JP2003160611A - 重合体の回収方法および回収装置 - Google Patents

重合体の回収方法および回収装置

Info

Publication number
JP2003160611A
JP2003160611A JP2001360292A JP2001360292A JP2003160611A JP 2003160611 A JP2003160611 A JP 2003160611A JP 2001360292 A JP2001360292 A JP 2001360292A JP 2001360292 A JP2001360292 A JP 2001360292A JP 2003160611 A JP2003160611 A JP 2003160611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
zone
polymer
coagulation
recovering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001360292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3969071B2 (ja
Inventor
Narimoto Takahashi
成元 高橋
Yoichi Takeyama
洋一 武山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP2001360292A priority Critical patent/JP3969071B2/ja
Publication of JP2003160611A publication Critical patent/JP2003160611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3969071B2 publication Critical patent/JP3969071B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合体のラテックスから凝固剤残留量の少な
い重合体を高収率で回収することができる重合体の回収
方法を提供すること。 【解決手段】 少なくとも凝固ゾーン100が形成され
たバレル4の内部にスクリュー(7)が回転駆動自在に
配置してある押出機2を用いて、重合体のラテックスか
ら重合体を回収する方法であって、前記スクリュー
(7)が、前記凝固ゾーン100に対応する領域に形成
された凝固用スクリューブロックを有し、該凝固用スク
リューブロックの軸方向の長さをL1(mm)とし、そ
の谷の数をn(個)とし、前記スクリュー(7)の外径
をD(mm)としたときに、L1/(D×n)で求めら
れる前記凝固用スクリューブロックのピッチ指数Hが
0.5以下であることを特徴とする重合体の回収方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重合体のラテック
スから凝固剤残留量の少ない重合体を高収率で回収する
ことができる重合体の回収方法と、その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乳化重合で得られた重合体のラ
テックスから重合体を回収するには、まず凝固タンク内
の重合体のラテックスに、たとえば酸あるいは無機塩の
水溶液などの凝固剤を加え、撹拌しながらラテックスを
凝固させ、次いでこの凝固操作で得られた重合体クラム
を、たとえば遠心脱水機やスクイザーなどの脱水装置に
導入して脱水した後、たとえばバンド乾燥機、気流乾燥
機または押出乾燥機などの乾燥装置に導入して乾燥する
ことにより行われている。なお、乾燥装置の下流側に
は、通常ペレタイザーが接続してあり、乾燥後の重合体
は最終的にはペレット状に加工されて製品化されること
が多い。
【0003】しかしながら、重合体のラテックスから重
合体を回収するために、これらの脱水・乾燥装置を利用
したのでは、工程が多くなるほか、凝固タンクおよび付
帯設備の装置コストが高くなり、しかも設置スペースが
増大することからも問題が多い。
【0004】この問題を改良すべく、ゴム系ラテックス
と凝固剤を直接、スクリュー押出機の内部に供給し、該
押出機の内部で凝固・脱水・乾燥を行うことも試みられ
ている(特開昭57−1742号公報など)。しかしな
がら、この公報記載の方法では、凝固がスクリューの溝
中で行われるため凝固される重合体の形状が小さく、脱
水スリットから水と共に流出してしまい、重合体の回収
率が著しく低下してしまうという欠点があった。
【0005】この欠点を補うために、スクリュー押出機
の内部に形成された凝固ゾーンにトルエンなどの沸点6
0〜200℃の有機溶媒を添加して、凝固した重合体を
肥大化させることが検討されている(特開昭62−17
03号公報)。この公報記載の技術では、確かに上述し
た特開昭57−1742号公報に記載された技術での問
題点を解消できると考えられる。しかしながら、この公
報記載の技術では最終製品中に残留する有機溶剤の量が
