JP2003163584A - 可変遅延回路及びその可変遅延回路を用いたシステムlsi - Google Patents

可変遅延回路及びその可変遅延回路を用いたシステムlsi

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Abstract

(57)【要約】 【課題】可変遅延回路においてオフセット、可変刻み幅
およびトランジスタ数を低減することによりシステムL
SIの高速化、小面積化および低電力化を図る。 【解決手段】可変遅延回路内のマルチプレクサをNMO
Sダイナミック論理回路で構成する。可変遅延回路内の
多段のインバータで構成される遅延発生回路DGDに、
デューティ比調整機能を持たせるために、入力信号Sと
前段の遅延出力G1,G2とを入力とする2入力NAN
Dゲート20,30を設ける。これにより、信号を遅延
させる過程で、同時にデューティ比を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変遅延回路に係
り、特に半導体メモリやマイクロプロセッサ等を搭載し
たシステムLSI内の信号のタイミング調整やパルス生
成に用いられる可変遅延回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、第1の従来例を示す可変遅延回
路の構成図である。図1において、参照符号Sは入力ノ
ードまたはその入力信号を示し、TD0〜TD3は遅延
制御信号、Rは可変遅延回路の出力ノードまたは出力ノ
ードの遅延信号、DGは遅延発生回路であり、入力信号
Sを順次遅延した同極性の信号をノードG0〜G3から
発生する。この第1の従来例は、スタティック論理ゲー
ト3段で構成される(すなわち、6個のNANDゲート
と1個のNORゲートで構成される)4入力マルチプレ
クサを有し、遅延制御信号TD0,TD1,TD2,T
D3の4つのいずれかを、“1”、他を“0”とする信
号により信号パスを切り換え、遅延信号Rの遅延を4段
階切り換えることができる。
【0003】すなわち、遅延制御信号(TD0,TD
1,TD2,TD3)が、(1,0,0,0)、(0,
1,0,0)、(0,0,1,0)、(0,0,0,
1)となる4種類である。以下、遅延制御信号(TD
0,TD1,TD2,TD3)を、遅延制御信号TD0
〜TD3と表し、4種類の組合せ(1,0,0,0)〜
(0,0,0,1)を、単に“1000”、“010
0”、“0010”、“0001”と表記する。
【0004】図2に第1の従来例の動作波形を示す。入
力信号Sに対して、遅延制御信号TD0〜TD3により
遅延信号Rの遅延を4段階切り換えた場合を示してい
る。ここで、オフセットtosは遅延信号Rの最小遅延
時間、つまり遅延制御信号TD0〜TD3が“100
0”の場合である。これは可変遅延回路の入力と出力と
の間すなわち、ノードS−R間が最短パスとなる時の遅
延時間であり、2入力論理ゲート3段の遅延に相当す
る。この場合“1000”、“0100”、“001
0”、“0001”の順に遅延が大きく、すなわち遅く
なる。ただし、遅延信号Rの遅延の切り換え段数が増え
るとマルチプレクサの入力数およびゲート段数が増える
ため、オフセットtosも増加する。
【0005】また、可変刻み幅tdwは、遅延信号Rの
遅延を1段階切り換えた場合の差分、つまりノードS−
G1間(すなわち、ノードG0−G1間)、ノードG1
−G2間又はノードG2−G3間の遅延時間であり、イ
ンバータ2段の遅延に相当する。
【0006】図3は、第2の従来例を示す可変遅延回路
の構成図であり、特開平06−97788号公報に開示
されている。図3において、Sは入力信号、TD0〜T
D2は遅延制御信号、Rは遅延信号である。この第2の
従来例は、スタティック論理の4入力複合ゲート1段で
構成される2入力マルチプレクサを複数有し、遅延制御
信号TD0〜TD2でパスを切り換えることにより、遅
延信号Rの遅延を4段階切り換えることができる。
【0007】図4に第2の従来例の動作波形を示す。遅
延制御信号TD0〜TD2により、遅延信号Rの遅延を
4段階切り換えた場合を示している。オフセットtos
は遅延制御信号TD0〜TD2が“0**”の時に、S
−R間が最短パスとなる時の遅延時間であり、4入力複
合論理ゲート1段の遅延に相当する。図1と遅延回路の
構成が異なるため、遅延信号Rの遅延の切り換え段数が
増えてもオフセットは増加しない。なお、ここで、
“*”は、“1”でも“0”でもよいことを示す。
【0008】また、可変刻み幅tdwは遅延信号Rの遅
延を1段階切り換えた場合の差分、つまりノードS−F
0間、ノードE1−F1間またはノードE2−F2間の
遅延時間である。したがって、インバータ1段+4入力
複合論理ゲート1段の遅延に相当する(ノードE2−F
2間はインバータ2段)。なお、この可変遅延回路の出
力ノードの遅延信号Rは“0**”、“10*”、“1
10”、“111”の順に遅延が大きくなる。
【0009】図5(a)〜(c)は、第3の従来例を示す図
であり、(a)はパルス生成回路10の構成図、(b)はこ
のパルス生成回路の可変遅延回路に、図1または図3に
示した従来例の遅延回路を用いた場合の、サイクル時間
が大の場合の動作波形、(c)は同じくサイクル時間が小
の場合の動作波形を示している。図5(a)に示すよう
に、パルス生成回路10は可変遅延回路11とNAND
ゲート12で構成される。Sは入力信号、Rは遅延信
号、Qはパルス信号、tcは入力信号Sのサイクル時
間、twsは入力信号Sのパルス幅(tcに依存せず一
定)、tdは遅延信号Rの遅延時間である。
【0010】図5(b)に示すようにサイクル時間tc
が、tc≧tws+tdと大きい場合、パルス信号Qは
