JP2003168649A - ウエハ加熱装置 - Google Patents

ウエハ加熱装置

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JP2003168649A
JP2003168649A JP2001365141A JP2001365141A JP2003168649A JP 2003168649 A JP2003168649 A JP 2003168649A JP 2001365141 A JP2001365141 A JP 2001365141A JP 2001365141 A JP2001365141 A JP 2001365141A JP 2003168649 A JP2003168649 A JP 2003168649A
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wafer
temperature
heating resistor
less
heat
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Kyoji Uchiyama
京治 内山
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウエハ加熱装置において、半導体の設計ルール
は、現在の0.18μmから数年後には、0.10μm以
下になると言われており、さらに均一な温度分布が要求
されている。しかしながら従来技術の抵抗分布調整や分
割制御だけでは、数年後の設計ルールを満足するだけの
均一な温度分布が達成できないという課題があった。 【解決手段】ウエハ加熱装置において、複数個に分割さ
れた発熱抵抗体ブロックの内、最外周に構成される発熱
抵抗体ブロックの幅を径方向で5〜70mmにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にウエハを加熱
するのに用いるウエハ加熱装置に関するものであり、例
えば、半導体ウエハや液晶装置あるいは回路基盤等のウ
エハ上に薄膜を形成したり、前記ウエハ上に塗布された
レジスト液を乾燥焼き付けしてレジスト膜を形成したり
するのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造装置の製造工程にお
ける、半導体薄膜の成膜装置、エッチング処理、レジス
ト膜の焼き付け処理等においては、半導体ウエハ(以
下、ウエハと略す)を加熱するためにウエハ加熱装置が
用いられている。
【0003】従来の半導体製造装置は、まとめて複数の
ウエハを成膜処理するバッチ式のものが使用されていた
が、ウエハの大きさが200mmから300mmと大型化す
るにつれ、処理精度を高めるために、1枚づつ処理する
枚葉式と呼ばれる手法が近年実施されている。しかしな
がら、枚葉式にすると1回あたりの処理数が減少するた
め、ウエハの処理時間の短縮が必要とされている。この
ため、ウエハの加熱時間の短縮や温度精度の向上が要求
されていた。
【0004】このうち、半導体ウエハ上へのレジスト膜
の形成にあたっては、図4に示すような、炭化珪素、窒
化アルミニウムやアルミナ等のセラミックスからなる均
熱板32の一方の主面を、ウエハWを載せる載置面と
し、他方の主面には絶縁層34を介して発熱抵抗体35
が設置され、さらに前記発熱抵抗体35に導通端子37
が弾性体38により固定された構造のウエハ加熱装置3
1が用いられていた。そして、前記均熱板32は、支持
体41にボルト47で固定され、さらに均熱板32の内
部には熱電対40が挿入され、これにより均熱板32の
温度を所定に保つように、導入端子37から発熱抵抗体
35に供給される電力を調整するシステムとなってい
た。また、導入端子37は、板状構造部43に絶縁材3
9を介して固定されていた。
【0005】そして、ウエハ加熱装置31の載置面33
に、レジスト液が塗布されたウエハWを載せたあと、発
熱抵抗体35を発熱させることにより、均熱板32を介
して載置面33上のウエハWを加熱し、レジスト液を乾
燥焼き付けしてウエハW上にレジスト膜を形成するよう
になっていた。
【0006】このようなウエハ加熱装置31において、
ウエハWの表面全体に均質なレジスト膜を形成しするた
めには、ウエハWの温度分布を均一にすることが重要で
ある。ウエハWの温度分布を小さくするため、加熱用の
ヒータを内蔵したウエハ加熱装置31において、発熱抵
抗体35の抵抗分布を調整したり、発熱抵抗体35を分
割して温度制御したりする等の提案がされている。
【0007】さらに、半導体の設計ルールは年々微細化
の方向に進んでおり、より均一な温度分布で加熱できる
ようなウエハ加熱装置31が、市場で求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】半導体の設計ルールで
