JP2003171837A - 混紡糸 - Google Patents

混紡糸

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高吸湿性エチレン−ビニルアルコール系共重
合体を一成分とする合成繊維と天然繊維とからなる吸湿
性に優れ、肌に優しい混紡糸を提供する。 【解決手段】 エチレン単位の含有量が25〜70モル
%であるエチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)
とポリアミド系樹脂(B)とを溶融混練して得られ、6
0℃のDMSOに対し不溶解性の成分を5〜75質量%
含有する混合物を少なくとも一成分とする合成繊維と天
然繊維とからなる混紡糸であって、該合成繊維と天然繊
維との質量混合比率は10:90〜90:10であり、
かつ該合成繊維の該不溶解性の成分は共重合体(A)成
分中に島状に分散し、該島の大きさが1nm〜300nm、
島の数は繊維断面でみて10ケ/μm以上存在してい
る混紡糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高吸湿性エチレン
−ビニルアルコール系共重合体を少なくとも一成分とす
る合成繊維と天然繊維とからなる吸湿性に優れ、肌に優
しい混紡糸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステルやナイロン6、ナイ
ロン66等のポリアミド等の合成繊維は優れた物理的特性
および化学的特性を有しており、衣料用途のみならず広
く産業用途に使用されており、工業的に貴重な価値を有
している。しかしながら、これら合成繊維は、吸湿、吸
水性が低いため肌着、中衣、シーツ、タオル等の吸湿、
吸水性が要求される分野への進出は限定されているのが
実情である。一方、綿、絹、羊毛等の天然繊維は吸湿、
吸水性に優れ、また肌にも優しいなどの長所を有してい
るが、合成繊維に比較すると寸法安定性、防しわ、耐久
性に劣る。上記のような合成繊維と天然繊維のそれぞれ
の短所を補い長所を引き出すために、合成繊維と天然繊
維とからなる混紡糸は古くから知られている。特に綿と
ポリエステルの混紡糸は綿の吸湿、吸水性等とポリエス
テルの速乾性、洗濯堅牢性、耐光性、耐皺等が活かされ
るため、肌着、ワイシャツを中心に衣料用に広く用いら
れている。しかしながら、ポリエステルは吸湿・吸水性
が不十分であり、また肌との馴染みが不十分であった。
近年これらの問題点を改善するために、エチレン−酢酸
ビニル系共重合体のケン化物であるエチレン−ビニルア
ルコ−ル系共重合体を他の熱可塑性重合体、たとえばポ
リエステル、ポリアミド、ポリオレフィン等と複合化し
繊維化することにより吸湿性、肌との馴染みを改良しよ
うとして各種の提案がなされている(特公昭56−58
46号公報、特公昭55−1372号公報等)。
【0003】これらの提案で得られる繊維は、湿熱状態
において繊維表面に露出したエチレン−ビニルアルコー
ル系共重合体が部分的に軟化や微膠着を生じるため、染
色時などに温度管理を適切にしないと、膠着に伴い織編
物の風合が硬化するという課題を有しており、ジアルデ
ヒド化合物によりアセタール化処理することにより該繊
維の耐熱性を改善させる方法も提案されている。しかし
ながら、アセタール化処理は繊維形成後に別工程が必要
となるばかりか、場合によっては、染色加工時に使用で
きる染料が制限されるなどの課題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、染色
加工時の染料選択の制限の原因となる上記のようなアセ
タール加工をすることなく、耐熱性が改善されたエチレ
ン−ビニルアルコール系共重合体を含む合成繊維と天然
繊維とからなる風合いの良好な混紡糸を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、エ
チレン単位の含有量が25〜70モル%であるエチレン