増加するという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重合
体のラテックスから凝固剤残留量の少ない重合体を高収
率で回収することができる重合体の回収方法および回収
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、押出機の
バレル内部に形成される凝固ゾーンのピッチ指数とスク
リュー形状を改良することにより、具体的には所定割合
のニーディングディスク(kneading dis
k)を設けることにより、凝固剤残留量の少ない重合体
を高収率で回収できることを見出し、本発明を完成させ
た。
【0008】すなわち、本発明に係る重合体の回収方法
は、少なくとも凝固ゾーンが形成されたバレルの内部に
スクリューが回転駆動自在に配置してある押出機を用い
て、重合体のラテックスから重合体を回収する方法であ
って、前記スクリューが、前記凝固ゾーンに対応する領
域に形成された凝固用スクリューブロックを有し、該凝
固用スクリューブロックの軸方向の長さをL1(mm)
とし、その谷の数をn(個)とし、前記スクリューの外
径をD(mm)としたときに、L1/(D×n)で求め
られる前記凝固用スクリューブロックのピッチ指数Hが
0.5以下であることを特徴とする。
【0009】本発明に係る重合体の回収装置は、重合体
のラテックスから重合体を回収する装置であって、少な
くとも凝固ゾーンが形成されたバレルと、該バレルの内
部に回転駆動自在に配置されたスクリューとを有する押
出機で構成してあり、前記スクリューが、前記凝固ゾー
ンに対応する領域に形成された凝固用スクリューブロッ
クを有し、該凝固用スクリューブロックの軸方向の長さ
をL1(mm)とし、その谷の数をn(個)とし、前記
スクリューの外径をD(mm)としたときに、L1/
(D×n)で求められる前記凝固用スクリューブロック
のピッチ指数Hが0.5以下であることを特徴とする。
【0010】凝固用スクリューブロックの軸方向の長さ
L1とスクリューの外径Dとの比(L1/D)が12以
下であるスクリューを用いることが好ましい。
【0011】スクリューの軸方向の長さをL(mm)と
したときに、該長さLと外径Dとの比(L/D)が60
以下であるスクリューを用いることが好ましい。一般
に、スクリュー押出機においては、スクリューの軸方向
の全長をLとし、スクリューの外径をDとしたときのL
/Dの値が大きいほど、設置スペースが増大し、かつ大
型のモーターが必要とされるほか、消費電力が増大する
傾向がある。本発明では、このL/Dを60以下とする
ことにより、脱水・乾燥の各性能を維持しながら凝固機
能を付加しても、押出機の設置スペースを増大させるこ
となく、しかも省エネルギーの要請を満足することがで
きる。
【0012】凝固用スクリューブロックの10〜60%
がニーディングディスクで構成されているスクリューを
用いることが好ましい。
【0013】バレルの内部に形成された凝固ゾーンの下
流側には、排水ゾーンが設けてあることが好ましい。該
排水ゾーンの下流側には、洗浄ゾーン、脱水ゾーンおよ
び乾燥ゾーンが順次設けてあることが好ましい。この場
合、凝固ゾーンと、脱水ゾーンおよび乾燥ゾーンとは、
離間して配置された複数のバレル(複数の装置)の内部
にそれぞれ形成してあり、複数のバレル同士がたとえば
コンベアなどを介して接続してあってもよい。しかしな
がら、設置スペースを削減する観点からは、凝固ゾー
ン、脱水ゾーンおよび乾燥ゾーンが単一のバレル(単一
の装置)の内部に形成してあることが好ましい。なお、
バレルは、通常、複数のバレルブロックで構成される。
【0014】二軸噛合型で同方向回転型のスクリューを
用いることが好ましい。
【0015】本発明に適用できる重合体のラテックスと
しては、特に限定されず、たとえば、ブタジエン重合体
やイソプレン重合体などの共役ジエンのみで構成される
単独重合体;エチルアクリレート重合体などのアクリレ
ートのみで構成される単独重合体;などの各種単独重合
体のラテックスの他、ブタジエン−イソプレン共重合体
などの共役ジエンのみで構成される共重合体;アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブ
タジエン−イソプレン共重合体、アクリロニトリル−イ
ソプレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタ
ジエン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−イソプ
レン共重合体などの不飽和ニトリルと共役ジエンで構成
される共重合体;スチレン−ブタジエン共重合体、スチ
レン−イソプレン共重合体などの芳香族ビニルと共役ジ
エンで構成される共重合体;エチルアクリレート−n−
ブチルアクリレート共重合体、エチルアクリレート−n
−ブチルアクリレート−2−メトキシエチルアクリレー
ト共重合体などのアクリレートのみで構成される共重合
体;などの各種共重合体のラテックスが例示される。
