JP2003068083A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003068083A
JP2003068083A JP2001257699A JP2001257699A JP2003068083A JP 2003068083 A JP2003068083 A JP 2003068083A JP 2001257699 A JP2001257699 A JP 2001257699A JP 2001257699 A JP2001257699 A JP 2001257699A JP 2003068083 A JP2003068083 A JP 2003068083A
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signal
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JP2001257699A
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Masayuki Iwahashi
誠之 岩橋
Shigeru Nakahara
茂 中原
Keiichi Higeta
恵一 日下田
Takeshi Suzuki
武史 鈴木
Kazuo Kanetani
一男 金谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセス性能やサイクル性能に優れたワード
デコーダを用いて、半導体メモリやメモリ内蔵LSIの
動作性能の向上を図る。 【解決手段】 アドレスデコードを行う論理段10およ
びワード線の駆動を行う出力段30を備えたワードデコ
ーダにおいて、論理段10として入力NMOSQN1〜
QNMを並列に接続してなるSCL回路を備えるととも
に、デコード信号の出力タイミングから所定遅延の後に
論理段10から駆動段30への信号パスを遮断するゲー
ト段20と、出力回路31,32の出力ノードN5,N
6を所定のタイミングでリセット電位に変化させるリセ
ット用MOS MR1,MR2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体メモリの
高速化技術に関し、例えば汎用SRAM(StaticRandom
Memory)チップやオンチップのメモリとしてSRAM
マクロセルを備えた半導体集積回路に適用して有用な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリのワード線を選択するワー
ドデコーダとして、従来、図4に示すような回路を用い
たものがある。この回路は、コード信号IN1〜IN3
の論理和出力(負論理形式)を行う同期型CMOS論理
回路LG1と、インバータ回路INV1からなる駆動段
とを組み合せたものである。同期型CMOS論理回路L
G1は、プリチャージ用のPチャネルMOSFET(以
下、PMOSと称する)QP20や、入力アドレスを表
すコード信号IN1〜IN3が入力されるNチャネルM
OSFET(以下、NMOSと称する)QN21〜QN
23、クロック信号CKに同期して駆動電流を流すNM
OS QN20を縦積みして構成される。MOS QP
21は駆動段のノードをプリチャージするPMOSであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体集積回路
の更なる高速化が図られており、それに伴い、SRAM
等に備わるワードデコーダにおいても、そのアクセス性
能やサイクル性能の向上が求められている。しかしなが
ら、図4に示したようなCMOS論理回路をデコード用
の論理回路に用いたワードデコーダでは、論理段にNM
OSが縦積みされた構成があるため、回路遅延が大き
く、上記要求を満たすことが難しい。
【0004】この発明の目的は、従来のものと比較して
アクセス性能やサイクル性能に優れたワードデコーダを
用いて、半導体メモリやメモリ内蔵LSI(大規模集積
回路)の動作性能の向上を図ることにある。この発明の
前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、
本明細書の記述および添附図面から明らかになるであろ
う。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、半導体メモリのワード線を選択
するデコード回路と、選択されたワード線を駆動するワ
ード線駆動回路とを備えている半導体集積回路におい
て、上記デコード信号の出力タイミングから所定遅延時
間の後に上記デコード回路からワード線駆動回路への信
