JP3520080B2 - プロジェクター装置 - Google Patents

プロジェクター装置

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JP3520080B2
JP3520080B2 JP2003274213A JP2003274213A JP3520080B2 JP 3520080 B2 JP3520080 B2 JP 3520080B2 JP 2003274213 A JP2003274213 A JP 2003274213A JP 2003274213 A JP2003274213 A JP 2003274213A JP 3520080 B2 JP3520080 B2 JP 3520080B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】本発明は、液晶プロジェクターの如く、ラ
ンプを光源として映像光をスクリーンに向けて投射する
プロジェクター装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】この種のプロジェクター装置においては、
ハウジング内に水銀ランプを配備してなるランプユニッ
トが装備され、水銀ランプの後方位置には、排気ファン
が設置されて、該排気ファンの運転により、水銀ランプ
の周囲に空気流を発生させて、水銀ランプの冷却を行な
っている。
【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら、光源として超高圧水銀ラン
プを装備した高輝度プロジェクター装置においては、水
銀ランプの発熱量が大きく、十分な冷却を行なうために
は、排気ファンを高速で回転させて、高速の気流を発生
させる必要があった。この結果、排気ファンからの騒音
が大きくなる問題があった。
【0004】そこで本発明の目的は、光源となるランプ
を少ない風量で効果的に冷却することが出来るプロジェ
クター装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明に係るプロジェクター装置におい
て、ランプユニットは、ハウジング内にリフレクター及
びこのリフレクターの前面側に設けられた発光部りなる
ランプを設置すると共に、このランプの後方位置に排気
ファンを設置して構成され、前記ランプを包囲する前記
ハウジングの周壁の内、少なくとも1つの周壁には、前
記ランプの光軸に直交する方向へ偏った位置に、少なく
とも1つの吸気窓が開設されて、該光軸に対して左右非
対称の開口パターンが付与され、前記排気ファンの運転
によって前記ハウジング内で且つ前記リフレクター背面
に前記光軸を中心とする旋回流を発生させる。
【0006】上記本発明のプロジェクター装置によれ
ば、ハウジングの外部から吸気窓を経てハウジングの内
部へ吸い込まれた空気が、ランプの光軸と食い違う方向
に流れて、ハウジング内に旋回流が発生する。
【0007】この結果、ランプの外周面と旋回流の間の
熱伝達率が増大して、ランプが効果的に空冷される。
【0008】具体的構成において、排気ファンは軸流フ
ァンである。これによって、ハウジング内には、ランプ
を包囲して旋回する気流が発生する。
【0009】ここで、前記少なくとも1つの吸気窓を、
排気ファンの回転方向に沿う方向へ偏った位置に開設す
れば、ハウジングの外部からハウジングの内部へ吸い込
まれた空気の旋回方向が、排気ファンの回転によって気
流に与えられる旋回力の方向と一致して、ランプを包囲
する旋回流が助勢されることになる。
【発明の効果】
【0010】本発明に係るプロジェクター装置によれ
ば、ランプユニットのランプの外周面と旋回流の間の熱
伝達率が増大して、ランプが効果的に空冷される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】以下、本発明を液晶プロジェクターに実施
した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。全体構成 本発明に係る液晶プロジェクターは、図1に示す如く下
半ケース(11)及び上半ケース(12)からなる扁平なケーシ
ング(1)を具え、該ケーシング(1)の前面パネル(13)に
は、投射窓(14)が開設されると共に、内蔵せるランプユ
ニットから排出される温風の排気孔(15)が開設されてい
る。
【0012】ケーシング(1)の内部には、図3〜図5に
