JP2003173821A - 非水電解質電池 - Google Patents
非水電解質電池Info
- Publication number
- JP2003173821A JP2003173821A JP2002274966A JP2002274966A JP2003173821A JP 2003173821 A JP2003173821 A JP 2003173821A JP 2002274966 A JP2002274966 A JP 2002274966A JP 2002274966 A JP2002274966 A JP 2002274966A JP 2003173821 A JP2003173821 A JP 2003173821A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- salt concentration
- battery
- mol
- comparative example
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
用した場合でも、電池のハイレート特性や低温特性が劣
化しない非水電解質電池を提供する。 【解決手段】 正極、負極、セパレータおよび非水電解
質を有し、前記正極の空孔率が25%以下であり、かつ
非水電解質の塩濃度が伝導度ピークを与える濃度を超え
ている構成の非水電解質電池とした。
Description
電池等を含む非水電解質電池に関する
があり、その原動力の一つとしてリチウムイオン二次電
池を初めとする高エネルギー電池によるところが大き
い。現在リチウム二次イオン電池の市場は年間3000
億円を超え、今後とも様々な携帯機器の発展が予測で
き、それに伴う電池製造技術の進歩も要請されている。
常、正極、負極、液体あるいはポリマー電池と称するタ
イプでは固体電解質層から構成される。この正負極電極
材料は、正極活物質、負極活物質を導電助剤、結着剤、
と混合して集電体上に塗布したものである。
リチウムイオンポリマー電池において、その開発動向と
して電池の更なる高エネルギー密度化が要求されてい
る。特に一定スペースに高容量を詰め込む体積エネルギ
ー密度の向上に関して、非常に強い要求がある。電池の
高エネルギー密度化は、正・負極活物質の高容量化でも
達成可能だが、従来の正・負極活物質を使用しても、電
極の高密度化により達成可能である。
る電極作成後に、高い圧力で電極構成材料を低空孔率化
することで達成できる。
を電池に使用した場合、通常Liイオン電池で使用され
ている電極と比較して、Liイオンの拡散が劣るため、
低空孔率化をするほど、電池のハイレート特性や低温特
性が劣化し、高エネルギー密度化が可能であっても、電
池特性が実用レベルに至らないという問題があった。
ネルギー密度化により低空孔率電極を使用した場合で
も、電池のハイレート特性や低温特性が劣化しない非水
電解質電池を提供することである。
下の本発明の構成により達成される。 (1) 正極、負極、セパレータおよび非水電解質を有
し、前記正極の空孔率が25%以下であり、かつ非水電
解質の塩濃度が伝導度ピークを与える濃度を超えている
非水電解質電池。 (2) 前記非水電解質の塩濃度が1mol・dm-3 より高
い上記(1)の非水電解質電池。 (3) 前記正極の単位面積あたりの活物質坦持量が2
0mg/cm2 以上である上記(1)または(2)の非水電
解質電池。 (4) 積層型構造である上記(1)〜(3)のいずれ
かの非水電解質電池。
オン電池及びリチウムイオンポリマー電池の大部分は、
その支持電解質塩に六フッ化リン酸リチウムが使用され
ている。この系では、通常、塩濃度1mol・dm-3 付近に
イオン伝導度のピークがあり、実際、市販されている電
池では、その大部分が塩濃度は約1mol・dm-3 である。
ましくは1mol・dm-3 程度で、前述した高エネルギー密
度電極を使用して電池を作成すると、ハイレート特性、
低温特性が劣化し、実用レベルに至らないという問題が
あった。この問題は電極内部でのリチウムイオンの拡散
に起因するものと考えられおり、この改善は非常に困難
であると考えられていた。
果、低空孔率の高エネルギー密度電極においては、イオ
ン伝導度ピークとなる濃度、好ましくは1mol・dm-3 付
近ではなく、それよりも高濃度の塩濃度にすることで、
高率充放電特性、および低温充放電特性を改善できるこ
とを見いだした。通常電極では、イオン伝導度ピークで
電池特性もピークとなるが、低空孔率の高エネルギー密
度電極では、イオンの拡散が通常電極よりも非常に劣る
ため、電極内部のリチウムイオンの分布に濃淡の差が顕
著になり、そのため、濃度分極が大きくなり、そのこと
が特性劣化を支配していたためと考えられる。
ン伝導度のピークを与える濃度(以下ピーク濃度)より
