JPH09214305A - 遅延回路およびパルス発生回路 - Google Patents

遅延回路およびパルス発生回路

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JPH09214305A
JPH09214305A JP8018799A JP1879996A JPH09214305A JP H09214305 A JPH09214305 A JP H09214305A JP 8018799 A JP8018799 A JP 8018799A JP 1879996 A JP1879996 A JP 1879996A JP H09214305 A JPH09214305 A JP H09214305A
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JP
Japan
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input
delay circuit
delay
signal
reset
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8018799A
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English (en)
Inventor
Masaya Watanabe
賢哉 渡辺
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤動作することなく立ち上がり入力遅延動作
を行い、かつ設計自由度を向上させることができる。 【解決手段】 縦続接続されたC−MOSインバータ1
〜4と、入力信号がhighレベルのときにONするリ
セットP−MOS5および6を縦続接続点bおよびcに
対してそれぞれ設け、入力信号の立ち上がりに対して
は、C−MOSインバータ1〜4によって通常の遅延動
作を行い、立ち下がり入力に対しては、リセットP−M
OS6によって縦続接続点cをhighレベルにプルア
ップし、またリセットP−MOS5によって縦続接続点
bをlowレベルにプルダウンして速やかにリセットす
ることにより出力信号を立ち下がり入力に同期して変化
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置等にお
ける、縦続接続された複数のCMOSインバータによる
遅延回路およびパルス発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような遅延回路としては、縦
続接続された複数のCMOSインバータにより入力信号
に対して遅延動作をするもの、すなわち入力信号の立ち
上がりと立ち下がりの両方をその縦続接続CMOSイン
バータに設定された遅延時間分だけ遅延させるものがあ
り、このタイプはCMOSインバータの段数が偶数であ
れば同相遅延回路となり、奇数であれば逆相遅延回路と
なる。
【0003】この他に、出力部にNANDゲートあるい
はNORゲートを用い、偶数段の縦続接続CMOSイン
バータによる入力信号の同相遅延信号と入力信号のNA
ND信号あるいはNOR信号を出力することにより、入
力信号の立ち上がりのみを縦続接続CMOSインバータ
の設定遅延時間分だけ遅延させるもの(以下、立ち上が
り入力遅延回路と称する)、あるいは立ち下がりのみを
遅延させるもの(以下、立ち下がり入力遅延回路と称す
る)がある。
【0004】またパルス発生回路としては、出力部にN
ANDゲートあるいはNORゲートを用い、奇数段の縦
続接続CMOSインバータによる入力信号の逆相遅延信
号と入力信号をNANDあるいはNOR出力することに
より、入力信号の立ち上がり(立ち上がり入力)あるい
は立ち下がり(立ち下がり入力)に同期してパルスを発
生するものがある。
【0005】この他に、出力部にNANDゲートあるい
はNORゲートを用い、また上記の立ち上がり入力遅延
回路あるいは立ち下がり入力遅延回路を二つ用いて(す
なわち偶数段の縦続接続CMOSインバータを二つ用い
て)、入力信号の立ち上がりおよび立ち下がり(入力変
化)に同期してパルスを発生するものがある。
【0006】尚、縦続接続CMOSインバータによる遅
延時間は、各CMOSインバータを構成するNMOSお
よびPMOSトランジスタの相互コンダクタンス(以
下、gmと称する)を調整することにより、所望値に設
定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の出力部にNANDゲートあるいはNORゲートのゲー
ト素子を用いた立ち上がり入力遅延回路および立ち下が
り入力遅延回路には、以下に示す問題がある。
【0008】(1) 入力信号と遅延信号のゲート信号
を出力する構成であり、縦続接続CMOSインバータが
入力変化に対して遅延動作をするので、縦続接続CMO
Sインバータの設定遅延時間よりも短い周期の入力信号
に対しては誤動作することがある。
【0009】(2) 縦続接続CMOSインバータの段
数は偶数に制限され、また遅延動作は逆相遅延のみであ
る(同相遅延とするには出力部のゲート素子後段にイン
バータを設ける必要がある)ので、設計自由度が小さ
い。
【0010】(3) 出力部のゲート素子は一般に駆動
能力を大きくできないので、遅延回路の駆動能力を上げ
るためには、出力部ゲート素子の後段にさらに偶数段の
縦続接続CMOSインバータ等のドライバーが必要とな
る。
【0011】図21は上記の誤動作を説明する図であ
り、(a)はNANDゲートを用いた遅延回路の回路
図、(b)は正常動作時のタイミングチャート、(c)
は誤動作時のタイミングチャートである。
【0012】図21(b)および(c)におけるτは、
(a)に示す偶数段の縦続接続CMOSインバータ10
1の設定遅延時間である。
【0013】図21(c)に示すように、縦続接続CM
OSインバータ101の出力信号(点a)が立ち下がる
前に入力信号(入力端子in)が立ち下がると、誤動作
パルスAが出力端子outに出力されてしまう。
【0014】また上記従来のパルス発生回路には、以下
に示す問題がある。
【0015】(1) 入力信号と遅延信号のゲート信号
を出力する構成であり、縦続接続CMOSインバータが
入力変化に対して遅延動作をするので、縦続接続CMO
Sインバータの設定遅延時間よりも短い周期の入力信号
に対しては、第二サイクル以降のパルス発生タイミング
が遅れることがある。
【0016】(2) 出力部のゲート素子は一般に駆動
能力を大きくできないので、パルス発生回路の駆動能力
を上げるためには、出力部ゲート素子の後段にさらに偶
数段の縦続接続CMOSインバータ等のドライバーが必
要となる。
【0017】(3) 縦続接続CMOSインバータが入
力変化に対して遅延動作をするので、偶数段の縦続接続
CMOSインバータを用いたタイプは、使用ゲート数が
多くなり、回路が複雑になってしまう。
【0018】図22は上記のパルス発生タイミングの遅
れを説明する図であり、(a)はNANDゲートを用い
