JP2003153766A - シート装置 - Google Patents

シート装置

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JP2003153766A
JP2003153766A JP2001359044A JP2001359044A JP2003153766A JP 2003153766 A JP2003153766 A JP 2003153766A JP 2001359044 A JP2001359044 A JP 2001359044A JP 2001359044 A JP2001359044 A JP 2001359044A JP 2003153766 A JP2003153766 A JP 2003153766A
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support
seat
cushion
storage
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Application number
JP2001359044A
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Inventor
Kenichi Aoyanagi
顕一 青柳
Makoto Ozawa
誠 小澤
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サポートクッションの支持面が汚れるのを防
止可能とするとともに格納用凹部における格納に必要な
深さを浅くしてシートクッションの前後長が長くなるの
を防止することができ、しかもシートクッション前端部
のパッド厚みが厚くならないことを可能とすること。 【解決手段】 サポートクッション4がシートクッショ
ン1の前面下部に格納用凹部12に格納可能に設けられ
たシート装置において、サポートクッション4として、
コの字形状の第1サポート体41と第2サポート体42
とを設け、第1サポート体41は、格納用凹部12に収
容された第1サポート体格納位置と、シートクッション
1の前方に張り出した第1サポート体使用位置との間で
回動可能に支持し、第2サポート体42は、第1サポー
ト体41のアーム部41a,41aの間に格納された第
2サポート体格納位置と、第1サポート体41の先端部
から連続的に張り出した第2サポート体使用位置との間
で回動可能に支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに適用
するシート装置に関し、特に、着座者の脚部を載せる一
般にオットマンと呼ばれるサポートクッションを張り出
させることができるようにしたシート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オットマンに相当するサポートク
ッションをシートクッション下部に格納させたり、シー
トクッション下部から張り出させたりするシート装置と
して、例えば実開昭58−141963号公報や実開平
3−39449号公報に記載されたものが知られてい
る。
【0003】実開昭58−141963号公報には、シ
ートクッションの前端面に凹部を設け、この凹部の上端
部に設けた軸部材を中心にサポートクッションを回動可
能に枢着し、サポートクッション不使用時には、凹部内
に格納し、サポートクッション使用時には、サポートク
ッションがシートクッションと連続するように前方に張
り出させる技術(以下、これを前者の従来技術と称す
る)について記載されている。
【0004】実開平3−39449号公報には、シート
クッションの前面に凹部を形成し、この凹部に、第1サ
ポート体の基端部を回動可能に設け、さらに第1サポー
ト体の先端部に第2サポート体を回動可能に取り付け、
サポートクッション不使用時には、第1サポート体と第
2サポート体とが下面どうしを当接させた折畳状態で凹
部に格納し、サポートクッション使用時には、第1サポ
ート体と第2サポート体とが連続的に前方に張り出させ
る技術(以下、これを後者の従来技術と称する)につい
て記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、以下に述べるような解決すべき課
題を有していた。すなわち、前者の従来技術にあって
は、 a)サポートクッションの長さが、シートクッションの
前端部の上下高さ寸法に制約されるため、十分な張り出
し長さを得ることができず、使用時の快適性が十分に得
られない。 b)サポートクッションを回動させる軸部材がシートク