【0016】中でも、不飽和ニトリルと共役ジエンで構
成される共重合体や、アクリレートのみで構成される単
独または共重合体の各重合体ラテックスが好ましく、さ
らに不飽和ニトリルと共役ジエンで構成される共重合体
のラテックスが好ましく、ブタジエンとアクリロニトリ
ルで構成される共重合体のラテックスが特に好ましい。
【0017】本発明に適用できる重合体のラテックスの
固形分濃度は、通常5〜50重量%程度、好ましくは1
0〜40重量%程度である。
【0018】本発明に適用できる重合体のラテックス
は、たとえば乳化重合や微細懸濁重合などで得ることが
できるが、特に乳化重合で得られる乳化重合体のラテッ
クスが好適なものとして挙げられる。乳化重合で得られ
る重合体粒子の粒径や、乳化剤の種類および使用量は、
特に限定されない。
【0019】
【発明の作用および効果】本発明に係る回収装置を用い
た重合体の回収方法では、押出機の内部に配置されるス
クリューの凝固用スクリューブロックのピッチ指数Hを
0.5以下にする。しかも凝固用スクリューブロックの
軸方向の長さL1とスクリューの外径Dとの比(L1/
D)が12以下であるスクリューを用いることが好まし
い。これらにより、スクリューの軸方向の長さをL(m
m)としたときの該長さLと外径Dとの比(L/D)を
60以下と小さくしても、重合体のラテックスから凝固
剤残留量の少ない重合体を高収率で回収することができ
る。
【0020】特に、前記凝固用スクリューブロックにニ
ーディングディスクを所定割合で含ませることにより、
重合体の凝固をより促進でき、回収された重合体に含ま
れる凝固剤残留量をより一層少なくすることが可能であ
る。
【0021】また、バレルの内部に形成された凝固ゾー
ンの下流側であって、洗浄ゾーンの前に、排水ゾーンを
設けることにより、凝固ゾーンで得られた高濃度の凝固
剤(残留凝固剤)を含むクラムスラリーから、前記凝固
剤の大部分を効率的に除去できる。その結果、その後の
洗浄ゾーンで残留する低濃度の凝固剤を確実に除去で
き、ひいては脱水ゾーン、乾燥ゾーンを経て最終的に回
収される重合体に含まれる凝固剤残留量を確実に少なく
することができる。
【0022】さらに、スクリューを二軸噛合型とし、し
かも同方向回転型とすることで、セルフクリーニング性
を付与でき、従来の凝固タンクにより重合体の凝固を行
う凝固タンク方式と比較して、長期連続運転を実現する
こともできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る重合体の回収装置としての押出機を示す概略図、図
2は図1の押出機の内部に配置されるスクリューを示す
概略図、図3は図1のIII−III線と図2のIII−III線に
沿う断面図、図4は図2のスクリューの凝固用スクリュ
ーブロックを説明するための一部破断概略図である。
【0024】本実施形態では、本発明に係る重合体の回
収装置として図1に示す単一の押出機2を例示し、まず
はその構成を説明した後、この押出機2を用いて重合体
のラテックスから重合体を回収する方法について説明す
る。
【0025】図1に示すように、本実施形態に係る重合
体の回収装置としての押出機2は、分割された12個の
バレルブロック41〜52で構成される単一のバレル4
を有する。バレル4の内部には、本実施形態では凝固ゾ
ーン100、排水ゾーン102、洗浄ゾーン104、脱
水ゾーン106、および乾燥ゾーン108が、バレル4
の上流側から下流側にかけて順次形成されている。
【0026】凝固ゾーン100は、重合体ラテックスと
凝固剤を接触させて重合体を凝固させ、クラム状の重合
体のスラリー液(クラムスラリー)を形成する領域であ
る。排水ゾーン102は、重合体の凝固後に生じる液体
(セラム水)をクラムスラリーから分離し排出して含水
状態のクラムを形成する領域である。洗浄ゾーン104
は、前記含水状態のクラムを洗浄する領域である。脱水
ゾーン106は、洗浄後のクラムから洗浄水を脱水して
排出する領域である。乾燥ゾーン108は、脱水後のク
ラムを乾燥させる領域である。
【0027】本実施形態では、バレルブロック41,4
2の内部が凝固ゾーン100に対応し、バレルブロック
43の内部が排水ゾーン102に対応し、バレルブロッ
ク44〜47の内部が洗浄ゾーン104に対応し、バレ
ルブロック48,49の内部が脱水ゾーン106に対応
し、バレルブロック50〜52の内部が乾燥ゾーン10
8に対応する。なお、各バレルブロックの設置数は、取
り扱う重合体の性状等に応じて最適な数をもって実施す
ることができ、本実施形態の態様に限定されるものでは
ない。
【0028】凝固ゾーン100の一部を構成するバレル
ブロック41には、重合体ラテックスと凝固剤を受け入
れるフィード口412が形成されている。排水ゾーン1
02を構成するバレルブロック43には凝固後の重合体
の水スラリーから分離されたセラム水を排出する排出ス
リット432が形成されている。洗浄ゾーン104の一
部を構成するバレルブロック44には、洗浄水を受け入
れる洗浄水フィード口442が形成されており、バレル