−ビニルアルコール系共重合体(A)とポリアミド系樹
脂(B)とを溶融混練して得られ、60℃のDMSOに
対し不溶解性の成分を5〜75質量%含有する混合物を
少なくとも一成分とする合成繊維と天然繊維とからなる
混紡糸であって、該合成繊維と天然繊維との質量混合比
率は10:90〜90:10であり、かつ該合成繊維の
該不溶解性の成分は共重合体(A)成分中に島状に分散
し、該島の大きさが1nm〜300nm、島の数は繊維断面
でみて10ケ/μm以上存在していることを特徴とす
る混紡糸である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係わるエチレン−ビニル
アルコール系共重合体は、エチレン−酢酸ビニル系共重
合体のケン化物である。該共重合体に含有されるエチレ
ン単位の含有量は25〜70モル%であることが必要で
あり、好ましくは30〜55モル%である。該共重合体
のエチレン単位の含有量が70モル%を超えて高くな
る、すなわちビニルアルコール単位の含有量が低くなれ
ば、得られるポリマーの融点が低くなり、実用に満足な
耐熱性を有するものを得ることができない場合がある。
また、水酸基の減少のために親水性等の特性が低下し、
目的とする親水性を有する天然繊維ライクの風合が得ら
れにくくなる。一方、エチレン単位の含有量が25モル
%未満の場合、すなわち、ビニルアルコール単位の含有
量が75%を超えて高くなると、該共重合体の融点は高
温側にシフトし、例えば、紡糸温度として250℃以上
が要求されるようなポリエチレンテレフタレートなどの
高融点ポリマーとの複合紡糸が可能となるが、一方でエ
チレン単位の含有量が少ないために溶融紡糸性が低下す
る、紡糸延伸時での断糸が増加するなどの傾向がある。
従って、ポリエチレンテレフタレート等の高融点ポリマ
ーとの複合繊維を本発明の混紡糸に使用することを考慮
する場合、エチレン単位の含有量が30〜55モル%で
あるエチレン−ビニルアルコール系共重合体を使用する
ことが好ましい。
【0007】本発明においては、エチレン−ビニルアル
コール系共重合体(A)にポリアミド系樹脂(B)を3
〜45質量%の割合、好ましくは5〜40質量%の割合
で溶融混練することによって該共重合体(A)とポリア
ミド系樹脂(B)との少なくとも一部を架橋結合させる
ことが重要である。この架橋反応は、溶融混練時のみに
止まらず繊維化した後の熱処理などによっても進行する
ものであるが、架橋反応は、主にポリアミドの末端カル
ボキシル基とエチレン−ビニルアルコール系共重合体の
−OHとの反応や、ポリアミドの末端アミノ基とエチレ
ン−ビニルアルコール系共重合体のカルボキシル基との
反応等によるものと推定される。架橋は、95℃の熱水
中でも膠着しない程度に形成されている必要があり、溶
融混練時のポリアミド系樹脂(B)の分散状態によっ
て、島表面と海成分の架橋反応の反応効率が影響され、
ある範囲に分散していることが重要である。そして、本
発明においては、溶融混練して得られる混合物には、6
0℃のDMSO中で2時間加熱攪拌した場合に、不溶解
性の成分が5〜75質量%含まれていることが重要であ
る。60℃のDMSO処理によって、混合物中のエチレ
ン−ビニルアルコール系共重合体(A)は溶解し、ポリ
アミド系樹脂(B)と共重合体(A)とが架橋反応して
形成される樹脂成分および未反応のポリアミド系樹脂
(B)の両者が不溶解性の成分として確認される。本発
明において、混合物成分中の不溶解性の成分の含有量が
5質量%未満であると、スチームアイロン、あるいは洗
濯、乾燥時に繊維間の膠着や過大収縮等を生じやすい。
一方、75質量%を越えると繊維化工程性が低下し、風
合いもぬめり感が強くなり好ましくない。したがって、
7〜50質量%の不溶解性の成分の含有量であることが
好ましい。
【0008】本発明で使用されるポリアミド系樹脂
(B)の種類は特に限定されるものでないが、例えば、
