JP2000349602A - 論理回路 - Google Patents

論理回路

Info

Publication number
JP2000349602A
JP2000349602A JP11155925A JP15592599A JP2000349602A JP 2000349602 A JP2000349602 A JP 2000349602A JP 11155925 A JP11155925 A JP 11155925A JP 15592599 A JP15592599 A JP 15592599A JP 2000349602 A JP2000349602 A JP 2000349602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
circuit
output
signal
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11155925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000349602A5 (ja
JP3665231B2 (ja
Inventor
Yohei Akita
庸平 秋田
Naoki Kato
直樹 加藤
Kazuo Yano
和男 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15592599A priority Critical patent/JP3665231B2/ja
Priority to US09/583,720 priority patent/US6320421B1/en
Publication of JP2000349602A publication Critical patent/JP2000349602A/ja
Priority to US09/946,440 priority patent/US6970017B2/en
Publication of JP2000349602A5 publication Critical patent/JP2000349602A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3665231B2 publication Critical patent/JP3665231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/356104Bistable circuits using complementary field-effect transistors
    • H03K3/356113Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the input circuit
    • H03K3/356147Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the input circuit using pass gates
    • H03K3/356156Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the input circuit using pass gates with synchronous operation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
    • H03K17/693Switching arrangements with several input- or output-terminals, e.g. multiplexers, distributors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/3562Bistable circuits of the master-slave type
    • H03K3/35625Bistable circuits of the master-slave type using complementary field-effect transistors

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来と同じ遅延時間で、かつ、データ選択機能
を持つD型フリップフロップ回路DFFとして動作する
論理回路を提供する。 【解決手段】入力端子I1(I2)から出力端子O1迄
の各データ伝播経路を、従来のDFFと同様、経路が4
個の論理ゲートとなるように2個のトランスミッション
ゲートTG10a(TG10b),TG11と、2個の
インバータIV10,IV11で構成する。クロックC
LKと反転した選択信号/selを入力とするNOR1
2a(CLKと選択信号selを入力とするNOR12
b)によりTG10a(TG10b)を制御し、CLK
によりTG11を制御する。選択信号により、2つの入
力データの一方を選択して出力することが可能となる。 【効果】同じ遅延時間でありながら、データ選択機能を
持つDFFをパイプライン回路に用いることにより、パ
イプライン回路の高速化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は論理回路に係り、特
にデータの選択機能を有するフリップフロップ回路とし
て動作する論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】高速動作する論理回路を構成する場合、
組合せ回路中にフリップフロップを挿入して組合せ回路
をフリップフロップで区切られる複数のステージに分割
し、各ステージで並列に処理を実行させる構成、すなわ
ちパイプライン構成とすることが一般に知られている。
パイプライン構成とすることによりスループットを向上
させ、論理回路全体の高速動作を図ることができる。そ
のため、フリップフロップは論理回路を構成する基本回
路となっている。
【0003】図2は、従来用いられてきたフリップフロ
ップ回路の一例であり、5個のインバータIV1〜IV
5と、2個のトライステートインバータTIV1,TI
V2と、2個のトランスミッションゲートTG1,TG
2とから構成されている。このフリップフロップ回路
は、回路動作の基準信号であるクロック信号CLKの立
ち上がり時点での入力信号I1の電圧を取り込み、その
信号を出力端子O1に出力し、再度クロック信号CLK
が立ち上がるまで保持する機能を持つ。図3に、図2の
フリップフロップ回路の真理値表を示す。
【0004】図2に示したフリップフロップ回路を実際
に作成すると、図4のタイミングチャートに示すよう
に、回路に伝播遅延があるため、クロック信号CLKの
立ち上がりから一定の時間(遅延時間td)だけずれて
出力端子O1に信号が出力される。また、入力端子I1
とデータを記憶するノードn1との間にも伝播遅延を持
つ素子が介在するため、クロック信号CLKが立ち上が
るよりも一定時間(セットアップ時間ts)以上前に入
力端子I1への信号が確定していなくてはならない。
【0005】図5は、フリップフロップ回路F/F間に
組合せ回路Combをはさんだパイプライン回路の例で
ある。パイプライン回路では、フリップフロップ回路自
身の遅延(遅延時間tdとセットアップ時間ts)とフ
リップフロップ回路間の遅延時間(すなわち、組合せ回
路の遅延時間tcomb)との和がパイプライン回路の
サイクル時間tcycを決めている。そのため、これら
の遅延時間をできるだけ短くすることが高速動作するパ
イプライン回路を設計する際に重要である。パイプライ
ン回路のサイクル時間tcycは、次式のように決ま
る。
【0006】 tcyc =ts+td+tcomb …(1) 従って、論理回路を高速に動作させるには、このサイク
ル時間tcycを短くすることが必要である。しかし、
大規模集積回路(LSI)に目的の論理機能を持たせる
ためには、組合せ回路Combを削減することはでき
ず、また1素子あたりの遅延時間もフリップフロップ回
路F/Fに比べ小さい。そこで、フリップフロップ回路
の高速化が、論理回路の高速化を達成する上で必要とさ
れている。
【0007】フリップフロップ回路を用いた論理回路の
高速化手法に、フリップフロップ回路中に機能を付加す
る構成が知られている。たとえば、特開平7−2312
46号公報や特開平6−45879号公報などに開示さ
れている。
【0008】特開平7−231246号公報は、フリッ
プフロップ回路の構成要素であるラッチ回路に論理積否
定(NAND)の機能を持たせた例である。このNAN
Dの機能を有するラッチ回路を用いてフリップフロップ
回路を構成した場合、図2に示したインバータIV3あ
るいはインバータIV5をNAND素子に置き換えたよ
うな形のフリップフロップ回路となる。この置き換えに
より、NAND機能を有するフリップフロップ回路を実
現している。
【0009】また、特開平6−45879号公報は、フ
リップフロップ回路にデータの選択機能を持たせた例で
ある。この例では、マスター・スレーブ型のフリップフ
ロップ回路を対象としており、マスター部に複数のデー
タをラッチする機構と、そのうちの一つを選択してスレ
ーブ側に供給する機構を追加することによりデータ選択
機能を有するフリップフロップ回路を実現している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特開平6−45879号公報に開示された従来のデー
タ選択機能付きフリップフロップ回路では、データを保
持する回路が3箇所に必要となるため、面積が大きくな
る。さらに、選択できるデータ数は2つである。
【0011】そこで、本発明の目的は、2つのデータを
選択できるデータ選択機能を持つにもかかわらず動作速
度が従来のフリップフロップ回路と同等であり、かつ、
従来のデータ選択機能付きフリップフロップ回路と比べ
て面積が小さいデータ選択機能付きフリップフロップ回
路として動作する論理回路を提供することである。ま
た、3個以上のデータが選択できるデータ選択機能付き
フリップフロップ回路として動作する論理回路を提供す
