JP2003173681A - 半導体メモリ回路およびラッチ回路 - Google Patents

半導体メモリ回路およびラッチ回路

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JP2003173681A
JP2003173681A JP2001373947A JP2001373947A JP2003173681A JP 2003173681 A JP2003173681 A JP 2003173681A JP 2001373947 A JP2001373947 A JP 2001373947A JP 2001373947 A JP2001373947 A JP 2001373947A JP 2003173681 A JP2003173681 A JP 2003173681A
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line
semiconductor memory
memory circuit
channel mos
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Koji Arai
浩二 新居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶データが反転しにくい半導体メモリ回路
を提供する。 【解決手段】 SRAMのメモリセル1は、記憶ノード
N1と接地電位GNDのラインとの間に直列接続された
2つのNチャネルMOSトランジスタ13,13′と、
記憶ノードN2と接地電位GNDのラインとの間に直列
接続された2つのNチャネルMOSトランジスタ14,
14′とを含む。1つのα粒子が2つのNチャネルMO
Sトランジスタ13,13′または14,14′を通過
しないと記憶データが反転しないので、ソフトエラーが
発生しにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体メモリ回路
およびラッチ回路に関し、特に、逆並列に接続された2
つのインバータを備えた半導体メモリ回路およびラッチ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来のスタティックランダム
アクセスメモリ(以下、SRAMと称す)のメモリセル
80の構成を示す回路図である。図24において、この
メモリセル80は、PチャネルMOSトランジスタ8
1,82およびNチャネルMOSトランジスタ83〜8
6を含む。PチャネルMOSトランジスタ81,82
は、それぞれ電源電位VDDのラインと記憶ノードN8
1,N82との間に接続され、それらのゲートはそれぞ
れ記憶ノードN82,N81に接続される。Nチャネル
MOSトランジスタ83,84は、それぞれ記憶ノード
N81,N82と接地電位GNDのラインとの間に接続
され、それらのゲートはそれぞれ記憶ノードN82,N
81に接続される。NチャネルMOSトランジスタ8
5,86は、それぞれ記憶ノードN81,N82とビッ
ト線BL,/BLとの間に接続され、それらのゲートは
ともにワード線WLに接続される。MOSトランジスタ
81,83は、記憶ノードN82の信号の反転信号を記
憶ノードN81に与えるインバータを構成する。MOS
トランジスタ82,84は、記憶ノードN81の信号の
反転信号を記憶ノードN82に与えるインバータを構成
する。2つのインバータは、記憶ノードN81,N82
間に逆並列に接続されており、ラッチ回路を構成してい
る。
【0003】ワード線WLが選択レベルの「H」レベル
にされると、NチャネルMOSトランジスタ85,86
が導通する。書込データ信号に応じてビット線BL,/
BLのうちの一方のビット線(たとえばBL)を「H」
レベルにするとともに他方のビット線(この場合は/B
L)を「L」レベルにすると、MOSトランジスタ8
1,84が導通するとともにMOSトランジスタ82,
83が非導通になり、記憶ノードN81,N82のレベ
ルがラッチされる。ワード線WLを非選択レベルの
「L」レベルにすると、NチャネルMOSトランジスタ
85,86が非導通になり、メモリセル80にデータ信
号が記憶される。
【0004】読出動作時は、ビット線BL,/BLを
「H」レベルにプリチャージした後、ワード線WLを選
択レベルの「H」レベルにする。これにより、ビット線
(この場合は/BL)からNチャネルMOSトランジス
タ86,84を介して接地電位GNDのラインに電流が
流出し、ビット線/BLの電位が低下する。ビット線B
Lと/BLの電位を比較することにより、メモリセル8
0の記憶データを読出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなメ
モリセル80では、近年の高集積化、低電源電圧化に伴
ない、いわゆるソフトエラーが発生しやすくなってき
た。ここで、ソフトエラーとは、パッケージに含まれる
微量の放射性物質から放出されるα線がメモリセルに入
射し、記憶データを反転させる現象をいう。このソフト
エラーは、高集積化によって記憶ノードN81,N82
の容量が小さくなり、電源電圧が低減化されたことによ
って発生しやすくなったものと考えられる。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、記
憶データが反転しにくい半導体メモリ回路およびラッチ
回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体メ
モリ回路は、ワード線と第1および第2のビット線との
交差部に配置された半導体メモリ回路であって、第1お
よび第2の記憶ノード間に逆並列に接続された2つのイ
ンバータと、ワード線が選択レベルにされたことに応じ
て、第1のビット線と第1の記憶ノードを接続するとと
もに第2のビット線と第2の記憶ノードを接続する切換
回路とを備えたものである。ここで、インバータは、第
1の電源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続さ
れ、それらの入力電極がともに入力ノードに接続された
複数の第1の導電形式の第1のトランジスタと、第2の
電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その
入力電極が入力ノードに接続された第2の導電形式の第
2のトランジスタを含む。
【0008】好ましくは、切換回路は、第1のビット線
と第1の記憶ノードとの間に直列接続され、ワード線が
選択レベルにされたことに応じて導通する複数の第3の
トランジスタと、第2のビット線と第2の記憶ノードと
の間に直列接続され、ワード線が選択レベルにされたこ
とに応じて導通する複数の第4のトランジスタを含む。
【0009】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は直角に設けられている。
【0010】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は1つの直線に沿って同方
向に設けられている。
【0011】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は平行に設けられている。
【0012】また好ましくは、第1、第2、第3および
第4のトランジスタの各々はMOSトランジスタであ
り、第1、第2、第3および第4のトランジスタのゲー
ト電極は同方向に延在している。
【0013】また好ましくは、半導体メモリ回路は、第
1の導電形式の第1の半導体層と、それぞれ第1の半導
体層の一方側および他方側に配置された第2の導電形式
の第2および第3の半導体層との表面に形成される。2
つのインバータの第2のトランジスタはともに第1の半
導体層の表面に形成され、2つのインバータのうちの一
方のインバータの複数の第1のトランジスタはともに第
2の半導体層の表面に形成され、他方のインバータの複
数の第1のトランジスタはともに第3の半導体層の表面
に形成されている。
【0014】また好ましくは、半導体メモリ回路は、第
1の導電形式の第1の半導体層と、それぞれ第1の半導
体層の一方側および他方側に配置された第2の導電形式
の第2および第3の半導体層との表面に形成される。2
つのインバータの第2のトランジスタはともに第1の半
導体層の表面に形成され、2つのインバータのうちの一
方のインバータの複数の第1のトランジスタは第2およ
び第3の半導体層の表面に分散配置され、他方のインバ
ータの複数の第1のトランジスタは第2および第3の半
導体層の表面に分散配置されている。
【0015】また、この発明に係る他の半導体メモリ回
路は、ワード線と第1および第2のビット線との交差部
に配置された半導体メモリ回路であって、第1および第
2の記憶ノード間に逆並列に接続された2つのインバー
タと、ワード線が選択レベルにされたことに応じて、第
1のビット線と第1の記憶ノードを接続するとともに第
2のビット線と第2の記憶ノードを接続する切換回路と
を備えたものである。ここで、インバータは、第1の電
源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続され、そ
れらの入力電極がともに入力ノードに接続された複数の
第1の導電形式の第1のトランジスタと、第2の電源電
位のラインと出力ノードとの間に直列接続され、それら
の入力電極がともに入力ノードに接続された複数の第2
の導電形式の第2のトランジスタとを含む。
【0016】好ましくは、切換回路は、第1のビット線
と第1の記憶ノードとの間に直列接続され、ワード線が
選択レベルにされたことに応じて導通する複数の第3の
トランジスタと、第2のビット線と第2の記憶ノードと
の間に直列接続され、ワード線が選択レベルにされたこ
とに応じて導通する複数の第4のトランジスタを含む。
【0017】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は直角に設けられ、複数の
第2のトランジスタのゲート電極は直角に設けられてい
る。
【0018】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は1つの直線に沿って同方
向に設けられ、複数の第2のトランジスタのゲート電極
はもう1つの直線に沿って同方向に設けられている。
【0019】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は平行に設けられ、複数の
第2のトランジスタのゲート電極は平行に設けられてい
る。
【0020】また好ましくは、第1、第2、第3および
第4のトランジスタの各々はMOSトランジスタであ
り、第1、第2、第3および第4のトランジスタのゲー
ト電極は同方向に延在している。
【0021】また好ましくは、半導体メモリ回路は、第
1の導電形式の第1の半導体層と、それぞれ第1の半導
体層の一方側および他方側に配置された第2の導電形式
の第2および第3の半導体層との表面に形成される。2
つのインバータの複数の第2のトランジスタはともに第
1の半導体層の表面に形成され、2つのインバータのう
ちの一方のインバータの複数の第1のトランジスタはと
もに第2の半導体層の表面に形成され、他方のインバー
タの複数の第1のトランジスタはともに第3の半導体層
の表面に形成されている。
【0022】また好ましくは、半導体メモリ回路は、第
1の導電形式の第1の半導体層と、それぞれ第1の半導
体層の一方側および他方側に配置された第2の導電形式
の第2および第3の半導体層との表面に形成される。2
つのインバータの複数の第2のトランジスタはともに第
1半導体層の表面に形成され、2つのインバータのうち
の一方のインバータの複数の第1のトランジスタは第2
および第3の半導体層の表面に分散配置され、他方のイ
ンバータの複数の第1のトランジスタは第2および第3
の半導体層の表面に分散配置されている。
【0023】また、この発明に係るさらに他の半導体メ
モリ回路は、ワード線と第1および第2のビット線との
交差部に配置された半導体メモリ回路であって、第1お
よび第2の記憶ノード間に逆並列に接続された2つのイ
ンバータと、第1のビット線と第1の記憶ノードとの間
に直列接続され、ワード線が選択レベルにされたことに
応じて導通する複数の第1のトランジスタと、第2のビ
ット線と第2の記憶ノードとの間に直列接続され、ワー
ド線が選択レベルにされたことに応じて導通する複数の
第2のトランジスタとを備えたものである。
【0024】好ましくは、第1および第2のトランジス
タの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1のト
ランジスタのゲート電極は平行に設けられ、複数の第2
のトランジスタのゲート電極は平行に設けられている。
【0025】また好ましくは、ワード線、第1のビット
線、第2のビット線、複数の第1のトランジスタ、およ
び複数の第2のトランジスタは、2つのインバータに対
して複数組設けられている。
【0026】またこの発明に係るさらに他の半導体メモ
リ回路は、ワード線と第1および第2のビット線との交
差部に配置された半導体メモリ回路であって、第1およ
び第2の記憶ノード間に逆並列に接続された2つのイン
バータと、ワード線が選択レベルにされたことに応じ
て、第1のビット線と第1の記憶ノードを接続するとと
もに第2のビット線と第2の記憶ノードを接続する切換
回路とを備えたものである。ここで、インバータは、第
1の電源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続さ
れ、それらの入力電極がともに入力ノードに接続された
複数のトランジスタと、第2の電源電位のラインと出力
ノードとの間に接続された抵抗素子とを含む。
【0027】好ましくは、半導体メモリ回路はSOI基
板上に形成されている。また好ましくは、半導体メモリ
回路に対応して読出用ワード線および読出用ビット線が
設けられる。半導体メモリ回路は、さらに、読出用ワー
ド線が選択レベルにされたことに応じて第1および第2
の記憶ノードのうちの一方の記憶ノードの論理レベルを
読出用ビット線に与える読出回路を備える。
【0028】また好ましくは、半導体メモリ回路に対応
してサーチ線およびマッチ線が設けられる。半導体メモ
リ回路は、さらに、第1および第2の記憶ノードのうち
の一方の記憶ノードの論理レベルとサーチ線に与えられ
た論理レベルとが一致しているか否かを検出し、検出結
果に応じたレベルの信号をマッチ線に与える一致/不一
致検出回路を備える。
【0029】また、この発明に係るラッチ回路は、入力
端子に与えられた信号の論理レベルをラッチするラッチ
回路であって、入力端子に与えられた信号の反転信号を
出力する第1のインバータと、第1のインバータの出力
信号の反転信号を入力端子に与える第2のインバータを
備えたものである。ここで、第1および第2のインバー
タの各々は、第1の電源電位のラインと出力ノードとの
間に直列接続され、それらの入力電極がともに入力ノー
ドに接続された複数の第1の導電形式の第2トランジス
タと、第2の電源電位のラインと出力ノードとの間に接
続され、その入力電極が入力ノードに接続された第2の
導電形式の第2のトランジスタを含む。
【0030】好ましくは、第1および第2のインバータ
の各々は、さらに、第2の電源電位のラインと出力ノー
ドとの間に第2のトランジスタと直列接続され、その入
力電極が入力ノードに接続された少なくとも1つの第2
の導電形式の第3トランジスタを含む。
【0031】また好ましくは、さらに、第2のインバー
タの出力ノードと入力端子との間に介挿され、ラッチ回
路を活性化させるための活性化信号が与えられたことに
応じて導通するスイッチング素子が設けられる。
【0032】また好ましくは、ラッチ回路はSOI基板
上に形成されている。
【0033】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1によるSRAMの構成を示すブロック
図である。図1において、このSRAMは、行列状に配
列された複数(図面および説明の簡単化のため4つとす
る)のメモリセル(MC)1と、各行に対応して設けら
れたワード線WLと、各列に対応して設けられたビット
線対BL,/BLとを備える。
【0034】また、このSRAMは、ビット線BL,/
BLの各々に対応して設けられ、対応のビット線BLま
たは/BLを所定の電位に充電するためのビット線負荷
2と、各ビット線対BL,/BLに対応して設けられ、
読出動作時に対応のビット線対BL,/BL間の電位を
イコライズするためのイコライザ3と、各ビット線対B
L,/BLに対応して設けられ、対応のビット線対B
L,/BLとデータ入出力線対IO,/IOとを接続す
るための列選択ゲート4とを備える。
【0035】ビット線負荷2は、電源電位VDDのライ
ンと対応のビット線BLまたは/BLの一方端との間に
ダイオード接続されたNチャネルMOSトランジスタを
含む。イコライザ3は、対応のビット線対BL,/BL
