JP3380162B2 - 腰掛用足掛装置 - Google Patents

腰掛用足掛装置

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JP3380162B2
JP3380162B2 JP11851298A JP11851298A JP3380162B2 JP 3380162 B2 JP3380162 B2 JP 3380162B2 JP 11851298 A JP11851298 A JP 11851298A JP 11851298 A JP11851298 A JP 11851298A JP 3380162 B2 JP3380162 B2 JP 3380162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両、航空機
等の腰掛に装備されるものであり、これらの腰掛の後部
下側に設けられ、該腰掛の後方に別途配された腰掛の着
座者が足を載せて使用する腰掛用足掛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の腰掛用足掛装置として
は、図8に示すものが知られている。すなわち、腰掛1
の後部下側に、後方に延びる一対の支えアーム2を起倒
可能に支持し、各支えアーム2の揺動端間に、後方着座
者が足を載せることができ足掛板3の基端部両端を回動
可能に軸支して成るものである。
【0003】かかる腰掛用足掛装置では、前記支えアー
ム2を後方へ延ばすように倒した際に、前記足掛板3
を、その先端部が支えアーム2の基端側を向く第1状態
(図8中のP1)と、先端部が後方へ展開して延びる第
2状態(図8中のP2)とに、選択して保持できるよう
に構成されている。
【0004】後方着座者は、前記足掛板3を自分の使い
勝手に応じて、第1状態あるいは第2状態に保持した状
態で使用することができた。なお、足掛板3を使用しな
い場合は、図8中で二点破線に示す如く、足掛板3を第
1状態に保持したまま支えアーム2を上方へ延ばすよう
に起立させればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の腰掛用足掛装置では、支えアーム2の揺動端に
軸支された足掛板3は、前述した第1状態と、第2状態
との2つの位置にしか保持することができない。従っ
て、足を載せてリラックスできる姿勢の選択幅が非常に
狭く、より快適な座り心地を実現するための改良が望ま
れていた。
【0006】特に、着座者の体型が大柄の場合は足掛板
3の使用上問題ないが、小柄である場合には、足掛板3
が第2状態にあっても足が十分に届かないようなことも
あり、かかる場合には、無理な姿勢で使用するか、全く
使用できないこともあり得るために問題であった。
【0007】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、簡易な構成により、
足掛板を保持する位置のバリエーションを拡げることが
でき、それにより着座者はより快適な姿勢で足を載せて
リラックスすることが可能であり、様々な体格の着座者
に対応した最適な使用感を実現することができる腰掛用
足掛装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。 [1]腰掛(1)の後部下側に設けられ、該腰掛(1)
の後方に別途配された腰掛(1)の着座者が足を載せて
使用する腰掛用足掛装置(10)において、腰掛(1)
の後部下側より上方へ延びる収納位置と後方に延びる使
用位置とに起倒可能に支持された支えアーム(11)
と、該支えアーム(11)の揺動端側に設けられ、該揺
動端より更に後方に延出可能なリンク機構(20)と、
該リンク機構(20)に連結され、前記支えアーム(1
1)が使用位置にある際に回動可能な足掛板(30)と
を有し、前記支えアーム(11)は、その基端側が腰掛
(1)の後部下側に上下方向へ回動可能に支持され、前
記支えアーム(11)の揺動端側に、略直線状に延びる
ガイド溝(14)を形成し、前記リンク機構(20)
は、前記ガイド溝(14)に移動可能に嵌合させたスラ
イダ(15)と、前記揺動端とにそれぞれリンク部材
(21,22)を回動可能に枢支し、各リンク部材(2
1,22)の先端を互いに回動可能に枢支して成り、各
リンク部材(21,22)の先端枢支部分を前記支えア
ーム(11)の揺動端より更に後方に延出可能な可動支
持部(23)とし、前記足掛板(30)は、その基端部
(31)が前記可動支持部(23)に回動可能に支持さ
れ、該可動支持部(23)が前記支えアーム(11)の
揺動端より基端側に引っ込んだ通常位置と、揺動端部よ
り更に後方に延出した延出位置とで、前記足掛板(3
0)が、その先端部(32)が前記支えアーム(11)
