JP2005339590A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力の増加を招くことなく、トランジスタのオフリーク電流の影響を緩和する。
【解決手段】 バス線121及びダミーバス線122がいずれも中間電圧にプリチャージされた後、複数のトライステートバッファ111,112の出力が全てハイインピーダンス状態である間にバス線121の電圧変動の大きさをリーク検知回路150にて検出する。このリーク検知に応答して、各トライステートバッファ111,112中のトランジスタのオフリーク電流が小さくなるように、バックバイアス設定回路180がPチャネルMOSトランジスタ用及びNチャネルMOSトランジスタ用のバックバイアスを設定する。再度のプリチャージ動作の後、複数のトライステートバッファ111,112のうちのいずれかがアクティブになり、センスアンプ140が起動する時、バス線121とダミーバス線122との間に所要の大きさの電位差が確保される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路に関し、特にトランジスタのオフリーク電流に起因した誤動作を防止するための回路技術に関するものである。
従来の半導体集積回路の1つとして、SRAM(static random access memory)が知られている。SRAMが有する多数のメモリセルの各々は、例えば、第1及び第2のアクセストランジスタ(NチャネルMOSトランジスタ)と、第1及び第2のドライブトランジスタ(NチャネルMOSトランジスタ)と、第1及び第2の負荷トランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ)とで構成される。第1のドライブトランジスタのドレインは第1のアクセストランジスタを介してビット線対のうちの一方に、第2のドライブトランジスタのドレインは第2のアクセストランジスタを介してビット線対のうちの他方にそれぞれ接続される。各ビット線は、読み出し/書き込みサイクルの前に、所定の電圧にプリチャージされる。
近年、半導体プロセスの微細化に伴い、トランジスタの閾値電圧が低下している。その結果、SRAMにおいてドライブトランジスタのオフリーク電流の影響が顕著になってきた。同一コラムに属する複数のメモリセルの各々のドライブトランジスタのオフリーク電流の総和(ビット線リーク電流)が、同コラムにおいて読み出し時に選択される単一メモリセル中のドライブトランジスタに流れるオン電流(ドライブ電流)に匹敵するほど大きくなると、ビット線対間に所要の大きさの電位差が確保できなくなる結果、メモリ読み出しに誤動作が生じる怖れさえある。しかも、ドライブトランジスタのオフリーク電流は、セルデータ、温度等に依存して変動する。
この課題を解決するため、ある従来技術によれば、ビット線対のプリチャージ期間に各ビット線についてリーク電流の大きさが検知され、読み出し/書き込みサイクルでは、検知されたビット線リーク電流と同じ大きさの補償電流が各ビット線へ注入される(非特許文献1参照)。
K. Agawa et al., "A Bit-Line Leakage Compensation Scheme for Low-Voltage SRAM's", IEEE 2000 Symposium on VLSI Circuits, Digest of Technical Papers, pp.70-71
しかしながら、上記従来技術には、ビット線への補償電流の注入に起因して消費電力が大きくなるという課題があった。
本発明の目的は、複数のトランジスタと、該複数のトランジスタの各々のドレインが共通に接続された信号配線とを有する半導体集積回路において、消費電力の増加を招くことなくトランジスタのオフリーク電流の影響を緩和することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、トランジスタの実動作前に予め電圧制御によってリーク補償を実行することとしたものである。
具体的に説明すると、本発明に係る半導体集積回路は、信号配線を所定の電圧にプリチャージするプリチャージ回路と、プリチャージの完了後における複数のトランジスタのオフリーク電流に起因した前記信号配線の電圧変動の大きさを検出することによりリーク検知を行うリーク検知回路と、このリーク検知に応答しかつ前記当該のトランジスタのうちのいずれかの実動作前に当該複数のトランジスタのオフリーク電流が小さくなるように当該複数のトランジスタのバックバイアス(電圧)を設定するバックバイアス設定回路とを備えることとしたものである。
