JPH0211385Y2 - - Google Patents

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JPH0211385Y2
JPH0211385Y2 JP1984132951U JP13295184U JPH0211385Y2 JP H0211385 Y2 JPH0211385 Y2 JP H0211385Y2 JP 1984132951 U JP1984132951 U JP 1984132951U JP 13295184 U JP13295184 U JP 13295184U JP H0211385 Y2 JPH0211385 Y2 JP H0211385Y2
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sheet
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は自動原稿送り装置,複写機,印刷機等
のシート送り装置において、シート送り開始時の
シート送り量を調節する装置に関するものであ
る。
「従来技術」 続いて第5図以下の添付図面を参照して本考案
の背景について自動原稿送り装置を例示して説明
する。
第5図において複写機全体は1で示され、原稿
を載置する為の透明板等よりなる原稿台2と、該
原稿台2の上部に設けられ全体を3で示される自
動原稿送り装置と、カバー4内に内蔵され第5図
における左右方向に移動して倍率を変化させるレ
ンズ5と、上記原稿台2に沿つて移動する光源及
びミラーよりなる露光走査手段6と、この露光走
査手段6によつて原稿面が露光走査されることに
より、レンズ5を通過した原稿像を静電潜像化さ
せる感光ドラム7と、この感光ドラム7の表面に
生じた静電潜像にトナーを施してトナー像に現像
する現像装置8と、複数の給紙カセツト9a,9
,…よりなる給紙部9と、該給紙部9から取り
出した複写紙を前記感光ドラム7の表面を経て排
紙トレー10へ搬送する搬送経路11と、トナー
像が転写され感光ドラム7から剥離された複写紙
を加熱してトナー像を複写紙上に定着させる熱ロ
ーラ15,押圧ローラ16等よりなる定着装置1
4等を有して構成されている。
一方前記自動原稿送り装置3は、図に示す如く
全体的に一連のカバー17によつてその上面が覆
われ、このカバー17に取り付けた図示せぬヒン
ジ構造等によつて複写機1の原稿台2上に揺動自
在に取り付けられ、この開閉動作により原稿台2
上に載置した原稿の手動による給紙及び排紙を行
うことができる。上記カバー17内に水平方向に
設けたベルト駆動ローラ18と、このベルト駆動
ローラ18に対して矢印19で示す原稿送り方向
下流側に配設された従動ローラ20との間には、
幅広で白色の原稿搬送用ベルト21が張着されて
おり、その中間部にはこの原稿搬送用ベルト21
を原稿台2に押し付ける複数の押圧ローラ22が
取り付けられている。
上記ベルト駆動ローラ18よりも原稿送り方向
に対して上流側には、レジストローラ23,原稿
送りローラ24a及び原稿送り開始ローラ25が
この順番に設けられており、レジストローラ23
は原稿をニツプして送り出す上下一対のローラよ
りなり、原稿送りローラ24aから送り出されて
くる原稿を一旦停止させて原稿の整列を行つた
後、原稿を原稿搬送用ベルト21の方向へ送り出
すローラである。又原稿送りローラ24aはその
外周の一部が円弧状の切欠き部24′をなし原稿
の送り方向へ回転するもので、その下部に原稿送
り方向とは逆方向へ回転する切り欠きのない重送
防止ローラ24bが設けられており、両者の間で
重送された原稿の分離を行つて単一枚の原稿のみ
の送りと整列の役目を果たすものである。原稿送
り開始ローラ25は、図に実線で示す位置から2
点鎖線で示す位置まで上下に揺動し、原稿トレー
26上に載置された原稿Dを原稿送りローラ24
の方向へ搬送する為のものである。
更に原稿搬送用ベルト21の下流側には、原稿
露光の終了後原稿搬送用ベルト21によつて送り
出されてきた原稿を180度反転させて、前記カバ
ー17上へ排出するためのガイド板27、及び排
出ローラ29a,29bが配設されている。
次に上記原稿送りローラ24a,重送防止ロー
ラ24b及び原稿送り開始ローラ25等よりなる
原稿送り開始機構24について第6図〜第8図を
参照して説明する。
第6図に示す如く前記原稿送りローラ24aは、
軸30に複数同軸に取り付けられ、該軸30には
揺動自在のレバー31が取り付けられ、このレバ
ー31の先端には前記軸30に平行で回転自在の
軸32が取り付けられ、該軸32に前記原稿送り
開始ローラ25が同軸に固着されている。また前
記レバー31の先端には原稿送り開始ローラ25
を原稿D上に自重により押圧する為のウエイト3
3が固着されている。前記軸30と32にはそれ
ぞれ歯付きプーリ34と35が取り付けられ、歯
付きベルト36により連結されている。更に前記
軸30はこれと平行の軸37と歯車38,39,