示す如く、カラー映像光を生成するための光学ユニット
(2)と、光学ユニット(2)の光源となるランプユニット
(4)と、光学ユニット(2)を冷却するための冷却ユニッ
ト(6)とが配備される。光学ユニット ( ) 光学ユニット(2)は、図2に示す如く、ランプユニット
(4)からの白色光を、第1インテグレータ(21)、第1ミ
ラー(22)、第2インテグレータ(23)及び偏光ビームスプ
リッター(24)を経て、青用二色分離ミラー(25)に導き、
これによって青色光を分離する。又、青用二色分離ミラ
ー(25)を通過した光を緑用二色分離ミラー(27)に導き、
これによって緑色光を分離する。
【0013】青用二色分離ミラー(25)によって分離され
た青色光は、第2ミラー(26)を経て色合成装置(3)に入
射する。又、緑用二色分離ミラー(27)によって分離され
た緑色光は色合成装置(3)に入射し、赤色光は第3ミラ
ー(28)を経て色合成装置(3)に入射する。
【0014】色合成装置(3)に入射した青色光は、色合
成装置(3)の青用入射側偏光板(31)、青用液晶パネル(3
2)、及び青用出射側偏光板(33)を経て、色合成プリズム
(30)に導かれる。又、色合成装置(3)に入射した緑色光
は、色合成装置(3)の緑用入射側偏光板(34)、緑用液晶
パネル(35)、及び緑用出射側偏光板(36)を経て、色合成
プリズム(30)に導かれる。更に、色合成装置(3)に入射
した赤色光は、色合成装置(3)の赤用入射側偏光板(3
7)、赤用液晶パネル(38)、及び赤用出射側偏光板(39)を
経て、色合成プリズム(30)に導かれる。
【0015】色合成プリズム(30)に導かれた3色の映像
光は、色合成プリズム(30)により合成され、これによっ
て得られるカラー映像光が、投射レンズ(20)を経て前方
のスクリーンへ拡大投射される。ランプユニット ( ) ランプユニット(4)は、図7に示す如く、ハウジング(4
1)内に超高圧水銀ランプ(5)を配備しており、該ランプ
(5)の後方位置には、排気ファン(40)が設置されてい
る。
【0016】超高圧水銀ランプ(5)は、リフレクター(5
1)と、リフレクター(51)の焦点位置に設けられた発光部
(50)と、リフレクター(51)の開口を覆う透光プレート(5
3)とを具えており、透光プレート(53)の下端部には、リ
フレクター(51)の開口縁との間に、透光プレート(53)の
幅方向に拡がる細長い空気導入口(52)が開設されると共
に、透光プレート(53)の上端部には、リフレクター(51)
の開口縁との間に、透光プレート(53)の幅方向に拡がる
細長い空気導出口(54)が開設されている。尚、空気導入
口(52)と空気導出口(54)はそれぞれ、ランプ(5)の発光
部(50)に向かって傾斜した開口形状を有している。
【0017】ハウジング(41)の上壁には、図6に示す如
く、ランプの光軸(前後方向)と直交する幅方向の一方の
端部に、前後方向に伸びる細長い1本の第1吸気窓(45)
が開設されると共に、幅方向の中央部に、前後方向に伸
びる細長い複数本の第2吸気窓(46)が開設されている。
又、ハウジング(41)の上壁には、光出射方向の端部に、
幅方向に拡がる1本の第3吸気窓(49)が開設されてい
る。
【0018】ハウジング(41)には、空気導入口(52)との
対向部に、ダクト(47)を介してファンケース(42)が接続
されており、該ファンケース(42)の内部には、送風ファ
ン(44)が収容されている。該送風ファン(44)は、ダクト
(47)の内部へ向けて開口する吐出口(48)と、下方へ向け
て開口する吸気口(43)とを有し、該吸気口(43)は、図4
に示す如く下半ケース(11)の底壁に開設された複数の吸
気孔(16)と繋がることになる。
【0019】液晶プロジェクターに電源が投入される
と、排気ファン(40)及び送風ファン(44)が回転を開始す
る。
【0020】排気ファン(40)が回転することにより、ハ
ウジング(41)の第1吸気窓(45)、第2吸気窓(46)及び第
3吸気窓(49)から空気が吸い込まれて、ランプ(5)の周
囲を排気ファン(40)へ向かって流れる気流が発生し、該
気流によってランプ(5)の外周面が冷却される。
【0021】ここで、ハウジング(41)の上壁には、第1
吸気窓(45)によって左右非対称の開口パターンが付与さ
れているため、ランプ(5)のリフレクター(51)の周囲に
は、ランプ(5)の光軸を中心として一方向に回転しなが
ら、排気ファン(40)へ向かう気流が発生することにな
る。
【0022】例えば図8に示す如く、排気ファン(40)が
時計方向に回転する場合、ハウジング(41b)の天井壁に
は、全体として右側に偏った位置に第1吸気窓(45)及び
第3吸気窓(49)を開設して、全体として左右非対称の開
口パターンを付与することにより、ランプ(5)を包囲し
て時計方向に回転する気流が発生し、該気流は、その回
転を維持しながら排気ファン(40)を通過することとな
る。
【0023】この結果、ランプ(5)の外周面全体におい
て均一な熱伝達が行なわれることとなり、より少ない風
量でランプ(5)を十分に冷却することが出来る。
【0024】これに対し、図9に示す如く、ハウジング
(41a)の天井壁に左右対称に複数の第2吸気窓(46)が開
設されている場合、ランプ(5)の周囲を回転する気流は
殆ど発生せず、ランプ(5)の外周面の一部に偏った気流
が発生する。
【0025】この結果、ランプ(5)の外周面における熱
伝達が不十分となり、温度分布にも偏りが生じることに
なる。
【0026】図10(a)は、天井壁の中央部に複数の第
2吸気窓(46)が開設されたハウジング(41a)を示し、同
図(b)は、天井壁の端部を幅方向に伸びる第3吸気窓(4
9)と天井壁の側部を前後に伸びる第1吸気窓(45)とが開
設されたハウジング(41b)を示し、同図(c)は、上記の
第1吸気窓(45)、第2吸気窓(46)及び第3吸気窓(49)の
全てが開設されたハウジング(41c)を示しており、表1
は、これらのハウジング(41a)(41b)(41c)を具えた3種
類のランプユニットについて、ランプ外周面の温度分布
を測定した結果を表わしている。
【0027】
【表1】 表1の結果から明らかな様に、全体として左右非対称の
開口パターンを有するハウジング(41b)(41c)において
は、左右対称の開口パターンを有するハウジング(41a)
よりも、最高温度が低く抑えられると共に、最高温度と
最低温度の差が小さく抑えられており、左右非対称の開
口パターンを有するハウジングの効果が裏付けられる。
【0028】又、図6及び図7に示すランプユニット
(4)においては、送風ファン(44)が回転することによっ
て、下半ケース(11)の吸気孔(16)から送風ファン(44)の
吸気口(43)を経て空気が吸い込まれると共に、吐出口(4
8)から空気が吐出され、吐出された空気は、ダクト(47)
を経て、ランプ(5)の空気導入口(52)からリフレクター
(51)の内側へ導入される。ここで、空気導入口(52)は発
光部(50)へ向けて開設されているため、リフレクター(5
1)の内側に導入された空気は、発光部(50)に対して直接
に吹き付けられる。又、リフレクター(51)の凹曲面に沿
って気流が案内されることにより、発光部(50)を包囲す
る旋回流が発生する。
【0029】この結果、リフレクター(51)の内側へ導入
された空気は、ランプ(5)の発光部(50)と高い熱伝達率
で熱交換を行なって、発光部(50)を強制空冷した後、空
気導出口(54)からリフレクター(51)の外側へ導出され
る。
【0030】空気導出口(54)からリフレクター(51)の外
側へ導出された空気は、リフレクター(51)の周囲を流れ
る気流と合流して、排気ファン(40)へ向かって流れる。
排気ファン(40)を通過した気流は、図1に示す前面パネ
ル(13)の排気孔(15)から前方へ排出される。
【0031】上述の如く、ランプ(5)の内、最も高温と
なる発光部(50)が効率的に冷却されるので、排気ファン
(40)や送風ファン(44)の風量を少なく設定することが可
能であり、これによって、これらのファン(40)(44)から
発生する騒音を大幅に低減させることが出来る。
【0032】又、本発明の液晶プロジェクターにおいて
は、ランプユニット(4)からの白色光の出射方向と、光
学ユニット(2)からの映像光の投射方向とを、互いに1
80度異なる逆方向に設定した光学系の採用によって、
ケーシング(1)の前面パネル(13)に投射窓(14)と排気孔
(15)とを併設しているため、ランプユニット(4)に内蔵
されているファンから発生する騒音は、スクリーンに向
かって光投射方向に放出されることになる。これによっ
て、液晶プロジェクターよりもスクリーンから離れた後
方位置の視聴者には、ファンからの騒音が届き難くな
る。冷却ユニット ( ) 図3及び図4に示す如く、光学ユニット(2)の下方位置
には、光学ユニット(2)を冷却するために、冷却ユニッ
ト(6)が配置される。
【0033】冷却ユニット(6)は、図11及び図12に
示す如く扁平なハウジング(60)を具えており、該ハウジ
ング(60)の表面に開設した4つの空気吹出し口(63)(64)
(65)(69)から上方の光学ユニット(2)の4つの発熱部へ
向けて空気を吹き出すものである。
【0034】前記4つの空気吹出し口(63)(64)(65)(69)
の内、図16に示す3つの空気吹出し口(63)(64)(65)は
それぞれ、色合成装置(3)を構成する青用入射側偏光板
(31)、青用液晶パネル(32)及び青用出射側偏光板(33)へ
向けて開口する青用の空気吹出し口と、緑用入射側偏光
板(34)、緑用液晶パネル(35)及び緑用出射側偏光板(36)
へ向けて開口する緑用の空気吹出し口と、赤用入射側偏
光板(37)、赤用液晶パネル(38)及び赤用出射側偏光板(3
9)へ向けて開口する赤用の空気吹出し口となっている。
【0035】又、図12に示す残りの1つの空気吹出し
口(69)は、図2に示す偏光ビームスプリッター(24)へ向
けて開口する偏光ビームスプリッター(以下、PBSと
いう)用の空気吹出し口となる。
【0036】冷却ユニット(6)のハウジング(60)は、図
14に示す如く本体(61)と蓋体(62)から構成され、蓋体
(62)に、前述の4つの空気吹出し口(63)(64)(65)(69)が
開設されている。ハウジング本体(61)には、第1〜第3
の3つの冷却ファン(66)(67)(68)が一列に配備されてお
り、これらの冷却ファン(66)(67)(68)から吐出される空
気は、複数の仕切り壁によって形成された流路網(8)を
経て分流され或いは合流して、後述の如く適切な流量の
4つの流れとなり、4つの空気吹出し口(63)(64)(65)(6
9)から吹き出される。
【0037】即ち、色合成装置(3)を構成する各色用の
入射側偏光板、液晶パネル及び出射側偏光板(以下、こ
れら3枚を一組として偏光/液晶部という)の内、青用
の偏光/液晶部の発熱量が最も大きいため、各冷却ファ
ン(66)(67)(68)から吐出される気流を二分割し、分割さ
れた一方の気流をそれぞれ、緑用偏光/液晶部、赤用偏
光/液晶部及びPBSの冷却に割り当て、分割された他
方の気流を全て青用の偏光/液晶部に割り当てるのであ
る。
【0038】そこで、図14及び図15に示す如く、流
路網(8)として、第1冷却ファン(66)から青用空気吹出
し口(63)及びPBS用空気吹出し口(69)へ至る流路と、
第2冷却ファン(67)から青用空気吹出し口(63)及び緑用
空気吹出し口(64)へ至る流路と、第3冷却ファン(68)か
ら青用空気吹出し口(63)及び赤用空気吹出し口(65)へ至
る流路とを形成する。
【0039】PBS用空気吹出し口(69)には、案内羽根
(89)を取り付けて、第1冷却ファン(66)からの気流を偏
光ビームスプリッター(24)の高温部、即ち光出射面の中
央部へ高速で吹き付ける。
【0040】又、青用偏光/液晶部、緑用偏光/液晶
部、及び赤用偏光/液晶部の冷却については、入射側と
出射側に対する風量と風向を適切に調整するために、後
述の如く気流案内面を形成する。
【0041】即ち、図13に示す如く、青用空気吹出し
口(63)には、第1〜第4仕切り壁(81)(82)(83)(84)を設
置して、第1冷却ファン(66)からの気流を吹き出すべき
第1空気吹出し部(91)と、第2冷却ファン(67)からの気
流を吹き出すべき第2空気吹出し部(92)と、第3冷却フ
ァン(68)からの気流を吹き出すべき第3空気吹出し部(9
3)とを形成する。又、第1仕切り壁(81)及び第3仕切り
壁(83)にはそれぞれ気流案内面(図示省略)を形成して、
第2冷却ファン(67)及び第3冷却ファン(68)から青用偏
光/液晶部の入射側と出射側への気流の風向と風量を調
整する。
【0042】緑用空気吹出し口(64)には、案内羽根(85)
を設置して、その両側に2つの空気吹出し部(95)(96)を
形成し、第2冷却ファン(67)から緑用偏光/液晶部の入
射側と出射側への気流の風向と風量を調整する。
【0043】更に赤用空気吹出し口(65)には、第5仕切
り壁(86)と案内羽根(87)を設置して、2つの空気吹出し
部(97)(98)を形成し、第3冷却ファン(68)から赤用偏光
/液晶部の入射側と出射側への気流の風向と風量を調整
する。
【0044】図16は、青用空気吹出し口(63)と青用偏
光/液晶部の位置関係、緑用空気吹出し口(64)と緑用偏