の間に接続され、そのゲートがビット線イコライズ信号
/BLEQを受けるPチャネルMOSトランジスタを含
む。列選択ゲート4は、対応のビット線BLの他方端と
データ入出力線IOのの一方端との間に接続されたNチ
ャネルMOSトランジスタと、対応のビット線/BLの
他方端とデータ入出力線/IOの一方端との間に接続さ
れたNチャネルMOSトランジスタとを含み、2つのN
チャネルMOSトランジスタのゲートは列選択線CSL
の一方端に接続される。
【0036】さらに、このSRAMは、行デコーダ5、
制御回路6、列デコーダ7、書込回路8および読出回路
9を備える。行デコーダ5は、外部から与えられる行ア
ドレス信号に従って複数のワード線WLのうちのいずれ
かのワード線WLを選択レベルの「H」レベルに立上げ
る。制御回路6は、外部から与えられる制御信号に従っ
てSRAM全体を制御する。列デコーダ7は、外部から
与えられる列アドレス信号に従って複数の列選択線CS
Lのうちのいずれかの列選択線CSLを選択レベルの
「H」レベルに立上げる。
【0037】書込回路8および読出回路9は、ともにデ
ータ入出力線対IO,/IOの他方端に接続される。書
込回路8は、外部から与えられたデータ信号DIを、行
デコーダ5および列デコーダ7によって選択されたメモ
リセル1に書込む。読出回路9は、行デコーダ5および
列デコーダ7によって選択されたメモリセル1からの読
出データ信号DOを外部に出力する。
【0038】次に、図1に示したSRAMの動作につい
て説明する。書込動作時は、行アドレス信号によって指
定された行のワード線WLが行デコーダ5によって選択
レベルの「H」レベルに立上げられ、その行の各メモリ
セル1が活性化される。次いで、列アドレス信号によっ
て指定された列の列選択線CSLが列デコーダ7によっ
て選択レベルの「H」レベルに立上げられ、その列の列
選択ゲート4が導通し、活性化された1つのメモリセル
1がビット線対BL,/BLおよびデータ入出力線対I
O,/IOを介して書込回路8に接続される。
【0039】書込回路8は、外部から与えられたデータ
信号DIに従って、データ入出力線IO,/IOのうち
の一方のデータ入出力線を「H」レベルにするとともに
他方のデータ入出力線を「L」レベルにしてメモリセル
1にデータを書込む。ワード線WLおよび列選択線CS
Lが「L」レベルに立下げられると、メモリセル1にデ
ータが記憶される。
【0040】読出動作時は、列アドレス信号によって指
定された列の列選択線CSLが選択レベルの「H」レベ
ルに立上げられ、その列の列選択ゲート4が導通してビ
ット線対BL,/BLがデータ入出力線対IO,/IO
を介して読出回路9に接続される。次いで、ビット線イ
コライズ信号/BLEQが活性化レベルの「L」レベル
になって各イコライザ3が導通し、各ビット線対BL,
/BLの電位がイコライズされる。ビット線イコライズ
信号/BLEQが非活性化レベルの「H」レベルにな
り、各イコライザ3が非導通になった後、行アドレス信
号に応じた行のワード線WLが行デコーダ5によって選
択レベルの「H」レベルに立上げられて、その行の各メ
モリセル1が活性化される。これにより、メモリセル1
が記憶しているデータに応じてビット線BL,/BLの
うちの一方のビット線からメモリセル1に電流が流入
し、応じてデータ入出力線IO,/IOのうちの一方の
データ入出力線の電位が低下する。読出回路9は、デー
タ入出力線IOと/IOの電位を比較し,比較結果に応
じた論理レベルのデータ信号DOを外部に出力する。
【0041】図2は、メモリセル1の構成を示す回路図
である。図2において、このメモリセル1は、Pチャネ
ルMOSトランジスタ11,12、NチャネルMOSト
ランジスタ13,13′,14,14′,15,16お
よび記憶ノードN1,N2を含む。PチャネルMOSト
ランジスタ11,12は、それぞれ電源電位VDDのラ
インと記憶ノードN1,N2との間に接続され、それら
のゲートはそれぞれ記憶ノードN2,N1に接続され
る。NチャネルMOSトランジスタ13,13′は、記
憶ノードN1と接地電位GNDのラインとの間に直列接
続され、それらのゲートはともに記憶ノードN2に接続
される。NチャネルMOSトランジスタ14,14′は
記憶ノードN2と接地電位GNDのラインとの間に直列
接続され、それらのゲートはともに記憶ノードN1に接
続される。MOSトランジスタ11,13,13′は、
記憶ノードN2に現われる信号の反転信号を記憶ノード
N1に与えるインバータを構成する。MOSトランジス
タ12,14,14′は、記憶ノードN1に現われる信
号の反転信号を記憶ノードN2に与えるインバータを構
成する。2つのインバータは、記憶ノードN1,N2間
に逆並列に接続されてラッチ回路を構成する。Nチャネ
ルMOSトランジスタ15は、記憶ノードN1とビット
線BLとの間に接続され、そのゲートはワード線WLに
接続される。NチャネルMOSトランジスタ16は、記
憶ノードN2とビット線/BLとの間に接続され、その
ゲートはワード線WLに接続される。
【0042】次に、このメモリセル1の動作について説
明する。書込動作時は、ワード線WLが「H」レベルに
されてNチャネルMOSトランジスタ15,16が導通
し、ビット線BL,/BLと記憶ノードN1,N2とが
それぞれ結合される。次いで、書込データ信号DIに従
ってビット線BL,/BLのうちの一方のビット線(た
とえばBL)が「H」レベルにされるとともに他方のビ
ット線(この場合は/BL)が「L」レベルにされる。
これにより、MOSトランジスタ11,14,14′が
導通するとともにMOSトランジスタ12,13,1
3′が非導通になり、記憶ノードN1,N2がそれぞれ
「H」レベルおよび「L」レベルにラッチされる。ワー
ド線WLが「L」レベルにされると、NチャネルMOS
トランジスタ15,16が非導通になり、データ信号の
書込が終了する。
【0043】読出動作時は、ワード線WLが「H」レベ
ルにされてNチャネルMOSトランジスタ15,16が
導通し、ビット線BL,/BLと記憶ノードN1,N2
とがそれぞれ結合される。これにより、記憶ノードN
1,N2のうちの「L」レベルが保持されている方のノ
ード(たとえばN1)に結合されたビット線(この場合
はBL)からNチャネルMOSトランジスタ15,1
3,13′を介して接地電位GNDのラインに電流が流
出し、ビット線BLが「L」レベルに引下げられる。次
いでビット線BLと/BLの電位が比較され、比較結果
に応じたレベルのデータ信号DOが出力される。
【0044】この実施の形態1では、記憶ノードN1と
接地電位GNDのラインとの間に2つのNチャネルMO
Sトランジスタ13,13′を直列接続するとともに、
記憶ノードN2と接地電位GNDのラインとの間に2つ
のNチャネルMOSトランジスタ14,14′を直列接
続した。したがって、従来に比べて記憶ノードN1,N
2の容量を大きくすることができるので、α線によって
発生した電子によって記憶ノードN1,N2の論理レベ
ルが反転するのを防止することができる。また、メモリ
セル1をSOI基板上に形成した場合では、非導通状態
の2つのNチャネルMOSトランジスタ(たとえば1
3,13′)のボディ領域を1つのα粒子が通過しない
と記憶データは反転しないので、1つのα粒子が1つの
NチャネルMOSトランジスタ(たとえば83)のボデ
ィ領域を通過すれば記憶データが反転していた従来に比
べ、記憶データを反転しにくくすることができ、ソフト
エラー耐性の向上を図ることができる。
【0045】ここで、記憶ノードと接地電位GNDのラ
インとの間に2つのNチャネルMOSトランジスタを直
列接続することにより、ソフトエラー耐性が改善される
理由について詳細に説明する。図3は、バルクシリコン
基板上に形成されたNチャネルMOSトランジスタ13
を示す断面図である。図3において、NチャネルMOS
トランジスタ13は、P型ウェルPWの表面上にゲート
絶縁膜13iを介してゲート電極13gを形成し、ゲー
ト電極13gの両側においてN+型拡散層を形成したも
のである。ゲート電極13gの一方側のN+型拡散層は
ドレイン領域13dとなり、ゲート電極13gの他方側
のN+型拡散層はソース領域13sとなる。
【0046】α粒子は、ヘリウムの原子核(He++)
で正の二価に帯電しており、自然界に微量存在している
ウランやトリウムが崩壊する際に発生する。ウランやト
リウムは、チップのパッケージやアルミニウム配線、シ
リサイド電極、鉛はんだバンプなどに含まれているの
で、これらからα粒子が放出される。NチャネルMOS
トランジスタ13のドレイン領域13dにα線が入射さ
れると、ドレイン領域13dの下方のP型ウェルPW内
で多数の電子−正孔対が発生し、それらのうちの多数の
電子がドレイン領域13dに流入する。したがって、記
憶ノードN1の容量が小さい場合はドレイン領域13d
に流入した電子によって記憶ノードN1の論理レベルが
「H」レベルから「L」レベルに反転してしまう。しか
し、この実施の形態1では、2つのNチャネルMOSト
ランジスタ14,14′を直列接続して記憶ノードN1
の容量を大きくしたので、記憶ノードN1の論理レベル
が反転するのを防止することができる。
【0047】図4は、SOI基板上に形成されたNチャ
ネルMOSトランジスタ13にα線が照射された状態を
示す図である。図4において、SOI基板は、P型シリ
コン基板17の表面に埋込酸化膜18を形成し、埋込酸
化膜18の表面にP型シリコン層19を形成したもので
ある。NチャネルMOSトランジスタ13は、P型シリ
コン層19の表面上にゲート絶縁膜13iを介してゲー
ト電極13gを形成し、ゲート電極13gの両側におい
てN+型拡散層を形成したものである。ゲート電極13
gの一方側のN+型拡散層はドレイン領域13dとな
り、ゲート電極13gの他方側のN+型拡散層はソース
領域13sとなる。ゲート電極13gの下方のP型シリ
コン層19は、ボディ領域13bと呼ばれる。
【0048】NチャネルMOSトランジスタ13がバル
クシリコン基板上に形成されている場合は上記のとおり
ドレイン領域13dにα線が照射される場合が問題とな
るが、NチャネルMOSトランジスタ13がSOI基板
上に形成されている場合はドレイン領域13dの下部が
埋込酸化膜18によってP型シリコン基板17と遮蔽さ
れているため、ドレイン領域13dにα線が照射されて
も問題とならない。NチャネルMOSトランジスタ13
がSOI基板上に形成されている場合に問題となるの
は、ボディ領域13bにα線が照射された場合である。
【0049】図4(a)は、NチャネルMOSトランジ
スタ13の上方からα線がボディ領域13bに照射され
た場合を示している。図4(a)に示すように、α粒子
の軌跡に沿って、多量の電子−正孔対が生成される。P
型シリコン基板17内で生成された電子−正孔対は、P
型シリコン基板17とP型シリコン層19が埋込酸化膜
18によって遮蔽されているので、上部のP型シリコン
層19へ収集されることはない。ボディ領域13b内で
生成された電子−正孔対のうち、電子はドレイン領域1
3dに印加されている電圧によってすぐにドレイン領域
13dに収集される。一方、正孔は、図4(b)に示す
ように、ボディ領域13bの下部に蓄積される。図14
(c)に示すように、この蓄積された正孔によってボデ
ィ電位が上がるため、ソース−ボディ間のポテンシャル
障壁が低くなり、ソースからドレインに電子が流れ込む
ようになる。このような現象は、SOIデバイス特有の
現象であり、寄生バイポーラ効果と呼ばれている。
【0050】したがって、NチャネルMOSトランジス
タ13のボディ領域13bにα粒子が照射されると、N
チャネルMOSトランジスタ13が導通する。しかし、
1つのα粒子が2つのNチャネルMOSトランジスタ1
3,13′のボディ領域13b,13b′を貫通する確
率は極めて小さいので、図2のメモリセル1のソフトエ
ラー耐性は従来に比べて格段に改善される。
【0051】[実施の形態2]図5(a)(b)は、こ
の発明の実施の形態2によるSRAMのメモリセルのレ
イアウトを示す図である。このメモリセルは、図2のメ
モリセル1と同じ回路構成であり、PチャネルMOSト
ランジスタ11,12およびNチャネルMOSトランジ
スタ13,13′,14,14′,15,16を含む。
また、このメモリセルは、SOI基板上に形成されてい
る。
【0052】まず、図4(a)に示すように、SOI基
板のP型シリコン層の一部にN型活性層NAが形成され
る。次に、P型シリコン層表面において図中X方向に延
在するゲート電極GE1〜GE3と、P型シリコン層表
面からN型活性層NA表面にわたって図中Y方向に延在
するゲート電極GE4,GE5と、P型シリコン層表面
において図中X方向に延在するローカル配線LL1と、
N型活性層NA表面において図中X方向に延在するロー
カル配線LL2とが形成される。
【0053】ゲート電極GE1は、ワード線WLを構成
する。ゲート電極GE2,GE3は、ゲート電極GE1
とN型活性層NAとの間の領域において、ゲート電極G
E1と平行な1直線上に配置される。ゲート電極GE4
は、ゲート電極GE2の一方端部に直角に結合されてい
る。ゲート電極GE5は、ゲート電極GE3の一方端部
に直角に結合されている。ゲート電極GE2とGE3の
他方端部は、互いに対向して配置されている。ローカル
配線LL1の一方端部は、ゲート電極GE4の中央部に
結合され、その他方端部はゲート電極GE5の近傍まで
延びている。ローカル配線LL2の一方端部は、ゲート
電極GE5の中央部に結合され、その他方端部はゲート
電極GE4の近傍まで延びている。
【0054】次いで、P型シリコン層において、ゲート
電極GE1,GE2,GE4を横切るようにしてL字型
のN型活性層NA1が形成されるとともに、ゲート電極
GE1,GE3,GE5を横切るようにしてL字型のN
型活性層NA2が形成される。また、N型活性層NAに
おいて、ゲート電極GE1を横切るようにしてP型活性
層PA1が形成されるとともに、ゲート電極GE5を横
切るようにしてP型活性層PA2が形成される。
【0055】N型活性層NA1,NA2とゲート電極G
E1は、それぞれNチャネルMOSトランジスタ15,
16を構成する。N型活性層NA1とNA2とゲート電
極GE2,GE3は、それぞれNチャネルMOSトラン
ジスタ13,14を構成する。N型活性層NA1,NA
2とゲート電極GE4,GE5は、それぞれNチャネル
MOSトランジスタ13′,14′を構成する。P型活
性層PA1,PA2とゲート電極GE4,GE5は、そ
れぞれPチャネルMOSトランジスタ11,12を構成
する。
【0056】次に、図5(b)に示すように、第1メタ
ル配線層によってメタル配線ML1a〜ML1gが形成
され、さらに第2メタル配線層によって図中Y方向に延
在するメタル配線ML2a〜ML2dが形成される。メ
タル配線ML1a,ML1bは、それぞれ記憶ノードN
1,N2の一部を構成する。メタル配線ML1c〜ML
1fの各々は、接続電極として使用される。メタル配線
ML1gには、電源電位VDDが与えられる。メタル配
線ML2a,ML2bは、それぞれビット線BL,/B
Lを構成する。メタル配線ML2c,ML2dには、接
地電位GNDが与えられる。
【0057】N型活性層NA1の一方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ15のドレイン)は、コンタクトホ
ールCH1、メタル配線ML1cおよびビアホールVH
1を介してメタル配線ML2a(ビット線BL)に接続
される。N型活性層NA2の一方端部(NチャネルMO
Sトランジスタ16のドレイン)は、コンタクトホール
CH2、メタル配線ML1dおよびビアホールVH2を
介してメタル配線ML2b(ビット線/BL)に接続さ
れる。
【0058】N型活性層NA1のゲート電極13と15
の間の領域(NチャネルMOSトランジスタ13のドレ
イン,NチャネルMOSトランジスタ15のソース)
と、ローカル配線LL2の他方端部と、P型活性層PA
1の一方端部(PチャネルMOSトランジスタ11のド
レイン)とは、それぞれコンタクトホールCH3,CH
7,CH10を介してメタル配線ML1a(記憶ノード
N1)に接続される。
【0059】N型活性層NA2のゲート電極14と16
の間の領域(NチャネルMOSトランジスタ14のドレ
イン,NチャネルMOSトランジスタ16のソース)
と、ローカル配線LL1の他方端部と、P型活性層PA
2の一方端部(PチャネルMOSトランジスタ12のド
レイン)とは、それぞれコンタクトホールCH4,CH
8,CH11を介してメタル配線ML1b(記憶ノード
N2)に接続される。
【0060】N型活性層NA1の他方端部は、コンタク
トホールCH5、メタル配線ML1eおよびビアホール
VH3を介してメタル配線ML2c(接地電位GNDの
ライン)に接続される。N型活性層NA2の他方端部
は、コンタクトホールCH6、メタル配線ML1fおよ
びビアホールVH4を介してメタル配線ML2d(接地
電位GNDのライン)に接続される。P型活性層PA