40により等速回転するように連結されており、
該軸37には前記レバー31の一端に形成した切
欠き31aに始動位置において係合する一対のカ
ム41が取り付けられていて、上記レバー31を
該カム41により揺動させて上記原稿送り開始ロ
ーラ25の上記原稿Dに対する接触・離間を行つ
ている。尚重送防止ローラ24bは前記軸30の
下方にあつて、これと平行の軸42に同軸に固着
されており、上記各軸30及び42はモータ(不
図示)に連結されたクラツチCLにより回転され
る歯車44,46,56等よりなる駆動部43に
より同期して回転するように構成されている。
従つてこのような自動原稿送り装置3によつて
原稿送りを連続して行う場合、通常まず自動原稿
送り装置3側の駆動源である駆動源モータ(不図
示)が駆動されカム41が回転してレバー31の
一端に形成した切欠き31aからカム41がはず
れ、原稿送り開始ローラ25が下降して原稿Dに
押し付けられると共に、更に原稿送り開始ローラ
25,原稿送りローラ24a,重送防止ローラ2
bがそれぞれ回転する。原稿トレイ26上に積
載された原稿Dは原稿送り開始ローラ25の回転
により原稿送りローラ24aの方向へ送り出され、
原稿送りローラ24aと重送防止ローラ24bの間
へ差し込まれて行く。ここで原稿送りローラ24
は矢印a(第7図)で示す方向に回転しているた
め最上層の原稿D1はレジストローラ23の方向
へ送り出される。一方最上層より下層の原稿D2
は第7図示の如く矢印bの方向へ回転する重送防
止ローラ24bと接触してその送り出しが阻止さ
れる。
こうして積載された原稿D内の最上層の原稿
D1のみが送り出されて行き、停止している一対
のレジストローラ23のニツプ点に差し込まれ原
稿の整列が行われる。原稿送りローラ24aは一
回転した位置で再度停止させられ、続いてレジス
トローラ23が回転し始めてニツプ点に差し込ま
れた原稿を原稿搬送用ベルト21の方向に送り、
原稿Dを原稿搬送用ベルト21と原稿台2との間
に挟まれた状態で原稿搬送用ベルト21によつて
所定の複写位置まで搬送し、その位置で複写作業
をおこなう。
「従来技術の問題点」 上記のようにして最上層の原稿D1は、原稿送
り開始ローラ25と原稿送りローラ24aの回転
による運び作用によつてレジストローラ23の方
向へ送り出されるものであるが、これらのローラ
による原稿D1に対する送り出し量は、原稿D1
レジストローラ23のニツプ点に差し込まれるよ
うに十分な量でなければならない。従つて厚手の
原稿や腰の強い原稿を送り出す場合には原稿送り
開始ローラ25及び原稿送りローラ24aが十分
に長い時間回転して、原稿D1をレジストローラ
23のニツプ点に正確に差し込むことに越したこ
とはないが、原稿が薄手のものであつたり、腰の
弱い場合にはあまり長時間に渡つて原稿送り開始
ローラ25及び原稿送りローラ24aのよる送り
出し力を原稿に作用させると、送り出された原稿
の先端部分がレジストローラ23のニツプ点と原
稿送りローラ24aとの間で折れ曲がつてしまい
そのままでレジストローラ23を始動すると、原
稿にしわがよつたり、ジヤムを生じたりするとい
う不都合が発生する。
このような不都合、欠点は上記自動原稿送り装
置のみでなく、複写機,フアクシミリ,印刷機等
のシート送り部について同様に発生する。
「考案の目的」 本考案は上記したような送り出されるシートの
性状に対応して、シートの送り量を調節可能とな
し、これにより特に薄手の原稿等が余分に送られ
てしわの発生やジヤムの原因となるような不都合
を回避することを目的とするものである。
「考案の構成」 上記目的を達成するために、本考案が採用する
主たる手段は、待機状態にあるシートに対して接
触又は離間するシート送り開始ローラが揺動自在
なレバーに取り付けられ、該レバーをカムにより
揺動させて上記シートに対する接触・離間を行わ
せるシート送り装置において、上記カムが中心角
の異なる複数の円弧状作用面を具備してなり、該
カムを摺動させて上記レバーに当接するカムの作
用面を切り換えることにより、上記シート送り開
始ローラのシートに対する接触時間を調整可能と
し、シート送り開始時のシート送り量を調整可能
となした点であり、原稿等のシートの送り出し力
を決定するシート送り開始ローラとシート送りロ
ーラの内のシート送り開始ローラのシートに対す
る接触時間をシートの腰の強さに対応して調整
し、シート先端の折れ曲がりを防止するものであ
る。
「実施例」 続いて第1図乃至第4図の添付図面を参照して
本考案を自動原稿送り装置に適用した実施例に付
き説明し、本考案の理解に供する。ここに第1図
は本考案の一実施例にかかる原稿送り量調節装置
を設けた自動原稿送り装置の原稿送り開始機構部
分を示す側断面図、第2図は同原稿送り開始機構
の要部を示す斜視図、第3図は同原稿送り開始機
構における原稿停止機構を示すもので、第3図a
は第1図におけるA−A矢視図、第3図bは第3
図aにおけるB矢視図、第4図は上記実施例に係
る原稿送り量調節装置の作動を示す概略側面図で