ッションの前端上部に設けられているため、この部分の
シートクッションにおけるクッションパッドの厚みが薄
くなってしまい、着座時やシートをフルフラットにした
ときに異物感を与え、快適性が損なわれる。 c)サポートクッション不使用時には、使用時に上面と
なる支持面が外側を向いて格納されるため、着座者の靴
などが当接して支持面が汚れる。という解決すべき課題
を有していた。
【0006】一方、後者の従来技術にあっては、第1サ
ポート体と第2サポート体との2つのサポートクッショ
ンとを折畳状態と両者が連続した伸長状態とに作動させ
るため、格納時の長さを小さく抑えつつ使用時には必要
な長さを確保できるものであり、上記a)の問題は解決
することができる。しかしながら、この後者の従来技術
にあっても、格納時に、第1サポート体の支持面が外側
を向いて格納されるため、前者の従来技術と同様にc)
の問題点を有している。 d)この後者の従来技術にあっては、格納時に第1サポ
ート体と第2サポート体とを折り重ねて畳むため、この
折畳状態において前後方向の厚みが厚くなってしまい、
格納用凹部を深く形成する必要がある。しかしながら、
シートクッションの上面には、着座者の臀部を支持する
臀部支持凹部を所定の前後寸法を有して形成しており、
格納用凹部はこの臀部支持凹部の前方に設ける必要があ
るため、シートクッション上面において臀部支持凹部よ
りも前方の前後方向寸法を長くしなくてはならず、シー
トクッション前後方向全長が長くなり過ぎる。これによ
り、良好な座り心地を得ることができる寸法とするのが
難しくなるとともに、自動車にあってはシート間の前後
方向を狭めてしまうという問題が生じる。
【0007】そこで、本発明は、上述のような従来の問
題点に着目して成されたもので、着座者のふくらはぎ部
分を支持するサポートクッションとして第1サポート体
と第2サポート体と2つのサポートクッションを有し、
サポートクッションをコンパクトに収納できながら使用
時には十分な長さを得ることができるようにしたシート
装置において、サポートクッションの支持面が汚れるの
を防止可能とするとともに格納用凹部における格納に必
要な深さを浅くしてシートクッションの前後長が長くな
るのを防止することができ、しかもシートクッション前
端部のパッド厚みが薄くならないことを可能とすること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、シートクッションの前面下部に格納用凹
部が設けられ、着座者のふくらはぎ部支持用のサポート
クッションが格納用凹部に格納可能に設けられたシート
装置において、前記サポートクッションとして、第1サ
ポート体と第2サポート体とが設けられ、前記第1サポ
ート体は、基部から突設されたアーム部を左右に離間し
て有し、かつ、前記第1サポート体は、前記基部とシー
トクッションとの間に設けられた第1ヒンジ部により、
格納用凹部に収容された第1サポート体格納位置と、シ
ートクッションの前方に張り出した第1サポート体使用
位置との間で回動可能に支持され、少なくとも第1サポ
ート体を第1サポート体使用位置に保持および保持解除
可能な第1保持手段が設けられ、前記第2サポート体
は、アーム部の先端部との間に設けられた第2ヒンジ部
により、第1サポート体のアーム部の間に格納された第
2サポート体格納位置と、第1サポート体の先端部から
連続的に張り出した第2サポート体使用位置との間で回
動可能に支持され、前記第2サポート体を第2サポート
体格納位置と第2サポート体使用位置とでそれぞれ第1
サポート体に対する回動を規制して状態を保持させる第
2保持手段が設けられていることを特徴とする手段とし
た。
【0009】なお、請求項2に記載のように、請求項1
に記載のシート装置において、前記第1ヒンジ部が取付
ステイによりシートクッションパッドを下側から支える
シートクッションフレームの前側フレームに固定されて
いることを特徴とする手段としてもよい。また、請求項
3に記載の発明のように、請求項1または2に記載のシ
ート装置において、前記第2ヒンジ部に、第2サポート
体を第2サポート体格納位置に向けて付勢する付勢手段
が設けられていることを特徴とする手段としてもよい。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項1〜3の
いずれかに記載のシート装置において、前記第2保持手
段は、第2サポート体から側方に突出されたピンと、第
1サポート体のアーム部に設けられて、前記第2サポー
ト体格納位置および第2サポート体使用位置でピンと係
