JP2003162005A - フィルタ装置を備える液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

フィルタ装置を備える液晶プロジェクタ装置

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JP2003162005A
JP2003162005A JP2001361872A JP2001361872A JP2003162005A JP 2003162005 A JP2003162005 A JP 2003162005A JP 2001361872 A JP2001361872 A JP 2001361872A JP 2001361872 A JP2001361872 A JP 2001361872A JP 2003162005 A JP2003162005 A JP 2003162005A
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filter
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Atsushi Fujita
藤田  淳
Motoi Otsuka
基 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、防塵のためのフィルタ装置を備え
る液晶プロジェクタ装置で、冷却空気の流れの効果的利
用や投射映像への障害回避、液晶プロジェクタとフィル
タ装置との着脱の容易化、フィルタユニット交換の作業
性向上、外部筐体の吸気窓と排気窓との通気性の不整合
による冷却空気の通風・排出効果への障害排除等を実現
することを目的とする。の実現を目的とする。 【解決手段】 本発明に成るフィルタ装置を備える液晶
プロジェクタ装置は、冷却空気の流れが外部筐体の吸気
窓から液晶プロジェクタの吸気口と投光口に効果的に到
達するように直接的に吹付けられように、またフィルタ
装置と液晶プロジェクタとは夫々別体を成し離脱自在に
構成され、フィルタ装置のフィルタユニットは、連接す
ると共に移動可能な2つのフィルタユニット部より成り
交換自在に構成され、また排気の流れが投光レンズの映
像光線と交わらないように、更にまたフィルタ装置は、
吸気窓のフィルタユニットの通気抵抗を加味して外部筐
体の内部が負圧となることの無いように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶プロジェクタ装
置、特に塵埃・煤煙等に曝される環境に設置されるフィ
ルタ装置を備える液晶プロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従前より、塵埃・煤煙等に曝される環境
への設置で、映像投射の機能劣化を余儀なくされた液晶
プロジェクタの映像投射の機能改善手段として、フィル
タ装置の併設は実用に供されていた。
【0003】本発明に係る液晶プロジェクタ自体は、筐
体に自己冷却用の吸気口及び排気口が設けられると共
に、投光口から投光レンズが覗くように構成され、筐体
内部には投光レンズに連接する映像投射用の装置が内蔵
されている周知のものであり、本願発明に直接関わりが
無いので詳細は省く。
【0004】そして、本願発明に係る塵埃・煤煙等に曝
される環境への設置の代表的な例として、当該液晶プロ
ジェクタを天井に備え、顧客の煙草の煙が蔓延する室内
で映像投射を行うような例の構成で、液晶プロジェクタ
が防塵カバーを成す外部筐体で覆われ、天井に固定・保
持される様子を図6に示している。
【0005】上記防塵カバーを成す外部筐体は、前記液
晶プロジェクタの映像投射機能を妨げないように、投光
窓12や吸気窓10・排気窓11を備え、吸気窓10は
塵埃・煤煙等の侵入を防ぐ為のフィルタで覆われてお
り、該フィルタの内面下流に冷却ファンが設けられてい
るが、これらの構成についても周知のものであるので詳
細は省く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし実用に供されて
いる上述の如き従来の構成は、フィルタユニットでの冷
却空気の浄化や、内装された液晶プロジェクタを冷却す
る機能については、夫々所定の効果を発揮してはいる
が、冷却空気の流れの効果的利用や投射映像への障害排
除、液晶プロジェクタとフィルタ装置との結合手段、フ
ィルタユニット交換の作業性や、外部筐体の吸気窓と排
気窓との通気性の不整合により、液晶プロジェクタを覆
う外部筐体の内部が負圧となって冷却空気の通風・排出
を妨げてしまうこと等、多くの課題を抱えていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に成るフィルタ装
置を備える液晶プロジェクタ装置は、冷却空気の流れが
外部筐体の吸気窓から液晶プロジェクタの吸気口と投光
口に効果的に到達するように、
【0008】またフィルタ装置と液晶プロジェクタとは
夫々別体を成し離脱自在に構成され、
【0009】フィルタ装置のフィルタユニットは、連接
すると共に移動可能な2つのフィルタユニット部より成
り交換自在に構成され、
【0010】また排気の流れが投光レンズの映像光線と
交わらないように構成され、
【0011】更にまた、フィルタ装置は、吸気窓を塞ぐ
フィルタユニットの通気抵抗を加味し、内装される液晶