ることも本発明の目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の論理
回路は、第1および第2のデータ入力端子と、第1およ
び第2の選択信号入力端子と、基準信号入力端子と、出
力端子とを有し、前記第1および第2のデータ入力端子
に入力された第1および第2のデータのどちらかを、前
記第1および第2の選択信号入力端子に入力された互い
に反転した選択信号により選択し、前記基準信号入力端
子に入力された基準信号に同期して前記選択信号により
選択されたデータを前記出力端子から出力するように構
成した論理回路であって、2入力のデータ選択機能付き
フリップフロップ回路として動作する。
【0013】この第1の論理回路は、以下のように構成
する。すなわち、出力部が第1のトランスミッションゲ
ート(例えば、図6の回路で言えば、トランスミッショ
ンゲートTG11である。以下、図6と対応する構成部
分には、その参照符号を付して説明する。)に接続され
た第1のインバータIV10と、出力部が前記出力端子
O1に接続された第2のインバータIV11と、一方の
入力に前記第1の選択信号入力端子/selが接続さ
れ、他方の入力に前記基準信号CLKが接続された第1
の論理和否定回路12aと、一方の入力に前記第2の選
択信号入力端子selが接続され、他方の入力に前記基
準信号が接続された第2の論理和否定回路12bと、前
記第1のデータ入力端子I1と前記第1のインバータの
入力部との間に接続され、前記第1の論理和否定回路の
出力に基づいて制御される第1のトランスミッションゲ
ートTG10aと、前記第2のデータ入力端子I2と前
記第1のインバータの入力部との間に接続され、前記第
2の論理和否定回路の出力に基づいて制御される第2の
トランスミッションゲートTG10bと、前記第1およ
び第2のインバータの間に接続され、前記基準信号入力
端子に入力された基準信号に基づいて制御される第3の
トランスミッションゲートTG11とから構成したこと
を特徴とするものである。
【0014】上述した第1の論理回路において、前記第
1、第2、第3のトランスミッションゲートを、例え
ば、図14の回路のように、nチャネル電界効果トラン
ジスタとpチャネル電界効果トランジスタで構成する場
合、前記第1および第2のトランスミッションゲートを
制御するための前記第1および第2の論理和否定回路に
基づく信号は、それぞれ前記第1および第2の論理和否
定回路の出力信号と該出力信号を反転した信号とし、前
記第3のトランスミッションゲートを制御するための前
記基準信号に基づく信号は、前記基準信号と該基準信号
を反転した信号とすればよい。
【0015】さらに、前記第1のインバータIV10と
ループを形成する第1のトライステートインバータを設
けて第1のラッチ回路を構成し、前記第2のインバータ
IV11の入力部に、第2のトライステートインバータ
と第3のインバータからなる第2のラッチ回路を設けて
もよい。
【0016】また、本発明に係る第2の論理回路は、第
1、第2、第3、および第4のデータ入力端子と、第
1、第2、第3、および第4の選択信号入力端子と、第
1および第2のゲート入力端子と、第1および第2のゲ
ート選択端子と、基準信号入力端子と、出力端子とを有
し、前記第1および第2のデータ入力端子に入力された
データのどちらかを前記第1および第2の選択信号入力
端子に入力された互いに反転した第1および第2の選択
信号により選択し、前記第3および第4のデータ入力端
子に入力されたデータのどちらかを前記第3および第4
の選択信号入力端子に入力された互いに反転した第3お
よび第4の選択信号により選択し、前記第1および第2
のゲート入力端子に入力されたゲート入力データのどち
らかを前記第1および第2のゲート選択端子に入力され
た互いに反転した第1および第2のゲート選択信号によ
り選択する。そして、前記第1および第2の選択信号に
より選択されたデータと前記第3および第4の選択信号
により選択されたデータのどちらかを、前記第1および
第2のゲート選択信号により選択されたゲート入力デー
タにより選択して、前記基準信号入力端子に入力された
基準信号に同期して出力端子より出力するように構成し
た論理回路であって、4入力のデータ選択機能付きフリ
ップフロップ回路として動作する。
【0017】この第2の論理回路は、以下のように構成
する。すなわち、前記第1および第2のデータ入力端子
(例えば、図10の回路で言えば、入力端子d1_1,
d1_2である。以下、図10と対応する構成部分に
は、その参照符号を付して説明する。)に入力されたデ
ータを選択する回路は、出力部が第1のトランスミッシ
ョンゲートTG11aに接続された第1のインバータI
V10aと、一方の入力に前記第1の選択信号入力端子
/sel1が接続され、他方の入力に前記基準信号CL
Kが接続された第1の論理和否定回路12aと、一方の
入力に前記第2の選択信号入力端子sel1が接続さ
れ、他方の入力に前記基準信号が接続された第2の論理
和否定回路12bと、前記第1のデータ入力端子と前記
第1のインバータの入力部との間に接続され、前記第1
の論理和否定回路の出力に基づいて制御される第2のト
ランスミッションゲートTG10aと、前記第2のデー
タ入力端子と前記第1のインバータ入力部との間に接続
され、前記第2の論理和否定回路の出力に基づいて制御
される第3のトランスミッションゲートTG10bとで
構成し、前記第3および第4のデータ入力端子d2_
1,d2_2に入力されたデータを選択する回路は、出
力部が第4のトランスミッションゲートTG11bに接
続された第2のインバータIV10bと、一方の入力に
前記第3の選択信号入力端子/sel2が接続され、他
方の入力に前記基準信号が接続された第3の論理和否定
回路12cと、一方の入力に前記第4の選択信号入力端
子sel2が接続され、他方の入力に前記基準信号が接
続された第4の論理和否定回路12dと、前記第3のデ
ータ入力端子と前記第2のインバータの入力部との間に
接続され、前記第3の論理和否定回路の出力に基づいて
制御される第5のトランスミッションゲートTG10c
と、前記第4のデータ入力端子と前記第2のインバータ
の入力部との間に接続され、前記第4の論理和否定回路
の出力に基づいて制御される第6のトランスミッション
ゲートTG10dとで構成し、前記第1および第2のゲ
ート入力端子g1,g2に入力されたゲート入力データ
を選択する回路は、第3のインバータIV10gと、一
方の入力に前記第1のゲート選択端子/gselが接続
され、他方の入力に前記基準信号が接続された第5の論
理和否定回路12gaと、一方の入力に前記第2のゲー
ト選択端子gselが接続され、他方の入力に前記基準
信号が接続された第6の論理和否定回路12gbと、前
記第1のゲート入力端子と前記第3のインバータの入力
部との間に接続され、前記第5の論理和否定回路の出力
に基づいて制御される第7のトランスミッションゲート
TG10gaと、前記第2のゲート入力端子と前記第3
のインバータの入力部との間に接続され、前記第6の論
理和否定回路の出力に基づいて制御される第8のトラン
スミッションゲートTG10gbとで構成し、前記選択
されたゲート入力データにより前記第1および第2の選
択信号/sel1,sel1と第3および第4の選択信
号/sel2,sel2により選択されたどちらかのデ
ータを選択する回路は、一方の入力に前記第7のトラン
スミッションゲートの出力が接続され、他方の入力に前
記基準信号が接続され、出力が前記第1のトランスミッ
ションゲートTG11aの制御ゲートに接続された第7
の論理和否定回路14gaと、一方の入力に前記第3の
インバータの出力が接続され、他方の入力に前記基準信
号が接続され、出力が前記第4のトランスミッションゲ
ートTG11bの制御ゲートに接続された第8の論理和
否定回路NOR14gbとで構成し、前記選択されたゲ
ート入力データにより選択されたデータを前記出力端子
に出力するための、入力部が前記第1のトランスミッシ
ョンゲートと前記第4のトランスミッションゲートに接
続され、出力部が前記出力端子に接続された第4のイン
バータIV11とで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0018】上述した第2の論理回路において、前記第
1から第8のトランスミッションゲートを、例えば、図
10の回路のように、nチャネル電界効果トランジスタ
とpチャネル電界効果トランジスタで構成する場合、前
記第1のトランスミッションゲートTG11aを制御す
る信号は、前記第7の論理和否定回路14gbの出力信
号と該出力を反転した信号とし、前記第2のトランスミ
ッションゲートTG10aを制御する信号は、前記第1
の論理和否定回路12aの出力信号と該出力を反転した
信号とし、前記第3のトランスミッションゲートTG1
0bを制御する信号は、前記第2の論理和否定回路12
bの出力信号と該出力を反転した信号とし、前記第4の
トランスミッションゲートTG11bを制御する信号
は、前記第8の論理和否定回路14gbの出力信号と該
出力を反転した信号とし、前記第5のトランスミッショ
ンゲートTG10cを制御する信号は、前記第3の論理
和否定回路12cの出力信号と該出力を反転した信号と
し、前記第6のトランスミッションゲートTG10dを
制御する信号は、前記第4の論理和否定回路12dの出
力信号と該出力を反転した信号とし、前記第7のトラン
スミッションゲートTG10gaを制御する信号は、前
記第5の論理和否定回路12gaの出力信号と該出力を
反転した信号とし、前記第8のトランスミッションゲー
トTG10gbを制御する信号は、前記第6の論理和否
定回路12gbの出力信号と該出力を反転した信号とす
ればよい。
【0019】さらに、前記第1のインバータIV10a
とループを形成する第1のトライステートインバータT
IV11aを設けて第1のラッチ回路を構成し、前記第
2のインバータIV10bとループを形成する第2のト
ライステートインバータTIV11bを設けて第2のラ
ッチ回路を構成し、前記第3のインバータIV10gと
ループを形成する第3のトライステートインバータTI