これにより、リーク検知に応答してバックバイアス設定回路が動作するので、トランジスタのオフリーク電流が温度等に依存して変動してもリーク補償が達成される。
本発明によれば、トランジスタの実動作前に予め電圧制御によってリーク補償を実行することとしたので、消費電力の増加を招くことなく各トランジスタのオフリーク電流の影響を緩和することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。ここでは、多数のトライステートバッファが、共通の信号配線であるバス線に接続されているものとする。
図1は、本発明に係る半導体集積回路の構成例を示している。図1の半導体集積回路は多数のメモリマクロを有するものであるが、図面の簡略化のため、このうち2個のメモリマクロ101,102のみが図示されている。第1のメモリマクロ101は第1のトライステートバッファ111を介して、また第2のメモリマクロ102は第2のトライステートバッファ112を介して共通のバス線121に接続されている。VDDは電源電圧、VSSは接地電圧である。
第1のトライステートバッファ111において、1はPチャネルMOSドライブトランジスタ、2はNチャネルMOSドライブトランジスタ、3及び6はインバータ回路、4はPチャネルMOSスイッチングトランジスタ、5はNチャネルMOSスイッチングトランジスタである。NチャネルMOSドライブトランジスタ2のゲートには第1の出力イネーブル信号OE1が、PチャネルMOSドライブトランジスタ1のゲートには当該第1の出力イネーブル信号OE1の反転信号がそれぞれ与えられる。また、両スイッチングトランジスタ4,5の各々のゲートには、第1のメモリマクロ101から与えられる第1のデータ信号DAの反転信号が与えられる。PチャネルMOSドライブトランジスタ1のドレインはPチャネルMOSスイッチングトランジスタ4を介して、NチャネルMOSドライブトランジスタ2のドレインはNチャネルMOSスイッチングトランジスタ5を介してバス線121に接続される。そして、PチャネルMOSドライブトランジスタ1のソースは電源電圧VDDに、NチャネルMOSドライブトランジスタ2のソースは接地電圧VSSにそれぞれ接続されている。したがって、第1のトライステートバッファ111は、第1の出力イネーブル信号OE1がLレベルの場合には出力がハイインピーダンス状態を示し、第1の出力イネーブル信号OE1がHレベルの場合には、第1のデータ信号DAがHレベル(DA=1)ならばPチャネルMOSドライブトランジスタ1によりバス線121をHレベルにドライブし、第1のデータ信号DAがLレベル(DA=0)ならばNチャネルMOSドライブトランジスタ2によりバス線121をLレベルにドライブする。
第2のトライステートバッファ112を含む他の全てのトライステートバッファも、第1のトライステートバッファ111と同様の内部構成を持つ。図1中のOE2は第2の出力イネーブル信号、DBは第2のメモリマクロ102から与えられる第2のデータ信号である。
122はダミーバス線である。ダミーバス線122は、バス線121とほぼ等しい配線容量を持つ。ただし、いずれのトライステートバッファもダミーバス線122には接続されない。
図1の半導体集積回路は、VDD/2プリチャージ回路130と、センスアンプ140と、リーク検知回路150と、出力バッファ160と、カウンタ170と、バックバイアス設定回路180とを更に有している。図1中のVBUSはバス線121の電圧、VDBUSはダミーバス線122の電圧である。
VDD/2プリチャージ回路130は、プリチャージ信号PCGがLレベルのときに、バス線121とダミーバス線122とを、電源電圧VDDと接地電圧VSSとの丁度中間の電圧(VDD/2)にプリチャージする回路である。このプリチャージ動作は、例えば1つの読み出しサイクルにおいて、リーク検知回路150の動作の前後にそれぞれ実行される。
センスアンプ140は、センスアンプイネーブル信号SAEがHレベルのときに、バス線121とダミーバス線122との間の電位差を増幅するように、高い方の電圧を電源電圧VDDまで、低い方の電圧を接地電圧VSSまでそれぞれドライブする差動増幅回路である。
出力バッファ160は、センスアンプ140により増幅されたバス線121の電圧VBUSをデータ出力信号DOUTとして出力する回路である。
カウンタ170は、クロック信号CLKを入力し、リーク検知回路150を間欠動作させるように当該リーク検知回路150へサンプリング信号SMPを供給する回路である。このカウンタ170は、クロック信号CLKを分周し、かつ分周結果に係るサンプリング信号SMPを遅延させるはたらきを持つ。
