JP4950158B2 - 紙搬送装置及びそれに使用される遅滞ローラ組 - Google Patents

紙搬送装置及びそれに使用される遅滞ローラ組 Download PDF

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Description

本発明は、紙搬送装置及びそれに使用される遅滞ローラ組に関し、特に、搬送中の紙を一時遅滞させ、搬送方向からずれて一側に偏った紙を姿勢矯正することができる紙搬送装置、及び、該紙搬送装置の紙搬送路を構成した複数のローラ組に組み込まれて搬送中の紙を一時遅滞させる遅滞ローラ組に関する。
現在の事務機械、例えばコピーマシンやコンピュータ用のプリンター、スキャナーなどは、すべて紙を自動的に搬送する紙搬送装置を備えている。これらの紙搬送装置は、通常、紙搬送路をなしているローラ群と、モータが組み込まれる上、該モータの駆動力を前記ローラ群に伝えるように構成されている歯車列との連動関係で、紙を取り入れ、そして、機械における露光や、感光、定着などの機構を通り掛かって所定の処理を受けるように搬送してから送り出すものであるが、使用されて以来、いつも搬送中の紙が搬送方向からずれて一側に偏って(スキュー現象と呼ばれる)紙詰まりを起こす事例が頻発し、特に、搬送の高速化が求められる現在では、なお甚だしくなってきた。
この問題点について、搬送方向からずれて一側に偏った搬送中の紙(原稿)を姿勢矯正し、正当な方向に向かわせる紙搬送装置がよく求められている。
特許文献1に開示されるスキャナーにおける紙搬送装置及び特許文献2に開示される紙取入れ装置を例として説明すれば、前者は、図1に示すように、紙搬送路をなしているローラ群におけるローラ組130を遅滞手段としてその上流側にあるローラ組128及びローラ組142の回転速度より遅めに設定しているため、ローラ組128やローラ組142を通してローラ組130に到達した紙先端縁を少々遅滞させることができるので、この紙が搬送方向からずれて一側に偏った場合、紙先端縁のすでにローラ組130に入った部分を、まだ入っていないが、本来前記入った部分と同調に進むべき部分に待たせて姿勢矯正することができる。後者は、図2に示すように、ローラ15とローラ16とからなっているローラ組の上流に、遅滞手段として、スキュー補正板17をローラ15と対抗しながらその間を通過する紙に摩擦抵抗をもたらすことができるように設置しているため、ローラ15とスキュー補正板17とに到達した紙先端縁を少々遅滞させることができるので、紙が搬送方向からずれて一側に偏った場合、紙先端縁の先駈けにローラ15とスキュー補正板17との間に入った部分を、まだ入っていないが、本来前記入った部分と同調に進むべき部分に待たせて姿勢矯正することができる。
前記二つの従来例では、確かに、搬送方向からずれて一側に偏った搬送中の紙を姿勢矯正し、正当な方向に向かわせることができるが、前者を利用する場合、遅滞手段としてのローラ組とその上流にあるローラ組との回転速度の差が大きすぎると、紙に歪みや変形を生じさせ、反って紙詰りの機会を更に増やすおそれがあり、また、回転速度の差が小さすぎると、姿勢矯正の効果が限られる、という両難があって、実用性は良くない。そして、後者を利用する場合、そのスキュー補正板とローラとによる摩擦抵抗の発生は、紙のサイズや、厚さにより異なるので、搬送中の紙に与える姿勢矯正の効果が十分だったり不十分だったりし、前者と同じく実用性は良くない。
米国特許出願公開第2006/0012104号明細書 米国特許第6079708号明細書
上記に鑑みて、本発明は、摩擦を掛けたり上流のローラより遅い速度で搬送したりするのではなく、他の、前記欠点のない方式で紙搬送を一時遅滞させて搬送中の紙を姿勢矯正することができる紙搬送装置、及び、該紙搬送装置に使用される遅滞ローラ組を提供しようとすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、複数のローラ組からなった紙搬送路を備えている紙搬送装置において、紙搬送路における所定のローラ組は、遅滞ローラ組であって、その紙搬送の上流から搬送されてくる紙先端縁がそれに到達した後、先に所定時間を待ってから始めて協同回転し、紙搬送作用を行うことができるように構成されていることを特徴とする紙搬送装置を提供する。
前記紙搬送装置の実施形態例として、前記遅滞ローラ組は、主動ローラと該主動ローラと協同回転することができる従動ローラとからなっており、前記主動ローラは、回転軸と、前記回転軸に回転自在に軸支されているローラ本体とからなっており、また、前記ローラ本体の一側の端面に第1の突起が形成され、前記回転軸の前記端面から突出した一端部の軸面に、第2の突起が、前記回転軸が駆動されて回転すると前記第1の突起に当接してから、該第1の突起を介して前記ローラ本体を押動することができるように形成されているものが挙げられ、特に、前記遅滞ローラ組における前記回転軸は、紙搬送装置が紙を取り入れる度に、まずその第2の突起がその正常回転の反対方向へ前記第1の突起に当接するまでに回転し、そして、前記紙搬送の上流から搬送されてくる紙先端縁が前記遅滞ローラ組に到達したや否や、前記正常回転の方向に回転してから、その第2の突起で第1の突起を介して前記ローラ本体を押動してそれと同期に回転させることができるように配置構成されているものが挙げられる。
