JP2003164325A - 化粧料容器 - Google Patents
化粧料容器Info
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Abstract
とができ、安全確実に鏡板を蓋体から分離することがで
きる操作性に優れた化粧料容器を提供する。 【解決手段】 鏡板4の一端側を係脱自在に嵌合する凹
溝17が形成された蓋体3と、該蓋体3に一体に突設さ
れ、容器本体2にヒンジピン14を介して回動自在に連
結された第1蝶番ブロック11と、上記ヒンジピン14
を介して上記容器本体2に回動自在に連結され、上記蓋
体3に係脱自在に係合されて上記鏡板4の他端側を該蓋
体3に固定する第2蝶番ブロック18と、上記容器本体
2に開口15aが形成され、上記第2蝶番ブロック18
に係合して上記第1蝶番ブロック11の回動に対し当該
第2蝶番ブロック18の回動を阻止するコインC嵌合用
の溝15とを備えた。
Description
に鏡板の固定を解除することができ、安全確実に鏡板を
蓋体から分離することができる操作性に優れた化粧料容
器に関する。 【0002】 【従来の技術】ガラスからなる鏡板を合成樹脂製の蓋体
から取り外せるようにして、分別して廃棄できるように
した化粧料容器が、特開平10−33256号公報に開
示されている。当該公報記載の化粧料容器は基本的に
は、蓋体の裏面に備えられた鏡板を係止する係止部材
を、蓋体に対し接着などにより強固に固定するととも
に、これら係止部材と蓋体との両者間にわたって連通さ
せて、これら両者を分離することができる剪断力を入力
できる操作部を形成するようにし、当該操作部を介して
剪断力を入力して係止部材を蓋体から剥離して分離させ
ることで、鏡板を蓋体から取り外せるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の化粧
料容器にあっては、係止部材と蓋体とを接着などにより
強固に固定していて、このように一旦強固に固定した係
止部材と蓋体とを剥離して分離するためには、大きな操
作力が必要であるとともに、力加減によってはなかなか
分離できなかったり、あるいは係止部材が突然剥がれて
跳ね飛ぶことが懸念されるなどして操作性があまりよく
ないという課題があった。 【0004】本発明は、かかる従来の課題を解決するも
のであり、簡単な操作で適切に鏡板の固定を解除するこ
とができ、安全確実に鏡板を蓋体から分離することがで
きる操作性に優れた化粧料容器を提供することを目的と
する。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にかかる化粧料容器は、鏡板の一端側を係脱
自在に嵌合する凹溝が形成された蓋体と、該蓋体に一体
に突設され、容器本体にピンを介して回動自在に連結さ
れた第1蝶番ブロックと、上記ピンを介して上記容器本
体に回動自在に連結され、上記蓋体に係脱自在に係合さ
れて上記鏡板の他端側を該蓋体に固定する第2蝶番ブロ
ックと、上記容器本体に開口形成され、上記第2蝶番ブ
ロックに係合して上記第1蝶番ブロックの回動に対し当
該第2蝶番ブロックの回動を阻止する取外し具嵌合用の
溝とを備えたことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる化粧料容器
の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細
に説明する。図1〜図4は本発明の第一実施形態を示
す。図における化粧料容器1は、合成樹脂製の容器本体
2と、容器本体2を開閉可能に蓋する同じく合成樹脂製
の蓋体3と、蓋体3の内面に取付けられた長方形状のガ
ラス製鏡板4と、鏡板4を蓋体3の内側に保持固定する
ための押えプレート部5を有する合成樹脂製の第2蝶番
ブロック18とから概略構成されている。 【0007】容器本体2は平坦状をなす横長状の容器で
あって、上面二ヶ所に化粧料収納凹部6を並列に形成し
たもので、その前縁中央には切欠7が形成され、この切
欠7の前部側壁部には前記蓋体3の前縁に突設されたフ
ック部8に係合して閉蓋状態にロックする係合突起9が
突設されているとともに、切欠7の前面は押圧動作によ
りロック解除するためのプッシュピース10により覆わ
れている。 【0008】また、容器本体2の後縁には、前記蓋体3
の後縁に一体に突設された第1蝶番ブロック11を回動
可能に嵌合するための横長状の切欠12が形成され、こ
の切欠12に対応して容器本体2の両側面には切欠12
の内側に連通するピン孔が形成され、このピン孔および