V11gを設けて第3のラッチ回路を構成し、前記第4
のインバータIV11の入力部に第4のトライステート
インバータTIV12と第5のインバータIV12から
なる第4のラッチ回路を設けてもよい。
【0020】また、本発明に係る第3の論理回路は、第
1、第2、第3、および第4のデータ入力端子と、第
1、第2、第3、第4、および第5の選択信号入力端子
と、基準信号入力端子と、出力端子とを有し、前記第1
および第2のデータ入力端子に入力されたデータのどち
らかを前記第1および第2の選択信号入力端子に入力さ
れた互いに反転した第1および第2の選択信号により選
択し、前記第3および第4のデータ入力端子に入力され
たデータのどちらかを前記第3および第4の選択信号入
力端子に入力された互いに反転した第3および第4の選
択信号により選択しする。そして、前記第1および第2
の選択信号により選択されたデータと前記第3および第
4の選択信号により選択されたデータのどちらかを、前
記第5の選択信号入力端子に入力された第5の選択信号
より選択して、前記基準信号入力端子に入力された基準
信号に同期して出力端子より出力ように構成した論理回
路であって、4入力のデータ選択機能付きフリップフロ
ップ回路として動作する。
【0021】この第3の論理回路は、以下のように構成
する。すなわち、前記第1および第2のデータ入力端子
(例えば、図15の回路で言えば、入力端子d1_1,
d1_2である。以下、図15と対応する構成部分に
は、その参照符号を示して説明する。)に入力されたデ
ータを選択する回路は、出力部が第1のトランスミッシ
ョンゲートTG11aに接続された第1のインバータI
V10aと、一方の入力に前記第1の選択信号入力端子
/sel1が接続され、他方の入力に前記基準信号CL
Kが接続された第1の論理和否定回路12aと、一方の
入力に前記第2の選択信号入力端子sel1が接続さ
れ、他方の入力に前記基準信号が接続された第2の論理
和否定回路12bと、前記第1のデータ入力端子と前記
第1のインバータの入力部との間に接続され、前記第1
の論理和否定回路の出力に基づいて制御される第2のト
ランスミッションゲートTG10aと、前記第2のデー
タ入力端子と前記第1のインバータの入力部との間に接
続され、前記第2の論理和否定回路の出力に基づいて制
御される第3のトランスミッションゲートTG10bと
で構成し、前記第3および第4のデータ入力端子d2_
1,d2_2に入力されたデータを選択する回路は、出
力部が第4のトランスミッションゲートTG11bに接
続された第2のインバータIV10bと、一方の入力に
前記第3の選択信号入力端子/sel2が接続され、他
方の入力に前記基準信号が接続された第3の論理和否定
回路12cと、一方の入力に前記第4の選択信号入力端
子sel2が接続され、他方の入力に前記基準信号が接
続された第4の論理和否定回路12dと、前記第3のデ
ータ入力端子と前記第2のインバータの入力部との間に
接続され、前記第3の論理和否定回路の出力に基づいて
制御される第5のトランスミッションゲートTG10c
と、前記第4のデータ入力端子と前記第2のインバータ
の入力部との間に接続され、前記第4の論理和否定回路
の出力に基づいて制御される第6のトランスミッション
ゲートTG10dとで構成し、前記第1および第2の選
択信号と第3および第4の選択信号により選択されたど
ちらかのデータを選択する回路は、第3のインバータI
V10gと、入力部が前記第5の選択信号入力端子se
l3に接続され、出力部が前記第3のインバータの入力
部に接続された第7のトランスミッションゲートTG1
0gと、一方の入力に前記第7のトランスミッションゲ
ートの出力が接続され、他方の入力に前記基準信号が接
続され、出力が前記第1のトランスミッションゲートT
G11aの制御ゲートに接続された第5の論理和否定回
路14gaと、一方の入力に前記第3のインバータの出
力が接続され、他方の入力に前記基準信号が接続され、
出力が前記第4のトランスミッションゲートTG11b
の制御ゲートに接続された第6の論理和否定回路14g
bとで構成し、前記選択されたデータを前記出力端子に
出力するための、入力部が前記第1のトランスミッショ
ンゲートと前記第4のトランスミッションゲートに接続
され、出力部が前記出力端子に接続された第4のインバ
ータIV11とで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0022】上述した第3の論理回路において、前記第
1から第7のトランスミッションゲートを、例えば、図
15の回路のように、それぞれnチャネル電界効果トラ
ンジスタとpチャネル電界効果トランジスタで構成する
場合、前記第1のトランスミッションゲートTG11a
を制御する信号は、前記第5の論理和否定回路14ga
の出力信号と該出力を反転した信号とし、前記第2のト
ランスミッションゲートTG10aを制御する信号は、
前記第1の論理和否定回路12aの出力信号と該出力を
反転した信号とし、前記第3のトランスミッションゲー
トTG10bを制御する信号は、前記第2の論理和否定
回路12bの出力信号と該出力を反転した信号とし、前
記第4のトランスミッションゲートTG11bを制御す
る信号は、前記第6の論理和否定回路14gbの出力信
号と該出力を反転した信号とし、前記第5のトランスミ
ッションゲートTG10cを制御する信号は、前記第3
の論理和否定回路12cの出力信号と該出力を反転した
信号とし、前記第6のトランスミッションゲートTG1
0dを制御する信号は、前記第4の論理和否定回路12
dの出力信号と該出力を反転した信号とし、前記第7の
トランスミッションゲートTG10gを制御する信号
は、前記基準信号と該基準を反転した信号とすればよ
い。
【0023】さらに、前記第1のインバータIV10a
とループを形成する第1のトライステートインバータT
IV11aを設けて第1のラッチ回路を構成し、前記第
2のインバータIV10bとループを形成する第2のト
ライステートインバータTIV11bを設けて第2のラ
ッチ回路を構成し、前記第3のインバータIV10gと
ループを形成する第3のトライステートインバータTI
V11gを設けて第3のラッチ回路を構成し、前記第4
のインバータIV11の入力部に第4のトライステート
インバータTIV12と第5のインバータIV12から
なる第4のラッチ回路を設けてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る論理回路の好適な実
施の形態について説明する。なお、以下の説明におい
て、端子名を表わす参照符号は同時に配線名、信号名も
兼ね、電源の場合はその電圧値も兼ねるものとする。
【0025】図6に示すように、本発明に係る論理回路
は2個のインバータIV10,IV11と、2個の論理
和否定(NOR)回路12a,12bと、nチャネルM
OSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタと呼
ぶ)m1,m4,m11でそれぞれ構成される3個のト
ランスミッションゲートTG10a,TG10b,TG
11とから成る。第1の入力データ端子I1と内部ノー
ドn1との間にソース・ドレイン経路が接続されたNM
OSトランジスタm1のゲートは、選択信号/selと
クロック信号CLKを入力とするNOR回路12aの出
力により制御される。また、第2の入力端子I2と内部
ノードn1との間にソース・ドレイン経路が接続された
NMOSトランジスタm11のゲートは、選択信号se
lとクロック信号CLKを入力とするNOR回路12b
の出力により制御される。ここで斜線“/”は、否定或
いは反転を意味する「バー」記号の代用である。また、
インバータIV10,IV11間にソース・ドレイン経
路が接続されたNMOSトランジスタm4のゲートは、
クロック信号CLKにより制御される。
【0026】このように構成される論理回路は、クロッ
ク信号CLKの立ち上がりに同期して2つの入力データ
I1,I2のうちのどちらかの信号を取り込み、その信
号をフリップフロップ回路の出力端子O1から出力する
という入力データの選択機能を持つフリップフロップ回
路(以下、機能付きフリップフロップ回路と呼ぶ)とし
て動作する。入力データI1,I2のどちらのデータを
取り込むかは、選択信号sel,/selにより決定さ
れ、選択信号selがハイレベルの時には入力端子I1
のデータを取り込み、選択信号/selがハイレベルの
時には入力端子I2のデータを取り込む。
【0027】このデータ選択の機能付きフリップフロッ
プ回路の真理値表を図7に、等価回路を図9に示す。等
価回路は、2入力のデータ選択回路SELとD型フリッ
プフロップ回路DFFとの縦続回路で表わされる。
【0028】この機能付きフリップフロップ回路の特徴
は、データ選択機能を追加しているにもかかわらず、デ
ータ入力端子I1,I2から出力端子O1までのそれぞ
れの遅延時間が、図2に示した従来型フリップフロップ
回路と変わらない点である。
【0029】図2の従来型フリップフロップ回路では、
入力端子I1から出力端子O1まで信号が伝播するまで
に伝播する素子は、トランスミッションゲートTG1、
インバータIV3、トランスミッションゲートTG2、
インバータIV4の計4個の論理ゲートである。
【0030】これに対して、図6に示した機能付きフリ
ップフロップ回路の構成では、入力端子I1(I2)か
ら出力端子O1までの信号経路中の素子は、トランスミ
ッションゲートTG10a(TG10b)、インバータ
IV10、トランスミッションゲートTG11、インバ
ータIV11と、従来型フリップフロップ回路と同様に
計4個の論理ゲートである。
【0031】このため、本実施の形態の機能付きフリッ
プフロップ回路を用いて回路を構成すると、従来型フリ
ップフロップ回路を用いた場合に比べ、同じ遅延時間の
ままデータ選択機能を追加できるという利点がある。
【0032】すなわち、本発明の好適な実施形態の論理
回路は、基本的には、図2に示した従来のD型フリップ
フロップにおけるマスター部のトランスミッションゲー
トTG1の部分を、トランスミッションゲートTG10