即ち、本発明は、前記紙搬送装置の実施形態例において、主動ローラと該主動ローラと協同回転することができる従動ローラとからなっており、前記主動ローラは、回転軸と、前記回転軸に回転自在に軸支されているローラ本体とからなっており、また、前記ローラ本体の一側の端面に第1の突起が形成され、前記回転軸の前記端面から突出した一端部の軸面に、第2の突起が、前記回転軸が駆動されて回転するとまず前記第1の突起に当接してから、該第1の突起を介して前記ローラ本体を押動して前記回転軸と同期に回転させることができるように形成されている遅滞ローラ組をも提供する。
前記搬送装置の他の実施形態例として、前記遅滞ローラ組は、主動ローラと該主動ローラと協同回転することができる従動ローラとからなっており、前記主動ローラは、回転軸と、前記回転軸に該回転軸と共に回転することができるように軸支されているローラ本体と、前記回転軸と連動関係になっていて紙搬送装置におけるモータの動力で該回転軸を駆動することができる歯車列とからなっており、また、前記歯車列に、前記連動関係において、前記モータに近い主動側歯車と前記回転軸に近い受動側歯車とからなった遅滞歯車組が設けられており、前記受動側歯車は、回転可能な支持軸に軸支固定されており、前記主動側歯車は、前記回転可能な支持軸に回転可能に軸支されており、また、前記支持軸の軸面に受動側突起が形成され、前記主動側歯車の一側面に、主動側突起が、前記主動側歯車が前記モータに駆動されて回転すると前記受動側突起に当接してから、前記支持軸を介して前記受動側歯車を押動して回転させ、前記連動関係によって前記遅滞ローラ組を回転させることができるように形成されているものが挙げられる。
即ち、本発明は、前記紙搬送装置の他の実施形態において、主動ローラと該主動ローラと協同回転することができる従動ローラとからなっており、前記主動ローラは、回転軸と、前記回転軸に該回転軸と共に回転することができるように軸支されているローラ本体と、前記回転軸と連動関係になっていて紙搬送装置におけるモータの動力で該回転軸を駆動することができる歯車列とからなっており、また、前記歯車列に、前記連動関係において、前記モータに近い主動側歯車と前記回転軸に近い受動側歯車とからなった遅滞歯車組が設けられており、前記受動側歯車は、回転可能な支持軸に軸支固定されており、前記主動側歯車は、前記回転可能な支持軸に回転可能に軸支されており、また、前記支持軸の軸面に受動側突起が形成され、前記主動側歯車の一側面に、主動側突起が、前記主動側歯車が前記モータに駆動されて回転すると前記受動側突起に当接してから、前記支持軸を介して前記受動側歯車を押動して回転させ、前記連動関係によって前記遅滞ローラ組を回転させることができるように形成されている遅滞ローラ組をも提供する。
本発明のもう一つの実施形態例として、前記遅滞ローラ組は、主動ローラと該主動ローラと協同回転することができる従動ローラとからなっており、その主動ローラは、回転軸と、前記回転軸に回転自在に軸支されているローラ本体と、前記回転軸と連動関係になっていて紙搬送装置におけるモータの動力で該回転軸を駆動することができる歯車列とからなっており、前記ローラ本体の一側の端面に第1の突起が形成され、前記回転軸の前記端面から突出した一端部の軸面に、第2の突起が、前記回転軸が駆動されて回転すると前記第1の突起に当接してから、該第1の突起を介して前記ローラ本体を押動することができるように形成されており、また、前記歯車列に、前記連動関係において、前記モータに近い主動側歯車と前記回転軸に近い受動側歯車とからなった遅滞歯車組が設けられており、前記受動側歯車は、回転可能な支持軸に軸支固定されており、前記主動側歯車は、前記回転可能な支持軸に回転可能に軸支されており、前記支持軸の軸面に受動側突起が形成され、前記主動側歯車の一側面に、主動側突起が、前記主動側歯車が前記モータに駆動されて回転すると前記受動側突起に当接してから、前記支持軸を介して前記受動側歯車を押動して回転させ、前記連動関係によって前記回転軸を駆動することができるように形成されているものが挙げられる。
即ち、本発明は、前記紙搬送装置のもう一つの実施形態例において、主動ローラと該主動ローラと協同回転することができる従動ローラとからなっており、前記主動ローラは、回転軸と、前記回転軸に回転自在に軸支されているローラ本体と、前記回転軸と連動関係になっていて紙搬送装置におけるモータの動力で該回転軸を駆動することができる歯車列とからなっており、前記ローラ本体の一側の端面に第1の突起が形成され、前記回転軸の前記端面から突出した一端部の軸面に、第2の突起が、前記回転軸が駆動されて回転すると前記第1の突起に当接してから、該第1の突起を介して前記ローラ本体を押動することができるように形成されており、また、前記歯車列に、前記連動関係において、前記モータに近い主動側歯車と前記回転軸に近い受動側歯車とからなった遅滞歯車組が設けられており、前記受動側歯車は、回転可能な支持軸に軸支固定されており、前記主動側歯車は、前記回転可能な支持軸に回転可能に軸支されており、前記支持軸の軸面に受動側突起が形成され、前記主動側歯車の一側面に、主動側突起が、前記主動側歯車が前記モータに駆動されて回転すると前記受動側突起に当接してから、前記支持軸を介して前記受動側歯車を押動して回転させ、前記連動関係によって前記回転軸を駆動することができるように形成されている遅滞ローラ組をも提供する。
前記構成による本発明の紙搬送装置は、もし紙が前記紙搬送路の上流から搬送方向からずれて一側に偏ったスキュー状態で前記遅滞ローラ組に到達した場合、前記回転軸のモータによる回転により、前記第2の突起を前記第1の突起に当接するまでに例えば一回りに回転させてから、前記第1の突起を介して前記ローラ本体を回転させ、または、前記支持軸のモータによる回転により、前記主動側突起を前記受動側突起に当接するまでに回転させてから、前記受動側突起を介して前記受動側歯車ないし前記ローラ本体を回転させ、または、前記支持軸のモータによる回転により、前記主動側突起を前記受動側突起に当接するまでに回転させてから、前記受動側突起を介して前記受動側歯車ないし前記回転軸を回転させ、そして、前記第2の突起を前記第1の突起に当接するまでに回転させてから、前記第1の突起を介して前記ローラ本体を回転させるなどの方式で、主動ローラにおけるローラ本体ないし遅滞ローラ組全体の回転を一時(例えば前記第2の突起や主動側突起の一回りをする時間)止めてから始めて紙搬送作用を行わせるので、紙先端縁の先駈けに到達した部分を、まだ到達していないが、本来前記到達した部分と同調に進むべき部分に待たせて姿勢矯正することができる。
以下、図3〜図19に示す自動両面走査装置(両面スキャナー)を例として本発明の紙搬送装置を説明する。
図3は、本発明の第一の実施形態例の自動両面走査装置における原稿搬送路(前記紙搬送路に相当)を略示する側面構成図である。
前記自動両面走査装置は、走査機構24と、原稿(前記紙に相当)400を取り入れてからその一面に走査機構24を通過させる第1搬送路21と、それに続いて原稿400を戻してから裏返しながらその反面に走査機構24を通過させた後、送り出す第2搬送路22とからなった原稿搬送路をなしているローラ群とを備えている。
図示のように、第1搬送路21と第2搬送路22とは、同じく走査機構24を同一の方向で通り掛る上、走査機構24の上下流あたりに一部重なるようになっており、且つ、第2搬送路22の走査機構24の上流側に遅滞ローラ組4が備えられている。この遅滞ローラ組4は、主動ローラ41と該主動ローラ41と協同回転することができる従動ローラ42とからなっている。
図示のように、第2搬送路22の、走査機構24の上流側に備えられている遅滞ローラ組4は、主動ローラ41と該主動ローラ41と協同回転する従動ローラ42とからなっている。
主動ローラ41は、図5に示すように、回転軸412と、回転軸412に回転自在に軸支されているローラ本体411と、回転軸412と連動関係になっていて自動両面走査装置におけるモータ(図示せず)の動力で該回転軸を駆動することができる歯車列(図示せず)からなっており、また、ローラ本体411の一側の端面411aに第1の突起411bが形成されており、回転軸412の端面411aから突出した一端部の軸面412aに第2の突起412bが、回転軸412が駆動されて回転すると、第1の突起411bに当接してから、該第1の突起411bを介してローラ本体411を押動することができるように形成されている。即ち、主動ローラ41と従動ローラ42とは組になって協同回転できるものであるが、それらの協同回転は、ローラ本体411の第2の突起412bによる押動によって行われる。
なお、回転軸412は、第1搬送路21が原稿400を取入れる度に、まず第2の突起412bがその正常回転方向(時計回り)の反対方向(反時計回り)へ第1の突起411bに当接するまでに回転し(準備段階/図4参照)、そして、原稿搬送の上流から搬送されてくる原稿先端縁が第2搬送路22に入ってから遅滞ローラ組4に到達したや否や、正常回転方向である時計回りに回転(空転)して(遅滞段階/図6参照)から、第2の突起412bで第1の突起411bを介してローラ本体411を押動してそれと同期に回転させる(稼動段階)ことができるように配置構成されている。即ち、回転軸412は、第1搬送路21が原稿400を取入れる度に、準備段階をするが、原稿先端縁が遅滞ローラ組4に殆ど到達した後、始めて空転をして遅滞段階に入り、遅滞段階にかかる最大一回りの時間を待ってから、第2の突起412bによる押動で主動ローラ41と従動ローラ42との協同回転をさせ、稼動段階に入る。
