JPH03172269A - シート搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に係り、詳
しくは複写機、プリンタ等の画像形成装置に前面からシ
ートを手差しする機能を付加したシート搬送装置に関す
る。

（０）従来の技術 従来、フロント手差し装置として、第５図、第６図に示
すようなシート搬送装置が提案されている（公知ではな
い）。

第５図においては、手差し搬送路５０に対して、少し下
方で直交する搬送路５１（この搬送路５１は一般に両面
または多重複写シートの再給紙搬送路である。）が設け
られていて、ピン５２により枢支された２枚一対のガイ
ド板５３．５４の下ガイド板５４が揺動して、前記手差
し搬送路５０又は搬送路５１に一致するようになってい
る。

また、手差し搬送ローラ５５，５６が手差し搬送層５０
より少し奥側の搬送路５１の手前側端近傍に平行して設
けられ、この手差し搬送ローラ５５．５６に直交する搬
送ローラ５７，５８が前記上下ガイド５３．５４に設け
られている。また、ビン５９に枢支されたアーム６０が
その先端に設けられた押上げ駒６０ａにより一対のガイ
ド板５３．５４を押し上げると共に、手差し搬送下ロー
ラ５６を上ローラ５５に離接し、かつガイド板５３．５
４が搬送ローラ５７，５８をガイド板５３．５４から上
下方向に離脱するよ、うになっている。

かくして、手差しシートが矢印Ａ方向に挿入されて、上
ガイド板５３の手前側に設けた規制板６１に突き当たる
と、アーム６０が上昇し、ローラ５６をローラ５５に圧
接し、ガイド板５３．５４が上昇して、ガイド板５３．
５４の間にシートが侵入できるようになると共に搬送ロ
ーラ５７，５８がガイド板５３．５４から離脱する。そ
して、シートがガイド板５３．５４間に侵入し、搬送路
５１の規準線に到達すると停止する。ついで、−対のガ
イド板５３．５４の下ガイド板５４が下降して、搬送路
５１に合致すると、ローラ５５，５６が離隔されると共
にローラ５７，５８が圧接した後、ローラ５７，５８に
よりシートを搬送路５１へ向けて搬送する。

しかしながら、上述の提案例では構造が複雑であるので
、第６図に示すようなシート搬送装置が提案された。第
６図に示す提案例においては、手差し搬送路６２に直交
する搬送路６３が同一面に設けられ、この搬送路６３の
シートＰの手前側の搬送規準線よりも少し手前に半月状
の手差し搬送ローラ６４，６５が対称位相で回転するよ
うに設けられ、このローラ６４，６５に直交する搬送路
に半月状の６６．６７が対称位相で回転するように設け
られている。かくして、シートＰを手差しするときには
、ローラ６４，６５の半月部が圧接しており、ローラ６
６．６７は欠円部が対峙している。そして、シートＰを
矢印Ａ方向にガイド６８に沿って挿入して、シートＰの
先端がローラ６４．６５のニップ部に突き当たるとロー
ラ６４゜６５によりシートＰが矢印Ａ方向に断続的に搬
送され、シートＰの後端がローラ６４，６５から離れる
ときに少し突き放されて、前記搬送規準線Ｋに停止する
。ついで、ローラ６４，６５が切用部を対向して停止す
ると共に、ローラ６６．６７が互いに回転して、シート
Ｐを搬送路６３上で矢印Ｂ方向に搬送する。

（ハ）発明か解決しようとする課題 しかしながら、上記第６図に示す提案例では、構造が簡
単てはあるが、シートＰが矢印六方向ヘローラ６４．６
５により搬送した後、ローラ６４．６５から突き放され
て、シートＰの後端位置が搬送規準線に位置決めされる
ようになっているので、ローラ６４，６５の半月部の形
状や、位置精度や、搬、送路６２，６３上のスリップの
状態により影響を受けて、位置決め精度が低下し、引続
いて搬送路６３を搬送されて、画像形成部でシートＰに
形成される画像位置精度の低下を生起するという欠点か
ある。

そこで、本発明は１手差し搬送ローラの一方は円筒形に
し、他方はシートに対して摩擦係数の低い材料で欠円状
に形成して、簡単な構造で製造コストを低減できるシー
ト搬送を提供することを目的とするものである。

（ニ）　課題を解決するための手段 本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであって
、例えば第１図を参照して示すと、同一平面に設けられ
た第１の方向（Ａ）へ搬送する半月状の第１のローラ対
（５，６）と該第１の方向（Ａ）に直交する第２の方向
（Ｂ）へ搬送する半月状の第２のローラ対（１５，１６
）とを有し、一方のローラ対（５，６）または（１５，
１６）がシート（Ｐ）を搬送するときに、他方のローラ
対（１５，１６）または（５，６）が前記シート（Ｐ）
を阻害しないように、該他方のローラ対（１５，１６）
または（５，６）の半月状ローラを回転させて退避させ
るように構成したシート搬送装置（１）において、前記
第１のローラ対（５，６）の一方のローラ（５）が円筒
状に形成され、かつ回転・停止の手段（７，１３）を有
する軸（５ａ）に取付けられ、他方のローラ（６）か前
記シート（Ｐ）に対して低い摩擦係数を有する材料て、
前記一方のローラ（５）に接触しない部分を少なくとも
１個有するように形成され、かつ回転停止の手段（９，
１４）を有する軸（６ａ）に取付けられたことを特徴と
する。

また、前記他方のローラ（６）か前記一方ローラ（５）
に接触しない部分を有する駒（２７）と、前記一方のロ
ーラ（５７）に回転自在に接触するように註駒（２７）
に取付けられたコロ部材（２５）とよりなることを特徴
とする。

（ネ）作用 以上の構成に基づき、前記シート（Ｐ）を前記第１の方
向（Ａ）に搬送するとき、該シート（Ｐ）を阻害しない
ように、前記第２のローラ対（１５，１６）の半月状ロ
ーラを回転して退避させておいて、該シート（Ｐ）を前
記第１のローラ対（５，６）により前記第１の方向（Ａ
）へ搬送し、ついで該第１のローラ対（５，６）の半月
状ローラを回転して前記シート（Ｐ）の搬送を阻害しな
いように回転しておいて、前記第２のローラ対（１５，
１６）により、該シート（Ｐ）を前記第１の方向（Ａ）
に直交する前記第２の方向（Ｂ）へ搬送する。前記第１
の方向（Ａ）へ前記シート（Ｐ）を前記第１のローラ対
（５，６）により搬送する際に、前記第１のローラ対（
５゜６）の摩擦係数の低い材料よりなる他方のローラ（
６）を一方の円筒状ローラ（５）に接触するように停止
させ、前記シート（Ｐ）を他方のローラ（６）上を滑ら
せ、前記一方のローラ（５）により前記第１の方向（Ａ
）へ搬送する。

また、前記他方のローラ（６）の回転自在なコロ部材（
２８）上を前記シート（Ｐ）が前記一方のローラ（６）
により前記第１の方向（Ａ）へ搬送されてもよい。

なお、前記カッコ内の符号は例示であって、何等構成を
限定するものではない。

（へ）　実施例 以下、図面に沿って本発明の詳細な説明する。

第１図において、１はシート搬送装置であり、この搬送
装置１の搬送路２（この搬送路２は一般に両面または多
重複写するシートＰの再給紙路に適用されるものである
。）に手前側へ直交して同一平面上に手差し搬送路３が
延設され、この搬送路３の右側端に前後方向のガイド３
ａが設けられ、これら搬送路２．３の少し上方に平行し
て、ガイド板４が設けられている。

また、搬送路２の手前側にシートＰの搬送規準線により
も少し奥側に手差さし搬送路３に直交して、前記ガイド
板４と搬送路２との中間の面において互いに圧接できる
複数の円筒状のローラ５とシートＰに対して摩擦係数が
低い材料で形成された複数のローラ６とが配設され、夫
々平行な軸５ａ、６ａに固着されていて、軸５ａは固設
された軸受に軸支され、軸６ａは上方に付勢されて軸支
されている。

また、軸５ａ端に一方向クラッチ７を有するギヤ８が軸
支され、軸６ａ端に一方向クラッチ９を有するギヤ１０
が軸支され、これらギヤ８．１０が互いに噛み合わされ
ている。更にギヤ８にモータ１１のビニオン１２が噛み
合わされている。更に軸５ａ、６ａの中間に一方向クラ
ッチ１３．１４が取付けられて、図示しないし固設部に
固定されている。そして、一方向クラッチ７は矢印Ｅ方
向へのみ回転を伝え、一方向クラッチ９は矢印Ｆ方向へ
のみ回転を伝え、一方向クラッチ１３は矢印Ｅと逆方向
への回転を阻止し、一方クラッチ１４は矢印Ｆと逆方向
への回転を阻止するようになっている。

また、前記ローラ対５．６に直交するローラ対１５．１
６が平行した軸１５ａ、１６ａに固設されていて、この
軸１５ａ、ｌｅａの奥側端に等大のギヤ１７．１８が取
付けられている。なお、前記ローラ対１５．１６は半月
状のローラで、搬送路２とガイド板４との中間面に対し
て対称に配設されている。

また、ギヤ１７にアイドルギヤ１９を介してギヤ２０が
噛み合わされており、このギヤ２０にアイトルギャ２１
を介してギヤ２２が噛み合わされており、前記ローラ対
１５．１６に続いてシートＰを搬送路２に沿って矢印Ｂ
方向に搬送するローラ対２３．２４が軸２３ａ、２４ａ
に固着されていて、この軸２３ａの奥側端に前記歯車２
２が固着されている。なお、ローラ対２３．２４が夫々
円筒状のローラで、手差し搬送路３の延長面よりも右側
に配設されている。

また、ローラ対５．６のニップ部Ｎより少し手前に、シ
ートＰに当接してフォトインタラプタ２５を遮断するセ
ンサレバー２６が設けられている。

次に、本実施例の作用を第１図及び第２図を参照して説
明する。

シートＰの右側端をガイド３ａに沿わせて、手差し搬送
路３上を矢印Ａ方向に手差しする。

このとき、ローラ６の円筒部が上方を向いて、第２図（
ａ）に示すように、ニップ部Ｎにてローラ５．６が圧接
してるので、手差しされたシートＰの先端がニップ部Ｎ
に突き当たる、するとセンサレバー２６がフォトインタ
ラプタ２５をオンし、この信号によりモータ１１が矢印
Ｃ方向に回転し、ビニオン１２、ギヤ８、一方クラッチ
７、軸５ａを介してローラ５が矢印Ｅ方向に回転して、
シートＰを第２図（ｂ）に示すように矢印入方向に搬送
する。

このとき、ギヤ１０は矢印Ｆの逆方向に回転するが、一
方向クラッチ９は軸６ａに回転を伝えない、またローラ
６はローラ５に連れ回りしようとするが一方クラッチ１
４により阻止される。即ち、シートＰはローラ６上を滑
りながら、ローラ５により矢印入方向に搬送される。ま
た、ローラ対１５．１６は互いに欠内部を対向させてい
て、シートＰの侵入を阻止しない。

ついで、シートＰの後端がセンサレバー２６を通過する
と、センサレバー２６がフォトインタラプタ２５をオフ
し、その信号によりモータ１１が停止した後に、矢印り
方向に逆転する。

このとき、一方クラッチ７は軸５ａに回転を伝えない、
そして、軸６ａ即ちローラ６は、ピニオン１２、ギヤ８
．１０、一方クラッチ９を介して第２図（ｃ）に示すよ
うに矢印Ｆ方向に回転する。

この際、ローラ５はローラ６により矢印Ｅ方向と逆方向
に連れ回りしようとするが、この回転を一方クラッチ１
４により阻止するから、シートＰはローラ５のｍｍ力に
より阻止され、シートＰの後端が搬送規準線に上に正確
に保持されている。

ついで、モータ１１は第２図（ｄ）に示すように、ロー
ラ６を矢印Ｆの方向に１８０度回紙回転停止する。この
ローラ６が矢印Ｆ方向に回転するときにローラ５を矢印
Ｅと逆方向に連れ回りさせようとするが、一方クラッチ
１３により阻止する。

ついで、モータ１１の停止の信号により、ギヤ２０の駆
動系２０ａが矢印Ｇ方向に回転して、ギヤ１７．２２を
矢印Ｇに回転し、ローラ対１５゜１６及び２３．２４を
矢印Ｇ方向に回転し、シートＰを矢印Ａに直交する矢印
Ｂ方向に、搬送路２上を搬送する。このとき、ローラ６
は第２図（ｄ）に示すように、搬送路２の下方にあり、
シートＰの矢印Ｂ方向への搬送を阻止しない。

シートＰの搬送が終了すると、ローラ６は再び１８０度
回紙回転、第２図（ａ）に示す、初期の状態にかえると
共に、ローラ対１５．１６もガイド板４と搬送路２との
間から姿を消す。

次に、他の実施例を第３図を参照して説明する。

第１図及び第２図で示す実施例のローラ６の代りに、軸
６ａに駒２７が取付けられ、この駒２７にコロ部材２８
が回転自在に取付けられていて、このコロ部材２８がロ
ーラ５に接触するようになっている。