プロジェクタ自体の排気量と同等以上の排気量を得られ
る冷却ファンを備えるよう構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係るフィルタ装置2を備える
液晶プロジェクタ装置1の例の説明図である。該例で
は、フィルタ装置2を形成する外部筐体13に吸気窓1
0が形成され、該吸気窓10が通気浄化のためのフィル
タを備えるフィルタユニット14で覆われ、その内面下
流には上述従来技術と同様に冷却ファンが配置されてい
るが、該冷却ファンは2個並設15,15’されて、夫
々の吐出口は通風ダクトを介して、内装された液晶プロ
ジェクタ3の吸気口5と投光口7に直接的に、フィルタ
で浄化された冷却空気を吹き付けるように構成されてい
る。
【0014】図1では、フィルタ装置の吸気窓10が2
個の冷却ファン15,15’に対応する例を示すが、冷
却ファンは必要に応じて任意の数を設けることが可能で
ある。
【0015】図2及び図3は本発明に係る前記フィルタ
装置2の説明図で、吸気窓10を覆うように配置される
フィルタユニット14が、連接して一体的に保持される
2つのフィルタユニット部18,18’から成り、これ
ら2つのフィルタユニット部18,18’が、上述吸気
窓10を交互に覆うよう移動自在で、然も取外し自在に
構成され、空気浄化の進行で汚染された時の交換を容易
にしていることを示している。
【0016】連接し一体的に保持される2つのフィルタ
ユニット部18,18’は、図2の例では吸気窓10の
横方向に移動自在としているが、フィルタ装置2の構成
如何で吸気窓10の縦方向に移動自在であっても善いこ
とは言うまでもない。
【0017】図4及び図5は本発明に係るフィルタ装置
を構成する格子状スペーサ20の例の説明図で、図1を
参照して、フィルタ装置2の排気窓11と内装される液
晶プロジェクタ3の排気口6とが、互いに対向する部位
に設けられる際に両者間に通風路として付設される格子
状スペーサ20を示している。該通風路を形成する格子
状スペーサ20は、液晶プロジェクタ3の内部冷却で温
まった排気を、当該液晶プロジェクタ3を覆う形の外部
筐体13の外へ効率よく排出する為のものである。
【0018】フィルタ装置2の排気窓11と内装される
液晶プロジェクタ3の排気口6との間に付設され通風路
を形成するスペーサは、上述格子状に限られるものでは
無く、例えば筒状のものであっても善い。
【0019】また、液晶プロジェクタ3の排気口6から
フィルタ装置2の排気窓11へと空気の流れを誘導する
上述スペーサは、排出される空気の流れが投光レンズ9
による映像投射方向に交差しないような向きとすること
で、投射される映像情報の安定化を図ることが好まし
い。
【0020】さらに、構造的な理由でフィルタ装置2の
吸気窓10と、内装される液晶プロジェクタ3の吸気口
5とが、近接配置不可能なような場合には、両者間に任
意の構成で通気路を設けることが好ましい。
【0021】そして、フィルタ装置2の排気窓11と映
像投射用の投光窓12とは、映像を鑑賞する観客への熱
風照射を避けるために、当該外部筐体13の、同一面に
設けることが好ましい。
【0022】更にまた、フィルタ装置2は、吸気窓11
を覆うフィルタユニット14の通気抵抗を加味し、内装
される液晶プロジェクタ3自体の排気量と同等以上の排
気量を得られる冷却ファン15,15’を備えること
で、フィルタ装置2を形成する外部筐体13の内部が外
気より常に高圧となり、意図した内部冷却ファンでの排
気を妨げる外気の逆流を防止することが出来る。
【0023】なお、本発明に係るフィルタ装置2を備え
る液晶プロジェクタ装置1は、上述の通り遊技場等の天
井部に設けられることが多く、フィルタ装置2や液晶プ
ロジェクタ3のメンテナンスでの高所作業を助ける手段
として、両者を別体構造とし、着脱容易な連結手段で結
合保持することが好ましい。
【0024】
【発明の効果】本発明に成るフィルタ装置を備える液晶
プロジェクタ装置は、上述の如き構成で、冷却空気の流
れの効果的利用や投射映像への障害回避、液晶プロジェ
クタとフィルタ装置との着脱の容易化、フィルタユニッ
ト交換の作業性向上、外部筐体の吸気窓と排気窓との通
気性の不整合による冷却空気の通風・排出効果への障害
排除等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成る液晶プロジェクタ装置の例の説明
図である。
【図2】本発明に成るフィルタユニットの例の説明図で
ある。
【図3】図2の例の正面図である。
【図4】本発明に成る格子状スペーサの例の説明図であ
る。
【図5】図4の例の正面図である。
【図6】本発明に係る液晶プロジェクタ装置の実装状態
を示す例の説明図である。
【符号の説明】 1 液晶プロジェクタ装置 2 フィルタ装置 3 液晶プロジェクタ 4 (液晶プロジェクタの)筐体 5 ( 〃 )吸気口 6 ( 〃 )排気口 7 ( 〃 )投光口 8 ( 〃 )光源 9 ( 〃 )投光レンズ 10 (フィルタ装置の)吸気窓 11 ( 〃 )排気窓 12 ( 〃 )投光窓 13 (液晶プロジェクタを覆うフィルタ装置
の)外部筐体 14 フィルタユニット 15,15’ 冷却ファン 16,16’ (冷却ファンの)吐出口 17,17’ (冷却ファンの)吸込口 18,18’ フィルタユニット部 19 固定手段 20 格子状スペーサ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己冷却用の吸気口及び排気口と投光口