a,TG10bと2重化し、どちらか一方のトランスミ
ッションゲートだけがスレーブ部にデータを供給するよ
うにNOR回路12a,12bにより制御論理を加える
ことにより、遅延時間の増加なしに2入力データの選択
機能付きD型フリップフロップを実現したものである。
【0033】通常、パイプライン回路では図5に示した
構成のように従来型フリップフロップ回路F/Fの間に
組合せ回路Combを挟み、全体回路を構成する。全体
回路のサイクル時間tcycが、(フリップフロップ回
路のセットアップ時間ts)+(フリップフロップ回路
の遅延時間td)+(組合せ回路の遅延時間tcom
b)で決まることは、前述したとおりである。
【0034】ここで、図8(a)の従来型フリップフロ
ップ回路F/Fとその前段のセレクタ回路SELの部分
を、図8(b)に示したように上述したデータ選択の機
能付きフリップフロップ回路に置き換えると、フリップ
フロップの遅延tdに関しては置き換えの前後で特に変
わらないが、組合せ回路Combの遅延tcombがセ
レクタSELの分だけ短くなる。そのため、サイクル時
間tcycもセレクタ1段分だけ短くすることが可能で
あり、全体回路の高速化ができる。
【0035】また、2入力データ選択機能を有する特開
平6−45879号公報に記載の機能付きフリップフロ
ップ回路では、データを保持する回路が3箇所に必要だ
ったが、このデータ保持回路が図6の回路構成では不要
なので、そのぶん面積を小さくできる利点がある。
【0036】また図6では、トランスミッションゲート
TG10a,TG10b,TG11をそれぞれNMOS
トランジスタだけで構成した場合を示したが、トランス
ミッションゲートの動作がNMOSトランジスタのしき
い値で制限されないように、NMOSトランジスタに並
列にpチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSト
ランジスタと称する)を設けたCMOS構成としても良
いことは言うまでもない。その場合、PMOSトランジ
スタのゲートを駆動するために、NMOSトランジスタ
のゲートを駆動する信号と反対の反転信号を生成するイ
ンバータを設ける必要がある。
【0037】ここで、図6の回路を、トランジスタ記号
を用いた回路で表わせば図1のようになる。なお、図1
において、参照符号1は第1の動作電位点(通常は回路
に供給される電源電圧)、2は第2の動作電位点(通常
は接地電圧)であり、n1〜n7は内部ノードを示して
いる。図6におけるインバータIV10を電源電圧1と
接地電圧2との間に設けたPMOSトランジスタm2と
NMOSトランジスタm3からなるCMOSインバータ
で構成し、インバータIV11をPMOSトランジスタ
m5とNMOSトランジスタm6からなるCMOSイン
バータで構成し、NOR回路12aをPMOSトランジ
スタm7,m8とNMOSトランジスタm9,m10で
構成し、NOR回路12bをPMOSトランジスタm1
2,m13とNMOSトランジスタm14,m15で構
成している。
【0038】そして、選択信号入力端子/selをPM
OSトランジスタm8とNMOSトランジスタm10の
ゲートに接続し、選択信号入力端子selをPMOSト
ランジスタm13とNMOSトランジスタm15のゲー
トに接続し、クロック入力端子CLKをPMOSトラン
ジスタm7,m12とNMOSトランジスタm4,m
9,m14のゲートに接続することにより、図6に示し
た回路が実現できる。
【0039】なお、図1において、図6と同じ構成部分
には同じ参照符号を付してある。後述する実施例で用い
る図においても、同様である。
【0040】ここで、用いる回路の論理ゲート表現とト
ランジスタ記号表現との対応を、図17に示しておく。
同図(a)はインバータ、(b)はNORゲート、
(c)はトライステートインバータである。
【0041】
【実施例】次に、本発明に係る論理回路の具体的な実施
例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【0042】<実施例1>図14は本発明に係る論理回
路の一実施例を示す回路図であり、2つの入力データの
選択機能を持つフリップフロップ回路を構成した場合の
実施例である。実施の形態で述べた図1及び図6の基本
的な回路構成を用いているが、図6のトランスミッショ
ンゲートTG10a,TG10b,TG11をCMOS
で構成し、インバータIV10とトライステートインバ
ータとでループを構成したラッチ回路を設け、インバー
タIV11の入力部分に出力O1を安定に取り出すため
にCMOSインバータとトライステートインバータから
なるラッチ回路を設けている点が相違する。
【0043】具体的には、トランスミッションゲートT
G10aを構成するPMOSトランジスタm16のゲー
トへノードn4の反転信号を供給するための、PMOS
トランジスタm17とNMOSトランジスタm18から
なるCMOSインバータIV9aを設ける。同様にトラ
ンスミッションゲートTG10bを構成するPMOSト
ランジスタm19のゲートへノードn5の反転信号を供
給するための、PMOSトランジスタm20とNMOS
トランジスタm21からなるCMOSインバータIV9
bを設ける。
【0044】また、PMOSトランジスタm23,m2
4とNMOSトランジスタm25,m26からなるトラ
イステートインバータTIV11と、PMOSトランジ
スタm2とNMOSトランジスタm3からなるCMOS
インバータIV10とでラッチ回路を構成する。さら
に、PMOSトランジスタm27,m28とNMOSト
ランジスタm29,m30からなるトライステートイン
バータTIV12と、PMOSトランジスタm31とN
MOSトランジスタm32からなるCMOSインバータ
IV12とでラッチ回路を構成する。
【0045】さらに、クロック信号の反転信号入力端子
/CLKを設け、クロック反転信号/CLKを、トラン
スミッションゲートTG11を構成するPMOSトラン
ジスタm22と、トライステートインバータTIV11
を構成するPMOSトランジスタm23と、トライステ
ートインバータTIV12を構成するNMOSトランジ
スタm30の各ゲートに供給する。
【0046】なお、上記クロックの反転信号/CLK
は、図2のように、クロック信号入力端子CLKにイン
バータを接続して反転信号を取り出す構成としても良
い。また図14において、参照符号n1〜n8は内部ノ
ードを示している。
【0047】このように構成した本実施例の論理回路
は、図1及び図6の回路と同様に、クロック信号CLK
の立ち上がりに同期して入力データI1とI2のうちの
どちらかの信号を取り込み、その信号を出力端子O1に
出力する2入力データの選択機能を有する機能付きフリ
ップフロップ回路として動作する。
【0048】入力データI1とI2のどちらのデータを
取り込むかは、選択信号selと/selにより決定さ
れ、選択信号selがハイレベルの時には入力端子I1
のデータを取り込み、選択信号/selがハイレベルの
時には入力端子I2のデータを取り込む。選択信号se
lと/selは、互いに反転した信号である。この図1
4に示した機能付きフリップフロップ回路の真理値表
は、図1及び図6の回路で示した図7の真理値表と同じ
であるので省略する。
【0049】本実施例の機能付きフリップフロップ回路
も、図1及び図6の回路と同様にデータ選択機能を追加
しているにもかかわらず、入力端子I1やI2から出力
端子O1までの遅延時間が、図2に示した従来型フリッ
プフロップ回路と変わらない点である。すなわち、図1
4の機能付きフリップフロップ回路では、入力端子I1
から出力端子O1までの経路中の素子は、MOSトラン
ジスタm1とm16からなるトランスミッションゲート
TG10a、MOSトランジスタm2とm3からなるイ
ンバータIV10、MOSトランジスタm4とm22か
らなるトランスミッションゲートTG11、MOSトラ
ンジスタm5とm6とからなるインバータIV11と、
計4個の論理ゲートであり、従来例と同じである。
【0050】なお、図14の入力端子I2から出力端子
O1までの経路中の素子も、MOSトランジスタm11
とm19からなるトランスミッションゲートTG10
b、MOSトランジスタm2とm3からなるインバータ
IV10、MOSトランジスタm4とm22からなるト
ランスミッションゲートTG11、MOSトランジスタ
m5とm6とからなるインバータIV11と、計4個の
論理ゲートである。
【0051】図2と比較すると、図14に示した回路中
での中間ノードn1の容量が、このノードに接続してい
る回路の量が増加しているため、図2に示した従来型フ
リップフロップ回路に比べて、データ選択機能付きフリ
ップフロップ回路の方が増加している。そのため、内部
ノードn1の前後の回路での遅延時間が多少大きくなる
が、それ以外の部分では回路的に全く等価であり、遅延
時間も(セットアップ時間ts、遅延時間tdともに)
ほぼ同じとなる。
【0052】従って、本実施例のデータ選択機能付きフ
リップフロップ回路を用いて回路を構成すると、従来型
フリップフロップ回路を用いた場合に比べ、同じ遅延時
間のままで、データ選択機能を追加できるという利点が
ある。
【0053】また、入力データ選択機能を有する特開平
6−45879号公報に記載の機能付きフリップフロッ
プ回路と比べ、図14の回路構成ではデータを保持する
ラッチ回路が2箇所と少ないので、そのぶん面積を小さ
くできる利点がある。
【0054】<実施例2>図10は本発明に係る論理回
路の別の実施例を示す図であり、論理ゲートで表わした
回路図である。本実施例は、前述した実施例1の図14
に示した2入力のデータ選択機能付きフリップフロップ
回路を元に、4入力のデータ選択機能を構成した場合で
ある。
【0055】図10において、入力端子d1_1,d1_
2は図14における入力端子I1,I2に相当し、選択
信号/sel1,sel1は図14における選択信号/
sel,selに相当する。2個のNOR回路12a,
12bと、3個のインバータIV9a,IV9b,IV
10aと、2個のトランスミッションゲートTG10
a,TG10bと、トライステートインバータTIV1
