JP2841771B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、用紙搬送時における用紙のスキューと重送
を防止可能とする用紙搬送装置に関し、特には用紙のス
キューと重送を簡単な機構で防止する用紙搬送装置に関
するものである。
[従来技術] 従来、プリンタ等に内蔵または装着される用紙搬送装
置では、用紙搬送時に生じる用紙のスキュー及び重送
(複数枚の用紙を同時に搬送してしまうこと)を防止す
るために、スキュー防止機構及び重送防止機構がそれぞ
れ別々に備えられていた。
例えば、スキュー防止機構としては、用紙載置台に設
けられた用紙の両側端をガイドする案内部材があり、用
紙は搬送時にこの案内部材により用紙両側端が平行に案
内され、用紙は傾くことなく搬送方向へ送られるように
なっていた。また、重送防止機構としては、重送防止用
のローラが専用に設けられると共に、そのローラを回転
駆動するための専用の重送防止モータが備えられてお
り、その重送防止モータは所定のタイミングで搬送方向
とは逆方向にローラを回させることにより、重送された
用紙を元に戻すように駆動されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述したように、スキュー防止機構と
重送防止機構を別々に備えると、製造上の機構が複雑に
なると共に、組付けパーツも増加し、製造コストが高く
なる問題があった。さらに、従来のスキュー防止機構で
はオペレータが用紙サイズにより案内部材を調節設定し
ていたので、オペレータが用紙の両側端に対して案内部
材を正確に設定しないと、用紙は容易に傾いて搬送され
てしまう問題点もあった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたも
のであり、簡単な構成で、用紙スキューと重送を防止す
ることができる用紙搬送装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本発明の用紙搬送装置は、
正逆回転可能な1個のモータと、用紙搬送方向上流側に
配設され、前記モータの正逆回転に伴い用紙搬送方向ま
たはその逆方向に回転駆動される第1搬送ローラと、そ
の第1搬送ローラよりも用紙搬送方向下流側に配設さ
れ、前記モータの正逆回転に伴い常に第1搬送ローラと
は逆方向に回転駆動される第2搬送ローラと、前記第1
搬送ローラに接する第1ピンチローラと、前記第2搬送
ローラに接する第2ピンチローラと、前記第1搬送ロー
ラと第2搬送ローラとの間に配設され、用紙搬送方向に
沿って搬送される用紙の先端を検出する用紙端検出手段
と、前記モータと前記第1搬送ローラとの間に配設さ
れ、伝達される回動力の負荷が所定以上となったときに
すべるよう構成されたスリップクラッチと、前記用紙端
検出手段により用紙の先端が検出されるまで及びその後
用紙の先端が第2搬送ローラと第2ピンチローラとの接
点に十分に到達するのに要する所定時間を経過するまで
前記モータを正回転させ、その所定時間経過後モータを
逆回転させるモータ制御手段とを備えている。
[作用] 上記の構成を有する本発明の用紙搬送装置はモータが
正回転すると、第1搬送ローラは用紙搬送方向に回転
し、第2搬送ローラは、モータの正回転により用紙搬送
方向とは逆方向に回転する。第1搬送ローラが用紙を搬
送すると、用紙は第2搬送ローラ方向へ搬送されるが、
用紙端検出手段が、用紙端を検出すると、モータ制御手
段は、モータを所定量正回転させ、その後、モータを逆
方向に逆回転させる。第1搬送ローラは、このモータの
逆回転時に、用紙搬送方向とは逆方向へ回転しようとす
るが、第2搬送ローラと第2ピンチローラとの挾持によ
り用紙が搬送方向に送られているときには、スリップク
ラッチの作用により、第1搬送ローラは用紙搬送方向へ
回転する。しかし、第2搬送ローラの所まで、用紙が複
数枚重送された場合には、第2搬送ローラは、重ねられ
た用紙の一枚を反用紙搬送方向とは逆方向へ送り戻す。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を第1図より第4
図を用いて説明する。
第1図及び第2図(1),(2)に示されるものは、
本発明の主要部の機構であり、図中1は第1搬送ローラ
である。3は第1搬送ローラ1と平行に配置された第2
搬送ローラであり、第1搬送ローラ1及び第2搬送ロー
ラ3上には、第1ピンチローラ5と第2ピンチローラ7
がそれぞれ配置されており、この第1ピンチローラ5と
第2ピンチローラ7は保持部9により回動可能に保持さ
れている。そして、第1及び第2ピンチローラ5,7は保
持部9が図示しない押圧部材により第1図下方へ押圧さ
れることにより、第1及び第2搬送ローラ1,3上にそれ
ぞれ回動可能に圧接されている。
また、第1搬送ローラ1の回転軸11上の一端には、ス
リップクラッチ13を有したギア15が設けられており、第
1搬送ローラ1の近傍に配設されたモータ16の回動力が
第1搬送ローラ1へ伝達されるようになっている。しか
し、ギア15と一体となったスプリングクラッチ13は、伝
達する回動力の負荷が所定以上になったときにすべるよ
う構成されているので、このときには回動力が伝達され
ないように働く。このため、モータ16の回動力は、所定
の負荷以上の負荷がクラッチ13にかかったときには、第
1搬送ローラ1へ伝達されないようになっている。尚、
この負荷が所定以上になったときとは、具体的には、第
2搬送ローラの回転により用紙を搬送方向に引っ張る力
が、第1搬送ローラの回転により用紙を逆方向に引っ張
る力と同等以上になったときである。尚、この様なスリ
ップクラッチ13には、例えば特開昭55−21183号に示さ
れたものがある。第2搬送ローラ3の回転軸17の一端に
は、第1搬送ローラ1のギア15と係合するギア19が固着
されており、このギア19にモータからの回動力がギア15
を介して伝達されることにより、第2搬送ローラ3は回
動される。このため、第1搬送ローラ1と第2搬送ロー
ラ3の回転方向は、第1図の矢印が示す様に反対方向と
なる。また、モータ16の回転は、正回転方向と逆回転方
向に切換可能であり、第1搬送ローラ1と第2搬送ロー
ラ3の回転は、モータ16の回転方向の切換えにより、そ
れぞれの回転方向へ回転が切換えられる。
第1搬送ローラ1と第2搬送ローラ3との間には、検
出器21が備えられ、第1搬送ローラ1により第1搬送ロ
ーラ1から第2搬送ローラ3へ搬送される用紙23の先端
部が検出器21に検出されるようになっている。
次に、用紙搬送装置の動作を制御する制御部の構成を
第3図により説明すると、25は、CPUであり、CPU25に
は、ROM27、モータ16、検出器21が接続されている。CPU
25は、ROM27に記憶された制御プログラムによりその動
作が制御され、モータ16及び検出器21は、CPU25の指令
に従って動作する。
ここで、第4図を用いて用紙搬送装置の動作を説明す
ると、まず、モータ16が正回転方向に回転すると、第1
搬送ローラ1及び第2搬送ローラ3は、第4図(1)の
矢印が示す方向に回転する。このとき用紙23は、第1搬
送ローラ1の回転により、第2搬送ローラ3方向へ送ら
れる。そして用紙23の先端部29が検出器21の位置まで送
られ、その先端部29が検出器21により検出されると、用
紙23は、さらに、制御部により用紙の先端部29が第2搬
送ローラ3と第2ピンチローラ7との接点31に十分に到
達するのに要する所定時間を経過するまで送られる(第
4図(2)参照)。このとき、用紙先端部29は、用紙23
自身の撓みによる弾性力により、接点31に沿って押圧さ
れる。このため、用紙先端部29は、用紙幅方向において
その接点31により形成された搬送方向に対し垂直となる
ラインに沿って平行に合せられる。
従って、用紙23は、その幅方向において、先端部29が
常に搬送方向に対して垂直となるように補正されるの
で、用紙23は傾くことなく、第2搬送ローラ3と第2ピ
ンチローラ7に挾持されて送られ、用紙スキューを防止
することができる。
次に、第2搬送ローラ3による用紙23の搬送について
であるが、用紙23は、モータ16が逆回転し、第4図
(3)に示す方向に第2搬送ローラが回転することによ
り搬送される。このとき、用紙23が第1搬送ローラ1に
より一枚のみ搬送された場合には、第1搬送ローラ1は
モータ16からの回動力が用紙23を戻す方向であるにもか
かわらず、前述のスリップクラッチ13の作用により、第
2搬送ローラ3と同一方向に回転する(第4図(3)参
照)。しかし、第1搬送ローラ1により、用紙23が二枚
重送された場合には、最下位の用紙33は、その上に重な
った用紙に対してすべり、モータ16による回動力が第1
搬送ローラ1へ伝達され、用紙33は、第1搬送ローラ1
の回転により、搬送方向とは逆方向へ戻される。
このため、用紙は、重送されることなく、搬送するこ
とができ、用紙の重送が防止される。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれ
ば、用紙スキューと重送を簡単な機構で防止することが
でき、製造コストを下げることができる。また、従来の
用紙搬送装置に備えられていた案内部材によるスキュー
防止機構を必要としないので、従来のスキュー防止にお
ける不具合を解決でき、製造コストを下げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第1図は本発明の用紙搬送装置を示す斜視
図、第2図(1)は第1図の用紙搬送装置の上面図、第
2図(2)は用紙搬送装置の側面図、第3図は制御部の
ブロック図、第4図(1)から(4)は用紙搬送装置の
動作を説明する側面図である。 図中、1は第1搬送ローラ、3は第2搬送ローラ、5は
第1ピンチローラ、7は第2ピンチローラ、13はスリッ
プクラッチ、16はモータ、25は用紙である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆回転可能な1個のモータと、 用紙搬送方向上流側に配設され、前記モータの正逆回転
    に伴い用紙搬送方向またはその逆方向に回転駆動される
    第1搬送ローラと、 その第1搬送ローラよりも用紙搬送方向下流側に配設さ
    れ、前記モータの正逆回転に伴い常に第1搬送ローラと
    は逆方向に回転駆動される第2搬送ローラと、 前記第1搬送ローラに接する第1ピンチローラと、 前記第2搬送ローラに接する第2ピンチローラと、 前記第1搬送ローラと第2搬送ローラとの間に配設さ
    れ、用紙搬送方向に沿って搬送される用紙の先端を検出
    する用紙端検出手段と、 前記モータと前記第1搬送ローラとの間に配設され、伝
    達される回動力の負荷が所定以上となったときにすべる
    よう構成されたスリップクラッチと、 前記用紙端検出手段により用紙の先端が検出されるまで
    及びその後用紙の先端が第2搬送ローラと第2ピンチロ
    ーラとの接点に十分に到達するのに要する所定時間を経
    過するまで前記モータを正回転させ、その所定時間経過
    後モータを逆回転させるモータ制御手段と を備えたことを特徴とする用紙搬送装置。
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