1,PA2の他方端部は、それぞれコンタクトホールC
H9,CH12を介してメタル配線ML1g(電源電位
VDDのライン)に接続される。このようにして、この
メモリセルは形成されている。
【0061】この実施の形態2では、NチャネルMOS
トランジスタ13と13′のゲート電極GE2とGE4
を直交させて配置するとともに、NチャネルMOSトラ
ンジスタ14と14′のゲート電極GE3とGE5を直
交させて配置した。記憶ノードN1,N2の保持データ
を反転させるためには、1つのα粒子がNチャネルMO
Sトランジスタ13,13′のボディ領域を貫通する
か、1つのα粒子がNチャネルMOSトランジスタ1
4,14′のボディ領域を貫通する必要がある。そのた
めには、α粒子がNチャネルMOSトランジスタ13,
13′,14,14′のボディ領域を含む水平面内にお
いてX方向に対して45°の角度で飛来し、かつNチャ
ネルMOSトランジスタ13,13′,14または1
4′のボディ領域に衝突する必要があるが、この確率は
あらゆる方向から飛来するα粒子が1つのNチャネルM
OSトランジスタ83または84に衝突する確率に比べ
て極めて小さくなる。したがって、記憶ノードN1,N
2の保持データが反転するのを防止することができ、ソ
フトエラー耐性の向上を図ることができる。なお、2つ
以上のα粒子がNチャネルMOSトランジスタ13,1
3′または14,14′に同時に衝突する確率は、非常
に小さいので考慮する必要はない。また、このメモリセ
ルは2層のメタル配線層で構成できるので、製造コスト
の低減化を図ることができる。
【0062】[実施の形態3]図6(a)(b)は、こ
の発明の実施の形態3によるSRAMのメモリセルのレ
イアウトを示す図である。このメモリセルは、図2のメ
モリセル1と同じ構成であり、PチャネルMOSトラン
ジスタ11,12およびNチャネルMOSトランジスタ
13,13′,14,14′,15,16を含む。ま
た、このメモリセルは、SOI基板上に形成されてい
る。
【0063】まず、図6(a)に示すように、SOI基
板のP型シリコン層の一部にN型活性層NAが形成され
る。次に、P型シリコン層表面において図示X方向に延
在するゲート電極GE1と、P型シリコン層表面からN
型活性層NA表面にわたって図示Y方向に延在するゲー
ト電極GE2,GE3とが形成される。ゲート電極GE
1は、ワード線WLを構成する。ゲート電極GE2,G
E3の一方端は、ゲート電極GE1の一方側に対向して
配置される。
【0064】次いで、P型シリコン層においてゲート電
極GE2の一方端部からゲート電極GE1の他方側にわ
たってN型活性層NA1が形成されるとともに、ゲート
電極GE3の一方端部からゲート電極GE1の他方側に
わたってN型活性層NA2が形成される。また、P型シ
リコン層においてゲート電極GE3の一方側からゲート
電極GE3,GE2を横切り、次いでゲート電極GE
4,GE3を横切り、さらにゲート電極GE3,GE2
を横切るようにして、S字状のN型活性層NA3が形成
される。また、N型活性層NAにおいてゲート電極GE
2,GE3を横切るようにして、2つのP型活性層PA
1,PA3が形成される。
【0065】N型活性層NA1,NA2とゲート電極G
E1は、それぞれNチャネルMOSトランジスタ15,
16を構成する。N型活性層NA3とゲート電極GE2
は、NチャネルMOSトランジスタ14,14′を構成
する。N型活性層NA3とゲート電極GE3は、Nチャ
ネルMOSトランジスタ13,13′を構成する。P型
活性層PA1とゲート電極GE2は、PチャネルMOS
トランジスタ12を構成する。P型活性層PA2とゲー
ト電極GE3は、PチャネルMOSトランジスタ11を
構成する。
【0066】次に、図6(b)に示すように、第1メタ
ル配線層によってメタル配線ML1a〜ML1eが形成
され、さらに第2メタル配線層によって図中Y方向に延
在するメタル配線ML2a〜ML2dが形成される。メ
タル配線ML1aには、接地電位GNDが与えられる。
メタル配線ML1b〜ML1eの各々は、接続電極とし
て使用される。メタル配線ML2a,ML2bは、それ
ぞれビット線BL,/BLを構成する。メタル配線ML
2C,ML2dには、電源電位VDDが与えられる。
【0067】N型活性層NA1の一方端(NチャネルM
OSトランジスタ15のドレイン)は、コンタクトホー
ルCH1、メタル配線ML1bおよびビアホールVH1
を介してメタル配線ML2a(ビット線BL)に接続さ
れる。N型活性層NA2の一方端部(NチャネルMOS
トランジスタ16のドレイン)は、コンタクトホールC
H2、メタル配線ML1cおよびビアホールVH2を介
してメタル配線ML2b(ビット線/BL)に接続され
る。N型活性層NA3の中央部(NチャネルMOSトラ
ンジスタ13′,14′のソース)は、コンタクトホー
ルCH6を介してメタル配線ML1a(接地電位GND
のライン)に接続される。
【0068】P型活性層PA1の一方端部(Pチャネル
MOSトランジスタ12のソース)は、コンタクトホー
ルCH8、メタル配線ML1dおよびビアホールVH3
を介してメタル配線ML2c(電源電位VDDのライ
ン)に接続される。P型活性層PA2の一方端部(Pチ
ャネルMOSトランジスタ11のソース)は、コンタク
トホールCH11、メタル配線ML1eおよびビアホー
ルVH4を介してメタル配線ML2d(電源電位VDD
のライン)に接続される。
【0069】N型活性層NA1の他方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ15のソース)とゲート電極GE2
の一方端部、N型活性層NA2の他方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ16のソース)とゲート電極GE3
の一方端部、N型活性層NA3の一方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ14のドレイン)とゲート電極GE
3、N型活性層NA3の他方端部(NチャネルMOSト
ランジスタ13のドレイン)とゲート電極GE2、P型
活性層PA1の他方端部(PチャネルMOSトランジス
タ12のドレイン)とゲート電極GE3、およびP型活
性層PA2の他方端部(PチャネルMOSトランジスタ
11のドレイン)とゲート電極GE2は、それぞれコン
タクトホールCH3,CH4,CH5,CH7,CH
9,CH10内のプラグ層によって互いに接続されてい
る。
【0070】この実施の形態3では、NチャネルMOS
トランジスタ13と13′のゲート電極GE3を一直線
上に配置するとともにNチャネルMOSトランジスタ1
4,14′のゲート電極GE2を一直線上に配置した。
したがって、記憶ノードN1,N2の記憶データを反転
させるためには、NチャネルMOSトランジスタ13,
13′,14,14′のボディ領域を含む水平面内にお
いてα粒子がY方向に飛来し、かつNチャネルMOSト
ランジスタ13,13′,14または14′のボディ領
域に衝突する必要があるが、ゲート電極GE2,GE3
の幅はN型活性層NA3の幅よりも狭いので、そのよう
な衝突が発生する確率は実施の形態2においてα粒子が
NチャネルMOSトランジスタ13,13′または1
4,14′のボディ領域に衝突する確率よりも低くな
る。したがって、記憶ノードN1,N2の保持データが
反転するのを防止することができ、ソフトエラー耐性の
向上を図ることができる。また、2層のメタル配線層で
構成できるので、製造コストの低減化を図ることができ
る。
【0071】[実施の形態4]図7(a)〜(c)は、
この発明の実施の形態4によるSRAMのメモリセルの
レイアウトを示す図である。このメモリセルは、図2の
メモリセル1と同じ回路構成であり、PチャネルMOS
トランジスタ11,12およびNチャネルMOSトラン
ジスタ13,13′,14,14′,15,16を含
む。また、このメモリセルは、SOI基板上に形成され
ている。
【0072】まず、図7(a)に示すように、SOI基
板のP型シリコン層の一部にN型活性層NAが形成され
る。次に、N型活性層NAの一方側のP型シリコン層表
面において図中X方向に延在する3本のゲート電極GE
1〜GE3と、N型活性層NA表面において図示X方向
に延在する2本のゲート電極GE4,GE5と、N型活
性層NAの他方側のP型シリコン層表面において図示X
方向に延在するゲート電極GE6〜GE8と、N型活性
層NAとその一方側のP型シリコン層との境界部に沿っ
て図中Y方向に延在するローカル配線LL1と、N型活
性層NAとその他方側のP型シリコン層との境界部に沿
って図示Y方向に延在するローカル配線LL2とが形成
される。
【0073】ゲート電極GE1とGE2とGE3,GE
4とGE5,GE6とGE7とGE8は、それぞれ互い
に平行に配置される。ゲート電極GE1とGE4とGE
6,GE2とGE7,GE3とGE5とGE8は、それ
ぞれ一直線上に配置される。ゲート電極GE1,GE
2,GE4とローカル配線LL1は、互いに接続されて
いる。ゲート電極GE5,GE7,GE8とローカル配
線LL2は、互いに接続されている。
【0074】次いで、P型シリコン層において、ゲート
電極GE1〜GE3を横切るようにしてN型活性層NA
1が形成されるとともに、ゲート電極GE6〜GE8を
横切るようにしてN型活性層NA2が形成される。ま
た、N型活性層NAにおいて、それぞれゲート電極GE
4,GE5を横切るようにしてP型活性層PA1,PA
2が形成される。
【0075】N型活性層NA1とゲート電極GE1〜G
E3は、それぞれNチャネルMOSトランジスタ1
3′,13,15を構成する。N型活性層NA2とゲー
ト電極GE6〜GE8は、それぞれNチャネルMOSト
ランジスタ16,14,14′を構成する。P型活性層
PA1とゲート電極GE4は、PチャネルMOSトラン
ジスタ11を構成する。P型活性層PA2とゲート電極
GE5は、PチャネルMOSトランジスタ12を構成す
る。
【0076】次に、図7(b)(c)に示すように、第
1メタル配線層によってメタル配線ML1a〜ML1j
が形成され、次いで第2メタル配線層によってメタル配
線ML2a〜ML2gが形成され、さらに第3メタル配
線層によってメタル配線ML3が形成される。メタル配
線ML1a,ML1bは、それぞれ記憶ノードN1,N
2の一部を構成する。メタル配線ML1c〜ML1jの
各々は、接続電極として使用される。メタル配線ML2
aには電源電位VDDが与えられ、メタル配線ML2
d,ML2eには接地電位GNDが与えられる。メタル
配線ML2b,ML2cは、それぞれビット線BL,/
BLを構成する。メタル配線ML3は、ワード線WLを
構成する。
【0077】N型活性層NA1の一方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ13′のソース)は、コンタクトホ
ールCH1、メタル配線ML1cおよびビアホールVH
1を介してメタル配線ML2d(接地電位GNDのライ
ン)に接続される。N型活性層NA2の一方端部(Nチ
ャネルMOSトランジスタ14′のソース)は、コンタ
クトホールCH14、メタル配線ML1jおよびビアホ
ールVH8を介してメタル配線ML2e(接地電位GN
Dのライン)に接続される。
【0078】N型活性層NA1のゲート電極GE2とG
E3の間の領域(NチャネルMOSトランジスタ13の
ドレイン,NチャネルMOSトランジスタ15のソー
ス)と、P型活性層PA1の一方端部と、ローカル配線
LL2とは、それぞれコンタクトホールCH2,CH
7,CH10を介してメタル配線ML1aに接続され
る。N型活性層NA2のゲート電極GE6、GE7の間
の領域(NチャネルMOSトランジスタ14のドレイ
ン,NチャネルMOSトランジスタ16のソース)と、
P型活性層PA2の一方端部と、ローカル配線LL1と
は、それぞれコンタクトホールCH13,CH8,CH
5を介してメタル配線ML1bに接続される。
【0079】ゲート電極GE3は、コンタクトホールC
H3、メタル配線ML1f、ビアホールVH4、メタル
配線ML2f、およびビアホールVH9を介してメタル
配線ML3(ワード線WL)に接続される。ゲート電極
GE6は、コンタクトホールCH12、メタル配線ML
1g、ビアホールVH5、メタル配線ML2g、および
ビアホールVH10を介してメタル配線ML3(ワード
線WL)に接続される。
【0080】N型活性層NA1の他方端部は、コンタク
トホールCH4、メタル配線ML1hおよびビアホール
VH6を介してメタル配線ML2b(ビット線BL)に
接続される。N型活性層NA2の他方端部は、コンタク
トホールCH11、メタル配線ML1eおよびビアホー
ルVH3を介してメタル配線ML2c(ビット線/B
L)に接続される。
【0081】この実施の形態4では、N型活性層NAを
中央に配置し、その一方側にNチャネルMOSトランジ
スタ13,13′を形成するとともに他方側にNチャネ
ルMOSトランジスタ14,14′を形成し、ワード線
WLをX方向に形成するとともにビット線BL,/BL
をY方向に形成する。したがって、実施の形態2,3の
メモリセルに比べメモリセルの形状を横長型にすること
ができ、ビット線BL,/BLの長さを短くすることが
できる。よって、ビット線BL,/BLの配線容量およ
び配線抵抗を小さくすることができるので、読出/書込
速度の高速化および低消費電力化を図ることができる。
【0082】また、全トランジスタ11〜13,1
3′,14,14′,15,16のゲート電極GE1〜
GE8の方向が同一方向になるので、マスクのずれなど
の製造上のばらつきによる特性のばらつきを小さく抑え
ることができ、また、ゲート長の仕上り寸法の制御性が
容易になる。
【0083】また、NチャネルMOSトランジスタ13
と13′のN型活性層NA1を一直線上に配置するとと
もにNチャネルMOSトランジスタ14と14′のN型
活性層NA2を一直線上に配置した。したがって、記憶
ノードN1,N2の保持データを反転させるためには、
NチャネルMOSトランジスタ13,13′,14,1
4′のボディ領域を含む水平面内においてα粒子がY方
向に飛来し、かつNチャネルMOSトランジスタ13お
よび13′,14または14′のボディ領域に衝突する
必要があるが、この確率は極めて小さい。したがって、
記憶ノードN1,N2の保持データが反転するのを防止
することができ、ソフトエラー耐性の向上を図ることが
できる。
【0084】[実施の形態5]図8は、この発明の実施
の形態5によるSRAMのメモリセル21の構成を示す
回路図である。図8において、このメモリセル21が図
2のメモリセル1と異なる点は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ13′,14′が除去され、PチャネルMOS
トランジスタ11′,12′が追加されている点であ
る。
【0085】PチャネルMOSトランジスタ11′,1
1は、電源電位VDDのラインと記憶ノードN1との間
に直列接続され、それらのゲートはともに記憶ノードN
2に接続される。PチャネルMOSトランジスタ1
2′,12は、電源電位VDDのラインと記憶ノードN
2との間に直列接続され、それらのゲートはともに記憶
ノードN1に接続される。NチャネルMOSトランジス
タ13は、記憶ノードN1と接地電位GNDのラインと
の間に接続され、そのゲートは記憶ノードN2に接続さ
れる。NチャネルMOSトランジスタ14は、記憶ノー
ドN2と接地電位GNDのラインとの間に接続され、そ
のゲートは記憶ノードN1に接続される。
【0086】MOSトランジスタ11,11′,13は
記憶ノードN2に保持された信号の反転信号を記憶ノー
ドN1に与えるインバータを構成する。MOSトランジ
スタ12,12′,14は、記憶ノードN1に保持され
た信号の反転信号を記憶ノードN2に与えるインバータ
を構成する。他の構成および動作は、図2のメモリセル
1と同じであるので、その説明は繰返さない。
【0087】この実施の形態5では、記憶ノードN1と
電源電位VDDのラインとの間に2つのPチャネルMO
Sトランジスタ11,11′を直列接続するとともに、
記憶ノードN2と電源電位VDDのラインとの間に2つ
のPチャネルMOSトランジスタ12,12′を直列接
続した。したがって、従来に比べて記憶ノードN1,N
2の容量を大きくすることができるので、α線によって
発生した電子によって記憶ノードN1,N2の論理レベ
ルが反転するのを防止することができる。また、メモリ
セル21をSOI基板上に形成した場合では、非導通状
態の2つのPチャネルMOSトランジスタ(たとえば1
1,11′)のボディ領域を1つのα粒子が通過しない
と記憶データが反転しないので、1つのα粒子が1つの
PチャネルMOSトランジスタ(たとえば81)のボデ
ィ領域を通過すれば記憶データが反転していた従来に比
べ、記憶データを反転しにくくすることができ、ソフト
エラー耐性の向上を図ることができる。
【0088】[実施の形態6]図9は、この発明の実施
