JP4465182B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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Description

本発明は、鏡を蓋体から簡単かつ安全に取り外すことができ、分別回収の要請に応えることができるコンパクト容器に関するものである。
近年のごみ問題に鑑み、ごみの回収、資源としての再利用を目的として、容器を材質毎に分解し、これらを分別廃棄する使用者の意識が高まり、化粧品容器に関しても、コンパクト容器の大部分を形成する合成樹脂とは異なった異材質部材の分離を課題とした多くの発明が提案されている。
化粧料を収納して携帯するコンパクト容器の多くは、場所を選ばず手軽に使用者が化粧を行えるように、蓋体の天井面に鏡が取り付けられている。しかしながら、硝子により構成されたこの鏡も、プラスチックが主材料である容器本体及び蓋体に対して異材質となるため、上述の理由によりコンパクト容器を廃棄する際、取り外すことが望ましい。
そして、鏡の分別廃棄を目的としたコンパクト容器として様々なものがある(例えば、特許文献1〜3)。
特開平10-14652号公報 特開平10-66622号公報 特開2000-60635号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコンパクト容器は、コンパクト容器を開いた状態で鏡の取り外し作業を行わなければならず、鏡の取り外し作業時にコンパクト容器内に残存した化粧料等が飛散し、鏡の分離を円滑に行うことができないという問題があった。
また、特許文献2に記載のコンパクト容器は、蓋体を蓋本体と天板の2部材に分解することにより鏡を取り外すため、天板を回収し忘れたりする等、鏡の取り外し作業後のコンパクト容器の分別回収が煩雑になるという問題があった。
また、特許文献3に記載のコンパクト容器は、弾性体により付勢された鏡を付勢力に抗してスライドさせて取り外すため、鏡をスライドさせる際に鏡に手を触れることとなり、使用者を傷つける可能性があるという問題があった。
そこで本発明は、化粧料等が飛散することなく鏡の分離を円滑に行うことができ、鏡の取り外し作業後のコンパクト容器の分別回収が容易であり、鏡の分離時に使用者を傷つける可能性がないコンパクト容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る代表的なコンパクト容器は、化粧料等の内容物を収容する容器本体と、該容器本体との間に回動軸を通してヒンジ部とし、開閉自在に連結した蓋体とからなるコンパクト容器であって、前記蓋体にはヒンジ部近傍に開口したスリットを通して鏡を挿入して保持するポケットが形成され、前記蓋体の背面に着脱して該スリットを閉鎖、開放可能な別体の押さえ部材を構成し、該押さえ部材を前記蓋体に取り付けた状態で、前記押さえ部材と前記蓋体の背面との間に底面側に開口したスペースが形成され、該スペースに前記押さえ部材を前記蓋体から取り外す梃子としてのコイン等を挿入可能とし、前記押さえ部材が前記蓋体に取り付けられて前記スリットを閉鎖しているとき、前記鏡を前記蓋本体のポケットの奥側に付勢して固定することを特徴とする。
本発明により、化粧料等が飛散することなく鏡の分離を円滑に行うことができ、鏡の取り外し作業後のコンパクト容器の分別回収を容易に行うことができ、鏡を蓋体から安全に取り外すことができる。また、押さえ部材があることにより、鏡のガタツキを防止し、且つコンパクト容器の落下時には、鏡の衝撃を吸収することができる
本発明に係るコンパクト容器の実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態にかかるコンパクト容器の斜視図、図2(a)はコンパクト容器の側断面図、図2(b)はコンパクト容器の正面から見た断面図である。図3(a)、図3(b)はそれぞれコンパクト容器の背面図、底面図である。図4は鏡を押さえる押さえ部材近傍の断面拡大図、図5は鏡の取り出しの説明図である。