ポリカプロラミド(ナイロン6)、ポリ−ω−アミノヘ
プタン酸(ナイロン7)、ポリウンデカンアミド(ナイ
ロン11)、ポリラウリンラクタム(ナイロン12)、
ポリエチレンジアミンアジパミド(ナイロン2,6)ポ
リテトラメチレンアジパミド(ナイロン4,6)、ポリ
ヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6,6)、ポリヘ
キサメチレンセバカミド(ナイロン2,10)、ポリヘ
キサメチレンドデカミド(ナイロン6,12)、ポリオ
クタメチレンアジパミド(ナイロン8,6)、ポリデカ
ノメチレンアジパミド(ナイロン10,6)、ポリドデ
カメチレンセバカミド(ナイロン10,8)、あるい
は、カプロラクタム/ラウリンラクタム共重合体(ナイ
ロン6/12)、カプロラクタム/ω−アミノノナン酸
共重合体(ナイロン6/9)、カプロラクタム/ヘキサ
メチレンアジペート共重合体(ナイロン6/6,6)、
ラウリンラクタム/ヘキサメチレンジアミンアジペート
共重合体(ナイロン12/6,6)、ヘキサメチレンジ
アミンアジペート/ヘキサメチレンジアミンセバケート
共重合体(ナイロン6,6/6,10)、エチレンジア
ミンアジペート/ヘキサメチレンジアミンアジペート共
重合体(ナイロン2,6/6,6)、カプロラクタム/
ヘキサメチレンジアミンアジペート/ヘキサメチレンジ
アミンセバケート共重合体(ナイロン6,6/6,1
0)などが挙げられる。なお、上記のナイロン表示中で
「,」の前後の数値はポリアミドを構成するジカルボン酸
成分とジアミン成分のそれぞれの炭素数を表すものであ
り、「/」は前後の数値で示されるポリアミド同士の共重
合体を表すものである。
【0009】これらのポリアミド系樹脂(B)は、ナイ
ロン6/12の縮重合時にポリエーテルジアミン類とジ
カルボン酸(ダイマー酸など)を添加して、高分子鎖中
にポリエーテル結合を有するポリアミドとしてもよい。
また、縮合時にヘキサメチレンジアミンやラウリルアミ
ンのような脂肪族アミンやメタキシリレンジアミンやメ
チルベンジルアミンのような芳香族アミンを添加して、
ポリアミド中のカルボキシル末端基を減少させたものも
好ましい。また、例えば、メタキシリレンジアミンと全
量の80%以下のパラキシリレンジアミンを含む混合キ
シリレンジアミンと、炭素数が6〜10個のα,ω−脂
肪族ジカルボン酸とから生成された構成単位を分子鎖中
に少なくとも70モル%含有するメタキシリレン基含有
ポリアミド樹脂も有効である。これらの重合体の例とし
ては、ポリメタキシリレンアジパミド、ポリメタキシリ
レンセバカミド、ポリメタキシリレンスペラミドなどの
ような単独重合体、およびメタキシリレン/パラキシリ
レンアジパミド共重合体、メタキシリレン/パラキシリ
レンアゼラミド共重合体、などのような共重合体、なら
びにこれらの単独重合体または共重合体の成分とヘキサ
メチレンジアミンのような脂肪族ジアミン、ピペラジン
のような脂環式ジアミン、パラ−ビス−(2−アミノエ
チル)ベンゼンのような脂肪族ジアミン、テレフタル酸
のような脂肪族ジカルボン酸、ε−カプロラクタムのよ
うなラクタム、γ−アミノヘプタン酸のようなω−アミ
ノカルボン酸、パラ−アミノメチル安息香酸のような芳
香族アミノカルボン酸等とを共重合した共重合体等が挙
げられる。上記の共重合体において、パラキシリレンジ
アミンは全キシリレンジアミンに対して80%以下であ
り、好適には75%以下である。またキシリレンジアミ
ンと脂肪族ジカルボン酸とから生成された構成単位を分
子鎖中において少なくとも70モル%以上、好適には7
5モル%以上である。また、これらのポリマーには、た
とえばナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6,1
0、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6,12等
の重合体、帯電防止剤、滑剤、耐ブロッキング剤、安定