入力信号Sの立ち上がりに同期して立ち下がり、また遅
延信号Rの立ち下がりに同期して立ち上がるので、パル
ス信号Qのパルス幅は遅延信号Rの遅延時間tdとほぼ
等しく正常に動作する。
【0011】一方、図5(c)に示すようにサイクル時間
tcが、tc<tws+tdと小さくなると、前サイク
ル以内に遅延信号Rが立ち上がらないため、入力信号S
が立ち上がってもパルス信号Qは立ち下がらない。つま
り、パルス信号Qは遅延時間tdが大きくなると同時に
パルス幅が遅延信号Rの遅延時間tdより小さくなり誤
動作する。したがって、第1の従来例または第2の従来
例の可変遅延回路を用いた場合のパルス生成回路10の
最小サイクル時間tc(min) は、tws+td とな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】可変遅延回路をシステ
ムLSI内で信号のタイミング調整に用いる場合、その
目的や高速化という観点からオフセットおよび可変刻み
幅の低減、また小面積化や低電力化という観点からトラ
ンジスタ数の低減が要求される。さらに可変遅延回路を
パルス生成回路に用いる場合には、サイクルの高速化が
要求される。
【0013】しかしながら、図1に示した第1の従来例
では、可変刻み幅がインバータ2段相当と小さいが、オ
フセットtosが2入力論理ゲート3段相当で大きい。
しかも遅延信号Rの遅延の切り換え段数に伴ない増加す
る。さらに、4入力マルチプレクサを構成するのに2入
力論理ゲートを7ゲート必要とし、トランジスタ数が4
0個と多い。
【0014】また、図3に示した第2の従来例では、オ
フセットが4入力複合論理ゲート1段相当、可変刻み幅
がインバータ1段+4入力複合論理ゲート1段相当とな
る。しかし、4入力複合論理ゲート1段の遅延はインバ
ータ1〜2段に相当する。このため、オフセットtos
は小さいが可変刻み幅が大きい。トランジスタ数も4入
力複合論理ゲートを3ゲート必要とするため38個と多
い。
【0015】さらに、上記従来例のいずれの可変遅延回
路も、パルス生成回路に用いた場合には、サイクル時間
tcが、tc<tws+tdと小さくなると、誤動作を
起こす。
【0016】そこで、本発明の目的は、オフセット、可
変刻み幅および使用トランジスタ数を低減することがで
きる可変遅延回路を提供することである。
【0017】また、この可変遅延回路を用いてサイクル
の高速化を図ることができるパルス生成回路を提供する
こと、及びこのパルス生成回路を用いて高速化、小面積
化および低電力化を図ることができるシステムLSIを
提供することも本発明の目的である。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る可変遅延回路は、入力信号から順次そ
れぞれ異なる遅延を有する複数の遅延信号を生成する遅
延発生回路と、前記遅延発生回路により生成された複数
の遅延信号から一つの遅延信号を選択制御信号により選
択して出力ノードに出力する選択回路と、前記選択回路
の出力ノードを前記入力信号と同期してリセットするリ
セット手段を具備することを特徴とするものである。
【0019】この可変遅延回路において、前記遅延発生
回路は、前記入力信号と直列に接続した複数段の遅延手
段の各接続ノードから遅延した信号を取り出す構成とす
ればよい。前記遅延手段は論理ゲートで構成すれば好適
であり、例えばインバータを用いることができる。
【0020】また、前記遅延発生回路に、前記順次遅延
した信号のデューティ比を小さくする手段を更に具備し
てもよい。入力信号を遅延させる過程で順次デューティ
比を小さくすることにより、サイクルの高速化を図るこ
とができる。
【0021】前記いずれかの可変遅延回路において、前
記選択回路を活性化・非活性化する活性化回路をさらに
設けると共に前記選択回路をダイナミック論理回路で構
成するか、あるいは、前記選択回路をパストランジスタ
論理回路で構成すれば好適である。このように前記選択
回路を、ダイナミック論理回路またはパストランジスタ
論理回路で構成することにより、可変遅延回路のオフセ
ット、可変刻み幅およびトランジスタ数を低減できる。
【0022】前記ダイナミック論理回路にNMOSダイ
ナミック論理回路を、あるいは前記パストランジスタ論
理回路にNMOSパストランジスタ論理回路を用いれば
好適である。
【0023】また、前記可変遅延回路において、前記選
択回路をNMOSダイナミック論理回路またはNMOS
パストランジスタ論理回路で構成した場合、前記入力信
号と同期して出力ノードをリセットするリセット手段
は、前記入力信号の立ち下がりに同期して前記出力ノー
ドをリセットすることを特徴とする。
【0024】また、本発明に係るパルス生成回路は、入
力信号と、該入力信号を可変遅延回路を介して得られる
遅延信号とからパルスを生成するパルス生成回路であっ
て、パルス生成回路を構成する可変遅延回路に上記した
いずれかの可変遅延回路を用いる事を特徴とする。これ
により、パルス幅に依存しないでサイクル高速化を図っ
たパルス生成回路を構成できる。
【0025】さらに、本発明に係るシステムLSIは、
クロックに同期して動作するランダムアクセスメモリを
含むメモリマクロセルと、クロックに同期して動作する
マイクロプロセッシングユニットを含むMPUマクロセ
ルとを少なくとも有し、外部クロックからグローバルク
ロックを生成して前記メモリマクロセルおよび前記MP
Uマクロセルに対してクロックとして供給するグローバ
ルクロックパルス回路を搭載するシステムLSIであっ
て、前記グローバルパルス回路に上記本発明に係るパル
ス生成回路を用いることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。な