かくすることによりシートＰが第３図（ａ）の状態、即
ちローラ５により矢印入方向に搬送されるときに、シー
トＰの裏面に接触するコロ部材２８は軸２８ａを中心と
して回転するので、シートＰはコロ部材２８に対して滑
ることなく、搬送抵抗が少なく、シートＰを更に円滑に
矢印入方向に搬送できる。

次に、更に他の実施例を第４図を参照して説明する。

第１図に示す実施例と同作用構成の部材には同符号を付
す、ギヤ８が軸５ａにばねクラッチを介して軸支され、
ギヤ８．１０の内側にラチェットホイール２９．３０が
軸５ａ、６ａに固着されている。又ラチェットホイール
２９．３０に係合する爪アーム３１．３２が設けられ、
この爪アーム３１．３２がソレノイド３３．３４のオン
オフによりラチェットホイール２９．３０に係脱するよ
うになっている。

かくすることにより、ソレノイド３３．３４とこのソレ
ノイド３３．３４によりラチェットホイール２９．３０
に係脱される爪アーム３１．３２か第１Ｉ２Ｉで述べた
主としてローラ５．６により起る連れ回りを止める一方
クラッチ１３．１４の代用をし、ギヤ８．１０と軸５ａ
、６ａとの間に介装されたばねクラッチが前記一方クラ
ッチ７．９の代用をする。なお、ラチェットホイール３
０に爪３０ａ、３０ｂが１８０度ごとに配設され他のプ
ロフィルが渦巻状であるので、前記爪アーム３２のアー
ムに弾性（撓わむが元に復元する）を与えると、ソレノ
イド３４を除いて、爪アーム３２の基端部を固設してお
いてもよい。

本実施例の作用、効果は前記第１図で述べた実施例と同
様である。

（ト）発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、前記第１のローラ
対の摩擦係数が低い他方のローラを一方の円筒状ローラ
に接触するように停止させ、前記シートを一方のローう
により他方のローラ上を滑らせて前記第１の方向へ搬送
するので、該シートを停止させるときには、所定の位置
に正確に停止でき、ついで、前記第２の方向に前記第２
のローラ対により前記シートを搬送できるため、該第２
の方向へ搬送する時に、搬送規準線上を該シートが搬送
される。この結果、本発明を例えば画像形成装置に適用
した場合に、画像形成時の画像位置の精度を向上できる
。

また、前記第１のローラ対の他方のローラが一部のロー
ラに接触する部分を回転自在の前記コロ部材にすること
によっては、前記シートが第１の方向へ円滑に搬送でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の全体を示す斜視図、第２図（
ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）　、　（ｄ）は各段階の
状態を示す作用説明図、第３図は（ａ）　、　（ｂ）は
他の実施例を示す側面図、第４図は更に他の実施例を示
す斜視図、第５図は従来の第１提案例を示す斜視図、第
６図は第２の提案例を示す斜視図、第７図は第６図の側
面図である。 １・・・シート搬送装置　　２・・・第１のローラ対５
ａ、６ａ・・・軸　　　７．１３，９．１４・・・回転
・停止の手段（一方クラッチ）　　　１５゜１６・・・
第２のローラ対　　　２７・・・駒　　　２８・・・コ
ロ部材　　　Ａ・・・第１の方向　　　Ｂ・・・第２の
方向　　　Ｐ・・・シート 第２図 （ａ） ６ （ｂ） ５ 第２ 図 （Ｃ） １’１ ６ （ｄ） 第３ 図 （ａ） ｂ （ｂ） ５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、同一平面に設けられた第１の方向へ搬送する第１の
   ローラ対と該第１の方向に直交する第２の方向へ搬送す
   る第２のローラ対とを有し、一方のローラ対がシートを
   搬送するときに、他方のローラ対が前記シートを阻害し
   ないように構成したシート搬送装置において、前記第１
   のローラ対の一方のローラが円筒 状に形成され、かつ回転・停止の手段を有する軸に取付
   けられ、他方のローラが前記シートに対して低い摩擦係
   数を有する材料で、前記一方のローラに接触しない部分
   を少なくとも１個有するように形成され、かつ回転切換
   自在の手段を有する軸に取付けられたことを特徴とする
   シート搬送装置。 ２、前記他方のローラが前記一方ローラに接触しない部
   分を有する駒と、前記一方のローラに回転自在に接触す
   るように該駒に取付けられたコロ部材とよりなる請求項
   １記載のシート搬送装置。