たパルス発生回路の回路図、(b)は正常動作時のタイ
ミングチャート、(c)は誤動作時のタイミングチャー
トである。
【0019】図22(b)および(c)におけるτは、
(a)に示す奇数段の縦続接続CMOSインバータ11
1の設定遅延時間である。
【0020】図22(c)に示すように、縦続接続CM
OSインバータ102の出力信号(点a)が立ち上がる
前に入力信号(入力端子in)が立ち上がると、出力端
子outには入力信号の立ち上がりに同期したパルスが
出力されない。
【0021】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、誤動作することなく立ち上がり入力遅延動
作あるいは立ち下がり入力遅延動作を行い、かつ設計自
由度を向上させることができる遅延回路、および立ち上
がり入力または立ち下がり入力あるいは入力変化に同期
したパルスを確実に発生することができるパルス発生回
路を提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の遅延回路は、縦続接続された
N段のCMOSインバータと、第iないしN段目のCM
OSインバータのうち(i≦N)、奇数段目のCMOS
インバータの入力端子を入力信号の立ち下がりに同期し
てプルアップし、偶数段目のCMOSインバータの入力
端子を入力信号の立ち下がりに同期してプルダウンする
リセット手段とを有することを特徴とするものである。
【0023】ここで上記のリセット手段は、誤動作を回
避する目的では、第N段目のCMOSインバータの入力
端子に対して設けてあれば良く、第i〜N−1段目のC
MOSインバータの入力端子に対するリセット手段は必
ずしも必要ではない。
【0024】第i〜N−1段目のCMOSインバータの
入力端子に対するリセット手段は、貫通電流が流れるの
を防止する目的で付加するものである。
【0025】上記の貫通電流とは、例えば第N−1段目
に対するリセット手段については、直後段である第N段
目に対するリセット手段がリセット動作をするときに、
このリセット手段と、第N−1段目のCMOSインバー
タのPMOSあるいNMOSとの間に流れる電流のこと
である。
【0026】従って請求項1記載の遅延回路によれば、
立ち上がり入力に対しては縦続接続されたCMOSイン
バータによって通常の遅延動作を行い、立ち下がり入力
に対しては、リセット手段によって奇数段目のCMOS
インバータの入力端子をhighレベルにプルアップ
し、また偶数番目のCMOSインバータの入力端子をl
owレベルにプルダウンして速やかにリセットし、出力
信号を立ち下がり入力に同期して変化させることによ
り、ゲート素子を用いずに立ち上がり入力遅延動作を実
現することができ、従って誤動作を回避することができ
る。
【0027】またCMOSインバータの縦続接続段数は
偶数に制限されることがないので、設計自由度を向上さ
せることができる。
【0028】さらに出力部がCMOSインバータなの
で、駆動能力向上のために別にドライバーを設ける必要
がない。
【0029】請求項2記載の遅延回路は、縦続接続され
たN段のCMOSインバータと、第iないしN段目のC
MOSインバータのうち(i≦N)、奇数段目のCMO
Sインバータの入力端子を入力信号の立ち上がりに同期
してプルダウンし、偶数段目のCMOSインバータの入
力端子を入力信号の立ち上がりに同期してプルアップす
るリセット手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0030】ここで上記のリセット手段は、誤動作を回
避する目的では、第N段目のCMOSインバータの入力
端子に対して設けてあれば良く、第i〜N−1段目のC
MOSインバータの入力端子に対するリセット手段は必
ずしも必要ではない。
【0031】第i〜N−1段目のCMOSインバータの
入力端子に対するリセット手段は、貫通電流が流れるの
を防止する目的で付加するものである。
【0032】上記の貫通電流とは、例えば第N−1段目
に対するリセット手段については、直後段である第N段
目に対するリセット手段がリセット動作をするときに、
このリセット手段と、第N−1段目のCMOSインバー
タのPMOSあるいNMOSとの間に流れる電流のこと
である。
【0033】従って請求項2記載の遅延回路によれば、
立ち下がり入力に対しては縦続接続されたCMOSイン
バータによって通常の遅延動作を行い、立ち上がり入力
に対しては、リセット手段によって奇数段目のCMOS
インバータの入力端子をlowレベルにプルダウンし、
また偶数番目のCMOSインバータの入力端子をhig
hレベルにプルアップして速やかにリセットし、出力信
号を立ち上がり入力に同期して変化させることにより、
ゲート素子を用いずに立ち下がり入力遅延動作を実現す
ることができ、従って誤動作を回避することができる。
【0034】またCMOSインバータの縦続接続段数は
偶数に制限されることがないので、設計自由度を向上さ
せることができる。
【0035】さらに出力部がCMOSインバータなの
で、駆動能力向上のために別にドライバーを設ける必要
がない。
【0036】請求項3記載の遅延回路は、第iないしN
段目のCMOSインバータの入力端子に対し、入力信号
をゲート入力とするPMOSトランジスタまたは入力信
号の反転信号をゲート入力とするNMOSトランジスタ
のどちらかを個別に設けてリセット手段としたことを特
徴とする請求項1に記載の遅延回路である。
【0037】請求項4記載の遅延回路は、第iないしN
段目のCMOSインバータの入力端子に対し、入力信号
をゲート入力とするNMOSトランジスタまたは入力信
号の反転信号をゲート入力とするPMOSトランジスタ
のどちらかを個別に設けてリセット手段としたことを特
徴とする請求項2に記載の遅延回路である。
【0038】次に請求項5記載のパルス発生回路は、奇
数段のCMOSインバータよりなる請求項1または3に
記載の遅延回路と、前記遅延回路の入力信号および出力
信号を入力とするNANDゲートとを具備することを特
徴とするものである。
【0039】従って請求項5記載のパルス発生回路によ
れば、奇数段のCMOSインバータよりなる請求項1ま
たは3に記載の遅延回路によって立ち上がり入力逆相遅
延信号を作成し、この立ち上がり入力遅延信号と入力信
号をNAND出力することにより、立ち上がり入力に同
期したパルスを確実に発生することができる。
【0040】請求項6記載のパルス発生回路は、奇数段
のCMOSインバータよりなる請求項2または4に記載
の遅延回路と、前記遅延回路の入力信号および出力信号
を入力とするNORゲートとを具備することを特徴とす
るものである。
【0041】従って請求項6記載のパルス発生回路によ
れば、奇数段のCMOSインバータよりなる請求項2ま
たは4に記載の遅延回路によって立ち下がり入力逆相遅
延信号を作成し、この立ち下がり入力遅延信号と入力信
号をNOR出力することにより、立ち下がり入力に同期
したパルスを確実に発生することができる。
【0042】請求項7記載のパルス発生回路は、第一の