も高い濃度に設定する。また、好ましくは前記ピーク濃
度の110%以上、特に130%以上に設定するとよ
い。その上限としては、前記ピーク濃度の300%以
下、特に250%以下が好ましい。
の種類によっても異なるが、通常用いられている塩、特
に六フッ化リン酸リチウム(LiPF6 )等の下記に例
示される塩では1mol・dm-3 付近であり、それより高い
濃度とすることが好ましく、特に1.3mol・dm-3 以上
である。その上限としては、3mol・dm-3 程度である。
れており、その空孔率は、25%以下、好ましくは20
%以下である。その下限としては、5%程度である。空
孔率は、例えば下記式により求めることができる。 (式) 空孔率P(%)=〔1−単位面積当たりの活物質坦持量/ (塗膜厚さ×塗膜中の活物質比×塗膜真密度)〕×100
の圧縮手段により圧縮され、高密度化される。圧縮の際
の圧力としては、ロールプレスの線圧に換算して150
kg/cm〜800kg/cm程度である。
の電池容量に関係しない部分を減少することができるた
め、活物質の高担持量化も有効である。しかしながら、
市販されているリチウムイオン電池は、その大部分が巻
回型で作成されているため、活物質を高坦持量化する
と、電極を巻き取る際に、クラックなどが発生するとい
う問題が生じる。
ギー密度電極を電池に用いるには、積層型電池の方が好
ましい。
20mg/cm2 以上、特に23mg/cm 2 以上が好ましく、
その上限としては100mg/cm2 程度である。
された正極活物質材料、結着剤からなる正極、同様に集
電体材料、集電体材料に塗布された負極活物質,結着剤
からなる負極を有するる電池に関するものであり,この
正極,負極材料が対向して形成される電池において、
正、負極、非水電解質層が介在した非水電解質電池を対
象とする。
料、リチウム金属、リチウム合金あるいは酸化物材料の
ような負極活物質を用い、正極には、リチウムイオンが
インターカレート・デインターカレート可能な酸化物ま
たは炭素材料のような正極活物質を用いることが好まし
い。このような電極を用いることにより、良好な特性の
リチウム二次電池を得ることができる。
ば、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、天然あ
るいは人造の黒鉛、樹脂焼成炭素材料、カーボンブラッ
ク、炭素繊維などから適宜選択すればよい。これらは粉
末として用いられる。中でも黒鉛が好ましく、その平均
粒子径は1〜30μm 、特に5〜25μm であることが
好ましい。平均粒子径が小さすぎると、充放電サイクル
寿命が短くなり、また、容量のばらつき(個体差)が大
きくなる傾向にある。平均粒子径が大きすぎると、容量
のばらつきが著しく大きくなり、平均容量が小さくなっ
てしまう。平均粒子径が大きい場合に容量のばらつきが
生じるのは、黒鉛と集電体との接触や黒鉛同士の接触に
ばらつきが生じるためと考えられる。
チウムを含有するものが好ましく、リチウムイオンがイ
ンターカレート・デインターカレート可能な酸化物とし
ては、リチウムを含む複合酸化物が好ましく、例えば、
LiCoO2、LiMn2O4、LiNiO2、LiV2O4
などが挙げられる。これらの酸化物の粉末の平均粒子径
は1〜40μm 程度であることが好ましい。
る。導電助剤としては、好ましくは黒鉛、カーボンブラ
ック、炭素繊維、ニッケル、アルミニウム、銅、銀等の
金属が挙げられ、特に黒鉛、カーボンブラックが好まし
い。
質:導電助剤:ゲル電解質=30〜95:3〜10:2
〜70の範囲が好ましく、負極では、質量比で、活物
質:導電助剤:ゲル電解質=30〜95:0〜10:5
〜70の範囲が好ましい。ゲル電解質は、特に限定され
ず、通常用いられているものを用いればよい。また、ゲ
ル電解質を含まない電極も好適に用いられる。この場
合、バインダとしてはフッ素樹脂、フッ素ゴム等を用い
ることができ、バインダの量は3〜30質量%程度とす
る。
て導電助剤を、ゲル電解質溶液またはバインダ溶液に分
散し、塗布液を調製する。
る。塗布する手段は特に限定されず、集電体の材質や形
状などに応じて適宜決定すればよい。一般に、メタルマ
スク印刷法、静電塗装法、ディップコート法、スプレー
コート法、ロールコート法、ドクターブレード法、グラ
ビアコート法、スクリーン印刷法等が使用されている。
ンダーロール等により圧延処理を行う。
やケース内への集電体の配置方法などに応じて、適宜通
常の集電体から選択すればよい。一般に、正極にはアル
ミニウム等が、負極には銅、ニッケル等が使用される。
なお、集電体は金属箔、金属メッシュなどが、通常、使
用される。金属箔よりも金属メッシュの方が電極との接
触抵抗が小さくなるが、金属箔でも十分小さな接触抵抗
が得られる。