は、形成される配線パターンの線径が現在の0.18μ
mから数年後には0.10μm以下になると言われてお
り、さらに均一な温度分布が要求されている。しかしな
がら従来の抵抗分布の調整や分割制御だけでは、数年後
の設計ルールを満足するだけの均一な温度分布が達成で
きないという課題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、セラミックス
からなる均熱板の一方の主面をウエハの載置面とし、他
方の主面または内部に複数のブロックに分割された発熱
抵抗体を有するとともに、該発熱抵抗体と電気的に接続
される給電部を前記他方の主面に具備し、前記均熱板を
保持するケーシングを備えてなるウエハ加熱装置におい
て、前記複数に分割された発熱抵抗体ブロックの内、最
外周に構成される発熱抵抗体ブロックの径方向の幅を5
〜70mmとしたことを特徴とする。
【0010】また、前記最外周に構成される発熱抵抗体
ブロックにおける外周側30面積%の範囲の電力密度を
他の部分の90〜200%としたことを特徴とする。
【0011】そして、前記ケーシングの均熱板を保持す
る部分が、100〜300℃の熱膨張係数が3×10-5
/℃以下、縦弾性係数が50〜250MPa、且つ熱伝
導率が30W/m・K以下の材質からなることを特徴と
する。
【0012】また、前記ケーシングの均熱板を保持する
部分の平坦度が800μm以下であることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0014】図1は本発明に係わるウエハ加熱装置1の
1例を示す断面図であり、炭化珪素、炭化硼素、窒化硼
素、窒化珪素、窒化アルミニウムを主成分とするセラミ
ックスからなる均熱板2の一方の主面を、ウエハWを載
せる載置面3とすると共に、他方の主面に発熱抵抗体5
を形成したものである。
【0015】また、発熱抵抗体5には、金や銀、パラジ
ウム、白金等の材質からなる給電部6が形成され、該給
電部6に導通端子7を押圧して接触させることにより、
導通が確保されている。
【0016】さらに、均熱板2を保持するケーシングと
して支持体11を備え、均熱板2と支持体11との間に
断熱材16を設置し、外周にボルトを貫通させ、均熱板
2側より弾性体8、座金18を介在させてナット19を
螺着することにより弾性的に固定している。これによ
り、均熱板2の温度を変更したり、載置面3にウエハを
載せ均熱板2の温度が変動したりする場合に支持体11
変形が発生しても、上記弾性体8によってこれを吸収
し、これにより均熱板2の反りを防止し、ウエハ加熱に
おけるウエハW表面に温度分布が発生することを防止で
きる。
【0017】また、パターンとして形成される発熱抵抗
体5は図2に示すような複数のブロックに分割される。
複数に分割された発熱抵抗体5の内、最外周に構成され
るブロック5a、5b、5c、5dの径方向の幅Aを5
〜70mmとする。この幅を5mm未満とすると、放熱す
る最外周の熱量を補うように加熱した場合、電力密度が
大きくなり過ぎ、温度サイクルを繰り返すと抵抗変化を
起こし、最悪の場合には断線に至ってしまう。また、こ
の幅Aが70mmを越えると、最外周への放熱による熱
量と内側のブロック5e、5fより熱伝導により供給さ
れる熱量により最外周に構成されるブロック5a、5
b、5c、5dの内側と外側の温度差が大きくなり、均
熱が悪くなるので好ましくない。この傾向は、均熱板2
のサイズ、発熱抵抗体5の分割ブロック数に関わらず同
様である。
【0018】均熱板2のサイズとしては、直径150〜
350mm程度のものが使用される。そして、最外周に
構成されるブロック5a〜5dの径方向の幅Aは、この
ように均熱板2のサイズが変わっても5〜70mmとす
ることが有効である。また、発熱抵抗体5のブロック構
成としては、中心から外周に向けて2〜4グループ程度
のブロックに分割して調整することが好ましい。このブ
ロック数を増やせば増やす程細かい温度制御が可能とな
るが、これ以上増やすことは制御装置の費用が増大する
ので好ましくない。
【0019】また、前記最外周に構成される発熱抵抗体
5ブロック5a〜5dの外側30面積%の範囲Bの電力
密度を同じブロック5a〜5dの他の部分の90〜20
0%とすると良い。これにより、外周部の温度落ち込み
が改善され温度分布をより均一にすることができる。外
側30面積%の範囲Bの電力密度が他の部分の90%未
満になると、外周部の放熱により最外周部の温度が低く
なるので好ましくない。また、逆に範囲Bの電力密度を
他の部分の200%を越える大きさにすると、室温に冷
えたウエハWを載置面3に載置し加熱処理を行うと、最
外周部の温度が速く上がり過ぎ、昇温過渡時の面内均一
性が著しく悪くなってしまう。
