JP4532036B2 - 幅寄せ機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融端末や汎用プリンタ等で使用される幅寄せ機構に関し、詳しくは、幅寄せローラでもって搬送路上の媒体を搬送路の側部に配設された突き当て部材に当接させ、媒体を幅方向の基準位置に位置決めする幅寄せ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータバンキングシステムが急速に進展し、金融機関等においては、窓口でテラーによって操作される通帳処理(印字)装置や、顧客によって直接操作されるATM(自動預金支払機)等が多く用いられている。この装置内には、装置内に挿入された通帳等の媒体を、幅寄せローラでもって、搬送路の側部に配設された突き当て部材に当接させ、媒体を幅方向の基準位置に位置決めする幅寄せ機構が組み込まれている。
【0003】
通帳処理装置等の幅寄せ機構内の搬送路には、挿入口に差し込まれた通帳上の磁気ストライプ(MS)を読み取ったり逆に記録したりするMSユニットの一部や、幅寄せ機構の搬送ローラの一部等、様々なものが突き出ており、搬送路の特に天井部分には凹凸がある。このため、特に通帳等の厚い媒体では、媒体が搬送路の凹凸部に当接していることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の幅寄せ機構においては、媒体の幅寄せを行う際に、幅寄せローラを下降させ、媒体を下方に押し付けた後に、幅寄せローラを回転させ、媒体を幅方向に移動させて突き当て部材に当接させる。
【0005】
このとき、薄い媒体であれば、幅寄せローラで媒体を下方に押し付けた状態では、媒体と搬送路の凹凸部とは当接しない。しかし、閉じ通帳や厚い媒体では、幅寄せローラで媒体を下方に押し付けた状態でも、媒体と搬送路の凹凸部との当接が解消されず、幅寄せ方向の媒体の摺動に大きな駆動力が必要な場合がある。時には、正確に幅寄せを行えない場合がある。
【0006】
又、操作者が媒体をセットするときに、搬送路の側部に配設された突き当て部材側に強く突き当て過ぎて、当接部が部分的にめくれた状態(過突き当て状態)のままになってしまい、媒体をその幅方向の基準位置に位置決めできない場合がある。
【0007】
このため、従来機構では、安定して媒体をその幅方向の基準位置に位置決めできないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、その課題は、安定して媒体をその幅方向の基準位置に位置決めできる幅寄せ機構を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、幅寄せローラでもって搬送路上の媒体を搬送路の側部に配設された突き当て部材に当接させ、媒体を幅方向の基準位置に位置決めする幅寄せ機構において、一連の幅寄せシーケンスを実行し媒体の位置決めを終了するまでの間に、媒体を前記突き当て部材に当接させる駆動を、媒体を前記突き当て部材から離反させる逆方向の駆動を間に挟んで、複数回繰り返すことを特徴とするものである。
【0009】
この発明によれば、媒体を幅方向に振動させることになり、この結果、媒体とその当接面との間のすべり摩擦力が小さくなって、媒体の幅方向の摺動が円滑になり、仮に過突き当ての場合であっても、過突き当て状態が解消され、媒体を幅方向の基準位置に容易に移動できる。このため、安定して媒体をその幅方向の基準位置に位置決めできる(当然、媒体の姿勢も矯正できる)。
【0010】
さらに請求項1に係る発明は、搬送路上の媒体をその厚み方向に押圧し、媒体の平面度を保つと共に、この媒体との接触部が、媒体の幅方向の移動時に接触状態の媒体に引き摺られて転動し、押圧状態での媒体の幅方向の移動を許容するプレッシャー部材を有し、前記プレッシャー部材には、一定の間隔をおいて同軸的に一対の嵌着部が形成され、該一対の嵌着部が、媒体を搬送する搬送ローラが取り付けられた駆動シャフトに、前記搬送ローラを軸方向から挟むようにして、回動可能に嵌合され、前記幅寄せローラの駆動時には、前記嵌着部での回動により前記プレッシャー部材が下降し、媒体を押圧することを特徴とするものである。