号パスを遮断するゲート手段と、該ゲート手段からワー
ド線までの信号パス上の所定のノードを所定のタイミン
グで所定の電位に変化させるリセット手段とを設けたも
のである。
【0006】さらに、上記デコード回路は、第1電源電
位と第2電源電位との間に設けられ駆動電流を流す駆動
用トランジスタと、第1電源電位と駆動用トランジスタ
とを結ぶ2つの電流パス上にそれぞれ設けられ電流に応
じて各電流パス上の出力ノードの電圧を変化させる第1
負荷および第2負荷と、第1負荷と上記駆動用トランジ
スタとの間に並列に設けられた複数のスイッチトランジ
スタと、第2負荷と上記駆動用トランジスタとの間に設
けられ且つ上記第1負荷側の出力ノードが制御端子に接
続された参照用トランジスタとを有し、上記複数のスイ
ッチトランジスタの制御端子を入力端子とし上記第1負
荷側或いは第2負荷側の出力ノードを出力端子とする論
理回路を備えたものである。
【0007】望ましくは、上記ワード線駆動回路を構成
するCMOSインバータのPチャネル側とNチャネル側
のMOSFETの駆動力比が、ワード線を選択レベルに
移行させるときに駆動する側が非駆動側の2倍以上大き
くなるように設定すると良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
1〜図3の図面に基づいて説明する。図1は、本発明を
適用して好適なワードデコーダの一部分を示す回路図、
図2は、図1の回路の動作を説明するタイムチャートで
ある。図2のタイムチャートは、2個目のクロック信号
CKが入力されるときに対応するワード線WLが選択さ
れる場合を示したものである。
【0009】図1において、10はアドレスのデコード
用に用いられる論理段、20はワード線駆動信号のパル
ス幅を調整するゲート段、30は論理段10から入力さ
れる選択パルスに基づいてワード線を駆動する出力段、
40はゲート段20や出力段30に論理段10に入力さ
れるクロック信号CKに遅延を与える遅延段である。こ
れらのうち、論理段10、ゲート段20および出力段3
0は、メモリセルアレイの各ワード線WL毎に設けられ
るもの、遅延段40は、複数のワード線WLで共通とさ
れるものである。
【0010】論理段10の入力端子には、アドレス信号
に基づくコード信号IN0〜INmが入力される。コー
ド信号IN0〜INmは複数ビットのアドレス信号のう
ち所定ビットの信号が反転されたもので、対応するワー
ド線WLごとに反転されるビット位置が異なるように配
線されている。これによりアドレス信号に基づき複数本
のワード線うち1本のみが選択されるようになってい
る。この実施例の論理段10は、入力される複数ビット
のコード信号IN0〜INmが全てロウレベルの場合
に、クロックCKに同期して対応するワード線をハイレ
ベルから選択レベルであるロウレベルに変化させる。
【0011】この論理段10は、特開平10−1503
58号において開示されている同期型半導体論理回路
(Source Coupled Logic:SCL回路と呼ぶ)と同一回
路形式が適用されている。SCL回路は、例えば、2線
式論理の高速性を兼ね備えつつ、相補入力を必要としな
いため2線式論理につきものの複雑さや使い勝手の悪さ
がなく、さらに、入力NMOSが並列に接続されるた
め、多入力であってもNMOSの積み重ね段数を増加さ
せることがないという利点を有する。従って、多入力と
なるワードドライバの論理段にこのようなSCL回路を
用いることで、CMOS論理回路やパストランジスタ論
理回路を用いた場合より高速なアクセス性能を得ること
が出来る。
【0012】図1の論理段10において、QNVはクロ
ック信号CKに同期して駆動電流を流す駆動用トランジ
スタである駆動MOS、QN0〜QNMは各ソースとド
レインとがそれぞれ共通に接続されコード信号IN0〜
INmをゲートに受けるスイッチトランジスタである入
力MOS、QNBは入力MOS QN0〜QNM側の出
力ノードN2の電位をゲートに受けて入力MOS QN
0〜QNMの相補的な動作をする参照用トランジスタと
しての参照用NMOS、QP1,QP3はそれぞれ入力
MOS QN0〜QNMと参照用NMOS QNBのダ
イナミック負荷となる第1および第2負荷としての負荷
MOS、QP2,QP4は負荷MOSQP1,QP3の
下側のノードN1,N2を駆動前にチャージするプリチ
ャージPMOS、QP5は駆動MOS QNVの上側の
ノードN3を駆動前に電源電圧Vccチャージするプリ
チャージPMOSである。
【0013】この論理段10によれば、クロック信号C
Kがロウレベルのときには、プリチャージPMOS Q