1aで、2つの入力データd1_1とd1_2を選択する
マスター・スレーブ型の選択機能付きフリップフロップ
回路のマスター側を構成する。
【0056】同様に、入力データd2_1とd2_2の2
入力データを選択する選択機能付きフリップフロップ回
路のマスター側を、2個のNOR回路12c,12d
と、3個のインバータIV9c,IV9d,IV10b
と、2個のトランスミッションゲートTG10c,TG
10dと、トライステートインバータTIV11bで構
成する。
【0057】上記2つのマスター側により選択された2
つの入力データのどちらかをさらに選択するためのゲー
ト選択回路を、4個のNOR回路12ga,12gb,
14ga,14gbと、5個のインバータIV9ga,
IV9gb,IV10g,IV15ga,IV15gb
と、トライステートインバータTIV11gとで、構成
する。このゲート選択回路には、入力端子g1,g2
と、ゲート選択端子gsel,/gselが設けられ、
入力端子g1はトランスミッションゲートTG10ga
の入力側に接続され、入力端子g2はトランスミッショ
ンゲートTG10gbの入力側に接続され、ゲート選択
端子/gselはNOR回路12gaの一方の入力に接
続され、ゲート選択端子gselはNOR回路12gb
の一方の入力に接続されている。
【0058】そして、上記フリップフロップ回路のスレ
ーブ側をそれぞれ構成するトランスミッションゲートT
G11a,TG11bのゲートを、前記実施例1の場合
のクロック信号CLK,/CLKで駆動する代わりに、
ゲート選択回路を構成するNOR回路14ga,14g
bおよびインバータIV15ga,15gbの出力信号
により駆動するように接続し、トランスミッションゲー
トTG11a,TG11bの出力を、インバータIV1
1を介して出力端子O1から取り出す。
【0059】クロック信号CLKはインバータIV1を
介した/CLK信号が、トライステートインバータTI
V11a,TIV11b,TIV11gのPMOS側ゲ
ートとTIV12のNMOS側ゲートに接続され、イン
バータIV1とIV2とを介したCLK信号がトライス
テートインバータTIV11a,TIV11b,TIV
11gのNMOS側ゲートとTIV12のPMOS側ゲ
ートとNOR回路12a〜12d,12ga,12g
b,14ga,14gbの他方の入力に接続される。
【0060】前記実施例1と同様に、出力O1を安定し
て取り出すために、出力端子O1の入力側にインバータ
IV12とトライステートインバータTIV12からな
るラッチ回路を設けている。
【0061】このように構成される本実施例の4入力の
データ選択機能付きフリップフロップ回路を、D型フリ
ップフロップDFFとセレクタSELにより表わした等
価回路が、図11である。2入力のデータ選択機能付き
フリップフロップ回路では、マスター・スレーブ型の従
来型DFFのマスター部のラッチを2重化してデータ選
択機能を付加したが、本実施例の4入力データ選択機能
付きフリップフロップ回路では、スレーブ側のラッチも
2重化して4入力のデータ選択機能を実現している。こ
の4入力選択機能付きフリップフロップ回路の真理値表
を示せば、図18の通りである。
【0062】本実施例の4入力データの選択機能付きフ
リップフロップ回路は、2入力データの選択機能付きフ
リップフロップ回路と比べ、選択できるデータ数は増え
ているが、データの通るパス中での回路数は変わらない
ため、同じ速度で動作する。すなわち、本実施例でも、
4入力のデータ選択機能を追加したにもかかわらず、各
入力データ端子d1_1,d1_2,d2_1,d2_2か
ら出力端子O1までの経路中の素子は、2個のトランス
ミッションゲートと2個のインバータの計4個の論理ゲ
ートであり、図2に示した従来のD型フリップフロップ
回路と同じである。同じ遅延時間のままで4入力のデー
タ選択機能を追加することができる。
【0063】この4入力のデータ選択機能付きフリップ
フロップ回路の特徴は、もともとD型フリップフロップ
中に含まれていたトランスミッションゲートを多重化
し、排他的にトランスミッションゲートを選択すること
により、セレクタの機能を実現している点である。この
構成により、データの入力端子から出力端子までの信号
伝播経路に回路を増加させずに、データ選択機能を実現
している。逆に、この信号伝播経路以外に回路を付加し
て制御に利用している。すなわち、図11で示した各セ
レクタSELは、図10から分かるように、2つの2入
力のNOR回路を持ち、マスター部の場合、どちらのN
OR回路とも一方の入力にはクロック信号が印加され
る。これにより、クロックがローの時にはどちらか一方
のトランスミッションゲートだけがオンとなり、クロッ
クがハイの時には両者ともオフとなるように制御され
る。これにより、マスター部のラッチに必要な動作を維
持したまま、選択機能を付加している。
【0064】なお、0.25μmのCMOSデバイステ
クノロジを用いて本実施例のフリップフロップ回路を製
造した場合を仮定した回路シミュレーションでは、2G
Hz以上の動作が可能との結果を得ている。
【0065】<実施例3>図15は本発明に係る論理回
路のまた別の実施例を示す回路図であり、4入力のデー
タ選択機能付きフリップフロップ回路を構成した場合で
ある。前記実施例2との相違は、2つのマスター側によ
り選択された2つの入力データのどちらかを更に選択す
るために設けていた入力端子g1,g2とゲート選択端
子gsel、/gselを有するゲート選択回路の代わ
りに、選択信号端子sel3を有するゲート選択回路に
置き換えたものである。
【0066】すなわち、選択信号sel3を入力とし、
クロック信号CLK,/CLKで動作するトランスミッ
ションゲートTG10gを、図10におけるトランスミ
ッションゲートTG10gaの代わりに設け、図10に
おけるNOR回路12ga,12gb、インバータIV
9ga,IV9gbを削除した構成である。図16に本
実施例の4入力データ選択機能付きフリップフロップ回
路の真理値表を示す。また、D型フリップフロップ回路
DFFとセレクタSELにより表わした等価回路で示せ
ば、図19のようになる。図11と比較して分かるよう
に、同じ動作を行うのにセレクタの使用数が少なくて済
む利点がある。勿論、実施例2と同様に、選択機能を追
加しても各入力データ端子d1_1,d1_2,d2_
1,d2_2から出力端子O1までの経路中の素子は計
4個の論理ゲートであり、図2の従来型フリップフロッ
プと同じである。実施例2に比べて、回路を構成する使
用素子数が少ないぶん本実施例の構成は、面積低減の点
で有利である。
【0067】<実施例4>図12は本発明に係る論理回
路の更に別の実施例を示す回路図であり、機能付きフリ
ップフロップ回路を用いて4×4ビットのパイプライン
乗算器を設計した場合である。図12において、x1,
x2,x3,x4は4ビットのX入力、y1,y2,y
3,y4は4ビットのY入力を示し、図中のX方向の部
分積11,…,41はx1・y1,…,x4・y1を表
わし、Y方向の部分積41,…,44はx4・y1,
…,x4・y4を表わし、出力Zのz1,z2,…は、
x1・y1,x2・y1+x1・y2,…をそれぞれ表
わしている。
【0068】乗算器の方式はキャリーセーブ型を用い、
図13に示す機能を持つ単位セルの組み合わせにより構
成した。図13(a)は被加数と加数の2つの入力端子
a,bと桁上げ入力端子Cinと桁上げ出力端子Cou
tと和出力端子sumとを備えた全加算器FAと2入力
AND回路からなる単位セルを示し、同図(b)はこの
単位セルの構成を示すブロック図である。単位セルは、
同図(b)に示すように、D型フリップフロップ回路D
FFと4つの2入力セレクタを1組とする2組の回路
と、3個のインバータとから構成される。ここで、図1
3(b)において2入力セレクタ記号内に示した「1」
と「0」は、選択信号に応じて選択する入力端子を示
し、選択信号が1の場合に図中「1」と記した側の入力
端子を選択し、0の場合に図中「0」と記した側の入力
端子を選択することを意味する。
【0069】D型フリップフロップ回路DFFと4つの
2入力セレクタからなる2組の回路を、前述した実施例
2の4入力データ選択機能付きフリップフロップ回路2
つにより構成する。従って、この機能付きフリップフロ
ップ回路で構成した本実施例のパイプライン乗算器は、
機能付きフリップフロップ回路間にある組み合わせ回路
が反転信号を作るインバータのみと短いので、サイクル
時間は、 サイクル時間=(機能付きフリップフロップセットアッ
プ時間)+(機能付きフリップフロップの遅延時間)+
(インバータの遅延時間) となる。
【0070】この乗算器を構成するデバイスの製造技術
として、0.25μmのCMOSデバイステクノロジを
仮定して回路シミュレーションを行ったところ、サイク
ル時間は500ps以下に収まるとの結果が得られ、2
GHz以上での回路動作が可能であることが分かった。
【0071】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種種の設計変更
をなし得ることは勿論である。
【0072】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、機
能付きフリップフロップ回路として動作する本発明の論
理回路を用いることにより、クロック信号に同期して動
作する同期回路のサイクル時間を短縮することが可能で
ある。特に、実施例で述べたようなパイプライン回路に
本発明の機能付きフリプフロップ回路を適用するとサイ
クル時間短縮に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る論理回路の一実施の形態を示す回
路図であり、2入力のデータ選択機能付きフリップフロ
ップ回路として動作する論理回路の構成図である。
【図2】従来のフリップフロップ回路を示す回路図であ
る。
【図3】図2に示した従来のフリップフロップ回路の真
理値表である。
【図4】従来のフリップフロップ回路のタイミングチャ
ートである。
【図5】パイプライン回路の例を示す説明図である。