お、以下の説明において、同一の参照符号は、同一もし
くは類似のものを示す。
【0027】<実施の形態1>図6は、本発明の第1の
実施の形態を示すダイナミック論理回路形式の可変遅延
回路の構成図である。図6において、参照符号Sは入力
信号、TD0〜TD3は遅延制御信号、Rは遅延信号で
ある。DGは遅延発生回路であり、入力信号Sを順次遅
延した同極性の信号をノードG0〜G3から発生する。
本可変遅延回路はダイナミック論理の4入力マルチプレ
クサを有し、入力信号Sが立ち上がってから遅延信号R
が立ち下がるまでの遅延を、遅延制御信号TD0〜TD
3により4段階切り換え可能である。なお、遅延信号R
の立ち上がりは入力信号Sの立ち下がりに同期する。
【0028】図7に、本実施の形態例の動作波形を示
す。第1の従来例と同様に、遅延制御信号TD0〜TD
3の4ビット入力を、“1000”、“0100”、
“0010”、“0001”と切り換えることにより、
遅延信号Rの遅延を4段階切り換えた場合を示してい
る。オフセットtosは、遅延制御信号TD0〜TD3
の4ビット入力パターンが“1000”の時であり、S
−G0−R間の遅延時間である。
【0029】遅延信号Rの遅延の切り換え段数が増えて
も、マルチプレクサのゲート段数は増えないためオフセ
ットtosは増加しない。また、可変刻み幅tdwは遅
延信号Rの遅延を1段階切り換えた場合の差分、つまり
ノードG0−G1間、ノードG1−G2間又はノードG
2−G3間の遅延時間に相当する。なお、遅延信号R
は、遅延制御信号TD0〜TD3を“1000”、“0
100”、“0010”、“0001”と切り換える順
に遅くなる。
【0030】図8は、図6の遅延発生回路DGを具体的
に示した可変遅延回路の一構成例である。遅延発生回路
DGは多段のインバータで構成されている。本実施の形
態の可変遅延回路は、遅延発生回路と、この遅延発生回
路DGの4つのノードG0,G1,G2,G3から出力
される遅延信号の一つを選択する選択回路と、選択回路
を構成するダイナミック論理回路を活性化する活性化回
路とから構成される。
【0031】活性化回路は、ゲートに入力信号Sが入力
されるPMOSトランジスタPM1とNMOSトランジ
スタNM1により構成される。なお、NMOSトランジ
スタNM1のゲートに入力される信号は、入力信号Sと
同期した信号であれば良い。
【0032】選択回路は、トランジスタPM1のドレイ
ン側に接続された出力ノードRの信号線と、トランジス
タNM1のドレインとの間に接続される。NMOSトラ
ンジスタN0aとN0bで2入力論理ゲートを構成し、
同様にトランジスタN1aとN1b、N2aとN2b、
N3aとN3bで、それぞれ構成される2入力論理ゲー
トにより、選択回路が構成される。すなわち選択回路
は、4個の2入力論理ゲートからなるダイナミック論理
回路で構成される4入力マルチプレクサ回路である。
【0033】遅延発生回路DGのノードG0がトランジ
スタN0bのゲートに、ノードG1がトランジスタN1
bのゲートに、ノードG2をトランジスタN2bのゲー
トに、ノードG3をトランジスタN3bのゲートにそれ
ぞれ接続される。
【0034】一方、遅延制御信号TD0がトランジスタ
N0aのゲートに、TD1がトランジスタN1aのゲー
トに、TD2がトランジスタN2aのゲートに、TD3
がトランジスタN3aのゲートにそれぞれ接続される。
なお、遅延発生回路DGのノードG0は入力信号Sと同
一信号であり、ノードG1,G2,G3となるに従い、
インバータ2段の遅延が加算される。
【0035】以下、図7の動作波形を参照して図8に示
した可変遅延回路の動作について説明する。まず、入力
信号Sがローの状態(“0”)からハイの状態
(“1”)へ立ち上がると、活性化回路のトランジスタ
PM1はオンからオフ状態に、NMOSトランジスタN
M1がオフからオン状態となる。
【0036】このとき遅延制御信号TD0〜TD3が
“1000”の場合、すなわち遅延制御信号TD0が
“1”、TD1〜TD3が“0”の場合、選択回路のN
MOSトランジスタN0aのゲートに“1”が入力され
てオン状態であり、他のNMOSトランジスタN1a,
N2a,N3aのゲートには“0”が入力されてオフ状
態である。すなわち、出力ノードRは遅延制御信号によ
り選択的にNMOSトランジスタN0aに接続された状
態である。
【0037】一方、遅延発生回路DGのノードG0は入
力信号Sと同じであるから遅れなく立ち上がり、ノード
G1は入力信号Sに対してインバータ2段分遅れて立ち
上がり、ノードG2はノードG1に対してインバータ2
段分の遅れが追加されて立ち上がり、ノードG3はノー
ドG2に対してインバータ2段分の遅れが追加されて立
ち上がる。すなわち、入力信号Sが立ち上がると同時に
選択回路のNMOSトランジスタN0bのゲートに
“1”が入力され、NMOSトランジスタN1b,N2
b,N3bのゲートにそれぞれ上記遅延の後に“1”が
入力される。
【0038】したがって、この場合は遅延制御信号TD
0とノードG0により選択回路内のNMOSトランジス
タのうち、トランジスタN0aとN0bだけがオン状態
となる。このとき、活性化回路のトランジスタNM1が
オン状態であるので、出力ノードRは、ロー状態
(“0”)となる。ただし、トランジスタN0a,N0
bによる遅延により、ノードG0−R間にオフセットt
osが生じる。
【0039】以下、同様にして遅延制御信号TD1〜T
D3のいずれかが“1”となることによって、遅延発生
回路DGのノードが一つ選択されて、図7の動作波形図
に示すように、前述したそれぞれのインバータ段数分の
遅延を持って入力信号Sのハイ状態がNMOSトランジ
