JP3676741B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンパクト容器に関し、さらに詳しくはゴミとして廃棄処分するときに鏡を簡単に外すことができてその分別が容易であるコンパクト容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内面に形成した凹所に鏡が嵌合して装着された上蓋の後端部と下蓋の後端部とが枢支ピンにより枢支されて開閉可能となったコンパクト容器が一般に知られている。このようなコンパクト容器は通常、上蓋と下蓋が樹脂製、鏡がガラス製となっていることもあり、従来、その製作に際してはこのガラス製の鏡をその裏面に塗布した接着剤を使用して上蓋の凹所表面に接着して取り付けているのが実情である。しかしながら、このような接着により鏡を取り付けた場合には、コンパクト容器として使用済み後にゴミとして樹脂とガラスに分別して廃棄処分するとき、この鏡を上蓋から取り外さなければならないが、取り外しの作業が煩雑で、分別に手間がかかるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、前記のような従来の問題点を解決し、鏡を簡単に取り外すことができ、廃棄処分するときの分別が容易であるとともに、取り外すのに開蓋状態にしなくともよいコンパクト容器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、内面に形成した凹所に鏡が嵌合して装着された上蓋の後端部と下蓋の後端部とが枢支ピンにより枢支されて開閉可能となったコンパクト容器において、凹所の上蓋前端部側内面に鏡の前端縁を係止する係止突部を内向きに突設し、前後方向に摺動可能に上蓋の後端部に組み付けられた係止部材を具え、この係止部材の上蓋の後端部と摺接する面に係止部を設けるとともに、該係止部と前後方向に離脱可能に係合する係止部を係止部材と摺接する上蓋の後端部に設け、また係止部材の上端に両係止部が係止した状態で鏡の後端縁を係止する係止片を内向きに設け、両係止部の係止を離脱させて前記係止片が鏡の後端縁から外れるように係止部材を後方向に摺動させるための操作部片挿入用溝部を係止部材と下蓋の後端部との間に下端開口させて形成したことを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1において、係止部材の係止部が、該係止部材の両側面に形成した係合凹部又は係合凸部に設けられた係止突起であり、上蓋の後端部の係止部が、係止部材の両側面と対面する上蓋の後端部の両側面に係止部材の係合凹部又は係合凸部と嵌合して係合可能に形成した係合凸部又は係合凹部に設けられた係止突起であるしたことを特徴とする。請求項3の発明は、請求項1又は2において、操作部片挿入用溝部に操作部片が挿入されて、てこの原理で係止部材が後方向に摺動させられるとき、操作部片で押し潰されて破壊される薄壁が溝部を形成する係止部材の内面に形成されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1はコンパクト容器の閉蓋状態の縦断正面図、図2はコンパクト容器の半部を破断して表わした底面図、図3はコンパクト容器の後端側の側面図であり、これら図において1はコンパクト容器で、それぞれ樹脂製の下蓋2と上蓋3を具えている。下蓋2の内面には凹所5,6が前後方向に連接して形成されている。凹所5にはファンデーションなどの化粧料が収容される中皿7が装着され、凹所6にはパフ8などの化粧具が収容される。上蓋3の内面には凹所5,6と対応した位置に浅めの凹所9が形成され、該凹所にはガラス製の鏡10が嵌合して装着されている。凹所6の上蓋3前端部側内面には鏡10の前端縁を係止する係止突部11が内向きに突設されている。
【0007】
下蓋2の後端部には枢支部13a,13bが間隔をおいて両側縁側に形成され、上蓋3の後端部には枢支部14a,14bが間隔をおいて互いに対向する側面同士が摺接するように形成されている。上蓋3の枢支部14a,14bの間隔にはさらに係止部材15がその両側面を枢支部14a,14bの側面と摺接するように配置され、両蓋の枢支部13a,13b及び枢支部14a,14bは枢支ピン16a,16bで開閉可能に連結されている。係止部材15の摺接する両側面には図4にその一方側を示すように係合凹部18が設けられ、該凹部には係止突起19が設けられている。
【0008】
上蓋3の枢支部14a,14bの摺接する両側面には図5にその一方側を示すように係合凹部18に嵌合して係合する係合凸部20が設けられ、該凸部には係止突起19と前後方向に離脱可能に係止する係止突起21が設けられている。係止部材15の上端には係合凹部18に係合凸部20が嵌合して係合し、かつ両係止突起19,21が係止した図1の状態で鏡10の後端縁を係止する係止片23が内向きに張り出すように設けられている。
【0009】
この実施の形態では係止部材15側に係合凹部18を設け、上蓋3側に係合凸部20を設けたが、これは一例であり、係合凹部18と係合凸部20の設置場所としては前記の逆でもよい。図1,2で25は操作部片としてのコイン26を挿入するための溝部を形成する、係止部材15に形成された切欠部であり、この切欠部25により係止部材15と上蓋3の後端部との間にコイン挿入用溝部を形成する。この溝部にコイン26が挿入されて、てこの原理で係止部材15が後方向に摺動させられるとき、コインの外周縁が当たる上蓋3の後端部の壁(図4(C)に27で示す)は薄く形成されており、コイン1回の操作で押し潰されて破壊されるようになっている。
【0010】
図1において、30は下蓋2の前端部凹所に前後に移動自在に収納されたフック部材であり、これを後側に押圧すると下蓋2の前端部に設けた係止突起31と、上蓋3の前端部に設けた係止突起32の係止が外れ、上蓋3が下蓋2に対して開放する開蓋状態となる。
【0011】
通常の使用状態では図1,2に示すように鏡10は前端縁が係止突部11で係止され、後端縁が係止部材15の係止片23で係止され、上蓋3の凹所9に嵌合して装着されている。この状態はまた、係止部材15の係合凹部18と上蓋3の係合凸部20が係合し、係止部材15は上蓋3と一体となって下蓋2に対して開閉動作する。
【0012】
使用済み後にコンパクト容器1をゴミとして分別して廃棄処分するときは、例えば図6に示すようにコンパクト容器1を閉蓋状態のまま逆さにし、これにより上向き開口する係止部材15の切欠部25と上蓋3の後端部との間に形成される溝部にコイン26を挿入し、コインを内側に倒すように押圧する。すると、てこの原理によりその押圧力を内壁で受ける係止部材15が上蓋の後端部に対して後側に摺動され、嵌合して係合している係合凹部18が上蓋3の係合凸部20から外れ、係止部材15の係止片23が鏡10の後端縁から外れる。前記により鏡10の後端縁は係止部材15の係止片23の係止が外れるので、上蓋3を開いて開蓋状態として鏡10の前端縁を係止突部11との係止を解くと取り外せる状態となる。このようにして、コイン26を利用して簡単に鏡10を上蓋3から取り外すことができる。
【0013】
この鏡10の取り外しに際して、鏡10の前端縁の係止を解く作業を、コンパクト容器1を閉蓋状態のまま行えるので、鏡10を誤って落下させたりすることがなく、安全性が高い。しかも、鏡10の前端縁の係止を解くために係止部材15を摺動させると、係止部材15の薄壁27がコイン26で破壊され、コンパクト容器1の再使用を不可能にする。これにより分別の促進も図られる。
【0014】
前記実施の形態では操作部片としてコイン26を示したが、これは一例であり、コイン以外で同様な効果が期待できるものであれば、必ずしもコインである必要はない。また、実施の形態で示した係合凹部18と係合凸部20は必ずしも必要ないとともに、係止突起19,21も必ずしもこのような形状あるいは突起でなくともよい等、この発明は実施に際しては種々に変更、修正することができる。
【0015】
【発明の効果】
請求項1,2,3の発明は前記のような構成からなるので、使用済み後にゴミとして分別して廃棄処分するときにコインなど操作部片の操作だけで鏡を上蓋から簡単に剥がして取り外すことができ、したがって廃棄処分するときの分別がきわめて容易となる。しかも、操作部片の操作に際し、閉蓋状態のまま操作部片を溝部に挿入することができるから、係止解放後の鏡を誤って落下させることなく取り外すことができ、きわめて安全性が高いという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すコンパクト容器の閉蓋状態の縦断正面図である。
【図2】コンパクト容器の半部を破断して表わした底面図である。
【図3】コンパクト容器の後端側の側面図である。
【図4】係止部材で、(A)は正面図、(B)は一部破断の側面図、(C)は平面図である。
【図5】上蓋の後端部の部分図で、(A)は縦断正面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。
【図6】コンパクト容器の後端側の要部を示した作用説明図で、(A)は係止部材の係止片が鏡の後端縁から外れる前の状態、(B)外れた後の状態を表わしている。
【符号の説明】
1 コンパクト容器 2 下蓋
3 上蓋 5,6 凹所
7 中皿 8 パフ
10 鏡 11 係止突部
13a,13b,14a,14b 枢支部 15 係止部材
16a,16b 枢支ピン 18 係合凹部
19 係止突起(係止部) 20 係合凸部
21 係止突起(係止部) 23 係止片
25 切欠部 26 コイン(操作部片)
27 薄壁 30 フック部材
31,32 係止突起

Claims (3)

  1. 内面に形成した凹所に鏡が嵌合して装着された上蓋の後端部と下蓋の後端部とが枢支ピンにより枢支されて開閉可能となったコンパクト容器において、前記凹所の上蓋前端部側内面に鏡の前端縁を係止する係止突部を内向きに突設し、前後方向に摺動可能に上蓋の後端部に組み付けられた係止部材を具え、この係止部材の上蓋の後端部と摺接する面に係止部を設けるとともに、該係止部と前後方向に離脱可能に係合する係止部を係止部材と摺接する上蓋の後端部に設け、また前記係止部材の上端に前記両係止部が係止した状態で鏡の後端縁を係止する係止片を内向きに設け、前記両係止部の係止を離脱させて前記係止片が鏡の後端縁から外れるように係止部材を後方向に摺動させるための操作部片挿入用溝部を係止部材と下蓋の後端部との間に下端開口させて形成したことを特徴とするコンパクト容器。
  2. 係止部材の係止部が、該係止部材の両側面に形成した係合凹部又は係合凸部に設けられた係止突起であり、上蓋の後端部の係止部が、前記係止部材の両側面と対面する上蓋の後端部の両側面に係止部材の係合凹部又は係合凸部と嵌合して係合可能に形成した係合凸部又は係合凹部に設けられた係止突起である請求項1記載のコンパクト容器。
  3. 操作部片挿入用溝部に操作部片が挿入されて、てこの原理で係止部材が後方向に摺動させられるとき、前記操作部片で押し潰されて破壊される薄壁が溝部を形成する係止部材の内面に形成されている請求項1又は2記載のコンパクト容器。
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