【0020】また、電力密度の調整は、発熱抵抗体5を
レーザー加工等でトリミングしたり、発熱抵抗体5の厚
みを削ったり、発熱抵抗体5の表面に抵抗調整用のパタ
ーンを重ねて形成したりすることにより部分的に抵抗値
を変化させることで行う。
【0021】絶縁層4上に被着する発熱抵抗体5として
は、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、パラジウム
(Pd)等の金属単体を、蒸着法やメッキ法にて直接被
着するか、あるいは前記金属単体や酸化レニウム(Re
23)、ランタンマンガネート(LaMnO3)等の酸
化物を導電材として含む樹脂ペーストやガラスペースト
を用意し、所定のパターン形状にスクリーン印刷法等に
て印刷したあと焼き付けて前記導電材を樹脂やガラスか
ら成るマトリックスで結合すれば良い。マトリックスと
してガラスを用いる場合、結晶化ガラス、非晶質ガラス
のいずれでも良いが、熱サイクルによる抵抗値の変化を
抑えるために結晶化ガラスを用いることが好ましい。
【0022】ただし、発熱抵抗体5に銀又は銅を用いる
場合、マイグレーションが発生する恐れがあるため、こ
のような場合には、発熱抵抗体5を覆うように絶縁層4
と同一の材質から成る保護膜を30μm程度の厚みで被
覆しておけば良い。
【0023】また、ケーシングの均熱板2を保持する部
分である断熱材16の物性は、100〜300℃の熱膨
張係数が3×10-5/℃以下、縦弾性係数が50〜25
0MPa、且つ熱伝導率が30W/m・K以下とし、平
坦度を800μm以下としている。100〜300℃の
熱膨張係数が3×10-5/℃を越えると熱膨張差によ
り、昇温冷却の繰り返しにより均熱板2との接触状態が
変わり、その結果、温度分布の再現性が悪くなってしま
う。また、縦弾性係数が50MPa未満になると温度サ
イクルにより断熱材16は変形してしまう。また、25
0MPaを越えると弾性的に保持することが出来なくな
り、支持体11変形の際の緩和効果が薄れてしまう。ま
た、熱伝導率が40W/m・Kを越えると均熱板2との
接触部の熱引きが大きくなりすぎ温度分布が不均一にな
ってしまう。また、平坦度が800μmを越えると均熱
板2に反りを発生させ、その結果、温度分布が不均一に
なってしまう。
【0024】なお、図3に他の実施形態を示すように、
断熱材16の形状をL形状とすることもできる。
【0025】また、支持体11は板状構造体13と側壁
部とからなり、該板状構造体13には発熱抵抗体5に電
力を供給するための導通端子7が絶縁材9を介して設置
されている。そして、前記導通端子7は、給電部6に弾
性体8により押圧される構造となっている。また、前記
板状構造体13は、複数の層から構成されている。
【0026】また、板状構造体13には、その面積の5
〜50%にあたる開口部が形成されている。
【0027】さらに、均熱板2には、温度制御用のセン
サである熱電対10を設置しており、該熱電対10が検
知した温度に適した電力量を、発熱抵抗体5に供給する
ことにより均熱板2の温度を制御する構成となってい
る。
【0028】また、載置面3には複数の凹部15が形成
されており、該凹部15の中にウエハWを支えるための
支持ピン14を配置している。該支持ピン14のウエハ
支持部は曲面状としているが、これはウエハWの損傷を
抑えるのに効果的である。支持ピン14は、略同心円上
に配置するのが好ましい。これはウエハWを安定して載
置する為である。そして、前記支持ピン14の載置面3
からの突出高さは、0.05〜0.5mmに調整されて
いる。
【0029】前記突出高さが0.05mm未満となる
と、均熱板2の温度を拾いやすくなり昇温過渡時の温度
バラツキが大きくなりすぎるので好ましくない。また、
前記突出高さが0.5mmを越えるとウエハW交換後の
ウエハW温度の昇温応答性が悪くなり、ウエハWの温度
が安定するまでの時間が長くなるので好ましくない。こ
れに対し、前記突出高さhを0.05〜0.5mmとす
ると、昇温過渡時の温度バラツキを小さくすることがで
き、かつウエハWの温度を速やかに安定させることがで
きる。より好ましくは0.05〜0.3mmの範囲とす
る方がよい。
【0030】なお、支持ピン14は凹部15に接合せず
に単に載置しておくだけでよい。その場合、脱落を防止
するために、不図示の固定治具を凹部15の上部に設置
する。この固定治具は、支持ピン14とは接触しても接
触しなくても特に支障はなく、固定治具は市販のスナッ
プリングを用いても何ら問題ない。ただし、固定治具の
材質としては、Ni、SUS316、SUS631、4
2アロイ、インコネル、インコロイ等、耐熱金属のもの
を使用すべきである。
【0031】また、不図示のリフトピンは支持体11内
に昇降自在に設置され、ウエハWを載置面3上に載せた