ブロック47には洗浄排水を外部へ排出する排水スリッ
ト472が形成されている。脱水ゾーン106の一部を
構成するバレルブロック49には洗浄後のクラムから除
かれた脱水排水を外部へ排出する脱水スリット492が
形成されている。乾燥ゾーン108の一部を構成するバ
レルブロック51には、脱気のためのベント口512が
形成されている。
【0029】バレル4の内部には、図2に示すようなス
クリュー7が配置されている。スクリュー7の基端に
は、これを駆動するモータなどの駆動手段が接続されて
おり、これによりスクリュー7は回転駆動自在に保持さ
れる。スクリュー7の形状は、本発明では特に限定され
ないが、好ましくは多種のスクリュ構成を持つスクリュ
ーブロックとニーディングディスクとを適宜組合わせて
構成することができる。
【0030】本実施形態では、スクリュー7は、バレル
4の内部に形成された上述した各ゾーン100〜108
に対応する領域に形成される各スクリューブロックを有
する。各スクリューブロックの構成は次の通りである。
【0031】図2および図3に示すように、本実施形態
では、凝固用スクリューブロックの軸方向の長さをL1
(mm)とし、その谷7B(図4参照)の数をn(個)
とし、スクリュー7の外径をD(mm)としたときに、
L1/(D×n)で求められる凝固用スクリューブロッ
クのピッチ指数Hが0.5以下、好ましくは0.4以
下、特に好ましくは0.35以下である。凝固用スクリ
ューブロックの谷の数は、該凝固用スクリューブロック
を上から見てカウントしていけばよい。ニーディングデ
ィスク8(詳細は後述する)の谷の数をカウントする際
には、位相をずらした板同士の間もカウントすることと
する(図4参照)。
【0032】凝固用スクリューブロックの軸方向の長さ
L1とスクリュー7の外径Dとの比(L1/D)は、1
2以下が好ましく、より好ましくは8以下である。
【0033】なお、スクリュー7の軸方向の長さをL
(mm)としたときに、該長さLと外径Dとの比(L/
D)は60以下が好ましく、より好ましくは48以下で
ある。
【0034】本実施形態では、凝固ゾーン100に対応
する領域に形成される凝固用スクリューブロックには、
特に凝固を促進させる観点からニーディングディスク8
を含めてある。
【0035】ニーディングディスク8は、その断面形状
が擬似楕円形、小判形または切頂三角形などの形状と
(図3では擬似楕円形)、一定の厚みとを有し、その断
面形状の対称軸を所定角度(図3では30度)づつずら
しながら、複数枚(図3では6枚)積み重ね、かつスク
リュー軸がその断面形状の回転中心軸と対応するように
固定されて使用するものである。ここで擬似楕円形とは
楕円の長径の両端部を、小判形とは平行条の両端を、ま
た切頂三角形とは正三角形の各頂点を含む部分を、それ
ぞれの図形の回転中心を中心とする円弧でカットした形
状を指す。いずれの形状の場合も、バレル4の内壁面4
aに各該ディスクの端部が所定(1〜5mm程度の)の
クリアランス(間隙)を保持するように設けられる。小
判形又は切頂三角形の場合は、各辺を凹形として鼓形又
は三角糸巻形としても良い。
【0036】本実施形態では、凝固用スクリューブロッ
クの軸方向の長さL1に対するニーディングディスク8
の占める割合は、好ましくは10〜60%、より好まし
くは20〜50%、特に好ましくは30〜40%であ
り、該ディスク枚数は3〜9枚程度が好適である。凝固
用スクリューブロックでのニーディングディスク8の割
合が多すぎると、送り量が不足し、少なすぎると凝固が
不十分となる。なお、ニーディングディスクの代わり
に、3条以上のピッチ間隔の狭いスクリューを用いても
本発明は実施できるが、一般に条数が増加すると、製作
が困難になり制作費も高くなるので、ニーディングディ
スク8を使用することが好適である。
【0037】排水ゾーン102から乾燥ゾーン108ま
でに対応する領域に形成される排水用スクリューブロッ
ク、洗浄用スクリューブロック、脱水用スクリュブロッ
ク、乾燥用スクリューブロックは、たとえば通常の正送
りスクリューで構成すればよい。なお、必要に応じて逆
送りスクリューやニーディングディスクを含ませても良
い。
【0038】図3に示すように、本実施形態ではこのよ
うなスクリュ7を2本用いて、軸芯を平行にして互いに
噛み合った状態とした二軸押出機としている。すなわ
ち、2本のスクリュー7,7では、一方のスクリュー7
の山部7A(図4参照)を他方のスクリュー7の谷部7
B(図4参照)に噛み合わせ、一方のスクリュー7の谷
部7Bを他方のスクリュー7の山部7Aに噛み合わせる
状態とした二軸噛合型である。しかしながら本発明で
は、それ以上の多軸式(3本以上)であってもよく、あ
るいは単軸式(1本)であってもよい。ただし凝固ゾー
ン100の混合性の面からは、本実施形態の如き二軸噛
合型とすることが好ましい。2本のスクリュー7の回転
方向は、同方向でも異方向でもよいが、セルフクリーニ
ングの性能面からは同方向に回転する形式のものが好ま
しい。
【0039】なお、本実施形態では、上述したバレルブ
ロック52の下流側には、バレル4内で凝固・脱水・乾