それにより、図7及び図8に示すように、もし原稿400が搬送方向からずれて一側に偏ったスキュー状態で遅滞ローラ組4に到達すると、回転軸412は、まず時計回りに一回り空転して(遅滞回転)から、始めて第2の突起412bで第1の突起411bに掛け、該第1の突起411bを介してローラ本体411を回転させるので、前記遅滞回転のうちに、主動ローラ41におけるローラ本体411ないし遅滞ローラ組4全体の回転を一時止め、原稿先端縁の遅滞ローラ組4に先駈けに到達した部分を、まだ到達していないが、本来前記到達した部分と同調に進むべき部分に待たせて姿勢矯正することができる。
そして、図9に示すのは、前記第一の実施形態例の第一の変形例である自動両面走査装置における原稿搬送路の略示側面構成図である。
この変形例の自動両面走査装置は、ただその遅滞ローラ組5の組構成及び設置位置が第一の実施形態例と異なっている。図9に示すように、遅滞ローラ組5は、主動ローラ51と、両側からそれぞれ該主動ローラ51に当接して協同回転可能な組になっている第1の従動ローラ52と第2の従動ローラ53とからなっており、且つ、主動ローラ51と第1の従動ローラ52とからなっている第1のローラ組が第1搬送路21の走査機構24の上流側に、主動ローラ51と第2の従動ローラ53とからなっている第2のローラ組が第2搬送路22の走査機構24の上流側に、また、原稿が第1の組を通り掛っている時の主動ローラ51の正常回転が反時計回りとなり(図10参照)、原稿が第2の組を通り掛っている時の主動ローラ51の正常回転が時計回りとなり(図11参照)、互いに反対方向となるように配置構成されている。
即ち、主動ローラ51は、第一の実施形態例における主動ローラ41と同じように、ローラ本体511の端面511aにおいて第1の突起511bが設けてあり、回転軸512の軸面512aにおいて第2の突起512bが設けてある(図10及び図11参照)が、第2の突起512bの第1の突起511bに対する押動は、原稿が遅滞ローラ組5における第1のローラ組(即ち主動ローラ51と第1の従動ローラ52)を通り掛っている時、反時計回りで行い、第2のローラ組(即ち主動ローラ51と第2の従動ローラ53)を通り掛っている時、時計回りで行う。
なお、回転軸512は、第1搬送路21が原稿400を取入れる度に、まず第2の突起512bがその正常回転方向(反時計回り)の反対方向(時計回り)へ第1の突起511bに当接するまでに回転し(準備段階)、そして、原稿搬送の上流から搬送されてくる原稿先端縁が第1搬送路21に入ってから遅滞ローラ組5における第1のローラ組に到達したや否や、正常回転方向である反時計回りに回転(空転)して(第1の遅滞段階)から、第2の突起512bで第1の突起511bを介してローラ本体511を反時計回りに押動して(図10参照)それと同期に回転させる(第1の稼動段階)ことができ、また、原稿400が第1搬送路21に沿って走査機構24を通り過ぎてから戻って第2搬送路22に入ると、第2の突起512bがすでに第1の突起511bを時計回りに押動する位置の反対位置(図11参照)にあるので、準備は要らず、直接に下記の第2の遅滞段階に入り、即ち、原稿先端縁が第2搬送路22に沿って遅滞ローラ組5における第2のローラ組に到達したや否や、正常回転方向である時計回りに回転(空転)して(第2の遅滞段階)から、第2の突起512bで第1の突起511bを介してローラ本体511を時計回りに押動してそれと同期に回転させる(第2の稼動段階)ことができるように配置構成されている。
即ち、回転軸512は、第1搬送路21が原稿400を取入れる度に、準備段階をするが、原稿先端縁が遅滞ローラ組5における第1のローラ組に殆ど到達した後、始めて空転をして第1の遅滞段階に入り、第1の遅滞段階にかかる最大一回りの時間を待ってから、第2の突起512bによる押動で主動ローラ51と第1の従動ローラ52との協同回転をさせ、第1の稼動段階に入り、そして、原稿400が第2搬送路22に入ってから、その先端縁が遅滞ローラ組5における第2のローラ組に殆ど到達した後、再び空転をして第2の遅滞段階に入り、第2の遅滞段階にかかる最大一回りの時間を待ってから、第2の突起512bによる押動で主動ローラ51と第2の従動ローラ52との協同回転をさせ、第2の稼動段階に入る。
それにより、もし原稿400が搬送方向からずれて一側に偏ったスキュー状態で第1の搬送路に沿って遅滞ローラ組5における第1のローラ組に到達すると、回転軸512は、まず反時計回りに一回り空転して(一回目の遅滞回転)から、始めて反時計回りの方向から第2の突起512bで第1の突起511bに掛け、該第1の突起511bを介してローラ本体511を反時計回りに回転させるので(図10参照)、前記一回目の遅滞回転のうちに、主動ローラ51におけるローラ本体511ないし遅滞ローラ組5における第1のローラ組の回転を一時止め、原稿先端縁の遅滞ローラ組5における第1のローラ組に先駈けに到達した部分を、まだ到達していないが、本来前記到達した部分と同調に進むべき部分に待たせて姿勢矯正することができる。