【0011】
上記構成により、この発明では、幅寄せローラの駆動時にプレッシャー部材が媒体を押圧しているために、位置決め動作時に媒体の湾曲が是正され媒体の平面度が保たれることになり、閉じ通帳や厚い媒体であっても、媒体が搬送路の凹凸部に強く当接することがなくなり、一層安定して媒体を幅方向の基準位置に移動できる。
さらに、プレッシャー部材に、一定の間隔をおいて同軸的に一対の嵌着部を形成し、媒体を搬送する搬送ローラが取り付けられた駆動シャフトに、上記一対の嵌着部を、搬送ローラを軸方向から挟むようにして、回動可能に嵌合させたことにより、プレッシャー部材の取り付けが容易になる。又、この場合は搬送路の凹凸部である搬送ローラ近傍にプレッシャー部材を配置できるため、閉じ通帳や厚い媒体であっても、媒体と搬送路の凹凸部との当接を効率よく解消できる。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、プレッシャー部材として、搬送路上での媒体の進行方向と平行な回転中心軸を有する押圧ローラを媒体との接触部に設けたものを用いることを特徴とするものである。
【0013】
プレッシャー部材に押圧ローラを設けたことにより、媒体の平面度が保たれる上に、媒体の幅方向の摺動摩擦力が一層低下し、媒体の移動が容易になり、より一層安定して、媒体をその幅方向の基準位置に位置決めできる。
【0015】
さらに、媒体を搬送する搬送ローラが取り付けられた駆動シャフトに対して、一定間隔をおいて回動シャフトを並設し、該回動シャフトに押動アームを固定すると共に、先端部が下降可能な揺動リンクの先端部に幅寄せローラを回転可能に取り付け、回動シャフトを一定角度回動させることにより、押動アームの運動をリンク機構を介して揺動リンクに伝達し、幅寄せローラを媒体へ押し付けるように構成すれば、幅寄せローラの昇降を容易に行える。
【0016】
さらに、プレッシャー部材を駆動シャフトに下降可能に嵌合させると共に、先端部がプレッシャー部材に係合した昇降アームの基端部を回動シャフトに固定すれば、回動シャフトを一定角度回動させることで、幅寄せローラの媒体への押し付けと同期させて、プレッシャー部材を媒体に押圧するができ、構成が簡単になる。
【0017】
回動シャフトの一端部にその回転半径方向に突き出た被駆動アームを設け、この被駆動アームの先端部に、一定ストロークのソレノイドの出力シャフトを連結し、回動シャフトを正逆に一定角度回動させるようにすれば、回動シャフトの回動範囲を正確に設定でき、プレッシャー部材及び幅寄せローラの下降位置も正確に設定できる。
【0018】
【実施の形態】
図1は本発明の実施の形態例の主要部を示す斜視図、図2はカバー等を装着した平面図である。これらの図において、媒体1(図2参照)は操作者により挿入口2に差し込まれる。
【0019】
挿入口2に差し込まれた媒体1を搬送する搬送ローラ4,5は、駆動シャフト6に固定され、図示しない搬送モータで駆動シャフト6を駆動することにより、搬送ローラ4,5を回転させるようになっている。各搬送ローラ4,5には、搬送ローラ4,5の表面に媒体1を押圧可能なピンチローラ(図示せず)が対向配置されている。ピンチローラが媒体1を搬送ローラ4,5の表面に押圧している状態(搬送ローラクロ−ズ状態)にて、搬送ローラ4,5を回転駆動することにより、媒体1を搬送できる。
【0020】
駆動シャフト6には、同一の形状及び機能を有したプレッシャー部材7,8が下降可能に嵌着されている。プレッシャー部材7,8は、搬送路3上の媒体1をその厚み方向に押圧するものである。プレッシャー部材7(8)について図4を用いて詳細に説明すると、プレッシャー部材7(8)には、押圧状態での媒体1の幅方向の移動を円滑に行うために、搬送路3上での媒体1の進行方向と平行な回転中心軸を有する押圧ローラ7a,7b(8a,8b)が、媒体1との接触部に設けられている。
【0021】
又、プレッシャー部材7(8)には、一対の二股円弧状の嵌着部7c,7d(8c,8d)が、一定の間隔をおいて、同軸的に形成されている。この一対の嵌着部7c,7d(8c,8d)は、それらが搬送ローラ4(5)を軸方向から挟むようにして、駆動シャフト6に回動可能に嵌合されている。