第1蝶番ブロック11に形成されたピン孔にヒンジピン
14を挿通することで、第1蝶番ブロック11を回動自
在に連結している。さらに、容器本体2の後部における
化粧料収納凹部6の底面には略半円形をなしたコインC
の挿通用溝15が形成され、この溝15は前記切欠12
の中央位置に開口15aされている。 【0009】蓋体3の内側前縁には、前述のごとくフッ
ク部8が突設され、後縁には一対の第1蝶番ブロック1
1が突設されており、その内面には前記鏡板4がおさま
る長方形の浅い凹部16が形成されている。この凹部1
6の前縁側内壁部には前記鏡板4の一端縁部を係脱自在
に嵌合する凹溝17が形成され、これに鏡板4の一端縁
をはめ込んで固定している。 【0010】押えプレート部5は、前記凹部16の後縁
側にはめ込まれる細長板状で、前記鏡板4の後縁を凹部
16内に固定するものである。この押えプレート部5は
前記第1蝶番ブロック11間に挿入されてこれと同一軸
線上に配置される第2蝶番ブロック18に一体に突設さ
れ、前記ヒンジピン14を共通軸として容器本体2に対
して蓋体3とともに回動可能に連結されている。そし
て、押えプレート部5の裏面と、これと接する蓋体3と
の接触面中央位置には、係脱自在に係合する係止部19
が形成され、通常状態では押えプレート部5は凹部16
にはめ込まれた状態で第2蝶番ブロック18を介して蓋
体3とともに開閉操作され、これによって鏡板4は前後
縁が蓋体3および押えプレート部5により安定して固定
保持される。また、第2蝶番ブロック18には閉蓋状態
でコインCの差込みを可能とするための切欠20が形成
されている。 【0011】また、容器本体2には、化粧料容器1を落
下するなどして衝撃が加わるようなことがあっても、係
止部19の係合を維持して鏡板4が蓋体3から外れてし
まうことを防止するために、閉蓋時に押えプレート部5
に圧接しつつこれを蓋体3との間に挟み込んで固定する
圧接部材25が設けられる。 【0012】図3(a)および(b)は、通常の開閉操
作を示しており、(a)に示す閉蓋状態から(b)に示
す開蓋操作またはその逆であっても、前記押えプレート
部5と蓋体3とは結合状態で一体に回動し、鏡板4を確
実に保持する。この状態から、図3(c)および図4
(a)〜(c)に示すように、閉蓋状態で開口15aを
通じてコインCを溝15内に挿入し、(d)に示すよう
に開蓋動作させると、第1蝶番ブロック11の回動に対
して第2蝶番ブロック18はコインCに係合されてその
回動が規制され、この結果係止部19を離脱させる力が
作用して係止部19が外れ、押えプレート部5が蓋体3
から離脱する結果、鏡板4は蓋体3より分離可能とな
る。 【0013】図5、図6は本発明の第二実施形態を示す
ものである。なお、本実施形態は基本的に前記第一実施
形態と同一なのでその箇所には同一符号を付して説明を
省略し、異なる箇所にのみ異なる符号を用いて説明す
る。図における化粧料容器1では、蓋体3を90°開い
た状態から鏡板4を分離することができるようになって
いる。容器本体2における収納凹部6の底面に、上記実
施形態と同様にほぼ半円形状の溝30が形成され、この
溝30の後部側が容器本体2の背面に開口30aされ、
溝30内にコインCがはめ込まれる。第2蝶番ブロック
18側には蓋体3を90°開いた位置でコインCに係合
する切欠31が形成されている。 【0014】そして、蓋体3を90°の位置から、それ
以上の角度に回動させることで、押えプレート部5と蓋
体3の係止部19が外れ、各図(b)に示すように、押
えプレート部5が蓋体3から離脱する結果、鏡板4は蓋
体3より分離される。上記実施形態では、蓋体3をあま
り開かない時点で鏡板4が蓋体3から分離されるため、
鏡板4を取り出せる開き具合になるまで蓋体3を開く際
に若干注意が必要になるおそれがあるが、この実施形態
では、蓋体3が90°以上に開かれた状態で鏡板4の分
離がなされるため、鏡板4の取り出しが容易である。 【0015】 【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による化粧料容器によれば、鏡板の一端側を係脱自在
に嵌合する凹溝が形成された蓋体と、該蓋体に一体に突
設され、容器本体にピンを介して回動自在に連結された
第1蝶番ブロックと、上記ピンを介して上記容器本体に
回動自在に連結され、上記蓋体に係脱自在に係合されて
上記鏡板の他端側を該蓋体に固定する第2蝶番ブロック
と、上記容器本体に開口形成され、上記第2蝶番ブロッ
クに係合して上記第1蝶番ブロックの回動に対し当該第
2蝶番ブロックの回動を阻止する取外し具嵌合用の溝と