P2,QP4,QP5がオン状態になって回路の各ノー
ドN1,N2,N3がハイレベル(Vcc)にプリチャ
ージされる。次に、クロック信号CKがハイレベルにな
ると、入力コード信号IN0〜INmのうち1つでもハ
イレベルの信号があると、入力MOS QN0〜QNM
の上部ノードN2の電位が低下し、参照用NMOS Q
NBがオフ状態に、それに対応したダイレクト負荷PM
OS QP3がオン状態になり、それにより出力ノード
N1の電位はハイレベルのままとなる。一方、入力コー
ド信号IN0〜INmが全てロウレベルであると、入力
MOS QN0〜QNMの上部ノードN2の電位はハイ
レベルのままとなり、参照用NMOS QNBがオン状
態に、それに対応したダイレクト負荷PMOS QP3
がオフ状態になって、出力ノードN1の電位を急峻にロ
ウレベルに変化させる。
【0014】例えば、図2の論理段10の出力SL0に
示されるように、入力コード信号IN0〜INmが全て
ロウレベルの状態で2番目のクロック信号CKがハイレ
ベルになると、論理段10の出力SL0は速やかにロウ
レベルに変化して、デコード信号としての選択信号P0
が出力される。その後、クロック信号CKがロウレベル
になると選択信号P0は緩やかにハイレベルにリセット
される。
【0015】ゲート段20は、トランスファーゲートで
あるスイッチNMOS MT1と、出力側のノードN4
のプリチャージを行うプリチャージPMOS MP1と
から構成されている。このうちプリチャージPMOS
MP1はリセット手段としても機能するものである。こ
れらNMOS MT1とプリチャージPMOS MP1
のゲート端子には、論理段10に入力されるクロック信
号CKを、遅延段40で遅延R1(図2参照)だけ遅延
されたタイミング信号RCKが入力される。
【0016】このような構成により、ゲート段20は、
論理段10のプリチャージ期間にスイッチNMOS M
T1がオン、プリチャージMOS MP1がオフされて
ノードN4がノードN1と同一電位となるオープン状態
となり、論理段10がアクティブ状態になってから所定
遅延R1の後(第1時間の経過後)にスイッチNMOS
MT1がオフ、プリチャージMOS MP1がオンさ
れるクローズ状態となる。それにより、図2の出力SL
0とゲート段20の出力SL1に示されるように、ロウ
レベルの選択信号P0がゲート段20を通過した後、信
号のパルス幅が遅延段40の遅延R1の幅でカットされ
る。ここで、トランスファーゲートは比較的遅延も小さ
く、ゲート段20を通過した選択パルスP1の立下り時
間は論理段10の出力時と同様に短いものとなる。
【0017】また、クローズ状態となるタイミングと同
一のタイミングに、プリチャージPMOS MP1によ
り出力側のプリチャージが開始される。それにより、ゲ
ート段20を通過した選択パルスP1の立上り時に、ゲ
ート段20の出力ノードがプリチャージPMOS MP
1のチャージにより比較的高速に引き上げられるので、
選択パルスP1の立上り時間は短くなる。
【0018】出力段30は、図1に示すように、2段の
CMOSインバータ31,32と、所定のタイミングに
インバータ31,32の出力ノードN5,N6をリセッ
ト状態に戻すリセット手段としてのリセット用MOS
MR1,MR2と、これらリセット用MOS MR1,
MR2の動作タイミングを、インバータ31,32の動
作タイミングに合わせるためにタイミング信号RCKに
遅延を与えるインバータ33,34等から構成される。
【0019】1段目のCMOSインバータ31は、構成
素子のPMOSとNMOSのゲート幅の比が10:1〜
5:1(駆動力比で5:1〜5:2)に設定されてい
る。ゲート段20を通過した選択パルスP1は、ロウレ
ベルの電位がスイッチMOSMT1のしきい値電圧Vt
hだけ低下せず、続くインバータ31のPMOSのゲー
トを十分に駆動できないが、そのPMOS側の駆動力が
NMOS側よりも2倍以上大きくなるように設定されて
いることで、PMOS側の駆動により出力ノードN5の
電位が速やかに押し上げられる。従って、インバータ3
1の出力波形を示す図2のSL2のように、インバータ
31により立上りが急峻な選択パルスP2が生成、出力
される。また、立上りが急峻になることからインバータ
31の出力SL2の信号遅延は比較的小さくなる。
【0020】リセット用MOS MR1は、CMOSイ
ンバータ31のNMOS側の駆動力を補うものである。
すなわち、CMOSインバータ31はNMOS側の駆動
力が小さく設定されているので、ハイレベル信号が入力
した場合に出力ノードN5の電位を引き下げる力が小さ
