JP3051209U - 携帯用灰皿 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 灰皿本体と蓋体との間にストッパーとな
る突起を備えた板バネを介挿した携帯用灰皿であって、
板バネの押圧操作を体裁良く行い得るようにして、商品
に高級感を与えると共に、板バネを直接指で押圧する必
要がないようにし、且つストッパーを確実に解除し得る
ようにした携帯用灰皿を提供することを課題とする。 【解決手段】 所要量の吸い殻を収納し得る空間を有し
且吸い殻を投入する吸い殻投入口を開口した中空筒状の
灰皿本体と、該灰皿本体に鞘状に挿着される蓋体と、灰
皿本体と蓋体との間に介挿されストッパーとなる突起を
蓋体に弾力的に係止し得る弾性体とを含み、突起を弾性
体の弾力に抗して内方に押入し蓋体との係止を解除し得
る押しボタンを、蓋体に設けたことを特徴とする。弾性
体が板バネからなり、灰皿本体に形成した溝内に配置さ
れていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する分野】

この考案は、喫煙後のタバコ吸い殻を収納するための携帯用灰皿に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、喫煙後のタバコ吸い殻を収納するための携帯用灰皿は公知であり、例え ば実用新案登録第３０３０２５８号公報に開示されている。該公報に開示の携帯 用灰皿は、一端を開放した中空状の灰皿本体に、蓋体を鞘状に挿着し、蓋体から 灰皿本体を一部抜き出して本体に形成された吸い殻投入口を開放し、吸い殻を本 体内に投入すると共に、蓋体を灰皿本体から完全に抜き取って灰皿本体の開放さ れた端部から収納された吸い殻を放出し廃棄するようにしてある。灰皿本体と蓋 体との間には、板バネが配置され、該板バネに設けられた突起を蓋体内面の凹所 に係止させて、吸い殻投入口を開放する位置に蓋体を停止させるストッパーとす ると共に、板バネを指で押圧して突起と凹所の係合を外して蓋体を抜き取り、吸 い殻の廃棄を行うようにしている。

【０００３】 しかしながら、かかる公知の携帯用灰皿は、ストッパーの解除操作をストッパ ーとなる突起を備えた板バネを直接指で押圧することにより行うため、商品とし てみた場合体裁が悪く安価な印象を与える欠点があった。又、直接板バネを指で 押圧するため、指が汚れたり或は押圧箇所によっては板バネの撓みが少なくなり ストッパー解除に失敗するおそれもあった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、灰皿本体と蓋体との間にストッパーとなる突起を備えた板バネを 介挿した携帯用灰皿であって、板バネの押圧操作を体裁良く行い得るようにして 、商品に高級感を与えると共に、板バネを直接指で押圧する必要がないようにし 、且つストッパーを確実に解除し得るようにした携帯用灰皿を提供することを課 題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するためにこの考案が採った手段は、所要量の吸い殻を収納し 得る空間を有し且吸い殻を投入する吸い殻投入口を開口した中空筒状の灰皿本体 と、該灰皿本体に鞘状に挿着される蓋体と、灰皿本体と蓋体との間に介挿されス トッパーとなる突起を蓋体に弾力的に係止し得る弾性体とを含み、突起を弾性体 の弾力に抗して内方に押入し蓋体との係止を解除し得る押しボタンを、蓋体に設 けたことを特徴とする。弾性体が板バネからなり、灰皿本体に形成した溝内に配 置されていることを特徴とする。

【０００６】 又、蓋体に窓孔を形成し、該窓孔に突起を係止自在とすると共に、係止した突 起を内方に押入し得る押しボタンを蓋体にヒンジ状に連結しつつ窓孔内に位置づ けたことを特徴とする。更に、窓孔と押しボタンとの間に若干の隙間を作出し、 該隙間に突起を係止するようにしたことを特徴とする。

【０００７】 更に、蓋体と押しボタンとを樹脂で一体に形成し、樹脂の弾力性を利用して押 しボタンを蓋体にヒンジ結合したことを特徴とする。

【０００８】 更に、吸い殻投入口が、灰皿本体の正面の広い面積に亘って形成されており、 好ましくは蓋体を吸い殻投入口開放位置に移動したとき、その一部が蓋体によっ て閉止される広い面積に形成されていることを特徴とする。

【０００９】 更に、所要量の吸い殻を収納し得る空間を有し且吸い殻投入口を形成した中空 筒状の灰皿本体と、該灰皿本体に鞘状に挿着される蓋体と、灰皿本体と蓋体との 間に介挿されストッパーとなる突起を蓋体に弾力的に係止し得る板バネとを含み 、突起を板バネの弾力に抗して内方に押入し得る押しボタンを蓋体に形成した窓 孔内に位置づけ、窓孔と押しボタンとの間に若干の隙間を作出し、該隙間に突起 を係止し、蓋体と押しボタンとを樹脂で一体に形成して樹脂の弾力性を利用して 押しボタンを蓋体にヒンジ結合し、灰皿本体に板バネを受け入れる溝を形成し、 前記吸い殻投入口が蓋体を吸い殻投入口開放位置に移動したとき、その一部が蓋 体によって閉止される広い面積に形成されていることを特徴とする。

【００１０】

【考案の実施の形態】

この考案の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。この考案に係る携 帯用灰皿は、灰皿本体と該灰皿本体に鞘状に挿着される蓋体との間に弾性体を介 挿し、該弾性体によりストッパーを蓋体に係止して、蓋体を吸い殻投入口開放位 置に停止させ、抜け出しを阻止すると共に、蓋体に設けた押しボタンを指で操作 してストッパーを解除し蓋体を本体から抜き出し可能としたものであり、ストッ パーの解除を灰皿の外面から操作し得るようにしたことを特徴とする。これによ り、従来の携帯用灰皿のように、ストッパーを取り付けた弾性体を直接指で押圧 操作する必要をなくし、商品としての高級感を出し、商品価値を高め得るように したものである。

【００１１】

【実施例１】 図１〜８を参照しつつ実施例１を説明する。図において、(１)は灰皿本体であ り、携帯に適し、且つ所要量のタバコの吸い殻を収納し得る形状及びサイズを有 した中空の筒形状に形成される。図示の実施形態では、角筒形状に形成されてい るがこれに限られるものではなく、円筒形状、楕円形状、箱形状等種々の形状に 形成可能である。灰皿本体(１)の正面（図１において上面）には、吸い殻や灰を 投入するための吸い殻投入口(２)が開口される。該吸い殻投入口(２)は、従来の ものに比して充分に大きな面積をもって開口され、その一部は後述する蓋体が吸 い殻投入口を開放する位置に移動されたとき、蓋体で閉止される状態となってい る。灰皿本体(１)の先端には、蓋体が挿着されたときに蓋体と面一の形態となる キャップ(３)が固着される。

【００１２】 (４)は灰皿本体(１)に着脱自在に挿着される蓋体であって、本体と相似形の形 状を有する一端を開放した中空の筒体からなり、灰皿本体(１)の後端から鞘状に 挿着自在である。図１は、蓋体(４)を灰皿本体(１)に装着した状態を示しており 、蓋体(４)とキャップ(３)が面一で接合し、灰皿本体の吸い殻投入口(２)が蓋体 (４)で閉止されている。図２は、蓋体(４)を一部抜き出して、吸い殻投入口(２) の一部を開放し、灰皿として使用している状態を示している。灰皿本体(１)はそ の両端を閉止し、吸い殻を大きく開放された吸い殻投入口(２)から放出する構造 としたが、図５に示すように、後端を開放して、収納された吸い殻の放出を行い 得る構造としても良いことは勿論である。

【００１３】 灰皿本体(１)の一側面には、板バネ(５)が配設されており、蓋体(４)の対向す る内側面に弾力的に当接して蓋体と本体との相対的な摺動に弾力的な摩擦力を付 与し、蓋体の自由な脱落を防止している。本体(１)の一側面には、板バネ(５)を 受け入れるための溝(６)が、凹設される。板バネ(５)には、前記図２の吸い殻投 入口(２)の開放位置において蓋体(４)を停止させるために、ストッパーとなる突 起(７)が突設され、蓋体(４)の窓孔(８)に係入自在である。窓孔(８)には、突起 (７)を板バネ(５)と共に内方に押し込むことが出来る押しボタン(９)が配設され る。該押しボタン(９)は、図示の実施形態では、蓋体(４)にヒンジ連結され内方 に押入自在とされているが、これに限られるものではない。押しボタン(９)と窓 孔(８)の先端との間には若干の隙間(10)が作出され、該隙間(10)に断面三角形の 突起(７)の先端が係入するようになっている。好ましくは、蓋体(４)と押しボタ ン(９)を同一の樹脂材料で一体に形成し、樹脂の弾性を利用して押しボタン(９) を蓋体にヒンジ結合する。尚、突起を弾力的に係止する板バネは、これに限られ ない。板バネに代ってコイルバネやゴム等の弾性体を用いても良いことは勿論で ある。

【００１４】 図６は、蓋体(４)を本体(１)に挿入し吸い殻投入口(２)を閉止した状態を示し ており、蓋体(４)は板バネ(５)並びに突起(７)がその内面に弾力的に当接してい ることにより、抜け出しが抑制されている。図６の閉止状態から、本体(１)を蓋 体(２)と相対的に矢印方向に摺動させるとき、突起(７)が隙間(10)に弾力的に係 入して蓋体の摺動がストップし、吸い殻投入口(２)が充分な広さをもって開口さ れ、吸い殻の投入を行うことが出来る。収納された吸い殻の放出のために、蓋体 を本体から抜き出す場合には、図８に示すように押しボタン(９)を内方に押入す る。押しボタン(９)の押入により突起(７)が板バネ(５)の弾力に抗して内方に押 し込まれ、窓孔(８)との係合が解除されるため、矢印で示すように本体(１)を蓋 体と相対的に摺動して、蓋体を本体から抜き出すことが出来る。蓋体の抜き出し により、吸い殻投入口(２)はその全面が開放されるため、収納された吸い殻の放 出が容易となる。

【００１５】

【実施例２】 図９〜１５を参照して、この考案の実施例２を説明する。実施例２の携帯用灰 皿は、全閉位置に蓋体(４)を移動させたとき、蓋体(４)を全閉位置に停止、保持 させる第２ストッパー(11)を更に弾性である板バネ(50)に設けたことを特徴とす る。その他の点は実質的に前記実施例１と同様であり、同一の部材、部品につい ては同一の符号を付した。図面を参照して、灰皿本体(１)に蓋体(４)が鞘状に挿 着自在であり、灰皿本体(１)と蓋体(４)との間に弾性体である板バネ(50)を介挿 し、該板バネ(50)に第１ストッパーである突起(７)を設けて、灰皿本体(１)に形 成した吸い殻投入口を開放する位置に蓋体(４)を停止させ、吸い殻や灰の投入を 行い得るようにすると共に、蓋体に設けた押しボタン(９)を押入して突起の係合 を解除し、蓋体(４)を灰皿本体(１)から抜き出し可能として、灰皿本体(１)内に 収納された吸い殻や灰を廃棄し得るようにした点は、実施例１と同様である。

【００１６】 この実施例２に係る携帯用灰皿は、前記実施例１と同様の構造を有する携帯用 灰皿において、蓋体(４)を完全に閉止した状態に移動させたとき、蓋体(４)をそ の閉止位置に保持する第２のストッパー(11)を板バネ(50)に設けたことを特徴と する。第１のストッパーである突起(７)が、断面三角形に形成され、蓋体(４)と の係合が強固になされており、その解除(２)は押しボタン(９)による板バネ(50) の弾性に抗した押入が必要であるのに対して、第２のストッパー(11)は、断面円 形に形成されており、蓋体(４)に若干強い力を加えるとその係合が解除されるよ うになっており、押しボタン(４)を操作して係合を解除することを必ずしも必要 としない構造とするのが好ましい。しかしながら、第２のストッパーによる係合 状態を第１のストッパーと同様にして、押しボタンによる係合解除操作を必要と するようにしても良いことは勿論である。

【００１７】 第２の実施例における板バネ(50)は、図１１に示すように第１のストッパー( ７)と第２のストッパー(11)を設けた部分を蓋体側に向かって膨出させ、その間 を本体側に折曲して、弾発力を発揮し第１、第２ストッパー(７)(11)の弾力的係 合をもたらし得る形状に形成されている。板バネ(50)は、灰皿本体(１)の溝(６) 内に配設されており、先端は灰皿本体の端部に固着されている。灰皿本体(１)は 、図１１に示すように端部を開放しても、或は図１２に示すように端部を閉塞し た箱形状としても良い。図１３を参照して、吸い殻投入口(２)を閉止する位置に 蓋体を位置づけたとき、蓋体(４)の窓孔(８)の隙間(10)に第２ストッパー(11)が 係入し蓋体(４)は閉止位置に保持されている。押しボタン(９)を押入し板バネ(5 0)の弾力に抗して第２ストッパー(11)を内方に押し込むか、或は蓋体(４)を若干 強く引くとき、第２ストッパー(11)の係合が外れて蓋体と本体との相対的な移動 が自由となる。

【００１８】 蓋体(４)と本体(１)とが相対的に移動されて、吸い殻投入口が開放される位置 に蓋体(４)が移動してくると、図１４に示すように、第１ストッパー(７)が窓孔 の隙間(12)に係入し蓋体(４)の移動が停止され、その位置に保持され、吸い殻や 灰の投入が可能となる。投入後は、蓋体(４)を再び閉止位置に移動させて投入し た吸い殻や灰が飛び散るのを防止する。投入した吸い殻や灰を廃棄するには、図 １５に示すように、図１４の位置から押しボタン(９)を押入して第１ストッパー (７)を板バネ(50)の弾力に抗して隙間(10)から脱出させ係合を解除する。これに より蓋体の移動が自由となるため、蓋体を本体から抜き出して、本体内に収納さ れた吸い殻や灰を排出する。

【００１９】

【考案の効果】

この考案によれば、蓋体に設けられた押しボタンを操作してストッパーの解除 を行うようにしてあるので、商品の操作形態に高級感が出、商品価値を高めるこ とが出来ると共に、押しボタンの操作によりストッパーである突起を確実に解除 操作することが出来る。又、蓋体を閉止位置にしたとき、第２のストッパーが蓋 体に係止するようにしてあるので、蓋体の閉止状態が確実となり、不用意に蓋体 が開放されて、吸い殻や灰が飛び散るのを防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の第１の実施例にかかる携帯用灰皿の
外観斜視図

【図２】同、吸い殻投入口を開放した状態の斜視図

【図３】同、分解斜視図

【図４】同、押しボタン操作部の詳細を示す斜視図

【図５】同、灰皿本体の一変形を示す斜視図

【図６】同、蓋体を閉止状態にした押しボタン操作部の
拡大断面図

【図７】同、吸い殻投入口を開放した状態の断面図

【図８】同、蓋体を抜き出しする状態の断面図

【図９】この考案の第２の実施例に係る携帯用灰皿の外
観斜視図

【図１０】同、吸い殻投入口を開放した状態の斜視図

【図１１】同、分解斜視図

【図１２】同、灰皿本体の一変形を示す分解斜視図

【図１３】同、蓋体を閉止状態にした押しボタン操作部
の拡大断面図

【図１４】同、吸い殻投入口を開放した状態の断面図

【図１５】同、蓋体を抜き出しする状態の断面図

【符号の説明】

(１)灰皿本体 (２)吸い殻投入口 (３)キャップ (４)蓋体 (５)(50)板バネ (６)溝 (７)突起 (８)窓孔 (９)押しボタン (10)隙間 (11)第２ストッパー

Claims (12)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】所要量の吸い殻を収納し得る空間を有し且
   吸い殻を投入する吸い殻投入口を開口した中空筒状の灰
   皿本体と、該灰皿本体に鞘状に挿着される蓋体と、灰皿
   本体と蓋体との間に介挿されストッパーとなる突起を蓋
   体に弾力的に係止し得る弾性体とを含み、突起を弾性体
   の弾力に抗して内方に押入し蓋体との係止を解除し得る
   押しボタンを、蓋体に設けたことを特徴とする携帯用灰
   皿。
2. 【請求項２】蓋体に窓孔を形成し、該窓孔に突起を係止
   自在とすると共に、係止した突起を内方に押入し得る押
   しボタンを蓋体にヒンジ状に連結しつつ窓孔内に位置づ
   けたことを特徴とする請求項１記載の携帯用灰皿。
3. 【請求項３】窓孔と押しボタンとの間に若干の隙間を作
   出し、該隙間に突起を係止するようにしたことを特徴と
   する請求項２記載の携帯用灰皿。
4. 【請求項４】蓋体と押しボタンとを樹脂で一体に形成
   し、樹脂の弾力性を利用して押しボタンを蓋体にヒンジ
   結合したことを特徴とする請求項１，２又は３のいずれ
   かに記載の携帯用灰皿。
5. 【請求項５】弾性体を板バネで形成し、該板バネを受け
   入れる溝を灰皿本体に形成したことを特徴とする請求項
   １乃至４のいずれかに記載の携帯用灰皿。
6. 【請求項６】吸い殻投入口が、灰皿本体の正面の広い面
   積に亘って形成されていることを特徴とする請求項１乃
   至５のいずれかに記載の携帯用灰皿。
7. 【請求項７】吸い殻投入口が、蓋体を吸い殻投入口開放
   位置に移動したとき、その一部が蓋体によって閉止され
   る広い面積に形成されていることを特徴とする請求項１
   乃至５のいずれかに記載の携帯用灰皿。
8. 【請求項８】蓋体が閉止位置にあるとき、蓋体に係合し
   てその移動を停止し閉止状態を保持する第２のストッパ
   ーを板バネに設けたことを特徴とする請求項１乃至７の
   いずれかに記載の携帯用灰皿。
9. 【請求項９】第２のストッパーが、断面円形であること
   を特徴とする請求項８記載の携帯用灰皿。
10. 【請求項１０】板バネが、ストッパーと第２ストッパー
    とを設けた部分において、蓋体側に膨出され、その間の
    部分を本体側に折曲された形状に形成されていることを
    特徴とする請求項８又は９に記載の携帯用灰皿。
11. 【請求項１１】所要量の吸い殻を収納し得る空間を有し
    且吸い殻投入口を形成した中空筒状の灰皿本体と、該灰
    皿本体に鞘状に挿着される蓋体と、灰皿本体と蓋体との
    間に介挿されストッパーとなる突起を蓋体に弾力的に係
    止し得る板バネとを含み、突起を板バネの弾力に抗して
    内方に押入し得る押しボタンを蓋体に形成した窓孔内に
    位置づけ、窓孔と押しボタンとの間に若干の隙間を作出
    し、該隙間に突起を係止し、蓋体と押しボタンとを樹脂
    で一体に形成して樹脂の弾力性を利用して押しボタンを
    蓋体にヒンジ結合し、灰皿本体に板バネを受け入れる溝
    を形成し、前記吸い殻投入口が蓋体を吸い殻投入口開放
    位置に移動したとき、その一部が蓋体によって閉止され
    る広い面積に形成されていることを特徴とする携帯用灰
    皿。
12. 【請求項１２】所要量の吸い殻を収納し得る空間を有し
    且吸い殻投入口を形成した中空筒状の灰皿本体と、該灰
    皿本体に鞘状に挿着される蓋体と、灰皿本体と蓋体との
    間に介挿される板バネとを含み、板バネには蓋体が吸い
    殻投入口を開放する位置にあるとき蓋体に係合する第１
    のストッパーと蓋体が閉止位置にあるとき蓋体に係合す
    る第２にストッパーが設けられ、ストッパーを板バネの
    弾力に抗して内方に押入し得る押しボタンを蓋体に形成
    した窓孔内に位置づけ、窓孔と押しボタンとの間に若干
    の隙間を作出し、該隙間に前記ストッパーを係入自在と
    し、蓋体と押しボタンとを樹脂で一体に形成して樹脂の
    弾力性を利用して押しボタンを蓋体にヒンジ結合し、灰
    皿本体に板バネを受け入れる溝を形成し、前記吸い殻投
    入口が蓋体を吸い殻投入口開放位置に移動したとき、そ
    の一部が蓋体によって閉止される広い面積に形成されて
    いることを特徴とする携帯用灰皿。