遅延回路と、前記第一の遅延回路の入力信号を反転させ
るインバータと、前記インバータから出力される反転信
号を入力とする第二の前記遅延回路と、前記第一および
第二の遅延回路の出力信号を入力とするNORゲートと
を具備し、前記第一および第二の遅延回路の各々は、偶
数段のCMOSインバータよりなる請求項1または3に
記載の遅延回路により構成されていることを特徴とする
ものである。
【0043】従って請求項7記載のパルス発生回路によ
れば、偶数段のCMOSインバータよりなる請求項1ま
たは3に記載の遅延回路を用いた第一の遅延回路によっ
て立ち上がり入力同相遅延信号を作成し、また偶数段の
CMOSインバータよりなる請求項1または3に記載の
パルス発生回路の遅延回路を用いた第二の遅延回路によ
って入力反転信号の立ち上がりのみを同相遅延させた信
号(すなわち、立ち下がり入力逆相遅延信号)を作成
し、この第一の遅延回路による立ち上がり入力同相遅延
信号と第二の遅延回路による立ち下がり入力逆相遅延信
号をNOR出力することにより、入力変化に同期したパ
ルスを確実に発生することができ、また回路構成を簡素
化することができる。
【0044】請求項8記載のパルス発生回路は、第一の
遅延回路と、前記第一の遅延回路の入力信号を反転させ
るインバータと、前記インバータから出力される反転信
号を入力とする第二の前記遅延回路と、前記第一および
第二の遅延回路の出力信号を入力とするNANDゲート
とを具備し、前記第一および第二の遅延回路の各々は、
偶数段のCMOSインバータよりなる請求項2または4
に記載の遅延回路により構成されていることを特徴とす
るものである。
【0045】従って請求項8記載のパルス発生回路によ
れば、偶数段のCMOSインバータよりなる請求項2ま
たは4に記載の遅延回路を用いた第一の遅延回路によっ
て立ち下がり入力同相遅延信号を作成し、また偶数段の
CMOSインバータよりなる請求項2または4に記載の
遅延回路を用いた第二の遅延回路によって入力反転信号
の立ち下がりのみを同相遅延させた信号(すなわち、立
ち上がり入力逆相遅延信号)を作成し、この第一の遅延
回路による立ち下がり入力同相遅延信号と第二の遅延回
路による立ち上がり入力逆相遅延信号をNAND出力す
ることにより、入力変化に同期したパルスを確実に発生
することができ、また回路構成を簡素化することができ
る。
【0046】
【発明の実施の形態】
第一実施形態 図1は本発明の第一実施形態を示す遅延回路の回路図で
ある。
【0047】図1に示す遅延回路は、立ち上がり入力に
対してのみ遅延動作をして立ち下がり入力に対しては遅
延動作をせず、入力信号と同相の遅延信号を出力する立
ち上がり入力同相遅延回路であり、縦続接続された四段
のCMOSインバータ、すなわちCMOSインバータ
1、2、3および4と、リセット手段であるリセットP
MOSトランジスタ5および6によって構成される。
【0048】CMOSインバータ1はPMOS1pとN
MOS1nを有し、CMOSインバータ2はPMOS2
pとNMOS2nを有し、CMOSインバータ3はPM
OS3pとNMOS3nを有し、またCMOSインバー
タ4はPMOS4pとNMOS4nを有している。
【0049】各CMOSインバータ1〜4における信号
遅延時間はそれぞれτ1 、τ2 、τ3 、τ4 に設定され
ており、従ってこの縦続接続CMOSインバータ全体の
設定遅延時間はτ(=τ1 +τ2 +τ3 +τ4 )とな
る。
【0050】ここでτ4 は可能な限り小さな値に設定さ
れていることが好ましい。
【0051】リセットPMOS5は、そのドレイン端子
が縦続接続点b(CMOSインバータ2の出力端子とC
MOSインバータ3の入力端子の接続点)に、ソース端
子が電源ラインに、またゲート端子が入力端子inにそ
れぞれ接続されている。
【0052】またリセットPMOS6は、そのソース端
子が縦続接続点cに、ドレイン端子が電源ラインに、ま
たゲート端子が入力端子inにそれぞれ接続されてい
る。次に、このような構成を有する本遅延回路の動作に
ついて説明する。
【0053】図2は本遅延回路の動作タイミングを示す
タイミングチャートである。
【0054】まず入力信号がlowレベル(以下、
“L”とする)からhighレベル(以下、“H”とす
る)に変化した場合の「遅延動作」について説明する。
【0055】入力端子inが“L”である定常状態にお
いては、PMOS1p、NMOS2n、PMOS3pお
よびNMOS4nはONしており、NMOS1n、PM
OS2p、NMOS3n、およびPMOS4pはOFF
しているので、縦続接続点aの定常レベルは“H”、点
bの定常レベルは“L”、点cの定常レベルは“H”で
あり、出力端子outは“L”である。
【0056】またリセットPMOS5および6はONし
ている。
【0057】ここで入力端子inが“L”から“H”に
変化すると、リセットPMOS5および6はOFFする
ので、CMOSインバータ1〜4による通常の遅延動作
となる。
【0058】すなわち入力端子inが“L”から“H”
に変化すると、CMOSインバータ1において、PMO
S1pがOFF、NMOS1nがONし、接続点aがC
MOSインバータ1の設定遅延時間τ1 経過後に“H”
から“L”に変化する。
【0059】点aが“L”になると、CMOSインバー
タ2において、NMOS2nがOFF、PMOS2pが
ONし、設定遅延時間τ2 経過後に点bが“H”から
“L”に変化する。
【0060】同様にして、点bが“L”になると、CM
OSインバータ3において、PMOS3pがOFF、N
MOS3nがONし、設定遅延時間τ3 経過後に点cが
“L”から“H”に変化し、点cが“H”になると、C
MOSインバータ4において、NMOS4nがOFF、
PMOS4pがONし、設定遅延時間τ4 経過後に出力
端子outが“L”から“H”に変化する。
【0061】このように立ち上がり入力に対しては、設
定遅延時間τ経過後に出力信号が立ち上がる。
【0062】次に入力信号が“H”から“L”に変化し
た場合の「“非”遅延動作」について説明する。
【0063】入力端子inが“H”である定常状態にお
いては、NMOS1n、PMOS2p、NMOS3n、
およびPMOS4pはONしており、点aの定常レベル
は“L”、点bの定常レベルは“H”、点cの定常レベ
ルは“L”であり、出力端子outは“H”である。
【0064】またリセットPMOS5および6はOFF
している。
【0065】ここで入力端子inが“H”から“L”に
変化すると、リセットPMOS6がONするので、点c
は速やかに“H”にリセットされ、NMOS4nがON
し、またCMOSインバータ4の設定遅延時間τ4 は非
常に小さな値に設定されているので、出力端子outは
立ち下がり入力に同期して“H”から“L”に変化す
る。
【0066】また入力端子inが“H”から“L”に変
化すると、リセットPMOS5もONし、点bは速やか
に“L”にリセットされ、NMOS3nがOFFする。
このように立ち下がり入力に対しては、リセットPM