り、載置面3より持ち上げたりするために使用される。
そして、このウエハ加熱装置1により半導体ウエハWを
加熱するには、載置面3を所定の温度に加熱しておく。
次に不図示の搬送アームにて載置面3の上方まで運ばれ
たウエハWをリフトピンにより支持したあと、リフトピ
ンを降下させてウエハWを載置面3上に載せる。次に、
ウエハWの熱引きによる載置面の温度降下を熱電対10
により検出し、その結果を元に最適な電力を給電部6に
通電して発熱抵抗体5を発熱させ、絶縁層4及び均熱板
2を介して載置面3上のウエハWを加熱する。
【0032】このとき、本発明によれば、均熱板2を炭
化珪素質焼結体、炭化硼素質焼結体、窒化硼素質焼結
体、窒化珪素質焼結体、もしくは窒化アルミニウム質焼
結体により形成してあることから、熱を加えても変形が
小さく、板厚を薄くできるため、所定の処理温度に加熱
するまでの昇温時間及び所定の処理温度から室温付近に
冷却するまでの冷却時間を短くすることができ、生産性
を高めることができるとともに、60W/m・K以上の
熱伝導率を有することから、薄い板厚でも発熱抵抗体5
のジュール熱を素早く伝達し、載置面3の温度バラツキ
を極めて小さくすることができる。しかも、大気中の水
分等と反応してガスを発生させることもないため、半導
体ウエハW上へのレジスト膜の貼付に用いたとしても、
レジスト膜の組織に悪影響を与えることがなく、微細な
配線を高密度に形成することが可能である。
【0033】ところで、このような特性を満足するに
は、均熱板2の板厚を1.5mm〜9mmとすると良
い。これは、板厚が1.5mm未満であると、板厚が薄
すぎるために温度バラツキを平準化するという均熱板2
としての効果が小さく、発熱抵抗体5におけるジュール
熱のバラツキがそのまま載置面3の温度バラツキとして
表れるため、載置面3の均熱化が難しいからであり、逆
に板厚が9mmを越えると、均熱板2の熱容量が大きく
なり過ぎ、所定の処理温度に加熱するまでの昇温時間や
温度変更時の冷却時間が長くなり、生産性を向上させる
ことができないからである。
【0034】また載置面3の大きさは、ウエハWの大き
さの107.5〜130%とすることが好ましい。これ
は107.5%未満になると、定常時の温度バラツキが
10℃を越えてしまう。逆に130%を越えると消費電
力が300Wを越えてしまう。これに対し107.5%
〜130%とすると定常時温度バラツキ、過渡時温度バ
ラツキを小さく、省電力化することができる。
【0035】また、均熱板2を形成するセラミックスと
しては、炭化珪素、炭化硼素、窒化硼素、窒化珪素、窒
化アルミニウムのようないずれか1種以上を主成分とす
るものを使用することができる。
【0036】炭化珪素質焼結体としては、主成分の炭化
珪素に対し、焼結助剤として硼素(B)と炭素(C)を
含有した焼結体や、主成分の炭化珪素に対し、焼結助剤
としてアルミナ(Al23)とイットリア(Y23)を
含有し1900〜2200℃で焼成した焼結体を用いる
ことができ、また、炭化珪素はα型を主体とするもの、
あるいはβ型を主体とするもののいずれであっても構わ
ない。
【0037】また、炭化硼素質焼結体としては、主成分
の炭化硼素に対し、焼結助剤として炭素を3〜10重量
%混合し、2000〜2200℃でホットプレス焼成す
ることにより焼結体を得ることができる。
【0038】そして、窒化硼素質焼結体としては、主成
分の窒化硼素に対し、焼結助剤として30〜45重量%
の窒化アルミニウムと5〜10重量%の希土類元素酸化
物を混合し、1900〜2100℃でホットプレス焼成
することにより焼結体を得ることができる。窒化硼素の
焼結体を得る方法としては、他に硼珪酸ガラスを混合し
て焼結させる方法があるが、この場合熱伝導率が著しく
低下するので好ましくない。
【0039】また、窒化珪素質焼結体としては、主成分
の窒化珪素に対し、焼結助剤として3〜12重量%の希
土類元素酸化物と0.5〜3重量%のAl23、さらに
焼結体に含まれるSiO2量として1.5〜5重量%と
なるようにSiO2を混合し、1650〜1750℃で
ホットプレス焼成することにより焼結体を得ることがで
きる。ここで示すSiO2量とは、窒化珪素原料中に含
まれる不純物酸素から生成するSiO2と、他の添加物
に含まれる不純物としてのSiO2と、意図的に添加し
たSiO2の総和である。
【0040】また、窒化アルミニウム質焼結体として
は、主成分の窒化アルミニウムに対し、焼結助剤として
23やYb23等の希土類元素酸化物と必要に応じて
CaO等のアルカリ土類金属酸化物を添加して十分混合
し、平板状に加工した後、窒素ガス中1900〜210
0℃で焼成することにより得られる。
【0041】これらの焼結体は、その用途により材質を
選択して使用する。例えば、レジスト膜の乾燥に使用す
る場合は、窒化物は水分と反応してアンモニアガスを発