リーク検知回路150は、VDD/2プリチャージ回路130によるバス線121及びダミーバス線122のプリチャージ完了後における全トライステートバッファ111,112中のPチャネルMOSドライブトランジスタ1及びNチャネルMOSドライブトランジスタ2のオフリーク電流に起因したバス線121の電圧VBUSの変動の大きさを検出することにより、リーク検知を行う回路である。このリーク検知は、サンプリング信号SMPに従って、全トライステートバッファ111,112の出力がハイインピーダンス状態であるときに、つまり全ての出力イネーブル信号OE1,OE2がアクティブ(Lレベル)であるときに実行されるようになっている。
詳細に説明すると、リーク検知回路150は、カウンタ170からのサンプリング信号SMPに加えて、VDD/2<VH<VDDを満たす第1のリファレンス電圧VHと、VSS<VL<VDD/2を満たす第2のリファレンス電圧VLとを受け取り、これら第1及び第2のリファレンス電圧VH,VLとバス線121の電圧VBUSとの大小関係に応じて、第1のリーク検知信号SMPHと第2のリーク検知信号SMPLとを生成する。バス線121の電圧VBUSと第1及び第2のリファレンス電圧VH,VLとは、サンプリング信号SMPがHレベルを示している間にリーク検知回路150に取り込まれる。そして、第1のリーク検知信号SMPHは、VH<VBUSが成り立つ場合にHレベルを示し、そうでない場合にはLレベルを示す。第2のリーク検知信号SMPLは、VBUS<VLが成り立つ場合にLレベルを示し、そうでない場合にはHレベルを示す。つまり、
VBUS<VLならば、SMPH=LかつSMPL=L
VL≦VBUS≦VHならば、SMPH=LかつSMPL=H
VH<VBUSならば、SMPH=HかつSMPL=H
である。
バックバイアス設定回路180は、第1及び第2のリーク検知信号SMPH,SMPLに応答して、全トライステートバッファ111,112中のドライブトランジスタ1,2及びスイッチングトランジスタ4,5のオフリーク電流が小さくなるように、PチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスPBB及びNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスNBBを設定する回路である。具体的に説明すると、バス線121の電圧VBUSが第1のリファレンス電圧VHよりも高いことを第1のリーク検知信号SMPHが示す場合、つまりSMPH=Hである場合には、PチャネルMOSドライブトランジスタ1及びPチャネルMOSスイッチングトランジスタ4のオフリーク電流が小さくなるように、電源電圧VDDよりも高い電圧がPチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスPBBとして設定される。バス線121の電圧VBUSが第2のリファレンス電圧VLよりも低いことを第2のリーク検知信号SMPLが示す場合、つまりSMPL=Lである場合には、NチャネルMOSドライブトランジスタ2及びNチャネルMOSスイッチングトランジスタ5のオフリーク電流が小さくなるように、接地電圧VSSよりも低い電圧がNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスNBBとして設定される。いずれでもない場合、つまりSMPH=LかつSMPL=Hである場合には、PチャネルMOSドライブトランジスタ1及びPチャネルMOSスイッチングトランジスタ4のバックバイアスPBBとして電源電圧VDDが、NチャネルMOSドライブトランジスタ2及びNチャネルMOSスイッチングトランジスタ5のバックバイアスNBBとして接地電圧VSSがそれぞれバックバイアス設定回路180から供給される。
図2は、図1の半導体集積回路中の信号波形の例を示している。図2において、R1は第1の読み出しサイクル、R2は第2の読み出しサイクルである。これら第1及び第2の読み出しサイクルR1,R2の長さは、クロック信号CLKの周期により決定される。ここでは、第1の読み出しサイクルR1において第1のメモリマクロ101から“0”のデータ(DA=0)が、第2の読み出しサイクルR2において第2のメモリマクロ102から“1”のデータ(DB=1)がそれぞれ読み出されるものとする。また、全トライステートバッファ111,112において、PチャネルMOSドライブトランジスタ1のオフリーク電流は小さいものの、NチャネルMOSドライブトランジスタ2のオフリーク電流は大きいものとする。更に、カウンタ170の分周比を1とする。つまり、サンプリング信号SMPの周波数は、クロック信号CLKの周波数と同じである。