合してそれ以上の回動を規制する係合部とで構成されて
いることを特徴とする手段としてもよい。さらに、請求
項5に記載の発明のように、請求項1〜4のいずれかに
記載のシート装置において、前記第2ヒンジ部の軸位置
は、前記第2サポート体が前記第1サポート体に重合す
るように格納された状態において、第1サポート体の厚
みの中央よりも表面側に設けられていること特徴とする
手段としてもよい。
【0010】
【発明の作用および効果】本発明のシート装置にあって
は、サポートクッション格納時には、第1サポート体が
第1サポート体格納位置に配置されて格納用凹部内に配
置され、また、第2サポート体は、第1サポート体のア
ーム部の先端部に設けられた第2ヒンジ部により、第1
サポート体のアーム部の間に格納された第2サポート体
格納位置と、第1サポート体の先端部から連続的に張り
出した第2サポート体使用位置との間で回動可能に支持
されているので、アーム部の間に支持面が内側を向いて
格納されることになる。したがって、格納時に第2サポ
ート体の支持面が靴などにより汚れることを防止するこ
とができる。加えて、格納時において格納用凹部におけ
る深さはサポートクッション1枚分の厚み寸法で済むた
め、格納用凹部の必要な深さ寸法を抑えることができ
る。よって、シートクッションの上面において格納用凹
部の上方に位置する前後方向寸法を大きく形成する必要
が無くなり、シートクッションの前後長が長くなりすぎ
るのを防止することができる。
【0011】次に、サポートクッション使用時には、第
1サポート体をシートクッションに対して第1サポート
体使用位置に回動させてシートクッションから前方に張
り出させるとともに、さらに第2サポート体を第1サポ
ート体に対して第2サポート体使用位置に回動させて、
第1サポート体の先端部からさらに前方に張り出させ
る。また、このとき第2サポート体の支持面は、第2ヒ
ンジ部の軸位置が、第2サポート体が第1サポート体に
側面視で重合するように格納された状態において第1サ
ポート体の厚みの中央よりも表面側に設けられているた
め(請求項5に記載の発明)、アーム部の表面よりも上
方に突出して張り出すことになる。したがって、使用時
には、十分な長さの張り出しを得ることができるととも
に、着座者のふくらはぎ部を快適に支持することができ
る。
【0012】また、請求項2に記載の発明では、第1ヒ
ンジ部をシートクッションフレームの前側フレームに固
定したため、格納用凹部の上方におけるシートクッショ
ンのパッド厚みを厚くすることができ、着座時やシート
をフルフラット状態としたときなどに、着座者に対して
シートクッションの前端部において異物感や底付き感を
与えないようにすることができ、高い快適性を得ること
ができる。
【0013】請求項3に記載の発明にあっては、第2サ
ポート体は、第2ヒンジ部に設けられたスプリングによ
り第2サポート体格納位置方向に付勢されているため、
不使用時には、第2サポート体が自動的に第1サポート
体のアーム部の間に収容される。したがって、第2サポ
ート体に関して、手動などにより格納操作をおこなう必
要が無く、使い勝手に優れ、また、格納を忘れた場合な
どに第2サポート体に対して予期せぬ負荷が入力されて
破損するといったことが発生するのを防止することがで
きる。さらに、第2サポート体が格納位置方向に付勢さ
れていることで、通常の使用状態である第2サポート体
使用位置から若干起こした状態で靴などを脱いだ着座者
の足裏を当接させてフットレストとして使用することが
できるとともに、第1サポート体を第1サポート体格納
位置に配置させた状態から第2サポート体のみを第2サ
ポート体使用位置方向に回動させ、この状態で同様に着
座者の足裏を当接させた状態を維持させることが可能で
ある。このように、新規な使い方が可能となり高い使い
勝手を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1および図2は実施の形態1のシー
ト装置Sを示す斜視図であって、図1は後述するサポー
トクッション4の格納状態を、図2は同サポートクッシ
ョン4の使用状態を示している。
【0015】前記シート装置Sは、自動車用のものであ
り、シートクッション1とシートバック2とを備えてい
る。このシートバック2は、その下端部に設けられた図
外のリクライニングデバイスによりシートクッション1
の後端部に前後に回動可能に取り付けられている。
【0016】前記シートクッション1は、図9に示すよ
うに台座3に支持されている。この台座3は、図外のス
ライドレールにより車体のフロアFに対して前後スライ
