
ガイドによって案内されることにより、ピンチローラの
横方向の移動を、走行ライン22に沿って正確に言い得る
ようにする。

この実施例の場合に、ピンチローラ35を移動させるた
めのローラ移動装置92は、第9a図および第9c図に示され
るように、ピンチローラ35、35aを支持するローラ支持
用アーム36と、移動アーム93の端部とを接続し、該移動
アーム93の下部にソレノイド95を配置する。

そして、図示されるように、前記ソレノイドが特殊用
紙送り装置の下部固定部91よりも下の位置に設けられる
ことによって、特殊用紙送り装置および用紙搬送装置の
動作に障害とならないように、画像形成装置内の余裕部
分に、ソレノイド等の駆動手段を配置することが出来
る。

また、該実施例においては、下部固定部91に設けられ
る駆動ローラの駆動手段は、第9b図および第9c図に示さ
れるように、ギヤ伝導機構が、前記第７図や第８図の場
合と同様に構成されて入る。つまり、用紙搬送装置20の
シャフトに設けた出力ギヤ27から、入力ギヤ37、駆動ギ
ヤ38を介して、ローラギヤ33、33aの駆動が常時行なわ
れるものとされる。

前記第９図に示される実施例において、コントロール
パネルのセットボタンが押されて、特殊用紙の搬送を行
うことが指令されると、装置の制御装置からの指令でソ
レノイド95が通電され、移動アーム93を第９図の左側に
移動させて、図示されるように、駆動ローラ35に対して
ピンチローラ32が押圧する状態に設定される。この場合
に、上下のローラによるニップ部分の中央部が、用紙搬
送路のレジ線として設定される。したがって、ハガキ等
のような小サイズの特殊用紙は、その側部が両ローラの
間にニップされるようにして、移動されることになる。

特殊用紙に対する複写の作業が終了して、オペレータ
が解除信号を入力すると、ソレノイドがオフになり、ス
プリング94の力によって移動アーム93が図の右方向に移
動されるので、ピンチローラ35は、駆動ローラ32に対し
て摺動し、両ローラのニップ状態が解除される。そし
て、該ピンチローラ35がレジ線21よりも外側に移動され
て、用紙搬送装置による用紙の搬送に障害とならない位
置で停止され、通常のサイズの用紙に対する複写の動作
を行い得るようになる。

なお、前記実施例においては、ソレノイド95をキープ
ソレノイドで構成することが出来るもので、多数枚の特
殊用紙を連続して走行させる場合には、通常のソレノイ
ドを用いた場合の問題を解消することが出来るが、その
場合でも、ピンチローラの動きを前記実施例の場合と同
様にすることが可能である。

（発明の効果） 本発明の特殊用紙送り装置は、上記したような構成を
有するものであるから、特殊用紙に対してのみ、ローラ
装置によるニップ搬送が行なわれるものであり、該特殊
用紙に対してトナー画像を形成する部分の制御を行うこ
とによって、該両ローラによるニップ部分での画像の欠
け等の問題が発生することを防止することが出来る。

また、本発明の特殊用紙送り装置は、通常の定形用紙
等の場合には、装置が用紙搬送路にセットされることが
ないので、吸引用紙搬送装置等により搬送するモードに
おいては、その特殊用紙送り装置の影響が生じることが
ないものとなる。