そして、もし原稿400が搬送方向からずれて一側に偏ったスキュー状態で第2の搬送路に沿って遅滞ローラ組5における第2のローラ組に到達すると、回転軸512は、まず図11に示す位置から時計回りに一回り空転して(二回目の遅滞回転)から、始めて時計回りの方向から第2の突起512bで第1の突起511bに掛け、該第1の突起511bを介してローラ本体511を時計回りに回転させるので、前記二回目の遅滞回転のうちに、主動ローラ51におけるローラ本体511ないし遅滞ローラ組5における第2のローラ組の回転を一時止め、原稿先端縁の遅滞ローラ組5における第2のローラ組に先駈けに到達した部分を、まだ到達していないが、本来前記到達した部分と同調に進むべき部分に待たせて姿勢矯正することができる。
即ち、前記構成による原稿搬送装置を備えている自動両面走査装置は、第一の実施形態例の自動両面走査装置より、一本の従動ローラ52を付け加えたことだけで、原稿を二回姿勢矯正することができるようになっている。
そして、図12に示すのは、前記第一の実施形態例の第二の変形例である自動両面走査装置における原稿搬送路の略示側面構成図であり、図13に示すのはそれにおける遅滞ローラ組の構成説明図である。
この自動両面走査装置の、第一の実施形態例と異なるところは、主としてその遅滞ローラ組6の設置位置だけにある。図示のように、その遅滞ローラ組6は、第一の実施形態例における遅滞ローラ組4とまったく同じように、主動ローラ61と該主動ローラと協同回転することができる従動ローラ62とからなっているが、搬送方向が同一となっている第1搬送路21と第2搬送路22との、走査機構の上流に重なるようになった部分に設置されている。即ち、遅滞ローラ組6は、第一の実施形態例と同じように、主動ローラ61と従動ローラ62とをそれぞれ一本しか有していないが、搬送中の同一の原稿を上流の第1搬送路21においても下流の第2搬送路においてもそれぞれ一回遅滞させ、前記第一の変形例と同じように二回姿勢矯正することができる。
しかし、図面をもっと詳しくみると、この第二の変形例の遅滞ローラ組6における主動ローラ61と従動ローラ62との設置関係は、第1搬送路21において第一の変形例の遅滞ローラ4における第一のローラ組(即ち主動ローラ51と第1の従動ローラ52)と同じであるが、第2搬送路22において第一の変形例の遅滞ローラ4における第二のローラ組(即ち主動ローラ51と第2の従動ローラ53)とまったく反対である。即ち、第1搬送路21においてこの第二の変形例における主動ローラ61と第一の変形例における主動ローラ51とは同じく原稿搬送方向の左側にあるが、第2搬送路22においてこの第二の変形例における主動ローラ61は原稿搬送方向の左側にあり、第一の変形例おける主動ローラ51は原稿搬送方向の右側にある。従って、遅滞ローラ組6の遅滞回転は、第一の変形例の遅滞ローラ4における第一のローラ組と同じであるが、第二のローラ組とまったく反対である。それが故に、図示のように、この第二の変形例は、その第2搬送路22の、遅滞ローラ組6の上流に、原稿の到達を検出するセンサ100が設置されている。それは、原稿400が第2搬送路22に入る時、回転軸612の軸面612aに形成された第2の突起612bが、第一の変形例における第2の突起512bと異なり、ローラ本体611の端面611aに形成された第1の突起611bを直ぐ時計回りに押動することができる位置にあり、原稿の搬送を遅滞させる余裕が全然ないので、それを一回り反転させて遅滞回転の余裕をつくる必要があるからだ。
もっと詳しく言えば、センサ100は、原稿400が第1搬送路21から第2搬送路22に入ることを感知する上、その感知信号を発信し、原稿先端縁が二回目遅滞ローラ組6に到達した前に、先に遅滞ローラ組6を一回り反転させ(第2の準備段階)、次の遅滞回転(第2の遅滞段階)を準備するように制御するものである。
即ち、この第二の変形例における回転軸612は、該センサ100の感知により、その第2の突起612bが再びその正常回転の反対方向へ第1の突起611bに当接するまでに回転し(第2の準備段階)、そして、第二搬送路22に沿って搬送される原稿の先端縁が二回目遅滞ローラ組6に到達したや否や、前記正常回転の方向に回転して(第2の遅滞段階)から、その第2の突起612bで第1の突起611bを介してローラ本体611を押動してそれと同期に回転させる(第2の稼動段階)ことができるように配置構成されている。
前記第一実施形態例及びその二つの変形例から分かるように、本発明の紙(原稿)搬送装置は、複数のローラ組からなった紙(原稿)搬送路を備えている上、その紙(原稿)搬送路における遅滞ローラ組(4、5、6)は、その紙(原稿)搬送の上流から搬送されてくる紙(原稿)先端縁がそれに到達した後、先に所定時間を待ってから始めて協同回転し、紙(原稿)搬送作用を行うことができるように構成されているものである。
また、本発明の紙(原稿)搬送装置における遅滞ローラ組(4、5、6)は、主動ローラ(41、51、61)と該主動ローラと協同回転することができる従動ローラ(42、52、53、62)とからなっており、前記主動ローラ(41、51、61)は、回転軸(412、512、612)と、前記回転軸(412、512、612)に回転自在に軸支されているローラ本体(411、511、611)とからなっており、また、前記ローラ本体の一側の端面(411a、511a、611a)に第1の突起(411b、511b、611b)が形成され、前記回転軸(412、512、612)の前記端面(411a、511a、611a)から突出した一端部の軸面(412a、512a、612a)に、第2の突起(412b、512b、612b)が、前記回転軸(412、512、612)が駆動されて回転するとまず前記第1の突起(411b、511b、611b)に当接してから、該第1の突起(411b、511b、611b)を介して前記ローラ本体(411、511、611)を押動して前記回転軸(412、512、612)と同期に回転させることができるように形成されているものが採用されるが、それに限られず、例えばその遅滞構成が、前記のようにローラ組に入れられるのではなく、ローラ組を駆動する歯車列に入れられても良く、ローラ組及びローラ組を駆動する歯車列の両方にも入れられても良い。それについて、下記第二実施形態例及び第三実施形態例を挙げる。
次に、図14は、本発明の第二の実施形態例の自動両面走査装置における原稿搬送路の略示側面構成図であり、図15に示すのはそれにおける遅滞歯車組の構成説明図であり、図16に示すのは前記図15の側面図であり、図17に示すのは前記第二の実施形態例における遅滞ローラ組の、主動ローラと遅滞歯車組との間の構成関係を示す平面図(遅滞ローラ組が遅滞回転に入る前の瞬間)であり、図18に示すのは前記図17の側面図である。
図14及び図15から分かるように、この実施形態例の自動両面走査装置は、原稿搬送路の配置及び遅滞ローラ組の遅滞構成原理が第一の実施形態例とまったく同じであるが、ただその遅滞ローラ組の遅滞構成が、そのローラ組ではなく、そのローラ組を駆動する歯車列に入れられている。
もっと詳しく説明すれば、この実施形態例の自動両面走査装置は、第一の実施形態例と同じように、複数のローラ組からなった原稿搬送路を備えている自動両面走査装置である。
図14に示すように、その遅滞ローラ組8は、第一の実施形態例の遅滞ローラ組4と同じように、その原稿搬送の上流から搬送されてくる紙先端縁がそれに到達した後、先に所定時間を待ってから始めて協同回転し、原稿搬送作用を行うことができるものであって、主動ローラ81と主動ローラ81と協同回転することができる従動ローラ82とからなっている。
そして、図15に示すように、主動ローラ81は、回転軸812と、回転軸812に該回転軸812と共に回転することができるように軸支されているローラ本体811と、回転軸812と連動関係になっていて自動両面走査装置におけるモータ200の動力で回転軸812を駆動することができる歯車列300とからなっている。
なお、歯車列300に、前記連動関係において、モータ200に近い主動側歯車832と回転軸812に近い受動側歯車833とからなった遅滞歯車組83が設けられている。受動側歯車833は、回転可能な支持軸831に軸支固定されており、主動側歯車832は、前記回転可能な支持軸831に回転可能に軸支されており、また、支持軸831の軸面831aに受動側突起831bが形成され、主動側歯車832の一側面832aに、主動側突起832bが、主動側歯車832がモータ200に駆動されて回転すると受動側突起831bに当接してから、支持軸831を介して受動側歯車833を押動して回転させ、前記連動関係によって遅滞ローラ組8を回転させることができるように形成されている。
それにより、支持軸831は、第1搬送路21が原稿400を取入れる度に、まず主動側突起832bが図15の状態からその正常回転方向(反時計回り)の反対方向(時計回り)へ受動側突起831bに当接するまでに回転し(準備段階/図16参照)、そして、原稿搬送の上流から搬送されてくる原稿先端縁が第2搬送路22に入ってから遅滞ローラ組8に到達したや否や、図17の状態から正常回転方向である反時計回りに回転(空転)して(遅滞段階/図18参照)から、主動側突起832bで受動側突起831bを介して受動側歯車833を反時計回りに押動してそれと同期に回転させ、主動ローラ81(図例では時計回り)ないし遅滞ローラ組全体を駆動する(稼動段階)ことができるように配置構成されている。即ち、支持軸831は、第1搬送路21が原稿400を取入れる度に、準備段階をするが、原稿先端縁が遅滞ローラ組8に殆ど到達した後、始めて空転をして遅滞段階に入り、遅滞段階にかかる最大一回りの時間を待ってから、主動側突起832bによる押動で遅滞ローラ組8を回転させ、稼動段階に入る。
もし原稿400が搬送方向からずれて一側に偏ったスキュー状態で遅滞ローラ組8に到達すると、主動側歯車832は、まず反時計回りに一回り空転して(遅滞回転)から、始めて主動側突起832bで受動側突起831bに掛け、受動側突起831bを介して受動側歯車833を反時計回りに回転させるので、前記遅滞回転のうちに、遅滞ローラ組全体の回転を一時止め、原稿先端縁の遅滞ローラ組8に先駈けに到達した部分を、まだ到達していないが、本来前記到達した部分と同調に進むべき部分に待たせて姿勢矯正することができる。
最後に、図19は、本発明の第三の実施形態例の自動両面走査装置における遅滞ローラ組の構成説明図である。
この実施形態例の自動両面走査装置における遅滞ローラ組9は、主動ローラ91と該主動ローラ91と協同回転することができる従動ローラ92(図示せず)とからなっている。図示から分かるように、主動ローラ91は、回転軸912と、回転軸912に回転自在に軸支されているローラ本体911とからなっている。ローラ本体911の一側の端面911aに第1の突起911bが形成され、回転軸912の前記端面から突出した一端部の軸面912aに、第2の突起912bが、回転軸912が駆動されて回転すると第1の突起911bに当接してから、該第1の突起911bを介してローラ本体911を押動することができるように形成されている。
また、図19に示すように、回転軸912は、モータ200に駆動される歯車列300と連動関係になっている。歯車列300に、前記連動関係において、モータ200に近い主動側歯車932と回転軸911に近い受動側歯車933とからなった遅滞歯車組93が設けられている。
受動側歯車933は、回転可能な支持軸931に軸支固定されている。主動側歯車932は、前記回転可能な支持軸931に回転可能に軸支されている。
支持軸931の軸面931aに受動側突起931bが形成され、主動側歯車932の一側面932aに、主動側突起932bが、主動側歯車932がモータ200に駆動されて回転すると受動側突起931bに当接してから、支持軸931を介して受動側歯車933を押動して回転させ、前記連動関係によって回転軸912を駆動することができるように形成されている。
それにより、この遅滞ローラ組9が前記第二実施形態例と同様に自動両面走査装置に組み込まれると、その支持軸931は、まず、第1搬送路21が原稿400を取入れる度に、先に主動側突起932bがその正常回転方向(反時計回り)の反対方向(時計回り)へ受動側突起931bに当接するまでに回転し(準備段階)、そして、原稿が第2搬送路22に入ってから遅滞ローラ組9に到達する前に、先に、正常回転方向である反時計回りに回転(空転)して(第一の遅滞段階)から、主動側突起932bで受動側突起931bを介して受動側歯車933を反時計回りに押動してそれと同期に回転させ、主動ローラ91の回転軸912を時計回りに駆動する(稼動段階前段)。
次に、回転軸912は、原稿が遅滞ローラ組9に到達したや否や、正常回転方向である時計回りに回転(空転)して(第二の遅滞段階)から、第2の突起912bで第1の突起911bを介してローラ本体911を時計回りに押動してそれと同期に回転させる(稼動段階後段)ことができるように配置構成されている。
もし原稿400が搬送方向からずれて一側に偏ったスキュー状態で遅滞ローラ組9に到達すると、主動側歯車932は、まず反時計回りに一回り空転して(一回目の遅滞回転)から、主動側突起932bで受動側突起931bに掛け、受動側突起931bを介して受動側歯車933を反時計回りに回転させ、回転軸912を時計回りに押動し(稼動段階前段)、それに引き続いて、押動されている回転軸912は、更に時計回りに一回り空転して(二回目の遅滞回転)から、第2の突起912bで第1の突起911bに掛け、該第1の突起911bを介してローラ本体911を時計回りに回転させる(稼動段階後段)ので、前記二回の遅滞回転のうちに、それぞれ主動ローラ91におけるローラ本体911ないし遅滞ローラ組全体の回転を一時止め、原稿先端縁の遅滞ローラ組4に先駈けに到達した部分を、まだ到達していないが、本来前記到達した部分と同調に進むべき部分に待たせて姿勢矯正することができる。
即ち、この第三の実施形態例は、遅滞ローラ組におけるローラ組及びローラ組を駆動する歯車列の両方にも遅滞構成を入れることにより、遅滞の時間を長く伸ばすことができる。
叙上のように、本発明の紙(原稿)搬送装置は、紙が前記紙(原稿)搬送路の上流から搬送方向からずれて一側に偏ったスキュー状態で前記遅滞ローラ組に到達した場合、その遅滞ローラ組により、回転による紙搬送を一時止めるので、紙先端縁の先駈けに到達した部分を、まだ到達していないが、本来前記到達した部分と同調に進むべき部分に待たせて姿勢矯正することができるので、ローラの回転速度及び摩擦力の大小などに対する調整によらず、姿勢矯正効果が安定であり、紙詰まりの防止が確実である。
従来のスキャナーにおける紙搬送装置の側面構成図。 従来の紙取入れ装置における遅滞手段の斜視図。 本発明の第一の実施形態例の自動両面走査装置における原稿搬送路を略示する側面構成図。 第一の実施形態例における遅滞ローラ組が準備段階に入る前の状態を示す側面構成図。 第一の実施形態例における主動ローラの斜視図。 第一の実施形態例における遅滞ローラ組が遅滞段階に入る前の状態を示す側面構成図。 搬送方向からずれて一側に偏った紙が第一の実施形態例における遅滞ローラ組に到達した瞬間の姿勢を示す平面図。 第一の実施形態例における遅滞ローラ組によって遅滞された瞬間の紙の姿勢を示す平面図。 本発明の第一の実施形態例の第一の変形例における原稿搬送路を略示する側面構成図。 第一の変形例における遅滞ローラ組の平面構成図(第一のローラ組が稼動中)。 第一の変形例における遅滞ローラ組の平面構成図(第二のローラ組が遅滞回転に入る前の瞬間)。 本発明の第一の実施形態例の第二の変形例における原稿搬送路を略示する側面構成図。 第二の変形例における遅滞ローラの平面構成図(遅滞ローラ組が遅滞回転に入る前の瞬間)。 本発明の第二の実施形態例の自動両面走査装置における原稿搬送路を略示する側面構成図。 第二の第二の実施形態例における遅滞ローラ組の、主動ローラと遅滞歯車組との間の構成関係を示す平面図(遅滞ローラ組が準備段階に入る前の瞬間)。 図15の側面図。 第二の実施形態例における遅滞ローラ組の、主動ローラと遅滞歯車組との間の構成関係を示す平面図(遅滞ローラ組が遅滞回転に入る前の瞬間)。 図17の側面図。 本発明の第三の実施形態例における遅滞ローラ組の、主動ローラと遅滞歯車組との間の構成関係を示す平面図。
符号の説明
21…第1搬送路
22…第2搬送路
24…走査機構
400…原稿
4…遅滞ローラ組
41…主動ローラ
42…従動ローラ
411…ローラ本体
411a…端面
411b…第1の突起
412…回転軸
412a…軸面
412b…第2の突起
5…遅滞ローラ組
51…主動ローラ
52…従動ローラ
53…従動ローラ
511…ローラ本体
511a…端面
511b…第1の突起
512…回転軸
512a…軸面
512b…第2の突起
6…遅滞ローラ組
61…主動ローラ
62…従動ローラ
611…ローラ本体
611a…端面
611b…第1の突起
612…回転軸
612a…軸面
612b…第2の突起
100…センサ
200…モータ
300…歯車列
8…遅滞ローラ組
81…主動ローラ
82…従動ローラ
811…ローラ本体
812…回転軸
831…支持軸
831a…軸面
831b…受動側突起
832…主動側歯車
832a…側面
832b…主動側突起
833…受動側歯車
9…遅滞ローラ組
91…主動ローラ
911…ローラ本体
911a…端面
911b…第1の突起
912…回転軸
912a…軸面
912b…第2の突起
931…支持軸
931a…軸面
931b…受動側突起
932…主動側歯車
932a…側面
932b…主動側突起
933…受動側歯車

Claims (1)

  1. 複数のローラ組からなった紙搬送路を2つ備えている紙搬送装置において、
    前記紙搬送路における所定のローラ組は、遅滞ローラ組であって、
    前記遅滞ローラ組は、主動ローラと該主動ローラと協同回転することができる従動ローラとからなり、
    前記主動ローラは、回転軸と、前記回転軸に回転自在に軸支されているローラ本体とからなり、
    また、前記ローラ本体の一側の端面に第1の突起が形成され、前記回転軸の前記端面から突出した一端部の軸面に、第2の突起が、前記回転軸が駆動されて回転すると前記第1の突起に当接してから、該第1の突起を介して前記ローラ本体を押動することができるように形成されており、
    前記回転軸は、紙搬送装置が紙を取り入れる度に、まず前記第2の突起が正常回転の反対方向へ前記第1の突起に当接するまでに回転し、そして、前記紙搬送の上流から搬送されてくる紙先端縁が前記遅滞ローラ組に到達すると、前記正常回転の方向に回転してから、前記第2の突起で第1の突起を介して前記ローラ本体を押動して同期に回転させることができるように配置構成されており、
    前記従動ローラは、第1の従動ローラと第2の従動ローラとの二本あり、それぞれ前記主動ローラに当接して協同回転関係になる上、それぞれ前記2つの紙搬送路における第1の紙搬送路と第2の紙搬送路の一部となっており、
    前記第1の従動ローラと前記主動ローラとの協同回転関係は、前記第1の紙搬送路の上流側に形成され、前記第2の従動ローラと前記主動ローラとの協同回転関係は前記第2の紙搬送路の上流側に形成される上、前記第1の従動ローラと前記第2の従動ローラの紙搬送時における前記主動ローラの正常回転が異なる方向になるように構成されており、
    搬送の上流から搬送されてくる紙先端縁が前記遅滞ローラ組に到達した後、先に前記回転軸が反対方向に回転し始めてから前記第2の突起が前記第1の突起を押動して同期に回転させるまでの所定時間を待ってから始めて協同回転し、紙搬送作用を行うことができるように構成されていることを特徴とする紙搬送装置。
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