スタN1b,N2b,Nb3に入力される。この結果出
力ノードRは、遅延発生回路DGのノードG1〜G3の
それぞれの遅延に加えオフセットtosをもって立ち下
がり、ロー状態になる。
【0040】次に、入力信号Sがハイからロー状態に立
ち下がると、活性化回路のトランジスタPM1はオフか
らオン状態に、NMOSトランジスタNM1がオンから
オフ状態となる。従って、遅延制御信号TD0〜TD3
及びノードG0〜G3の状態にかかわらず、出力ノード
Rはリセットされて出力ノードRの最初の状態であるハ
イ状態となる。すなわち、遅延信号Rの立ち上がりは入
力信号Sの立ち下がりに同期する。なお、出力ノードR
の立ち上がりには、入力信号Sの立ち下がりから、トラ
ンジスタPM1がオンするまでの遅延分の遅れの後に立
ち上がる。
【0041】本実施の形態の可変遅延回路では、オフセ
ットtosはノードG0−R間の遅延時間、つまり2入
力論理ゲート1段の遅延に相当する。また、可変刻み幅
tdwはインバータ2段の遅延に相当する。
【0042】図8に示した可変遅延回路のオフセットt
osおよび可変刻み幅tdwの特性と、前述した図1及
び図3に示した従来例の可変遅延回路のオフセットto
sおよび可変刻み幅(平均)tdwの特性をシミュレー
ションした。その結果、図1に示した第1の従来例では
オフセットtosは78ps、可変刻み幅tdwは51
psが得られ、図3に示した第2の従来例では、第1の
従来例に対してオフセットtosは68%減の25p
s、可変刻み幅tdwは43%増の73psが得られ
た。これに対して、本実施の形態の可変遅延回路では、
第1の従来例に対してオフセットtosは63%減の2
9ps、可変刻み幅tdwは10%減の46psが得ら
れ、オフセット及び可変刻み幅を同時に低減できること
が分かった。
【0043】また、4段階の遅延切り換え可能な可変遅
延回路を構成する場合の回路規模について、本実施の形
態と第1及び第2の従来例とを比較すると、第1の従来
例がトランジスタ数40個、第2の従来例が5%減の3
8個であるのに対して、本実施の形態の可変遅延回路
は、45%減の22個と大幅に低減できることが分かっ
た。
【0044】<実施の形態2>図9は、本発明の第2の
実施の形態を示すパストランジスタ論理回路形式の可変
遅延回路の図である。図9において、遅延発生回路DG
は入力信号Sを順次遅延した反極性の信号をノードH0
〜H3から発生する。本実施の形態の可変遅延回路はパ
ストランジスタ論理の4入力マルチプレクサを有し、入
力信号Sが立ち上がってから遅延信号Rが立ち下がるま
での遅延を、遅延制御信号TD0〜TD3により4段階
切り換え可能である。なお、遅延信号Rの立ち上がりは
入力信号Sの立ち下がりに同期する。
【0045】図10に本実施の形態例の動作波形を示
す。前述した実施の形態1と同様に、遅延制御信号TD
0〜TD3を、“1000”、“0100”、“001
0”、“0001”と切り換えることにより、遅延信号
Rの遅延を4段階切り換えた場合を示している。オフセ
ットtosは、遅延制御信号TD0〜TD3が“100
0”の時であり、ノードS−H0−R間の遅延時間であ
る。
【0046】遅延信号Rの遅延の切り換え段数が増えて
も、マルチプレクサのゲート段数は増えないため、オフ
セットtosは増加しない。また、可変刻み幅tdwは
遅延信号Rの遅延を1段階切り換えた場合の差分、つま
りノードH0−H1間、ノードH1−H2間またはノー
ドH2−H3間の遅延時間に相当する。なお、遅延信号
Rは、遅延制御信号TD0〜TD3を“1000”、
“0100”、“0010”、“0001”と切り換え
る順に遅くなる。
【0047】図11は、図9に示した遅延発生回路DG
を具体的に示した可変遅延回路の一構成例である。遅延
発生回路DGは多段のインバータで構成されている。本
実施の形態における可変遅延回路は、遅延発生回路DG
と、入力信号Sを入力として遅延信号Rを出力するPM
OSトランジスタPM2及びNMOSトランジスタNM
2と、遅延制御信号TD0〜TD3がゲートに入力さ
れ、ドレインにNMOSトランジスタNM2のソースが
接続され、ソースに遅延発生回路DGのノードH0〜H
3がそれぞれ接続されるNMOSパストランジスタN0
〜N3からなる選択回路とによって構成される。
【0048】遅延発生回路DGのノードH0は入力信号
Sを入力とするインバータの出力ノードである。このノ
ードH0の信号に対して、ノードH1,H2,H3とな
るに従いインバータ2段の遅延が加算される。
【0049】以下、図10の動作波形を参照して図11
に示す可変遅延回路の動作について説明する。まず、遅
延制御信号TD0〜TD3が“1000”とする。これ
により、パストランジスタN0だけがオンしてトランジ
スタNM2のソースに接続された状態となる。
【0050】このとき、入力信号Sがロー(“0”)の
状態からハイ(“1”)の状態へ立ち上がると、遅延発
生回路のノードH0にはインバータ1段分の遅れでハイ
からロー状態になる。
【0051】一方、トランジスタPM2がオンからオフ
状態に、NMOSトランジスタNM2がオフからオン状
態になるので、遅延発生回路DGのノードH0がトラン
ジスタN0とNM2のソース・ドレイン経路を経由して
出力ノードRに接続される。従って、出力ノードRには
前述したインバータ1段分の遅れと、トランジスタN0
とNM2における遅延を含めた遅れであるオフセットt
os経過後に、ハイからロー状態になる。
【0052】以下、同様にして遅延制御信号TD1〜T
D3のいずれかが“1”となることによって、遅延発生
回路DGのノードが1つ選択されて、図10の動作波形
図に示すように、オフセットtosと、前述したそれぞ
れのインバータ2段分の遅延を持って入力信号Sの反転