光/液晶部の位置関係、並びに、赤用空気吹出し口(65)
と赤用偏光/液晶部の位置関係を表わしており、上述の
如く風量及び風向の調節された気流が、各偏光/液晶部
の入射側及び出射側へ吹き付けられて、効果的な冷却が
行なわれる。
【0045】図14に示す第1冷却ファン(66)、第2冷
却ファン(67)及び第3冷却ファン(68)は、何れもケーシ
ングの片面に吸い込み口を有する片吸い込み式のシロッ
コファンである。第1冷却ファン(66)及び第2冷却ファ
ン(67)は、それぞれの吸い込み口(66a)(67a)を上方に向
けた姿勢でハウジング本体(61)に設置されており、それ
ぞれの吐出口(66b)(67b)は、流路網(8)の入口に向いて
いる。又、第3冷却ファン(68)は、吸い込み口を下方に
向けた姿勢でハウジング本体(61)に設置されており、吐
出口(68b)は、流路網(8)の入口に向いている。
【0046】ハウジング本体(61)の背面には、図14に
示す如く第1冷却ファン(66)、第2冷却ファン(67)及び
第3冷却ファン(68)に対応して、第1背面吸気窓(71)、
第2背面吸気窓(72)及び第3背面吸気窓(73)が開設され
ている。又、ハウジング本体(61)の底面には、図18に
示す如く第3冷却ファン(68)に対応して、下面吸気窓(7
4)が開設されている。
【0047】図17は、冷却ユニット(6)の第2冷却フ
ァン(67)が設置された位置における断面構造を表わし、
第1冷却ファン(66)が設置された位置における断面構造
も同様である。又、図18は、冷却ユニット(6)の第3
冷却ファン(68)が設置された位置における断面構造を表
わしている。
【0048】第1冷却ファン(66)及び第2冷却ファン(6
7)の上方には、蓋体(62)の上壁との間に、可及的に大き
なスペースSが設けられており、図17中に矢印で示す
様に、ハウジング本体(61)の背面吸気窓(71)(72)から吸
い込まれた空気が該スペースを経て第1及び第2冷却フ
ァン(66)(67)の吸い込み口(66a)(67a)へ流入する。又、
第3冷却ファン(68)の下方には、ハウジング本体(61)の
底壁との間に、可及的に大きなスペースSが設けられて
おり、図18中に矢印で示す様に、ハウジング本体(61)
の背面吸気窓(73)及び下面吸気窓(74)から吸い込まれた
空気が該スペースを経て第3冷却ファン(68)の吸い込み
口(68a)へ吸い込まれる。
【0049】尚、ハウジング本体(61)の3つの背面吸気
窓(71)(72)(73)は、ケーシング(1)の背面に開設された
吸気孔(図示省略)と繋がり、ハウジング本体(61)の下面
吸気窓(74)は、ケーシング(1)の底壁に開設された吸気
孔(図示省略)と繋がる。
【0050】上述の如く、各冷却ファン(66)(67)(68)の
吸い込み口(66a)(67a)(68a)は何れも、ケーシング(1)
の外部と繋がり、ケーシング(1)の内部とは、ハウジン
グ(60)の壁面が仕切りとなって、繋がりがないので、各
冷却ファン(66)(67)(68)には、専らケーシング(1)外部
の低温の空気のみが吸い込まれ、ケーシング(1)内部の
高温の空気が吸い込まれることはない。
【0051】この結果、光学ユニット(2)へ向けて低温
の空気が吹き出されることとなり、少ない風量で光学ユ
ニット(2)を十分に冷却することが出来る。
【0052】又、冷却ユニット(6)の各冷却ファン(66)
(67)(68)として片吸い込み式のシロッコファンを採用
し、吸い込み口(66a)(67a)(68a)が開設されたファン側
面とハウジング(60)壁面との間に、十分な広さのスペー
スSを設けているので、該スペースを経てファンに吸い
込まれる空気の流動抵抗は低いものとなる。この結果、
各冷却ファンとして、回転速度の低い低出力のシロッコ
ファンを採用することが可能となる。
【0053】上記本発明の液晶プロジェクターによれ
ば、ランプ(5)や光学ユニット(2)を冷却するための冷
却系統の改善によって、従来よりも少ない風量で効果的
な冷却を行なうことが出来るので、冷却空気を送り込む
ためのファンを低い回転速度で運転することが可能であ
り、これによって、ファンから発生する騒音を大幅に低
減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明に係る液晶プロジェクターの斜視図であ
る。
【図2】該液晶プロジェクターに装備されているランプ
ユニット及び光学ユニットの光学系の構成を示す図であ
る。
【図3】該液晶プロジェクターの分解斜視図である。
【図4】該液晶プロジェクターにおいて、下半ケースか
らランプユニット、光学ユニット及び冷却ユニットを取
り外した状態を示す斜視図である。
【図5】該液晶プロジェクターにおいて、下半ケースに
ランプユニット、光学ユニット及び冷却ユニットを組み
込んだ状態を示す斜視図である。
【図6】ランプユニットの平面図である。
【図7】ランプユニットの断面図である。
【図8】左右非対称の開口パターンを有するランプユニ
ットの一部破断斜視図である。
【図9】左右対称の開口パターンを有するランプユニッ
トの一部破断斜視図である。
【図10】開口パターンの異なる3種類のランプユニッ
トの平面図である。
【図11】冷却ユニット及び色合成装置の斜視図であ
る。
【図12】冷却ユニットの斜視図である。
【図13】冷却ユニットの平面図である。
【図14】冷却ユニットの分解斜視図である。
【図15】冷却ユニットのハウジング本体の平面図であ
る。
【図16】冷却ユニットと光学ユニットの3つの偏光/
液晶部との位置関係を示す平面図である。
【図17】冷却ユニットの第2冷却ファンにおける断面
図である。
【図18】冷却ユニットの第3冷却ファンにおける断面
図である。
【符号の説明】
【0055】 (1) ケーシング (11) 下半ケース (12) 上半ケース (13) 前面パネル (14) 投射窓 (15) 排気孔 (2) 光学ユニット (3) 色合成装置 (4) ランプユニット (40) 排気ファン (41) ハウジング (44) 送風ファン (45) 第1吸気窓 (46) 第2吸気窓 (47) ダクト (5) ランプ (50) 発光部 (51) リフレクター (52) 空気導入口 (53) 透光プレート (54) 空気導出口 (6) 冷却ユニット (60) ハウジング (63) 青用空気吹出し口 (64) 緑用空気吹出し口 (65) 赤用空気吹出し口 (69) PBS用空気吹出し口 (66) 第1冷却ファン (67) 第2冷却ファン (68) 第3冷却ファン (71) 第1背面吸気窓 (72) 第2背面吸気窓 (73) 第3背面吸気窓 (74) 下面吸気窓 (8) 流路網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2003−5290(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/16 G03B 21/00 G02F 1/13 505

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リフレクターとこのリフレクターの焦点位
    置若しくはその近傍位置に設けられた発光部とを備える
    ランプと、このランプを設置するハウジングとからなる
    ランプユニットを光源として映像光を投射するプロジェ
    クター装置において、前記ランプユニットに開設され前記ランプの外側から前
    記発光部へ向けて空気を導入するための空気導入口と、
    この空気導入口から導入された空気を前記ランプの外側
    へ導出するための空気導出口と、前記 ランプ後方位置に
    設けられた排気ファンと、前記空気導入口へ空気を供給
    する送風ファンと、前記ランプを包囲する前記ハウジン
    グの周壁の内、少なくとも1つの周壁には、前記ランプ
    の光軸に対して左右非対称の開口パターンが付与される
    ように光軸に直交する方向へ偏った位置に開設される少
    なくとも1つの吸気窓と、を備え、 前記送風ファン及び 前記排気ファンの運転によって、
    記空気導入口から導入された空気により前記発光部及び
    前記リフレクタ内面を冷却すると共に、前記ハウジング
    内で且つ前記リフレクター背面に前記光軸を中心とする
    旋回流を発生させることにより前記リフレクター外面を
    冷却することを特徴とするプロジェクター装置。
  2. 【請求項2】前記排気ファンは軸流ファンである請求項
    1に記載のプロジェクター装置。
  3. 【請求項3】前記少なくとも1つの吸気窓は、前記旋回
    流の旋回方向と前記排気ファンの回転方向が同一となる
    ような位置に開設されてなる請求項1又は請求項2に記
    載のプロジェクター装置。
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