の形態6によるSRAMのメモリセル22の構成を示す
回路図である。図9において、このメモリセル22が図
2のメモリセル1と異なる点は、PチャネルMOSトラ
ンジスタ11′,12′が追加されている点である。
【0089】PチャネルMOSトランジスタ11′,1
1は、電源電位VDDのラインと記憶ノードN1との間
に直列接続され、それらのゲートはともに記憶ノードN
2に接続される。PチャネルMOSトランジスタ1
2′,12は、電源電位VDDのラインと記憶ノードN
2との間に直列接続され、それらのゲートはともに記憶
ノードN1に接続される。
【0090】MOSトランジスタ11,11′,13,
13′は、記憶ノードN2に保持された信号の反転信号
を記憶ノードN1に与えるインバータを構成する。MO
Sトランジスタ12,12′,14,14′は、記憶ノ
ードN1に保持された信号の反転信号を記憶ノードN2
に与えるインバータを構成する。他の構成および動作
は、図2のメモリセル1と同じであるので、その説明は
繰返さない。
【0091】この実施の形態6では、実施の形態1,5
と同じ効果が得られる。 [実施の形態7]図10(a)(b)は、この発明の実
施の形態7によるSRAMのメモリセルのレイアウトを
示す図であって、図5(a)(b)と対比される図であ
る。このメモリセルは、図9のメモリセル22と同じ回
路構成であり、PチャネルMOSトランジスタ11,1
1′,12,12′およびNチャネルMOSトランジス
タ13,13′,14,14′,15,16を含む。ま
た、このメモリセルは、SOI基板上に形成されてい
る。
【0092】図10(a)(b)を参照して、このメモ
リセルが図5(a)(b)のメモリセルと異なる点は、
ゲート電極GE6,GE7が追加されている点と、P型
活性層PA1,PA2の各々がL字状に形成されている
点である。
【0093】ゲート電極GE6,GE7は、N型活性層
NAの表面に形成され、図中X方向に延在している。ゲ
ート電極GE6,GE7の一方端部は、それぞれゲート
電極GE4,GE5の他方端部に接続される。ゲート電
極GE6,GE7の他方端部は、互いに対向している。
P型活性層PA1は、N型活性層NAの表面においてゲ
ート電極GE4,GE6を横切るようにして、L字状に
形成される。P型活性層PA2は、N型活性層NAの表
面においてゲート電極GE5,GE7を横切るようにし
て、L字状に形成される。ゲート電極GE4,GE6と
P型活性層PA1は、それぞれPチャネルMOSトラン
ジスタ11′,11を構成する。ゲート電極GE5,G
E7とP型活性層PA2は、それぞれPチャネルMOS
トランジスタ12′,12を構成する。
【0094】P型活性層PA1の一方端部(Pチャネル
MOSトランジスタ11′のソース)は、コンタクトホ
ールCH9を介してメタル配線ML1g(電源電位VD
Dのライン)に接続される。P型活性層PA1の他方端
部(PチャネルMOSトランジスタ11のドレイン)
は、コンタクトホールCH10を介してメタル配線ML
1a(記憶ノードN1)に接続される。P型活性層PA
2の一方端部(PチャネルMOSトランジスタ12′の
ソース)は、コンタクトホールCH12を介してメタル
配線ML1g(電源電位VDDのライン)に接続され
る。P型活性層PE2の他方端部(PチャネルMOSト
ランジスタ12のドレイン)は、コンタクトホールCH
11を介してメタル配線ML1b(記憶ノードN2)に
接続される。他の構成は、図5(a)(b)のメモリセ
ルと同じであるので、その説明は繰返さない。
【0095】この実施の形態7では、NチャネルMOS
トランジスタ13と13′のゲート電極GE2とGE
4、NチャネルMOSトランジスタ14と14′のゲー
ト電極GE3とGE5、PチャネルMOSトランジスタ
11と11′のゲート電極GE6とGE4、Pチャネル
MOSトランジスタ12と12′のゲート電極GE7と
GE5をそれぞれ互いに直交させて配置した。したがっ
て、MOSトランジスタ11〜14,11′〜14′の
ボディ領域を含む水平面内においてX方向から45°の
角度でα粒子が飛来し、かつMOSトランジスタ11,
11′,12,12′、13,13′,14または1
4′に衝突した場合のみ記憶ノードN1,N2のデータ
が反転するので、従来に比べてソフトエラー耐性が高く
なる。
【0096】[実施の形態8]図11(a)(b)は、
この発明の実施の形態8によるSRAMのメモリセルの
レイアウトを示す図であって、図6(a)(b)と対比
される図である。このメモリセルは、図9のメモリセル
22と同じ回路構成であり、PチャネルMOSトランジ
スタ11,11′12,12′およびNチャネルMOS
トランジスタ13,13′,14,14′,15,16
を含む。また、このメモリセルは、SOI基板上に形成
されている。
【0097】図11(a)(b)を参照して、このメモ
リセルが図6のメモリセルと異なる点は、P型活性層P
A1,PA2がS字状のP型活性層PA1で置換され、
メタル配線ML1d,ML1e,ML2c,ML2dが
除去され、第2メタル配線層によって形成されたメタル
配線ML1fが追加されている点である。
【0098】S字状のP型活性層PA1は、N型活性層
NAにおいてゲート電極GE3の一方側からゲート電極
GE3,GE2を横切り、次いでゲート電極GE2,G
E3を横切り、さらにゲート電極GE3,GE2を横切
るように形成される。またP型活性層PA1とゲート電
極GE2の2つの交差部は、それぞれPチャネルMOS
トランジスタ12,12′を構成する。P型活性層PA
1とゲート電極GE3の2つの交差部は、それぞれPチ
ャネルMOSトランジスタ11′,11を構成する。
【0099】P型活性層PA1の一方端部(Pチャネル
MOSトランジスタ12のドレイン)とゲート電極GE
3、P型活性層PA1の他方端部(PチャネルMOSト
ランジスタ11のドレイン)とゲート電極GE2は、そ
れぞれコンタクトホールCH9,CH10内のプラグ層
によって互いに接続されている。P型活性層PA1の中
央部(PチャネルMOSトランジスタ11′,12′の
ソース)は、コンタクトホールCH8を介してメタル配
線ML1f(電源電位VDDのライン)に接続される。
他の構成は、図6(a)(b)のメモリセルと同じであ
るので、その説明は繰返さない。
【0100】この実施の形態8では、MOSトランジス
タ14,14′,12,12′のゲート電極GE2を一
直線上に配置するとともに、MOSトランジスタ1
3′,13,11′,11のゲート電極GE3を一直線
上に配置した。したがって、MOSトランジスタ11〜
14,11′〜14′のボディ領域を含む水平面におい
てY方向にα粒子が飛来し、かつMOSトランジスタ1
1,12′,13′,14のボディ領域に衝突した場合
のみ記憶ノードN1,N2のデータが反転されるので、
従来に比べてソフトエラー耐性が高くなる。
【0101】[実施の形態9]図12(a)(b)は、
本発明の実施の形態9によるSRAMのメモリセルのレ
イアウトを示す図である。このメモリセルは、図9のメ
モリセルと同じ構成であり、PチャネルMOSトランジ
スタ11,11′,12,12′およびNチャネルMO
Sトランジスタ13,13′14,14′,15,16
を含む。また、このメモリセルは、SOI基板上に形成
されている。
【0102】まず、図12(a)に示すように、SOI
基板のP型シリコン層の素子領域の中央部にN型活性層
NAが形成される。次に、一方側のP型シリコン層表面
において図示X方向に延在するゲート電極GE1と、一
方側のP型シリコン層表面からN型活性層NA表面およ
び他方側のP型シリコン層表面にわたって図示Y方向に
延在するゲート電極GE2,GE3とが形成される。ゲ
ート電極GE1は、ワード線WLを構成する。ゲート電
極GE2,GE3の一方端は、ゲート電極GE1の一方
側に対向して配置される。
【0103】次いで、一方側のP型シリコン層において
ゲート電極GE2の一方端部からゲート電極GE1の他
方側にわたってI字状のN型活性層NA1が形成される
とともに、ゲート電極GE3の一方端部からゲート電極
GE1の他方側にわたってI字状のN型活性層NA2が
形成される。また、一方側のP型シリコン層においてそ
れぞれゲート電極GE2,GE3を横切るようにしてL
字状のN型活性層NA3およびI字状のN型活性層NA
4が形成される。また、他方側のP型シリコン層におい
てそれぞれゲート電極GE2,GE3を横切るようにし
てI字状のN型活性層NA5およびL字状のN型活性層
NA6が形成される。また、N型活性層NAにおいて、
まずゲート電極GE3の一方側からゲート電極GE3,
GE2を横切り、次いでゲート電極GE2,GE3を横
切り、さらにゲート電極GE3,GE2を横切るように
して、S字状のP型活性層PA1が形成される。
【0104】N型活性層NA1,NA2とゲート電極G
E1は、それぞれNチャネルMOSトランジスタ15,
16を構成する。N型活性層NA3,NA4とゲート電
極GE2,GE3は、それぞれNチャネルMOSトラン
ジスタ14′,13を構成する。N型活性層NA5,N
A6とゲート電極GE2,GE3は、それぞれNチャネ
ルMOSトランジスタ14,13′を構成する。P型活
性層PA1とゲート電極GE2の2つの交差部は、それ
ぞれPチャネルMOSトランジスタ12,12′を構成
する。P型活性層PA1とゲート電極GE3の2つの交
差部は、それぞれPチャネルMOSトランジスタ1
1′,11を構成する。
【0105】次に、図12(b)に示すように、第1メ
タル配線層によってメタル配線ML1a〜ML1iが形
成され、さらに第2メタル配線層によって図中Y方向に
延在するメタル配線ML2a〜ML2cが形成される。
メタル配線ML1c,ML1iには、接地電位GNDが
与えられる。メタル配線ML1f,ML1hは、それぞ
れ記憶ノードN1,N2の一部を構成する。メタル配線
ML2a,ML2bは、それぞれビット線BL,/BL
を構成する。メタル配線ML2cには、電源電位VDD
が与えられる。
【0106】N型活性層NA1の一方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ15のドレイン)は、コンタクトホ
ールCH1、メタル配線ML1aおよびビアホールVH
1を介してメタル配線ML2a(ビット線BL)に接続
される。N型活性層NA2の一方端部(NチャネルMO
Sトランジスタ16のドレイン)は、コンタクトホール
CH2、メタル配線ML1bおよびビアホールVH2を
介してメタル配線ML2b(ビット線/BL)に接続さ
れる。N型活性層NA1,NA2の他方端部(Nチャネ
ルMOSトランジスタ15,16のソース)は、それぞ
れコンタクトホールCH3,CH4内のプラグ層を介し
てゲート電極GE2,GE3の一方端部に接続される。
【0107】N型活性層NA3の一方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ14′のソース)は、コンタクトホ
ールCH5を介してメタル配線ML1c(接地電位GN
Dのライン)に接続される。N型活性層NA3の他方端
部(NチャネルMOSトランジスタ14′のドレイン)
およびN型活性層NA5の一方端部(NチャネルMOS
トランジスタ14のソース)は、それぞれコンタクトホ
ールCH6,CH14を介してメタル配線ML1dに接
続される。N型活性層NA5の他方端部(NチャネルM
OSトランジスタ14のドレイン)およびゲート電極G
E3(NチャネルMOSトランジスタ11,11′,1
3,13′のゲート)は、それぞれコンタクトホールC
H15,CH13を介してメタル配線ML1h(記憶ノ
ードN2)に接続される。
【0108】N型活性層NA6の一方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ13′のソース)は、コンタクトホ
ールCH17を介してメタル配線ML1i(接地電位G
NSのライン)に接続される。N型活性層NA5の他方
端部(NチャネルMOSトランジスタ13′のドレイ
ン)およびN型活性層NA4の一方端部(NチャネルM
OSトランジスタ13のソース)は、それぞれコンタク
トホールCH16,CH8を介してメタル配線ML1e
に接続される。N型活性層NA4の他方端部(Nチャネ
ルMOSトランジスタ13のドレイン)およびゲート電
極GE2(NチャネルMOSトランジスタ12,1
2′,14,14′)は、それぞれコンタクトホールC
H7,CH8を介してメタル配線ML1f(記憶ノード
N2)に接続される。
【0109】P型活性層PA1の一方端部(Pチャネル
MOSトランジスタ12のドレイン)および他方端部
(PチャネルMOSトランジスタ11のドレイン)は、
それぞれコンタクトホールCH10,CH12内のプラ
グ層を介してゲート電極GE3,GE2に接続される。
P型活性層PA1の中央部(PチャネルMOSトランジ
スタ11′,12′のソース)は、コンタクトホールC
H12、メタル配線ML1gおよびビアホールVH3を
介してメタル配線ML2c(電源電位VDDのライン)
に接続される。
【0110】この実施の形態9では、素子領域の中央に
PチャネルMOSトランジスタ11,11′,12,1
2′を配置し、その一方側にNチャネルMOSトランジ
スタ13,14′を配置し、その他方側にNチャネルM
OSトランジスタ13′,14を配置した。したがっ
て、NチャネルMOSトランジスタ13と13′、14
と14′の距離が大きくなるので、1つのα粒子がNチ
ャネルMOSトランジスタ13と13′または14と1
4′を貫通する確率は極めて小さくなる。よって、記憶
ノードN1,N2の記憶データが反転するのを防止する
ことができ、ソフトエラー耐性の向上を図ることができ
る。
【0111】[実施の形態10]図13は、この発明の
実施の形態10によるSRAMのメモリセル23の構成
を示す回路図である。図13において、このメモリセル
23が図2のメモリセル1と異なる点は、NチャネルM
OSトランジスタ15′,16′が追加されている点で
ある。
【0112】NチャネルMOSトランジスタ15,1
5′は、記憶ノードN1とビット線BLとの間に直列接
続され、それらのゲートがともにワード線WLに接続さ
れる。NチャネルMOSトランジスタ16,16′は、
記憶ノードN2とビット線/BLとの間に直列接続さ
れ、それらのゲートはともにワード線WLに接続され
る。他の構成および動作は、図2のメモリセル1と同じ
であるので、その説明は繰返さない。
【0113】この実施の形態10では、記憶ノードN1
とビット線BLの間に2つのNチャネルMOSトランジ
スタ15,15′を直列接続するとともに、記憶ノード
N1とビット線/BLの間に2つのNチャネルMOSト
ランジスタ16,16′を直列接続した。したがって、
1つのα粒子が2つのNチャネルMOSトランジスタ1
5,15′または16,16′のボディ領域を貫通しな
いと記憶ノードN1,N2の記憶データを反転しないの
で、1つのα粒子が1つのNチャネルMOSトランジス
タ85または86を通過すれば記憶データを反転してい
た従来に比べ、記憶データが反転しにくくなる。
【0114】[実施の形態11]図14は、この発明の
実施の形態11によるSRAMのメモリセル24の構成
を示す回路図である。図14において、このメモリセル
24が図13のメモリセル23と異なる点は、Pチャネ
ルMOSトランジスタ11′,12′が追加されている
点である。
【0115】PチャネルMOSトランジスタ11,1
1′は、記憶ノードN1と電源電位VDDのラインとの
間に直列接続され、それらのゲートはともに記憶ノード
N2に接続される。PチャネルMOSトランジスタ1
2,12′は、記憶ノードN2と電源電位VDDのライ
ンとの間に直列接続され、それらのゲートはともに記憶
ノードN1に接続される。
【0116】この実施の形態11では、実施の形態1,
5,10と同じ効果が得られる。 [実施の形態12]図15(a)(b)は、この発明の
実施の形態12によるSRAMのメモリセルのレイアウ
トを示す図であって、図10(a)(b)と対比される
図である。このメモリセルは、図14のメモリセル24
と同じ回路構成であり、PチャネルMOSトランジスタ
11,11′,12,12′およびNチャネルMOSト
ランジスタ13〜16,13′〜16′を含む。またこ
のメモリセルは、SOI基板上に形成されている。
【0117】図15(a)(b)を参照して、このメモ
リセルが図10(a)(b)のメモリセルと異なる点
は、ゲート電極GE8およびローカル配線LL3,LL
4が追加されている点である。ゲート電極GE8は、ゲ
ート電極GE1に隣接してゲート電極GE1と平行に配
置される。ゲート電極GE8およびGE1は、素子領域
の境界部でローカル配線LL3,LL4によって互いに
接続される。ゲート電極GE8とN型活性層NA1,N
A2は、それぞれNチャネルMOSトランジスタ1
5′,16′を構成する。他の構成は図10(a)
(b)のメモリセルと同じであるので、その説明は繰返
さない。
【0118】この実施例12では、NチャネルMOSト