ド可能に支持されており、さらに、前記シートクッショ
ン1は、台座3に対して水平方向に回転可能に支持され
ている。
【0017】前記シートクッション1は、図1および図
2に示すように、その上面に着座者の臀部を支持する臀
部支持凹部11が形成され、かつ、その前面下部には、
格納用凹部12が設けられ、この格納用凹部12に、着
座者のふくらはぎ部支持用のサポートクッション4が格
納されている。
【0018】このサポートクッション4は、第1サポー
ト体41と第2サポート体42とを備えている。前記第
1サポート体41は、幅方向に延在された基部41b
と、この基部41bの左右端から凸設されたアーム部4
1a,41aとにより略コの字状に形成されている。な
お、前記第1サポート体41の表面は、シートクッショ
ン1の表皮と同じ表皮が被せられている。
【0019】また、前記第2サポート体42は、前記ア
ーム部41a,41aの間に形成された空間部41cに
収まる略長方体形状に形成されている。なお、この第2
サポート体42は、使用時に着座者のふくらはぎ部を載
せる支持面42sには、シートクッション1と同様の表
皮が被せられ、その下にはクッションパッド42pが設
けられている(図3,図4参照)。また、第2サポート
体42の支持面42sとは反対側の面である裏面および
周縁部は、樹脂製のカバー部材42cにより覆われてい
る。
【0020】前記第1サポート体41は、前記基部41
bとシートクッション1との間に設けられた第1ヒンジ
軸51により格納用凹部12に収容された第1サポート
体格納位置と、シートクッション1の前方に張り出した
第1サポート体使用位置との間で回動可能に支持されて
いるとともに、第1保持機構としてのラッチ機構6によ
り、第1格納位置と第1サポート体使用位置および後述
する補助使用位置とに保持可能となっている。
【0021】ここで第1サポート体41の支持構造につ
いてさらに説明すると、シートクッション1の下部に
は、クッションパッド13(図3参照)を下部から支持
するシートクッションフレーム14が図5に示すように
設けられている。このシートクッションフレーム14の
前端部において幅方向に延在する前側フレーム14fに
左右一対の支持パイプ14p,14pが溶接などにより
固定されている。一方、前記第1サポート体41の基部
41bには、左右一対の取付ステイ41s,41sが凸
設され、この取付ステイ41sを前記支持パイプ41p
に挿入して第1サポート体41がシートクッションフレ
ーム14に支持されている。また、前記取付ステイ41
sの先端部には、第1ヒンジ軸51(図6参照)が連結
され、第1サポート体41は、この第1ヒンジ軸51を
中心に回動可能に支持されている。
【0022】さらに、第1ヒンジ軸51には、前記ラッ
チ機構6が取り付けられている。このラッチ機構6は、
図6および図7に示すように、第1サポート体41の基
部41bに一体的に取り付けられて前記第1ヒンジ軸5
1に対して回動可能に支持された回動ブラケット61
と、第1ヒンジ軸51に固定された固定ブラケット62
とが設けられている。この固定ブラケット62には、ラ
ッチ63が枢軸64を中心に回動可能に取り付けられて
いるとともに、固定ブラケット62に取り付けられたス
プリング65により爪部63tを下方に突出させた係合
位置に回動付勢されている。
【0023】前記回動ブラケット61には、ラッチ63
の爪部63tと係合する後述する各係合溝66a,66
b,66cを周した係合ブラケット66が固定されてい
るとともに、前記ラッチ63の枢軸64との相対変位を
許す円弧形状の逃げ穴62bが形成されている。また、
前記係合溝66a,66b,66cは、第1サポート体
41を第1サポート体格納位置に配置したときに係合す
るとともに、第1サポート体41を第1サポート体使用
位置方向に回動させたときに係合が外れる格納係合溝6
6aと、第1サポート体41を第1サポート体使用位置
に配置したときに第1サポート体格納位置方向への回動
を規制するように係合する第1サポート体使用位置係合
溝66bと、第1サポート体41をこの第1サポート体
使用位置よりも僅かに第1サポート体格納位置方向に回
動させた補助使用位置に配置したときに係合して第1サ
ポート体格納位置方向への回動を規制するように係合す
る補助使用位置係合溝66cとが形成されている。な
お、前記ラッチ63を、各係合溝66a,66b,66
cとの係合を解除する方向に回動させる操作レバー(図
示省略)が第1サポート体41の側部に設けられてい
る。したがって、第1サポート体41を第1サポート体
格納位置、すなわち格納用凹部12に配置させたときに
は、ラッチ63の爪部63tが格納係合溝66aに係合
し、スプリング65によりこの係合状態が保持され、第
1サポート体41は、図1,図3,図7に示す第1サポ
ート体格納位置で固定される。この状態から図外の操作
レバーを操作してラッチ63の爪部63tと格納係合溝
66aとの係合を解除すると、第1サポート体41は回
動可能となり、シートクッション1から張り出した図
2,図4に示す第1サポート体使用位置や、図6に示す
補助使用位置に回動させることができる。また、これら
第1サポート体使用位置や補助使用位置まで回動させた
ときには、ラッチ63の爪部63tが図6に示すように
補助使用位置係合溝66cに係合したり、あるいはその
次の第1サポート体使用位置係合溝66bに係合したり
することで、その位置における保持を行う。
【0024】前記第2サポート体42は、第1サポート
体41のアーム部41aの先端との間に設けられた第2
ヒンジ部としての第2ヒンジ軸52を中心に回動可能に
支持されている。さらに、第2ヒンジ軸52は、第2サ
ポート体42が第1サポート体41に重合するように格
納された状態において、第1サポート体41の厚みの中
央よりも表面41d側に設けられている。また、第2サ
ポート体41と第1サポート体41との間には、第2サ
ポート体42を図1に示すように第1サポート体41の
アーム部41a,41aの間の空間部41cに格納され
た第2サポート体格納位置と、図2に示すように第1サ
ポート体41の先端部から連続的に張り出した第2サポ
ート体使用位置とでそれぞれ回動を規制して状態を保持
させる第2保持手段としてのストッパ機構7が設けられ
ている。
【0025】このストッパ機構7は、図8に示すよう
に、アーム部41aの内側に設けられたストッパブラケ
ット71と、第2サポート体42の側面から側方に突出
されたピン72とを備え、前記ストッパブラケット71
には、特許請求の範囲の係合部としての第2サポート体
格納位置係合溝71aおよび第2サポート体使用位置係
合溝71bが形成されている。さらに、前記第2ヒンジ
軸52には、図5に示すように、第2サポート体42を
第2サポート体格納位置に向けて回動付勢する付勢手段
としての格納スプリング53が設けられている。したが
って、第2サポート体42は、通常は、格納スプリング
53の付勢力により第1サポート体41に対して第2サ
ポート体格納位置に回動され、この位置でピン72と第
2サポート体格納位置係合溝71aとが係合すること
で、この第2サポート体格納位置に保持されている。ま
た、使用時には図2に示すように第2サポート体42を
第1サポート体41に対して第2サポート体使用位置に
向けて回動させることができ、この第2サポート体使用
位置まで回動されたときにはピン72が第2サポート体
使用位置係合溝71bと係合してそれ以上の回動が規制
され、このときの着座者の脚の重みによりこの第2サポ
ート体使用位置に保持される。
【0026】本実施の形態1のシート装置Sの作用効果
について説明する。 (サポートクッション格納時)サポートクッション4の
格納時には、第1サポート体41が第1サポート体格納
位置に配置されて格納用凹部12内に配置され、また、
第2サポート体42は、第1サポート体41のアーム部
41aの先端部に設けられた第2ヒンジ軸52により、
第1サポート体41のアーム部41a,41aの間に格
納された第2サポート体格納位置と、第1サポート体4
1の先端部から連続的に張り出した第2サポート体使用
位置との間で回動可能に支持されているので、アーム部
41a,41aの間に支持面42sが内側を向いて格納
されることになる。したがって、格納時に第2サポート
体42の支持面42sが靴などにより汚れることを防止
することができる。また、この第2サポート体42の裏
面をカバー部材42cにより覆っているため、靴などが
当たることに対して高い耐久性を得ることができる。
【0027】加えて、格納時において格納用凹部12に
おける深さはサポートクッション4の1枚分の厚み寸法
で済むため、格納用凹部12の必要な深さ寸法を抑える
ことができる。よって、シートクッション1の上面にお
いて格納用凹部12の上方に位置する前後方向寸法(臀
部支持凹部11よりも前方の寸法)を大きく形成する必
要が無くなり、シートクッション1の前後長が長くなり
すぎるのを防止することができる。
【0028】また、第1ヒンジ軸51をシートクッショ
ンフレーム14の前側フレーム14fに固定したため、
格納用凹部12の上方におけるシートクッション1のパ
ッド厚みを厚くすることができ、着座時やシート装置S
をフルフラット状態としたときなどに、着座者に対して