【0022】
回動シャフト10は、駆動シャフト6に対して一定間隔をおいて並設されており、その一端部には、回転半径方向に突き出た被駆動アーム11が設けられ、さらに、この被駆動アーム11の先端部に、ソレノイド12の出力シャフトが連結されている。ソレノイド12は、その出力シャフトが一定のストロークで直線往復運動するもので、ソレノイド12の駆動により、回動シャフト10を正逆に回動させることができる。
【0023】
図7に示した挿入口2側から見た概念的構成図(プレッシャー部材7,8及び幅寄せローラ20が下降した状態)や図1からもわかるように、搬送路3の側部には、搬送路3上の媒体1が突き当てられる突き当て部材15が配設されている。幅寄せローラ20は、搬送路3上の媒体1を突き当て部材15側に送り、これに当接させ、媒体1を幅方向の基準位置に位置決めするものである。
【0024】
幅寄せローラ20とプレッシャー部材7,8とは、幅寄せローラ20を駆動する時には、共に下降位置にあるもので、同期して昇降する。このために、回動シャフト10には、回動シャフト10の回転を幅寄せローラ20側に伝達するための押動アーム31と、回動シャフト10の回転をプレッシャー部材7,8側に伝達するための昇降アーム32とが固着されている。
【0025】
特に図6に示すように、押動アーム31は、その先端部でもって、中間部が回転可能に支持された受動リンク35の一端部を押動するものである。受動リンク35の他端部は、中間リンク36を介して、L字形の揺動リンク37の基端部に連結されている。このL字形の揺動リンク37は、角部を中心に回動するもので、受動リンク35,中間リンク36と同様、四節回転連鎖の一つのリンクを構成している。
【0026】
揺動リンク37の先端部には、幅寄せローラ20が回動可能に支持され、回動シャフト10が図6における時計方向(矢印方向)に回動すると、揺動リンク37が図6における反時計方向(矢印方向)に回動し、幅寄せローラ20が下降するようになっている。
【0027】
又、図5に示すように、昇降アーム32は、二つのアーム部32a,32bがそれぞれプレッシャー部材7,8の掛止穴7h,8h(図4参照)に嵌入されており、回動シャフト10が図5における時計方向(矢印方向)に回動すると、プレッシャー部材7,8を押し下げるように構成されている。このため、回動シャフト10を図5及び図6における時計方向に一定角度回動させることにより、幅寄せローラ20の媒体1への押し付けと同期して、プレッシャー部材7,8を媒体1に押圧できる。
【0028】
なお、幅寄せローラ20の媒体1への押し付けとプレッシャー部材7,8の媒体1への押圧が、一つの回動シャフト10の回動によりなされる構成を採用しているので、幅寄せローラ20かプレッシャー部材7,8の何れか一方が終点位置まで移動し停止したにも拘わらず、この時点で他方が終点位置まで到達していない事態も、加工公差等が原因であり得る。このような不都合を解消するには、例えば、中間リンク36を長手方向で2分割し、両者間にテンションスプリングを掛止する等のバッファ機構を設けておけばよい。
【0029】
下降した幅寄せローラ20の回転駆動は、図示しない幅寄せモータによって行われる。この幅寄せモータはステッピングモータ等で構成され、その回転出力は、図1に示すように、プーリ41,ベルト42,プーリ43を介して、幅寄せシャフト44に伝達され、この幅寄せシャフト44に取り付けられたかさ歯車45を回転させるように構成されている。
【0030】
図3に示すように、かさ歯車45には、かさ歯車46が噛合しており、さらに、このかさ歯車46に平歯車48がシャフト47を介して連結されている。ここで、シャフト47はL字形の揺動リンク37の角部を回動可能に支持するもの(図6参照)でもあり、それ自身は、筐体側の図示しない静止部材に回動可能に支持されている。
【0031】