ランジスタ15,16のゲート電極GE1とNチャネル
MOSトランジスタ15′,16′のゲート電極GE8
とを平行に設けたので、NチャネルMOSトランジスタ
15′,16′を追加したことによるレイアウト面積の
増大を最小限に抑えることができる。
【0119】[実施の形態13]図16(a)〜(c)
は、この発明の実施の形態13によるSRAMのメモリ
セルのレイアウトを示す図である。このメモリセルは、
図14のメモリセル24と同じ回路構成であり、Pチャ
ネルMOSトランジスタ11,11′12,12′およ
びNチャネルMOSトランジスタ13〜16,13′〜
16′を含む。また、このメモリセルは、SOI基板上
に形成されている。
【0120】まず、図16(a)に示すように、SOI
基板のP型シリコン層の素子領域の中央部にN型活性層
NAが形成される。次に、N型活性層NA表面からその
一方側のP型シリコン層表面にわたって図中X方向に延
在する2本のゲート電極GE1,GE2と、N型活性層
NA表面からその他方側のP型シリコン層表面にわたっ
て図中X方向に延在する2本のゲート電極GE3,GE
4と、一方側のP型活性層表面において図中X方向に延
在する2本のゲート電極GE5,GE6と、他方側のP
型活性層表面において図中X方向に延在する2本のゲー
ト電極GE7,GE8と、図中Y方向に延在するローカ
ル配線LL1〜LL4とが形成される。
【0121】ゲート電極GE1とGE7,GE2とGE
8,GE3とGE5,GE4とGE6は、それぞれ一直
線上に配置される。ゲート電極GE1とGE2,GE3
とGE4,GE5とGE6,GE7とGE8の一方端部
は、それぞれローカル配線LL1〜LL4を介して互い
に接続される。
【0122】次いで、P型シリコン層において、ゲート
電極GE1,GE2,GE5,GE6を横切るようにし
てN型活性層NA1が形成されるとともに、ゲート電極
GE7,GE8,GE3,GE4を横切るようにしてN
型活性層NA2が形成される。また、N型活性層NAに
おいて、ゲート電極GE1,GE2を横切るようにして
P型活性層PA1が形成されるとともに、ゲート電極G
E3,GE4を横切るようにしてP型活性層PA2が形
成される。
【0123】N型活性層NA1とゲート電極GE1,G
E2,GE5,GE6は、それぞれNチャネルMOSト
ランジスタ13′,13,15,15′を構成する。N
型活性層NA2とゲート電極GE7,GE8,GE3,
GE4は、それぞれNチャネルMOSトランジスタ1
6′,16,14,14′を構成する。P型活性層PA
1とゲート電極GE1,GE2は、それぞれPチャネル
MOSトランジスタ11′,11を構成する。P型活性
層PA2とゲート電極GE3,GE4は、それぞれPチ
ャネルMOSトランジスタ12,12′を構成する。
【0124】次に、図16(b)(c)に示すように、
第1メタル配線層によってメタル配線ML1a〜ML1
jが形成され、次いで第2メタル配線層によってメタル
配線ML2a〜ML2gが形成され、さらに第3メタル
配線層によってメタル配線ML3が形成される。メタル
配線ML1a,ML1bは、それぞれ記憶ノードN1,
N2の一部を構成する。メタル配線ML1c〜ML1
j,ML2f,ML2gの各々は、接続電極として使用
される。メタル配線ML2aには電源電位VDDが与え
られ、メタル配線ML2d,ML2eには接地電位GN
Dが与えられる。メタル配線ML2b,ML2cは、そ
れぞれビット線BL,/BLを構成する。メタル配線M
L3は、ワード線WLを構成する。
【0125】N型活性層NA1の一方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ13′のソース)は、コンタクトホ
ールCH1、メタル配線ML1cおよびビアホールVH
1を介してメタル配線ML2d(接地電位GNDのライ
ン)に接続される。N型活性層NA2の一方端部(Nチ
ャネルMOSトランジスタ14′のソース)は、コンタ
クトホールCH14、メタル配線ML1jおよびビアホ
ールVH8を介してメタル配線ML2e(接地電位GN
Dのライン)に接続される。
【0126】N型活性層NA1のゲート電位GE2とG
E5の間の領域(NチャネルMOSトランジスタ13の
ドレイン,NチャネルMOSトランジスタ15のソー
ス)と、P型活性層PA1の一方端部(PチャネルMO
Sトランジスタ11のドレイン)と、ローカル配線LL
2(MOSトランジスタ12,12′,14,14′の
ゲート)とが、それぞれコンタクトホールCH2,CH
7,CH9を介してメタル配線ML1a(記憶ノードN
1)に接続される。N型活性層NA2のゲート電位GE
3とGE8の間の領域(NチャネルMOSトランジスタ
14のドレイン,NチャネルMOSトランジスタ16の
ソース)と、P型活性層PA2の一方端部(Pチャネル
MOSトランジスタ12のドレイン)と、ローカル配線
LL1(MOSトランジスタ11,11′,13,1
3′のゲート)とは、それぞれコンタクトホールのCH
13,CH8,CH6を介してメタル配線ML1b(記
憶ノードN2)に接続される。
【0127】ローカル配線LL3(NチャネルMOSト
ランジスタ15,15′のゲート)は、コンタクトホー
ルCH3、メタル配線ML1d、ビアホールVH4、メ
タル配線ML2fおよびビアホールVH9を介してメタ
ル配線ML3(ワード線WL)に接続される。ローカル
配線LL4(NチャネルMOSトランジスタ16,1
6′のゲート)は、コンタクトホールCH12、メタル
配線ML1i、ビアホールVH5、メタル配線ML2g
およびビアホールVH10を介してメタル配線ML3
(ワード線WL)に接続される。
【0128】N型活性層NA1の他方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ15′のドレイン)は、コンタクト
ホールCH4、メタル配線ML1eおよびビアホールV
H6を介してメタル配線ML2b(ビット線BL)に接
続される。N型活性層NA2の他方端部(NチャネルM
OSトランジスタ16′のドレイン)は、コンタクトホ
ールCH11、メタル配線ML1hおよびビアホールV
H3を介してメタル配線ML2c(ビット線/BL)に
接続される。
【0129】P型活性層PA1の他方端部(Pチャネル
MOSトランジスタ11′のソース)は、コンタクトホ
ールCH5、メタル配線MLfおよびビアホールVH2
を介してメタル配線ML2a(電源電位VDDのライ
ン)に接続される。P型活性層PA2の他方端部(Pチ
ャネルMOSトランジスタ12′のソース)は、コンタ
クトホールCH10、メタル配線ML1gおよびビアホ
ールVH7を介してメタル配線ML2a(電源電位VD
Dのライン)に接続される。
【0130】この実施の形態13では、実施の形態4,
11と同じ効果が得られるほか、PチャネルMOSトラ
ンジスタ11と11′,12と12′およびNチャネル
MOSトランジスタ15と15′,16と16′を平行
に設けたので、MOSトランジスタ11′,12′,1
5′,16′の追加によるレイアウト面積の増大を最小
限に抑えることができる。
【0131】[実施の形態14]実施の形態1〜13では
いわゆる1ポートSRAMを示したが、近年ではコンピ
ュータの高速化を実現する手段の1つとしてマルチプロ
セッサ技術が導入されており、複数のCPUが1つのメ
モリ領域を共有することが求められている。この実施の
形態14では、この発明が2ポートSRAMに適用され
た場合について説明する。
【0132】図17は、この発明の実施の形態14によ
る2ポートSRAMのメモリセル25の構成を示す回路
図であって、図14と対比される図である。図17を参
照して、この2ポートSRAMでは、1つのメモリセル
25に対応して2つのワード線WL,WL′および2つ
のビット線対BL,/BL;BL′,/BL′が設けら
れ、1つのメモリセル25が2つのCPUによって共用
される。
【0133】メモリセル25が図14のメモリセル24
と異なる点は、NチャネルMOSトランジスタ26,2
6′,27,27′を追加されている点である。Nチャ
ネルMOSトランジスタ26,26′は、記憶ノードN
1とビット線BL′との間に直列接続され、それらのゲ
ートはともにワード線WL′に接続される。Nチャネル
MOSトランジスタ27,27′は、記憶ノードN2と
ビット線/BL′との間に直列接続され、それらのゲー
トはともにワード線WL′に接続される。
【0134】2つのCPUのうちの一方のCPUによっ
てアクセスされる場合は、ワード線WLが選択レベルの
「H」レベルにされてNチャネルMOSトランジスタ1
5,15′,16,16′が導通状態にされ、記憶ノー
ドN1,N2の記憶データの読出/書込が行なわれる。
2つのCPUのうちの他方のCPUによってアクセスさ
れる場合は、ワード線WL′が選択レベルの「H」レベ
ルにされてNチャネルMOSトランジスタ26,2
6′,27,27′が導通状態にされ、記憶ノードN
1,N2の記憶データの読出/書込が行なわれる。
【0135】この実施の形態14でも、実施の形態11
と同様、ソフトエラー耐性の向上が図られる。
【0136】[実施の形態15]図18(a)〜(c)
は、この発明の実施の形態15による2ポートSRAM
のメモリセルのレイアウトを示す図である。このメモリ
セルは、図17のメモリセルと同じ回路構成であり、P
チャネルMOSトランジスタ11,11′,12,1
2′およびNチャネルMOSトランジスタ13〜16,
13′〜16′,26,26′,17,27′を含む。
また、このメモリセルは、SOI基板上に形成されてい
る。
【0137】まず、図18(a)に示すように、SOI
基板のP型シリコン層の素子領域の中央部にN型活性層
NAが形成される。次に、N型活性層NA表面から一方
側のP型シリコン層表面にわたって図中X方向に延在す
る2本のゲート電極GE1,GE2と、N型活性層NA
表面から他方側のP型シリコン層表面にわたって図中X
方向に延在する2本のゲート電極GE3,GE4と、一
方側のP型シリコン層表面において図中X方向に延在す
る2本のゲート電極GE5,GE6と、他方側のP型シ
リコン層表面において図中X方向に延在する2本のゲー
ト電極GE7,GE8と、図中Y方向に延在するローカ
ル配線LL1,LL4とが形成される。
【0138】ゲート電極GE1とGE7,GE2とGE
8,GE5とGE3,GE6とGE4は、それぞれ一直
線上に配置される。ゲート電極GE1とGE2,GE3
とGE4の中央部は、それぞれローカル配線LL1,L
L2によって互いに接続される。ゲート電極GE5とG
E6,GE7とGE8の一方端部は、それぞれローカル
配線LL3,LL4を介して互いに接続される。
【0139】次いで、一方側のP型シリコン層におい
て、ゲート電極GE1,GE2,GE5,GE6を横切
るようにしてN型活性層NA1が形成されるとともに、
ゲート電極GE5,GE6のみを横切るようにしてN型
活性層NA2が形成される。また、他方側のP型シリコ
ン層において、ゲート電極GE7,GE8,GE3,G
E4を横切るようにしてN型活性層NA3が形成される
とともに、ゲート電極GE7,GE8のみを横切るよう
にしてN型活性層NA4が形成される。また、N型活性
層NAにおいて、ゲート電極GE1,GE2を横切るよ
うにしてP型活性層PA1が形成されるとともに、ゲー
ト電極GE3,GE4を横切るようにしてP型活性層P
A2が形成される。
【0140】N型活性層NA1とゲート電極GE1,G
E2,GE5,GE6は、それぞれNチャネルMOSト
ランジスタ13′,13,15,15′を構成する。N
型活性層NA2とゲート電極GE5,GE6は、それぞ
れNチャネルMOSトランジスタ16,16′を構成す
る。N型活性層NA3とゲート電極GE7,GE8,G
E3,GE4は、それぞれNチャネルMOSトランジス
タ27′,27,14,14′を構成する。N型活性層
NA4とゲート電極GE7,GE8は、それぞれNチャ
ネルMOSトランジスタ26′,26を構成する。P型
活性層PA1とゲート電極GE1,GE2は、それぞれ
PチャネルMOSトランジスタ11′,11を構成す
る。P型活性層PA2とゲート電極GE3,GE4は、
それぞれPチャネルMOSトランジスタ12,12′を
構成する。
【0141】次に、図18(b)(c)に示すように、
第1メタル配線層によってメタル配線ML1a〜ML1
lが形成され、次いで第2メタル配線層によってメタル
配線ML2a〜ML2iが形成され、さらに第3メタル
配線層によってメタル配線ML3a,ML3bが形成さ
れる。メタル配線ML1a,ML1bは、それぞれ記憶
ノードN1,N2の一部を構成する。メタル配線ML1
c〜ML1l,ML2h,ML2iの各々は、接続電極
として使用される。メタル配線ML2aには電源電位V
DDが与えられ、メタル配線ML2d,ML2eには接
地電位GNDが与えられる。メタル配線ML2b,ML
2c,ML2f,ML2gは、それぞれビット線/B
L,/BL′,BL,BL′を構成する。メタル配線M
L3a,ML3bは、それぞれワード線WL′,WLを
構成する。
【0142】N型活性層NA1の一方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ13′のソース)は、コンタクトホ
ールCH、メタル配線ML1dおよびビアホールVH1
を介してメタル配線ML2d(接地電位GNDのライ
ン)に接続される。N型活性層NA3の一方端部(Nチ
ャネルMOSトランジスタ14′のソース)は、コンタ
クトホールCH18、メタル配線ML1jおよびビアホ
ールVH10を介してメタル配線ML2e(接地電位G
NDのライン)に接続される。
【0143】N型活性層NA1のゲート電極GE2とG
E5の間の領域(NチャネルMOSトランジスタ13の
ドレイン,NチャネルMOSトランジスタ15のソー
ス)と、P型活性層PA1の一方端部(PチャネルMO
Sトランジスタ11のドレイン)と、ローカル配線LL
2(MOSトランジスタ12,12′,14,14′の
ゲート)と、N型活性層NA4の一方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ26のソース)とは、それぞれコン
タクトホールCH2,CH9,CH12,CH14を介
してメタル配線ML1a(記憶ノードN1)に接続され
る。
【0144】N型活性層NA3のゲート電極GE3とG
E8の間の領域(NチャネルMOSトランジスタ14の
ドレイン,NチャネルMOSトランジスタ27のソー
ス)と、P型活性ソフトウェアPA2の一方端部(Pチ
ャネルMOSトランジスタ12のドレイン)と、ローカ
ル配線LL1(MOSトランジスタ11,11′,1
3,13′のゲート)と、N型活性層NA2の一方端部
(NチャネルMOSトランジスタ16のソース)とは、
それぞれコンタクトホールCH17,CH10,CH
7,CH5を介してメタル配線ML1b(記憶ノードN
2)の接続される。
【0145】ローカル配線LL3(NチャネルMOSト
ランジスタ15,15′,16,16′のゲート)は、
コンタクトホールCH3と、メタル配線ML1c、ビア
ホールVH6、メタル配線ML2hおよびビアホールV
H11を介してメタル配線ML3b(ワード線WL)に
接続される。ローカル配線LL4(NチャネルMOSト
ランジスタ26,26′,27,27′のゲート)は、
コンタクトホールCH16、メタル配線ML1l、ビア
ホールVH5、メタル配線ML2i、ビアホールVH1
2を介してメタル配線ML3a(ワード線WL′)に接
続される。
【0146】N型活性層NA1の他方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ15′のドレイン)は、コンタクト
ホールCH4、メタル配線ML1eおよびビアホールV
H7を介してメタル配線ML2f(ビット線BL)に接
続される。N型活性層NA2の他方端部(NチャネルM
OSトランジスタ16′のドレイン)は、コンタクトホ
ールCH6、メタル配線ML1fおよびビアホールVH
8を介してメタル配線ML2b(ビット線/BL)に接
続される。
【0147】N型活性層NA3の他方端部(Nチャネル
MOSトランジスタ27′のドレイン)は、コンタクト
ホールCH15、メタル配線ML1kおよびビアホール
VH4を介してメタル配線ML2g(ビット線BL′)
に接続される。N型活性層NA4の他方端部(Nチャネ
ルMOSトランジスタ26′のドレイン)は、コンタク
トホールCH13、メタル配線ML1iおよびビアホー
ルVH3を介してメタル配線ML2c(ビット線/B
L′)に接続される。
【0148】P型活性層PA1の他方端部(Pチャネル
MOSトランジスタ11′のソース)は、コンタクトホ
ールCH8、メタル配線ML1gおよびビアホールVH
2を介してメタル配線ML2a(電源電位VDDのライ
ン)に接続される。P型活性層PA2の他方端部(Pチ
ャネルMOSトランジスタ12′のソース)は、コンタ
クトホールCH11、メタル配線ML1hおよびビアホ
ールVH9を介してメタル配線ML2a(電源電位VD