剤、染料、顔料等を含有してもよい。
【0010】さらに、非晶質ポリアミド、すなわち、D
SC測定において、実質上吸熱結晶融解ピークを有さな
いもので、主として、脂肪族ジアミンおよび芳香族ジカ
ルボン酸の重縮合体も用いられる。脂肪族ジアミンとし
ては、たとえばヘキサメチレンジアミン、2,2,4−
トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,4,4−トリ
メチルヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチ
レンジアミン、ビス−(4−アミノヘキシル)−メタ
ン、2,2−ビス−(4−アミノヘキシル)−イソプロ
ピリジン、1,4−(1,3)−ジアミノシクロヘキサ
ン、1,5−ジアミノペンタン、1,4−ジアミノブタ
ン、1,3−ジアミノプロパン、および2−エチルジア
ミノブタンなどが挙げられる。これらのジアミンは、一
種またはそれ以上を同時に用いることができる。なかで
も、ヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタンメチ
レンジアミン、1,5−ジアミノペンタン、1,4−ジ
アミノブタン、および1,3−ジアミノプロパンが好適
に用いられる。芳香族ジカルボン酸としては、たとえば
イソフタール酸、テレフタール酸、アルキル置換イソフ
タール酸、アルキル置換テレフタール酸、ナフタレンジ
カルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸などが挙
げられる。これらのジカルボン酸は、一種またはそれ以
上を同時に用いることができる。なかでも、イソフター
ル酸、テレフタール酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフ
ェニルエーテルジカルボン酸などが熱成形性の面で好適
である。そして、非晶質ポリアミドとしての例として
は、ヘキサメチレンジアミン−イソフタール酸の重縮合
体、ヘキサメチレンジアミン−イソフタール酸/テレフ
タール酸の重縮合体、2,2,4−トリメチルヘキサメ
チレンジアミンおよび2,4,4−トリメチルヘキサメ
チレンジアミン−テレフタール酸の重縮合体などが挙げ
られる。なかでもイソフタール酸/テレフタール酸のモ
ル比が60/40〜95/5、さらには、65/35〜
90/10の範囲にあるヘキサメチレンジアミン−イソ
フタール酸/テレフタール酸の重縮合体が好適である。
【0011】上記のポリアミド系樹脂(B)は1種また
は2種以上用いられるが、上記樹脂(B)のうち好適な
ポリアミド系樹脂としては、ナイロン6、ナイロン6/
6,6、ナイロン6/12、メタキシリレンジアミン含
有ポリアミド、非晶質ポリアミドなどである。ナイロン
6/12における6成分と12成分の組成割合は特に制
限はないが12成分が60モル%以下、より好ましくは
50モル%以下が好ましい。
【0012】本発明の混紡糸に用いる合成繊維において
は、エチレン−ビルアルコール系共重合体(A)成分中に
不溶解性の成分が島状に分散していることが好ましく、
その島の大きさは1nm〜300nmが好ましく、より
好ましくは10nm〜200nmであり、島の数は10
ケ/μm以上であることが好ましい。島の大きさが3
00nmを超えると繊維化工程性が不安定となる場合が
あり、目的である耐熱性が得られにくいため好ましくな
く、また、1nm未満になると耐熱性が得られにくい。
また、島数が10ケ/μm未満になった場合、耐熱性
が得られにくい。島数の上限値は特に限定されないが、
多すぎる場合はゲル化に至り紡糸不可となりやすいの
で、好ましくは1000ケ/μm以下、特に500ケ
/μm以下であることが望まれる。
【0013】本発明に用いる合成繊維は、エチレン−ビ
ニルアルコール系共重合体とポリアミド系樹脂を溶融混
練した混合物からなる単独紡糸繊維であってもよいが、