そして、本発明の装置においては、オペレータが特殊
用紙に対応したボタン等を押すことによって、該特殊用
紙に対する搬送可能な状態に設定出来ることになり、ハ
ガキ等の小サイズの用紙に対する搬送を良好な状態で行
うことが出来、複写機等の画像形成装置において、操作
性が良好な装置を得ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の特殊用紙送り装置を設ける複写機の側
面図、第２図は用紙搬送装置の平面図、第３図は特殊用
紙送り装置の側面図、 第４図は特殊用紙送り装置を斜め方向に移動させる形式
の装置の側面図、第4a図はその平面図、第4b図は用紙搬
送装置との関係を示す平面図、 第５図は特殊用紙送り装置を上下動させる形式の場合の
側面図、第5a図は特殊用紙送り装置を下降させた場合の
側面図、第5b図と第5c図はそれぞれ用紙搬送装置と特殊
用紙送り装置との関係を示す説明図であり、第5b図は特
殊用紙送り装置を下降させた状態を、第5c図は特殊用紙
送り装置を作動位置に上昇させた状態を示しており、第
5d図は特殊用紙送り装置の駆動機構の説明図、第5e図は
ギヤ機構とカムとの関係を示す説明図、第5f図はカム駆
動機構の説明図、 第６図は特殊用紙送り装置を上下動させる別の実施例に
おける駆動機構の説明図、第6a図はその側面図、第6b図
はその正面図、 第７図はピンチローラを揺動させる形式の装置の正面
図、第7a図はモータによる駆動機構の説明図、 第８図はピンチローラを上下動させる形式の装置の別の
実施例の正面図、第8a図はその駆動機構の説明図、 第９図はピンチローラの上下動機構の他の実施例の正面
図、第9a図はその平面図、第9b図は用紙搬送装置との関
係を示す平面図、第9c図は駆動機構の説明図、 第10図、第10a図および第10b図は、それぞれ従来の特殊
用紙に対する用紙搬送装置の構成を示す説明図であり、
第10c図は特殊用紙送り装置によるトナー画像に対する
影響の説明図である。 図中の符号 １……複写機、５……感光体ドラム、20……用紙搬送装
置、21……レジ線、22……用紙走行ライン、26……シャ
フト、27……出力ギヤ、28……搬送ベルト、30・50・70
・80・90……特殊用紙送り装置、32……駆動ローラ、33
・33a……ローラギヤ、35……ピンチローラ、37……入
力ギヤ、38……駆動ギヤ、51……上カバー、55……上下
動装置、71・81・91……下部固定部、72・82・92……ロ
ーラ揺動装置。

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画像形成装置本体における画像転写部の下
   流に設けられ、当該画像転写部により画像が転写された
   用紙を搬送する用紙搬送手段と、 前記用紙搬送手段により前記用紙が搬送される用紙搬送
   路の一方の側部側に配置し、搬送される用紙の種別に応
   じて用紙をニップして搬送する場合と用紙をニップせず
   に搬送する場合を切換可能である特殊用紙搬送手段と、 前記画像形成装置本体のコントロールパネルに設けら
   れ、特殊サイズの用紙に対して画像形成を行う旨の情報
   を入力する特殊サイズ情報入力手段と、を具備し、 前記特殊サイズ情報入力手段により入力された情報にも
   とづいて、前記特殊用紙搬送手段を用紙をニップして搬
   送する場合に切換えることを特徴とする特殊用紙送り装
   置。
2. 【請求項２】画像形成装置本体における画像転写部の下
   流に設けられ、当該画像転写部により画像が転写された
   用紙を搬送する用紙搬送手段と、 前記用紙搬送手段により前記用紙が搬送される用紙搬送
   路の一方の側部側に配置し、搬送される用紙の種別に応
   じて用紙をニップして搬送する場合と用紙をニップせず
   に搬送する場合を切換可能である特殊用紙搬送手段と、
   を具備し、 前記特殊用紙搬送手段は、用紙をニップせずに搬送する
   場合は前記用紙搬送路における用紙搬送面と略同一面を
   形成するカバーを更に具備することを特徴とする特殊用
   紙送り装置。
3. 【請求項３】画像形成装置本体における画像転写部の下
   流に設けられ、当該画像転写部により画像が転写された
   用紙を搬送する用紙搬送手段と、 前記用紙搬送手段により前記用紙が搬送される用紙搬送
   路の一方の側部側に配置し、搬送される用紙の種別に応
   じて用紙をニップして搬送する場合と用紙をニップせず
   に搬送する場合を切換可能である特殊用紙搬送手段と、
   を具備し、 前記特殊用紙搬送手段は、用紙をニップせずに搬送する
   場合は前記用紙搬送路における用紙搬送面の下面に待機
   し、用紙をニップして搬送する場合は上方に移動して当
   該用紙を搬送することを特徴とする特殊用紙送り装置。