Dのライン)に接続される。
【0149】この実施の形態15では、NチャネルMO
Sトランジスタ15,15′,16,16′を一方のP
型シリコン層に設けるとともに、NチャネルMOSトラ
ンジスタ26,26′,27,27′を他方のP型シリ
コン層に設け、さらに、NチャネルMOSトランジスタ
15,16のゲート電極GE5とNチャネルMOSトラ
ンジスタ15′,16′のゲート電極GE6、Nチャネ
ルMOSトランジスタ26,27のゲート電極GE8と
NチャネルMOSトランジスタ26′,27′のゲート
電極GE7をそれぞれ平行に設けた。したがって、Nチ
ャネルMOSトランジスタ26,26′,27,27′
の追加によるレイアウト面積の増大を最小限に抑えるこ
とができる。
【0150】[実施の形態16]図19は、この発明の
実施の形態16による2ポートSRAMのメモリセル3
0の構成を示す回路図であって、図14と対比される図
である。図19を参照して、この2ポートSRAMで
は、1つのメモリセル30に対応してワード線WL、読
出用ワード線RWL、ビット線対BL,/BLおよび読
出用ビット線RBLが設けられ、1つのメモリセル30
は2つのCPUによって共用される。
【0151】メモリセル30が図14のメモリセル24
と異なる点は、インバータ31およびNチャネルMOS
トランジスタ34が追加されている点である。インバー
タ31は、PチャネルMOSトランジスタ32およびN
チャネルMOSトランジスタ33を含む。PチャネルM
OSトランジスタ32は、電源電位VDDのラインと出
力ノードとの間に接続され、そのゲートは入力ノードに
接続される。NチャネルMOSトランジスタ33は、出
力ノードと接地電位GNDのラインとの間に接続され、
そのゲートは入力ノードに接続される。インバータ31
の入力ノードは記憶ノードN2に接続される。Nチャネ
ルMOSトランジスタ34は、インバータ31の出力ノ
ードと読出用ビット線BLとの間に接続され、そのゲー
トは読出用ワード線RWLに接続される。
【0152】2つのCPUのうちの一方のCPUによっ
てアクセスされる場合は、ワード線WLが選択レベルの
「H」レベルにされ、NチャネルMOSトランジスタ1
5,15′,16,16′が導通状態にされ、記憶ノー
ドN1,N2の記憶データの読出/書込が行なわれる。
【0153】2つのCPUのうちの他方のCPUによっ
てアクセスされる場合は、読出用ワード線RWLが選択
レベルの「H」レベルにされ、NチャネルMOSトラン
ジスタ34が導通状態にされ、記憶ノードN2の論理レ
ベルがインバータ31によって反転されて読出用ビット
線RBLに与えられる。したがって、他方のCPUは、
データの読出を行うことができるが、データの書込を行
なうことはできない。
【0154】この実施の形態16でも、実施の形態11
と同様、ソフトエラー耐性の向上を図ることができる。
【0155】[実施の形態17]図20は、この発明の
実施の形態17による3ポートSRAMのメモリセル4
0の構成を示す回路図であって、図14と対比される図
である。図20を参照して、この3ポートSRAMで
は、1つのメモリセル40に対応してワード線WL、2
本の読出用ワード線RWL1,RWL2、ビット線対B
L,/BL、および2本の読出用ビット線RBL1,R
BL2が設けられ、1つのメモリセル40は第1〜第3
のCPUによって共用される。
【0156】メモリセル40が図14のメモリセル24
と異なる点は、NチャネルMOSトランジスタ41〜4
4が追加されている点である。NチャネルMOSトラン
ジスタ41,42は読出用ビット線RBL1と接地電位
GNDのラインとの間に直列接続され、NチャネルMO
Sトランジスタ43,44は読出用ビット線RBL2と
接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。Nチ
ャネルトMOSランジスタ41,43のゲートはそれぞ
れ読出用ワード線RWL1,RWL2に接続され、Nチ
ャネルMOSトランジスタ42,44のゲートはそれぞ
れ記憶ノードN2,N1に接続される。
【0157】第1のCPUによってアクセスされる場合
は、ワード線WLが選択レベルの「H」レベルにされて
NチャネルMOSトランジスタ15,15′,16,1
6′が導通状態にされ、記憶ノードN1,N2の記憶デ
ータの読出/書込が行なわれる。
【0158】第2のCPUによってアクセスされる場合
は、読出用ビット線RBL1が「H」レベルにプリチャ
ージされた後、読出用ワード線RWLが選択レベルの
「H」レベルにされ、NチャネルMOSトランジスタ4
1が導通する。記憶ノードN2が「H」レベルの場合
は、NチャネルMOSトランジスタ42が導通して読出
用ビット線RBL1が「L」レベルにされる。記憶ノー
ドN2が「L」レベルの場合は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ42が非導通になって読出用ビット線RBL1
は「H」レベルのまま変化しない。したがって、読出用
ビット線RBL1の論理レベルを検出することによって
記憶ノードN2の記憶データを読出すことができる。
【0159】第3のCPUによってアクセスされる場合
は、読出用ビット線RBL2が「H」レベルにプリチャ
ージされた後、読出用ワード線RWL2が選択レベルの
「H」レベルにされ、NチャネルMOSトランジスタ4
3が導通する。記憶ノードN1が「H」レベルの場合
は、NチャネルMOSトランジスタ44が導通して読出
用ビット線RBL2が「L」レベルにされる。記憶ノー
ドN1が「L」レベルの場合は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ44が非導通になって読出用ビット線RBL2
は「H」レベルのまま変化しない。したがって、読出用
ビット線RBL2の論理レベルを検出することによって
記憶ノードN1の記憶データを読出すことができる。
【0160】この実施の形態17でも、実施の形態11
と同様、ソフトエラー耐性の向上が図られる。
【0161】[実施の形態18]近年、コンピュータの
高速化のためにキャッシュメモリをチップ内に搭載する
ことが求められている。チップ外部の大容量メモリはア
クセスに時間がかかるため、その外部メモリのあるアド
レス空間に記憶されているデータをチップ内の高速なキ
ャッシュメモリに転送してCPUの高速化を図るという
手法である。その際、キャッシュメモリにデータが転送
されているか否かを瞬時に検索する必要があり、その比
較一致検索機能を有するのが連想メモリ(CAM:Cont
ent Addressable Memory)である。この実施の形態18
では、この発明が連想メモリに適用された場合について
説明する。
【0162】図21は、この発明の実施の形態18によ
る連想メモリのメモリセル50の構成を示す回路図であ
って、図14と対比される図である。図21を参照し
て、この連想メモリでは、1つのメモリセル50に対応
してワード線WL、ビット線対BL,/BL、マッチ線
MLおよびサーチ線対SL,/SLが設けられる。メモ
リセル50が図14のメモリセル24と異なる点は、N
チャネルMOSトランジスタ51〜54が追加されてい
る点である。NチャネルMOSトランジスタ51,52
は、マッチ線MLと接地電位GNDのラインとの間に直
列接続され、NチャネルMOSトランジスタ53,54
はマッチ線MLと接地電位GNDのラインとの間に直列
接続される。NチャネルMOSトランジスタ51,53
のゲートはそれぞれ記憶ノードN2,N1に接続され、
NチャネルMOSトランジスタ52,54はそれぞれサ
ーチ線SL,/SLに接続される。
【0163】通常の書込/読出動作は、実施の形態1と
同様に行なわれる。比較動作時は、まずサーチ線SL,
/SLがともに「L」レベルにされるとともに、マッチ
線MLが「H」レベルにプリチャージされる。このと
き、NチャネルMOSトランジスタ52,54は非導通
状態になっており、マッチ線MLと接地電位GNDのラ
インとは遮断されている。
【0164】次いで、比較したいデータに応じてサーチ
線SL,/SLのうちのいずれか一方のサーチ線を
「H」レベルにする。たとえば、記憶ノードN1,N2
がそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにされてい
る場合においてサーチ線SL,/SLをそれぞれ「H」
レベルおよび「L」レベルにした場合は、NチャネルM
OSトランジスタ52,53が導通するとともにNチャ
ネルMOSトランジスタ51,54が非導通になり、マ
ッチ線MLは「H」レベルに保持される。これにより、
記憶ノードN1,N2のデータとサーチ線SL,/SL
のデータが一致したという情報が得られる。
【0165】また、記憶ノードN1,N2がそれぞれ
「L」レベルおよび「H」レベルにされている場合にお
いてサーチ線SL,/SLをそれぞれ「H」レベルおよ
び「L」レベルにした場合は、NチャネルMOSトラン
ジスタ51,52が導通するとともにNチャネルMOS
トランジスタ53,54が非導通になり、マッチ線ML
が「L」レベルにされる。これにより、記憶ノードN
1,N2のデータとサーチ線SL,/SLのデータが一
致していないという情報が得られる。
【0166】この実施の形態18でも、実施の形態11
と同様、ソフトエラー耐性の向上が図られる。
【0167】[実施の形態19]図22は、この発明の
実施の形態19によるSRAMのメモリセル55の構成
を示す回路図である。図22において、このメモリセル
55が図14のメモリセル24と異なる点は、Pチャネ
ルMOSトランジスタ11,11′,12,12′が抵
抗素子56,57で置換されている点である。抵抗素子
56,57は、それぞれ電源電位VDDのラインと記憶
ノードN1,N2の間に接続される。
【0168】抵抗素子56およびNチャネルMOSトラ
ンジスタ13,13′は、記憶ノードN2に現れる信号
の反転信号を記憶ノードN1に与えるインバータを構成
する。抵抗素子57およびNチャネルMOSトランジス
タ14,14′は、記憶ノードN1に現れる信号の反転
信号を記憶ノードN2に与えるインバータを構成する。
他の構成および動作は、実施の形態1と同じであるの
で、その説明は繰返さない。
【0169】この実施の形態19でも、実施の形態11
と同様、ソフトエラー耐性の向上が図られる。
【0170】[実施の形態20]図23は、この発明の
実施の形態20によるフリップフロップ回路の構成を示
す回路図である。図23において、このフリップフロッ
プ回路は、トランスファーゲート60〜63およびイン
バータ64〜70を含む。
【0171】トランスファーゲート60、インバータ6
4、トランスファーゲート61およびインバータ66,
68,69は、データ入力端子T1とデータ出力端子T
2との間に直列接続される。インバータ65およびトラ
ンスファーゲート62は、インバータ64の出力ノード
N64と入力ノードN60との間に直列接続される。イ
ンバータ67およびトランスファーゲート63は、イン
バータ66の出力ノードN66と入力ノードN61との
間に直列接続される。インバータ70は、ノードN66
と反転データ出力端子T3との間に接続される。
【0172】トランスファーゲート60〜63の各々
は、並列接続されたPチャネルMOSトランジスタ71
およびNチャネルMOSトランジスタ72を含む。クロ
ック信号CLKは、トランスファーゲート60,63の
NチャネルMOSトランジスタ72側のゲートおよびト
ランスファーゲート61,62のPチャネルMOSトラ
ンジスタ71側のゲートに入力される。反転クロック信
号/CLKは、トランスファーゲート60,63のPチ
ャネルMOSトランジスタ71側のゲートおよびトラン
スファーゲート61,62のNチャネルMOSトランジ
スタ72側のゲートに入力される。クロック信号CLK
が「H」レベルの期間はトランスファーゲート60,6
3が導通し、クロック信号CLKが「L」レベルの期間
はトランスファーゲート61,62が導通する。
【0173】インバータ64〜67の各々は、Pチャネ
ルMOSトランジスタ73およびNチャネルMOSトラ
ンジスタ74,74′を含む。PチャネルMOSトラン
ジスタ73は、電源電位VDDのラインと出力ノードと
の間に接続され、そのゲートは入力ノードに接続され
る。NチャネルMOSトランジスタ74,74′は、出
力ノードと接地電位GNDのラインとの間に直列接続さ
れ、それらのゲートはともに入力ノードに接続される。
入力ノードが「H」レベルの場合は、PチャネルMOS
トランジスタ73が非導通になるとともにNチャネルM
OSトランジスタ74,74′が導通し、出力ノードが
「L」レベルにされる。入力ノードが「L」レベルの場
合は、NチャネルMOSトランジスタ74,74′が非
導通になるとともにPチャネルMOSトランジスタ73
が導通し、出力ノードが「H」レベルになる。
【0174】次に、このフリップフロップ回路の動作に
ついて説明する。クロック信号CLKが「L」レベルの
場合は、トランスファーゲート60,63が非導通にな
るともにトランスファーゲート61,62が導通する。
これにより、ノードN60の論理レベルがインバータ6
4,65およびトランスファーゲート62によってラッ
チされるとともに、ノードN60の論理レベルがインバ
ータ64、トランスファーゲート61およびインバータ
66,68,69を介してデータ出力端子T2に出力さ
れる。
【0175】クロック信号CLKが「L」レベルから
「H」レベルに立上げられると、トランスファーゲート
60,63が導通するとともにトランスファーゲート6
1,62が非導通になる。これにより、ノードN66の
論理レベルがインバータ67,66およびトランスファ
ーゲート63によってラッチされるとともに、ノードN
66の論理レベルがインバータ68,69を介してデー
タ出力端子T2出力される。また、データ入力端子T1
の論理レベルがノードN60に取込まれる。
【0176】この実施の形態20では、インバータ64
〜67の各々において出力ノードと接地電位GNDのラ
インとの間に2つのNチャネルMOSトランジスタ7
4,74′を直列接続したので、実施の形態1と同様、
ソフトエラー耐性の向上が図られる。
【0177】なお、インバータ64〜67の各々におい
て出力ノードと電源電位VDDのラインとの間に2つの
PチャネルMOSトランジスタを直列接続してもよいこ
とはいうまでもない。
【0178】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0179】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る半導体メ
モリ回路では、第1および第2の記憶ノード間に逆並列
に接続された2つのインバータと、ワード線が選択レベ
ルにされたことに応じて、第1のビット線と第1の記憶
ノードを接続するとともに第2のビット線と第2の記憶
ノードを接続する切換回路とが設けられ、インバータ
は、第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に直列
接続され、それらの入力電極がともに入力ノードに接続
された複数の第1の導電形式の第1のトランジスタと、
第2の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続さ
れ、その入力電極が入力ノードに接続された第2の導電
形式の第2のトランジスタとを含む。したがって、イン
バータは複数の第1のトランジスタを含むので、インバ
ータが1つの第1のトランジスタを含んでいた従来に比
べ、記憶ノードの容量が大きくなり、記憶データが反転
しにくくなる。また、1つのα粒子が複数の第1のトラ
ンジスタを通過しないと記憶データは反転しないので、
1つのα粒子が1つの第1のトランジスタを通過すれば
記憶データが反転していた従来に比べ、記憶データが反
転しにくくなる。
【0180】好ましくは、切換回路は、第1のビット線
と第1の記憶ノードとの間に直列接続され、ワード線が
選択レベルにされたことに応じて導通する複数の第3の
トランジスタと、第2のビット線と第2の記憶ノードと
の間に直列接続され、ワード線が選択レベルにされたこ
とに応じて導通する複数の第4のトランジスタを含む。
この場合は、1つのα粒子が複数の第3のトランジスタ
または複数の第4のトランジスタを通過しないと記憶デ
ータは反転しないので、1つのα粒子が1つの第3また
は第4のトランジスタを通過すれば記憶データが反転し
ていた従来に比べ、記憶データが反転しにくくなる。
【0181】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は直角に設けられている。
この場合は、1つのα粒子が、複数の第1のトランジス
タのチャネル領域を含む水平面内において第1のトラン
ジスタのゲート電極の延在方向に対して45°の角度で
第1のトランジスタのチャネル領域に入射しないと記憶
データは反転しないので、1つのα粒子が1つの第1の
トランジスタに対してあらゆる方向から入射すれば記憶
データが反転していた従来に比べ、記憶データが反転し
にくくなる。
【0182】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は1つの直線に沿って同方
向に設けられている。この場合は、1つのα粒子が、複
数の第1のトランジスタのチャネル領域を含む水平面内
において第1のトランジスタのゲート電極と同方向で第
1のトランジスタのチャネル領域に入射しないと記憶デ
ータは反転しないので、1つのα粒子が1つの第1のト
ランジスタに対してあらゆる方向から入射すれば記憶デ
ータが反転していた従来に比べ、記憶データが反転しに
くくなる。
【0183】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は平行に設けられている。
この場合は、1つのα粒子が、複数の第1のトランジス
タのチャネル領域を含む水平面において第1のトランジ
スタのゲート電極に対して90°の角度で第1のトラン
ジスタのチャネル領域に入射しないと記憶データは反転
しないので、1つのα粒子が1つの第1のトランジスタ
に対して入射すれば記憶データが反転していた従来に比
べ、記憶データは反転しにくくなる。
【0184】また好ましくは、第1、第2、第3および
第4のトランジスタの各々はMOSトランジスタであ
り、第1、第2、第3および第4のトランジスタのゲー
ト電極は同方向に延在している。この場合は、マスクの
ずれなどによる製造上のばらつきによるトランジスタ特
性のばらつきを抑制することができる。また、ゲート長
の仕上り寸法の制御性が向上する。
【0185】また好ましくは、半導体メモリ回路は、第
1の導電形式の第1の半導体層と、それぞれ第1の半導
体層の一方側および他方側に配置された第2の導電形式
の第2および第3の半導体層との表面に形成される。2
つのインバータの第2のトランジスタともに第1の半導
体層の表面に形成され、2つのインバータのうちの一方
のインバータの複数の第1のトランジスタはともに第2
の半導体層の表面に形成され、他方のインバータの複数
のトランジスタはともに第3の半導体層の表面に形成さ
れている。この場合は、半導体メモリ回路の形状を横長
型にすることができ、ビット線長を短くすることができ
る。したがって、読出/書込動作の高速化および消費電
力の低減化を図ることができる。
【0186】また好ましくは、半導体メモリ回路は、第
1の導電形式の第1の半導体層と、それぞれ第1の半導
体層の一方側および他方側に配置される第2の導電形式
の第2および第3の半導体層との表面に形成される。2
つのインバータの第2のトランジスタはともに第1の半
導体層の表面に形成され、2つのインバータのうちの一
方のインバータの複数の第1のトランジスタは第2およ
び第3の半導体層の表面に分散配置され、他方のインバ
ータの複数の第1のトランジスタは第2および第3の半
導体層の表面に分散配置されている。この場合は複数の
第1のトランジスタの間の距離を大きくすることができ
るので、1つのα粒子が飛来する角度は極めて小さな範
囲に限定され、記憶データはさらに反転しにくくなる。
【0187】また、この発明に係る他の半導体メモリ回
路では、第1および第2の記憶ノード間に逆並列に接続
された2つのインバータと、ワード線が選択レベルにさ
れたことに応じて、第1のビット線と第1の記憶ノード
を接続するとともに第2のビット線と第2の記憶ノード
を接続する切換回路とが設けられ、インバータは、第1
の電源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続さ
れ、それらの入力電極がともに入力ノードに接続された
複数の第1の導電形式の第1のトランジスタと、第2の
電源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続され、
それらの入力電極がともに入力ノードに接続された複数
の第2の導電形式の第2のトランジスタとを含む。した
がって、インバータは複数の第1のトランジスタおよび
複数の第2のトランジスタを含むので、インバータは1
つの第1のトランジスタおよび1つの第2のトランジス
タを含んでいた従来に比べ、記憶ノードの容量が大きく
なり、記憶データが反転しにくくなる。また、1つのα
粒子が複数の第1のトランジスタまたは複数の第2のト
ランジスタを通過しないと記憶データは反転しないの
で、1つのα粒子が1つの第1のトランジスタまたは1
つの第2のトランジスタを通過すれば記憶データが反転
していた従来に比べ、記憶データが反転しにくくなる。
【0188】好ましくは、切換回路は、第1のビット線
と第1の記憶ノードとの間に直列接続され、ワード線が
選択レベルにされたことに応じて導通する複数の第3の
トランジスタと、第2のビット線と第2の記憶ノードと
の間に直列接続され、ワード線が選択レベルにされたこ
とに応じて導通する複数の第4のトランジスタとを含
む。この場合は、1つのα粒子が複数の第3のトランジ
スタまたは複数の第4のトランジスタを通過しないと記
憶データは反転しないので、1つのα粒子が1つの第3
または第4のトランジスタを通過すれば記憶データが反
転していた従来に比べ、記憶データが反転しにくくな
る。
【0189】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は直角に設けられ、複数の
第2のトランジスタのゲート電極は直角に設けられてい
る。この場合は、1つのα粒子が、複数の第4のトラン
ジスタのチャネル領域および複数の第2のトランジスタ
のチャネル領域を含む水平面内において第1または第2
のトランジスタのゲート電極の延在方向に対して45°
の角度で第1または第2のトランジスタのチャネル領域
に入射しないと記憶データは反転しないので、1つのα
粒子が1つの第1のトランジスタまたは1つの第2のト
ランジスタに対してあらゆる方向から入射すれば記憶デ
ータが反転していた従来に比べ、記憶データが反転しに
くくなる。
【0190】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は1つの直線に沿って同方
向に設けられ、複数の第2のトランジスタのゲート電極
はもう1つの直線に沿って同方向に設けられている。こ
の場合は、1つのα粒子が、複数の第1のトランジスタ
のチャネル領域および複数の第2のトランジスタのチャ
ネル領域を含む水平面内において第1または第2のトラ
ンジスタのゲート電極と同方向で第1または第2のトラ
ンジスタのチャネル領域に入射しないと記憶データは反
転しないので、1つのα粒子が1つの第1のトランジス
タまたは第2のトランジスタに対してあらゆる方向から
入射すれば記憶データが反転していた従来に比べ、記憶
データが反転しにくくなる。
【0191】また好ましくは、第1および第2のトラン
ジスタの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1
のトランジスタのゲート電極は平行に設けられ、複数の
第2のトランジスタのゲート電極は平行に設けられてい
る。この場合は、1つのα粒子が、複数の第1のトラン
ジスタのチャネル領域および複数の第2のトランジスタ
のチャネル領域を含む水平面において第1または第2の
トランジスタのゲート電極の延在方向に対して90°の
角度で第1または第2のトランジスタのチャネル領域に
入射しないと記憶データは反転しないので、1つのα粒
子が1つの第1のトランジスタまたは1つの第2のトラ
ンジスタに対してあらゆる方向から入射すれば記憶デー
タを反転していた従来に比べ、記憶データが反転しにく
くなる。
【0192】また好ましくは、第1、第2、第3および
第4のトランジスタの各々はMOSトランジスタであ
り、第1、第2、第3および第4のトランジスタのゲー
ト電極は同方向に延在している。この場合は、マスクの
ずれなどによる製造上のばらつきによるトランジスタ特
性のばらつきを抑制することができる。また、ゲート長
の仕上り寸法の制御性が向上する。
【0193】また好ましくは、半導体メモリ回路は、第
1の導電形式の第1の半導体層と、それぞれ第1の半導
体層の一方側および他方側に配置される第2の導電形式
の第2および第3の半導体層との表面に形成される。2
つのインバータの複数の第2のトランジスタはともに第
1の半導体層の表面に形成され、2つのインバータのう
ちの一方のインバータの複数の第1のトランジスタはと
もに第2の半導体層の表面に形成され、他方のインバー
タの複数の第1のトランジスタはともに第3のトランジ
スタの半導体層の表面に形成されている。この場合は、
半導体メモリ回路の形状を横長型にすることができ、ビ
ット線長を短くすることができる。したがって、読出/
書込動作の高速化および消費電力の低減化を図ることが
できる。
【0194】また好ましくは、半導体メモリ回路は、第
1の導電形式の第1の半導体層と、それぞれ第1の半導
体層の一方側および他方側に配置された第2の導電形式
の第2および第3の半導体層との表面に形成される。2
つのインバータの複数の第2のトランジスタとともに第
1の半導体層の表面に形成され、2つのインバータのう
ちの一方のインバータの複数の第1のトランジスタは第
2および第3の半導体層の表面に分散配置され、他方の
インバータの複数の第1のトランジスタは第2および第
3の半導体層の表面に分散配置されている。この場合
は、複数の第1のトランジスタ間の距離を大きくするこ
とができるので、1つのα粒子が飛来する角度は極めて
小さな範囲に限定され、記憶データがさらに反転しにく
くなる。
【0195】また、この発明に係るさらに他の半導体メ
モリ回路は、第1および第2の記憶ノード間に逆並列に
接続された2つのインバータと、第1のビット線と第1
の記憶ノードとの間に直列接続され、ワード線が選択レ
ベルにされたことに応じて導通する複数の第1のトラン
ジスタと、第2のビット線と第2の記憶ノードとの間に
直列接続され、ワード線が選択レベルにされたことに応
じて導通する複数の第2のトランジスタとが設けられ
る。したがって、1つのα粒子が複数の第1のトランジ
スタまたは複数第2のトランジスタを通過しないと記憶
データは反転しないので、1つのα粒子が1つの第1の
トランジスタまたは1つの第2のトランジスタを通過す
れば記憶データが反転していた従来に比べ、記憶データ
が反転しにくくなる。
【0196】好ましくは、第1および第2のトランジス
タの各々はMOSトランジスタであり、複数の第1のト
ランジスタのゲート電極は平行に設けられ、複数の第2
のトランジスタのゲート電極は平行に設けられている。
この場合は、複数の第1のトランジスタおよび複数の第
2のトランジスタを設けたことによるレイアウト面積の
増大を最小限に抑えることができる。
【0197】また好ましくは、ワード線、第1のビット
線、第2のビット線、複数の第1のトランジスタ、およ
び複数の第2のトランジスタは、2つのインバータに対
して複数組設けられている。この場合は、複数ポートの
半導体メモリ回路を構成することができる。
【0198】また、この発明に係るさらに他の半導体メ
モリ回路では、第1および第2の記憶ノード間に逆並列
に接続された2つのインバータと、ワード線が選択され
たことに応じて、第1のビット線と第1の記憶ノードを
接続するとともに第2のビット線と第2の記憶ノードを
接続する切換回路とが設けられ、インバータは、第1の
電源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続され、
それらの入力電極がともに入力ノードに接続された複数
のトランジスタと、第2の電源電位のラインと出力ノー
ドとの間に接続された抵抗素子とを含む。したがって、
インバータは複数のトランジスタおよび1つの抵抗素子
を含むので、インバータが1つのトランジスタおよび1
つの抵抗素子を含んでいた従来に比べて記憶ノードの容
量が大きくなり、記憶データが反転しにくくなる。ま
た、1つのα粒子が複数のトランジスタを通過しないと
記憶データは反転しないので、1つのα粒子が1つのト
ランジスタを通過すれば記憶データが反転していた従来
に比べ、記憶データが反転しにくくなる。
【0199】好ましくは、半導体メモリ回路はSOI基
板上に形成されている。この発明は、この場合に特に好
適である。
【0200】また好ましくは、半導体メモリ回路に対応
して読出用ワード線および読出用ビット線が設けられ、
半導体メモリ回路は、さらに、読出用ワード線が選択レ
ベルにされたことに応じて第1および第2の記憶ノード
のうちの一方の記憶ノードの論理レベルを読出用ビット
線に与える読出回路を備える。この場合は、複数ポート
の半導体メモリ回路を構成することができる。ただし、
読出/書込を行なうことが可能なポートは1つだけであ
り、他のポートは読出専用となる。
【0201】また好ましくは、半導体メモリ回路に対応
してサーチ線およびマッチ線が設けられ、半導体メモリ
回路は、さらに、第1および第2の記憶ノードのうちの
一方の記憶ノードの論理レベルとサーチ線に与えられた
論理レベルとが一致しているか否かを検出し、検出結果
に応じたレベルの信号をマッチ線に与える一致/不一致
検出回路を備える。この場合は、連想メモリを構成する
ことができる。
【0202】また、この発明に係るラッチ回路では、入
力端子に与えられた信号の反転信号を出力する第1のイ
ンバータと、第1のインバータの出力信号の反転信号を
入力端子に与える第2のインバータとが設けられ、第1
および第2のインバータの各々は、第1の電源電位のラ
インと出力ノードとの間に直列接続され、それらの入力
電極がともに入力ノードに接続された複数の第1の導電
形式の第1のトランジスタと、第2の電源電位のライン
と出力ノードとの間に直列接続され、その入力電極が入
力ノードに接続された第2の導電形式の第2のトランジ
スタとを含む。したがって、インバータは複数の第1の
トランジスタを含むので、インバータが1つの第1のト
ランジスタを含んでいた従来に比べ、記憶ノードの容量
が大きくなり、記憶データが反転しにくくなる。また、
1つのα粒子が複数の第1のトランジスタを通過しない
と記憶データが反転しないので、1つのα粒子が1つの
第1のトランジスタを通過すれば記憶データが反転して
いた従来に比べ、記憶データが反転しにくくなる。
【0203】好ましくは、第1および第2のインバータ
の各々は、さらに、第2の電源電位のラインと出力ノー
ドとの間に第2のトランジスタと直列接続され、その入
力電極が入力ノードに接続された少なくとも1つの第2
の導電形式の第3のトランジスタを含む。この場合は、
第1および第2のインバータの各々は少なくとも1つの
第3のトランジスタをさらに含むので、従来に比べて記
憶ノードの容量が一層大きくなり、記憶データが一層反
転しにくくなる。また、1つのα粒子が第2のトランジ
スタおよび少なくとも1つの第3のトランジスタを通過
しないと記憶データは反転しないので、1つのα粒子が
1つの第2のトランジスタを通過すれば記憶データが反
転していた従来に比べ、記憶データが反転しにくくな
る。
【0204】また好ましくは、さらに、第2のインバー
タの出力ノードと入力端子との間に介挿され、ラッチ回
路を活性化させるための活性化信号が与えられたことに
応じて導通するスイッチング素子が設けられる。この場
合は、ラッチ回路の活性化/非活性化を制御することが
可能となる。
【0205】また好ましくは、ラッチ回路はSOI基板
上に形成されている。この発明は、この場合に特に好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるSRAMの全
体構成を示す回路ブロック図である。
【図2】 図1に示したメモリセルの構成を示す回路図
である。
【図3】 実施の形態1の効果を説明するための図であ
る。
【図4】 実施の形態1の効果を説明するための他の図
である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるSRAMのメ
モリセルのレイアウトを示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるSRAMのメ
モリセルのレイアウトを示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるSRAMのメ
モリセルのレイアウトを示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5によるSRAMのメ
モリセルの構成を示す回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態6によるSRAMのメ
モリセルの構成を示す回路図である。
【図10】 この発明の実施の形態7によるSRAMの
メモリセルのレイアウトを示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態8によるSRAMの
メモリセルのレイアウトを示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態9によるSRAMの