る。塗布厚は、50〜400μm 程度とすることが好ま
しい。
電解質塩としては、例えば、LiClO4 、LiPF
6 、LiBF4 、LiAsF6 、LiCF3SO3 、L
iCF3CF2SO3 、LiC(CF2SO2)2 、LiN
(CF3 SO2 )2 、LiN(CF3 CF2 SO2 )
2 、LiN(CF3 SO2 )(C4F9SO2 )2 、および
LiN(CF3 CF2 CO)2 等の1種または2種以上
の混合リチウム塩が適用できる。
性が良好なものであれば特に制限はされないが、リチウ
ム電池等では高い動作電圧でも分解の起こらない極性有
機溶媒、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロ
ピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート、
ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネー
ト、エチルメチルカーボネート等のカーボネート類、テ
トラヒドロフラン(THF)、2−メチルテトラヒドロ
フラン等の環式エーテル、1,3−ジオキソラン、4−
メチルジオキソラン等の環式エーテル、γ−ブチロラク
トン等のラクトン、スルホラン等が好適に用いられる。
3−メチルスルホラン、ジメトキシエタン、ジエトキシ
エタン、エトキシメトキシエタン、エチルジグライム等
を用いてもよい。
子膜を浸漬すると、高分子膜が電解液を吸収してセパレ
ータとして機能する。
は、その構成材料がポリエチレン、ポリプロピレンなど
のポリオレフイン類の一種又は二種以上(二種以上の場
合、二層以上のフィルムの張り合わせ物などがある)、
ポリエチレンテレフターレートのようなポリエステル
類、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体のよう
な熱可塑性フッ素樹脂類、セルロース類などである。シ
ートの形態はJIS−P8117に規定する方法で測定した通気
度が5〜2000秒/100cc程度、厚さが5〜100
μm 程度の微多孔膜フィルム、織布、不織布などがあ
る。
い。例えば、 (1)ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサ
イド等のポリアルキレンオキサイド、 (2)エチレンオキサイドとアクリレートの共重合体、 (3)エチレンオキサイドとグリシルエーテルの共重合
体、 (4)エチレンオキサイドとグリシルエーテルとアリル
グリシルエーテルとの共重合体、 (5)ポリアクリレート (6)ポリアクリロニトリル (7)ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−塩
化3フッ化エチレン共重合体、フッ化ビニリデン−ヘキ
サフルオロプロビレンフッ素ゴム、フッ化ビニリデン
“テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン
フッ素ゴム等のフッ素系高分子等が挙げられる。
セパレータや電極に塗布をしてもよい。さらに、開始剤
を入れることにより、紫外線、EB、加熱等でゲル高分
子を架橋させてもよい。
極は、リチウム二次電池の電極として公知のものの中か
ら適宜選択して使用すればよく、好ましくは電極活物質
とゲル電解質、必要により導電助剤との組成物を用い
る。
開2000−223107号公報、特開2000−10
0408号公報に記載されているセパレータを用いるこ
ともできる。
場合、膜の強度、イオン伝導度の点から、電解液の比率
は40〜90質量%が好ましい。
交互に積層、あるいは捲回する事によって電池が作成さ
れる。
担持量、低空孔率化することで、電極を高エネルギー密
度化し、かつ、非水電解質の塩濃度を伝導度ピークを与
える濃度、好ましくは1mol・dm-3 よりも高濃度にする
ことで、電池の高率充放電特性および低温充放電特性を
劣化させることなく、高エネルギー密度の電池を提供す
ることができる。
部)と、導電助剤としてカーボンブラック(6重量部)
及び結着割としてPVDF:Kynar761A(4重量部)を
混合して正極合剤とし、N−メチル−2−ピロリドン
(NMP)を溶剤として分散させ、スラリー状にした。
集電体であるAl箔上に、得られたスラリーを塗布して
乾燥し、正極とした。単位面積辺りの正極活物質坦持量
を24mg/cm2 、空孔率を20%とした。
部)と、結着剤としてPVDF:Kynar761A(10重量
部)とをN−メチル−2−ピロリドンで分散させ、スラ
リー状とした。このスラリーを負極集電体であるCu箔
上に塗布して乾焼し、負極とした。単位面積辺りの活物
質担持量を12mg/cm2 、空孔率を27%とした。
積部)とジエチルカーボネート(70積部)とを混合溶