ある。なお第5図以下に示した構成要素と共通の
要素には同一の符号を使用して説明する。
第1図及び第2図に示した如く、この実施例で
は扇型カム41が扇型の角度の小さい部分、即ち
小円弧部分41aと、角度の大きい大円弧部分4
bとを軸37の方向に接合した構造(中心角の
異なる複数の円弧状作用面を具備した構造)とな
つている。但しレバー31の切欠き31aと係合
する先端部分については、小円弧部分41a,大
円弧部分41bとで共通であるが、大円弧部分4
bは、扇型の円弧の長さが長いため小円弧部分
41aと較べて軸37の回転によりレバー31の
先端部側面に対して早期に接触し、レバー31を
小円弧部分41aよりも早く持ち上げることがで
きる。その結果原稿送り開始ローラ25が積載さ
れた原稿Dから、早期に離れてそれ以後は原稿の
送りに寄与しなくなるのである。
そしてこの実施例では、上記カム41を有する
軸37がその軸方向に摺動可能に支承され、該軸
37を摺動することにより上記カム41が摺動す
るようになつている。なお57は軸37に設けた
溝58又は59と係合して軸37をその摺動方向
に位置決めするための板バネ等よりなる係止部材
で、図示の如く係止部材57が溝58と係合した
状態では、カム41の大円弧部分41bがレバー
31の先端と干渉し、軸37を摺動させて係止部
材57が溝59と係合する状態では、レバー31
の先端が小円弧部分41aと干渉するように、上
記レバー31と、これに当接する上記カム41の
作用面が切り換え可能に構成されている。
従つてオペレータは、給紙する原稿が薄い場合
には、軸37を係止部材57が溝58と係合する
まで摺動させる。これにより、軸37が回転して
レバー31からカム41が外れると、レバー31
が軸30を中心に揺動し、原稿送り開始ローラ2
5が原稿Dに当接すると共に、原稿送り開始ロー
ラ25及び原稿送りローラ24aが回転し始め、
最上層の原稿D1のみがレジストローラ23の方
向へ送り出される。そして軸37が更に回転し
て、やがて大円弧部分41bの端部がレバー31
の先端に当接してレバー31及び、これに設けた
原稿送り開始ローラ25を持ち上げ、原稿送り開
始ローラ25を原稿Dから離間させる。
次に軸37を係止部材57が溝59と係合する
まで摺動させた状態での原稿送り開始操作を第4
図a乃至cを用いて更に詳しく説明する。
前記のように軸37が回動して、カム41がレ
バー31の先端に設けた切欠き31aから離れる
と、第4図aに示す如く、レバー31が軸30の
まわりに回動し、原稿送り開始ローラ25が原稿
Dの上面に接触する。この状態で、原稿送り開始
ローラ25と原稿送りローラ24aとが回転する
ことにより前記した如く、最上層の原稿D1のみ
が原稿送りローラ24aと重送防止ローラ24b
の間を通つてレジストローラ23の方向へ送り出
されて行く。更に軸37が回転していくと、やが
て小円弧部分41aの端面が第4図bに示す如く
レバー31の先端部側面に当接し、レバー31が
軸30を中心として持ち上げられる。この時前記
したようにレバー31の先端は、大円弧部分41
から外れているので、大円弧部分41bとの干渉
はなく、従つて大円弧部分41bによつて持ち上
げられるよりも幾分遅れてレバー31が小円弧部
分31aとの接触により持ち上げられていく。軸
37が第4図bに示した状態から更に回転してい
くと、やがてカム41の後端部がレバー31の切
欠き31aに嵌り込み、軸30の回転が停止し、
第4図cに示す如く原稿の先端がレジストローラ
23のニツプ部へ差し込まれ、原稿送り開始ロー
ラ25が原稿から離間した状態で、つぎの原稿送
りに備える。
このように軸37をその軸方向の適当な位置に
セツトすることにより、原稿送り開始ローラ25
が、原稿から離れる時間を適当に調整することが
でき、原稿の厚さが薄い場合には早く、厚い場合
には原稿から遅く離れるように調整して原稿の折
れ曲がりを防止しつつ、原稿をレジストローラに
十分に差し込むことができる。
次に原稿を原稿トレー上に載置する上での原稿
送りローラ24aへの原稿の差し込みすぎを防止
する原稿停止機構について説明する。第1図及び
第3図に示す如く、原稿送りローラ24aの回転
中心をなす軸30の少なくとも2つの位置に切欠
き60が形成され、各切欠き60には、それぞれ
ブラケツト61が固定され、ブラケツト61に取
り付けたピン62に係止片63が夫々揺動自在に
係着されている。この係止片63の長さは、第3
図bに示す如く原稿送りローラ24aが、次の原
稿の送り開始位置まで回動した時に、係止片63
の先端が原稿の下面を案内するガイド板64の上
面に当接するような長さに設定される。但しこの
係止片63は、第3図bに示すような状態で重送
防止ローラ24bに当接するようにその長さ及び
取付場所を調節しても、また上記ガイド板64の
上面に部分的な凹陥部65又は開口を形成し、第
3図bに示す送り開始状態で係止片63の先端
が、上記凹陥部65又は開口内に嵌入するような
長さに設定してもよい。上記のように凹陥部65
