JP3213286B2 - 乗物用座席 - Google Patents

乗物用座席

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JP3213286B2 JP36948298A JP36948298A JP3213286B2 JP 3213286 B2 JP3213286 B2 JP 3213286B2 JP 36948298 A JP36948298 A JP 36948298A JP 36948298 A JP36948298 A JP 36948298A JP 3213286 B2 JP3213286 B2 JP 3213286B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バスや船舶等の乗物に
設置されて、そのシートクッション及びシートバックに
よって仮寝台をも構成できるようにした乗物用座席に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、夜間においても走行を続ける長
距離バスにおいては、その上で仮眠をとれるように構成
した座席が採用されている。
【0003】このように仮眠をとれるように、すなわち
仮寝台としても構成できるようにした従来の座席は、単
にシートバックを大きく倒すことができるようにしただ
けのものであった。しかし、この種の乗物用座席は、乗
物の内部を有効に利用するために、言わば詰めた状態で
設置されるものであって、シートバックを完全に水平状
に倒すことができないものである。そのため、この種の
乗物用座席によって仮寝台を構成した場合には、人が完
全に横になることができないのであって、あくまでも
「仮り」の寝台としてしか構成することはできないので
ある。
【0004】一方、乗物用座席を、通常の状態から仮寝
台へと変換する場合には、シートバックを大きく倒すこ
とにより行われるが、従来一般の座席においては、例え
ば使用者が床に足をおいて踏ん張り、背中に力を入れて
シートバックを倒すようにしているものである。ところ
が、このような姿勢では、シートバックの倒し初めはよ
いが、最終段階では力が入らないため、使用者は今度は
シートバックに手を付いてこれを押し倒すという面倒な
ことをしなければならなかったのである。このことは、
シートバックを起こすときも同様であって、要するに座
席と仮寝台間の変換を行うためには、使用者は姿勢を種
々変えなければならなかったのである。
【0005】また、この種の座席を仮寝台とする場合
に、従来の座席において採用されていた機構にあって
は、人の身体の変化を全く考慮していないものであり、
前述した姿勢を種々変えなければならないこととも相ま
って、その操作性はよくなかったのである。一般に、シ
ートクッションに着座した使用者がシートバックの後方
への傾動によって身体を伸ばそうとする場合、つまり下
半身に対して上半身が後方に倒れる場合のことを考えて
みると、上半身の折曲あるいは回動中心は人体の腰骨に
該当する部分が対応するものであり、これがヒップポイ
ントあるいは転子点といわれるものである。
【0006】以下、この中心を転子点というが、従来の
座席においては、この転子点とシートバックの傾動中心
とが全く異なっているため、シートバックを大きく倒せ
ば倒す程使用者の身体と座席との間に空間ができて、使
用者の特に背中はシートバックに対し定置ズレする(所
謂背ずり現象)ことになり、不安定かつ不快な状態にな
らざるを得なかったものである。従って、従来のこの種
の座席においては、使用者はシートバックの傾動時(後
方へ倒す場合は勿論、前方へ起こす場合も)に姿勢を直
さなければならなかったのであり、常に安楽な状態を維
持することができなかったのである。
【0007】そこで、本発明者等は、仮寝台としたとき
に、完全に平坦なものに構成しなくても仮眠を十分とる
ことができ、しかもその変換操作を容易に行える乗物用
座席を構成するためにはどうしたらよいかについて種々
検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この種の乗
物用座席における上記の実状に鑑みてなされたもので、
その解決しようとする課題は、従来の座席における使用
勝手の悪さ及び休養をとることの不十分さである。
【0009】そして、各請求項に係る発明の目的とする
ところは、シートバックとシートクッションとを完全に
連動させることにより、仮寝台とするための操作が非常
にし易く、しかも完全な平坦面を構成しないでも休養を
十分とることのできる乗物用座席を提供することに
り、特に、人の身体の自然な動きに十分合わせて、より
安楽な使用ができる乗物用座席を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、実施例
において使用する符号を付して説明すると、「シートフ
レーム10に対してシートバック20及びシートクッシ
ョン30を傾動可能に支持して、これらのシートバック
20及びシートクッション30によって仮寝台をも構成
するようにした乗物用座席100において、シートフレ
ーム10を、脚部11と、この脚部11上に一体化され
側板を支持するための側板枠12とを備えたものとして
構成し、この側板枠12の後側上部であって当該座席1
00の使用者の転子点と略一致する位置に回動自在に連
結されて、シートバック20を構成するシートバックフ
レーム21の下部に一体化される第一連結アーム22に
よって、シートバックフレーム21をシートフレーム1
0に対して傾動可能に連結し、シートクッション30を
構成するクッションフレーム31の中間部を、上端が側
板枠12の前側上部に回動自在に連結される前方アーム
32によって傾動自在に支持して、シートバックフレー
ム21の下端部とクッションフレーム31の後端部とを
連動可能に連結したことを特徴とする乗物用座席10
0」である。
【0011】また、請求項2に係る発明の採った手段
は、同様に、上記請求項1に係る乗物用座席100につ
いて、「シートバックフレーム21の下端部とクッショ
ンフレーム31の後端部との連動可能な連結は、連結ピ
ン40を介して行ったこと」である。
【0012】
【0013】
【発明の作用及び使用の態様】以上のように構成した各
発明に係る乗物用座席100の作用について、項を分け
てその使用の態様とともに説明する。
【0014】・請求項1に係る乗物用座席100につい
て まず、この乗物用座席100は、図1に示すような仮寝
台としても使用することが可能なものであり、仮寝台と
して使用しない場合には、図2に示すような通常の座席
として使用されるものである。そのために、シートバッ
ク20およびシートクッション30はシートフレーム1
0に対して傾動可能に支持してあるのである。
【0015】すなわち、この乗物用座席100において
は、そのシートフレーム10を構成して使用者の両側に
位置することになる各側板枠12に対して、シートバッ
ク20のためのシートバックフレーム21、及びシート
クッション30のためのクッションフレーム31が傾動
あるいは回動自在に連結してあり、このクッションフレ
ーム31がその上端にて側板枠12に回動可能に連結し
た前方アーム32により吊下されているのである。
【0016】そして、シートバックフレーム21及びク
ッションフレーム31は互いに連動可能に連結してある
から、固定を解除したシートバックフレーム21または
クッションフレーム31に使用者が力を入れれば、その
力の方向に応じてシートバックフレーム21及びクッシ
ョンフレーム31が側板枠12に対して丁度揺かごのよ
うに揺動するのである。
【0017】つまり、使用者がこの乗物用座席100を
図2に示した状態から、図1に示した状態に変えたい場
合には次のようにするのである。すなわち、各ストッパ
装置によって各部の固定状態を解除してから、使用者は
身体に少し力を入れてこれを伸ばすようにするのであ
る。このとき、使用者は、図2に示したように、身体全
体が乗物用座席100に乗った状態、つまり足が床には
着いていない状態であってもよいものである。つまり、
靴をぬいでもう完全に横になって寝てしまってもよい姿
勢でこの乗物用座席100に着座して前述したように身
体を伸ばすようにするのである。
【0018】そうすると、使用者の背中によってシート
バック20が自然に押されて後方への傾動を始めると同
時に、シートクッション30がシートフレーム10に対
して揺動して、図6に示すように、特にその先端が僅か
に上動する。なお、このシートクッション30に対し
て、実施例においてフットレストをも設けた例が示して
あり、このシートクッション30とともにフットレスト
が上動するのである。
【0019】以上のように使用者がシートバック20及
びシートクッション30上で力を入れれば、これらのシ
ートバック20及びシートクッション30は図1に示し
たような状態となるから、使用者は適宜な位置でストッ
パ装置を作動させてその位置での各部の固定を行えばよ
いものである。勿論、各シートバック20及びシートク
ッション30の傾動時においては各作動装置の力を利用
し得るものである。
【0020】これにより、この乗物用座席100は、図
1に示したように、各シートバック20及びシートクッ
ション30が仮寝台を構成するから、使用者は十分な仮
眠をとることができるのである。
【0021】以上のシートバック20の傾動とシートク
ッション30の揺動とを連動させて行なう場合には、特
にシートバック20のシートバックフレーム21がその
下端部に設けた第一連結アーム22によって、図3及び
図4に示すように、側板枠12側の後側上部を中心にし
て傾動するのであり、この第一連結アーム22による連
結が転子点あるいはその近傍において行われているた
め、シートバック20及びシートクッション30の動き
によって使用者の身体がズレたり不安定な状態になった
りすることはないのである。つまり、この乗物用座席1
00においては、その通常の使用状態から仮寝台にする
場合に、使用者の身体が安定したままの状態で変化する
ものとなっているのである。勿論、このことは、仮寝台
から通常の状態にもどす場合も同様である。特に、この
乗物用座席100については、シートバックフレーム2
1をシートフレーム10に対して傾動可能に連結してい
る第一連結アーム22が、側板枠12の後側上部であっ
て当該座席100の使用者の転子点と略一致する位置に
回動自在に連結されているため、シートバック20のシ
ートバックフレーム21とシートフレーム10の側板枠
12に連結するに際してその連結を行っている第一連結
アーム22の連結ピン24が、この乗物用座席100上
の使用者の転子点と略一致しており、これによって、次
のような作用がある。 つまり、シートバック20とシー
トクッション30とが連動して傾動する場合に、両者の
傾動は連結ピン24を略中心として行われるのであっ
て、しかもこの連結ピン24と使用者の転子点とは図6
に示すように略一致しているのであるから、各シートバ
ック20とシートクッション30との傾動は全く無理な
く行われるものである。また、使用者にとってみても、
この連結ピン24はシートフレーム10に定して全く動
かない定点であるから、各シートバック20とシートク
ッション30とが連動して傾動したとしても、これらと
身体間に隙間が形成されることがないため全く不安感が
ないだけでなく、身体をズラせたり動いたりする必要が
全くないのである。 換言すれば、この乗物用座席100
によって仮寝台を構成する場合に、使用者は乗物用座席
100上に完全に身体を載せてしまってから各シートバ
ック20及 びシートクッション30の傾動を行えばよい
ものであり、シートバック20及びシートクッション3
0の傾動操作を身体を伸ばす操作のみでこれらに身体を
密着させながら行えるものなのである。従って、使用者
はこの乗物用座席100の操作を非常に容易にかつ無理
なく行えるのである。
【0022】・第2請求項の乗物用座席100について この請求項2に係る乗物用座席100の使用は、前述し
た第1請求項の乗物用座席100とほとんど同様である
が、次の点で他とは異なっている。
【0023】つまり、この乗物用座席100において
は、これを構成しているクッションフレーム31の後端
が、連結ピン40によって、シートバックフレーム21
の下端に回動自在に連結してあるのである。勿論、シー
トバックフレーム21は、その連結ピン40の上側に位
置する部分に固着した第一連結アーム22の上端を側板
枠12側の連結ピン24に連結することにより、各側板
枠12に支持されているのである。従って、クッション
フレーム31は、前方アーム32を側板枠12に連結し
ている連結軸36と第一連結アーム22を連結している
連結ピン24との間に位置する側板枠12を固定辺とし
て、第一連結アーム22及び前方アーム32を介して構
成される一つのリンクとなるものであり、このリンクに
よって規定される範囲で、シートバックフレーム21の
傾動と連動しながら揺動するのである。
【0024】なお、この乗物用座席100においては、
作動装置25の一端側を第一連結アーム22の下部に、
また、この作動装置25の他端側をシートフレーム10
側に連結してあるため、この作動装置25の力をかりて
シートバック20の傾動が行われるものである。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【実施例】次に、各発明に係る乗物用座席100につい
て、図面に示した実施例に従って説明すると、次の通り
である。
【0029】図1には、本発明に係る乗物用座席100