信号であるロー状態がノードH1〜H3の対応するパス
トランジスタN1〜N3がトランジスタNM2のソース
に接続される。この結果、出力ノードRは、遅延発生回
路DGのノードH1〜H3のそれぞれの遅延に応じて立
ち下がり、ロー状態となる。
【0053】次に、入力信号Sがハイからロー状態に立
ち下がると、トランジスタNM2がオフ状態となるの
で、遅延発生回路DGのノードH0は出力ノードと切り
離される。これと同時に、トランジスタPM2がオン状
態になり、出力ノードRがトランジスタPM2での遅延
の後にハイ状態に戻る。すなわち、制御信号TD0〜T
D3及びノードH0〜H3の状態にかかわらず、入力信
号Sの立ち下がりに同期して、出力ノードの遅延信号R
はリセットされる。
【0054】本実施の形態の可変遅延回路では、オフセ
ットtosはノードS−H0−R間の遅延時間であり、
3入力論理ゲート1段の遅延に相当する。また、可変刻
み幅はインバータ2段の遅延に相当する。
【0055】図11に示した可変遅延回路のオフセット
tosおよび可変刻み幅tdwの特性を前述した実施の
形態と同様に、シミュレーションした。その結果、本実
施の形態の可変遅延回路では、第1の従来例に対してオ
フセットtosは55%減の35ps、可変刻み幅td
wは24%減の39psが得られた。これより、本実施
の形態におけるパストランジスタ回路を用いた可変遅延
回路の構成でも、オフセット及び可変刻み幅を同時に低
減できることが分かった。
【0056】また、4段階の遅延切り換え可能な可変遅
延回路を構成する場合の本実施の形態の回路規模は、第
1の従来例と比べて50%減のトランジスタ数20個な
ので、更に大幅に低減できることが分かった。
【0057】<実施の形態3>図12は本発明の第3の
実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態のダイナ
ミック論理回路を用いた可変遅延回路の改良回路であ
る。本実施の形態の可変遅延回路では、高速サイクル動
作を可能にするために、遅延発生回路DGにデューティ
比調整回路を設けたデューティ比調整機能付き遅延発生
回路DGDを用いる点が第1の実施の形態例と異なる。
デューティ比調整機能付き遅延発生回路DGDは、入力
信号Sを順次遅延させると同時にデューティ比を小さく
した信号をノードG0〜G3から発生する。
【0058】図13に、本実施の形態の、デューティ比
調整機能付き遅延発生回路DGDを用いた可変遅延回路
の動作波形を示す。第1の実施の形態と同様に、遅延制
御信号TD0〜TD3により、遅延信号Rの遅延を4段
階切り換えた場合の動作波形を示している。オフセット
tos、可変刻み幅tdwは第1の実施の形態と同等に
できる。本実施の形態の可変遅延回路の遅延信号Rは、
ノードG0,G1,G2,G3の順で遅延が大きくなる
と同時にデューティ比が小さくなる点が第1の実施の形
態の可変遅延回路の動作と異なる。
【0059】図15は、図12のデューティ比調整機能
付き遅延発生回路DGDの具体的構成の一例を示す可変
遅延回路の構成図である。デューティ比調整機能付き遅
延発生回路DGDは、多段のインバータおよびNAND
ゲートで構成されている。第1の実施の形態の遅延発生
回路DGとは、ノードG2を出力とするインバータの前
段のインバータの代わりに、ノードG1の出力と入力信
号Sとを入力とする2入力NANDゲート20を設け、
ノードG3を出力とするインバータの前段のインバータ
の代わりに、ノードG2の出力と入力信号Sとを入力と
する2入力NANDゲート30を設けている点が相違す
る。
【0060】NANDゲート20および30は、図13
の動作波形図に示したように、それぞれノードG2及び
G3の立ち下がるタイミングを早くして、図7の動作波
形図と比べてデューティ比を小さくすることができる。
【0061】図5(a)に示した構成のパルス生成回路
10を構成する可変遅延回路11として、第1の実施の
形態の図8に示した可変遅延回路を用いた場合の動作波
形を図14(a)に、本実施の形態の図15に示した可
変遅延回路を用いた場合の動作波形を図14(b)に示
す。なお、それぞれの図は遅延信号Rの遅延を最大にし
た場合を示している。図14(a)及び図14(b)に
おいて、G3は遅延発生回路DGおよびデューティ比調
整機能付き遅延発生回路DGDのノード信号、tcは入
力信号Sのサイクル時間、twsは入力信号Sのパルス
幅(tcに依存せず一定)、tgはノードG3の信号の
遅延時間、tgfは入力信号Sが立ち下がりノードG3
が立ち下がるまでの時間である。
【0062】第1の実施の形態または本実施の形態の可
変遅延回路を用いたパルス生成回路では、いずれもサイ
クル時間tcが小さくなると、前サイクル以内にノード
G3が立ち下がらないため、入力信号Sが立ち上がると
同時に遅延信号Rが立ち下がり、遅延信号Rの遅延が制
御不能となる。このため、図14(a)のように、パル
ス生成回路の出力Qが“1”(ハイ状態)に固定とな
る。なお、図14(b)では、まだ遅延信号Rの遅延が
制御不能にならない状態を示している。
【0063】すなわち、パルス生成回路が正常に動作す
る最小サイクル時間tc(min)は、入力信号Sが立
ち上がってからノードG3が立ち下がるまでの時間であ
り、tc(min)=tws+tgfとなる。図14
(a)の動作波形図では、入力信号Sが立ち下がりノー
ドG3が立ち下がるまでの時間tgfは、ノードG3の
信号の遅延時間tgにほぼ等しい(tgf=tg)。一
方、図14(b)の動作波形図ではノードG3のデュー
ティ比が小さい(tgf<tg)。したがって,本実施
の形態の可変遅延回路は、第1の実施の形態の可変遅延
回路よりも最小サイクル時間tc(min)が小さく、