平歯車48は幅寄せローラ20に同軸的に設けられた平歯車49と噛合している。このため、幅寄せモータを駆動すると、幅寄せシャフト44が回転し、その回転が、かさ歯車45,かさ歯車46,シャフト47,平歯車48,平歯車49を経て、幅寄せローラ20に伝達され、幅寄せローラ20が回転することになる。
【0032】
図2中の幅寄せセンサ51,52は、媒体1を検知するもので、突き当て部材15の近傍の上流側と下流側に配置されている。又、挿入センサ53は、挿入口2から媒体1が差し込まれたことを検知するセンサで、搬送路3の幅方向の中央部に配置されている。これらセンサ51〜53は、発光素子と受光素子のペアでなり、両者間の光の透過/遮蔽(遮光)により、媒体1の不存在/存在を検知する。
【0033】
これらセンサ51〜53の出力信号は、幅寄せ動作を実行する制御部(図示せず)に入力され、これらの信号に基づき、制御部は、上記搬送モータ,ピンチローラ,幅寄せモータ,ソレノイド12等を制御する。この制御部による一連の幅寄せシーケンスでは、これを開始し媒体1の位置決めを終了するまでの間に、媒体1を突き当て部材15に当接させる駆動を、媒体1を突き当て部材15から離反させる逆方向の駆動を間に挟んで、複数回繰り返す点に特徴がある。
【0034】
次に、図10のフローチャートを用いて、本形態例の幅寄せ動作を説明する。初期状態では、ピンチローラは搬送ローラ4,5から離れた状態(搬送ローラオープン状態)にあり、幅寄せローラ20やプレッシャー部材7,8は上方に移動して搬送路3から退避した状態(幅寄せローラオープン状態、プレッシャー部材オープン状態)にある。又、ピンチローラは搬送ローラ4,5に当接した状態(搬送ローラクロ−ズ状態)にある。
【0035】
この状態で、挿入口2に媒体1が挿入されたことを挿入センサ53が検知すると、搬送ローラ4,5が駆動され、搬送ローラ4,5・ピンチローラ間まで差し込まれた媒体1を、幅寄せ実行位置まで搬送し、停止する(S1)、次にソレノイド12が駆動され、回動シャフト10が図5及び図6における時計方向に一定角度回動される。これにより、幅寄せローラ20は媒体1へ押し付けられ、プレッシャー部材7,8は媒体1を押圧する(S2)。この状態に移行後、ピンチローラを搬送ローラ4,5から離す(S3)。
【0036】
次に、媒体1の具体的な幅寄せを実行するステップに移る。幅寄せの開始に先立ち、媒体1の位置を確認し、図8に示すように、センサ51,52が媒体1を検知していない場合(S4)は、まず、幅寄せローラ20を正転させて、媒体1を突き当て方向へ移動させ、突き当て部材15に当接させた後(S6)、幅寄せローラ20を逆転させて、センサ51,52が媒体1を検知しなくなるまで媒体1を突き当て部材15から離し、再び、幅寄せローラ20を正転させて、媒体1を突き当て方向へ移動させ、突き当て部材15に当接させる。このように幅寄せローラ20に正転と逆転を交互に行わせ、幅寄せローラ20の正転による突き当て動作をN回(複数回)繰り返す(S4〜S7)。すなわち、媒体1を突き当て部材15に当接させる駆動を、媒体1を突き当て部材15から離反させる逆方向の駆動を間に挟んで、N回繰り返す。
【0037】
一方、媒体1の具体的な幅寄せを実行する時点で、図9に示すように、センサ51,52が媒体1を検知している場合(図9では、過突き当て状態を示したが、過突き当て状態でない場合も同様)は、まず、媒体1を一旦突き当て部材15から離す方向に、センサ51,52が媒体1を検知しなくなるまで移動する(S4〜S5)。その後は、図8の場合と同様に、突き当て方向へ媒体1を移動させ、突き当て部材15に当接させた後(S6)、媒体1を突き当て部材15から離す方向に、センサ51,52が媒体1を検知しなくなるまで移動し、再び、突き当て方向へ媒体1を移動させ、突き当て部材15に当接させる。この突き当て動作も図8の場合と同様にN回繰り返す(S4〜S7)。ここで、上記突き当ての繰り返し回数は、例えば数回(N=5)程度であり、繰り返し速度は、1秒間に5回程度である。
【0038】