の基端側を向く第1状態と、先端部(32)が後方へ展
開して延びる第2状態とに別々に保持されるよう構成し
たことを特徴とする腰掛用足掛装置(10)。
【0009】[2]前記足掛板(30)の基端部(3
1)は、前記各リンク部材(21,22)の先端同士を
枢支する枢軸(24)で軸支されたことを特徴とする
[1]記載の腰掛用足掛装置(10)。
【0010】[3]前記ガイド溝(14)は2本が平行
に延びるように形成され、前記スライダ(15)は2本
のガイド溝(14)にそれぞれ移動可能に嵌合する一対
のピン部(16a)を有することを特徴とする[1]ま
たは[2]記載の腰掛用足掛装置(10)。
【0011】[4]前記スライダ(15)に、前記足掛
板(30)の両側端縁における表裏両側にそれぞれ係合
し、該足掛板(30)を前記第1状態と第2状態とに保
持するストッパ(25)を一体に設けたことを特徴とす
る[1],[2]または[3]記載の腰掛用足掛装置
(10)。
【0012】[5]前記ストッパ(25)を弾性材質で
成形したことを特徴とする[4]記載の腰掛用足掛装置
(10)。
【0013】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。 [1]記載の腰掛用足掛装置(10)によれば、支えア
ーム(11)を後方へ延びる使用位置に保持した際、足
掛板(30)を支持しているリンク機構(20)の可動
支持部(23)を、前記支えアーム(11)の揺動端よ
り基端側に引っ込んだ通常位置と、揺動端部より更に後
方に延出した延出位置とに選択的に保持することができ
る。
【0014】ここでのリンク機構(20)は、スライダ
クランク機構を成すものであり、前記支えアーム(1
1)にあるガイド溝(14)内をスライダ(15)が移
動すると、一対のリンク部材(21,22)が回動ない
しスライドしつつ変位する。かかる変位に伴って、各リ
ンク部材(21,22)の先端枢支部分である可動支持
部(23)が、前記支えアーム(11)の揺動端より後
方へと出没する。
【0015】具体的には、前記支えアーム(11)にあ
るガイド溝(14)内の基端側にスライダ(15)が移
動すると、前記可動支持部(23)は通常位置に支持さ
れ、ガイド溝(14)内の先端側にスライダ(15)が
移動すると、前記可動支持部(23)は延出位置に支持
される。可動支持部(23)は何れの位置においても、
足掛板(30)を確実に保持することができる。
【0016】本願発明では前記可動支持部(23)を、
通常位置または延出位置のそれぞれの位置に支持した状
態で、更に前記足掛板(30)を、その先端部(32)
が支えアーム(11)の基端側を向く第1状態と、先端
部(32)が後方へ展開して延びる第2状態とに保持す
ることができる。すなわち、足掛板(30)を使用でき
る位置は、前後方向にずれる4態様となる。
【0017】それにより、足掛板(30)を保持する位
置のバリエーションが拡がり、着座者はより快適な姿勢
で使用することができる。また、着座者が小柄であって
も、可動支持部(23)を延出位置にして、足掛板(3
0)を第2状態に保持すれば、無理のない姿勢で使用す
ることができる。なお、足掛板(30)を使用しない場
合は、支えアーム(11)を上方へ延びる収納位置に起
立させればよい。
【0018】[2]記載の腰掛用足掛装置(10)によ
れば、前記足掛板(30)の基端部(31)を、各リン
ク部材(21,22)の先端同士を枢支する枢軸(2
4)で軸支するから、部品点数や組み付け工数を削減す
ることができる。
【0019】[3]記載の腰掛用足掛装置(10)によ
れば、前記ガイド溝(14)は2本が平行に延びるよう
に形成され、前記スライダ(15)は2本のガイド溝
(14)にそれぞれ移動可能に嵌合する一対のピン部
(16a)を有するから、リンク機構(20)における
スライダ(15)の支持強度を高めることができ、足掛
板(30)を確実に保持することができる。
【0020】[4]記載の腰掛用足掛装置(10)によ
れば、前記スライダ(15)に、足掛板(30)の両側
端縁における表裏両側にそれぞれ係合し、該足掛板(3
0)を第1状態と第2状態とに保持するストッパ(2
5)を一体に設けたから、コンパクトな構成で足掛板
(30)を所望の位置に確実に保持することができる。
【0021】[5]記載の腰掛用足掛装置(10)によ
れば、前記ストッパ(25)を弾性材質で成形したか
ら、足掛板(30)が係合する際の衝撃を緩和すること
ができ、衝突音の発生を抑えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の一実施の形
態を示している。本実施の形態に係る腰掛用足掛装置1
0は、車両等に装備される腰掛1の後部下側に設けら