【図6】図1に示した2入力のデータ選択機能付きフリ
ップフロップ回路を論理ゲートで表わした回路図であ
る。
【図7】図6に示した回路の真理値表である。
【図8】パイプライン回路におけるデータ選択機能付き
フリップフロップ回路の使用例を(a)従来構成と、
(b)本発明の構成とで比較した説明図である。
【図9】図6に示した回路の等価回路図である。
【図10】本発明に係る論理回路の一実施例を示す回路
図であり、4入力のデータ選択機能付きフリップフロッ
プ回路である。
【図11】図10に示した回路の等価回路図である。
【図12】本発明に係る論理回路を適用するパイプライ
ン乗算器の例を示す図である。
【図13】図12のパイプライン乗算器の単位セルを示
す図であり、(a)は単位セルの全加算器とANDゲー
トからなる構成を示す図、(b)は内部回路構成を示す
図である。
【図14】本発明に係る論理回路の別の実施例を示す回
路図であり、2入力のデータ選択機能付きフリップフロ
ップ回路である。
【図15】本発明に係る論理回路のまた別の実施例を示
す回路図であり、4入力のデータ選択機能付きフリップ
フロップ回路である。
【図16】図15に示した回路の真理値表である。
【図17】論理ゲート表現とトランジスタ記号表現との
対応を示す図である。
【図18】図10に示した回路の真理値表である。
【図19】図15に示した回路の等価回路図である。
【符号の説明】
1…第1の動作電位点(電源電圧)、2…第2の動作電
位点(接地電圧)、12a〜12d,12ga,12g
b,14ga,14gb…NOR回路、I1,I2,d
1_1,d1_2,d2_1,d2_2…入力データ端子
(入力データ)、IV10,IV11,IV12…イン
バータ、IV9a〜IV9d,IV9ga,IV9gb
…インバータ、IV10a〜IV10d,IV10g,
IV15ga,IV15gb…インバータ、O1…出力
端子、sel,sel1,sel2,/sel,/se
l1,/sel2…選択信号入力端子(選択信号)、T
G10a〜TG10d,TG10ga,TG10gb…
トランスミッションゲート、TG11,TG11a,T
G11b…トランスミッションゲート、TIV11a,
TIV11b,TIV11g,TIV12…トライステ
ートインバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 和男 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5J034 AB00 AB04 AB05 CB01 DB03 DB08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2のデータ入力端子と、第1
    および第2の選択信号入力端子と、基準信号入力端子
    と、出力端子とを有し、 前記第1および第2のデータ入力端子に入力された第1
    および第2のデータのどちらかを、前記第1および第2
    の選択信号入力端子に入力された互いに反転した選択信
    号により選択し、前記基準信号入力端子に入力された基
    準信号に同期して前記選択信号により選択されたデータ
    を前記出力端子から出力する論理回路であって、 出力部が第1のトランスミッションゲートに接続された
    第1のインバータと、 出力部が前記出力端子に接続された第2のインバータ
    と、 一方の入力に前記第1の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第1の論理和否
    定回路と、 一方の入力に前記第2の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第2の論理和否
    定回路と、 前記第1のデータ入力端子と前記第1のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第1の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第1のトランスミッションゲー
    トと、 前記第2のデータ入力端子と前記第1のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第2の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第2のトランスミッションゲー
    トと、 前記第1および第2のインバータの間に接続され、前記
    基準信号入力端子に入力された基準信号に基づいて制御
    される第3のトランスミッションゲートと、から構成さ
    れることを特徴とする論理回路。
  2. 【請求項2】前記第1、第2、第3のトランスミッショ
    ンゲートをnチャネル電界効果トランジスタとpチャネ
    ル電界効果トランジスタで構成し、 前記第1および第2のトランスミッションゲートを制御
    するための前記第1および第2の論理和否定回路に基づ
    く信号は、それぞれ前記第1および第2の論理和否定回
    路の出力信号と該出力信号を反転した信号であり、 前記第3のトランスミッションゲートを制御するための
    前記基準信号に基づく信号は、前記基準信号と該基準信
    号を反転した信号である請求項1記載の論理回路。
  3. 【請求項3】前記第1のインバータとループを形成する
    第1のトライステートインバータを設けて第1のラッチ
    回路を構成し、 前記第2のインバータの入力部に、第2のトライステー
    トインバータと第3のインバータからなる第2のラッチ
    回路を設けて成る請求項1または請求項2に記載の論理
    回路。
  4. 【請求項4】第1、第2、第3、および第4のデータ入
    力端子と、第1、第2、第3、および第4の選択信号入
    力端子と、第1および第2のゲート入力端子と、第1お
    よび第2のゲート選択端子と、基準信号入力端子と、出
    力端子とを有し、 前記第1および第2のデータ入力端子に入力されたデー
    タのどちらかを前記第1および第2の選択信号入力端子
    に入力された互いに反転した第1および第2の選択信号
    により選択し、 前記第3および第4のデータ入力端子に入力されたデー
    タのどちらかを前記第3および第4の選択信号入力端子
    に入力された互いに反転した第3および第4の選択信号
    により選択し、 前記第1および第2のゲート入力端子に入力されたゲー
    ト入力データのどちらかを前記第1および第2のゲート
    選択端子に入力された互いに反転した第1および第2の
    ゲート選択信号により選択し、 前記第1および第2の選択信号により選択されたデータ
    と前記第3および第4の選択信号により選択されたデー
    タのどちらかを、前記第1および第2のゲート選択信号
    により選択されたゲート入力データにより選択して、前
    記基準信号入力端子に入力された基準信号に同期して出
    力端子より出力する論理回路であって、 前記第1および第2のデータ入力端子に入力されたデー
    タを選択する回路は、 出力部が第1のトランスミッションゲートに接続された
    第1のインバータと、 一方の入力に前記第1の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第1の論理和否
    定回路と、 一方の入力に前記第2の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第2の論理和否
    定回路と、 前記第1のデータ入力端子と前記第1のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第1の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第2のトランスミッションゲー
    トと、 前記第2のデータ入力端子と前記第1のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第2の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第3のトランスミッションゲー
    トとからなり、 前記第3および第4のデータ入力端子に入力されたデー
    タを選択する回路は、 出力部が第4のトランスミッションゲートに接続された
    第2のインバータと、 一方の入力に前記第3の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第3の論理和否
    定回路と、 一方の入力に前記第4の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第4の論理和否
    定回路と、 前記第3のデータ入力端子と前記第2のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第3の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第5のトランスミッションゲー
    トと、 前記第4のデータ入力端子と前記第2のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第4の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第6のトランスミッションゲー
    トとからなり、 前記第1および第2のゲート入力端子に入力されたゲー
    ト入力データを選択する回路は、 第3のインバータと、 一方の入力に前記第1のゲート選択端子が接続され、他
    方の入力に前記基準信号が接続された第5の論理和否定
    回路と、 一方の入力に前記第2のゲート選択端子が接続され、他
    方の入力に前記基準信号が接続された第6の論理和否定
    回路と、 前記第1のゲート入力端子と前記第3のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第5の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第7のトランスミッションゲー
    トと、 前記第2のゲート入力端子と前記第3のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第6の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第8のトランスミッションゲー
    トとからなり、 前記選択されたゲート入力データにより前記第1および
    第2の選択信号と第3および第4の選択信号により選択
    されたどちらかのデータを選択する回路は、 一方の入力に前記第7のトランスミッションゲートの出
    力が接続され、他方の入力に前記基準信号が接続され、
    出力が前記第1のトランスミッションゲートの制御ゲー
    トに接続された第7の論理和否定回路と、 一方の入力に前記第3のインバータの出力が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続され、出力が前記第4
    のトランスミッションゲートの制御ゲートに接続された
    第8の論理和否定回路とからなり、 前記選択されたゲート入力データにより選択されたデー
    タを前記出力端子に出力するための、入力部が前記第1
    のトランスミッションゲートと前記第4のトランスミッ
    ションゲートに接続され、出力部が前記出力端子に接続
    された第4のインバータと、から構成したことを特徴と
    する論理回路。
  5. 【請求項5】前記第1から第8のトランスミッションゲ
    ートはそれぞれnチャネル電界効果トランジスタとpチ
    ャネル電界効果トランジスタで構成し、 前記第1のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第7の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第2のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第1の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第3のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第2の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第4のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第8の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第5のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第3の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第6のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第4の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第7のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第5の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第8のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第6の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号である請求項4記載の論理回路。
  6. 【請求項6】前記第1のインバータとループを形成する
    第1のトライステートインバータを設けて第1のラッチ
    回路を構成し、 前記第2のインバータとループを形成する第2のトライ
    ステートインバータを設けて第2のラッチ回路を構成
    し、 前記第3のインバータとループを形成する第3のトライ
    ステートインバータを設けて第3のラッチ回路を構成
    し、 前記第4のインバータの入力部に第4のトライステート
    インバータと第5のインバータからなる第4のラッチ回
    路を設けて成る請求項4または請求項5に記載の論理回
    路。
  7. 【請求項7】第1、第2、第3、および第4のデータ入
    力端子と、第1、第2、第3、第4、および第5の選択
    信号入力端子と、基準信号入力端子と、出力端子とを有
    し、 前記第1および第2のデータ入力端子に入力されたデー
    タのどちらかを前記第1および第2の選択信号入力端子
    に入力された互いに反転した第1および第2の選択信号
    により選択し、 前記第3および第4のデータ入力端子に入力されたデー
    タのどちらかを前記第3および第4の選択信号入力端子
    に入力された互いに反転した第3および第4の選択信号
    により選択し、 前記第1および第2の選択信号により選択されたデータ
    と前記第3および第4の選択信号により選択されたデー
    タのどちらかを、前記第5の選択信号入力端子に入力さ
    れた第5の選択信号より選択して、前記基準信号入力端
    子に入力された基準信号に同期して出力端子より出力す
    る論理回路であって、 前記第1および第2のデータ入力端子に入力されたデー
    タを選択する回路は、 出力部が第1のトランスミッションゲートに接続された
    第1のインバータと、 一方の入力に前記第1の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第1の論理和否
    定回路と、 一方の入力に前記第2の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第2の論理和否
    定回路と、 前記第1のデータ入力端子と前記第1のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第1の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第2のトランスミッションゲー
    トと、 前記第2のデータ入力端子と前記第1のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第2の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第3のトランスミッションゲー
    トとからなり、 前記第3および第4のデータ入力端子に入力されたデー
    タを選択する回路は、 出力部が第4のトランスミッションゲートに接続された
    第2のインバータと、 一方の入力に前記第3の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第3の論理和否
    定回路と、 一方の入力に前記第4の選択信号入力端子が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続された第4の論理和否
    定回路と、 前記第3のデータ入力端子と前記第2のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第3の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第5のトランスミッションゲー
    トと、 前記第4のデータ入力端子と前記第2のインバータの入
    力部との間に接続され、前記第4の論理和否定回路の出
    力に基づいて制御される第6のトランスミッションゲー
    トとからなり、 前記第1および第2の選択信号と第3および第4の選択
    信号により選択されたどちらかのデータを選択する回路
    は、 第3のインバータと、 入力部が前記第5の選択信号入力端子に接続され、出力
    部が前記第3のインバータの入力部に接続された第7の
    トランスミッションゲートと、 一方の入力に前記第7のトランスミッションゲートの出
    力が接続され、他方の入力に前記基準信号が接続され、
    出力が前記第1のトランスミッションゲートの制御ゲー
    トに接続された第5の論理和否定回路と、 一方の入力に前記第3のインバータの出力が接続され、
    他方の入力に前記基準信号が接続され、出力が前記第4
    のトランスミッションゲートの制御ゲートに接続された
    第6の論理和否定回路とからなり、 前記選択されたデータを前記出力端子に出力するため
    の、入力部が前記第1のトランスミッションゲートと前
    記第4のトランスミッションゲートに接続され、出力部
    が前記出力端子に接続された第4のインバータと、から
    構成したことを特徴とする論理回路。
  8. 【請求項8】前記第1から第7のトランスミッションゲ
    ートはそれぞれnチャネル電界効果トランジスタとpチ
    ャネル電界効果トランジスタで構成し、 前記第1のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第5の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第2のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第1の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第3のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第2の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第4のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第6の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第5のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第3の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第6のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記第4の論理和否定回路の出力信号と該出力を反