燥処理された重合体が所定形状に押し出されて製品化さ
れるダイ6が接続されている。ダイ6には、カッティン
グ機構(図示省略)が取り付けてあり、ダイから押し出
されるストランド状の重合体を、適当な大きさに切断
し、所定状のペレットとする。カッティング機構として
は、押し出されたストランドをホットカット装置により
直ちに切断するか、あるいは冷却槽で冷却してカッター
で切断する等の機構を採用すればよい。
【0040】次に、本実施形態の押出機2を用いた重合
体の回収方法を説明する。まず、重合体ラテックスを凝
固剤とともにフィード口412から凝固ゾーン100に
導入する。導入される凝固剤としては、本発明では特に
限定されず、例えば無機酸類(硫酸、塩酸など)、有機
酸類(酢酸など)、無機塩類(塩化カルシウム、塩化マ
グネシウム、硫酸マグネシウム、塩化バリウムなど)、
およびこれらの混合物などが挙げられるが、凝固剤の使
用量とともに重合体ラテックスに使用されている乳化剤
の種類および量などにより適宜決定すればよい。中で
も、凝固剤としては、無機塩類が好ましく、より好まし
くは塩化カルシウムである。
【0041】凝固剤は、必ずしもフィード口412から
凝固ゾーン100に直接供給される必要はなく、重合体
ラテックスと予め混合した後に供給しても良い。
【0042】凝固ゾーン100に導入された重合体ラテ
ックスと凝固剤は、スクリュー7の回転により接触させ
られ、重合体は凝固されて直径約5〜30mm程度のク
ラムとなって水中に懸濁し、クラム濃度が20重量%程
度のスラリー液(クラムスラリー)を形成する。このク
ラムスラリーには、凝固剤(残留凝固剤)が0.4重量
%程度以上の高濃度で含有される。
【0043】凝固ゾーン100で形成されたクラムスラ
リーは、スクリュー7の回転により排水ゾーン102に
送られる。排水ゾーン102では、バレルブロック43
に設けられたスリット432から前記クラムスラリーに
含まれる高濃度の凝固剤をセラム水として排出させ、凝
固剤濃度が0.15重量%程度以下に低減され、6〜3
1重量%程度の水分を含有する含水状態のクラムが得ら
れる。
【0044】排水ゾーン102で得られた含水状態のク
ラムは、スクリュー7の回転により洗浄ゾーン104に
送られる。洗浄ゾーン104では、バレルブロック44
に設けられた洗浄水フィード口442から内部に洗浄水
が導入され、上記クラムは洗浄され、洗浄済みの排水は
バレルブロック47に設けられたスリット472から排
出される。そして、凝固剤濃度が0.05重量%程度以
下にさらに低減され、5〜30重量%程度の水分を含有
するクラムが得られる。
【0045】洗浄ゾーン104で得られたクラムは、ス
クリュー7の回転により脱水ゾーン106に送られる。
脱水ゾーン106では、バレルブロック49に形成され
たスリット492より水分を排出して、水分量が2〜9
重量%程度に調整されたクラムが得られる。
【0046】脱水ゾーン106で得られたクラムは、ス
クリュー7の回転により乾燥ゾーン108に送られる。
乾燥ゾーン108に送られたクラムは、スクリュー7の
回転により可塑化混練されて融体となり、発熱して昇温
しながら下流側へ運ばれる。前記融体がバレルブロック
51に設けられたベント口512に達すると、圧力が解
放されるために、融体中に含まれる水分が分離気化され
る。この分離気化された水分(蒸気)はベント配管(図
示省略)を通じて外部へ排出される。乾燥ゾーン108
内部の温度は120〜180℃程度であり、その圧力は
1000〜5000KPa程度である。
【0047】乾燥ゾーン108を通過した水分が分離さ
れたクラムは、スクリュー7により出口側へ送り出さ
れ、実質的に水分をほとんど含まない状態(水分含有量
は0.5重量%以下)でダイ6に導入され、ここで、た
とえばストランド状で排出された後、ペレタイザー(図
示省略)に導入されて切断され、適当な長さとされて製
品(ペレット)化される。
【0048】本実施形態に係る重合体の回収装置として
の押出機2では、該押出機2の内部に配置されるスクリ
ュー7,7の凝固用スクリューブロックのピッチ指数H
を0.5以下にし、しかも凝固用スクリューブロックの
軸方向の長さL1と外径Dとの比(L1/D)を好まし
くは12以下とする。このため、スクリュー7の軸方向
の長さをL(mm)としたときの該長さLと外径Dとの
比(L/D)を60以下と小さくしても、重合体のラテ
ックスから凝固剤残留量の少ない重合体を高収率で回収
することができる。特に、凝固用スクリューブロックに
ニーディングディスク8を所定割合で含ませることによ
り、重合体の凝固をより促進でき、回収された重合体に
含まれる凝固剤残留量をより一層少なくすることが可能
である。
【0049】本実施形態では、バレル4の内部に形成さ
れた凝固ゾーン100の下流側であって、洗浄ゾーン1
04の前に排水ゾーン102を設けることにより、凝固
ゾーン100で得られた高濃度の凝固剤(残留凝固剤)
を含むクラムスラリーから、前記凝固剤の大部分を効率
的に除去できる。その結果、その後の洗浄ゾーン104
で残留する低濃度の凝固剤を確実に除去でき、ひいては
脱水ゾーン106、乾燥ゾーン108を経て最終的に回
収される重合体に含まれる凝固剤残留量を確実に少なく
することができる。
【0050】本実施形態では、スクリュー7,7を二軸
噛合型とし、しかも同方向回転型とすることで、セルフ
クリーニング性を付与でき、従来の凝固タンクにより重
合体の凝固を行う凝固タンク方式と比較して、長期連続
運転を実現することもできる。
【0051】本実施形態では、凝固ゾーン100、脱水
ゾーン106および乾燥ゾーン108を単一のバレル4
内に形成してあるので、省スペース・省コストの面から
も有利である。
【0052】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0053】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によってその範囲を限
定されるものではない。
【0054】実施例1 本実施例では、図1に示すように、バレル4内に2本の
スクリュー(全長L=2400mm、外径D=50m
m、L/D=48)7,7を平行に設け、これらのスク
リュー7,7を同方向に回転駆動させるとともに、一方
のスクリュー7の山部7A(図4参照)を他方のスクリ
ュー7の谷部7B(図4参照)に噛み合わせ、一方のス
クリュー7の谷部7Bを他方のスクリュー7の山部7A
に噛み合わせる状態とした、同方向に回転する二軸噛合
型のスクリュー押出機2を用いた。
【0055】スクリュー7は、単一のバレル4の内部に
形成された凝固ゾーン100に対応する領域に形成され
た凝固用スクリューブロックを有しており、本実施例で
はこの凝固用スクリューブロックを、4枚のニーディン
グディスク8と2条のフルフライトを組み合わせて構成
した。凝固用スクリューブロックの36%はニーディン
グディスク8で構成されていた。凝固用スクリューブロ
ックの軸方向の長さL1は400mm、その外径Dは5
0mm、その谷の数nは27個であった。したがって、
凝固用スクリューブロックのピッチ指数H(L1/(D
×n))は0.29であり、(L1/D)は8であっ
た。
【0056】また、スクリュー7は、単一のバレル4の
内部に形成された排水ゾーン102、洗浄ゾーン10
4、脱水ゾーン106および乾燥ゾーン108にそれぞ
れ対応する領域に形成された排水用スクリューブロッ
ク、洗浄用スクリューブロック、脱水用スクリューブロ
ックおよび乾燥用スクリューブロックを、いずれも2条
のフルフライトおよびニーディングディスクで構成し
た。
【0057】このような構成の押出機2のフィード口4
12に、乳化重合により得られたアクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体(NBR)のラテックス(固形分20
重量%、アクリロニトリル:ブタジエン=1:1(重量
比))を400kg/hrのレートで供給した。その
際、凝固剤としての5重量%の塩化カルシウム水溶液を
50kg/hrのレートで供給した。そして、洗浄ゾー
ン104に洗浄水を250kg/hrのレートで供給し
ながら、スクリュー回転数350rpmで重合体の回収
を行った。
【0058】その結果、バレルの下流側に接続されたダ
イ6から、シート状の乾燥した重合体が78kg/hr
のレートで回収された(回収率97.5%)。回収され
た重合体の含水率は0.2重量%、残留する凝固剤(無
機塩)の量は100ppmであり、製品として満足でき
る性状であった。なお、残留する凝固剤の量は、電位差
滴定により測定した。
【0059】実施例2 凝固用スクリューブロックのニーティングディスク以外
の部分のピッチを広げ、谷の数nを20個とした。すな
わち凝固用スクリューブロックのピッチ指数Hを0.4
とした。また、NBRのラテックスの供給量を500k
g/hrに変更した。これら以外は、実施例1と同様に
して重合体の回収を行った。
【0060】その結果、バレル4に接続されたダイ6か
ら、シート状の乾燥した重合体が95kg/hrのレー
トで回収された(回収率95%)。回収した重合体の含
水率は0.3重量%、残留する凝固剤(無機塩)の量は
300ppmであり、製品として満足できる性状であっ
た。
【0061】比較例1 凝固用スクリューブロックにニーティングディスク8を
使用せず、2条のフルフライトのピッチを広げ、谷の数
nを8個とした。すなわち凝固用スクリューブロックの
ピッチ指数Hを1.0とした。これ以外は、実施例1と
同様にして重合体の回収を行った。
【0062】その結果、バレル4の凝固ゾーン100で
重合体の十分な凝固が行われず、凝固ゾーン100に隣
接する排水ゾーン102の排水スリット432から、微
細な凝固粒子および未凝固のラテックスが流出し、ダイ
6からはシート状の乾燥した重合体が20kg/hrの
レートでしか回収できなかった(回収率25%)。重合
体の凝固が不十分であったため、凝固粒子の性状が悪
く、洗浄、乾燥ともに不完全な結果となった。回収され
た重合体の含水率は1重量%、凝固剤残留量は5000
ppmであり、製品として使用できるものではなかっ
た。
【0063】比較例2 凝固用スクリューブロックにニーティングディスク8を
使用せず、2条のフルフライトのピッチを広げ、谷の数
nを13個とした。すなわち凝固用スクリューブロック
のピッチ指数Hを0.62とした。これ以外は、実施例
1と同様にして重合体の回収を行った。
【0064】その結果、ダイ6からはシート状の乾燥し
た重合体が65kg/hrのレートで回収できた(回収
率81%)。比較例1と比較して、凝固ゾーン100に
隣接する排水ゾーン102の排水スリット432からの
未凝固ラテックスの流出はかなり抑えられたが、凝固粒
子の性状が悪く、洗浄、乾燥ともに不完全な結果となっ
た。回収された重合体の含水率は0.7重量%、凝固剤
残留量は2000ppmであり、製品として使用できる
ものではなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施形態に係る重合体の回
収装置としての押出機を示す概略図である。
【図2】 図2は図1の押出機の内部に配置されるスク
リューを示す概略図である。
【図3】 図3は図1のIII−III線と図2のIII−III線
に沿う断面図である。
【図4】 図4は図2のスクリューの凝固用スクリュー
ブロックを説明するための一部破断概略図である。
【符号の説明】
2… 押出機(重合体の回収装置) 4… バレル 4a… 内壁面 41〜52… バレルブロック 432,472… 排水スリット 492… 脱水スリット 512… ベント口 6… ダイ 7… スクリュー 7A… 山部 7B… 谷部 8…ニーディングデスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも凝固ゾーンが形成されたバレ
    ルの内部にスクリューが回転駆動自在に配置してある押
    出機を用いて、重合体のラテックスから重合体を回収す
    る方法であって、 前記スクリューが、前記凝固ゾーンに対応する領域に形
    成された凝固用スクリューブロックを有し、 該凝固用スクリューブロックの軸方向の長さをL1(m
    m)とし、その谷の数をn(個)とし、前記スクリュー
    の外径をD(mm)としたときに、L1/(D×n)で
    求められる前記凝固用スクリューブロックのピッチ指数
    Hが0.5以下であることを特徴とする重合体の回収方
    法。
  2. 【請求項2】 凝固用スクリューブロックの軸方向の長
    さL1とスクリューの外径Dとの比(L1/D)が12
    以下であるスクリューを用いる請求項1に記載の重合体
    の回収方法。
  3. 【請求項3】 スクリューの軸方向の長さをL(mm)
    としたときに、該長さLと外径Dとの比(L/D)が6
    0以下であるスクリューを用いる請求項1または2に記
    載の重合体の回収方法。
  4. 【請求項4】 凝固用スクリューブロックの10〜60
    %がニーディングディスクで構成されているスクリュー
    を用いる請求項1〜3のいずれかに記載の重合体の回収
    方法。
  5. 【請求項5】 バレルの内部に形成された凝固ゾーンの
    下流側には、排水ゾーンが設けてある請求項1〜4のい
    ずれかに記載の重合体の回収方法。
  6. 【請求項6】 排水ゾーンの下流側には、洗浄ゾーン、
    脱水ゾーンおよび乾燥ゾーンが順次設けてある請求項5
    に記載の重合体の回収方法。
  7. 【請求項7】 二軸噛合型で同方向回転型のスクリュー
    を用いる請求項1〜6のいずれかに記載の重合体の回収
    方法。
  8. 【請求項8】 重合体のラテックスが乳化重合により得
    られた不飽和ニトリル−共役ジエン共重合体のラテック
    スである請求項1〜7のいずれかに記載の重合体の回収
    方法。
  9. 【請求項9】 重合体のラテックスから重合体を回収す
    る装置であって、 少なくとも凝固ゾーンが形成されたバレルと、該バレル
    の内部に回転駆動自在に配置されたスクリューとを有す
    る押出機で構成してあり、 前記スクリューが、前記凝固ゾーンに対応する領域に形
    成された凝固用スクリューブロックを有し、 該凝固用スクリューブロックの長さをL1(mm)と
    し、その谷の数をn(個)とし、その外径をD(mm)
    としたときに、L1/(D×n)で求められる前記凝固
    用スクリューブロックのピッチ指数Hが0.5以下であ
    ることを特徴とする重合体の回収装置。
JP2001360292A 2001-11-27 2001-11-27 重合体の回収方法および回収装置 Expired - Fee Related JP3969071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001360292A JP3969071B2 (ja) 2001-11-27 2001-11-27 重合体の回収方法および回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001360292A JP3969071B2 (ja) 2001-11-27 2001-11-27 重合体の回収方法および回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003160611A true JP2003160611A (ja) 2003-06-03