    を有する筐体と、該筐体に内蔵される光源と投光レンズ
    を備える液晶プロジェクタと、強制空冷用の吸気窓及び
    排気窓と投光窓を有し前記液晶プロジェクタを覆う外部
    筐体と、前記吸気窓を塞ぐフィルタユニットと、該フィ
    ルタユニットの内面下流に配置される冷却ファンを備え
    るフィルタ装置と、より成り、特に塵埃・煤煙等に曝さ
    れる環境への設置に供されるフィルタ装置を備える液晶
    プロジェクタ装置において、前記フィルタ装置の吸気窓
    に連通する冷却ファンは、その吐出口が、前記液晶プロ
    ジェクタの吸気口、AND/OR前記液晶プロジェクタ
    の投光口に向け、直接冷却空気を吹き付けるように構成
    されていること、を特徴とするフィルタ装置を備える液
    晶プロジェクタ装置。
  2. 【請求項2】 フィルタ装置の外部筐体に形成される吸
    気窓は、2個の冷却ファンに対応可能に形成され、該吸
    気窓に連通する2個の冷却ファンは、夫々の吐出口が、
    一方は液晶プロジェクタの吸気口に、他方が液晶プロジ
    ェクタの投光口に向け、直接冷却空気を吹き付けるよう
    に構成されていること、を特徴とする請求項1に記載の
    フィルタ装置を備える液晶プロジェクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ装置の吸気窓が、前記2個
    の冷却ファンの吸込口全体に対向する大きさを有し、両
    吸込口が単一のフィルタユニットで覆われるように構成
    されていること、を特徴とする請求項2に記載のフィル
    タ装置を備える液晶プロジェクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ装置の吸気窓を塞ぐフィル
    タユニットは、第1のフィルタユニット部と、これと一
    体的に連接する第2のフィルタユニット部を有し、該2
    つのフィルタユニット部が移動可能に保持され、移動操
    作でフィルタが交換自在であるように構成されているこ
    と、を特徴とする請求項3に記載のフィルタ装置を備え
    る液晶プロジェクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ装置の吸気窓が、フィルタ
    ユニット固定手段を備え、フィルタユニットが交換自在
    であるように構成されていること、を特徴とする請求項
    1から4のいずれかに記載のフィルタ装置を備える液晶
    プロジェクタ装置。
  6. 【請求項6】 前記液晶プロジェクタの排気口は、フィ
    ルタ装置の排気窓に連通する部位に位置し、両者の間に
    格子状スペーサが併設されていること、を特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載のフィルタ装置を備える
    液晶プロジェクタ装置。
  7. 【請求項7】 前記液晶プロジェクタの排気口は、フィ
    ルタ装置の排気窓に連通する部位に位置し、両者の間に
    筒状スペーサが併設されていること、を特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載のフィルタ装置を備える液
    晶プロジェクタ装置。
  8. 【請求項8】 前記排気口と排気窓の間に併設されるス
    ペーサは、その通路の向きが、排気の流れを投光レンズ
    の映像光線と交差しない向きとするように構成されてい
    ること、を特徴とする請求項6もしくは7のいずれかに
    記載のフィルタ装置を備える液晶プロジェクタ装置。
  9. 【請求項9】 前記吸気窓と冷却ファンの吸込口とは離
    間して配置され、両者の間に通気路が形成されているこ
    と、を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のフ
    ィルタ装置を備える液晶プロジェクタ装置。
  10. 【請求項10】 前記フィルタ装置の排気窓は、液晶プ
    ロジェクタの投光口が形成されている面に対向する面に
    形成されていること、を特徴とする請求項1から9のい
    ずれかに記載のフィルタ装置を備える液晶プロジェクタ
    装置。
  11. 【請求項11】 前記フィルタ装置は、吸気窓を塞ぐフ
    ィルタユニットの通気抵抗を加味し、内装される液晶プ
    ロジェクタ自体の排気量と同等以上の排気量を得られる
    冷却ファンを備えるよう構成されていること、を特徴と
    する請求項1から10のいずれかに記載のフィルタ装置
    を備える液晶プロジェクタ装置。
  12. 【請求項12】 前記液晶プロジェクタとフィルタ装置
    は、夫々別体を成し、着脱自在の連結手段を備えるこ
    と、を特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の
    フィルタ装置を備える液晶プロジェクタ装置。
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