    転した信号であり、 前記第7のトランスミッションゲートを制御する信号
    は、前記基準信号と該基準を反転した信号である請求項
    7記載の論理回路。
  9. 【請求項9】前記第1のインバータとループを形成する
    第1のトライステートインバータを設けて第1のラッチ
    回路を構成し、 前記第2のインバータとループを形成する第2のトライ
    ステートインバータを設けて第2のラッチ回路を構成
    し、 前記第3のインバータとループを形成する第3のトライ
    ステートインバータを設けて第3のラッチ回路を構成
    し、 前記第4のインバータの入力部に第4のトライステート
    インバータと第5のインバータからなる第4のラッチ回
    路を設けて成る請求項7または請求項8に記載の論理回
    路。
JP15592599A 1999-06-03 1999-06-03 論理回路 Expired - Fee Related JP3665231B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15592599A JP3665231B2 (ja) 1999-06-03 1999-06-03 論理回路
US09/583,720 US6320421B1 (en) 1999-06-03 2000-05-30 Logic circuit
US09/946,440 US6970017B2 (en) 1999-06-03 2001-09-06 Logic circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15592599A JP3665231B2 (ja) 1999-06-03 1999-06-03 論理回路

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000349602A true JP2000349602A (ja) 2000-12-15
JP2000349602A5 JP2000349602A5 (ja) 2004-09-24
JP3665231B2 JP3665231B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=15616520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15592599A Expired - Fee Related JP3665231B2 (ja) 1999-06-03 1999-06-03 論理回路

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6320421B1 (ja)
JP (1) JP3665231B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6829750B2 (en) * 2001-06-15 2004-12-07 Science & Technology Corporation @ Unm Pass-transistor very large scale integration
US7231336B2 (en) * 2003-08-25 2007-06-12 Legend Design Technology, Inc. Glitch and metastability checks using signal characteristics
JP4551731B2 (ja) * 2004-10-15 2010-09-29 株式会社東芝 半導体集積回路
US7436220B2 (en) * 2006-03-31 2008-10-14 Intel Corporation Partially gated mux-latch keeper
JP2010219620A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Toshiba Corp 半導体集積回路
US8461875B1 (en) * 2011-02-18 2013-06-11 Suvolta, Inc. Digital circuits having improved transistors, and methods therefor

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5198705A (en) * 1990-05-11 1993-03-30 Actel Corporation Logic module with configurable combinational and sequential blocks
US5280203A (en) * 1992-05-15 1994-01-18 Altera Corporation Look-ahead asynchronous register set/reset in programmable logic device
JPH0645879A (ja) 1992-07-23 1994-02-18 Toshiba Corp フリップフロップ
JP2882272B2 (ja) 1994-02-17 1999-04-12 日本電気株式会社 ラッチ回路
JP3400124B2 (ja) * 1994-08-08 2003-04-28 株式会社日立製作所 パストランジスタ型セレクタ回路及び論理回路
US5465055A (en) * 1994-10-19 1995-11-07 Crosspoint Solutions, Inc. RAM-logic tile for field programmable gate arrays
US5955912A (en) * 1995-10-25 1999-09-21 Texas Instruments Incorporated Multiplexer circuits
US5719878A (en) * 1995-12-04 1998-02-17 Motorola Inc. Scannable storage cell and method of operation
JP3701781B2 (ja) * 1997-11-28 2005-10-05 株式会社ルネサステクノロジ 論理回路とその作成方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6320421B1 (en) 2001-11-20
JP3665231B2 (ja) 2005-06-29
US20020043990A1 (en) 2002-04-18
US6970017B2 (en) 2005-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3732022B2 (ja) Dフリップフロップ
EP1592133A1 (en) N-domino output latch with accelerated evaluate path
CA2338114C (en) Single rail domino logic for four-phase clocking scheme
JPH11214961A (ja) ラッチ回路およびフリップフロップ回路
US6509761B2 (en) Logical circuit
JP2000349602A (ja) 論理回路
US5546035A (en) Latch circuit having a logical operation function
US7528630B2 (en) High speed flip-flop
JP3563377B2 (ja) フリップフロップ回路
US5930322A (en) Divide-by-4/5 counter
US7193445B2 (en) Non-inverting domino register
US7187209B2 (en) Non-inverting domino register
KR101203605B1 (ko) 고속 동작을 위한 플립플롭
US7173456B2 (en) Dynamic logic return-to-zero latching mechanism
JP3842571B2 (ja) フリップフロップ回路
US7936185B1 (en) Clockless return to state domino logic gate
JP3842691B2 (ja) 半導体集積回路
JP2003068083A (ja) 半導体集積回路
Kakde et al. Design of low power 8-bit shift register using PFF
US20100045389A1 (en) Ring oscillator
JPH1131962A (ja) データバス出力回路
US6377096B1 (en) Static to dynamic logic interface circuit
Kong et al. A true single-phase clocking scheme for low-power and high-speed VLSI
Karlsson et al. A Robust Differential Logic Style with NMOS Logic Nets
JPH0756711A (ja) 全加算器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080408

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees