JP3840357B2 - 通帳頁めくり装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ATM(自動預金支払機)や自動記帳機などの通帳処理装置において用いられる通帳頁めくり装置、とくに通帳搬送路上の定位置に設けためくりローラを所定方向に回転させて、停止されている通帳の前記めくりローラに接触している中紙(又は表紙。以下、単に中紙という場合がある。)をめくるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、特願平10−301320号明細書において、定位置で所定方向に回転されるめくりローラを用いる通帳頁めくり装置を提案した。この通帳頁めくり装置は、図2に示すように、見開き状態の通帳100を搬送ローラCR1,CR2により頁めくり領域まで搬送して停止し(図2(a))、搬送ローラCR2を構成するフィードローラfr2の回転軸と同軸上に独立回転可能に設けためくりローラTRを、これに接触している通帳の中紙101の先端がそのめくりローラの下側を通過して通帳の綴じ目102の方向に移動するように所定方向(図2の例では時計方向)に回転させて、その中紙101を膨らませる(図2(b))とともに、さらにその中紙をめくりローラTRの上方に跳ね上げさせ(図2(c))、複数枚めくる場合は、めくりローラTRをめくり枚数と同じ回数回転させ、その後は、搬送ローラCR1,CR2,CR3を所定方向(図2の例では反時計方向)に回転させて、その通帳100を前記綴じ目102がめくりローラTRと通帳搬送面の間を通過する方向に移動させて、跳ね上げられた中紙101を反転させる(図2(d))ことにより、頁めくり動作が完了するようになっている。
【0003】
以上は、通帳100を図2において右側から左側にめくる場合について説明したが、通帳を左側から右側にめくる場合は、めくりローラTRの右側に搬送ローラCR1と同一構成の搬送ローラCR3がめくりローラTRに関して対称の位置に配置されているので、同図(a)〜(d)の通帳の位置がめくりローラTRに関して左右対称の位置関係になり、通帳の搬送方向及びめくりローラTRの回転方向がそれぞれ逆となる。
【0004】
上記のような頁めくり動作を行う通帳頁めくり装置の全体的構成を、図3ないし図5に基づいて説明する。図3は通帳頁めくり装置の要部を示す断面図、図4は図3のX−X線断面図、図5は駆動系を示す側面図である。図2について説明した構成部材と同一又は相当の部材には、同一の符号を用いる。
【0005】
図3〜図5における搬送ローラCR1,CR3は、通帳搬送面を境としてその上下に対向配置されたフィードローラとプレッシャローラfr1,pr1;fr3,pr3からなり、フィードローラfr1,fr3は図4に示すように左右のフレームF1,F2に回転自在に貫通された駆動軸1a,3aにその長手方向に適宜の間隔をもって複数個固着され、プレッシャローラpr1,pr3は支軸1b,3bにその長手方向にフィードローラfr1,fr3と等しい間隔をもって揺動自在に支持されたアーム1c,3cの先端に回転自在に保持され、アーム1c,3cの後端と固定部材との間に張設されたバネなどの付勢部材1d,3dにより、各フィードローラfr1,fr3の方向に付勢されている。
【0006】
図3,図4の2aも、フィードローラfr1の駆動軸1aと同様の駆動軸であり、その軸上にフィードローラfr1と同様のフィードローラfr2が同様に配置されており、また、各フィードローラfr2の下方にそれぞれ対向して同様の付勢手段により付勢されたプレッシャローラpr2が配置されて、搬送ローラCR2が構成されている。
搬送ローラCR2のプレッシャローラpr2を保持するアーム2cは、フレームF1,F2に回転自在に貫通された支軸2bに固着されている。支軸2bの一端部にL形のレバー2eがその屈曲部において固着され、そのレバーの一端部に付勢部材2dが結合されて、プレッシャローラpr2がフィードローラfr2の方向に付勢されている。また、レバー2eの他端部にはカムフォロワ2fが設けられ、そのカムフォロワ2fは、フレームF1,F2に回転自在に貫通された支軸4に固着されているカム5に当接されている。カム5が伝動ベルト6を介してモータM1により図3において反時計方向に所定角度回動されると、カムフォロワ2f、レバー2e,支軸2b及びアーム2cを介してプレッシャローラpr2が付勢部材2dに抗してフィードローラfr2から下方に離間されるようになっている。
【0007】
そして、図4及び図5に一部を示すように、フィードローラfr1〜fr3の駆動軸1a,2a,3aは、その一端部に設けられたプーリ7に共通の伝動ベルト8を巻回して、図示されていない搬送モータから同一方向の回転駆動力を与えられるようになっている。図5において、trはテンションローラである。これにより、搬送ローラCR1,CR2,CR3により通帳を上側搬送ガイドUGと下側搬送ガイドLGの間を図3において右方向又は左方向に搬送することができる。
【0008】
図3〜図6において、TRはめくりローラであり、搬送ローラCR2を構成するフィードローラfr2の半径よりも小さいボス部bmの外周の一部にゴムなどの摩擦係数の大きい材料で作られためくり部材tmを、めくりローラの軸心からめくり部材tmの外端までの距離がフィードローラfr2の半径よりも僅かに大きくなるように半径方向に突出させて構成されている。
そして、めくりローラTRは、支持軸に相当するスリーブ9の両端部の外周に固着されている。スリーブ9は、図3及び図4に示すように、これに駆動軸2aを貫通させ、隣合う二つのフィードローラfr2の間において、駆動軸2aに固着されたストッパ10により所定位置において駆動軸2aに回転自在に保持されている。
【0009】
スリーブ9の中央部の外周にはプーリ11が固着されている。そして、駆動軸2aの真上において左右のフレームF1,F2に回転自在に貫通させた駆動軸12に、プーリ13が固着されており、前記二つのプーリ11,13に伝動ベルト14が巻回され、駆動軸12の一端部に固着されたプーリ15に別の伝動ベルト16を介して、めくりモータM2から回転駆動力を与えられるようにしてある。図5において、17は、めくりローラTRの回転角度を検出するセンサであり、駆動軸12に固着された遮光板18により遮光される光電スイッチで構成されている。センサ17が明から暗になり、再び明になったことにより、めくりローラTRの1回転が検知され、制御部はその検知信号に基づいてめくりモータM2の回転を制御するようになっている。
【0010】
そして、めくりローラTRによるめくり動作を確実にするため、通帳搬送面の下側搬送ガイドLGにめくりローラの下方において孔103を形成するとともに、その孔からめくりローラTRに向けてバネ104などを介して弾力的に付勢する通帳押え部材105が備えられている。通帳押え部材105は、摩擦係数の小さな材料で形成され、めくりローラTRのめくり部材tmが通帳搬送面から上方に退避されている間は、カムやリンクなどの昇降手段(図示省略)により通帳搬送面から下方に退避されている。すなわち、通帳押え部材105は、通帳が搬送される間は、通帳搬送面よりも下方に退避され、停止した通帳に対してめくりローラTRによりめくり動作が行われる間は、図3に示されているように、上昇されてめくりローラTRに近接される。また、めくりローラTRの下方に設けられているプレッシャローラpr2は、めくりローラTRが回転される間は、めくり動作が円滑に行われるように、図3に示されているように、搬送面から下方に退避される。
【0011】
めくり動作の際は、めくりローラTRが図3においては反時計方向に回転されて、めくり部材tmが通帳100に接触するとき、通帳が下側搬送ガイドLGに密着された状態となり、かつ、通帳押え部材105による圧力により、円軌道に沿って移動するめくり部材tmの通帳(最上の中紙101)に対する摩擦力が高められる。
【0012】
図4に示すように、めくりローラTRは、通帳搬送方向に直交する方向に延設された駆動軸2aにその軸方向に隔てて一対設けられている。そして、図3に示すように、めくりローラの回転とともに、めくり部材tmが円軌道に沿って上向きに移動するに連れて、通帳の最上位の中紙101の搬送方向中央部分が凸面となるように湾曲され(膨らまされ)、続くめくり部材の上向きの移動により、中紙の先端がめくりローラから上方に跳ねった後、めくりローラの回転が停止され、その後、搬送ローラが中紙反転のために回転されて通帳が所定方向(図3においては左方向)に搬送され、めくりローラの上方に跳ねった中紙が反転されて、めくり動作が終了するようになっている。
【0013】
上記のように、この通帳頁めくり装置は、搬送ローラと同軸上にめくりローラを設けて定位置で所定方向に回転させるだけで通帳の頁めくりが実現されるので、搬送ローラとめくりローラの取付空間の取合いの問題がなく、めくり領域の確保が容易である。
ところが、めくりローラTRの回転により通帳100を膨らませ、かつ、跳ね上げる際に、通帳中紙の先端をめくりローラTRのめくり部材tmの表面に形成されたギザ部分に引っ掛けてめくり上げるが(図6(a))、中紙101の厚みによる腰の強さ、中紙の小さい摩擦係数あるいは曲り癖などにより、中紙に対するめくり部材の接触位置や接触状態の不適正のため、中紙101がめくり部材tmからスリップしてずれ(図6(b))、中紙がめくり部材tmからはみ出し、めくりローラの表面滑らかなボス部bmに接触するため、めくり上げた中紙101を落としてしまう場合がある(図6(c))。
また、連続めくりの場合に、紙質により、めくり上げられた中紙の重みが次にめくり上げられる中紙に加わって、そのめくり上げようとする中紙を落としてしまう場合がある。従って、頁めくりの信頼性に問題があった。
そこで、本出願人は、特願平10−361285号において、めくりローラにより跳ね上げられた中紙の先端にめくりローラの回転と連動して上向きの力を加える滑落防止手段を備えた通帳頁めくり装置を提案した。そして、滑落防止手段には、めくりローラに回転駆動力を伝える伝動ベルト14の表面の摩擦係数を大きくすることにより、この伝動ベルト14を兼用することを提案した。
【0014】
滑落防止手段である伝動ベルト(以下、引上げベルトという)14を備えた通帳頁めくり装置の作用を、図7に基づいて説明する。図7は、左側から右側にめくる場合を示している。
通帳100を所定(図7の場合は、右側)のめくり領域まで搬送し、停止した後、可動ガイドMG2を退避位置まで回転させ、続いて、めくりモータM2を起動させて、引上げベルト14を介してめくりローラTRを、今、通帳の左側から右側に頁めくりを行う図7においては、反時計方向に回転させる。
これにより、通帳100の左側の最上の中紙101が円運動されるめくり部材tmより摩擦力を受けて、下側の中紙から分離されるともに、中央部分から上方に膨らまされる(図7(a))。
めくりローラTRが引き続き回転して、めくり部材tmがめくりローラの軸心の高さよりも上側に移動しても、めくり部材のギザ部分による大きい摩擦力のため、中紙101はスリップすることなくさらに膨らみ(図7(b))、めくり部材tmが引上げベルト14の上昇側部分を通過する直前に、中紙101の先端がその引上げベルト14の図においては右側の外面の歯に引っ掛けられるため(図7(c))、めくり部材tmが中紙の先端から離れても、中紙の先端には上向きの力が加えられる。従って、中紙は滑落してめくりローラTRのボス部bmに接触することなく、上向きの状態に維持される。
通帳が複数枚めくられる場合は、めくりローラTRがさらに回転を継続されるので、さらに回転される引上げベルト14により、中紙101が跳ね上げられ、かつ、先端に上向きの力が与えられる(図7(d))。
従って、めくられた一枚又は複数枚の中紙は、従来と異なり、その重みでめくりローラよりも下側まで滑り落ちることはない。そして、めくりローラTRの所定枚数分の回転動作が終了した後、通帳押え部材105が下降され、かつ、搬送ローラCR2のプレッシャローラpr2が上昇された後、搬送ローラが起動されて、通帳100の綴じ目がめくりローラTRの下側を通過する方向、図7においては左方向に通帳100が搬送されるときは、跳ね上げられた中紙101が円滑に反転されて、確実に頁めくりが果たされる。
【0015】
図7において、通帳を右側から左側にめくる場合は、めくりローラTR及び引上げベルト14が時計方向に回転され、ベルトの左側の外面の歯が、中紙先端の滑落防止の作用を行う。
このように、引上げベルト14を設けたことにより、とくに複数枚の中紙を連続的にめくる場合に、その跳ね上げられた中紙の重みで複数枚の頁が、図3の上向き凸面状の湾曲にならずに、これと逆の下向き凸面状に垂れてしまうことが防止されて、反転が確実に行われるという長所を有している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図4及び図8に示すように、引上げベルト14はめくりローラの中間に1本のみ設けてあるため、跳ね上げられた中紙101の先端を支持する引上げベルト14から中紙101の両側端部までの距離が比較的大きいので、引上げベルトにより支持されている中紙の左右両側が自重により垂れ下がり、その垂れ下がった部分がフィードローラfr2に接触する場合がある。通帳の中紙の腰が弱い場合は、とくにフィードローラに接触し易い。このようにフィードローラに接触したままで中紙反転のための通帳搬送を行う時に、その接触している中紙がフィードローラに巻き込まれ、折損したり、ジャムを起こしたりする。そのため、従来のめくり装置では、めくり動作が安定して行われないという問題があった。
【0017】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その課題は、めくりローラの間にめくりローラと同期回転されて、跳ね上げられた中紙の先端を引き上げる引上げベルトを備えた通帳頁めくり装置において、跳ね上げられた中紙が垂れ下がってフィードローラに接触することを阻止して、もって頁めくりが安定して行われるようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、通帳搬送面を境としてその上下に対向配置されたフィードローラとプレッシャローラからなる搬送ローラを通帳搬送方向に所要の間隔をもって少なくとも3組配設し、中間のフィードローラの駆動軸上にめくりローラをそのフィードローラとは独立して回転可能に設け、そのめくりローラを所定方向に回転させて、めくり領域に停止させた通帳のめくりローラに接触する表紙又は中紙を膨らませ、かつ、跳ね上げさせた後、前記通帳を前記搬送ローラにより所定方向に搬送して前記跳ね上げさせた表紙又は中紙を反転させることにより頁めくりを行う通帳頁めくり装置において、前記めくりローラを前記中間のフィードローラの駆動軸にそのフィードローラの間において回転自在に嵌装されたスリーブに固着するとともに、前記スリーブの長手方向に隔てた2位置において前記スリーブとそのスリーブの上方に設けられ、かつめくりモータにより所定方向に回転される駆動軸の間に2本の伝動ベルトを巻回し、前記2本の伝動ベルトの表面大きい摩擦係数を備えて、その2本の伝動ベルトにより前記めくりローラが跳ね上げた表紙又は中紙の先端に前記めくりローラの回転と連動して上向きの力を加えてその表紙又は中紙の幅方向両側を前記フィードローラに接触させない滑落防止手段をも構成したことを特徴としている。
上記構成により、めくりローラはその回転軸線方向に隔てた位置に設けられた伝動ベルトにより回転駆動されるので、中紙は安定した姿勢で膨らみ運動をする。また、めくりローラにより跳ね上げられた中紙は、その幅方向両側がめくりローラの回転と連動する2本の伝動ベルトから上向きの力加えられるので、中紙の幅方向両側部分の自重による垂れ下がり量が軽減され、フィードローラに接触しなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図1に示す実施例に基づいて説明する。図1は図4に対応する本発明による引上げベルトを備えた通帳頁めくり装置の要部の断面図である。図4の部材と同一の部材には同一の符号を用いる。
【0020】
本発明による通帳頁めくり装置においては、モータM2の回転駆動力を駆動軸12を介してプーリ9に伝える2本の伝動ベルトで構成された引上げベルト14a,14bを、左右のめくりローラTRの内側のプーリ9の中間点から等しい距離において、プーリ9と駆動軸12との間に巻回してある。その場合、各伝動ベルト14a,14bから中紙101の各端部までの距離L2が可及的に小さくなるように、それぞれの伝動ベルト14a,14bが各めくりローラTRに可及的に近い位置に保持されるように、プーリ11a,11b及び13a,13bが取付けられている。
【0021】
上記のように、一対のめくりローラTRの間に引上げベルト14a,14bが設けられて、各引上げベルトからめくり領域に存在する中紙の端部までの距離を小さくしたので、めくりローラの回転により跳ね上げられた中紙の幅方向端部側の垂れ下がり量が減り、フィードローラfr2に接触することがなくなった。
従って、中紙の跳ね上げ後の、中紙反転のための搬送時に跳ね上げられている中紙がめくりローラに巻き込まれて、折損したり、ジャムしたりすることが効果的に防止されるため、頁めくりが円滑に行われる。
【0022】
図1に示された実施例では、引上げベルト14a,14bが左右のめくりローラTRの内側に、そのめくりローラTRの中間点から等しい位置に設けられたが、引上げベルト14a,14bを左右のめくりローラTRの外側にめくりローラTRの中間点から等しい位置に設けた場合にも同一の効果が得られることはいうまでもない。
また、引上げベルトを2本設けて跳ね上げられた中紙の両側端部の垂れ下がり量を軽減した場合は、めくり安定性を高めるため幅を適宜拡大した1個のめくりローラを2本の引上げベルトの中間に設ける態様で実施することも可能である。なお、垂れ下がり防止効果は、通帳の中紙ばかりでなく、表紙めくりの場合にも得られる。
【0023】
本発明において用いられる滑落防止手段は、上記引上げベルト14に限定されるものではなく、ベルトに代えて、伝動チェーンその他同様の無端回転部材を用いることができる。
また、滑落防止手段は、めくりローラと同期して回転されるが、めくりローラの回転軸と搬送ローラの回転軸は必しも同一線上に存在する必要はない。
【0024】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、めくりローラはその回転軸線方向に隔てた位置に設けられた2本の伝動ベルトにより回転駆動されるので、安定した頁めくり動作を行う。また、めくりローラにより跳ね上げられた表紙又は中紙は、その幅方向両側がめくりローラの回転と連動する2本の伝動ベルトから上向きの力を加えられるので、中紙の幅方向両側部分の自重による垂れ下がり量が軽減され、フィードローラに接触しなくなる。従って、跳ね上げ後の反転のための通帳搬送時に表紙又は中紙が搬送ローラ巻き込まれることがなくなったので、表紙又は中紙の折損やジャムが発生せず、安定した頁めくりを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による頁めくり装置の要部を示す横断面図。
【図2】めくりローラを用いる頁めくり装置の動作原理を説明する図。
【図3】めくりローラを用いる頁めくり装置の要部の構成を示す縦断面図。
【図4】図3のX−X線に沿った縦断面図。
【図5】駆動力伝達機構を説明する要部の正面図。
【図6】めくりローラのみによる跳ね上げミスを説明する説明図。
【図7】引上げベルトを用いた場合の作用説明図。
【図8】1本の引上げベルトを用いる場合の問題点を説明する略図。
【符号の説明】
2a 駆動軸
CR1,CR2,CR3 搬送ローラ
fr1,fr2,fr3 フィードローラ
pr1,pr2,pr3 プレッシャローラ
TR めくりローラ
9 スリーブ
11a,11b;13a,13b プーリ
12 駆動軸
14a,14b 引上げベルト(伝動ベルト)

Claims (4)

  1. 通帳搬送面を境としてその上下に対向配置されたフィードローラとプレッシャローラからなる搬送ローラを通帳搬送方向に所要の間隔をもって少なくとも3組配設し、中間のフィードローラの駆動軸上にめくりローラをそのフィードローラとは独立して回転可能に設け、そのめくりローラを所定方向に回転させて、めくり領域に停止させた通帳のめくりローラに接触する表紙又は中紙を膨らませ、かつ、跳ね上げさせた後、前記通帳を前記搬送ローラにより所定方向に搬送して前記跳ね上げさせた表紙又は中紙を反転させることにより頁めくりを行う通帳頁めくり装置において、
    前記めくりローラを前記中間のフィードローラの駆動軸にそのフィードローラの間において回転自在に嵌装されたスリーブに固着するとともに、前記スリーブの長手方向に隔てた2位置において前記スリーブとそのスリーブの上方に設けられ、かつめくりモータにより所定方向に回転される駆動軸の間に2本の伝動ベルトを巻回し、
    前記2本の伝動ベルトの表面大きい摩擦係数を備えて、その2本の伝動ベルトにより前記めくりローラが跳ね上げた表紙又は中紙の先端に前記めくりローラの回転と連動して上向きの力を加えてその表紙又は中紙の幅方向両側を前記フィードローラに接触させない滑落防止手段をも構成したことを特徴とする通帳頁めくり装置。
  2. めくりローラはスリーブの軸線方向に隔てて2個設けられ、伝動ベルトは前記2個のめくりローラの間の各めくりローラに接近した位置に設けてあることを特徴とする請求項に記載された通帳頁めくり装置。
  3. 2本の伝動ベルトは、めくり領域に停止されている通帳の幅方向中心から等距離の位置に設けてあることを特徴とする請求項又はに記載された通帳頁めくり装置。
  4. 滑落防止手段はめくりローラの回転軸線方向に隔てた2位置に設けられ、前記めくりローラは前記滑落防止手段の間に1個設けられ、かつ、幅が拡大されていることを特徴とする請求項1に記載された通帳頁めくり装置。
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