サイクルの高速化が可能である。
【0064】<実施の形態4>図16は、本発明の第4
の実施の形態を示すパストランジスタ論理回路を用いた
可変遅延回路であり、第2の実施の形態の改良回路を示
している。本実施の形態の可変遅延回路では、高速サイ
クル動作を可能にするため、遅延発生回路DGの代わり
にデューティ比調整機能付き遅延発生回路DGDを用い
る点が第2の実施の形態と異なる。デューティ比調整機
能付き遅延発生回路DGDは、入力信号Sを順次遅延さ
せると同時にデューティ比を小さくした反極性の信号を
ノードH0〜H3から発生する。
【0065】図17に、本実施の形態の可変遅延回路の
動作波形を示す。第2の実施の形態と同様に、遅延制御
信号TD0〜TD3で遅延信号Rの遅延を4段階切り換
えた場合を示している。オフセットtosと可変刻み幅
tdwは、第2の実施の形態と同等にできる。本実施の
形態の可変遅延回路の遅延信号RがノードH0,H1,
H2,H3の順で遅延が大きくなると同時にデューティ
比が小さくなる点が、第2の実施の形態の可変遅延回路
と異なる。
【0066】本実施の形態の可変遅延回路では、第3の
実施の形態の可変遅延回路と同等の効果を得ることがで
き、しかも本実施の形態の可変遅延回路は第2の実施の
形態の可変遅延回路よりもサイクルを高速化できる。
【0067】図18は、図16のデューティ比調整機能
付き遅延発生回路DGDを具体的に示した可変遅延回路
の一構成例である。デューティ比調整機能付き遅延発生
回路DGDは多段のインバータおよびNORゲート2
1,31で構成されている。第2の実施の形態の遅延発
生回路DGとは、ノードH2を出力とするインバータの
前段のインバータの代わりに、ノードH1の出力と入力
信号Sとを入力とする2入力NORゲート21を設け、
ノードH3を出力とするインバータの前段のインバータ
の代わりに、ノードH2の出力と入力信号Sとを入力と
する2入力NORゲート31を設けている点が相違す
る。
【0068】NORゲート21,31は、ノードH2,
H3の立ち上がるタイミングを早くして、デューティ比
を小さくすることができる。
【0069】<実施の形態5>図19は、本発明の第5
の実施の形態を示すパルス生成回路の動作波形図であ
る。図5(a)に示したパルス生成回路10の可変遅延
回路11に、第1〜第4の実施の形態で述べたいずれか
の可変遅延回路を用いた場合の、入力信号Sと、遅延信
号Rと、パルス信号Qの動作波形を示している。入力信
号Sのパルス幅twsは、入力信号Sのサイクル時間t
cに依存せず一定である。
【0070】パルス信号Qは、入力信号Sの立ち上がり
に同期して立ち下がり、遅延信号Rの立ち下がりに同期
して立ち上がる。従って、パルス信号Qのパルス幅tw
pは遅延信号Rの遅延時間tdとほぼ等しくなる。本実
施の形態のパルス生成回路は、第3の従来例と異なり、
遅延信号Rが入力信号Sの立ち下がりに同期して立ち上
がる。そのため、最小サイクル時間tc(min)は、
可変遅延回路に律速される。
【0071】図20は、図5(a)に示したパルス生成
回路10の可変遅延回路11に、図1に示した第1の従
来例の可変遅延回路を適用した場合の特性Aと、図8に
示した第1の実施の形態の可変遅延回路を適用した場合
の特性Bと、図15に示した第3の実施の形態の可変遅
延回路を適用した場合の特性Cとを示す特性線図であ
る。図20において、縦軸はパルス生成回路の最小サイ
クル時間tc(min)であり、横軸はパルス生成回路
のパルス信号Qのパルス幅twpを示す。
【0072】なお、図20はパルス信号Qのパルス幅t
wp(遅延信号Rの遅延tdとほぼ等しい)と、最小サ
イクル時間tc(min)の関係を回路シミュレーショ
ンにより求めた結果を示している。ただし回路シミュレ
ーションは、前提条件として、入力信号Sのパルス幅t
wsを500ps、入力信号Sの立ち上がり時間trと
立ち下がり時間tfを共に40psとして行った。
【0073】図20に示したシミュレーション結果よ
り、第2の実施の形態の可変遅延回路を適用した場合の
特性線Bは、全域に渡って第1の従来例の可変遅延回路
を適用した場合の特性線Aよりも50ps程度最小サイ
クル時間tc(min)の短縮が可能であり、第3の実
施の形態の可変遅延回路を適用した場合は、パルス信号
Qのパルス幅twpにほとんど依存することなく、最小
サイクル時間tc(min)を小さく一定にすることが
可能である。
【0074】これより、実施の形態で述べた本発明に係
るいずれの可変遅延回路を、パルス生成回路に適用して
もサイクル高速化に有効であることがわかる。さらに、
第1及び第2の実施の形態で述べたように、本発明に係
る可変遅延回路はオフセットtosおよび可変刻み幅t
dwが小さく、構成するトランジスタ数が従来例と比べ
て少ないため、パルス生成回路においてパルス幅twp
を細くできる。また、パルス生成回路の小面積化および
低電力化を図ることができる。同等の効果が、第3の実
施の形態において図15に示した可変遅延回路を適用し
た場合でも期待できることは言うまでもない。
【0075】<実施の形態6>図21は、本発明の第6
の実施の形態を示すシステムLSI内のクロックパルス
生成回路に適用した場合のLSIチップの構成図であ
る。システムLSIチップ40はランダムアクセスメモ
リ(RAM)のマクロセル41、マイクロプロセッシン
グユニット(MPU)のマクロセル42等を搭載したL
SIであり、外部クロックCLKに同期して動作する。
【0076】システムLSIを高速化するには、外部ク
ロックCLKが入ってからマクロセルが動作し処理した
データを外部に出力するまでの時間を短縮する必要があ
る。したがって、外部クロックCLKからデューティ比