該混合物と他の熱可塑性樹脂との複合繊維とすることも
でき、特に該混合物を鞘成分とし、熱可塑性樹脂を芯成
分とする芯鞘型複合繊維にすると繊維の寸法安定性が向
上するため好ましい。芯鞘型複合繊維にする場合の芯成
分を構成する熱可塑性樹脂(C)は耐熱性、寸法安定性
等の点から、融点が150℃以上の熱可塑性樹脂である
ことが好ましく、そのような樹脂としては、例えば、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリオレフィン等をあげるこ
とができる。ポリエステルとしては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、フタ
ル酸、α,β−(4−カルボキシフェノキシ)エタン、
4,4'−ジカルボキシジフェニル、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸またはこれら
のエステル類、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン−1,
4−ジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコール等のジオールまたはこれらのエス
テル形成性誘導体とから合成されるポリエステルや、ポ
リ乳酸等のポリエステルをあげることができ、中でも構
成単位の80%以上がエチレンテレフタレート単位また
は、ブチレンテレフタレート単位であるポリエステルが
好ましい。また、かかるポリエステル中には、少量の添
加剤、蛍光増白剤、安定剤、紫外線吸収剤が含まれてい
てもよい。
【0014】ポリアミドとしては、ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン12を主成分とする脂肪族ポリアミ
ド、半芳香族ポリアミドをあげることができ、少量の第
3成分を含むポリアミドでもよい。かかるポリアミド中
には、少量の添加剤、蛍光増白剤、安定剤、紫外線吸収
剤等が含まれていてもよい。
【0015】その他の熱可塑性重合体としてポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレ
フィン系樹脂、アクリル酸系樹脂、酢ビ系樹脂、ジエン
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリアリレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエ
ーテルエステルケトン、フッ素樹脂、半芳香族ポリエス
テルアミドが挙げられる。また、本発明の効果を損なわ
ない範囲で、酸化チタン、シリカ、酸化バリュウム等の
無機物、カーボンブラック、染料や顔料等の着色剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の各種添加剤を含
んでいてもよい。さらに熱可塑性樹脂(C)としては、
上記のポリマーを単独で使用しても、それらを2種以上
ブレンドして使用しても差し支えない。
【0016】さらに、芯鞘複合繊維とする場合、エチレ
ン−ビニルアルコール系共重合体(A)、ポリアミド系
樹脂(B)の溶融混合物からなる鞘成分と融点が150
℃以上の熱可塑性樹脂(C)からなる芯成分との複合比
は前者:後者(質量比)=10:90〜90:10であ
ることが紡糸性の点から好ましい。また、複合形態は従
来公知の芯鞘型の複合形態であれば特に制限はなく、エ
チレン−ビニルアルコール系共重合体(A)の有する親
水性、および風合改良性を発現させるためには、複合繊
維の表面をエチレン−ビニルアルコール系共重合体
(A)が覆っていることが好ましい。また、本発明に用
いる合成繊維の繊維断面形状は丸断面に限定されず、偏
平断面、三角断面、中空断面、Y字断面、十字断面等の
異形断面であってもよい。風合いや膨らみ感のためには
Y字断面や十字断面が好ましい。
【0017】本発明に用いられる合成繊維の製造方法