JP3969071B2 JP3969071B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=19171139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001360292A Expired - Fee Related JP3969071B2 (ja) 2001-11-27 2001-11-27 重合体の回収方法および回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3969071B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009179686A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Nippon Zeon Co Ltd カルボキシル基含有ニトリルゴムの回収方法
WO2020138183A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 日本ゼオン株式会社 ニトリルゴムの回収方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009179686A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Nippon Zeon Co Ltd カルボキシル基含有ニトリルゴムの回収方法
WO2020138183A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 日本ゼオン株式会社 ニトリルゴムの回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3969071B2 (ja) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011012142A (ja) ゴムを連続的に製造する方法
JP2006328239A (ja) ゴム状重合体の製造方法
KR101602080B1 (ko) 스팀 스트리핑 장치 및 이것을 이용한 스팀 스트리핑 마무리 방법
JPH1034730A (ja) 同方向回転2軸押出機による高融点樹脂の脱水システム
JPS6344767B2 (ja)
CA1091391A (en) Process for coagulating polymer latices using screw- type extruder
WO2011117280A1 (en) Process for the production of water and solvent-free polymers
JP5071127B2 (ja) カルボキシル基含有ニトリルゴムの回収方法
JP2003160611A (ja) 重合体の回収方法および回収装置
JP4150884B2 (ja) アロイの製造方法
JP4100004B2 (ja) 液状ゴムの製造方法
JPH1081757A (ja) 乳化重合ラテックスからの樹脂の仕上げ方法
JP5956156B2 (ja) 多軸混練押出機、及びウエットマスターバッチの製造方法
US20070197770A1 (en) Method Of Production And Apparatus For Producing Of Rubbery Polymer
JP6331871B2 (ja) 重合体の脱水方法
JP3987755B2 (ja) 重合体の回収方法
JPH10100145A (ja) ゴム状重合体の製造方法と製造装置
JP2003277434A (ja) 共重合体の製造方法
JPS621703A (ja) 重合体の回収方法
JP5041101B2 (ja) ゴム状重合体押出乾燥装置及びゴム状重合体の製造方法
JP2000210931A (ja) 耐衝撃性熱可塑性樹脂の製造装置およびその方法
WO2018181239A1 (ja) ゴム状重合体用押出乾燥機、ゴム状重合体の乾燥方法、およびゴム状重合体の製造方法
JP2004010852A (ja) ポリマーアロイの製造方法
JP4224691B2 (ja) 重合体の回収方法及び回収装置
JP2021036007A (ja) 合成ゴムの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3969071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140615

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees