JPS5873447A - 車両等の座席構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両等の座席構造に関し、更に詳細に説明する
と、シートクッションとシートバックとを備え、前記シ
ートクッションの前側部に設けられたサイサポート部が
前後方向に移動可能に形成された車両等の座席構造に関
する。

従来の座席構造には、シートクッションの前側部にサイ
サポート部が形成され、座席のホールド感を向イさせる
ものが存在し、且つサイサポート部が前後方向に移動可
能に形成され、着座者の好みや体格等に応じてサイサポ
ート部を移動させ得るよ゛うに構成されたものが存在す
る。

然し乍ら、従来のシートクッションにおいては、前記サ
イサポート部を前後方向への移動と共に上下方向への移
動を簡易迅速に行なう事が出来ず、上下方向への移動調
整を確実に行なう事が出来ない欠点を有していた。更に
、シートバックの腰椎支持部との関係で、このシートバ
ックの腰椎支持部を回動させて後部座席の着座者が腰椎
支持部をフットレストとして使用した場合に、サイサポ
ート部により後部座席の着座者の足裏を受けて保持し得
る構成の座席構造が存在せず、車両等の居住性を十分に
満足させるもので−はなかった。

本発明の目的は着座者の好みや体格等に応じてシートク
ツ７ヨンのサイサポート部を前後方向及び上下方向に簡
易迅速且つ確実に移動調整する事が出来、シートバック
の腰椎支持部を上下方向に移動調整し得ると共に、後部
座席の着座者が腰椎支持部を７ツトレストとして使用す
る事が出来。

この際前記サイサポート部に足裏を確実に受けさせて保
持し得るフットレストの使用感を向上させる事が出来、
車両等の居住性を著しく向上させる事が出来る車両等の
座席構造を提供するもので、以下図面を参照して詳述す
る所より明らかとなるであろう 第１図には本発明に係る車両等の座席構造を自動車のフ
ロントシートに適用した場合の一実施例の概略が示され
ており、このシート１は７−トクツ５．ジョン２にリク
ライニング機構４を介して前後傾自在に取付けられたシ
ートバック３とを備え、前記シートクッション２は一対
のサイドサポート部２ａに挟持された状態で配設された
サイサポ一部５を有し、前記シートクッション２の下部
に前後スライド機構等が設けられて自動車のボディ側に
取付けられるようになされている１、尚シートバック３
の上部には上下位置調整可能なヘッドレスト６が設けら
れている。

シートバック３の中央の着座者の腰椎部が受けられる部
分にシートバック３の前後方向に貫通して正面より見て
長方形状の空間部７が形成され、この空間部７の上下方
向の長さより短い高さを有する腰椎支持部８が前記空間
部７の上下方向に摺動可能に設けられている。

第２図に示す如く、シートバックフレーム１１のサイド
フレーム１２に一対めブラケット１３が上下方向に間隔
を置いて固着され、この一対のブラケット１３に縦杆１
４が設けられ、この縦杆１４に後述する腰椎支持部８に
設けられた横杆１８が上下摺動可能に取付けられる。尚
縦杆１４には複数のロック溝１５が適宜の間隔を置いて
設けられている。

腰椎支持部８は第２図に概略的に示す如く可動フレーム
１７と、この可動フレーナ１７に取付けられるクッショ
ンパッド（図示せず）を有し、前記可動フレーム１７は
幅方向に延びる円筒状の下部フレーム１７ａと、下部フ
レーム１７ａの両端に夫々固着された一対の板状の側部
フレーム１７ｂとを有する。円筒状の下部フレーム１７
ａＫは横杆１８が回°動自在に挿入され、との横杆１８
の両端にコの字状の一対のブラケット１９が両端を外方
に向けて夫々固着され、コの字状のブラケット１９の上
下に対向する位置に前記縦杆１４を挿入し得る透孔２１
が夫々形成されている。この透孔２１にホルダー２０が
挿入され、ホルダー２０の突起２０ａが縦杆１４のロッ
ク溝１５に嵌合する事により横杆１８を支持するように
なされている。

また横杆１８にフック２２が固着され、フック２２の先
端にスプリング２３の一端を係止し、スプリング２３の
他端を前記可動フレーム１７の側部フレーム１７ｂに固
着したプラグ・；’　ト２４に係止し、可動フンーム１
７にシートバック３の背面側方向への付勢力が与えられ
てい乙。尚可動フレーム１７の背面側方向への付勢力は
上記構成に限定されるものではない。

第３図及び第４図に示す如く、腰椎支持部８は前記シー
トバック３に対して角度調整機構３１を介して角度調整
自在に取付けられている。角度調整機構３１は横杆１８
の側部フレーム１７ｂに近接する位置にアーク溶接等に
より固着されたラチェットホイール３２と、側部フレー
ム１７ｂの外側に一端が枢支ピン３４により回動自在に
枢支され″、且つ他端に前記ラチェットホイール３２と
噛合する歯３５が形成されたロック板３３とを備えてい
る。前記ラチェットホイール３２には回動可能範囲を設
定する切欠溝３８が形成されだ回動規制板３７が回着さ
れ、更に横杆１８の前記回動規制板３７に近接する位置
に、カム状の第１のリンク４１が回動自在に嵌合し、こ
の第１のリンク４１の遊端にピン４３により第２のリン
ク４２の一端が枢支され、第２のリンク４２の他端が前
記ロック板３３の歯３５に近接する側に設けられたピン
３９に回動自在に枢支され、前記ピン３９と横杆１８と
の間に張設した引張ばね４４により、前記ロック板３３
の歯３５がラチェットホイール３２と通常時噛合状態を
保持するように付勢されている。尚前記第１のリンク４
１の枢支点間の長さＬｌと、第２のリンク４２の；枢支
点間の長さＲ２との和はラチェットホイール３２の外径
Ｒ’１とロック板３３のピン３９より歯３５までの長さ
Ｒ２との和よりも大きく形成され、前記ロック板３３の
歯３５がラチェットホイール３２と噛合スる場合には第
１及び第２のリンク４１及び４２はピ／４３を中心に所
定の角度屈折された状態に保持され、反対に、第１及び
第２のリンク４１及び４２が直線状態になればロック板
３３の歯３５はラチェットホイール３２との噛合状態よ
り解除される。符号４３ａは前記第１のリンク４１と第
２のリンク４２との枢支点、即ちピン４３の先端突出部
であり、この突出部４３ａが前記回動規制板３７の切欠
溝３８に挿入され、切欠溝３８の一端の第１の規制部３
７ａに突出部４３ａが当接した時点で第１のリンク４１
の回動が停止し、次いで前記第１及び第２のリンク４１
及び４２が徐々に直線状態となり、デッドポイントを越
えてロック板３３に設けられたストッパー４６に第２の
リンク４２の一端が当接する位置で第２のリンク４２の
回動が停止し、ロック板３３の歯３５とラチェットホイ
ール３２との噛合状態が解除され、腰椎支持部８が回動
可能となり、スプリング２３の付勢により腰椎支持部８
が横杆１８を回動中心としてシートバック３の背面側に
回動される。次に、切欠溝３８の他端の第２の規制部３
７ｂに突出部４３ａが当接する事により、第１及び第２
のリンク４１及び４２がデッドポイントを越えて反対側
に徐々に屈折状態に引張ばね４４の付勢力に、より保持
され、ロック板３３の歯３５が再びラチェットホイール
３２と噛合する。尚本実施例においては、腰椎支持部８
の上部を前方向に所定角度移動させた状態で第１の規制
部３７ａに突出部４３ａが当接し、腰椎支持部８をシー
トバック３の背面側に略々水平方向に突出させた状態で
第２の規制部３７ｂに突出部４３ａが当接するように回
動規制板３７の切欠溝３８が形成され、腰椎支持部８が
水平状態にある状態よシ−トバック３の空間部７に収納
され、且つシートバック３の前面側に腰椎支持部８の上
部が多少突出する状態までの回動範囲においてラチェッ
トホイール３２とロック板３３の歯３５とが噛合状態を
保持するようになされ、且つ腰椎支持部８の前方向への
移動に際してはロック板３３が揺動し、後方向への移動
は噛合状態が解除されず、ロック板３３の歯３５はラチ
ェットホイール３２と噛合している。

第５図、第６図及び第７図にはシートクッション２に設
けられたサイサポート部５を前後方向及び上下方向へ移
動させるための一実施例の構成が示されており、このサ
イサポート部５は前述したシートバック３に設けられた
腰椎支持部８と略々同様の動作上の構成を有し、シート
クッション２のサイドサポート部２ａに位置するサイド
フレーム５２に一対のブラケット５３が前後方向に間隔
を置いて固着され、この一対のブラケット５３にサイド
杆５４が設けられ、このサイド杆５４に前記腰椎支持部
８に設けたと同様の横杆５８が前後摺動可能に取付けら
れている。尚サイド杆５４には複数のロック溝５５が適
宜の間隔を置いて設けられている。

サイサポート部５は可動フレーム５７と、この可動フレ
ーム５７に取付けられるり゛ソションパッド（図示せず
）を有し、前記可動フレーム５７は幅方向に延びる円筒
状の円筒部５７ａと、箱状の側部フレーム５７ｂとから
なり、円筒部５７ａが側部フレーム５７ｂの後部に嵌合
状態で固着されている。前記円筒部５７ａに横杆５８が
回動自在に挿入され、円筒部５７ａの両端より突出する
横杆５８の両端にコの字状の一対のブラケット５９が固
着され、このブラケット５９の前後に対向する位置に透
孔６１が穿設され、この透孔６１にボルダ−６０が挿入
され、ボルダ−６０に設けられた突起６０ａがサイド杆
５４のロック溝５５に嵌合し得るようになされ、前記横
杆５８をシートクッション２の前後方向に節度感を持た
せて移動させる事が出来る。

また横杆５８の一端部に下方に延びるフック６２が固着
され、このフック６２の先端にスプリング６３の一端が
係止され、スプリング６３の他端が前記可動フレーム５
７の側部フレーム５７ｂの上部に固着されたブラケット
６４に係止され、前記可動フレーム５７の前端側を通常
時下方向に付勢している。

第６図及び第７図に示す如く、サイサポート部５はシー
トクッション２に対して角度調整機構７１を介して角度
調整自在に取付けられている。

′この角度調整機構７１は前記腰椎支持部　８の角度゛
調整機構３１と略々同一構成であるので対応する部分に
は同一符号を付してこれ以上の詳細説明はこれを省略す
る。この角度調整機構７１はサイサポート部５の円筒部
５７ａに挿入された横杆５８の側部フレーム５７ｂに近
接する位置に固着されたラチェットホイール３２と、側
部フレーム５７ｂの外側に枢支ピン３４にょシ回動自在
に枢支されたロック板３３とを備え、回動規制板３７の
切欠溝３８がサイサポート部５の回動を略々水平状態よ
り上下方向に一定の範囲で回動し得るように設定され、
サイサポート部５の前端部を上方向に回動させて所定の
角度に保持した状態で第１の規制部３７ａに突出部４３
ａが当接し、サイサポート部５の前端部を下方に回動し
た状態で第２の規制部３７ｂに突出部４３ａが当接する
ようになされている。またサイサポート部５の上方向へ
の回動に際してはロック板３３が揺動し、下方向への回
動はロック板３３の歯３５がラチェットホイール３２と
噛合し、また解錠機構としての第１及び第２のリンク４
１及び４２が略々直線状態を保っている間はロック板３
３の歯３５とラチェットホイール３２とは噛合せず、第
１及び第２のリンク４１及び４２が屈折状態にある場合
にはロック板３３の歯３５とラチェットホイール３２と
は噛合状態にある事前述の通りである。

以上が本発明に係る車両等の座席構造の一害施例の構成
であるが、斯る構成に依れば、シートバック３の腰椎支
持部８をシートバック３に設けられた縦杆１４に沿って
上下方向に摺動させ、着座者の体格や好み等に応じて上
下位置調整出来、この状態より、腰椎支持部８を角度調
整機構３１により前方向に回動させれば、腰椎支持部８
の上部を前方向に突出させた状態で保持する事が出来、
或いは腰椎支持部８の上部を後方向に突出させた状態で
保持する事が出来、更に腰椎支持部８を縦杆１４に沿っ
て下方に移動させ、この状態で腰椎支持部８を角度調整
機構３１によりシートバック３の背面側に倒して略々水
平状態に保持すれば、後部座席の着座者が腰椎支持部８
を略々水平な状態のフットレストとして使用する事が出
来、然も傾斜角度を任意に選択する事が出来る、またサ
イサポート部５をシートクッション２のサイドサポート
部２ａに設けられたサイド杆５４に沿って前後方向に移
動させ、着座者の体格や好み等に応じて前後位置調整゛
出来、この所望の位置において角度調整機構７１にょシ
サイサポート部５を横杆５８を中心に回動させる事によ
りサイサポート部５の前端部を徐々に上方に回動させる
事が出来、また第８図に示す如く、シートクッション２
を後方にスライドさせ、サイサポート部５を後方に移動
させた状態で且つサイサポート部５の前端部を上方に十
分回動させてロック状態に保持し、シートバック３の腰
椎支持部８の上部を後方に突出させて腰椎支持部８をフ
ットレストとして使用すれば、後部座席の着座者の足裏
をサイサポート部５に受けさせて保持する事が出来、車
両等の運転中に生じる振動等に後部座席の着座者が容易
に耐える事が出来、またシートバック３の空間部７が十
分に拡げられた゛状態にあるので脚部の出し入れ及び屈
伸を自由に行なえ、着座者に窮屈感を与える虞れがない
。

本発明に依れば、腰椎支持部を簡易迅速に上下方向に移
動調整する事が出来、またサイサポート部を着座者の体
格や好み等に応じて前後方向に移動調整する事が出来、
然も腰椎支持部及びサイサポート部を夫々横杆を中心に
簡易迅速に回動調整し得るので、後部座席の着座者が７
ツトレストとして簡易に使用する事が出来、この際シー
トバックの空間部が広く、マたサイサポート部に足裏を
保持させる事が出来１脚部の出し入れ及び屈伸が自由に
行なえ、車両等の居住性を著しく向上さ竺７．・る事が
出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る座席構造の一実施例の概略を示す
正面斜視図、第２図はシートバックの一部断面説明図、
第３図は腰椎支持部の角度調整機構の一実施例を示す分
解斜視図、第４図は第３図の組付状態を示す概略的説明
図、第５図はシートクッションの一部断面説明図、示６
図はサイサポート部の角度調整機構の一実施例を示す分
解斜視図、第７図は第６図の組付状態を示す概略的説明
図、第８図は腰椎支持部及びサイサポート部をフットレ
ストとして使用している状態を示す側面説明図である。 図中、１・・・シート、２・・・シートクッション、２
ａ・・・サイドサポート部、３・・・シートバック、５
・・・サイサポート部、７・・・空間部、８・・・腰椎
支持部、１４・・・縦杆、１７・・・可動フレーム、１
８・・・横杆、２３・・・スプリング、３１・・・角度
調整機構、３２・・・ラチェットホイール、３３・・・
ロック板、３７・・・回動規制板、３８・・・切欠溝％
　３９・・・ビン、４１．４２・・・リンク、４３・・
・ピン、４３ａ・・・突出部％　４４・・・引張ばね、
５４・・・サイド杆、５７・・・可動フレーム、５７ａ
・・・円筒部、５７ｂ・・・側部フレーム、５８・・・
横杆％　７１・・・角度調整機構。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）シートクッションとシートバックトラ偏見、前記
   シートクッションの前側部に設けられたサイサポート部
   が前後方向に移動可能に形成された車両等の座席構造に
   おいて、前記シートクッションの側部に沿って平行に形
   成された一対のサイド杆と該一対のサイド杆に両端が前
   後動可能に取付けられた横杆とを有し、前記サイサポー
   ト部の後端部が前記横杆に対して回動可能に取付けられ
   、前記サイサポート部が前後方向に移動し得ると共に前
   記サイサポート部の前端部が上下方向に回動し得るよう
   になされている事を特徴とする車両等の座席構造。
2. （２）前記サイサポート部は角度調整機構によシ上下方
   向の回動が調整されるようになされている事を特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の車両等の座席構造。
3. （３）前記角度調整機構はラチェットホイールとロック
   板との噛合位置の調整により行なわれ、前記ラチェット
   ホイールが前記横杆及び側部フレームの何れか一方に固
   着され、ロック板が他方に回動自在に枢支され、且つラ
   チェットホイールに回動規制板が固着されると共にラチ
   ・ニットホイールとロック板との噛合状態を解除する解
   除機構とを備えている事を特徴とする特許請求の範囲第
   ２項記載の車両等の座席構造。