が小さいクロック(ネガティブエッジの遅延が小さいク
ロック)を生成すれば、クロック伝播用バッファ33を
構成するPMOSとNMOSトランジスタとのβ比調整
により、ネガティブエッジの遅延を犠牲にして、すなわ
ち、ネガティブエッジの遅延が少々大きくなっても、ポ
ジティプエッジの遅延つまりクロック遅延を小さくでき
るので、LSIの高速化を図れる。
【0077】さらに、第5の実施の形態で述べたパルス
生成回路をグローバルクロックGBKを生成するグロー
バルクロックパルス生成回路44に適用すれば、図20
で説明したように小面積化、低電力化およびサイクルの
高速化を図ることができる。一方、各マクロセルでは高
速化を図るためダイナミック論理回路等がしばしば使用
される。その場合、マクロセル内で使用するクロックの
パルス幅を調整する必要があるため、ローカルクロック
LCKを生成するローカルクロックパルス生成回路45
を搭載する。
【0078】このローカルクロックパルス生成回路45
にも、第5の実施の形態で述べたパルス生成回路を適用
することにより、小面積化、低電力化およびサイクルの
高速化を図ることができる。
【0079】従って、第5の実施の形態で述べたパルス
生成回路を用いることにより、システムLSI全体の高
速化、小面積化、低電力化およびサイクル高速化を図る
ことができる。
【0080】以上、本発明の好適な実施の形態例につい
て説明したが、本発明は上記実施の形態例に限定される
ものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内におい
て、種々の設計変更をなし得ることは勿論である。例え
ば、第1及び第2の実施の形態では選択回路をNMOS
ダイナミック論理回路構成、あるいはNMOSパストラ
ンジスタ論理回路構成で説明したが、PMOSダイナミ
ック論理回路、あるいはPMOSパストランジスタ回路
を用いても構成できるし、遅延信号を4段階切り換えで
説明したが、4段階以上の多段階切り換えにも変更でき
ることは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】前述した実施の形態から明らかなよう
に、本発明の可変遅延回路は、回路内のマルチプレクサ
をダイナミック論理回路またはパストランジスタ論理回
路で構成することにより、オフセット、可変刻み幅およ
びトランジスタ数を低減することができる。すなわち、
本発明の可変遅延回路は、第1および第2の従来例と比
較した場合、オフセットを55〜63%、可変刻み幅を
10〜24%、トランジスタ数を45〜50%それぞれ
低減できる。
【0082】また、可変遅延回路内の遅延発生回路を、
入力信号を遅延させる過程で同時にデューティ比を小さ
くするように構成することにより、可変遅延回路をパル
ス生成回路に適用した場合にサイクルの高速化を図るこ
とができる。
【0083】さらに、本発明の可変遅延回路をパルス生
成回路に適用した場合、パルス生成回路のサイクルの高
速化が可能である。
【0084】また、更に本発明の可変遅延回路を適用し
たパルス生成回路を、システムLSIのグローバルクロ
ックパルス生成回路、或いはローカルクロック生成回路
に用いれば、システムLSIの高速化、小面積化、低電
力化、およびサイクル高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の従来例を示す可変遅延回路の構成図。
【図2】図1に示した可変遅延回路の動作波形図。
【図3】第2の従来例を示す可変遅延回路の構成図。
【図4】図3に示した可変遅延回路の動作波形図。
【図5】第3の従来例を示す図であり、(a)はパルス
生成回路の構成図、(b)は従来例の可変遅延回路を用
いた場合のサイクル時間が大の場合の動作波形図、
(c)は同じくサイクル時間が小の場合の動作波形図。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示すダイナミック
論理回路形式の可変遅延回路の構成図。
【図7】図6に示した可変遅延回路の動作波形図。
【図8】図6の遅延発生回路を具体的に示した可変遅延
回路の構成図。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示すパストランジ
スタ論理回路形式の可変遅延回路の構成図。
【図10】図9に示した可変遅延回路の動作波形図。
【図11】図9の遅延発生回路を具体的に示した可変遅
延回路の構成図。
【図12】本発明の第3の実施の形態を示すダイナミッ
ク論理回路形式の可変遅延回路の構成図。
【図13】図12に示した可変遅延回路の動作波形図。
【図14】パルス生成回路の動作波形図であり、(a)
はパルス回路に図8の可変遅延回路を用いた場合、
(b)はパルス回路に図15の可変遅延回路を用いた場
合。
【図15】図13のデューティ比調整機能付き遅延発生
回路を具体的に示した可変遅延回路の構成図。
【図16】本発明の第4の実施の形態を示すパストラン
ジスタ論理回路形式の可変遅延回路の構成図。
【図17】図16に示した可変遅延回路の動作波形図。
【図18】図16のデューティ比調整機能付き遅延発生
回路を具体的に示した可変遅延回路の構成図。
【図19】本発明の第5の実施の形態を示すパルス生成
回路の動作波形図。
【図20】図1の従来例の可変遅延回路と、図8および
図15に示した第1および第3の実施の形態の可変遅延
回路をパルス生成回路に適用した場合の特性線図。
【図21】本発明の第6の実施の形態を示すシステムL
SIの構成図。
【符号の説明】
10…パルス生成回路、11…可変遅延回路、12…N
ANDゲート、20,30…NANDゲート、21,3
1…NORゲート、40…システムLSIチップ、4