生し、これがレジスト膜に悪影響を及ぼすので使用でき
ない。また、800℃程度の高温で使用する可能性のあ
るCVD用のウエハ加熱装置の場合は、ガラスを多く含
む窒化硼素系の材料は、均熱板2が使用中に変形してし
まい均熱性が損なわれてしまう可能性がある。
【0042】さらに、均熱板2の載置面3とは反対側の
主面は、ガラスや樹脂からなる絶縁層4との密着性を高
める観点から、平面度20μm以下、面粗さを中心線平
均粗さ(Ra)で0.1μm〜0.5μmに研磨してお
くことが好ましい。
【0043】一方、炭化珪素質焼結体を均熱板2として
使用する場合、多少導電性を有する均熱板2と発熱抵抗
体5との間の絶縁を保つ絶縁層4としては、ガラス又は
樹脂を用いることが可能であり、ガラスを用いる場合、
その厚みが100μm未満では耐電圧が1.5kVを下
回り絶縁性が保てず、逆に厚みが350μmを越える
と、均熱板2を形成する炭化珪素質焼結体や窒化アルミ
ニウム質焼結体との熱膨張差が大きくなり過ぎるため
に、クラックが発生して絶縁層4として機能しなくな
る。その為、絶縁層4としてガラスを用いる場合、絶縁
層4の厚みは100μ〜600μmの範囲で形成するこ
とが好ましく、望ましくは200μm〜350μmの範
囲で形成することが良い。
【0044】また、均熱板2を、窒化アルミニウムを主
成分とするセラミック焼結体で形成する場合は、均熱板
2に対する発熱抵抗体5の密着性を向上させるために、
ガラスからなる絶縁層4を形成する。ただし、発熱抵抗
体5の中に十分なガラスを添加し、これにより十分な密
着強度が得られる場合は、省略することが可能である。
【0045】次に、絶縁層4に樹脂を用いる場合、その
厚みが30μm未満では、耐電圧が1.5kVを下回
り、絶縁性が保てなくなるとともに、発熱抵抗体5にレ
ーザ加工等によってトリミングを施した際に絶縁層4を
傷付け、絶縁層4として機能しなくなり、逆に厚みが1
50μmを越えると、樹脂の焼付け時に発生する溶剤や
水分の蒸発量が多くなり、均熱板2との間にフクレと呼
ばれる泡状の剥離部ができ、この剥離部の存在により熱
伝達が悪くなるため、載置面3の均熱化が阻害される。
その為、絶縁層4として樹脂を用いる場合、絶縁層4の
厚みは30μm〜150μmの範囲で形成することが好
ましく、望ましくは60μm〜150μmの範囲で形成
することが良い。
【0046】また、絶縁層4を形成する樹脂としては、
200℃以上の耐熱性と、発熱抵抗体5との密着性を考
慮すると、ポリイミド樹脂、ポリイミドアミド樹脂、ポ
リアミド樹脂等が好ましい。
【0047】なお、ガラスや樹脂から成る絶縁層4を均
熱板2上に被着する手段としては、前記ガラスペースト
又は樹脂ペーストを均熱板2の中心部に適量落とし、ス
ピンコーティング法にて伸ばして均一に塗布するか、あ
るいはスクリーン印刷法、ディッピング法、スプレーコ
ーティング法等にて均一に塗布したあと、ガラスペース
トにあっては、600℃の温度で、樹脂ペーストにあっ
ては、300℃以上の温度で焼き付ければ良い。また、
絶縁層4としてガラスを用いる場合、予め炭化珪素質焼
結体又は炭化硼素質焼結体から成る均熱板2を1200
℃程度の温度に加熱し、絶縁層4を被着する表面を酸化
処理し酸化膜23を形成することで、ガラスから成る絶
縁層4との密着性を高めることができる。
【0048】また、図示しないが、発熱抵抗体5を内蔵
するタイプの均熱板2に関しては、熱伝導率が高く電気
絶縁性が高い窒化アルミニウム質焼結体を用いることが
好ましい。この場合、窒化アルミニウムを主成分とし焼
結助剤を適宜含有する原料を十分混合したのち円盤状に
成形し、その表面にWもしくはWCからなるペーストを
発熱抵抗体5のパターン形状にプリントし、その上に別
の窒化アルミニウム成形体を重ねて密着した後、窒素ガ
ス中1900〜2100℃の温度で焼成することにより
発熱抵抗体を内蔵した均熱板2得ることが出来る。ま
た、発熱抵抗体5からの導通は、窒化アルミニウム質基
材にスルーホール19を形成し、タングステン(W)も
しくはタングステンカーバイド(WC)からなるペース
トを埋め込んだ後焼成するようにして表面に電極を引き
出すようにすれば良い。また、給電部6は、ウエハWの
加熱温度が高い場合、Au、Ag等の貴金属を主成分と
するペーストを前記スルーホール19の上に塗布し90
0〜1000℃で焼き付けることにより、内部の発熱抵
抗体5の酸化を防止することができる。
【0049】上記絶縁層4を形成するガラスの特性とし
ては、結晶質又は非晶質のいずれでも良く、例えばレジ
スト乾燥用に使用する場合、耐熱温度が200℃以上で
かつ0℃〜200℃の温度域における熱膨張係数が均熱
板2を構成するセラミックスの熱膨張係数に対し−5〜
+5×10-7/℃の範囲にあるものを適宜選択して用い
