JP3560525B2 - 給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置の給紙装置に関し、さらに詳細には半月コロを用いたスタックバイパスや自動原稿供給装置等に好適な給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置に備えられたスタックバイパスや自動原稿供給装置等における給紙装置の1つのタイプとして半月コロを用いた給紙装置が知られている。該半月コロを用いた給紙装置は、半月コロを用いた給紙手段とトルクリミッター等を用いた分離手段とからなり、半月コロは通常半月コロの切りかかれた部分が下方に位置しており(第1図参照)、複数枚の用紙がセットできるようになっている。該用紙を給紙する際は、半月コロが1回転することで最上位の用紙を給紙するが、上から2枚目以降の用紙も同時に給紙してしまう所謂重送を防止するため、トルクリミッターが設けられた分離コロを半月コロと同一方向に回転させることによって、最上位の用紙と2枚目以降の用紙とがさばかれて最上位の用紙のみ給紙するようになっている。また、用紙がセットされていない状態で半月コロが回転したとき即ち無給紙状態が発生したときには前記分離コロが半月コロと従動するよう分離コロにはトルクリミッターが設けられ半月コロと反対方向に回転するようになっている。
【0003】
一般に上記のような構成をとっている半月コロタイプの給紙装置では、用紙を複数枚セットする場合や、セットされている用紙の上に更に用紙を継ぎ足す場合等、用紙が所定位置にセットされず、最上位から数枚の用紙が給紙部の更に奥に入ってしまい、適正に給紙できないという問題があった。
【0004】
これを解決する手段として、第3図に示すように半月コロ30の切り欠き部分30a近傍にピン33を支点にして回動可能に案内部材31を設け、該案内部材31の案内面31aが半月コロ30と分離コロ40との間の空間Kに位置するようになっており、案内部材31は突起32によって第3図で示す状態から時計回りには回転しないようになっているものが知られている。これによれば、用紙Pをセットする際には案内部材31の案内面31aに沿って用紙Pが所定位置にセットされるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような半月コロに案内部材を設けた給紙装置であっても、例えばオペレーターによっては適正にセットされているにもかかわらず、セットされている感触がなく、用紙を前後させながら用紙をさらに奥へ入れ様とすると案内部材が反時計方向に回動し、最上位からの数枚の用紙が給紙部よりも奥に入ってしまうという従来の問題を依然解決できていないケースも発生した。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、所定位置に正確にセットできる給紙装置を提供することを目的とする。
【0007】
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載の給紙装置は、装置本体と、装置本体に設けられ用紙を1枚ずつ給紙可能な給紙部と、用紙の先端が給紙部に位置するように該用紙の先端が挿入可能な給紙部開口と、給紙部開口に設けられ搬送されるべき複数の用紙を載置するための用紙載置台とからなり、該給紙部は、半月コロと、用紙載置台に用紙を載置した際に該用紙が適正な位置に案内されるよう該半月コロにピンを中心として回動自在に設けられた案内部材と、用紙の先端を給紙部開口に挿入する際に該案内部材が用紙搬送方向下流側に回転しないように設けられた突起と、該半月コロを回転させる駆動部からなる給紙手段と、用紙載置台上の用紙を給紙する際に最上位の用紙と2枚目の用紙を分離させる分離手段とで構成され、 用紙の先端を給紙部開口に挿入する際に該用紙の先端が適正に位置づけられるように該案内部材にストッパー部を設けたことを特徴とする給紙装置である。
【0008】
上記手段によれば、複数の用紙をセットする際、あるいは用紙を継ぎ足す場合に、オペレーターが給紙部の奥まで用紙を挿入しようとしても、案内部材のストッパー部にひっかかって給紙部の奥へ用紙をセットすることを防止でき適正な給紙が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1図は、半月コロを用いた一般的な画像形成装置である。装置本体としての画像形成装置1の上部に設けられた原稿載置台2に原稿を載置し、光学系3によって、静電潜像が感光体4に形成され、現像装置5によってトナー像が形成される。一方、給紙部開口に81に設けられた用紙載置台8に載置された用紙が給紙コロ6と分離コロ7によって、最上位の用紙のみが給紙され、レジストローラ対9によって、前記感光体4上のトナー像が用紙上に転写されるよう同期がとられて用紙搬送方向下流側に向かって搬送され、転写装置10によって感光体4上のトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙はさらに下流側に搬送され、定着装置11によって、トナー像が用紙に定着され、排出ローラ対12によって排紙トレイ13へ排紙される。
【0010】
第2図の(a)(b)を用いて本発明の詳細な構成について説明する。
【0011】
第2図を参照して、用紙搬送方向上流側から幅合わせ機構のついた用紙載置台21、給紙時に用紙先端を上方に移動させるリフト板22、給紙手段としての半月コロ60と分離手段としての分離コロ70が上下一対のローラとして構成され、さらに下流側には上下のガイド板61、71という配置構成になっている。分離コロ70は図示しないトルクリミッターに取り付けられている。
【0012】
該半月コロ60は図外の駆動手段から軸68を介して回転自在となっており、図外の制御手段によって1枚給紙するのに1回転するように制御されている。また、分離コロ70についても上記駆動手段からの駆動によって回転するようになっている。該半月コロ60は第2図(a)で示す状態が通常の位置で、該通常の位置では半月コロ60と分離コロ70とは非接触の状態であり、空間Kが形成されている。該半月コロ60の切り欠き面69近傍にピン65を中心として回動自在に、かつ案内面63を空間Kに位置させるようガイド部材62が取り付けられている。更に、案内面の用紙搬送方向の下流側には、ストッパー部64が設けられおり、また、ガイド部材62が第2図(a)に示す状態から時計方向に回転しないように突起66が設けられている。したがって、用紙Pをガイド部材62の案内面63に沿って用紙Pをセットし、用紙Pの先端がストッパー部64に当接し、さらに用紙Pを押してもガイド部材62が第2図(a)で示す状態から時計方向に回転しないようになっている。
【0013】
用紙載置台21の用紙搬送方向下流側にはリフト板22が設けられており、給紙する際には、図外の制御手段からの信号によって図外の昇降手段が作動し、セットされた用紙Pの先端が上昇し、第2図(b)で示す状態となる。23はセットされた用紙Pの先端が揃うように、リフト板22の搬送方向下流側で分離コロ70の搬送方向上流側に設けられた用紙先端当接部材である。半月コロ60及び分離コロ70の上下のローラ対の搬送方向下流側には、上下のガイド板61、71がそれぞれ設けられており、さらに下流側には、給紙手段で給紙された用紙を搬送方向下流側へ搬送するための図外の送りローラ対が設けられている。
【0014】
続いて、第2図(a)(b)を参照して、本発明における作用について説明する。第2図(a)は通常の状態であり、オペレータはこの状態のときに用紙Pをセットするようになっている。さらに詳細に説明すると、オペレータは用紙載置台21に用紙Pをセットするが、このときまず用紙先端はセットする用紙Pの最上位と最上位から数枚の用紙の先端がガイド部材62のガイド面63によって適正位置へ案内される。下方の用紙Pは用紙揃え部材23によって適性位置へセットされる。一方、最上位と最上位から数枚の用紙Pもガイド部材62のストッパ部64によって適性位置へセットされるので、オペレータが多少用紙を前後させてさらに奥に挿入しようとしても、用紙Pの先端はストッパー部64にひっかかってガイド部材62が反時計方向へ回転することはない。
【0015】
上記のとおり用紙載置台21へ適正にセットされた用紙Pは、用紙載置台21からの給紙命令があると、図外の制御手段によって、まずリフト板22の先端が上昇すべく図外の昇降手段が作動し、次いで半月コロ60が第2図(a)のAで示す方向へ1回転すると同時に分離コロ70も第2図(a)のBで示す方向へ回転するよう図外の駆動手段が作動する。これによって、用紙Pがさばかれて最上位の用紙Pのみが給紙されることとなる。第2図(b)は給紙途中を示した図で、半月コロ60が半回転したところを示している。ガイド部材62はピン65を中心にして自重で第2図(b)で示す状態となるが、ガイド部材62はこれ以上回動しないよう、回動阻止部材67によって、その回動が阻止されている。したがって、ガイド部材62は第2図(b)で示すD方向から通常の状態に復帰する。E方向からであれば突起66があるため通常の状態に復帰できないからである。
【0016】
また、用紙載置台21に用紙Pがない場合で、給紙動作を行った場合、即ち半月コロ60と分離コロ70が回転した場合、分離コロ70はトルクリミッターに取り付けられているため、半月コロ60のA方向の回転による分離コロ70へのトルクがかかり、分離コロ70は第2図(a)のCで示す方向に回転する。即ち、分離コロ70は半月コロ60と従動する。よって、半月コロ60の表面及び分離コロ70の表面への摩耗の心配はない。
【0017】
上記実施例は、スタックバイパスへの適用例について示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、原稿自動供給装置に適用させることも可能である。また、分離手段として分離コロをトルクリミッターに取り付けた例を示したが、これに限定されるものではなく、半月コロとの組み合わせで使用されている既に公知の分離手段であれば適用は可能である。
【0018】
【発明の効果】
上記のとおりであるので本発明によれば、複数の用紙をセットする際、あるいは用紙を継ぎ足す場合に、オペレーターが給紙部の奥まで用紙を挿入しようとしても、案内部材のストッパー部にひっかかって給紙部の奥へ用紙をセットすることを防止でき適正な給紙が可能となる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【第1図】一般的な画像形成装置の概略図
【第2図】(a)本発明における給紙装置を示す図(半月コロが通常の状態)、
(b)本発明における給紙装置を示す図(半月コロが半回転した状態)。
【第3図】従来の給紙装置を示す図。
【符号の説明】
21…用紙載置台
60…半月コロ
62…ガイド部材
63…案内面
64…ストッパー部
70…分離コロ
Claims (1)
- 装置本体と、装置本体に設けられ用紙を1枚ずつ給紙可能な給紙部と、用紙の先端が給紙部に位置するように該用紙の先端が挿入可能な給紙部開口と、給紙部開口に設けられ搬送されるべき複数の用紙を載置するための用紙載置台とからなり、
該給紙部は、半月コロと、用紙載置台に用紙を載置した際に該用紙が適正な位置に案内されるよう該半月コロにピンを中心として回動自在に設けられた案内部材と、用紙の先端を給紙部開口に挿入する際に該案内部材が用紙搬送方向下流側に回転しないように設けられた突起と、該半月コロを回転させる駆動部からなる給紙手段と、用紙載置台上の用紙を給紙する際に最上位の用紙と2枚目の用紙を分離させる分離手段とで構成され、
用紙の先端を給紙部開口に挿入する際に該用紙の先端が適正に位置づけられるように該案内部材にストッパー部を設けたことを特徴とする給紙装置。
Priority Applications (1)
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JP37129199A JP3560525B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP37129199A JP3560525B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 給紙装置 |
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JP2001180832A JP2001180832A (ja) | 2001-07-03 |
JP3560525B2 true JP3560525B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37129199A Expired - Fee Related JP3560525B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3560525B2 (ja) |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP37129199A patent/JP3560525B2/ja not_active Expired - Fee Related
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