メモリセルのレイアウトを示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態10によるSRAM
のメモリセルの構成を示す回路図である。
【図14】 この発明の実施の形態11によるSRAM
のメモリセルの構成を示す回路図である。
【図15】 この発明の実施の形態12によるSRAM
のメモリセルのレイアウトを示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態13によるSRAM
のメモリセルのレイアウトを示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態14による2ポート
SRAMのメモリセルの構成を示す回路図である。
【図18】 この発明の実施の形態15による2ポート
SRAMのメモリセルのレイアウトを示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態16による2ポート
SRAMのメモリセルの構成を示す回路図である。
【図20】 この発明の実施の形態17による3ポート
SRAMのメモリセルの構成を示す回路図である。
【図21】 この発明の実施の形態18による連想メモ
リのメモリセルの構成を示す回路図である。
【図22】 この発明の実施の形態19によるSRAM
のメモリセルの構成を示す回路図である。
【図23】 この発明の実施の形態20によるフリップ
フロップ回路の構成を示す回路図である。
【図24】 従来のSRAMのメモリセルの構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
1,21〜25,30,40,50,55,80 メモ
リセル、2 ビット線負荷、3 イコライザ、4 列選
択ゲート、5 行デコーダ、6 制御回路、7列デコー
ダ、8 書込回路、9 読出回路、WL,WL′ ワー
ド線、BL,/BL,BL′,/BL′ ビット線、N
1,N2,N81,N82 記憶ノード、11,1
1′,12,12′,32,71,73,71,82
PチャネルMOSトランジスタ、13〜16,13′〜
16′,26,26′,27,27′,33,34,4
1〜44,51〜54,72,74,74′,83〜8
6NチャネルMOSトランジスタ、13i ゲート絶縁
膜、13g ゲート電極、13s ソース領域、13d
ドレイン領域、13b ボディ領域、PW P型ウェ
ル、17 P型シリコン基板、18 埋込酸化膜、19
P型シリコン層、GE ゲート電極、NA N型活性
層、PA P型活性層、CH コンタクトホール、VH
ビアホール、ML メタル配線、RWL 読出用ワー
ド線、RBL読出用ビット線、31,64〜70 イン
バータ、ML マッチ線、SL,/SL サーチ線、5
6,57 抵抗素子、60〜63 トランスファーゲー
ト。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線と第1および第2のビット線と
    の交差部に配置された半導体メモリ回路であって、 第1および第2の記憶ノード間に逆並列に接続された2
    つのインバータ、および前記ワード線が選択レベルにさ
    れたことに応じて、前記第1のビット線と前記第1の記
    憶ノードを接続するとともに前記第2のビット線と前記
    第2の記憶ノードを接続する切換回路を備え、 前記インバータは、 第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続
    され、それらの入力電極がともに入力ノードに接続され
    た複数の第1の導電形式の第1のトランジスタ、および
    第2の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に接続
    され、その入力電極が前記入力ノードに接続された第2
    の導電形式の第2のトランジスタを含む、半導体メモリ
    回路。
  2. 【請求項2】 前記切換回路は、 前記第1のビット線と前記第1の記憶ノードとの間に直
    列接続され、前記ワード線が選択レベルにされたことに
    応じて導通する複数の第3のトランジスタ、および前記
    第2のビット線と前記第2の記憶ノードとの間に直列接
    続され、前記ワード線が選択レベルにされたことに応じ
    て導通する複数の第4のトランジスタを含む、請求項1
    に記載の半導体メモリ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のトランジスタの各
    々はMOSトランジスタであり、 前記複数の第1のトランジスタのゲート電極は直角に設
    けられている、請求項1または請求項2に記載の半導体
    メモリ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のトランジスタの各
    々はMOSトランジスタであり、 前記複数の第1のトランジスタのゲート電極は1つの直
    線に沿って同方向に設けられている、請求項1または請
    求項2に記載の半導体メモリ回路。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のトランジスタの各
    々はMOSトランジスタであり、 前記複数の第1のトランジスタのゲート電極は平行に設
    けられている、請求項1または請求項2に記載の半導体
    メモリ回路。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2、第3および第4のトラ
    ンジスタの各々はMOSトランジスタであり、 前記第1、第2、第3および第4のトランジスタのゲー
    ト電極は同方向に延在している、請求項2に記載の半導
    体メモリ回路。
  7. 【請求項7】 前記半導体メモリ回路は、第1の導電形
    式の第1の半導体層と、それぞれ前記第1の半導体層の
    一方側および他方側に配置された第2の導電形式の第2
    および第3の半導体層との表面に形成され、 前記2つのインバータの第2のトランジスタはともに前
    記第1の半導体層の表面に形成され、 前記2つのインバータのうちの一方のインバータの複数
    の第1のトランジスタはともに前記第2の半導体層の表
    面に形成され、他方のインバータの複数の第1のトラン
    ジスタはともに前記第3の半導体層の表面に形成されて
    いる、請求項1または請求項2に記載の半導体メモリ回
    路。
  8. 【請求項8】 前記半導体メモリ回路は、第1の導電形
    式の第1の半導体層と、それぞれ前記第1の半導体層の
    一方側および他方側に配置された第2の導電形式の第2
    および第3の半導体層との表面に形成され、 前記2つのインバータの第2のトランジスタはともに前
    記第1の半導体層の表面に形成され、 前記2つのインバータのうちの一方のインバータの複数
    の第1のトランジスタは前記第2および第3の半導体層
    の表面に分散配置され、前記他方のインバータの複数の
    第1のトランジスタは前記第2および第3の半導体層の
    表面に分散配置されている、請求項1または請求項2に
    記載の半導体メモリ回路。
  9. 【請求項9】 ワード線と第1および第2のビット線と
    の交差部に配置された半導体メモリ回路であって、 第1および第2の記憶ノード間に逆並列に接続された2
    つのインバータ、および前記ワード線が選択レベルにさ
    れたことに応じて、前記第1のビット線と前記第1の記
    憶ノードを接続するとともに前記第2のビット線と前記
    第2の記憶ノードを接続する切換回路を備え、 前記インバータは、 第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続
    され、それらの入力電極がともに入力ノードに接続され
    た複数の第1の導電形式の第1のトランジスタ、および
    第2の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に直列
    接続され、それらの入力電極がともに前記入力ノードに
    接続された複数の第2の導電形式の第2のトランジスタ
    を含む、半導体メモリ回路。
  10. 【請求項10】 前記切換回路は、 前記第1のビット線と前記第1の記憶ノードとの間に直
    列接続され、前記ワード線が選択レベルにされたことに
    応じて導通する複数の第3のトランジスタ、および前記
    第2のビット線と前記第2の記憶ノードとの間に直列接
    続され、前記ワード線が選択レベルにされたことに応じ
    て導通する複数の第4のトランジスタを含む、請求項9
    に記載の半導体メモリ回路。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2のトランジスタの
    各々はMOSトランジスタであり、 前記複数の第1のトランジスタのゲート電極は直角に設
    けられ、 前記複数の第2のトランジスタのゲート電極は直角に設
    けられている、請求項9または請求項10に記載の半導
    体メモリ回路。
  12. 【請求項12】 前記第1および第2のトランジスタの
    各々はMOSトランジスタであり、 前記複数の第1のトランジスタのゲート電極は1つの直
    線に沿って同方向に設けられ、 前記複数の第2のトランジスタのゲート電極はもう1つ
    の直線に沿って同方向に設けられている、請求項9また
    は請求項10に記載の半導体メモリ回路。
  13. 【請求項13】 前記第1および第2のトランジスタの
    各々はMOSトランジスタであり、 前記複数の第1のトランジスタのゲート電極は平行に設
    けられ、 前記複数の第2のトランジスタのゲート電極は平行に設
    けられている、請求項9または請求項10に記載の半導
    体メモリ回路。
  14. 【請求項14】 前記第1、第2、第3および第4のト
    ランジスタの各々はMOSトランジスタであり、 前記第1、第2、第3および第4のトランジスタのゲー
    ト電極は同方向に延在している、請求項10に記載の半
    導体メモリ回路。
  15. 【請求項15】 前記半導体メモリ回路は、第1の導電
    形式の第1の半導体層と、それぞれ前記第1の半導体層
    の一方側および他方側に配置された第2の導電形式の第
    2および第3の半導体層との表面に形成され、 前記2つのインバータの複数の第2のトランジスタはと
    もに前記第1の半導体層の表面に形成され、 前記2つのインバータのうちの一方のインバータの複数
    の第1のトランジスタはともに前記第2の半導体層の表
    面に形成され、他方のインバータの複数の第1のトラン
    ジスタはともに前記第3の半導体層の表面に形成されて
    いる、請求項9または請求項10に記載の半導体メモリ
    回路。
  16. 【請求項16】 前記半導体メモリ回路は、第1の導電
    形式の第1の半導体層と、それぞれ前記第1の半導体層
    の一方側および他方側に配置された第2の導電形式の第
    2および第3の半導体層との表面に形成され、 前記2つのインバータのうちの一方のインバータの複数
    の第1のトランジスタは前記第2および第3の半導体層
    の表面に分散配置され、他方のインバータの複数の第1
    のトランジスタは前記第2および第3の半導体層の表面
    に分散配置されている、請求項9または請求項10に記
    載の半導体メモリ回路。
  17. 【請求項17】 ワード線と第1および第2のビット線
    との交差部に配置された半導体メモリ回路であって、 第1および第2の記憶ノード間に逆並列に接続された2
    つのインバータ、 前記第1のビット線と前記第1の記憶ノードとの間に直
    列接続され、前記ワード線が選択レベルにされたことに
    応じて導通する複数の第1のトランジスタ、および前記
    第2のビット線と前記第2の記憶ノードとの間に直列接
    続され、前記ワード線が選択レベルにされたことに応じ
    て導通する複数の第2のトランジスタを備える、半導体
    メモリ回路。
  18. 【請求項18】 前記第1および第2のトランジスタの
    各々はMOSトランジスタであり、 前記複数の第1のトランジスタのゲート電極は平行に設
    けられ、 前記複数の第2のトランジスタのゲート電極は平行に設
    けられている、請求項17に記載の半導体メモリ回路。
  19. 【請求項19】 前記ワード線、前記第1のビット線、
    前記第2のビット線、前記複数の第1のトランジスタ、
    および前記複数の第2のトランジスタは、前記2つのイ
    ンバータに対して複数組設けられている、請求項17ま
    たは請求項18に記載の半導体メモリ回路。
  20. 【請求項20】 ワード線と第1および第2のビット線
    との交差部に配置された半導体メモリ回路であって、 第1および第2の記憶ノード間に逆並列に接続された2
    つのインバータ、および前記ワード線が選択レベルにさ
    れたことに応じて、前記第1のビット線と前記第1の記
    憶ノードを接続するとともに前記第2のビット線と前記
    第2の記憶ノードを接続する切換回路を備え、 前記インバータは、 第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続
    され、それらの入力電極がともに入力ノードに接続され
    た複数のトランジスタ、および第2の電源電位のライン
    と前記出力ノードとの間に接続された抵抗素子を含む、
    半導体メモリ回路。
  21. 【請求項21】 前記半導体メモリ回路はSOI基板上
    に形成されている、請求項1から請求項20のいずれか
    に記載の半導体メモリ回路。
  22. 【請求項22】 前記半導体メモリ回路に対応して読出
    用ワード線および読出用ビット線が設けられ、 前記半導体メモリ回路は、さらに、前記読出用ワード線
    が選択レベルにされたことに応じて前記第1および第2
    の記憶ノードのうちの一方の記憶ノードの論理レベルを
    前記読出用ビット線に与える読出回路を備える、請求項
    1から請求項21のいずれかに記載の半導体メモリ回
    路。
  23. 【請求項23】 前記半導体メモリ回路に対応してサー
    チ線およびマッチ線が設けられ、 前記半導体メモリ回路は、さらに、前記第1および第2
    の記憶ノードのうちの一方の記憶ノードの論理レベルと
    前記サーチ線に与えられた論理レベルとが一致している
    か否かを検出し、検出結果に応じたレベルの信号を前記
    マッチ線に与える一致/不一致検出回路を備える、請求
    項1から請求項21のいずれかに記載の半導体メモリ回
    路。
  24. 【請求項24】 入力端子に与えられた信号の論理レベ
    ルをラッチするラッチ回路であって、 前記入力端子に与えられた信号の反転信号を出力する第
    1のインバータ、および前記第1のインバータの出力信
    号の反転信号を前記入力端子に与える第2のインバータ
    を備え、 前記第1および第2のインバータの各々は、 第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に直列接続
    され、それらの入力電極がともに入力ノードに接続され
    た複数の第1の導電形式の第2トランジスタ、および第
    2の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に接続さ
    れ、その入力電極が前記入力ノードに接続された第2の
    導電形式の第2のトランジスタを含む、ラッチ回路。
  25. 【請求項25】 前記第1および第2のインバータの各
    々は、さらに、前記第2の電源電位のラインと前記出力
    ノードとの間に前記第2のトランジスタと直列接続さ
    れ、その入力電極が前記入力ノードに接続された少なく
    とも1つの第2の導電形式の第3トランジスタを含む、
    請求項24に記載のラッチ回路。
  26. 【請求項26】 さらに、前記第2のインバータの出力
    ノードと前記入力端子との間に介挿され、前記ラッチ回
    路を活性化させるための活性化信号が与えられたことに
    応じて導通するスイッチング素子を備える、請求項24
    または請求項25に記載のラッチ回路。
  27. 【請求項27】 前記ラッチ回路はSOI基板上に形成
    されている、請求項24から請求項26のいずれかに記
    載のラッチ回路。
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