は、上記のような不溶解性成分の分散状態が達成された
エチレン−ビニルアルコール系共重合体を少なくとも一
成分とする繊維であれば特に限定されないが、例えば、以
下のような方法によって製造することができる。まず、
エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)とポリア
ミド系樹脂(B)をチップブレンド、あるいはチップフ
ィーダーを用いて混合し、溶融混練効果の高いスクリュ
ー構成にした二軸押出機で溶融押出し紡糸ヘッドに導入
する。この時の押し出し条件としては、温度はエチレン
−ビニルアルコール系共重合体(A)とポリアミド系樹
脂(B)の融点の高い側を基準にして融点からプラス1
0℃の範囲、滞留時間は2分〜30分の範囲で設定す
る。適切な条件を設定すれば、エチレン−ビニルアルコ
ール系共重合体(A)成分中に不溶解性成分が島状に分散
して形成され、その島の大きさが1nm〜300nmで
あり、島部の数が10ケ/μm以上の混合物が得ら
れ、これを単独で溶融紡糸するか、別の押出機で溶融押
出した他の熱可塑性樹脂(C)と共に紡糸ヘッドに導入
し、複合繊維とすることができる。
【0018】溶融紡出速度(溶融紡出量)を約20〜5
0g/紡糸孔1mm・分程度とすると、品質の良好な
繊維を安定して得ることができるので好ましい。また、
紡糸口金における紡糸孔の大きさや数、紡糸孔の形状な
どは、繊維の単繊維繊度、トータル繊度、断面形状など
に応じて調節することができるが、紡糸孔(単孔)の大
きさを約0.018〜0.07mm程度にしておくの
が望ましい。引取り速度は、一旦巻き取ってから延伸処
理を行う場合、紡糸直結の一工程で紡糸延伸して巻き取
る場合、延伸を行わずに高速でそのまま巻き取る場合で
異なるが、おおよそ500m/minから6000m/minの範
囲で引き取れる。延伸は通常の乾熱延伸でも湿熱延伸で
も良く、使用するエチレン−ビニルアルコール単位が膠
着しない温度で(C)成分の延伸が可能な適正条件を選
択すればよい。
【0019】本発明に用いられる天然繊維としては、例
えば、綿繊維、麻繊維、羊毛繊維、絹繊維等があげら
る。これらの繊維は天然繊維であるためそれぞれ固有の
繊度と繊維長をもつステープルであり、これらの天然繊
維に合せた繊度と繊維長にエチレン−ビニルアルコール
系共重合体繊維の繊度と繊維長を適宜設定する。例えば
綿繊維を混紡する場合には、エチレン−ビニルアルコー
ル系共重合体繊維の繊度を1.7dtex前後、繊維長
を38mm前後に設定することが好ましい。また紡績性
を高めるため、スタッフィング法あるいはギヤ法等で機
械捲縮を付与して用いる方が好ましい。
【0020】合成繊維と天然繊維とは、質量比率で1
0:90〜90:10に混紡する。合成繊維の混紡率が
10質量%未満であるとエチレン−ビニルアルコール系
共重合体の特徴である寸法安定性、吸湿性、肌触り、耐
光性等を得ることができない。また天然繊維の混紡比率
が10質量%未満である場合には、吸湿性、肌触り等の
天然繊維それぞれの特徴を得ることができない。好まし
くは20:80〜80:20、より好ましくは25:7
5〜60:40である。
【0021】合成繊維と天然繊維との混綿方法は梳綿過
程以前の原綿状態で混綿しても良いし、それぞれ別々の
梳綿機を通した後のスライバー状態で混綿してもよく、
またそれぞれ別別に粗紡した後に一緒に精紡して混綿し
てもよい。綿紡績、梳毛紡績の場合にはスライバー状態
で混綿することが好ましく、紡毛紡績の場合には原綿の
状態で混綿することが好ましい。
【0022】本発明において、合成繊維と天然繊維は公
知の綿糸紡績工程、梳毛紡績工程、紡毛紡績工程、ある
いは絹糸紡績工程等で混紡され、精紡されて紡績糸とな
る。本発明の紡績糸は、単糸のまま、または撚糸されて
製織、製編されて種種の用途に用いられる。また、合成
繊維に捲縮を付与したステープルとせず、フィラメント
の状態で天然繊維と複合紡績糸を製造することも可能で
ある。例えば精紡工程において、ドラフトパートに供給
され、フロントローラーを出た天然繊維の粗糸を開繊状
態にしておき、この上にドラフトパートに供給せず、フ
ロントローラーのみを通過せしめたエチレン−ビニルア
ルコール系共重合体繊維フィラメントを重ね合わせて合
撚する方法を用いることができる。また例えば天然繊維
の紡績糸とエチレン−ビニルアルコール系共重合体繊維
フィラメントとを合撚しても得られる。
【0023】本発明の混紡糸を染色加工して用いること
もできる。それぞれを綿染めした後に混紡糸とすること
もできるが、一旦、混紡糸とし、織編物とした後に、合
成繊維のみ、天然繊維のみ、あるいは両方を染めること
もできる。エチレン−ビニルアルコール系共重合体はス
レン染料、含金染料等で染色することができるが、ポリ
エステルとの芯鞘複合繊維とすると、より安価な分散染
料で染色することも可能となる。また本発明に用いる合
成繊維は耐湿熱性に優れ、通常のエチレン−ビニルアル
コール系共重合体からなる繊維が90℃〜100℃の湿
潤下で溶融するのに対し、100℃以上の湿熱下におい
ても溶融せず、繊維形態を保持する。したがって、例え
ば綿との混紡糸として、綿を直接染料で95℃で染色加
工する場合に105℃まで加工温度が少々ズレても、エ
チレン−ビニルアルコール系共重合体が溶融することな
く染色加工できる。綿との混紡の場合には反応染料か直
接染料を用い、羊毛や絹の場合には酸性染料を用いてそ
れぞれの天然繊維を染色加工することができる。
【0024】本発明の混紡糸を用いた織編物は天然繊維
の吸湿性、風合いと、合成繊維の寸法安定性、エチレン
−ビニルアルコール系共重合体繊維の吸湿性と肌触りを
有し、肌着、中衣、シーツ、タオル、ワイシャツ等に用
いることができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれら実施例により何等限定されるものではな
い。なお、実施例中の測定値は以下の方法により測定さ
れたものである。
【0026】〔混紡糸の風合〕 ○:ソフトで嵩高感のある風合 ×:素材あるいは膠着により硬い風合い
【0027】〔島の分散状態、島の個数〕透過型電子顕
微鏡(日立製作所製 H−800NA型)を用い、繊維
の断面を100,000倍に拡大して観察した。島の大
きさは、島部が鞘成分中にほぼ球形で分散しているので、
その平均直径を意味するものである。
【0028】〔不溶解性成分の含有量〕 単独繊維の場合:繊維試料0.3gをDMSO溶媒50
mlに入れ、60℃×2時間加熱溶解し、処理前後の試
料質量より求めた。 複合繊維の場合:光学顕微鏡または電子顕微鏡観察によ
る繊維断面写真から、複合繊維を構成する混合物成分の
面積比率(R;但し、複合繊維断面積を1としたときの
値)を求める。次いで、繊維試料0.3gをDMSO溶
媒50mlに入れ、60℃×2時間加熱溶解処理し、処
理前後の試料質量から下記式により求めた。 (混合物成分中の)不溶解性成分の含有量(%)=
〔{処理後質量−処理前質量×(1−R)}/(処理前質
量×R)〕×100
【0029】〔混紡糸の寸法安定性〕 染色加工後の収縮の著しいもの:× 染色加工時の収縮が殆どないもの:○
【0030】〔混紡糸の水分率〕20℃、65%RHで
の公定水分率を求めた。
【0031】実施例1 エチレン−ビニルアルコール系共重合体(エチレン単位
の含有量44モル%、ケン化度99.6%、メルトイン
デックス MI=2160g、190℃、荷重5.5g
/10min)にナイロン6/12(6/12=80/2
0%)を10質量%チップブレンドし、30φ二軸押出
機、220℃にて溶融混練し鞘成分用のポリマーとし、
ポリエチレンテレフタレート([η]=0.68)を芯成
分とし、両者の複合比率を1:1とし、芯鞘型の複合紡
糸装置を用いて口金温度260℃の条件で紡糸ノズルよ
り吐出し、1,000m/分の速度で紡糸を行い、引き
続き80℃の水浴中で3.2倍に湿熱延伸し、単糸1.
7デシテックスの芯鞘型複合繊維を得た。次いで得られ
た複合繊維を13万デシテックスに集束し、スタッフィ
ング式の捲縮機で捲縮数18個/25mmの捲縮を付与
し、38mmの繊維長にカットした原綿を得た。得られ
た芯鞘型複合繊維の原綿を梳綿機を用いスライバーと
し、これと単位長さ辺りの重量が同じである綿繊維から
なるスライバーを同一練篠機に供給してスライバー混合
し、芯鞘が複合繊維と綿繊維とからなる混紡スライバー
を得た。これにダブリングとドラフトを施して均斉化し
た後、粗紡機にて単位重量0.5g/m、撚り数0.8
回/25mmの粗糸を得た。さらに精紡機にて35倍に
ドラフトし、23回/25mmに撚糸して紡出し、芯鞘
型複合繊維と綿繊維との混合比率50:50の40番手
(英式綿番手)の混紡糸を得た。この混紡糸を用いて編
物を作成し、直接染料を用いて綿繊維を染色した後、分
散染料を用いて芯鞘型複合繊維を染色した。染色物の評
価を行った結果、良好な風合、肌触り、吸湿性、寸法安
定性のものが得られた(表1)。
【0032】 染色条件 1)直接染料染色 染料:Sumilight Supra Blue FBGL (住友化学) 1%omf 無水芒硝 20% omf 浴比 1:30 処理温度・時間:90℃×35分 2)フィックス処理 フィックス剤:サンフィックス555(住友化学) 2g/l 浴比 1:40 処理温度・時間:60℃×20分 3)分散染料染色 染料:Sumikaron Navy Blue SPH conc 5%omf Disper TL (明成化学) 1g/l 酢酸(50%) 0.3cc/l 浴比 1:50 処理温度・時間:105℃×40分 4)還元洗浄 NaOH 2g/l Na2SO 2g/l アミラジンD 2g/l 85℃×20分
【0033】
【表1】
【0034】実施例2〜5 ポリアミド系樹脂(B)の種類、添加量等を表1に示す
ように変更すること以外は実施例1と同様に繊維化、編
物の作成、染色を行い、得られた染色物を評価した。い
ずれの染色物も風合が良好であった(表1)。
【0035】実施例6〜8 芯成分の熱可塑性樹脂(C)の種類又はエチレン−ビニ
ルアルコール系共重合体(A)のエチレン単位の含有量
等を表1に示すように変更すること以外は実施例1と同
様に繊維化、編物の作成、染色を行い、得られた染色物
を評価した。いずれの染色物も良好な風合いを示してい
た(表1)。
【0036】比較例1、2 表1に示すようにポリアミド系樹脂(B)の添加量を変
更すること以外は実施例1と同様に繊維化、編物の作
成、染色を行い、得られた染色物を評価した。ポリアミ
ド系樹脂(B)の添加量が1質量%のものは繊維化可能
であったがエチレン−ビニルアルコール系重合体(A)
の架橋反応が進行せず染色加工時に溶融して繊維の形態
を保持していなかった。含有量が70質量%のものは、
粘度増加が著しく圧損が大きいため繊維化工程性が不良
であった(表1)。
【0037】比較例3 実施例1で使用した芯鞘型複合繊維の代りに、1.7デ
シテックス、38mmのポリエステル原綿を用い、実施
例1と同様にして筒編み地を作成したが、吸湿性の劣る
ものであった(表1)。
【0038】比較例4 実施例1と同様にして綿繊維のみからなる紡績糸の編地
を作成したが、染色加工時の収縮が大きく、寸法安定性
の不足するものであった(表1)。
フロントページの続き (72)発明者 田中 和彦 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 (72)発明者 河本 正夫 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 Fターム(参考) 4L036 MA06 MA09 MA16 MA39 UA01 UA06 4L041 AA07 BA02 BA16 BA21 BC02 BC20 CA26 CA44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン単位の含有量が25〜70モル
    %であるエチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)
    とポリアミド系樹脂(B)とを溶融混練して得られ、6
    0℃のDMSOに対し不溶解性の成分を5〜75質量%
    含有する混合物を少なくとも一成分とする合成繊維と天
    然繊維とからなる混紡糸であって、該合成繊維と天然繊
    維との質量混合比率は10:90〜90:10であり、
    かつ該合成繊維の該不溶解性の成分は共重合体(A)成
    分中に島状に分散し、該島の大きさが1nm〜300nm、
    島の数は繊維断面でみて10ケ/μm以上存在してい
    ることを特徴とする混紡糸。
  2. 【請求項2】 ポリアミド系樹脂(B)がナイロン6/
    12、ナイロン6及びナイロン6,6からなる群より選
    ばれる少なくとも1種のポリアミド系樹脂である請求項
    1に記載の混紡糸。
  3. 【請求項3】 合成繊維が複合繊維である請求項1また
    は2に記載の混紡糸。
  4. 【請求項4】 合成繊維が芯鞘型複合繊維であり、該混
    合物が鞘成分に配され、融点が150℃以上の熱可塑性
    樹脂(C)が芯成分に配されている請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の混紡糸。
  5. 【請求項5】 天然繊維が綿である請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の混紡糸。
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