OS6によって点cを速やかに“H”にリセットするこ
とにより、立ち下がり入力に同期して出力信号が立ち下
がる(立ち下がり入力に対しては“非“遅延動作とな
る)。
【0067】またリセットPMOS5によって点bを速
やかに“L”にリセットし、NMOS3nをOFFさせ
ることにより、リセットPMOS6がONしたときに、
リセットPMOS6からNMOS3nへのパスで貫通電
流が流れるのを防止する。
【0068】以上のように第一実施形態の遅延回路によ
れば、立ち下がり入力に同期してリセット動作を行うリ
セット手段を設け、ゲート素子を用いずに立ち下がり入
力“非”遅延動作を実現することにより、入力信号が
“L”である期間が設定遅延時間τより短い場合の誤動
作を回避することができる。
【0069】さらに出力部がCMOSインバータなの
で、駆動能力向上のために別にドライバーを設ける必要
がない。
【0070】尚、リセットPMOS5に替えて、図3に
示すように、入力信号を反転させるインバータ7と、そ
のドレイン端子が点cに、ソース端子がアースライン
に、またゲート端子がインバータ7の出力端子にそれぞ
れ接続されているリセットNMOS8によってリセット
手段を構成しても良い。
【0071】図1のリセットPMOS5を用いた場合に
は、リセットPMOS5がONしても、基板効果により
点bの電位が完全に0[V]まで下がらないので、NM
OS3nが完全にOFFできず、CMOSインバータ3
に少量の貫通電流が流れる危険性があるが、図3のリセ
ット手段によれば、点bの電位を完全に0[V]にする
ことができる。
【0072】またリセットPMOS5を設けない構成と
しても良い。
【0073】またリセットPMOS6に替えて、図4に
示すように、入力信号を反転させるインバータ9と、そ
のソース端子が点cに、ドレイン端子が電源ラインに、
またゲート端子がインバータ9の出力端子にそれぞれ接
続されているリセットNMOS10によってリセット手
段を構成しても良い。
【0074】また本実施形態においては、立ち下がり入
力に対してリセット手段を動作させる構成としたが、立
ち上がり入力に対して動作させる構成としても良く、こ
の場合は立ち下がり入力遅延回路となる。
【0075】また本実施形態においては、四段のCMO
Sインバータを用いたが、CMOSインバータの段数は
任意に設定することができ、奇数段とした場合は逆相遅
延回路となる。
【0076】第二実施形態 図5は本発明の遅延回路の第二実施形態を示す回路図で
ある。
【0077】図5に示す遅延回路は、立ち上がり入力に
対してのみ遅延動作をして立ち下がり入力に対しては遅
延動作をせず、入力信号と逆相の遅延信号を出力する立
ち上がり入力逆相遅延回路であり、図1の遅延回路のC
MOSインバータ4の後段に、さらにPMOS11pと
NMOS11nからなるCMOSインバータ11を縦続
接続し、この接続点dに対してリセットPMOS12を
設けたものである。
【0078】各CMOSインバータ11における信号遅
延時間はそれぞれτ5 に設定されており、従ってこの五
段の縦続接続CMOSインバータ全体の設定遅延時間は
τ´(=τ1 +τ2 +τ3 +τ4 +τ5 =τ+τ5 )と
なる。
【0079】ここでτ5 は可能な限り小さな値に設定さ
れていることが好ましい。
【0080】リセットPMOS12は、そのソース端子
が縦続接続点dに、ドレイン端子がアースに、またゲー
ト端子が入力端子inにそれぞれ接続されている。
【0081】次に、このような構成を有する本遅延回路
の動作について説明する。
【0082】図6は本遅延回路の動作タイミングを示す
タイミングチャートである。
【0083】まず入力信号が“L”から“H”に変化し
た場合の「遅延動作」について説明する。
【0084】入力端子inが“L”である定常状態にお
いては、PMOS1p、NMOS2n、PMOS3p、
NMOS4nおよびPMOS5pがONしており、点d
の定常レベルは“L”であり、出力端子outは“H”
である。
【0085】またリセットPMOS5、6、および12
はONしている。
【0086】ここで入力端子inが“L”から“H”に
変化すると、リセットPMOS5、6、および12はO
FFするので、本遅延回路はCMOSインバータ1〜
4、および11による通常の遅延動作となる。
【0087】すなわち入力端子inが“L”から“H”
に変化すると、CMOSインバータ1〜4によって入力
信号が遅延され、入力変化からτ経過後に点dが“L”
から“H”に変化する。
【0088】点dが“H”になると、NMOS11nが
ONし、図2に示すように、CMOSインバータ11の
設定遅延時間τ5 経過後に出力端子outが“H”から
“L”に変化する。
【0089】このように立ち上がり入力に対しては、設
定遅延時間τ´経過後に出力信号が立ち下がる。
【0090】次に入力信号が“H”から“L”に変化し
た場合の「“非”遅延動作」を説明する。
【0091】入力端子inが“H”である定常状態にお
いては、NMOS1n、PMOS2p、NMOS3n、
PMOS4p、およびNMOS11nがONしており、
点dの定常レベルは“H”であり、出力端子outは
“L”である。
【0092】またリセットPMOS5、6、および12
はOFFしている。
【0093】ここで入力端子inが“H”から“L”に
変化すると、リセットPMOS12がONするので、点
dは速やかに“L”にリセットされ、PMOS5pがO
Nし、またCMOSインバータ5の設定遅延時間τ5 は
非常に小さな値に設定されているので、出力端子out
は立ち下がり入力に同期して“L”から“H”に変化す
る。
【0094】また入力端子inが“L”から“H”に変
化すると、リセットPMOS5および6もONし、点b
は“L”に、点cは“H”に、それぞれ速やかにリセッ
トされ、NMOS3nおよびPMOS4pがOFFす
る。
【0095】このように立ち下がり入力に対しては、リ
セットPMOS12によって点dを速やかに“L”にリ
セットすることにより、立ち下がり入力に同期して出力
信号が立ち上がる(立ち下がり入力に対しては“非“遅
延動作となる)。
【0096】またリセットPMOS6によって点cを速
やかに“H”にリセットし、PMOS4pをOFFさせ
ることにより、リセットPMOS12がONしたとき
に、PMOS4pからリセットPMOS12へのパスで
貫通電流が流れるのを防止し、さらにリセットPMOS
5によって点bを速やかに“L”にリセットし、NMO
S3nをOFFさせることにより、リセットPMOS6
がONしたときに、リセットPMOS6からNMOS3
nへのパスで貫通電流が流れるのを防止する。
【0097】以上のように第二実施形態によれば、立ち
下がり入力に同期してリセット動作を行うリセット手段
を設け、ゲート素子を用いずに立ち下がり入力“非”遅
延動作を実現することにより、入力信号が“L”である
期間が設定遅延時間τ´より短い場合の誤動作を回避す
ることができる。
【0098】さらに出力部がCMOSインバータなの
で、駆動能力向上のために別にドライバーを設ける必要
がない。