まず、第1の読み出しサイクルR1について説明する。期間T1〜T3は準備期間であり、期間T4及びT5は実読み出し期間である。
期間T1では、全トライステートバッファ111,112の出力イネーブル信号OE1,OE2をLレベルに保持したまま、クロック信号CLKの立ち上がり遷移に同期してプリチャージ信号PCGをLレベルにする。このとき、VDD/2プリチャージ回路130は、電源電圧VDDにチャージされたバス線121と、接地電圧VSSにディスチャージされたダミーバス線122とを、いずれも中間電圧VDD/2にプリチャージする。
期間T2では、プリチャージ信号PCGをHレベルに戻すことにより、VDD/2プリチャージ回路130の動作を停止させる。プリチャージ停止後、バス線121の電圧VBUSは、全トライステートバッファ111,112中のNチャネルMOSドライブトランジスタ2のオフリーク電流により徐々に低下する。一方、ダミーバス線122の電圧VDBUSはほとんど変動しない。
期間T3では、カウンタ170がサンプリング信号SMPを一定期間だけHレベルとする。この期間T3の開始時点で、バス線121の電圧VBUSが第2のリファレンス電圧VLよりも低くなっているものとする。したがって、リーク検知回路150は、第1及び第2のリーク検知信号SMPH,SMPLをいずれもLレベルとする。これを受けて、バックバイアス設定回路180は、接地電圧VSSよりも低い電圧をNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスNBBとして設定する。これにより、全トライステートバッファ111,112中のNチャネルMOSドライブトランジスタ2及びNチャネルMOSスイッチングトランジスタ5のオフリーク電流が小さくなる。これらNチャネルMOSトランジスタ2,5の閾値電圧が、いわゆる「基板バイアス効果」により大きくなるからである。そして、サンプリング信号SMPがLレベルになった後、プリチャージ信号PCGを再度Lレベルにする。これにより、バス線121とダミーバス線122とが再度中間電圧VDD/2にプリチャージされる。なお、期間T3に設定されたNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスNBBは、次の読み出しサイクルの開始時点まで保持される。
期間T4では、プリチャージ信号PCGをHレベルに戻すことにより、VDD/2プリチャージ回路130の動作を停止させる。それと同時に、第1の出力イネーブル信号OE1をHレベルとすることにより、第1のメモリマクロ101のデータ信号DAに応じて第1のトライステートバッファ111にアクティブな出力動作をさせる。前述のとおり「DA=0」としているので、第1のトライステートバッファ111中のNチャネルMOSスイッチングトランジスタ5がオンする。Hレベルの出力イネーブル信号OE1により第1のトライステートバッファ111中のNチャネルMOSドライブトランジスタ2もオンしているので、当該第1のトライステートバッファ111は、Lレベル出力動作となる。したがって、バス線121の電圧VBUSは、NチャネルMOSドライブトランジスタ2によりLレベルにドライブされて下がる。
期間T5では、センスアンプイネーブル信号SAEをHレベルとすることにより、センスアンプ140を起動する。これにより、バス線121の電圧VBUSは接地電圧VSSまで、ダミーバス線122の電圧VDBUSは電源電圧VDDまでそれぞれ増幅される。そして、この期間T5に得られたバス線121の電圧VBUSが、出力バッファ160を通してデータ出力信号DOUT(=0)となる。
第2の読み出しサイクルR2の期間T1〜T3における動作は、第1の読み出しサイクルR1と同じである。
第2の読み出しサイクルR2の期間T4では、第2の出力イネーブル信号OE2をHレベルとすることにより、第2のメモリマクロ102のデータ信号DBに応じて第2のトライステートバッファ112にアクティブな出力動作をさせる。前述のとおり「DB=1」としているので、第2のトライステートバッファ112中のPチャネルMOSスイッチングトランジスタ4がオンする。Hレベルの出力イネーブル信号OE2により第2のトライステートバッファ112中のPチャネルMOSドライブトランジスタ1もオンしているので、当該第2のトライステートバッファ112は、Hレベル出力動作となる。したがって、バス線121の電圧VBUSは、PチャネルMOSドライブトランジスタ1によりHレベルにドライブされて上がる。この際、接地電圧VSSよりも低い電圧がNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスNBBとして予め設定されているので、第2のトライステートバッファ112中のPチャネルMOSドライブトランジスタ1のオン電流(ドライブ電流)が、全トライステートバッファ111,112中のNチャネルMOSドライブトランジスタ2のオフリーク電流の総和に勝ることとなる結果、次の期間T5の開始時点におけるバス線121とダミーバス線122との間の所要の大きさの電位差の発生が保証される。
次の期間T5では、センスアンプイネーブル信号SAEをHレベルとすることにより、センスアンプ140を起動する。これにより、バス線121の電圧VBUSは電源電圧VDDまで、ダミーバス線122の電圧VDBUSは接地電圧VSSまでそれぞれ増幅される。そして、この期間T5に得られたバス線121の電圧VBUSが、出力バッファ160を通してデータ出力信号DOUT(=1)となる。
なお、カウンタ170による分周比を適切に選択することにより、リーク検知回路150の動作頻度を複数の読み出しサイクルに1回とすることも可能である。この場合、バックバイアス設定回路180は、リーク検知回路150より第1及び第2のリーク検知信号SMPH,SMPLを受け取ってから、これらのリーク検知信号SMPH,SMPLが次に更新されるまで、PチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスPBB及びNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスNBBを保持することとする。
また、リーク検知回路150においてバス線121の電圧VBUSと比較されるリファレンス電圧の数は任意である。
さて、図1の例ではアクティブなトライステートバッファ、例えば上記第1の読み出しサイクルR1における第1のトライステートバッファ111にも、接地電圧VSSよりも低いNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスNBBが与えられるので、データ読み出し速度の低下が懸念される。図3の例は、この問題の解決策を示している。
図3は、図1中の第1のトライステートバッファ111の変形例を示している。図1中の第2のトライステートバッファ112を含む他のトライステートバッファの構成も図3と同様であるものとする。
図3のトライステートバッファ111は、出力イネーブル信号OE1により制御される第1及び第2のスイッチ回路7,8を備えている。これらのスイッチ回路7,8としては、一般的なトランスファゲートを用いればよい。
第1のスイッチ回路7は、PチャネルMOSドライブトランジスタ1及びPチャネルMOSスイッチングトランジスタ4のバックバイアスを切り換えるための回路である。具体的に説明すると、第1のスイッチ回路7は、当該トライステートバッファ111が受け取る出力イネーブル信号OE1がアクティブ(Hレベル)である場合には、PチャネルMOSドライブトランジスタ1及びPチャネルMOSスイッチングトランジスタ4のバックバイアスとして電源電圧VDDを選択し、当該出力イネーブル信号OE1が非アクティブ(Lレベル)であって当該トライステートバッファ111の出力がハイインピーダンス状態である場合には、バックバイアス設定回路180により設定されたPチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスPBB(例えば、電源電圧VDDよりも高い電圧)をPチャネルMOSドライブトランジスタ1及びPチャネルMOSスイッチングトランジスタ4のバックバイアスとして選択する。
一方、第2のスイッチ回路8は、NチャネルMOSドライブトランジスタ2及びNチャネルMOSスイッチングトランジスタ5のバックバイアスを切り換えるための回路である。具体的に説明すると、第2のスイッチ回路8は、当該トライステートバッファ111が受け取る出力イネーブル信号OE1がアクティブ(Hレベル)である場合には、NチャネルMOSドライブトランジスタ2及びNチャネルMOSスイッチングトランジスタ5のバックバイアスとして接地電圧VSSを選択し、当該出力イネーブル信号OE1が非アクティブ(Lレベル)であって当該トライステートバッファ111の出力がハイインピーダンス状態である場合には、バックバイアス設定回路180により設定されたNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスNBB(例えば、接地電圧VSSよりも低い電圧)をNチャネルMOSドライブトランジスタ2及びNチャネルMOSスイッチングトランジスタ5のバックバイアスとして選択する。
図3の構成によれば、トライステートバッファ111がLレベルの出力イネーブル信号OE1を受け取った場合には、図1の場合と同様に、バックバイアス設定回路180により設定されたPチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスPBBがPチャネルMOSトランジスタ1,4に、同じくバックバイアス設定回路180により設定されたNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスNBBがNチャネルMOSトランジスタ2,5にそれぞれ与えられて、オフリーク電流が低減される。一方、トライステートバッファ111がHレベルの出力イネーブル信号OE1を受け取った場合には、PチャネルMOSトランジスタ1,4のバックバイアスとして電源電圧VDDが、NチャネルMOSトランジスタ2,5のバックバイアスとして接地電圧VSSがそれぞれ選択される。したがって、非アクティブなトライステートバッファにおけるオフリーク電流が低減されつつ、アクティブなトライステートバッファにおけるデータ読み出し速度の低下が抑制される。
以上、多数のトライステートバッファ111,112が共通のバス線121に接続された構成を前提として本発明を説明したが、本発明の適用範囲はこれに限らない。複数のトランジスタの各々のドレインが共通に接続された信号配線を備えた半導体集積回路である限り、本発明は適用可能である。例えば、前述の6トランジスタ構成を持つSRAMに本発明を適用すれば、消費電力の増加を招くことなく、プリチャージされたビット線対の電圧変動を抑制することができる。
以上説明してきたとおり、本発明に係る半導体集積回路は、消費電力の増加を招くことなくトランジスタのオフリーク電流の影響を緩和することができて有用である。
本発明に係る半導体集積回路の構成例を示す回路図である。 図1の半導体集積回路中の信号波形の例を示すタイミング図である。 図1中のトライステートバッファの変形例を示す回路図である。
符号の説明
1 PチャネルMOSドライブトランジスタ
2 NチャネルMOSドライブトランジスタ
3,6 インバータ回路
4 PチャネルMOSスイッチングトランジスタ
5 NチャネルMOSスイッチングトランジスタ
7,8 スイッチ回路
101,102 メモリマクロ
111,112 トライステートバッファ
121 バス線
122 ダミーバス線
130 VDD/2プリチャージ回路
140 センスアンプ
150 リーク検知回路
160 出力バッファ
170 カウンタ
180 バックバイアス設定回路
CLK クロック信号
DA,DB データ信号
DOUT データ出力信号
NBB NチャネルMOSトランジスタ用バックバイアス
OE1,OE2 出力イネーブル信号
PBB PチャネルMOSトランジスタ用バックバイアス
PCG プリチャージ信号
SAE センスアンプイネーブル信号
SMP サンプリング信号
SMPH,SMPL リーク検知信号
VBUS バス線の電圧
VDBUS ダミーバス線の電圧
VDD 電源電圧
VH,VL リファレンス電圧
VSS 接地電圧

Claims (9)

  1. 複数のトランジスタと、該複数のトランジスタの各々のドレインが共通に接続された信号配線とを有する半導体集積回路であって、
    前記信号配線を所定の電圧にプリチャージするプリチャージ回路と、
    前記プリチャージの完了後における前記複数のトランジスタのオフリーク電流に起因した前記信号配線の電圧変動の大きさを検出することにより、リーク検知を行うリーク検知回路と、
    前記リーク検知に応答し、かつ前記複数のトランジスタのうちのいずれかの実動作前に、前記複数のトランジスタのオフリーク電流が小さくなるように前記複数のトランジスタのバックバイアスを設定するバックバイアス設定回路とを備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記プリチャージ回路は、前記複数のトランジスタのうちのいずれかの実動作に備えて、前記複数のトランジスタのバックバイアス設定後に前記信号配線を前記所定の電圧に再度プリチャージすることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記リーク検知回路を間欠動作させるように前記リーク検知回路へサンプリング信号を供給するための手段を更に備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記複数のトランジスタは、複数のトライステートバッファの各々が有するPチャネルMOSドライブトランジスタ及びNチャネルMOSドライブトランジスタであり、
    前記リーク検知回路は、前記複数のトライステートバッファの出力が全てハイインピーダンス状態であるときに前記信号配線の電圧変動の大きさを検出することを特徴とする半導体集積回路。
  5. 請求項4記載の半導体集積回路において、
    前記信号配線とほぼ等しい配線容量を持つダミー配線と、
    前記信号配線と前記ダミー配線との間の電位差を増幅する差動増幅回路とを更に備え、
    前記プリチャージ回路は、前記信号配線をプリチャージする際に、当該信号配線と同じ電圧に前記ダミー配線をプリチャージすることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 請求項5記載の半導体集積回路において、
    前記プリチャージ回路は、電源電圧よりも低くかつ接地電圧よりも高い中間電圧に前記信号配線と前記ダミー配線とをプリチャージすることを特徴とする半導体集積回路。
  7. 請求項6記載の半導体集積回路において、
    前記リーク検知回路は、前記電源電圧よりも低くかつ前記中間電圧よりも高い電圧を第1のリファレンス電圧とし、かつ前記接地電圧よりも高くかつ前記中間電圧よりも低い電圧を第2のリファレンス電圧として、前記信号配線の電圧が前記第1のリファレンス電圧よりも高い場合に第1のリーク検知信号を、前記信号配線の電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも低い場合に第2のリーク検知信号をそれぞれ生成して前記バックバイアス設定回路へ供給することを特徴とする半導体集積回路。
  8. 請求項7記載の半導体集積回路において、
    前記バックバイアス設定回路は、
    前記信号配線の電圧が前記第1のリファレンス電圧よりも高いことを前記第1のリーク検知信号が示す場合には、前記PチャネルMOSドライブトランジスタのオフリーク電流が小さくなるように、前記電源電圧よりも高い電圧をPチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスとして設定し、
    前記信号配線の電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも低いことを前記第2のリーク検知信号が示す場合には、前記NチャネルMOSドライブトランジスタのオフリーク電流が小さくなるように、前記接地電圧よりも低い電圧をNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスとして設定し、
    前記いずれでもない場合には、前記PチャネルMOSドライブトランジスタのバックバイアスとして前記電源電圧を、前記NチャネルMOSドライブトランジスタのバックバイアスとして前記接地電圧をそれぞれ供給することを特徴とする半導体集積回路。
  9. 請求項8記載の半導体集積回路において、
    前記複数のトライステートバッファの各々は、前記PチャネルMOSドライブトランジスタ及び前記NチャネルMOSドライブトランジスタの各々のバックバイアスを切り換えるためのスイッチ手段を有し、
    前記スイッチ手段は、
    当該トライステートバッファが受け取る出力イネーブル信号がアクティブである場合には、前記PチャネルMOSドライブトランジスタのバックバイアスとして前記電源電圧を、前記NチャネルMOSドライブトランジスタのバックバイアスとして前記接地電圧をそれぞれ選択し、
    前記出力イネーブル信号が非アクティブであって当該トライステートバッファの出力がハイインピーダンス状態である場合には、前記バックバイアス設定回路により設定されたPチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスを前記PチャネルMOSドライブトランジスタのバックバイアスとして、前記バックバイアス設定回路により設定されたNチャネルMOSトランジスタ用バックバイアスを前記NチャネルMOSドライブトランジスタのバックバイアスとしてそれぞれ選択することを特徴とする半導体集積回路。
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