シートクッション1の前端部において異物感や底付き感
を与えないようにすることができ、高い快適性を得るこ
とができる。
【0029】(サポートクッション使用時)次に、サポ
ートクッション4の使用時には、第1サポート体41を
シートクッション1に対して第1サポート体使用位置あ
るいは補助使用位置に回動させてシートクッション1か
ら前方に張り出させるとともに、さらに第2サポート体
42を第1サポート体41に対して第2サポート体使用
位置に回動させて、第1サポート体41の先端部からさ
らに前方に張り出させる。また、このとき舵2サポート
体42の支持面42sは、第2ヒンジ軸52の軸位置
が、第2サポート体42が第1サポート体41に側面視
で重合するように格納された状態において、第1サポー
ト体41の厚みの中央よりも表面41d側に設けられて
いるため、アーム部41aの表面41dよりも上方に突
出して張り出すことになる。したがって、使用時には、
十分な長さの張り出しを得ることができるとともに、着
座者のふくらはぎ部を快適に支持することができる。
【0030】さらに、第2サポート体42が格納位置方
向に付勢されていることで、図10に示すように、通常
の使用状態である第2サポート体使用位置から若干起こ
した状態とし、靴などを脱いだ着座者の足裏を当接さ
せ、スプリングの付勢力と足裏による押圧力とをバラン
スさせてこの状態を維持させることが可能である。ある
いは、図11に示すように、第1サポート体41を第1
サポート体格納位置に配置させた状態から第2サポート
体42のみを第2サポート体使用位置方向に回動させ、
この状態で同様に着座者の足裏を当接させた状態を維持
させることが可能である。このような新規な使い方がで
き、高い使い勝手を得ることができる。
【0031】なお、本実施の形態1にあっては、シート
クッション1を台座3に対して回動させる際には、第1
サポート体41を図9に示すように第1サポート体使用
位置に回動させ、この第1サポート体41と台座3とが
干渉しないようにして回動させるものである。
【0032】(サポートクッション使用終了時)サポー
トクッション4の使用を終わったときには、第2サポー
ト体42から脚を離すと、第2サポート体42は、第2
ヒンジ軸52に設けられた格納スプリング53の付勢力
により自動的に第2サポート体格納位置方向に回動して
第1サポート体41のアーム部41a,41aの間に収
容される。したがって、第2サポート体42に関して、
手動などにより格納操作をおこなう必要が無く、使い勝
手に優れ、また、格納を忘れた場合などに第2サポート
体42に対して予期せぬ負荷が入力されて破損するとい
ったことが発生するのを防止することができる。また、
第1サポート体41は、ラッチ機構6の係合を解除して
第1サポート体使用位置に回動させて上述の格納状態と
する。
【0033】以上、本発明の実施の形態を図面に基づき
説明してきたが、具体的な構成については、この実施の
形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求
項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追
加等は許容される。例えば、シート装置を自動車に適用
した例を示したが、他の車両や船舶・飛行機や、劇場・
映画館などに適用することができる。
【0034】また、実施の形態では、第1保持手段とし
てラッチ機構6を示し、第1サポート体格納位置、第1
サポート体使用位置および補助使用位置とで、それぞれ
第1サポート体41を固定可能な例を示したが、格納位
置にあっては、自重で垂下させるようにしてもよいし、
あるいは第1ヒンジ軸51との摩擦抵抗により回動を規
制する手段を用いてもよい。また、第1保持手段ならび
に第2保持手段としては、ラッチ機構6やストッパ機構
7に限られず、例えば、ピンと穴とが係合して回動を規
制する手段を用いるようにしてもよい。
【0035】また、第2サポート体42を回動付勢する
手段としてコイルスプリングである格納スプリング53
を示したが、これ以外にも、例えば、第2サポート体4
2の回動位置がある点を越えると、第2サポート体使用
位置と第2サポート体格納位置とのそれぞれに回動付勢
するスプリングを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のシート装置を示す斜視図であ
る。
【図2】実施の形態1のシート装置を示す斜視図であ
る。
【図3】図1のS3−S3線による断面図である。
【図4】図1のS4−S4線による断面図である。
【図5】実施の形態1のシート装置の要部を示す分解斜
視図である。
【図6】実施の形態1のシート装置の要部を示す拡大図
である。
【図7】実施の形態1のシート装置の要部を示す拡大図
である。
【図8】実施の形態1のシート装置の要部を示す拡大図
である。
【図9】実施の形態1のシート装置を示す斜視図であ
る。
【図10】実施の形態1のシート装置の他の使用例を示
す側面図である。
【図11】実施の形態1のシート装置の他の使用例を示
す側面図である。
【符号の説明】
S シート装置 1 シートクッション 2 シートバック 3 台座 4 サポートクッション 6 ラッチ機構 7 ストッパ機構 11 臀部支持凹部 12 格納用凹部 13 クッションパッド 14 シートクッションフレーム 14f 前側フレーム 14p 支持パイプ 41 第1サポート体 41a アーム部 41b 基部 41c 空間部 41d表面 41s 取付ステイ 42 第2サポート体 42c カバー部材 42p クッションパッド 42s 支持面 51 第1ヒンジ軸 52 第2ヒンジ軸 53 格納スプリング 61 回動ブラケット 62 固定ブラケット 62b 逃げ穴 63 ラッチ 63t 爪部 64 枢軸 65 スプリング 66 係合ブラケット 66a 格納係合溝 66b サポート体使用位置係合溝 66c 補助使用位置係合溝 71 ストッパブラケット 71a サポート体格納位置係合溝 71b サポート体使用位置係合溝 72 ピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの前面下部に格納用凹
    部が設けられ、着座者のふくらはぎ部支持用のサポート
    クッションが格納用凹部に格納可能に設けられたシート
    装置において、 前記サポートクッションとして、第1サポート体と第2
    サポート体とが設けられ、 前記第1サポート体は、基部から突設されたアーム部を
    左右に離間して有し、かつ、前記第1サポート体は、前
    記基部とシートクッションとの間に設けられた第1ヒン
    ジ部により、格納用凹部に収容された第1サポート体格
    納位置と、シートクッションの前方に張り出した第1サ
    ポート体使用位置との間で回動可能に支持され、 少なくとも第1サポート体を第1サポート体使用位置に
    保持および保持解除可能な第1保持手段が設けられ、 前記第2サポート体は、アーム部の先端部との間に設け
    られた第2ヒンジ部により、第1サポート体のアーム部
    の間に格納された第2サポート体格納位置と、第1サポ
    ート体の先端部から連続的に張り出した第2サポート体
    使用位置との間で回動可能に支持され、 前記第2サポート体を第2サポート体格納位置と第2サ
    ポート体使用位置とでそれぞれ第1サポート体に対する
    回動を規制して状態を保持させる第2保持手段が設けら
    れていることを特徴とするシート装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート装置において、 前記第1ヒンジ部が取付ステイによりシートクッション
    パッドを下側から支えるシートクッションフレームの前
    側フレームに固定されていることを特徴とするシート装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のシート装置に
    おいて、 前記第2ヒンジ部に、第2サポート体を第2サポート体
    格納位置に向けて付勢する付勢手段が設けられているこ
    とを特徴とするシート装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のシート
    装置において、前記第2保持手段は、第2サポート体か
    ら側方に突出されたピンと、第1サポート体のアーム部
    に設けられて、前記第2サポート体格納位置および第2
    サポート体使用位置でピンと係合してそれ以上の回動を
    規制する係合部とで構成されていることを特徴とするシ
    ート装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のシート
    装置において、 前記第2ヒンジ部の軸位置は、前記第2サポート体が前
    記第1サポート体に重合するように格納された状態にお
    いて、第1サポート体の厚みの中央よりも表面側に設け
    られていること特徴とするシート装置。
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