JP6010861B2 - 搬送装置、及び、画像形成装置 - Google Patents
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しかし、横レジストローラ対の上流側の搬送経路が、ストレート形状、又は、曲率半径が50mm以上の大きなカーブ形状にて形成されているために、装置全体が大型化してしまっていた。
図1において、1は画像形成装置としての複写機の装置本体、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部(画像形成部)、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、12〜14は転写紙等の記録媒体P(シート)が収納された給紙部(給紙カセット)、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、30は記録媒体Pを搬送経路に沿って搬送する搬送装置、45は転写部7に向けて記録媒体Pを搬送する第1搬送ローラ対(レジストローラ)、を示す。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、画像形成部としての転写部7で、第1搬送ローラ対45(レジストローラ)により搬送された記録媒体P上に転写される。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部12〜14のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、装置本体1に内設された給紙部12が選択されたものとする。)。
そして、給紙部12に収納された記録媒体Pの最上方の1枚が、給紙ローラ41によって、第1整合補助部52Aが設置された湾曲搬送経路K1に向けて給送される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
詳しくは、第1の給紙部12は、装置本体1の下方の位置に内設されている。第1の給紙部12から合流部Xに至る搬送経路として、記録媒体Pの搬送方向に沿って湾曲状に形成された湾曲搬送経路K1(カーブ搬送経路)が設けられている。この湾曲搬送経路K1は、不図示の湾曲搬送ガイド板(搬送される記録媒体Pの表裏面を挟むように設置されている。)によって形成されていて、搬送方向に沿って第3搬送ローラ対42と第2挟持ローラ32(横レジスト補正補助ローラ)とが設置されている。第3搬送ローラ対42と第2挟持ローラ32とは、いずれも、駆動ローラ(不図示の駆動機構によって回転駆動されるローラである。)と従動ローラ(駆動ローラとの摩擦抵抗によって従動回転するローラである。)とからなるローラ対であって、記録媒体Pを2つのローラで挟持しながら搬送することになる。そして、湾曲搬送経路K1に設置された第2挟持ローラ32は、横レジスト補正動作を補助するための整合補助部52A(第1整合補助部)としても機能することになるが、これについては後で詳しく説明する。
なお、本実施の形態において、湾曲搬送経路K1は、その曲率半径が50mm以下になるように形成されている。そのため、第1の給紙部12と合流部X(又は、整合部51)との距離が狭められて、画像形成装置1(搬送装置30)が全体的に小型化(コンパクト化)されている。
なお、本実施の形態において、湾曲搬送経路K3は、その曲率半径が50mm以下になるように形成されている。そのため、第2の給紙部13と合流部X(又は、整合部51)との距離が狭められて、画像形成装置1(搬送装置30)が全体的に小型化(コンパクト化)されている。
なお、本実施の形態では、湾曲搬送経路K3や直線搬送経路K4が装置本体1に内設されるように構成したが、湾曲搬送経路K3と直線搬送経路K4と2つの給紙部13、14とを、装置本体1に対して着脱可能な給紙ユニット(給紙装置)として一体的に構成することもできる。その場合には、装置本体1自体がさらに小型化されることになる。
以下、主として、第1の給紙部12から第1搬送ローラ対45に至る搬送経路における構成やそこでおこなわれる動作について説明する。
図2及び図3を参照して、搬送装置30には、記録媒体Pの搬送経路(図2の太い実線で示す経路である。)に沿って、湾曲搬送経路K1には第3搬送ローラ対42、第2挟持ローラ32(横レジスト補正補助ローラ)が設置され、直線搬送経路K2には第2搬送ローラ対33、第1挟持ローラ31(横レジスト・縦レジスト・斜行補正ローラ)、検知手段としてのCIS36(コンタクト・イメージ・センサ)、第1搬送ローラ対45(レジストローラ)が設置されている。
このような構成により、係止部31b1に記録媒体Pの先端を当接させて縦レジスト・斜行補正をおこなった後に第1挟持ローラ31を回転させて記録媒体Pを挟持しながら第1搬送ローラ対45のニップ位置に向けて搬送させるときに、挟持した状態の記録媒体Pの腹部に係止部31b1が干渉してしまう不具合を防止することができる。
なお、本実施の形態では、図3に示すように、CIS36を幅方向一端側のみに設置して記録媒体Pの幅方向一端側の側端部Paの位置を検知したが、CIS36を幅方向全域にわたって設置して記録媒体Pの幅方向両端のそれぞれの側端部の位置を検知することもできる。
第2挟持ローラ32は、第1挟持ローラ31に対して搬送経路の上流側であって、充分に離れた位置に設置されている。第2挟持ローラ32は、不図示の駆動機構によって、ローラ対の当接・離脱動作ができるように構成されるとともに、幅方向(図2の紙面垂直方向である。)に移動できるように構成されている。すなわち、第2挟持ローラ32は、第1挟持ローラ31と同様に、記録媒体Pを挟持した状態と挟持しない状態とを切り替えられるように離間可能に形成されるとともに、回転することによって記録媒体Pを搬送可能に形成されている。そして、所定の条件のときに、第2挟持ローラ32は、第1挟持ローラ31とともに記録媒体Pを挟持した状態で幅方向に移動することで、記録媒体Pの横レジストを補正する。すなわち、第2挟持ローラ32は、記録媒体Pを挟持した状態で幅方向に移動可能に形成されていて、所定の条件のときに、搬送経路において搬送される記録媒体Pを幅方向に変位させて記録媒体Pの幅方向の位置ズレを補正する横レジスト補正補助手段として機能するものである。
また、第3搬送ローラ対42は、第2挟持ローラに対して上流側の位置に設置されていて、記録媒体Pを挟持した状態と挟持しない状態とを切り替えられるように離間可能に形成されている。
なお、搬送装置30には、複数のローラ対31〜33、42〜45のうちの一部の独立した回転駆動(後で図4、図5を用いて説明する種々の回転駆動)を可能にするために、複数の駆動モータ(駆動機構)が設置されている。
具体例として、図3を参照して、一点鎖線で示す基準位置(位置ズレのない正規の位置である。)に対して、記録媒体Pが図の右方向に距離αだけ位置ズレしている状態が、CIS36によって検知されると、制御部によってその位置ズレ量αを補正量として、第1挟持ローラ31と第2挟持ローラ32とで記録媒体Pを挟持した状態で第1挟持ローラ31と第2挟持ローラ32とを図の左方向に距離αだけ移動させることになる(又は、第1挟持ローラ31のみで記録媒体Pを挟持した状態で第1挟持ローラ31を図の左方向に距離αだけ移動させることになる)。
すなわち、本実施の形態において、第2挟持ローラ32から第1挟持ローラ31に至る搬送経路の距離よりも短い記録媒体P(例えば、搬送方向のサイズがA4短手サイズの用紙である。)が搬送されるときには、CIS36(検知手段)の検知結果に基いて、第1挟持ローラ31のみで記録媒体Pを挟持した状態で第1挟持ローラ31を幅方向に移動させて、搬送経路において搬送される記録媒体Pの幅方向の位置ズレを補正する。
なお、上述した記録媒体Pの搬送方向のサイズによって切り替えられる横レジスト補正制御は、制御部に入力された記録媒体Pのサイズに関する情報に基いておこなわれることになるが、その入力情報は、給紙部12や給紙部12から整合部51に至る搬送経路において記録媒体Pのサイズを直接的に検知するサイズ検知センサによって検知された情報に基くものであってもよいし、ユーザーによって操作パネル(不図示である。)から入力された記録媒体Pの情報に基くものであってもよい。
詳しくは、搬送される記録媒体Pの厚さが所定値を超える場合(例えば、坪量64g/m2を超える記録媒体Pが通紙される場合である。)には、CIS36の検知結果に基いて第1挟持ローラ31と第2挟持ローラ32とで記録媒体Pを挟持した状態で第1挟持ローラ31と第2挟持ローラ32とを幅方向に移動させて記録媒体Pの幅方向の位置ズレを補正する動作がおこなわれる。これに対して、搬送される記録媒体Pの厚さが所定値以下である場合(例えば、坪量64g/m2以下の薄紙(記録媒体P)が通紙される場合である。)には、CIS36の検知結果に基いて第1挟持ローラ31で記録媒体Pを挟持しながら第2挟持ローラ32を離間させた状態(第1挟持ローラ31のみで記録媒体Pを挟持した状態)で第1挟持ローラ31を幅方向に移動させて記録媒体Pの幅方向の位置ズレを補正する動作がおこなわれる(このとき、第2挟持ローラ32は離間状態にある。)。
また、第2挟持ローラ32から第1挟持ローラ31に至る搬送経路の距離よりも短い記録媒体Pが搬送されるときには、記録媒体Pの厚さに関らず、上述したような第1挟持ローラ31のみを用いた横レジスト補正がおこなわれることになる。
特に、第2の給紙部13から記録媒体Pが給送される場合には、曲率半径が50mm以下の湾曲搬送経路K3を記録媒体Pが搬送されることになるため、上述した効果と同等の効果が発揮されることになる。
なお、第3の給紙部14から記録媒体Pが給送される場合には、直線搬送経路K4を記録媒体Pが搬送されることになるため、そもそも記録媒体Pに生じる搬送抵抗が大きくならずに、斜行、ネジレ、シワがほとんど発生しないため、第1挟持ローラ31のみで記録媒体Pを挟持して横レジスト補正をおこなうこともできる。
これにより、上述した横レジスト補正が確実におこなわれることになる。
これにより、第1挟持ローラ31が邪魔することなく、横レジスト補正前に縦レジスト補正や斜行補正が確実におこなわれることになる。
すなわち、第1挟持ローラ31と第2挟持ローラ32とで記録媒体Pを挟持して横レジスト補正をおこなうときに、第1挟持ローラ31と第2挟持ローラ32とをそれぞれ回転駆動して記録媒体Pを搬送しながらおこなう。また、第1挟持ローラ31のみで記録媒体Pを挟持して横レジスト補正をおこなうときにも、第1挟持ローラ31を回転駆動して記録媒体Pを搬送しながらおこなう。
これにより、第1挟持ローラ31や第2挟持ローラ32の回転駆動を停止して横レジスト補正をおこなう場合に比べて、装置の生産性を落とすことなく記録媒体Pの横レジスト補正をおこなうことができる。
これにより、第1搬送ローラ対45による画像形成部に向けての搬送工程が確実におこなわれるとともに、次に搬送されてくる記録媒体Pに対する整合部51による動作の準備が迅速におこなわれることになる。
なお、以下に述べる搬送装置30の動作は、第2挟持ローラ32から第1挟持ローラ31に至る搬送経路の距離よりも長い記録媒体Pが搬送されるときのものである。
まず、給紙部12から給送された記録媒体Pは、複数のローラ対42、32、33に挟持・搬送されて、その先端が湾曲搬送経路K1を経由して直線搬送経路K2における第1挟持ローラ31の位置に達する(破線矢印方向の搬送である。)。このとき、第1挟持ローラ31は、係止部31b1が搬送経路を閉鎖する位置に移動するように、その回転方向の姿勢を定めて回転停止している(図4(A)の状態である。)。
そして、図4(A)に示すように、記録媒体Pは、その先端が係止部31b1に突き当たって停止する。このとき、第2搬送ローラ対33のオーバーランによって、第2搬送ローラ対33と係止部31b1との間に、所定の撓み(バッファ部であって、図4(A)の破線で囲んだ部分である。)が形成される。
こうして、記録媒体Pの縦レジストが補正される。すなわち、その後に搬送方向の位置ズレが補正された状態で、第1挟持ローラ31が回転駆動されて、記録媒体Pが第1搬送ローラ対45に向けて搬送されることになる。
また、係止部31b1に記録媒体Pの先端が突き当たることで、記録媒体Pの斜行も補正される。すなわち、記録媒体Pが搬送方向に対して斜めの姿勢で搬送されていても(スキューしていても)、その先端の一端がまず係止部31b1に突き当たりその一端を中心にしてやがて他端も係止部31b1に突き当たることになり、最終的に記録媒体Pのスキューが補正される。
そして、記録媒体Pは、第1挟持ローラ31と第2挟持ローラ32とによって挟持・搬送されながら、その先端部がCIS36の位置に達して、その位置で横レジストの位置ズレ量αが検知されて、その検知結果に基いて第1挟持ローラ31と第2挟持ローラ32とが同期して幅方向(紙面垂直方向(S方向)である。)に移動する。すなわち、CIS36によって記録媒体Pの横レジストのズレ量が検知されて、そのズレ量を相殺するように2つの挟持ローラ31、32が同期して幅方向に移動する(同じ方向、同じ移動量の移動である。)。こうして、記録媒体Pは、横レジスト補正がおこなわれながら、第1搬送ローラ対45に向けて搬送されることになる。
その後、感光体ドラム5上の画像にタイミングを合わせて、第1搬送ローラ対45の回転駆動が開始されて、記録媒体Pが転写部7(画像転写部)に向けて搬送される。こうして、記録媒体P上の所望の位置に画像が転写されることになる。
これは、上述したように第1挟持ローラ31と第2挟持ローラ32とによって挟持しながら記録媒体Pの横レジスト補正をおこなう場合に、第1挟持ローラ31による横レジスト補正の精度が全体の精度を大きく左右して、第2挟持ローラ32による横レジスト補正の精度はそれを補助するものであってそれほど高い補正精度が必要でないことによる。
このように構成することで、例えば、第2挟持ローラ32が幅方向に移動する移動機構に設置される駆動モータとして低廉のものを用いるなどして、装置全体のコストを下げることができる。
なお、以下に述べる搬送装置30の動作は、第2挟持ローラ32から第1挟持ローラ31に至る搬送経路の距離よりも短い記録媒体Pが搬送されるときのものである。
まず、給紙部12から給送された記録媒体Pは、複数のローラ対42、32、33に挟持・搬送されて、その先端が湾曲搬送経路K1を経由して直線搬送経路K2における第1挟持ローラ31の位置に達する(破線矢印方向の搬送である。)。このとき、第1挟持ローラ31は、係止部31b1が搬送経路を閉鎖する位置に移動するように、その回転方向の姿勢を定めて回転停止している(図5(A)の状態である。)。
そして、図5(A)に示すように、記録媒体Pは、その先端が係止部31b1に突き当たって停止する。このとき、第2搬送ローラ対33のオーバーランによって、第2搬送ローラ対33と係止部31b1との間に、所定の撓み(バッファ部であって、図5(A)の破線で囲んだ部分である。)が形成される。
こうして、記録媒体Pの縦レジストが補正される。すなわち、その後に搬送方向の位置ズレが補正された状態で、第1挟持ローラ31が回転駆動されて、記録媒体Pが第1搬送ローラ対45に向けて搬送されることになる。
また、係止部31b1に記録媒体Pの先端が突き当たることで、記録媒体Pの斜行も補正される。すなわち、記録媒体Pが搬送方向に対して斜めの姿勢で搬送されていても(スキューしていても)、その先端の一端がまず係止部31b1に突き当たりその一端を中心にしてやがて他端も係止部31b1に突き当たることになり、最終的に記録媒体Pのスキューが補正される。
そして、記録媒体Pは、第1挟持ローラ31によって挟持・搬送されながら、その先端部がCIS36の位置に達して、その位置で横レジストの位置ズレ量αが検知されて、その検知結果に基いて第1挟持ローラ31が幅方向(紙面垂直方向(S方向)である。)に移動する。すなわち、CIS36によって記録媒体Pの横レジストのズレ量が検知されて、そのズレ量を相殺するように第1挟持ローラ31が幅方向に移動する。こうして、記録媒体Pは、横レジスト補正がおこなわれながら、第1搬送ローラ対45に向けて搬送されることになる。
その後、感光体ドラム5上の画像にタイミングを合わせて、第1搬送ローラ対45の回転駆動が開始されて、記録媒体Pが転写部7(画像転写部)に向けて搬送される。こうして、記録媒体P上の所望の位置に画像が転写されることになる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1に設置される搬送装置30に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、オフセット印刷機などである。)に設置される搬送装置であっても、横レジスト補正をおこなう搬送装置であれば、それらのすべての搬送装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2つの搬送経路が合流部Xで合流する搬送装置30に対して本発明を適用したが、3つ以上の搬送経路が合流部Xで合流する搬送装置や、合流部Xがなく1つの搬送経路のみで形成された搬送装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、3つの給紙部12〜14が設置された搬送装置30に対して本発明を適用したが、2つ以下又は4つ以上の給紙部が設置された搬送装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
30 搬送装置、
31 第1挟持ローラ(横レジスト・縦レジスト・斜行補正ローラ)、
31a 従動ローラ、
31b 駆動ローラ、
31b1 係止部(突当部材)、
33 第2搬送ローラ対(搬送ローラ対、フィードローラ)、
36 CIS(検知手段)、
43 第2挟持ローラ(横レジスト補正補助ローラ)、
45 第1搬送ローラ対(搬送ローラ対、レジストローラ)、
51 整合部、
52A 第1整合補助部、 52B 第2整合補助部、
K1、K2 湾曲搬送経路、 K3 直線搬送経路、
X 合流部、 P 記録媒体(シート)。
Claims (8)
- 搬送経路において記録媒体を搬送する搬送装置であって、
記録媒体を挟持した状態で幅方向に移動可能に形成されるとともに、回転することによって記録媒体を搬送可能に形成された第1挟持ローラと、
前記第1挟持ローラに対して前記搬送経路の上流側に設置され、記録媒体を挟持した状態で幅方向に移動可能に形成されるとともに、回転することによって記録媒体を搬送可能に形成された第2挟持ローラと、
前記第1挟持ローラに対して前記搬送経路の下流側の位置に設置され、記録媒体を挟持した状態で回転することによって記録媒体を搬送可能に形成された搬送ローラ対と、
前記搬送経路において搬送される記録媒体の幅方向の位置ズレ量を検知する検知手段と、
を備え、
前記第1挟持ローラは、そのニップ位置よりも前記搬送経路の上流側の位置で前記搬送経路を閉鎖する状態と開放する状態とを切り替えられるように当該第1挟持ローラとともに回転可能に形成された係止部を具備するとともに、記録媒体を挟持した状態と挟持しない状態とを切り替えられるように離間可能に形成され、
前記係止部は、前記第1挟持ローラが1回転する間に前記搬送経路を閉鎖する位置から開放する位置に移動して再び閉鎖する位置に移動するように形成され、
前記第1挟持ローラのニップ位置から前記搬送ローラ対のニップ位置に至る前記搬送経路の距離は、前記第1挟持ローラが1回転して記録媒体を搬送する距離よりも短くなるように形成され、
前記係止部が前記搬送経路を閉鎖するように前記第1挟持ローラが回転して、前記搬送経路において搬送される記録媒体の先端を当該係止部に突当てることで当該記録媒体の搬送方向の位置ズレ又は/及び搬送方向に対して斜め方向の位置ズレを補正して、その後に当該記録媒体の幅方向の位置ズレを補正し、
前記記録媒体の幅方向の位置ズレを補正する動作は、
前記第2挟持ローラから前記第1挟持ローラに至る搬送経路の距離よりも長い記録媒体が搬送される場合には、前記検知手段の検知結果に基いて、前記第1挟持ローラと前記第2挟持ローラとで当該記録媒体を挟持した状態で前記第1挟持ローラと前記第2挟持ローラとを幅方向に移動させて、当該記録媒体の幅方向の位置ズレを補正する動作であって、
前記第2挟持ローラから前記第1挟持ローラに至る搬送経路の距離よりも短い記録媒体が搬送される場合には、前記検知手段の検知結果に基いて、前記第2挟持ローラで当該記録媒体を挟持することなく前記第1挟持ローラで当該記録媒体を挟持した状態で前記第1挟持ローラを幅方向に移動させて、当該記録媒体の幅方向の位置ズレを補正する動作であることを特徴とする搬送装置。 - 前記第2挟持ローラに対して上流側の位置、前記第2挟持ローラと前記第1挟持ローラとの間の位置、前記第1挟持ローラに対して下流側の位置、のうち少なくとも1つの位置に、記録媒体を挟持した状態で回転することによって記録媒体を搬送可能に形成されるとともに、記録媒体を挟持した状態と挟持しない状態とを切り替えられるように離間可能に形成された第2の搬送ローラ対を備え、
前記搬送経路において搬送される記録媒体の幅方向の位置ズレを補正するときに、前記第2の搬送ローラ対は当該記録媒体を挟持しないように離間されることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記検知手段は、前記第1挟持ローラに対して前記搬送経路の下流側に設置され、
前記第1挟持ローラと前記第2挟持ローラとが記録媒体を搬送可能に回転した状態、又は、前記第1挟持ローラが記録媒体を搬送可能に回転した状態、で前記検知手段によって当該記録媒体の幅方向の位置ズレ量が検知され、その検知結果に基いて当該記録媒体の幅方向の位置ズレが補正されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。 - 前記搬送経路において搬送される記録媒体の幅方向の位置ズレを補正した後であって、当該記録媒体が前記搬送ローラ対に挟持されたときに、前記第1挟持ローラが当該記録媒体を挟持しないように離間されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の搬送装置。
- 前記検知手段の検知結果に基いて前記第2挟持ローラが幅方向に移動する動作の精度が、前記検知手段の検知結果に基いて前記第1挟持ローラが幅方向に移動する動作の精度に比べて、低くなるように設定したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の搬送装置。
- 前記第1挟持ローラは、搬送方向に沿って直線状に形成された直線搬送経路に設置され、
前記第2挟持ローラは、搬送方向に沿って湾曲状に形成された湾曲搬送経路又はその近傍に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の搬送装置。 - 前記湾曲搬送経路は、その曲率半径が50mm以下になるように形成されたことを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
- 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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