繰り返し回数がNに到達すると(S7)、幅寄せローラ20の駆動を停止し(S8)、ピンチローラで媒体1を搬送ローラ4,5に押し付けた後(S9)、幅寄せローラ20やプレッシャー部材7,8を上方に移動させ、搬送路3から退避した状態にする(S10)。その後、搬送ローラ4,5を駆動し、媒体1を内部に搬入する(S11)。この搬入中にセンサ51,52の出力から斜行が検出された場合には、S4のステップに戻り、上記動作を繰り返す。
【0039】
本形態例では、幅寄せローラ20に正転と逆転を交互に行わせるため、媒体1は幅方向に振動することになり、その結果、媒体1とその当接面との間のすべり摩擦力が小さくなって、媒体1の幅方向の摺動が円滑になる。又、この駆動により、仮に過突き当ての場合であっても、過突き当て状態が解消され、媒体1を幅方向の基準位置に容易に移動できるし、媒体1の姿勢(斜行)も矯正できる。
【0040】
さらに、幅寄せローラ20の駆動時にプレッシャー部材7,8が媒体1を押圧しているために、位置決め動作時に媒体1の湾曲が是正され媒体の平面度が保たれることになり、閉じ通帳や厚い媒体であっても、媒体1が搬送路3の凹凸部(障害物)に強く当接することがなくなり、媒体1の幅方向の摺動摩擦力が過度に大きくならない。このため、一層安定して媒体1を幅方向の基準位置に移動できる。
【0041】
又、プレッシャー部材7,8に押圧ローラ7a,7b,8a,8bを設けたことにより、媒体1の幅方向の摺動摩擦力が一層低下し、媒体1の移動が容易になり、より一層安定して、媒体1をその幅方向の基準位置に位置決めできる。
【0042】
上記形態例では、プレッシャー部材7,8に、一定の間隔をおいて同軸的に一対の嵌着部を形成し、駆動シャフト6に上記一対の嵌着部を、搬送ローラ4,5を軸方向から挟むようにして、回動可能に嵌合させたので、プレッシャー部材7,8の取り付けが容易である。さらに、この形態例では、搬送路3の凹凸部でもある搬送ローラ4,5の近傍にプレッシャー部材7,8を配置したため、閉じ通帳や厚い媒体であっても、媒体1と搬送路3の凹凸部との当接を効率よく解消できる。
【0043】
又、回動シャフト10に押動アーム31を固定すると共に、先端部が下降可能な揺動リンク37の先端部に幅寄せローラ20を回転可能に取り付け、回動シャフト10を一定角度回動させることにより、押動アーム31の運動をリンク機構を介して揺動リンク37に伝達し、幅寄せローラ20を媒体1へ押し付けるようにしたので、幅寄せローラ20の昇降を容易に行える。
【0044】
さらに、プレッシャー部材7,8を駆動シャフト6に下降可能に嵌合させると共に、先端部がプレッシャー部材7,8に係合した昇降アーム32の基端部を回動シャフト10に固定したので、回動シャフト10を一定角度回動させることで、幅寄せローラ20の媒体1への押し付けと同期させて、プレッシャー部材7,8を媒体1に押圧するができ、構成が簡単になる。
【0045】
回動シャフト10の一端部にその回転半径方向に突き出た被駆動アーム11を設け、この被駆動アーム11の先端部に、一定ストロークのソレノイド12の出力シャフトを連結し、回動シャフト10を正逆に一定角度回動させる構成のため、回動シャフト10の回動範囲を正確に設定でき、プレッシャー部材7,8及び幅寄せローラ20の下降位置も正確に設定できる。
【0046】
尚、本発明は上記形態例の構成に限られるものではない。例えば、二つの搬送ローラ4,5を設けたが、三つ以上の搬送ローラを設けてもよい。同様に、幅寄せローラ20の数やプレッシャー部材の数も、上記形態例のものに限る必要はない。
【0047】
本発明の代表的な態様を付記として以下に示す。
(付記1) 幅寄せローラでもって搬送路上の媒体を搬送路の側部に配設された突き当て部材に当接させ、媒体を幅方向の基準位置に位置決めする幅寄せ機構において、
一連の幅寄せシーケンスを実行し媒体の位置決めを終了するまでの間に、媒体を前記突き当て部材に当接させる駆動を、媒体を前記突き当て部材から離反させる逆方向の駆動を間に挟んで、複数回繰り返すことを特徴とする幅寄せ機構。
【0048】
(付記2) 搬送路上の媒体をその厚み方向に押圧すると共に、この押圧状態での媒体の幅方向の移動を許容するプレッシャー部材を有し、前記幅寄せローラの駆動時には、前記プレッシャー部材で媒体を押圧することを特徴とする付記1記載の幅寄せ機構。
【0049】