を仮寝台とした状態が示してあり、この乗物用座席10
0は、主として、シートフレーム10と、このシートフ
レーム10に支持されて使用者が着座するシートクッシ
ョン30と、同じくシートフレーム10に支持されて使
用者がもたれるためのシートバック20を備えている。
【0030】なお、図1に示した乗物用座席100は現
実に使用されるものであり、シートクッション30の両
側に側板を有していて、この側板上には肘掛けが取付け
てある。また、シートクッション30の前方には使用者
が足を大きく伸ばせるようにするためのフットレストが
設けてあり、しかもシートクッション30の両側には折
畳み式のテーブルやテレビジョン受像機が取付けてある
ものである。
【0031】この乗物用座席100を構成しているシー
トフレーム10は、図3及び図4に示したようなもので
あり、乗物用座席100全体を床面上に支えるための脚
部11と、この脚部11上に一体化した左右一対の側板
枠12とを備えているものである。なお、本実施例にお
いては、各側板枠12は、所謂パイプ材を折曲すること
により構成してある。また、側板枠12の外側には、図
1及び図2に示すような側板が取付けられるものであ
る。
【0032】シートバック20のためのシートバックフ
レーム21は、図3及び図4に示したように、シートフ
レーム10の後方において支持されるものである。この
実施形態においては、シートバックフレーム21の下部
に第一連結アーム22が一体的に取付けてあり、この第
一連結アーム22の先端が、前述したシートフレーム1
0における各側板枠12の後側上部に連結ピン24を介
して回動自在に連結してある。すなわち、このシートバ
ックフレーム21の回動中心は、この側板枠12の連結
ピン24であって、この連結ピン24は、当該乗物用座
席100を使用する使用者の転子点と略一致し得る場所
にしてある。
【0033】すなわち、この実施形態の乗物用座席10
0におけるシートバックフレーム21は、図5に示した
ように、その下端部であって連結ピン40の上側に位置
する部分に第一連結アーム22が一体的に連結してあ
り、この第一連結アーム22の上端は側板枠12の上辺
側であって連結ピン24の後方に位置する部分に回動可
能に連結してある。つまり、このシートバックフレーム
21は、第一連結アーム22によって規定される範囲内
で、例えば図3に示した状態から図4に示した状態へと
傾動されるものである。
【0034】本実施形態にあっては、図5に示したよう
に、他端をシートフレーム10側に連結した作動装置2
5の一端を第一連結アーム22に連結することによっ
て、前方アーム32側に連結した復帰スプリング34の
力と協動させながら、作動装置25によってシートバッ
クフレーム21自体の傾動を行うようにしているもので
ある。なお、本実施例においては、図5に示したよう
に、このシートバックフレーム21のための第一連結ア
ーム22にシートベルトの一部が連結してある。
【0035】従って、このシートバック20に使用者が
背中等によって力を入れた場合に、そのシートバックフ
レーム21は無理なく連結ピン24、すなわち転子点を
中心に回動し得るものとなっているのである。この連結
ピン24を人体の転子点に設けたものが第3請求項に係
る乗物用座席100となるものである。
【0036】また、この乗物用座席100においては、
図5に示すように、まずシートクッション30のための
クッションフレーム31が、各側板枠12に対して前方
アーム32とシートバックフレーム21とによって吊下
してあるものである。前方アーム32は、その上端を連
結軸36によって側板枠12の上辺の前方部分に回動可
能に連結したものであり、その前方アーム32の下端は
クッションフレーム31の略中間部に回動可能に連結し
てあるものである。
【0037】なお、この前方アーム32の下端には復帰
スプリング34が連結してあり、この復帰スプリング3
4はシートフレーム10の一部に連結してあり、後述の
作動装置25と協動してクッションフレーム31の揺動
が急激にならないように、かつ安定した状態でなされる
ようにしているものである。
【0038】そして、このクッションフレーム31の後
端には連結ピン40が設けてあってこの連結ピン40に
シートバックフレーム21の下端が回動可能に連結して
あるのである。これにより、このクッションフレーム3
1はシートバックフレーム21の傾動と連動するように
してあるのである。
【0039】なお、本実施例における乗物用座席100
は、そのシートバック20が途中で折れ曲がる構成のも
のであり、またアームレストはこのシートバック20の
傾動に伴ってその位置を変化させるものであるが、その
詳しい構成は本願発明の構成とは直接関連しないので説
明を省略する。さらに、この乗物用座席100において
は、シートクッション30の前方にフットレストが展開
されるものであるが、この構成についてもその詳しい説
明は前述した理由によって省略する。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、まず請求項1に係る
発明においては、上記実施例にて例示したように構成し
たので、乗物用座席100を仮寝台としたい場合の操作
が非常にし易く、しかもそのシートバック20及びシー
トクッション30によって完全な平坦面を構成しなくて
も休養を十分とることができるのである。
【0041】また、請求項2に係る乗物用座席100に
よれば、上記請求項1に係る乗物用座席100と同様な
効果を有する他、クッションフレーム31の支持を、連
結ピン24と連結軸36との間に位置して固定化されて
いる側板枠12の一部を固定辺として、前方アーム32
及び第一連結アーム22によって構成される一つのリン
クによって行うようにしているので、シートクッション
30自体の揺動を極めて安定した状態で行うことができ
るのである。しかも、このような簡単な構成を採用する
ことによって、故障が少なく、しかもメンテナンスの容
易な乗物用座席100とすることができるのである。
【0042】そして、この乗物用座席100によれば、
特にシートバック20が使用者の転子点と略一致する連
結ピン24を中心に回動し得るものとしてあるから、こ
の乗物用座席100の仮寝台とするための操作を人の身
体の自然な動きに十分合わせることができて、その操作
をし易くすることができるだけでなく、仮寝台としたと
きにこれで十分な休養をとることができる乗物用座席1
00を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る乗物用座席を仮寝台としたとき
の斜視図である。
【図2】 同乗物用座席の通常使用状態における側面図
である。
【図3】 同乗物用座席の、図2に示したときの各構成
部材を示した側面図である。
【図4】 同乗物用座席の、図3に示した各構成部材が
図1に示した状態に移行したときの側面図である。
【図5】 図3の要部を拡大して示した部分側面図であ
る。
【図6】 シートバックを大きく倒したときの転子点の
位置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
100 乗物用座席 10 シートフレーム 11 脚部 12 側板枠 14 取付板 20 シートバック 21 シートバックフレーム 22 第一連結アーム 24 連結ピン 25 作動装置 30 シートクッション 31 クッションフレーム 32 前方アーム 34 復帰スプリング 35 ストッパ装置 36 連結軸 40 連結ピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームに対してシートバック及
    びシートクッションを傾動可能に支持して、これらのシ
    ートバック及びシートクッションによって仮寝台をも構
    成するようにした乗物用座席において、 前記シートフレームを、脚部と、この脚部上に一体化さ
    れ側板を支持するための側板枠とを備えたものとして構
    成し、 この側板枠の後側上部であって当該座席の使用者の転子
    点と略一致する位置に回動自在に連結されて、前記シー
    トバックを構成するシートバックフレームの下部に一体
    化される第一連結アームによって、前記シートバックフ
    レームを前記シートフレームに対して傾動可能に連結
    し、 前記シートクッションを構成するクッションフレームの
    中間部を、上端が前記側板枠の前側上部に回動自在に連
    結される前方アームによって傾動自在に支持して、 前記シートバックフレームの下端部と前記クッションフ
    レームの後端部とを連動可能に連結したことを特徴とす
    る乗物用座席。
  2. 【請求項2】 前記シートバックフレームの下端部と前
    記クッションフレームの後端部との連動可能な連結は、
    連結ピンを介して行ったことを特徴とする請求項1に記
    載の乗物用座席。
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