【0099】尚、リセットPMOS12に替えて、図3
に示すリセット手段を点d対して用いても良い。
【0100】またリセットPMOS5を設けない構成、
あるいはリセットPMOS5および6を設けない構成と
しても良い。
【0101】第三実施形態 図7は本発明の第三実施形態を示す遅延回路の回路図で
ある。
【0102】図7に示す遅延回路は、立ち下がり入力に
対してのみ遅延動作をして立ち上がり入力に対しては遅
延動作をせず、入力信号と同相の遅延信号を出力する立
ち下がり入力同相遅延回路であり、図1の遅延回路にお
いて、リセットPMOS5および6に替えて、リセット
NMOS13を縦続接続点bに対して設け、およびリセ
ットNMOS14を縦続接続点cに対して設けたもので
ある。
【0103】次に、このような構成を有する本遅延回路
の動作について説明する。
【0104】図8は本遅延回路の動作タイミングを示す
タイミングチャートである。
【0105】まず入力信号が“H”から“L”に変化し
た場合の「同相遅延動作」について説明する。
【0106】入力端子inが“H”である定常状態にお
いては、NMOS1n、PMOS2p、NMOS3n、
およびPMOS4pがONしており、またリセットNM
OS13および14はONしており、出力端子outは
“H”である。
【0107】ここで入力端子inが“H”から“L”に
変化すると、リセットNMOS13および14はOFF
するので、CMOSインバータ1〜4による通常の遅延
動作となり、入力信号は各CMOSインバータ1〜4に
おいてそれぞれ所定時間遅延され、図7に示すように、
縦続接続CMOSインバータ全体の設定遅延時間τ(=
τ1 +τ2 +τ3 +τ4 )経過後に出力端子outが
“H”から“L”に変化する。
【0108】すなわち立ち上がり入力に対して、設定遅
延時間τ経過後に出力信号が立ち下がる。
【0109】次に入力信号が“L”から“H”に変化し
た場合の「同相“非”遅延動作」について説明する。
【0110】入力端子inが“L”から“H”に変化す
ると、リセットNMOS14がONするので、点cは速
やかに“L”にリセットされ、PMOS4pがONし、
またCMOSインバータ4の設定遅延時間τ4 は非常に
小さな値に設定されているので、出力端子outは立ち
上がり入力に同期して“L”から“H”に変化する。
【0111】また入力端子inが“L”から“H”に変
化すると、リセットNMOS13もONし、点bは速や
かに“H”にリセットされ、PMOS3pがOFFす
る。
【0112】このように、立ち上がり入力に対しては、
リセットNMOS14によって点cを速やかに“L”に
リセットすることにより、立ち上がり入力に同期して出
力信号が立ち上がる(立ち上がり入力に対しては“非
“遅延動作となる)。
【0113】またリセットNMOS13によって点bを
速やかに“H”にリセットし、PMOS3pをOFFさ
せることにより、リセットNMOS14がONしたとき
に、PMOS3pからリセットNMOS14へのパスで
貫通電流が流れるのを防止する。
【0114】以上のように第三実施形態によれば、立ち
上がり入力に同期してリセット動作を行うリセット手段
を設け、ゲート素子を用いずに立ち上がり入力“非”遅
延動作を実現することにより、入力信号が“H”である
期間が設定遅延時間τより短い場合の誤動作を回避する
ことができる。
【0115】さらに出力部がCMOSインバータなの
で、駆動能力向上のために別にドライバーを設ける必要
がない。
【0116】尚、リセットNMOS13に替えて、図9
に示すように、入力信号を反転させるインバータ15
と、そのドレイン端子が点bに、ソース端子が電源ライ
ンに、またゲート端子がインバータ15の出力端子にそ
れぞれ接続されているリセットPMOS16によってリ
セット手段を構成しても良い。
【0117】またリセットNMOS13を設けない構成
としても良い。
【0118】またリセットNMOS14に替えて、図1
0に示すように、入力信号を反転させるインバータ17
と、そのソース端子が点cに、ドレイン端子がアースラ
インに、またゲート端子がインバータ17の出力端子に
それぞれ接続されているリセットPMOS18によって
リセット手段を構成しても良い。
【0119】第四実施形態 図11は本発明の第四実施形態を示す遅延回路の回路図
である。
【0120】図11に示す遅延回路は、立ち下がり入力
に対してのみ遅延動作をして立ち上がり入力に対しては
遅延動作をせず、入力信号と逆相の遅延信号を出力する
立ち下がり入力逆相遅延回路であり、図5のリセットP
MOS5、6、および12に替えて、図7のリセットN
MOS13および14を設け、さらにリセットNMOS
19を接続点dに対して設けたものである。
【0121】リセットNMOS19は、そのドレイン端
子が点dに、ソース端子がアースに、またゲート端子が
入力端子inにそれぞれ接続されている。
【0122】次に、このような構成を有する本遅延回路
の動作について説明する。
【0123】図12は本遅延回路の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。
【0124】まず入力信号が“H”から“L”に変化し
た場合の「逆相遅延動作」について説明する。
【0125】入力端子inが“H”である定常状態にお
いては、出力端子outは“L”であり、リセットNM
OS13、14、および19はONしている。
【0126】ここで入力端子inが“H”から“L”に
変化すると、リセットNMOS13、14、および19
はOFFし、CMOSインバータ1〜4および11によ
る通常の遅延動作となり、入力信号は各CMOSインバ
ータにおいてそれぞれ所定時間遅延され、図12に示す
ように、縦続接続CMOSインバータ全体の設定遅延時
間τ´(=τ1 +τ2 +τ3 +τ4 +τ5 )経過後に出
力端子outが“L”から“H”に変化する。
【0127】すなわち入力信号の立ち下がりに対して
は、設定遅延時間τ´経過後に出力信号が立ち上がる。
【0128】次に入力信号が“L”から“H”に変化し
た場合の「逆相“非”遅延動作」について説明する。
【0129】入力端子inが“L”から“H”に変化す
ると、リセットNMOS14がONするので、点dは速
やかに“H”にリセットされ、NMOS11nがON
し、またCMOSインバータ5の設定遅延時間τ5 は非
常に小さな値に設定されているので、出力端子outは
立ち下がり入力に同期して“H”から“L”に変化す
る。
【0130】また入力端子inが“L”から“H”に変
化すると、リセットNMOS13および14もONし、
点bは“H”に、点cは“L”に、それぞれ速やかにリ
セットされ、PMOS3pおよびNMOS4nがOFF
する。
【0131】このように、立ち上がり入力に対しては、
リセットNMOS19によって点dを速やかに“H”に
リセットすることにより、立ち上がり入力に同期して出
力信号が立ち下がる(立ち上がり入力に対しては“非
“遅延動作となる)。
【0132】またリセットNMOS14によって点cを
速やかに“L”にリセットし、NMOS4nをOFFさ
せることにより、リセットNMOS19がONしたとき
に、リセットNMOS19からNMOS4nへのパスで
貫通電流が流れるのを防止し、さらにリセットNMOS
13によって点bを速やかに“H”にリセットし、PM
OS3pをOFFさせることにより、リセットNMOS
14がONしたときに、PMOS3pからリセットNM
OS14へのパスで貫通電流が流れるのを防止する。
【0133】以上のように第四実施形態によれば、立ち
上がり入力に同期してリセット動作を行うリセット手段
を設け、ゲート素子を用いずに立ち上がり入力“非”遅
延動作を実現することにより、入力信号が“H”である
期間が設定遅延時間τ´より短い場合の誤動作を回避す
ることができる。
【0134】さらに出力部がCMOSインバータなの
で、駆動能力向上のために別にドライバーを設ける必要
がない。
【0135】尚、リセットNMOS13あるいはリセッ
トNMOS19に替えて、図9に示すPMOSによるリ
セット手段を用いても良く、リセットNMOS14に替
えて、図10に示すPMOSによるリセット手段を用い
ても良い。
【0136】またリセットNMOS13を設けない構
成、あるいはリセットNMOS13および14を設けな
い構成としても良い。
【0137】第五実施形態 図13は本発明の第五実施形態を示すパルス発生回路の
回路図である。
【0138】図13に示すパルス回路は、立ち下がり入
力のみに同期して負極性のパルスを発生するものであ
り、入力信号の立ち上がりのみを逆相遅延させる遅延回
路21と、二入力のNANDゲート22によって構成さ
れる。
【0139】遅延回路21は、上記の第二実施形態にお
いて説明した、図5に示す構成のものを用いる。
【0140】NANDゲート22の一方の入力端子は遅
延回路21の出力端子に接続されており(図中a点で示
す)、他方の入力端子は本パルス発生回路の入力端子i
nに接続されている。
【0141】次に、このような構成を有する本パルス発
生回路の動作について説明する。
【0142】図14は本実施形態の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。
【0143】まず入力信号が“L”から“H”に変化し
た場合の「パルス発生動作」について説明する。
【0144】入力端子inが“L”であるときは、点a
は“H”であり、出力端子outは“H”である。
【0145】ここで入力端子inが“L”から“H”に
変化しても、遅延回路21は逆相遅延動作をするので、
点aは設定遅延時間τ´経過するまでは“H”のままに
保たれ、従って出力端子outは入力変化に同期して
“H”から“L”に変化し、τ経過後に“H”に戻る。
【0146】すなわち立ち上がり入力に同期したパルス
幅τ´の負極性パルスが出力される。
【0147】次に入力信号が“H”から“L”に変化し
た場合は、点aは“L”から“H”に変化するが、入力
端子inと点aがともに“H”となる期間がないので、
出力端子outは“H”のままでありパルスを出力しな
い。
【0148】このとき遅延回路21は非遅延動作をする
ので、点aは立ち下がり入力に同期して“L”から
“H”に変化する。
【0149】以上のように第五実施形態によれば、立ち
下がり入力に同期して、点aのレベル変化が瞬時に行わ
れるので、入力信号の“L”期間が短い場合にも、入力
信号が“H”に戻るとき(立ち上がるとき)には、必ず
点aは“H”になっているので、立ち上がり入力に同期
して確実にパルスを発生することができる。
【0150】第六実施形態 図15は本発明の第六実施形態を示すパルス発生回路の
回路図である。
【0151】図15に示すパルス発生回路は、立ち上が
り入力のみに同期して正極性のパルスを発生するもので
あり、立ち下がり入力のみを遅延させる逆相遅延回路3
1と、二入力のNORゲート32によって構成される。
【0152】遅延回路21は、上記の第四実施形態にお
いて説明した、図9に示す構成のものを用いる。
【0153】NORゲート32の一方の入力端子は遅延
回路31の出力端子に接続されており(図中a点で示
す)、他方の入力端子は本パルス発生回路の入力端子i
nに接続されている。
【0154】次にこのような構成を有する本パルス発生
回路の動作について説明する。
【0155】図16は本パルス発生回路の動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【0156】まず入力信号が“H”から“L”に変化し
た場合の「パルス発生動作」について説明する。
【0157】入力端子inが“H”であるときは、点a
は“L”であり、出力端子outは“L”である。
【0158】ここで入力端子inが“L”から“H”に
変化しても、遅延回路31は逆相遅延動作をするので、
点aは設定遅延時間τ´経過するまでは“L”のままに
保たれ、従って出力端子outは立ち下がり入力に同期
して“L”から“H”に変化し、τ経過後に“L”に戻
る。
【0159】すなわち立ち下がり入力に同期したパルス
幅τ´の正極性パルスが出力される。
【0160】次に入力信号が“L”から“H”に変化し
た場合は、点aは“H”から“L”に変化するが、入力
端子inと点aがともに“L”となる期間がないので、
出力端子outは“L”のままでありパルスを出力しな
い。
【0161】このとき遅延回路31は非遅延動作をする
ので、点aは入力変化に同期して“H”から“L”に変
化する。
【0162】以上のように第六実施形態によれば、立ち
上がり入力に同期して、点aのレベル変化が瞬時に行わ
れるので、入力信号の“H”期間が短い場合にも、入力
信号が“L”に戻るとき(立ち下がるとき)には、必ず
点aは“L”になっているので、立ち下がり入力に同期
して確実にパルスを発生することができる。
【0163】第七実施形態 図17は本発明の第七実施形態を示すパルス発生回路の
回路図である。
【0164】図17に示すパルス回路は、入力変化(立
ち上がり入力および立ち下がり入力)に同期して正極性
のパルスを発生するものであり、入力信号を反転させる
インバータ41と、入力信号の立ち上がりのみを遅延さ
せる同相遅延回路42と、インバータ41による入力反
転信号の立ち上がりのみを遅延させる同相遅延回路43
と、二入力のNORゲート44によって構成される。
【0165】遅延回路42および43は、上記の第一実
施形態において説明した、図1に示す構成のものを用
い、両遅延回路の設定遅延時間はともにτであるとす
る。
【0166】同相遅延回路43の入力端子はインバータ
41の出力端子に接続されており(図中a点で示す)、
またNORゲート44の一方の入力端子は遅延回路42
の出力端子に接続されており(図中b点で示す)、他方
の入力端子は遅延回路43の出力端子に接続されている
(図中c点で示す)。
【0167】次にこのような構成を有する本パルス発生
回路の動作について説明する。
【0168】図18は本パルス発生回路の動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【0169】まず入力信号が“H”から“L”に変化し
た場合の「パルス発生動作」について説明する。
【0170】入力端子inが“L”であるときは、点a
は“H”、点bは“L”、点cは“H”であり、出力端
子outは“L”である。
【0171】ここで入力端子inが“L”から“H”に
変化すると、遅延回路42は同相遅延動作をするので、
点bは設定遅延時間τ経過するまでは“L”のままに保
たれる。
【0172】また点aは立ち上がり入力に同期して
“H”から“L”に変化し、このとき遅延回路43は非
遅延動作をするので、点cは点aのレベル変化に同期し
て、すなわち立ち上がり入力に同期して“H”から
“L”に変化する。
【0173】従って出力端子outは入力変化に同期し
て“L”から“H”に変化し、τ経過後に“L”に戻
る。
【0174】すなわち立ち上がり入力に同期したパルス
幅τの正極性パルスが出力される。次に入力信号が
“H”から“L”に変化した場合の「パルス発生動作」
について説明する。
【0175】入力端子inが“H”から“L”に変化す
ると、遅延回路42は非遅延動作をするので、点bはこ
の立ち下がり入力に同期して“H”から“L”に変化す
る。また点aは立ち下がり入力に同期して“L”から
“H”に変化し、このとき遅延回路43は同相遅延動作
をするので、点cは点aのレベル変化、すなわち入力端
子inのレベル変化から設定遅延時間τを経過するまで
は“L”のままに保たれる。
【0176】従って出力端子outは立ち下がり入力に
同期して“L”から“H”に変化し、τ経過後に“L”
に戻る。
【0177】すなわち立ち下がり入力に同期したパルス
幅τの正極性パルスが出力される。以上のように第七実
施形態によれば、立ち上がり入力同相遅延回路42およ
び43として、リセット手段を設けることによりゲート
素子を用いずに構成された図1に示す遅延回路を用いる
ことにより、遅延回路42および43に起因する誤動作
を回避して、入力変化に同期して確実にパルスを発生す
ることができ、また回路構成を簡素化することができ
る。
【0178】第八実施形態 図19は本発明の第八実施形態を示すパルス発生回路の
回路図である。
【0179】図19に示すパルス発生回路は、入力変化
(立ち上がり入力および立ち下がり入力)に同期して負
極性のパルスを発生するものであり、図17のパルス発
生回路において、遅延回路42および43に替えて、そ
の遅延回路への入力信号の立ち下がりのみを遅延させる
同相遅延回路52および53を用い、またNORゲート
44に替えて、二入力のNANDゲート54を用いたも
のである。
【0180】遅延回路52および53は、上記の第三実
施形態において説明した、図7に示す構成のものを用
い、両遅延回路の設定遅延時間はともにτであるとす
る。
【0181】次に、このような構成を有する本パルス発
生回路の動作について説明する。
【0182】図18は本パルス発生回路の動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【0183】まず入力信号が“H”から“L”に変化し
た場合の「パルス発生動作」について説明する。
【0184】入力端子inが“H”であるときは、点a
は“L”、点bは“H”、点cは“L”であり、出力端
子outは“H”である。
【0185】ここで入力端子inが“H”から“L”に
変化すると、遅延回路52は同相遅延動作をするので、
点bは設定遅延時間τ経過するまでは“H”のままに保
たれる。
【0186】また点aはこの立ち下がり入力に同期して
“L”から“H”に変化し、このとき遅延回路53は非
遅延動作をするので、点cは点aのレベル変化に同期し
て、すなわち立ち下がり入力に同期して“L”から
“H”に変化する。
【0187】従って出力端子outは立ち下がり入力に
同期して“H”から“L”に変化し、τ経過後に“L”
に戻る。
【0188】すなわち立ち下がり入力に同期したパルス
幅τの負極性パルスが出力される。次に入力信号が
“L”から“H”に変化した場合の「パルス発生動作」
について説明する。
【0189】入力端子inが“L”から“H”に変化す
ると、遅延回路52は非遅延動作をするので、点bはこ
の立ち上がり入力に同期して“L”から“H”に変化す
る。また点aは立ち上がり入力に同期して“H”から
“L”に変化し、このとき遅延回路43は同相遅延動作
をするので、点cは点aのレベル変化、すなわち入力端
子inのレベル変化から設定遅延時間τを経過するまで
は“H”のままに保たれる。
【0190】従って出力端子outは立ち上がり入力に
同期して“H”から“L”に変化し、τ経過後に“H”
に戻る。
【0191】すなわち立ち上がり入力に同期したパルス
幅τの負極性パルスが出力される。以上のように第八実
施形態によれば、立ち下がり入力同相遅延回路52およ
び53として、リセット手段を設けることによりゲート
素子を用いずに構成された図7に示す遅延回路を用いる
ことにより、遅延回路52および53に起因する誤動作
を回避して、入力変化に同期して確実にパルスを発生す
ることができ、また回路構成を簡素化することができ
る。
【0192】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1な
いし4に記載の遅延回路によれば、立ち上がり入力ある
いは立ち下がり入力に対してのみ動作するリセット手段
によって、出力信号を立ち上がり入力あるいは立ち下が
り入力に同期して変化させることにより、ゲート素子を
用いずに立ち上がり入力遅延動作あるいは立ち下がり入
力遅延動作を実現することができ、従って誤動作を回避
することができるという効果を有する。
【0193】またCMOSインバータの縦続接続段数は
偶数に制限されることがないので、設計自由度を向上さ
せることができるという効果を有する。
【0194】さらに出力部がCMOSインバータなの
で、駆動能力向上のために別にドライバーを設ける必要
がないという効果を有する。
【0195】請求項5または6に記載のパルス発生回路
によれば、奇数段のCMOSインバータよりなる遅延回
路によって立ち上がり入力逆相遅延信号あるいは立ち下
がり入力逆相遅延信号を作成し、この逆相遅延信号と入
力信号をNANDあるいはNOR出力することにより、
立ち上がり入力あるいは立ち下がり入力に同期したパル
スを確実に発生することができるという効果を有する。
【0196】請求項7または請求項8記載のパルス発生
回路によれば、偶数段のCMOSインバータよりなる第
一の遅延回路によって立ち上がり入力同相遅延信号ある
いは立ち下がり入力同相遅延信号を作成し、また偶数段
のCMOSインバータよりなり、入力反転信号を入力と
する第二の遅延回路によって立ち下がり入力逆相遅延信
号あるいは立ち上がり入力逆相遅延信号を作成し、この
第一の遅延回路による同相遅延信号と第二の遅延回路に
よる逆相遅延信号をNORあるいはNAND出力するこ
とにより、入力変化に同期したパルスを確実に発生する
ことができ、また回路構成を簡素化することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態を示す遅延回路の回路
図である。
【図2】 本発明の第一実施形態の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。
【図3】 本発明の第一実施形態におけるリセット手段
の別の形を示す図である。
【図4】 本発明の第一実施形態におけるリセット手段
の別の形を示す図である。
【図5】 本発明の第二実施形態を示す遅延回路の回路
図である。
【図6】 本発明の第二実施形態の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。
【図7】 本発明の第三実施形態を示す遅延回路の回路
図である。
【図8】 本発明の第三実施形態の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。
【図9】 本発明の第三実施形態におけるリセット手段
の別の形を示す図である。
【図10】 本発明の第三実施形態におけるリセット手
段の別の形を示す図である。
【図11】 本発明の第四実施形態を示す遅延回路の回
路図である。
【図12】 本発明の第四実施形態の動作タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図13】 本発明の第五実施形態を示すパルス発生回
路の回路図である。
【図14】 本発明の第五実施形態の動作タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図15】 本発明の第六実施形態を示すパルス発生回
路の回路図である。
【図16】 本発明の第六実施形態の動作タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図17】 本発明の第七実施形態を示すパルス発生回
路の回路図である。
【図18】 本発明の第七実施形態の動作タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図19】 本発明の第八実施形態を示すパルス発生回
路の回路図である。
【図20】 本発明の第八実施形態の動作タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図21】 従来の遅延回路の一例を示す回路図および
動作タイミングチャートである。
【図22】 従来のパルス発生回路の一例を示す回路図
および動作タイミングチャートである。
【符号の説明】
1、2、3、4、11 CMOSインバータ 1p、2p、3p、4p、11p PMOSトランジス
タ 1n、2n、3n、4n、11n NMOSトランジス
タ 5、6、12、16、18 リセットPMOSトランジ
スタ 7、9、15、17、41 インバ−タ 8、10、13、14、19 リセットNMOSトラン
ジスタ 21、31、42、43、52、53 遅延回路 22、54 NANDゲート 32、44 NORゲート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦続接続されたN段のCMOSインバー
    タと、 第iないしN段目のCMOSインバータのうち(i≦
    N)、奇数段目のCMOSインバータの入力端子を入力
    信号の立ち下がりに同期してプルアップし、偶数段目の
    CMOSインバータの入力端子を入力信号の立ち下がり
    に同期してプルダウンするリセット手段とを有すること
    を特徴とする遅延回路。
  2. 【請求項2】 縦続接続されたN段のCMOSインバー
    タと、 第iないしN段目のCMOSインバータのうち(i≦
    N)、奇数段目のCMOSインバータの入力端子を入力
    信号の立ち上がりに同期してプルダウンし、偶数段目の
    CMOSインバータの入力端子を入力信号の立ち上がり
    に同期してプルアップするリセット手段とを有すること
    を特徴とする遅延回路。
  3. 【請求項3】 前記リセット手段は、第iないしN段目
    のCMOSインバータの入力端子に対し、入力信号をゲ
    ート入力とするPMOSトランジスタまたは入力信号の
    反転信号をゲート入力とするNMOSトランジスタのど
    ちらかを個別に設けたものであることを特徴とする請求
    項1に記載の遅延回路。
  4. 【請求項4】 前記リセット手段は、第iないしN段
    目のCMOSインバータの入力端子に対し、入力信号を
    ゲート入力とするNMOSトランジスタまたは入力信号
    の反転信号をゲート入力とするPMOSトランジスタの
    どちらかを個別に設けたものであることを特徴とする請
    求項2に記載の遅延回路。
  5. 【請求項5】 奇数段のCMOSインバータよりなる請
    求項1または3に記載の遅延回路と、 前記遅延回路の入力信号および出力信号を入力とするN
    ANDゲートとを具備することを特徴とするパルス発生
    回路。
  6. 【請求項6】 奇数段のCMOSインバータよりなる請
    求項2または4に記載の遅延回路と、 前記遅延回路の入力信号および出力信号を入力とするN
    ORゲートとを具備することを特徴とするパルス発生回
    路。
  7. 【請求項7】 第一の遅延回路と、 前記第一の遅延回路の入力信号を反転させるインバータ
    と、 前記インバータから出力される反転信号を入力とする第
    二の前記遅延回路と、 前記第一および第二の遅延回路の出力信号を入力とする
    NORゲートとを具備し、 前記第一および第二の遅延回路の各々は、偶数段のCM
    OSインバータよりなる請求項1または3に記載の遅延
    回路により構成されていることを特徴とするパルス発生
    回路。
  8. 【請求項8】 第一の遅延回路と、 前記第一の遅延回路の入力信号を反転させるインバータ
    と、 前記インバータから出力される反転信号を入力とする第
    二の前記遅延回路と、 前記第一および第二の遅延回路の出力信号を入力とする
    NANDゲートとを具備し、 前記第一および第二の遅延回路の各々は、偶数段のCM
    OSインバータよりなる請求項2または4に記載の遅延
    回路により構成されていることを特徴とするパルス発生
    回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6249150B1 (en) 1998-10-09 2001-06-19 Nec Corporation Clock signal generator circuit
JP2006352230A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Hoya Corp 電圧固定用回路
JPWO2013031013A1 (ja) * 2011-09-02 2015-03-23 富士通株式会社 位相調整回路及びインターフェイス回路

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