ることが好ましい。即ち、熱膨張係数が前記範囲を外れ
たガラスを用いると、均熱板2を形成するセラミックス
との熱膨張差が大きくなりすぎるため、ガラスの焼付け
後の冷却時において、均熱板2に反りが発生したり、ク
ラックや剥離等の欠陥が生じたりし易いからである。
【0050】
【実施例】実施例 1 炭化珪素原料に3重量%のB4Cと2重量%の炭素を適
量のバインダーおよび溶剤を用いて混合し、造粒した後
成形圧100MPaで成形し、1900〜2100℃で
焼成して、熱伝導率が80W以上であり外径が300m
mの円盤状の炭化珪素質焼結体を得た。
【0051】この焼結体の両主面及び外周部に研削加工
を施し、板厚4mm、外径320mmの円盤状をした均
熱板2とし、さらに大気中で1200℃×1時間の熱処
理を施し前記焼結体の表面に酸化膜24を形成した。そ
の後、ガラス粉末に対してバインダーとしてのエチルセ
ルロースと有機溶剤としてのテルピネオールを混練して
作製したガラスペーストをスクリーン印刷法にて敷設
し、80℃に加熱して有機溶剤を乾燥させたあと、45
0℃で30分間脱脂処理を施し、さらに700〜900
℃の温度で焼き付けを行うことにより、ガラスからなる
厚み400μmの絶縁層4を形成した。次いで絶縁層4
上に発熱抵抗体5を被着するため、導電材としてAu粉
末とPt粉末を混合したガラスペーストを、スクリーン
印刷法にて所定のパターン形状に印刷したあと、80℃
に加熱して有機溶剤を乾燥させ、さらに450℃で30
分間脱脂処理を施したあと、700〜900℃の温度で
焼き付けを行うことにより、厚みが30μmの発熱抵抗
体5を形成した。また、発熱抵抗体5の分割数は図2に
示すように6分割とし、最外周に構成されるブロック5
a〜5dの径方向の幅Aは、2、5、10、30、5
0、70、90mmの7種類準備した。
【0052】また、支持体11は、主面の40%に開口
部を形成した厚み2.5mmのSUS304からなる2
枚の板状構造体13を準備し、この内の1枚に、熱電対
10を形成し、導通端子7を所定の位置に形成し、同じ
くSUS304からなる側壁部とネジ締めにて固定して
支持体11を準備した。
【0053】さらに、転写法により金ペーストからなる
給電部6を形成し、700〜900℃で焼き付け処理し
た。その後、バネを有する導通端子7を装着した支持体
11に断熱材16、均熱板2の順に設置し、その外周部
を弾性体8を介してネジ締めすることにより図1に示し
た本発明のウエハ加熱装置1とした。また、断熱材16
を幅3mm、厚み1mmとした。
【0054】また、均熱板2の載置面3の平坦度を30
μmとした。
【0055】また、支持ピン20の載置面3からの突出
高さは、100μm、数は外周部に3個、中央部に1個
の構成とした。
【0056】そして、このようにして得られたウエハ加
熱装置1の導電端子7に通電して200℃で保持し、載
置面3、23の上に載せたウエハ表面の温度分布を、均
熱板2の同心円で半径40mm、80mm、120m
m、145mmの円周上の3等分点12点の合計12点
の定常時の温度バラツキを測定し、半径120mmと1
45mm部の温度差を外周温度落ち込み量として算出し
た。さらに、150℃に30分保持し、その後、ウエハ
Wを載せてウエハWが150℃に保持されるまでのウエ
ハ面内の温度バラツキの過渡特性を評価した。評価の判
定基準としては、200℃の定常温度バラツキが、0.
7℃以下、外周落ち込み量0.4℃以下、ウエハWの昇
温過渡時の温度バラツキが7℃以下のものをOKとし、
それ以上となるものはNGとした。その後、昇温速度2
00℃/min、冷却速度50℃/minで、40℃と
200℃間の冷熱サイクル試験を行い、1000サイク
ル毎に、同様の温度分布評価を行いNGとなるまで評価し
た。また、30000サイクル時点でOKのものは、3
0000サイクルOKとして評価を終了した。判定基準
は、NGとなるまでのサイクル数が、10000サイク
ル以上のものをOKとして判定した。
【0057】結果を表1に示した。
【0058】
【表1】
【0059】表1から判るように、試料1のように最外
周のブロックの幅Aが5mm未満になると、外周側への
熱引きに相当する電力を供給すると電力密度が大きくな
りすぎるため冷熱サイクル試験が10000サイクル未
満でNGとなってしまった。また、試料7のように70
mmを越えると外周側への熱引きの影響を受けパターン
内で温度差が出来てしまった。その結果外周温度落ち込
み量、定常時の温度バラツキも大きくなってしまい、定
常時の温度バラツキが0.7℃を越え、また、外周温度
落ち込み量も0.4℃を越えてしまった。過渡温度バラ
ツキに関しては全て満足する結果となった。また、試料
2〜6の最外周ブロックの幅Aを5〜70mmの範囲と
することにより、200℃の定常温度バラツキが、0.