(付記3) 前記プレッシャー部材として、搬送路上での媒体の進行方向と平行な回転中心軸を有する押圧ローラを媒体との接触部に設けたものを用いることを特徴とする付記2記載の幅寄せ機構。
【0050】
(付記4) 前記プレッシャー部材には、一定の間隔をおいて同軸的に一対の嵌着部を形成し、媒体を搬送する搬送ローラが取り付けられた駆動シャフトに、前記一対の嵌着部を、前記搬送ローラを軸方向から挟むようにして、回動可能に嵌合させ、前記プレッシャー部材の下降を可能にしたことを特徴とする付記2又は3記載の幅寄せ機構。
【0051】
(付記5) 媒体を搬送する搬送ローラが取り付けられた駆動シャフトに対して、一定間隔をおいて回動シャフトを並設し、
該回動シャフトに押動アームを固定すると共に、先端部が下降可能な揺動リンクの先端部に前記幅寄せローラを回転可能に取り付け、前記回動シャフトを一定角度回動させることにより、前記押動アームの運動をリンク機構を介して前記揺動リンクに伝達し、前記幅寄せローラを媒体へ押し付けることを特徴とする付記1〜4の何れかに記載の幅寄せ機構。
【0052】
(付記6) 前記プレッシャー部材を前記駆動シャフトに下降可能に嵌合すると共に、先端部が前記プレッシャー部材に係合した昇降アームの基端部を前記回動シャフトに固定し、前記回動シャフトを一定角度回動させることにより、前記幅寄せローラの媒体への押し付けと同期させて、前記プレッシャー部材を媒体に押圧することを特徴とする付記5記載の幅寄せ機構。
【0053】
(付記7) 前記回動シャフトの一端部にその回転半径方向に突き出た被駆動アームを設け、この被駆動アームの先端部に、ソレノイドの出力シャフトを連結し、前記ソレノイドを駆動することで前記回動シャフトを正逆に一定角度回動させることを特徴とする付記5又は6記載の幅寄せ機構。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、媒体を幅方向に振動させることになり、この結果、媒体とその当接面との間のすべり摩擦力が小さくなって、媒体の幅方向の摺動が円滑になり、仮に過突き当ての場合であっても、過突き当て状態が解消され、媒体を幅方向の基準位置に容易に移動でき、安定して媒体をその幅方向の基準位置に位置決めできる。
【0055】
さらに請求項1に係る発明によれば、プレッシャー部材の存在により、閉じ通帳や厚い媒体であっても、媒体が搬送路の凹凸部に強く当接することがなくなり、一層安定して媒体を幅方向の基準位置に移動できる。
さらに、プレッシャー部材に、一定の間隔をおいて同軸的に一対の嵌着部を形成し、媒体を搬送する搬送ローラが取り付けられた駆動シャフトに、上記一対の嵌着部を、搬送ローラを軸方向から挟むようにして、回動可能に嵌合させたことにより、プレッシャー部材の取り付けが容易になる。又、この場合は搬送路の凹凸部である搬送ローラ近傍にプレッシャー部材を配置できるため、閉じ通帳や厚い媒体であっても、媒体と搬送路の凹凸部との当接を効率よく解消できる。
【0056】
請求項2に係る発明によれば、プレッシャー部材に押圧ローラを設けたので、媒体の平面度が保たれる上に、媒体の幅方向の摺動摩擦力が一層低下し、媒体の移動が容易になり、より一層安定して、媒体をその幅方向の基準位置に位置決めできる。
請求項3に係る発明では、媒体を搬送する搬送ローラが取り付けられた駆動シャフトに対して、一定間隔をおいて回動シャフトを並設し、該回動シャフトに押動アームを固定すると共に、先端部が下降可能な揺動リンクの先端部に幅寄せローラを回転可能に取り付け、回動シャフトを一定角度回動させることにより、押動アームの運動をリンク機構を介して揺動リンクに伝達し、幅寄せローラを媒体へ押し付けるように構成したので、幅寄せローラの昇降を容易に行える。
さらに、請求項4に係る発明では、プレッシャー部材を駆動シャフトに下降可能に嵌合させると共に、先端部がプレッシャー部材に係合した昇降アームの基端部を回動シャフトに固定したので、回動シャフトを一定角度回動させることで、幅寄せローラの媒体への押し付けと同期させて、プレッシャー部材を媒体に押圧するができ、構成が簡単になる。