を備えたので、蓋体の開放操作を利用した簡単な操作性
によって、そしてまた容器本体にピンを介して連結され
かつ蓋体に係脱自在に係合される第2蝶番ブロックの係
合を解除する操作によって、当該第2蝶番ブロックが跳
ね飛ばないようにこれを容器本体に保持しつつ蓋体から
分離させて鏡板の固定を解除することができ、安全確実
に鏡板を蓋体から分離することができる。
解斜視図である。 【図2】同化粧料容器の背面および底面を示す図であ
る。 【図3】同化粧料容器の通常の開閉状態および鏡板分離
手順を示す側断面図である。 【図4】同鏡板の分離手順を示す要部拡大断面図であ
る。 【図5】本発明の第二実施形態にかかる化粧料容器にお
ける鏡板分離手順を示す側断面図である。 【図6】図5の化粧料容器における鏡板の分離手順を示
す要部拡大断面図である。 【符号の説明】 1 化粧料容器 2 容器本体 3 蓋体 4 鏡板 5 押えプレート部 11 第1蝶番ブロック 12 切欠 14 ヒンジピン 15,30 溝 15a,30a 開口 17 凹溝 18 第2蝶番ブロック 19 係止部 C コイン
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鏡板の一端側を係脱自在に嵌合する凹溝
が形成された蓋体と、該蓋体に一体に突設され、容器本
体にピンを介して回動自在に連結された第1蝶番ブロッ
クと、上記ピンを介して上記容器本体に回動自在に連結
され、上記蓋体に係脱自在に係合されて上記鏡板の他端
側を該蓋体に固定する第2蝶番ブロックと、上記容器本
体に開口形成され、上記第2蝶番ブロックに係合して上
記第1蝶番ブロックの回動に対し当該第2蝶番ブロック
の回動を阻止する取外し具嵌合用の溝とを備えたことを
特徴とする化粧料容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367273A JP2003164325A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 化粧料容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367273A JP2003164325A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 化粧料容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003164325A true JP2003164325A (ja) | 2003-06-10 |
Family
ID=19177047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001367273A Pending JP2003164325A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 化粧料容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003164325A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012250339A (ja) * | 2011-05-09 | 2012-12-20 | Makita Corp | 電動工具用収納ケース |
JP2022041063A (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-11 | 株式会社吉野工業所 | コンパクト容器 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001367273A patent/JP2003164325A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012250339A (ja) * | 2011-05-09 | 2012-12-20 | Makita Corp | 電動工具用収納ケース |
JP2022041063A (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-11 | 株式会社吉野工業所 | コンパクト容器 |
JP7450496B2 (ja) | 2020-08-31 | 2024-03-15 | 株式会社吉野工業所 | コンパクト容器 |
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