いが、リセット用MOS MR1が同時にオンすること
で、この出力ノードN5の引き下げが速やかに行われ
る。
【0021】また、リセット用MOS MR1のゲート
端子には、インバータ33によりタイミング信号RCK
にCMOSインバータ31と同様の遅延が与えられたタ
イミング信号が入力される。従って、図2に示すよう
に、リセット用MOS MR1がオンされるタイミング
T2と、前段の選択パルスP1の立上がりによりCMO
Sインバータ31のNMOSがオンされるタイミングと
が揃えられる。それにより、インバータ31から出力さ
れる選択パルスP2はその立下りも急峻になる。
【0022】このリセット用MOS MR1の駆動力
(Xn1)は、CMOSインバータ31のNMOSの駆
動力(Xn0)との合計(Xn0+Xn1)が、CMO
Sインバータ31のPMOSの駆動力(Xp0)とつり
あうように、例えば(Xn0+Xn1):Xp0≒1:
1、のように設定されている。
【0023】2段目のCMOSインバータ32は、1段
目とは逆に、構成素子のPMOSとNMOSのゲート幅
比が例えば1:3〜1:2(駆動力比で1:6〜1:
4)に設定されている。このように、NMOS側の駆動
力を高めておくことで、インバータ32にハイレベル信
号が入力された場合に、そのNMOS側の駆動により出
力ノードN6の電位が速やかに引き下げられる。従っ
て、インバータ32の出力波形を示す図2のSL3のよ
うに、インバータ32により立下りが急峻な選択パルス
P3が生成、出力される。また、立下りが急峻になるこ
とからインバータ32の出力SL3の信号遅延も比較的
小さくなる。
【0024】リセット用MOS MR2は、CMOSイ
ンバータ32のPMOS側の駆動力を補うものである。
すなわち、CMOSインバータ32はPMOS側の駆動
力が小さく設定されているので、ロウレベルの信号が入
力されたときに出力ノードN6の電位を引き上げる力が
小さいが、CMOSインバータ32のPMOSとリセッ
ト用MOS MR2が同時にオンすることで、その出力
ノードN6の引き上げが速やかに行われる。
【0025】また、リセット用MOS MR2のゲート
端子には、インバータ33,34によりタイミング信号
RCKにCMOSインバータ31,32と同様の遅延が
与えられたタイミング信号が入力される。従って、図2
に示すように、リセット用MOS MR2がオンされる
タイミングT3と、前段の選択パルスP2の立下りによ
りCMOSインバータ32のPMOSがオンされるタイ
ミングとが揃えられる。それにより、インバータ32か
ら出力される選択パルスP3はその立上りも急峻にな
る。
【0026】このリセット用MOS MR2の駆動力
(Yp1)は、CMOSインバータ32のPMOSの駆
動力(Yp0)との合計(Yp0+Yp1)が、CMO
Sインバータ32のNMOSの駆動力(Yn0)とつり
あうように、例えば(Yp0+Yp1):Yn0≒1:
1、のように設定されている。
【0027】遅延段40は、制御信号TWにより遅延量
が可変な構成になっている。可変にする構成は、各々遅
延量が異なる複数の信号パスとこれらの信号パスに信号
を通過させる選択手段とからなる構成など、種々の公知
技術が適用できる。制御信号TWは、例えば、同一の半
導体チップ上に設けられるヒューズ回路等から与えられ
るように構成しておいて、製造プロセスの最終工程で遅
延段40の遅延量を適宜調整し、製品出荷時には固定と
されるものである。また、制御信号TWをレジスタで生
成する構成として、当該半導体集積回路を用いたシステ
ムの電源投入時等に初期設定で変更できるように構成し
ても良い。
【0028】図3は、上述の実施例のワードデコーダが
設けられたSRAMの構成図である。この図において、
100は多数のSRAMセル101がマトリクス状に配
列されるとともに各SRAMセル101に対応してワー
ド線WLとビット線BLとが交差するように配線された
メモリセルアレイ、110は入力アドレスADに応じて
対応する1本のワード線WLを選択し選択レベルに駆動
するワードデコーダ、111は入力アドレスADをワー
ドデコーダ110に伝えるアドレスバッファ、書込みか
読出しかを示すライトイネーブル信号SWEなどのコマ
ンドを入力するコマンドバッファ、入力クロックCKや
コマンドデータから各ブロックにタイミング信号を供給
するタイミング生成部、120は一対の相補ビット線に
読み出された記憶信号を増幅して読み出すセンスアン
プ、121は読出しデータを出力する出力バッファ、1
22は制御信号DOCに基づきインピーダンスを変化さ
せて書込みデータや読出しデータの入出力を行う入出力
回路、130はビット線を通じて選択されたメモリセル
101にデータを書き込むライトアンプ、131は書込
みデータを入力してライトアンプに出力する入力バッフ
ァ、140はワード線の選択パルスのパルス幅を決定す
る制御信号TWを生成するヒューズ回路である。
【0029】上記構成のSRAMにおいて、ワードデコ
ーダ110の各ワード線毎に設けられる論理回路および
ワード線駆動回路として、図1の論理段10、ゲート段
および出力段30がワード線WLの数だけ並んで設けら
れている。
【0030】以上のように、この実施例に係るSRAM
のワードデコーダによれば、デコード用の論理回路とし
て動作速度が高速なSCL回路を用いているので、NM
OS等が多段に縦積みされるCMOS論理回路や、パス
トランジスタを組み合せてなるパストランジスタ論理回
路を用いたものに比べて、アクセス性能の向上が図れ
る。さらに、SCL回路は入力が多入力になっても入力
NMOSの数が並列に増すだけであり、高速性は損なわ
れないので、メモリセルアレイのワード構成の変更に対
して性能劣化なく柔軟に対応することが可能であり、例
えば、SRAMを内蔵するASIC(Application Spec
ific IC)を設計する際などに、SRAMのワード構成
に拘わらず同一構成のワードドライバを適用できるの
で、設計工数の大幅な削減を図ることが出来る。
【0031】また、遅延段40とゲート段20並びに出
力段30の構成により、パルス幅が小さく立上り時間と
立下り時間も短い選択パルスが生成可能なので、ワード
線WLの駆動に係るサイクル時間を短くすることが可能
であり、延いてはSRAMのサイクル性能の向上を図る
ことが出来る。また、遅延段40の遅延量が可変になっ
ているので、ワード線WLの選択パルスのパルス幅を調
整する際に、遅延段40へ出力される制御信号TWの変
更のみで対応できる。
【0032】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、出
力段に設けられるインバータの段数は1段にしても良い
し、3段以上設けて各段の出力ノードに同様のリセット
用MOSを付加するように構成しても良い。また、論理
段の後段に設けられるゲート段としては、例えば、クロ
ックドインバータのようなトライステートを用いても良
いし、さらに駆動力を有するトライステートに後段の出
力段としての機能も負担させようにしても良い。
【0033】また、入力コード信号IN0〜INmを1
ビット増やし、この1ビット増加した分の入力コード信
号INm+1をワードデコーダの入力クロックCKとし
てもよい。入力クロックCKを入力コード信号INm+
1に置き換えることにより、論理段10でコード信号を
受けるNMOSを増加することなくデコードする信号数
を増やすことができ、また、クロック信号の生成回路を
削減できる。さらに、RAM内で動作するワードデコー
ダ数を半減でき、消費電力低減の効果が得られる。
【0034】また、論理段に適用したSCL回路も、特
開平10−150358号公報にあるように様々な変形
が可能であるし、また、論理段として、その他のCMO
S論理回路やパストランジスタ論理回路を用いた場合で
も、後段のゲート手段や論理段のリセット手段により、
サイクル性能の向上などの効果が得られる。
【0035】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
Mについて説明したがこの発明はそれに限定されるもの
でなく、汎用の半導体メモリあるいはメモリを内蔵した
半導体集積回路に広く利用することができる。
【0036】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、本発明に従うと、ワード線
の選択駆動を高速に且つ選択パルスを短く出来ることか
ら、半導体メモリのアクセス性能やサイクル性能の向上
が図られ、延いては、メモリ内蔵の半導体集積回路をよ
り高速動作可能にすることが出来るという効果がある。
【0037】また、SCL回路をワードデコーダのデコ
ード用の論理回路として用いることで、ワード構成の異
なるメモリセルアレイに対しても性能劣化なく、同様の
論理構成のまま対応することが出来るという効果があ
る。また、ワードデコーダへの入力クロックCKを、入
力コード信号に置き換えることで、ゲート数の削減、多
入力デコード、低消費電力化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るワードデコーダの一部分
を示した回路図である。
【図2】図1のワードデコーダの回路動作を説明するタ
イムチャートである。
【図3】実施例のSRAMマクロの構成を示すブロック
図である。
【図4】従来のワードデコーダの一部分を示した回路図
である。
【符号の説明】
10 論理段 20 ゲート段 30 出力段 31,32 CMOSインバータ 33,34 遅延用のインバータ 40 遅延段 110 ワードデコーダ 111 アドレスバッファ QP1,QP4 負荷MOS QN0〜QNM 入力MOS QNB 参照用MOS QNV 駆動MOS MT1 スイッチNMOS(トランスファーゲート) MP1 プリチャージPMOS MR1,MR2 リセット用MOS WL ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日下田 恵一 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 鈴木 武史 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 金谷 一男 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ21 KA23 KB44 QQ03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルがマトリクス状に配列
    されるとともに、各メモリセルが接続される複数のワー
    ド線と複数のビット線とが交差するように形成されてい
    るメモリアレイと、アドレス信号に基づき対応したワー
    ド線を選択するデコード回路と、アドレスのデコード信
    号に基づき選択されたワード線を駆動するワード線駆動
    回路とを備えている半導体集積回路において、 上記デコード信号の出力タイミングから第1時間経過後
    に上記デコード回路からワード線駆動回路への信号パス
    を遮断するゲート手段と、該ゲート手段からワード線ま
    での信号パス上のノードの電位を変化させるリセット手
    段とが設けられていることを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 上記デコード回路は、第1電源電位と第
    2電源電位との間に設けられ駆動電流を流す駆動用トラ
    ンジスタと、第1電源電位と駆動用トランジスタとを結
    ぶ2つの電流パス上にそれぞれ設けられ電流に応じて各
    電流パス上の出力ノードの電圧を変化させる第1負荷お
    よび第2負荷と、第1負荷と上記駆動用トランジスタと
    の間に並列に設けられた複数のスイッチトランジスタ
    と、第2負荷と上記駆動用トランジスタとの間に設けら
    れ且つ上記第1負荷側の上記出力ノードが制御端子に接
    続された参照用トランジスタとを有し、上記複数のスイ
    ッチトランジスタの制御端子を入力端子とし上記第1負
    荷側の出力ノード或いは第2負荷側の出力ノードを出力
    端子とする論理回路を備えていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 上記ゲート手段は、ゲート端子に制御信
    号を受けてソース・ドレイン間に信号を伝送するMOS
    FETからなるトランスファーゲートと、ゲート端子が
    上記トランスファーゲートと共通に接続され、このトラ
    ンスファーゲートの出力側のノードをリセット電位にチ
    ャージするプリチャージ用MOSFETとを有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記ワード線駆動回路にはワード線を駆
    動する出力回路と、該出力回路の出力ノードをリセット
    電位にチャージするリセット用MOSFETとを有し、 上記リセット用MOSFETは、上記ゲート手段の遮断
    から当該ゲート手段より上記出力ノードまで伝送される
    信号の遅延時間だけ遅延されたタイミングで、オン状態
    にされるように構成されていることを特徴とする請求項
    1〜3の何れかに記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 上記出力回路はCMOSインバータであ
    り、これらCMOSインバータのPチャネル側とNチャ
    ネル側のMOSFETの駆動力比が、ワード線を選択レ
    ベルに移行させるときに駆動する側が非駆動側の2倍以
    上大きくなるように設定されていることを特徴とする請
    求項4に記載の半導体集積回路。
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