図1、図2に示すように、コンパクト容器1は、合成樹脂製の容器本体2、蓋体3、押さえ部材4、鏡5を有し、容器本体2、蓋体3を後端で回動軸6によって開閉自在にヒンジ結合している。
容器本体2は、中央に化粧料等の内容物を収納する収納部21、背面にヒンジ用凹部22、正面に掛止凹部23を形成している。蓋体3は、背面にヒンジ用凸部32、正面にフック33を形成しており、内面全体に渡ってポケット3aを形成している。
図3に示すように、ヒンジ用凸部32は、ヒンジ用凹部22に嵌め込まれ、両者の軸穴に回動軸6を通してヒンジ部とし、背面の左右を容器本体2に支持される。これにより、蓋体3が容器本体2に対して回動可能にヒンジ結合される。
図2に示すように、掛止凹部23内には、上端に係合突起24、下端に嵌合スリット25を形成している。また、掛止凹部23内には別体である押圧ボタン7を嵌合スリット25に沿って摺動可能に取り付けている。フック33は、蓋体3を閉じた際に容器本体2の係合突起24に掛止されて蓋体3を容器本体2に閉蓋状態でロックするようになっている。
押圧ボタン7は、前面に使用者が押圧する押圧部71、下面に嵌合スリット25に摺動可能に嵌合する嵌合部72を形成し、それらの間にロック解除片73を形成している。使用に際し、押圧部71を押圧することにより、嵌合部72が嵌合スリット25内へ摺動し、ロック解除片73の先端が掛止凹部23の壁面に沿って上昇してフック33を押し上げる。これにより、係合突起24とフック33のロックが解除され、蓋体3が開く。
蓋体3の中央に形成されるポケット3aは、蓋体3の背面側に外側に開口するスリット3b、蓋体3の内面に開口する窓部3cを形成している。ポケット3a内には、スリット3bから鏡5が挿入されており、窓部3cから鏡5がのぞく状態で、鏡5の裏面の天板部34と鏡5の表面の周縁を覆う枠部35とで鏡5を保持している。
図4に示すように、押さえ部材4は、上端に押さえ部42を有し、押さえ部42の内面にバネ部43を設けている。押さえ部材4は、容器本体2、蓋体3とは別体に構成されており、蓋体3に着脱してスリット3bを閉鎖、開放可能としている。
押さえ部材4は、ヒンジ用凸部32の背面形成された嵌合凹部32aに嵌脱し、押さえ部42がスリット3bに嵌脱する。押さえ部42は、下面に突起44を設けており、突起44が枠部35の上面に設けられた凹部36と係合して、押さえ部材4が嵌合凹部32a内にロックされている。
押さえ部材4を蓋体3に取り付けた状態で、押さえ部材4と蓋体3の背面との間に底面側に開口したスペースSが形成される。スペースSは、押さえ部材4を蓋体3から取り外す梃子としてのコインC等を底面側から挿入できるように横長の形状となっている。
すなわち、押さえ部材4は、押さえ部42と直交する背面部41を形成しており、L字状に形成されている。そして、背面部41は、押さえ部材4を蓋体3に取り付けた際に、外側が蓋体3の天板部34の背面と面一となるように形成されており、内側が嵌合凹部32aとスペースSだけ離れた位置となるように形成されている。
また、回動軸6は、容器本体2と蓋体3のヒンジ用凸部32のみ回動可能に軸支しており、押さえ部材4は回動軸6に軸支されていない。従って、押さえ部材4は蓋体3に取り付けられた状態で、蓋体3と一体となって回動する。
バネ部43は、押さえ部材4の一部として一体に成形されている。このバネ部43は、鏡5を蓋体3のポケット3aの奥側に付勢して固定する付勢手段であって、押さえ部42がスリット3bに嵌合した状態でポケット3aに挿入された鏡5を蓋体3の前方に付勢して鏡5のガタツキを防止している。また、バネ部43はコンパクト容器1の落下時の鏡5の衝撃を吸収し、鏡5の破損を防止している。尚、本実施形態において、バネ部43は、ハの字状の板バネ部としたが、かかる形状に限定されるものではなく、鏡5を付勢する形状であればよく、多様な形状を取ることができる。また、バネ部43は押さえ部材4と別体として構成することもできる。
次に、コンパクト容器1から鏡5を取り出す方法について説明する。まず、図2に示すように、押さえ部材4を蓋体3に取り付け、蓋体3を閉じた状態で、背面に形成されたスペースSに底面側からコインCを挿入し、コインCの端を前面側に押す。これにより、スペースSの奥へ挿入されたコインCの他端が、蓋体3から外れる方向へ押さえ部材4を押圧し、突起44が凹部36から外れ、押さえ部42がスリット3bから外れる。
さらに、図5に示すように、コインCを押して押さえ部材4を容器本体2及び蓋体3から完全に離間した後、コンパクト容器1の背面を下方へ傾ける。これにより、バネ部43により付勢されていた鏡5は自重によりスリット3bからコンパクト容器1外へ脱落し、鏡5を取り出すことができる。
上述のごとく、コンパクト容器1は、蓋体3を閉じた状態で鏡5の取り外し作業を行う構成としたことにより、鏡5の取り外し作業時にコンパクト容器1内に残存した化粧料等が飛散することを防止し、鏡5の分離を円滑に行うことができる。
また、容器本体2及び蓋体3と別体に構成した押さえ部材4を蓋体3から外すことにより鏡5を簡単に取り外すことができる。このため、鏡5の取り外し作業後のコンパクト容器1の分別回収を容易に行うことができる。
また、押さえ部材4を蓋体3から取り外してコンパクト容器1を傾けることにより、鏡5に手を触れることなく鏡5を取り外すことができ、鏡5の取り外し時の怪我を防止することができる。
また、押さえ部材4を取り外すためのコインC等を挿入するスペースSを通常の使用状態では隠れている底面側に開口した構成としたことにより、押さえ部材4が誤って外れ、鏡5が外れてしまうことを防止することができる。
本発明は、分別回収を必要とするコンパクト容器に適用出来る。
本実施形態にかかるコンパクト容器の斜視図である。 (a)コンパクト容器の側断面図、(b)コンパクト容器の正面から見た断面図である。 (a)コンパクト容器の背面図、(b)コンパクト容器の底面図である。 鏡を押さえる押さえ部材近傍の断面拡大図である。 鏡の取り出しの説明図である。
符号の説明
C …コイン
S …スペース
1 …コンパクト容器
2 …容器本体
3 …蓋体
3a …ポケット
3b …スリット
3c …窓部
4 …押さえ部材
5 …鏡
6 …回動軸
7 …押圧ボタン
21 …収納部
22 …ヒンジ用凹部
23 …掛止凹部
24 …係合突起
25 …嵌合スリット
32 …ヒンジ用凸部
32a …嵌合凹部
33 …フック
34 …天板部
35 …枠部
36 …凹部
41 …背面部
42 …押さえ部
43 …バネ部(付勢手段)
44 …突起
71 …押圧部
72 …嵌合部
73 …ロック解除片

Claims (1)

  1. 化粧料等の内容物を収容する容器本体と、該容器本体との間に回動軸を通してヒンジ部とし、開閉自在に連結した蓋体とからなるコンパクト容器であって、
    前記蓋体にはヒンジ部近傍に開口したスリットを通して鏡を挿入して保持するポケットが形成され、
    前記蓋体の背面に着脱して該スリットを閉鎖、開放可能な別体の押さえ部材を構成し、
    該押さえ部材を前記蓋体に取り付けた状態で、前記押さえ部材と前記蓋体の背面との間に底面側に開口したスペースが形成され、該スペースに前記押さえ部材を前記蓋体から取り外す梃子としてのコイン等を挿入可能とし
    前記押さえ部材が前記蓋体に取り付けられて前記スリットを閉鎖しているとき、前記鏡を前記蓋本体のポケットの奥側に付勢して固定することを特徴とするコンパクト容器。
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