7℃以下、外周落ち込み量0.4℃以下、ウエハWの昇
温過渡時の温度バラツキが7℃以下、冷熱サイクル試験
10000サイクル以上OKとすることが出来た。さら
に好ましくは、10〜50mmの範囲が良好な結果が得
られた。
【0060】実施例 2 ここでは、図2に示す最外周のブロック5a〜5dの外
側30面積%の範囲Bの電力密度を他の部分比で80、
90、120、150、180、200、210%の7
種類とし、最外周ブロックの幅Aを50mm固定とし実
施例1と同様にしてサンプルを作製した。その後、実施
例1と同様に温度分布、過渡特性の評価を実施した。
【0061】結果を表2に示した。
【0062】
【表2】
【0063】表2から判るように、試料1のように外側
30面積%範囲Bの電力密度比が90%未満になると外周
側への熱引きに相当する電力が供給出来ないため外周温
度落ち込み量が大きくなり、定常時の温度バラツキも大
きくなってしまった。逆に試験8のように200%を越
えると過渡時の昇温が外周側のみ速くなりすぎ過渡時の
温度バラツキが大きくなってしまった。また、試験2〜
7の外側30面積%範囲Bの電力密度比を90〜200%
の範囲とすることにより、実施例1の結果よりさらに改
善され、200℃の定常温度バラツキが、0.6℃以
下、外周落ち込み量0.3℃以下、ウエハWの昇温過渡
時の温度バラツキが5℃以下とすることが出来た。さら
に好ましくは、120〜180%の範囲が良好な結果が
得られた。
【0064】実施例 3 ここでは、図1に示す断熱材16の材料物性値を100
〜300℃の熱膨張係数が1、2、3、4×10-5/℃
の4種類、縦弾性係数30、50、100、200、2
50、300MPaの6種類、熱伝導率10、20、3
0、40、50W/m・Kの5種類、計15種類を規定
外条件を、熱膨張係数3×10-5/℃、縦弾性係数20
0MPa、熱伝導率30W/m・Kに固定し準備した。
また発熱抵抗体5は最外周ブロックの幅Aを50mm、
外側30面積%範囲Bの電力密度比150%とし、実施
例1と同様にしてサンプルを作製した。実施例1と同様
に温度分布、過渡特性の評価を行った。その後、室温ま
で冷却、再度200℃に加熱、保持し温度分布の再測定
評価を行い、測定点12点の初期と再測定との温度差を
各点で算出し、12点の最大値を温度再現性(℃)とし
た。評価の判定基準としては、温度再現性が0.4℃以
下のものをOKとし、それ以上となるものはNGとし
た。
【0065】結果を表3、4、5に示した。
【0066】
【表3】
【0067】表3から判るように、試験4のように熱膨
張係数が3×10-5/℃を越えると、均熱板2との熱膨
張差により温度サイクルを加えると断熱版16との接触
状態が変わってしまう。その結果、温度分布に影響を与
え、定常時の温度再現性が0.4℃となってしまった。
逆に試験1〜3のように熱膨張係数が3×10-5/℃と
することにより、200℃の定常温度バラツキが、0.
7℃以下、定常時の温度再現性が0.3℃以下、外周落
ち込み量0.4℃以下、ウエハWの昇温過渡時の温度バ
ラツキが7℃以下とすることが出来た。
【0068】
【表4】
【0069】表4から判るように、縦弾性係数が試験1
のように50MPa未満の場合温度サイクルを加えると
断熱材16が変形してしまい均熱板2との接触状態が変
わってしまう。その結果、温度分布に影響を与え、定常
時の温度再現性が0.4℃となってしまった。また、試
験6のように250MPaを越えると、断熱版16が硬
い為、均熱板2が倣い、断熱版16の平坦度の影響を受
けてしまう。その結果、定常温度バラツキが、0.7
℃、外周落ち込み量0.4℃になってしまった。逆に試
験2〜5の縦弾性係数を50〜250MPaとすること
により、実施例1の結果よりさらに改善され、200℃
の定常温度バラツキが、0.5℃以下、定常時の温度再
現性が0.3℃以下、外周落ち込み量0.3℃以下、ウ
エハWの昇温過渡時の温度バラツキが4℃とすることが
出来た。
【0070】
【表5】
【0071】表5から判るように、試験5のように熱伝
導率40W/m・Kを越えると、支持体11への熱引き
が大きく定常温度バラツキが、0.7℃、外周落ち込み
量0.4℃となってしまった。逆に試験1〜4のように
熱伝導率40W/m・K以下にすることにより実施例1
の結果よりさらに改善され200℃の定常温度バラツキ
が、0.5℃以下、定常時の温度再現性が0.2℃、外
周落ち込み量0.3℃以下、ウエハWの昇温過渡時の温
度バラツキが4℃とすることが出来た。
【0072】実施例 4 ここでは、図1に示す断熱材16の物性値を熱膨張係数
3×10-5/℃、縦弾性係数200MPa、熱伝導率3
0W/m・Kに固定し、均熱板2との接触部の平坦度を
50、100、200、400、600、800、10
00μmの7種類準備した。また発熱抵抗体5は最外周
ブロックの幅Aを50mm、外側30面積%範囲Bの電力
密度比150%とし、実施例1と同様にしてサンプルを
作製した。実施例1と同様に温度分布、過渡特性の評価
を行った。
【0073】結果を表6に示した。
【0074】
【表6】
【0075】表6から判るように、試験7のように平坦
度が800μmを越えると、均熱板2の平坦度も悪くな
り、その結果、定常温度バラツキが、0.7℃、外周落
ち込み量0.4℃、過渡時の温度バラツキが7℃となっ
てしまった。逆に試験1〜6のように平坦度を800μ
m以下にすることにより実施例1の結果よりさらに改善
され200℃の定常温度バラツキが、0.5℃以下、外
周落ち込み量0.3℃以下、ウエハWの昇温過渡時の温
度バラツキが7℃以下とすることが出来た。
【0076】なお、本実験は、φ300mm径のウエハ
Wを用いて行ったが、φ200mm径のウエハWであっ
ても同様の結果であった。
【0077】また、本実験は、図1の形状で行ったが、
断熱材16の形状が図3に示すようなL形状であっても
同様の結果であった。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、セラミ
ックスからなる均熱板の一方の主面をウエハの載置面と
し、他方の主面または内部に複数個に分割された発熱抵
抗体を有するとともに、該発熱抵抗体と電気的に接続さ
れる給電部を前記他方の主面に具備し、前記均熱板を保
持するケーシングとからなるウエハ加熱装置において、
前記複数個に分割された発熱抵抗体の内、最外周に構成
される発熱抵抗体の大きさを径方向で5〜70mmにし
たことにより、200℃の定常温度バラツキが、0.7
℃以下、外周落ち込み量0.4℃以下、ウエハWの昇温
過渡時の温度バラツキが7℃以下の温度均一性に優れた
加熱装置を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエハ加熱装置を示す断面図である。
【図2】本発明のウエハ加熱装置の発熱抵抗体パターン
の一例を示す図である。
【図3】本発明のウエハ加熱装置の他の実施形態を示す
断面図である。
【図4】従来のウエハ加熱装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1:ウエハ加熱装置 2:均熱板 3:載置面 4:絶縁層 5:発熱抵抗体 6:給電部 7:導通端子 8:弾性体 10:熱電対 11:支持体 14:支持ピン 15:凹部 16:断熱材 W:ウエハ A:最外周ブロックの幅 B:最外周ブロックの30面積%範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/20 393 H05B 3/74 3/74 H01L 21/30 567 Fターム(参考) 3K034 AA02 AA12 AA31 AA35 BB05 BB08 BB13 BC04 BC12 FA14 JA02 3K092 PP09 QA05 QB02 QB26 QB43 QB47 QB78 RF02 RF12 RF14 RF19 RF22 SS13 VV22 5F045 DP02 EK09 EK22 EM02 5F046 KA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックスからなる均熱板の一方の主面
    をウエハの載置面とし、他方の主面または内部に複数の
    ブロックに分割された発熱抵抗体を有するとともに、該
    発熱抵抗体と電気的に接続される給電部を前記他方の主
    面に具備し、前記均熱板を保持するケーシングを備えて
    なるウエハ加熱装置において、前記複数に分割された発
    熱抵抗体ブロックの内、最外周に構成される発熱抵抗体
    ブロックの径方向の幅を5〜70mmとしたことを特徴
    とするウエハ加熱装置。
  2. 【請求項2】前記最外周に構成される発熱抵抗体ブロッ
    クにおける、外周側30面積%の範囲の電力密度を他の
    部分の90〜200%としたことを特徴とする請求項1
    記載のウエハ加熱装置。
  3. 【請求項3】前記ケーシングの均熱板を保持する部分
    が、100〜300℃の熱膨張係数が3×10-5/℃以
    下、縦弾性係数が50〜250MPa、且つ熱伝導率が
    30W/m・K以下の材質からなることを特徴とする請
    求項1記載のウエハ加熱装置。
  4. 【請求項4】前記ケーシングの均熱板を保持する部分の
    平坦度が800μm以下であることを特徴とする請求項
    1記載のウエハ加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005166368A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Ngk Insulators Ltd 加熱装置
KR101518130B1 (ko) 2013-09-25 2015-05-07 최병근 주입성형을 위한 가열작업대

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