1,42…マクロセル、43…クロック伝播用バッフ
ァ、44…グローバルクロックパルス生成回路、45…
ローカルクロックパルス生成回路、S…入力信号(入力
ノード)、R…遅延信号(出力ノード)、Q…パルス信
号、CLK…外部クロック、TD0〜TD3…遅延制御
信号、DG…遅延発生回路、DGD…デューティ比調整
機能付き遅延発生回路、G0〜G3…DG又はDGDで
発生した信号の出力ノード、H0〜H3…DG又はDG
Dで発生した反極性の信号の出力ノード、N0〜N3,
N0a〜N3a,N0b〜N3b,NM1,NM2…N
MOSトランジスタ、PM1,PM2…PMOSトラン
ジスタ、GBK…グローバルクロック、tc…サイクル
時間、tc(min)…最小サイクル時間、tr…立ち
上がり時間、tf…立ち下がり時間、tos…オフセッ
ト、tdw…可変刻み幅、td…遅延信号Rの遅延時
間、tws…入力信号のパルス幅、twp…信号Qのパ
ルス幅、tg…ノードG3の信号の遅延時間、tgf…
入力信号Sが立ち下がりノードG3が立ち下がるまでの
時間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南部 博昭 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 金谷 一男 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 荒川 文彦 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 楠 武志 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5B062 AA01 AA03 AA05 CC09 DD10 HH01 HH08 5B079 AA07 CC02 CC14 DD05 DD06 DD13 DD17 5J001 AA05 BB00 BB10 BB11 BB12 CC02 DD04 DD09 5M024 AA01 AA41 AA54 BB27 DD82 GG01 KK37 PP01 PP02 PP03 PP07 PP10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号から順次それぞれ異なる遅延を有
    する複数の遅延信号を生成する遅延発生回路と、 前記遅延発生回路により生成された複数の遅延信号から
    一つの遅延信号を選択制御信号により選択して出力ノー
    ドに出力する選択回路と、 前記選択回路の出力ノードを前記入力信号と同期してリ
    セットするリセット手段を具備することを特徴とする可
    変遅延回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の可変遅延回路において、前
    記遅延発生回路は、前記入力信号と直列に接続した複数
    段の遅延手段の各接続ノードから遅延した信号を取り出
    すことを特徴とする可変遅延回路。
  3. 【請求項3】請求項2記載の可変遅延回路において、前
    記遅延手段は論理ゲートで構成されることを特徴とする
    可変遅延回路。
  4. 【請求項4】請求項3記載の可変遅延回路において、前
    記遅延発生回路は前記順次遅延した信号のデューティ比
    を小さくする手段を更に具備することを特徴とする可変
    遅延回路。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の可変
    遅延回路において、前記選択回路を活性化・非活性化す
    る活性化回路をさらに具備し、前記選択回路はダイナミ
    ック論理回路で構成されることを特徴とする可変遅延回
    路。
  6. 【請求項6】請求項5記載の可変遅延回路において、前
    記ダイナミック論理回路はNMOSダイナミック論理回
    路であることを特徴とする可変遅延回路。
  7. 【請求項7】請求項1〜4のいずれか1項に記載の可変
    遅延回路において、前記選択回路はパストランジスタ論
    理回路で構成されることを特徴とする可変遅延回路。
  8. 【請求項8】請求項7記載の可変遅延回路において、前
    記パストランジスタ論理回路はNMOSトランジスタで
    構成することを特徴とする可変遅延回路。
  9. 【請求項9】請求項6または8記載の可変遅延回路にお
    いて、前記入力信号と同期して出力ノードをリセットす
    るリセット手段は、前記入力信号の立ち下がりに同期し
    て前記出力ノードをリセットすることを特徴とする可変
    遅延回路。
  10. 【請求項10】入力信号と、該入力信号を可変遅延回路
    を介して得られる遅延信号とからパルスを生成するパル
    ス生成回路であって、前記可変遅延回路に請求項1〜9
    のいずれか1項に記載の可変遅延回路を用いることを特
    徴とするパルス生成回路。
  11. 【請求項11】クロックに同期して動作するランダムア
    クセスメモリを含むメモリマクロセルと、クロックに同
    期して動作するマイクロプロセッシングユニットを含む
    MPUマクロセルとを少なくとも有し、外部クロックか
    らグローバルクロックを生成して前記メモリマクロセル
    および前記MPUマクロセルに対してクロックとして供
    給するグローバルクロックパルス回路を搭載するシステ
    ムLSIであって、前記グローバルパルス回路に請求項
    10記載のパルス生成回路を用いることを特徴とするシ
    ステムLSI。
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