れ、該腰掛1の後方に別途配された腰掛(図示せず)の
着座者が足を載せて使用する附属装置である。腰掛1
は、フロア上に台座5を介して据え付けられた座部1a
と、その後端に傾動角度が調整できるよう支持された背
凭れ部1bとから成る。
【0023】図1に示すように、腰掛用足掛装置10
は、腰掛1の後部下側に起倒可能に支持された一対の支
えアーム11,11と、各支えアーム11の揺動端13
側に設けられたリンク機構20と、該リンク機構20に
回動可能に連結された足掛板30とを有して成る。
【0024】一対の支えアーム11,11は、それらの
基端12側が、台座5の後部に固設された取付ブラケッ
ト6に対し、上下方向へ回動可能に支持されている。詳
しくは各支えアーム11は、同期して腰掛1の後部下側
より背凭れ部1bの背面に沿って上方へ延びる収納位置
(図1中で二点破線で示す。)と、後方に延びる使用位
置(図1中で実線で示す。)とに起倒するように、回転
軸7を介して取付ブラケット6に軸着されている。
【0025】図3に示すように、前記回転軸7にはコイ
ルバネ8が巻装されており、コイルバネ8の両端はそれ
ぞれ台座5側と支えアーム11側に止着されて、支えア
ーム11は常時収納位置に跳ね上がるように付勢されて
いる。支えアーム11の基端12側には、コイルバネ8
の付勢力に抗して、支えアーム11を使用位置に拘束す
るロック機構が設けられており、かかるロック機構は、
ペダル9の踏み込み動作によりロック解除されるように
設定されている。
【0026】図1,2,3に示すように、支えアーム1
1の揺動端13側は略三角形に広がる幅を有し、その最
先端13aの手前側には、一対のガイド溝14,14が
互いに平行に直線状に延びるよう形成されている。各ガ
イド溝14にはスライダ15が移動可能に嵌合してい
る。
【0027】スライダ15は、次述するリンク機構20
を構成するものであり、詳しくは、各ガイド溝14に嵌
合する一対のピン部16a,16aが突設された取付板
16と、枢軸19aが突設された押え板19、それに取
付板16と押え板19との間に介装される間座17,1
8を組み合わせて成る。押え板19を貫通した各ピン部
16aの先端には、ストッパ25が一体に組み付けられ
ている。ストッパ25については後述する。
【0028】リンク機構20は、各支えアーム11の揺
動端13側に設けられ、その最先端13aより更に後方
に延出可能なスライダクランク機構として構成されてい
る。かかるリンク機構20は、前記スライダ15の押え
板19に突設された枢軸19aに基端が回動可能に枢支
された第1リンク部材21と、支えアーム11の最先端
13aに枢軸26を介して回動可能に基端が枢支された
第2リンク部材22とを有する。
【0029】各リンク部材21,22の先端は、枢軸2
4で互いに回動可能に枢支され、この枢支部分が、支え
アーム11の揺動端13の最先端13aより更に後方に
延出可能な可動支持部23となっている。すなわち、可
動支持部23は、スライダ15の直線運動や各リンク部
材21,22の回動により、支えアーム11の最先端1
3aより基端側に引っ込んだ通常位置と、最先端13a
より更に後方に延出した延出位置とに変位可能に設定さ
れている。
【0030】足掛板30は、その基端部31が前記一対
の可動支持部23,23間に回動可能に支持されてい
る。詳しく言えば、足掛板30の基端部31は、前記各
リンク部材21,22の先端同士を枢支する枢軸24で
軸支されている。足掛板30は、支えアーム11が使用
位置にある際に回動させることができる。
【0031】すなわち、足掛板30は、各可動支持部2
3が通常位置、あるいは延出位置にあっても、足掛板3
0の先端部32が支えアーム11の基端12側を向く第
1状態と、先端部32が後方へ展開して延びる第2状態
とに別々に保持されるように軸支されている。
【0032】前記スライダ15には、足掛板30の両側
端縁における表裏両側にそれぞれ係合し、該足掛板30
を前記第1状態と第2状態とに保持するストッパ25が
一体に設けられている。前述したがストッパ25は、ス
ライダ15を構成する押え板19を貫通した各ピン部1
6aの先端に固結されている。かかるストッパ25は、
ゴムや軟質樹脂等の弾性材質で成形されている。また、
図3に示すように、一対の支えアーム11,11間に
は、足掛板30を第1状態に係止するための支持棒27
が掛け渡されている。
【0033】次に作用を説明する。腰掛用足掛装置10
の各支えアーム11は、コイルバネ8によって常時、図
1中に二点破線で示す収納位置に跳ね上がる方向に付勢
されている。各支えアーム11の揺動端13側にある足
掛板30を使用する場合には、先ず各支えアーム11
を、コイルバネ8の付勢力に抗して、図1中に実線で示
す使用位置まで押し倒すように揺動させる。各支えアー
ム11は、その基端12側に設けられたロック機構によ
り、使用位置に拘束することができる。
【0034】各支えアーム11が後方へ延びる使用位置
にある場合には、足掛板30を支持するリンク機構20
の可動支持部23を、支えアーム11の最先端13aよ
り基端12側に引っ込んだ通常位置と、最先端13aよ
り更に後方に延出した延出位置とに選択的に保持するこ
とができる。
【0035】図2,4,5に示すように、通常は支えア
ーム11にある各ガイド溝14内の基端にスライダ15
が位置しており、一対のリンク部材21,22の先端で
ある前記可動支持部23は通常位置に支持される。かか
る状態で足掛板30を、図4に示す如く先端部32が支
えアーム11の基端12側を向く第1状態と、図5に示
す如く先端部32が後方へ展開して延びる第2状態とに
保持することができる。
【0036】足掛板30が第1状態まで回動すると、そ
の両側端縁がストッパ25に対し上側から係合し、かつ
支持棒27(図3参照)によって受け止められる。一
方、足掛板30が第2状態まで回動すると、その基端部
31の両側端縁がストッパ25に対し下側から係合す
る。
【0037】このように足掛板30は、ストッパ25に
よって各々の位置に確実に保持される。また、本実施の
形態では、ストッパ25をスライダ15に一体に設けた
から、コンパクトな構成となり、またストッパ25をリ
ンク機構20の動きに連動させて、確実に足掛板30を
保持する位置まで移動させることができる。また、スト
ッパ25を弾性材質で成形したから、足掛板30が係合
する際の衝撃を緩和することができ、衝突音の発生を抑
えることができる。
【0038】図4,5に示した使用態様では、後方座席
の着座者の小柄である場合には、足掛板30に足が十分
に届かないようなこともあり得る。このような場合に
は、前記スライダ15を各ガイド溝14の基端から先端
まで移動させればよい。すると、各リンク部材21,2
2が回動ないしスライドしつつ変位し、可動支持部23
が通常位置から後方へと延び出る延出位置まで移動し
て、当該位置で保持される。
【0039】可動支持部23が延出位置まで移動した場
合であっても、足掛板30を、図6に示すように、先端
部32が支えアーム11の基端12側を向く第1状態
と、図7に示すように、先端部32が後方へ展開して延
びる第2状態とに、着座者は好みに応じて自由に保持す
ることができる。
【0040】以上のように腰掛用足掛装置10によれ
ば、足掛板30を使用できる位置は、前後方向にずれる
4態様となる。それにより、足掛板30を保持する位置
のバリエーションが拡がり、着座者はより快適な姿勢で
使用することができる。また、着座者が小柄であって
も、図7に示すように、前記可動支持部23を延出位置
にして、足掛板30を第2状態に保持すれば、無理のな
い姿勢で使用することができる。
【0041】腰掛用足掛装置10を使用しない場合に
は、足掛板30の横にあるペダル9を踏み込んで、支え
アーム11を使用位置に拘束するロック機構のロック状
態を解除すればよい。支えアーム11は、コイルバネ8
の付勢力によって、上方へ延びる収納位置へと跳ね上が
り邪魔になることがない。
【0042】また、本実施の形態に係る腰掛用足掛装置
10では、足掛板30の基端部31を、各リンク部材2
1,22の先端同士を枢支する枢軸24で軸支したか
ら、部品点数や組み付け工数を削減することができる。
また、腰掛用足掛装置10は、従来と同様の跳ね上げ式
の構造を、そのまま一部を改造して製造することができ
る。
【0043】なお、本発明に係る腰掛用足掛装置は前記
実施の形態において具体的に示した構成に限定されるも
のではない。例えば、前記実施の形態では、ガイド溝1
4は2本が平行に延びるように形成され、スライダ15
は2本のガイド溝14にそれぞれ移動可能に嵌合する一
対のピン部16aを有するから、リンク機構20におけ
るスライダ15の支持強度を高めることができるが、コ
ストを低減すべくガイド溝を1本のみとして構成しても
よい。
【0044】また、前記実施の形態では、支えアーム1
1として、足掛板30を挟持したものを示したが、本発
明はこれに限定されるわけではなく、支えアームが1本
でそれを挟持するように足掛板が配置され、「T字型」
のような構成としてもよいことは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る腰掛用足掛装置によれば、
一対の支持アームの揺動端側に設けたリンク機構の可動
支持部を、通常位置または延出位置のそれぞれの位置に
支持した状態で、各可動支持部に支持された足掛板を、
その先端部が支えアームの基端側を向く第1状態と、先
端部が後方へ展開して延びる第2状態とに保持すること
ができるから、足掛板を保持する位置のバリエーション
が拡がり、着座者はより快適な姿勢で使用することがで
きる。また、着座者が小柄であっても、前記可動支持部
を延出位置にして、足掛板を第2状態に保持すれば、無
理のない姿勢で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る腰掛用足掛装置を
示す側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る腰掛用足掛装置の
要部を分解して示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る腰掛用足掛装置を
示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る腰掛用足掛装置の
動作を説明する側面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る腰掛用足掛装置の
動作を説明する側面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る腰掛用足掛装置の
動作を説明する側面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る腰掛用足掛装置の
動作を説明する側面図である。
【図8】従来の足掛装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1…腰掛 1a…座部 1b…背凭れ部 5…台座 6…取付ブラケット 7…回転軸 8…コイルバネ 9…ペダル 10…腰掛用足掛装置 11…支えアーム 12…基端 13…揺動端 13a…最先端 14…ガイド溝 15…スライダ 16…取付板 16a…ピン部 19…押え板 19a…枢軸 20…リンク機構 21…第1リンク部材 22…第2リンク部材 23…可動支持部 24…枢軸 25…ストッパ 27…支持棒 30…足掛板 31…基端部 32…先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/50 B60N 3/06 B61D 33/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腰掛の後部下側に設けられ、該腰掛の後方
    に別途配された腰掛の着座者が足を載せて使用する腰掛
    用足掛装置において、 腰掛の後部下側より上方へ延びる収納位置と後方に延び
    る使用位置とに起倒可能に支持された支えアームと、該
    支えアームの揺動端側に設けられ、該揺動端より更に後
    方に延出可能なリンク機構と、該リンク機構に連結さ
    れ、前記支えアームが使用位置にある際に回動可能な足
    掛板とを有し、 前記支えアームは、その基端側が腰掛の後部下側に上下
    方向へ回動可能に支持され、前記支えアームの揺動端側
    に、略直線状に延びるガイド溝を形成し、 前記リンク機構は、前記ガイド溝に移動可能に嵌合させ
    たスライダと、前記揺動端とにそれぞれリンク部材を回
    動可能に枢支し、各リンク部材の先端を互いに回動可能
    に枢支して成り、各リンク部材の先端枢支部分を前記支
    えアームの揺動端より更に後方に延出可能な可動支持部
    とし、 前記足掛板は、その基端部が前記可動支持部に回動可能
    に支持され、該可動支持部が前記支えアームの揺動端よ
    り基端側に引っ込んだ通常位置と、揺動端部より更に後
    方に延出した延出位置とで、前記足掛板が、その先端部
    が前記支えアームの基端側を向く第1状態と、先端部が
    後方へ展開して延びる第2状態とに別々に保持されるよ
    う構成したことを特徴とする腰掛用足掛装置。
  2. 【請求項2】前記足掛板の基端部は、前記各リンク部材
    の先端同士を枢支する枢軸で軸支されたことを特徴とす
    る請求項1記載の腰掛用足掛装置。
  3. 【請求項3】前記ガイド溝は2本が平行に延びるように
    形成され、前記スライダは2本のガイド溝にそれぞれ移
    動可能に嵌合する一対のピン部を有することを特徴とす
    る請求項1または2記載の腰掛用足掛装置。
  4. 【請求項4】前記スライダに、前記足掛板の両側端縁に
    おける表裏両側にそれぞれ係合し、該足掛板を前記第1
    状態と第2状態とに保持するストッパを一体に設けたこ
    とを特徴とする請求項1,2または3記載の腰掛用足掛
    装置。
  5. 【請求項5】前記ストッパを弾性材質で成形したことを
    特徴とする請求項4記載の腰掛用足掛装置。
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