又は開口を形成して、その内部に係止片63の先
端を嵌入する如くなすことによつて原稿が係止片
63を押し上げて、それ以上原稿送りローラ24
と重送防止ローラ24bとの間に差し込まれるよ
うな不都合が完全に回避される。
またピン62の側部に当り66を設けておき、
揺動する係止片63がこの当りに邪魔されて、あ
る一定以上、第3図bに示す時計方向に回動しな
いようにしておくことが望ましい。この当り66
によつて軸30が回転してきた時に、係止片63
が自重により回動し、ガイド板64や凹陥部65
に衝突して、その部分が摩耗したり、係止片63
が原稿に当たつて原稿が損傷するような不都合が
回避される。
次に第1図及び第4図を用いて上記係止片63
による原稿停止作用に付き説明する。
第1図に示すように新たな原稿を装着する準備
状態においては、切欠き24′が重送防止ローラ
24bと対向しており、カム41の先端がレバー
31の切欠き31aに係合し、レバー31及び原
稿送り開始ローラ25が第1図に示す如く持ち上
げられた状態となつている。この状態でオペレー
タは原稿Dを実線で示す位置から2点鎖線で示す
位置まで差し込むわけであるが、オペレータにと
つて原稿Dがどこまで差し込まれたかは、原稿送
り開始ローラ25などを保護するカバー67等の
存在により明確に確認するこができない。そのた
め、オペレータは原稿をできるだけ奥まで差し込
むことになるが、この状態では係止片63の先端
がガイド板64の上面に当接し、原稿Dがそれ以
上原稿送りローラ24aの方向へ差し込まれるの
を阻止している。
従つて、オペレータは、原稿Dの先端が係止片
63に当接することにより、それ以上原稿を差し
込むことができないことを感知することができ、
原稿送り開始時における原稿の差し込みすぎによ
るジヤムの発生等を防止することができる。
この状態で、原稿送り操作が開始されると、第
4図aに示すように軸37が回転して、レバー3
1がカム41から外れ、原稿送り開始ローラ25
が原稿Dに当接するまで下降する。また軸37の
回転と同時に原稿送り開始ローラ25及び原稿送
りローラ24aが回転しはじめ、最上層の原稿D1
が原稿送りローラ24aの方向へ送り出される。
この時軸30が回転するが、この軸30に設けら
れた係止片63は、図に示す反時計方向には一定
の角度まで自由に回動することができるので、そ
の先端がガイド板64の上面を滑つて移動してい
く。そしてこの原稿送りローラ24aの回転によ
り最上層の原稿D1が、第4図bに示す如くレジ
ストローラ23の方向へ送り出されていくが、係
止片63は、ある一定角度以上回動できないので
同図bに示す如く、あるところから軸30と一体
化して回動し、更にある角度範囲を過ぎると係止
片は自重によつてピン62のまわりに当り66と
当接するまで回動し、更に軸30が回転すること
により、やがて現に送り出されつつある最上層の
原稿D1の上面に同図cに示す如く接触すると共
に原稿D1の先端が停止しているレジストローラ
23のニツプ部へ差し込まれていく。係止片63
は通常軽量のプラスチツク材料等によつて構成さ
れているため、原稿D1上に係止片63が乗つて
も、原稿D1の搬送に支障をきたすことはない。
この状態でそれまで停止していたレジストローラ
23が回転し、最上層の原稿D1が複写位置へと
搬送されていくと、係止片63は再びガイド板6
4に当接する位置まで回動し、第1図に示した状
態に復帰する。
また上記実施例では、原稿送りローラとして切
欠き24′を有するものについて説明した。この
ような切欠きを有さない原稿送り開始ローラにつ
いても本考案は当然適用される。但し上記のよう
な切欠き24′を有する原稿送りローラの場合に
は、特に原稿を必要以上に送り込みすぎるため、
本考案の有効性が十分に発揮される。
更に上記実施例は自動原稿送り装置についての
適用例であるが、本考案はその他、複写機のコピ
ー用紙の送り部分やフアクシミリ,印刷機,その
他の紙,プラスチツクシート等を送り出す種々の
装置に適用可能である。
「考案の効果」 本考案は以上述べたように、待機状態にあるシ
ートに対して接触又は離間するシート送り開始ロ
ーラが揺動自在なレバーに取り付けられ、該レバ
ーをカムにより揺動させて上記シートに対する接
触・離間を行わせるシート送り装置において、上
記カムが中心角の異なる複数の円弧状作用面を具
備してなり、該カムを摺動させて上記レバーに当
接するカムの作用面を切り換えることにより、上
記シート送り開始ローラのシートに対する接触時
間を調整可能とし、シート送り開始時のシート送
り量を調整可能となしたシート送り装置のシート
送り量調節装置であるから、原稿等のシートの厚
い,薄い等の性状に合わせてシート送り開始ロー
ラのシートに対する接触時間を調整することがで
き、シートの送り過ぎによるシート先端の折れ曲
がり等の不都合を解消することに成功したもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかるシート送り
量調節装置を設けた自動原稿送り装置の原稿送り
開始機構部分を示す側断面図、第2図は同原稿送
り開始機構の要部を示す斜視図、第3図は同原稿
送り開始機構における原稿停止機構を示すもの
で、第3図aは第1図におけるA−A矢視図、第
3図bは第3図aにおけるB矢視図、第4図は上
記実施例に係る原稿送り量調節装置の作動を示す
概略側面図、第5図は従来の自動原稿送り装置を
有する複写機全体の概略正断面図、第6図は同自
動原稿送り装置の原稿送り開始機構部分を示す正
断面図、第7図は第6図における原稿送りローラ
及び重送防止ローラ部分の概略構成を示す正面
図、第8図は第6図に示した原稿送り開始機構の
全体的概要を示す斜視図である。 符号の説明、D……原稿、25……原稿送り開
始ローラ(シート送り開始ローラ)、3……自動
原稿送り装置(シート送り装置)、41……カム、
41a……小円弧部分、41b……大円弧部分、3
1……レバー、37……軸、60……切欠き、6
1……ブラケツト、62……ピン、63……係止
片、64……ガイド板、66……当り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 待機状態にあるシートに対して接触又は離間す
    るシート送り開始ローラが揺動自在なレバーに取
    り付けられ、該レバーをカムにより揺動させて上
    記シートに対する接触・離間を行わせるシート送
    り装置において、上記カムが中心角の異なる複数
    の円弧状作用面を具備してなり、該カムを摺動さ
    せて上記レバーに当接するカムの作用面を切り換
    えることにより、上記シート送り開始ローラのシ
    ートに対する接触時間を調整可能とし、シート送
    り開始時のシート送り量を調整可能となしたシー
    ト送り装置のシート送り量調節装置。
JP13295184U 1984-08-31 1984-08-31 シ−ト送り装置のシ−ト送り量調節装置 Granted JPS6146944U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13295184U JPS6146944U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 シ−ト送り装置のシ−ト送り量調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13295184U JPS6146944U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 シ−ト送り装置のシ−ト送り量調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6146944U JPS6146944U (ja) 1986-03-28
JPH0211385Y2 true JPH0211385Y2 (ja) 1990-03-22

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ID=30691505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13295184U Granted JPS6146944U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 シ−ト送り装置のシ−ト送り量調節装置

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Country Link
JP (1) JPS6146944U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414825A (en) * 1977-07-04 1979-02-03 Eru See Hee Maarunberugu Bv Educational instrument
JPS5535708A (en) * 1978-08-30 1980-03-12 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Load collapse detector

Patent Citations (2)

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JPS5535708A (en) * 1978-08-30 1980-03-12 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Load collapse detector

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6146944U (ja) 1986-03-28

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