媒とし、塩濃度1.5mol・dm-3 のLiPF6 を支持塩
とした非水電解液を調整した。
た。 マトリックスポリマー:Kynar761A ポリオレフインフイルム:旭化成製 ポリエチレン(P
E) H6022 成膜原液:2wt%−Kynar761A/NMP+1wt%L-77
(日本ユニカー(株)製)
浸漬し、その後浸漬物をロールでしごき、余分な成膜原
液を除去した。そのシートを水中に投下することによ
り、成膜原液中のポリマーをポリオレフィンフイルム上
に多孔質状でゲル化させた。
極に挟み、積層し、積層体をアルミラミネートフィルム
に入れた後に電解液を含浸させ、密閉して80℃の熱プ
レスをかけ、積層型固体電解質リチウム電池を作製し
た。
にあたり、LiPF6 塩濃度を1.3mol・dm-3とし
た。その他は、実施例1と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
にあたり、LiPF6 塩濃度を1.75mol・dm- 3 とし
た。その他は、実施例1と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
にあたり、LiPF6 塩濃度を2.0mol・dm-3とし
た。その他は、実施例1と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
にあたり、LiPF6 塩濃度を2.5mol・dm-3とし
た。その他は、実施例1と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
にあたり、LiPF6 塩濃度を1.0mol・dm-3とし
た。その他は、実施例1と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
坦持量を17mg/cm2 、負極活物質坦持量を8.5mg/cm
2 とした。その他は、実施例1と同様に積層型固体電解
質状リチウム電池を作製した。
にあたり、LiPF6 塩濃度を1.0mol・dm-3とし
た。その他は、比較例2と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
坦持量を28mg/cm2 、負極活物質坦持量を14mg/cm2
とした。その他は、実施例1と同様に積層型固体電解質
状リチウム電池を作製した。
にあたり、LiPF6 塩濃度を1.0mol・dm-3とし
た。その他は、実施例6と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
率を34%とした。その他は、実施例6と同様に積層型
固体電解質状リチウム電池を作製した。
率を34%、LiPF6 塩濃度を1.0mol・dm- 3 とし
た。その他は、実施例6と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
率を10%とした。その他は、実施例1と同様に積層型
固体電解質状リチウム電池を作製した。
にあたり、LiPF6 塩濃度を1.0mol・dm-3とし
た。その他は、実施例7と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
率を15%とした。その他は、実施例1と同様に積層型
固体電解質状リチウム電池を作製した。
にあたり、LiPF6 塩濃度を1.0mol・dm-3とし
た。その他は、実施例8と同様に積層型固体電解質状リ
チウム電池を作製した。
整にあたり、支持塩をLiPF6 に代えてLiClO4
とした。その他は、実施例1と同様に積層型固体電解質
状リチウム電池を作製した。
O4 の塩濃度を1.0mol・dm-3 とした。その他は、実
施例9と同様に積層型固体電解質状リチウム電池を作製
した。
調整にあたり、支持塩を塩濃度1.4mol・dm-3 のLi
N(SO2C2F5)2 と、塩濃度0.1mol・dm-3 のL
iPF6 との混合塩(計1.5mol・dm-3 )となるよう
に調整した。その他は、実施例1と同様に積層型固体電
解質状リチウム電池を作製した。
液調整にあたり、支持塩を塩濃度0.9mol・dm-3のL
iN(SO2C2F5)2 と、塩濃度0.1mol・dm-3 の
LiPF6 との混合塩(計1.0mol・dm-3 )となるよ
うに調整した。その他は、実施例10と同様に積層型固
体電解質状リチウム電池を作製した。
調整にあたり、支持塩を塩濃度1.4mol・dm-3 のLi
N(SO2CF3)2 と、塩濃度0.1mol・dm-3 のLi
PF6 との混合塩(計1.5mol・dm-3 )となるように
調整した。その他は、実施例1と同様に積層型固体電解
質状リチウム電池を作製した。
液調整にあたり、支持塩を塩濃度0.9mol・dm-3のL
iN(SO2CF3)2 と、塩濃度0.1mol・dm-3 のL