請求項5に係る発明では、回動シャフトの一端部にその回転半径方向に突き出た被駆動アームを設け、この被駆動アームの先端部に、一定ストロークのソレノイドの出力シャフトを連結し、回動シャフトを正逆に一定角度回動させるようにしたので、回動シャフトの回動範囲を正確に設定でき、プレッシャー部材及び幅寄せローラの下降位置も正確に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の主要部を示す斜視図である。
【図2】図1に示した形態例のカバー等を装着した平面図である。
【図3】図1中の幅寄せローラ回転駆動機構の主要部を示す斜視図である。
【図4】図1中のプレッシャー部材を示す斜視図である。
【図5】図1中のプレッシャー部材の昇降機構を示す斜視図である。
【図6】図1中の幅寄せローラの昇降機構を示す斜視図である。
【図7】図1に示した形態例を挿入口側から見た概念的構成図である。
【図8】媒体の挿入の一態様を示す概念的構成図である。
【図9】媒体の挿入の他の態様を示す概念的構成図である。
【図10】図1に示した形態例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 媒体
2 挿入口
3 搬送路
4,5 搬送ローラ
6 駆動シャフト
7,8 プレッシャー部材
7a,7b,8a,8b 押圧ローラ
7c,7d 嵌着部
10 回動シャフト
11 被駆動アーム
12 ソレノイド
15 突き当て部材
20 幅寄せローラ
31 押動アーム
32 昇降アーム
37 揺動リンク
45,46 かさ歯車
51〜53 センサ
Claims (5)
- 幅寄せローラでもって搬送路上の媒体を搬送路の側部に配設された突き当て部材に当接させ、媒体を幅方向の基準位置に位置決めする幅寄せ機構であって、
一連の幅寄せシーケンスを実行し媒体の位置決めを終了するまでの間に、媒体を前記突き当て部材に当接させる駆動を、媒体を前記突き当て部材から離反させる逆方向の駆動を間に挟んで、複数回繰り返すように構成されると共に、
搬送路上の媒体をその厚み方向に押圧し、媒体の平面度を保つと共に、この媒体との接触部が、媒体の幅方向の移動時に接触状態の媒体に引き摺られて転動し、押圧状態での媒体の幅方向の移動を許容するプレッシャー部材を有し、
前記プレッシャー部材には、一定の間隔をおいて同軸的に一対の嵌着部が形成され、該一対の嵌着部が、媒体を搬送する搬送ローラが取り付けられた駆動シャフトに、前記搬送ローラを軸方向から挟むようにして、回動可能に嵌合され、
前記幅寄せローラの駆動時には、前記嵌着部での回動により前記プレッシャー部材が下降し、媒体を押圧することを特徴とする幅寄せ機構。 - 前記プレッシャー部材として、搬送路上での媒体の進行方向と平行な回転中心軸を有する押圧ローラを媒体との接触部に設けたものを用いることを特徴とする請求項1記載の幅寄せ機構。
- 媒体を搬送する搬送ローラが取り付けられた駆動シャフトに対して、一定間隔をおいて回動シャフトを並設し、
該回動シャフトに押動アームを固定すると共に、先端部が下降可能な揺動リンクの先端部に前記幅寄せローラを回転可能に取り付け、前記回動シャフトを一定角度回動させることにより、前記押動アームの運動をリンク機構を介して前記揺動リンクに伝達し、前記幅寄せローラを媒体へ押し付けることを特徴とする請求項1又は2記載の幅寄せ機構。 - 前記プレッシャー部材を前記駆動シャフトに下降可能に嵌合すると共に、先端部が前記プレッシャー部材に係合した昇降アームの基端部を前記回動シャフトに固定し、前記回動シャフトを一定角度回動させることにより、前記幅寄せローラの媒体への押し付けと同期させて、前記プレッシャー部材を媒体に押圧することを特徴とする請求項3記載の幅寄せ機構。
- 前記回動シャフトの一端部にその回転半径方向に突き出た被駆動アームを設け、この被駆動アームの先端部に、ソレノイドの出力シャフトを連結し、前記ソレノイドを駆動することで前記回動シャフトを正逆に一定角度回動させることを特徴とする請求項4記載の幅寄せ機構。
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