iPF6 との混合塩(計1.5mol・dm-3 )となるよう
に調整した。その他は、実施例11と同様に積層型固体
電解質状リチウム電池を作製した。
調整にあたり、プロピレンカーボネート(PC)とエチ
レンカーボネート(EC)とで体積比9:1の混合溶媒
とし、塩濃度1.5mol・dm-3 のLiPF6 を支持塩と
し、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサ
イド5重量部添加し、調整した。その他は、実施例1と
同様に積層型固体電解質状リチウム電池を作製した。
液調整にあたり、LiPF6 の塩濃度を2.0mol・dm
-3 とした。その他は、実施例12と同様に積層型固体
電解質状リチウム電池を作製した。
液調整にあたり、LiPF6 の塩濃度を2.5mol・dm
-3 とした。その他は、実施例12と同様に積層型固体
電解質状リチウム電池を作製した。
液調整にあたり、LiPF6 の塩濃度を1.0mol・dm
-3 とした。その他は、実施例12と同様に積層型固体
電解質状リチウム電池を作製した。
空孔率を34%とした。その他は、実施例12と同様に
積層型固体電解質状リチウム電池を作製した。
液調整にあたり、LiPF6 の塩濃度を1.0mol・dm
-3 とした。その他は、比較例13と同様に積層型固体
電解質状リチウム電池を作製した。
液調整にあたり、LiPF6 の塩濃度を2.0mol・dm
-3 とした。その他は、比較例13と同様に積層型固体
電解質状リチウム電池を作製した。
液調整にあたり、LiPF6 の塩濃度を2.5mol・dm
-3 とした。その他は、比較例13と同様に積層型固体
電解質状リチウム電池を作製した。
℃において0.5C定電流で充電終止電圧4.2V、所
定の電流値にて放電終止電圧3.0Vの充放電試験を行
い、放電レート特性を評価した。また、1C定電流で充
電終止電圧4.2V、放電終止電圧3.0Vの充放電試
験を繰り返し、サイクル特性を評価した。さらに、23
℃において、1C定電流で終止電圧4.2Vまで充電し
た後、各温度にて1C定電流で終止電圧3.0Vまで放
電させ、低温特性を評価した。
レートにおける放電容量を示す。放電容量は、比較例1
における0.2C放電容量を基準(100%)としでパ
ーセンテージにて表した。通常、電解液の伝導率が最大
値を示す1M LiPF6 塩濃度においては、ハイレー
ト放電になるほど放電容量が大きく劣化しているのに対
し、1M以上の塩濃度にすることによって劣化が抑えら
れているのがわかる。
線を示す。塩濃度1Mにおいては、ハイレートでの分極
が大きく容量が劣化しているのに対し、塩濃度増加によ
り分極が抑えられている。これは、塩濃度を高めること
により、電極内部での濃度分極が抑えられハイレートで
の容量劣化が小さくなったものと考えられる。しかしな
がら、塩濃度を高めすぎると電解液粘度増による容量減
の影響が大きくなり、特に低レートでの容量劣化が生ず
ることもわかった。
における1C放電容量を示す。放電容量は、各比較例で
の25℃における1C放電容量を基準(100%)とし
てパーセンテージにて表した。また、図4に0℃、25
℃での実施例1と比較例1の放電曲線を示す。低温時に
関しても1M塩濃度では分極が大きく、放電容量が劣化
しているのに対し、塩濃度を増加させることによって、
分極を抑え容量劣化を小さくできることがわかった。
サイクル特性を示す。塩濃度1Mにおいては、容量維持
率80%に至るサイクル数が200サイクル程度である
のにに対し、塩濃度1.75M、2.5Mでは、それぞ
れ600サイクル、400サイクル程度と大幅に向上し
た。これに関しても塩濃度増加により電極内部でのLi
イオンの偏在が減少したため、電極反応がより均一に生
ずることにより、サイクル特性が向上したと思われる。
塩濃度を1.5Mにしても、特性の向上は見られない。
低空孔率化電極においても、活物質坦持量が少ない場
合、単位面積当たりに流れる電流が少ないことに加え、
電極の厚さも薄く、電極界面での反応に対し速やかに電
極内部への拡散が行われていると考えられる。よって、
電極活物質坦持量が少ない場合、塩濃度増加による特性
向上は小さい。逆に活物質坦持量が多い堤合は、電極内
部でのLi拡散が遅いことによる濃度分極(図7)が大
きく、放電レートを増すことによる容量劣化が大きい
為、塩濃度増加は有効であるといえる(図8)。
1M塩濃度(比較例6)と1.5M塩濃度(比較例5)
との放電曲線を示し、図10には0℃と25℃との1C
放電曲線を示す。高活物質担持量の場合でも空孔率が高
いときには、塩濃度増加により若干のレート特性向上は
生じたものの、ハイレート時でも低温時でも低空孔率時
のような分極改善は見られなかった。
放電レート特性を示す。低空孔率になるほど、レート特
性は劣化していくが、塩濃度を高めることによって、大
幅に劣化を防げていることがわかる。
レート放電(2C)特性を図12に示し、低温環境下
(0℃)での放電特性を図13に示した。図12および
図13の結果より、LiPF6 に限らず、それ以外の塩
を用いた場合でも、塩濃度を増大させ、電解液の伝導度
ピークを与える濃度以上の塩濃度とすることによって、
高活物質坦持量で低空孔率のの高エネルギー密度電極を
使用した電池において生じるハイレート放電および低温
環境下放電における容量劣化の抑制効果があることがわ
かった。
の放電レート特性を、図15に比較例13〜16での放
電レート特性を示す。図15から、電解液の溶媒系が異
なる場合であっても、高密度化されていない電極の場合
には、塩濃度を電解液の伝導度ピークを与える濃度以上
にすることによる効果はみられない。一方、図14での
結果から、電解液の溶媒系が異なる場合であっても、高
密度化された電極の場合、ハイレート放電における容量
劣化に対して大きな抑制効果があることが明らかとなっ
た。
率の高エネルギー密度電極を使用したときに生ずる分極
は、電解液の支持塩濃度を高めることで抑制でき、高エ
ネルギー密度、かつ特性の良好な電池を得ることができ
る。
ギー密度化により低空孔率電極を使用した場合でも、電
池のハイレート特性や低温特性が劣化しない非水電解質
電池を提供することができる。
ける放電容量を示すグラフである。
ラフである。
C放電容量を示すグラフである。
線を示すグラフである。
性を示すグラフである。
る。
特性を示したグラフである。
特性を示すグラフである。
(比較例6)と1.5M塩濃度(比較例5)との放電曲
線を示すグラフである。
℃との1C放電曲線を示すグラフである。
特性を示すグラフである。
ート放電(2C)特性を示すグラフである。
境下(0℃)での放電特性を示すグラフである。
ト特性を示すグラフである。
グラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 正極、負極、セパレータおよび非水電解
質を有し、 前記正極の空孔率が25%以下であり、かつ非水電解質
の塩濃度が伝導度ピークを与える濃度を超えている非水
電解質電池。 - 【請求項2】 前記非水電解質の塩濃度が1mol・dm-3
より高い請求項1の非水電解質電池。 - 【請求項3】 前記正極の単位面積あたりの活物質坦持
量が20mg/cm2 以上である請求項1または2の非水電
解質電池。 - 【請求項4】 積層型構造である請求項1〜3のいずれ
かの非水電解質電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002274966A JP4180335B2 (ja) | 2001-09-28 | 2002-09-20 | 非水電解質電池 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001299654 | 2001-09-28 | ||
JP2001-299654 | 2001-09-28 | ||
JP2002274966A JP4180335B2 (ja) | 2001-09-28 | 2002-09-20 | 非水電解質電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003173821A true JP2003173821A (ja) | 2003-06-20 |
JP4180335B2 JP4180335B2 (ja) | 2008-11-12 |
Family
ID=26623229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002274966A Expired - Lifetime JP4180335B2 (ja) | 2001-09-28 | 2002-09-20 | 非水電解質電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4180335B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005001963A1 (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Zeon Corporation | カソードフィルム用活物質、カソードフィルム用ポリエーテル重合体組成物、カソードフィルム、及びカソードフィルムの製造方法 |
WO2010150377A1 (ja) * | 2009-06-25 | 2010-12-29 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池、及び、車両 |
WO2011001636A1 (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-06 | パナソニック株式会社 | 非水電解質二次電池及びその製造方法 |
WO2012033036A1 (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-15 | 株式会社Nttファシリティーズ | リチウムイオン二次電池 |
JP2013105643A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Nippon Shokubai Co Ltd | リチウム二次電池 |
WO2013128559A1 (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-06 | 株式会社日立製作所 | リチウムイオン二次電池 |
KR101772301B1 (ko) * | 2012-12-14 | 2017-08-28 | 우미코르 | 충전식 배터리용 낮은 공극률 전극 |
JP2018537836A (ja) * | 2015-12-11 | 2018-12-20 | ブルー・ソリューションズ・カナダ・インコーポレイテッド | インピーダンスが可変である電気化学セルを有する電池 |
JP2019003814A (ja) * | 2017-06-14 | 2019-01-10 | 日産自動車株式会社 | 電気デバイス |
WO2022120026A1 (en) * | 2020-12-04 | 2022-06-09 | Sion Power Corporation | Low porosity electrodes and related methods |
-
2002
- 2002-09-20 JP JP2002274966A patent/JP4180335B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005001963A1 (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Zeon Corporation | カソードフィルム用活物質、カソードフィルム用ポリエーテル重合体組成物、カソードフィルム、及びカソードフィルムの製造方法 |
WO2010150377A1 (ja) * | 2009-06-25 | 2010-12-29 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池、及び、車両 |
WO2011001636A1 (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-06 | パナソニック株式会社 | 非水電解質二次電池及びその製造方法 |
JPWO2011001636A1 (ja) * | 2009-06-30 | 2012-12-10 | パナソニック株式会社 | 非水電解質二次電池及びその製造方法 |
WO2012033036A1 (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-15 | 株式会社Nttファシリティーズ | リチウムイオン二次電池 |
JP2012079685A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-04-19 | Ntt Facilities Inc | リチウムイオン二次電池 |
JP2013105643A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Nippon Shokubai Co Ltd | リチウム二次電池 |
WO2013128559A1 (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-06 | 株式会社日立製作所 | リチウムイオン二次電池 |
US9673446B2 (en) | 2012-02-28 | 2017-06-06 | Hitachi Maxell, Ltd. | Lithium ion secondary battery containing a negative electrode material layer containing Si and O as constituent elements |
KR101772301B1 (ko) * | 2012-12-14 | 2017-08-28 | 우미코르 | 충전식 배터리용 낮은 공극률 전극 |
JP2018537836A (ja) * | 2015-12-11 | 2018-12-20 | ブルー・ソリューションズ・カナダ・インコーポレイテッド | インピーダンスが可変である電気化学セルを有する電池 |
JP2019003814A (ja) * | 2017-06-14 | 2019-01-10 | 日産自動車株式会社 | 電気デバイス |
WO2022120026A1 (en) * | 2020-12-04 | 2022-06-09 | Sion Power Corporation | Low porosity electrodes and related methods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4180335B2 (ja) | 2008-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102362887B1 (ko) | 리튬이차전지용 음극의 전리튬화 방법 및 이에 사용되는 리튬 메탈 적층체 | |
US8486566B2 (en) | Positive electrode for lithium-ion secondary battery, manufacturing method thereof, and lithium-ion secondary battery | |
JP4517440B2 (ja) | リチウムイオン固体電解質二次電池 | |
US20230061388A1 (en) | Negative electrode for nonaqueous electrolyte secondary batteries, and nonaqueous electrolyte secondary battery | |
JP2005340188A (ja) | 電極、電気化学デバイス及び電極の製造方法 | |
JP7115296B2 (ja) | 負極及びリチウムイオン二次電池 | |
JP6656370B2 (ja) | リチウムイオン二次電池および組電池 | |
JP4561041B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
JP4180335B2 (ja) | 非水電解質電池 | |
JP2002151156A (ja) | リチウム二次電池の製造方法 | |
US12049685B2 (en) | Manufacturing method of porous silicon material, porous silicon material, and power storage device | |
JP2002216744A (ja) | 非水電解質電池および非水電解質電池用正極の製造法。 | |
JP2019164965A (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
CN117999665A (zh) | 非水电解质二次电池 | |
JP7135840B2 (ja) | 正極及びリチウムイオン二次電池 | |
JP5516700B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
JP2003297337A (ja) | 電極構造物およびその製造方法、二次電池 | |
WO2015037522A1 (ja) | 非水二次電池 | |
JP5239109B2 (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
JP3525921B2 (ja) | 非水系二次電池用正極活物質 | |
JP2020155378A (ja) | リチウムイオン二次電池用電解液、及びリチウムイオン二次電池 | |
JP2003263984A (ja) | 非水電解質電池および非水電解質電池の製造法。 | |
JP4235285B2 (ja) | 有機電解質電池 | |
CN111540869A (zh) | 锂离子二次电池用正极、锂离子二次电池用负极、锂离子二次电池及其制造方法 | |
JP5217066B2 (ja) | リチウム二次電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040601 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080826 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080827 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4180335 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 5 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |