JP2957670B2 - シート - Google Patents

シート

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JP2957670B2
JP2957670B2 JP26203490A JP26203490A JP2957670B2 JP 2957670 B2 JP2957670 B2 JP 2957670B2 JP 26203490 A JP26203490 A JP 26203490A JP 26203490 A JP26203490 A JP 26203490A JP 2957670 B2 JP2957670 B2 JP 2957670B2
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ottoman
seat cushion
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保則 濱本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使用位置と格納位置との間を作動可能なオ
ットマンを有するシートに関する。
〔従来の技術〕
鉄道車両や自動車、或いは一般住宅などの室内に配置
される上記形式のシートは従来より周知である。
第8図はかかるシート20aの従来例を示し、1aは着座
者の尻部を支えるシートクッション、2aは背部を支える
シートバックであり、シートクッション1aは脚座3a上に
支持されている。先端にオットマン4aを不動に保持した
アーム5aは、その基端部がシートクッション1aのフレー
ム(図示せず)に回動可能に支持されている。このオッ
トマン4aは、その非使用時に、第8図に実線で示す如く
シートクッション1aの下方の格納位置に収められる。オ
ットマン4aを使用するときは、アーム5aを時計方向に回
動させ、オットマン4aを鎖線で示したようにシートクッ
ション1aの前方の使用位置にもたらす。このとき着座者
は前方に延ばした脚をオットマン4aの上に載せて楽な姿
勢をとることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のようにアーム5aの先端に固定されたオットマン
4aをアームの回動によって格納位置と使用位置とに作動
させることができるが、このときアーム5aの基端側から
オットマン4aの先端までの長さLが長いため、オットマ
ン4aを格納位置に収めたとき、これがシートクッション
1aの下方空間にて大きなスペースを占める。従って、シ
ートクッション1aの下方空間を、物を置くためのスペー
スなどとして利用することはできず、室内の有効利用空
間が狭められる。
またシートクッション1aを矢印Pで示したように脚座
3a上に回転可能に支持した場合、その回転時に、オット
マン4aが格納位置にあると、これが脚座3aに干渉するた
め、回転式のシートにオットマン4aを付設できなくなる
恐れがある。第9図(a),(b)はこれを説明する図
であって、ここに示したシート20aは2人掛け用となっ
ていて、そのシートクッション1aに2つのオットマン4a
が付設されている。これらの図に示すように、オットマ
ン4aが格納されている状態で、シートクッション1aを第
9図(b)に示す如く矢印P方向に回転させると、一方
のオットマン4aが脚座3aに当り、この図の状態よりも大
きくシートクッション1aを回転させることは不可能であ
る。
本発明の目的は、上述の従来の欠点を簡単な構成によ
って除去したオットマン付きのシートを提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、着座者の尻部を
支えるシートクッションと、該シートクッションにその
前後方向に回動可能に支持されたリンクと、シートクッ
ションにその前後方向にスライド可能に支持されたスラ
イダと、着座者が脚を載せるオットマンとを具備し、前
記リンクの前後方向の回動により、前記スライダがシー
トクッションの前後方向に作動し、かつ前記オットマン
が、シートクッション前部の下部に形成された内部空間
内の格納位置と、これよりも前方の使用位置との間を作
動するように、前記リンクの先端側が前記オットマンに
枢着され、かつその枢着部よりも前方の位置にて前記ス
ライダが当該オットマンに枢着されていることを特徴と
するシートを提案する。
〔作用〕
オットマンに枢着されたリンクを回動させて該オット
マンを使用位置と格納位置との間で作動させるとき、オ
ットマンが枢着されたスライダもシートクッションの前
後方向にスライドし、このときスライダがオットマンを
支えるので、オットマンの先端は従来よりも小さな軌跡
を描いて作動する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
第1図はシート20の前部のみを示す側面図であり、1
は着座者の尻部を支えるシートクッション、3はこれを
回転可能に支持する脚座をそれぞれ示している。シート
クッション1の後部には、第8図と同様に着座者の背部
を支るシートバック(第1図には示さず)が配設されて
いる。第4図はシートクッション1を前方、すなわち第
1図の左方から見た部分正面図であり、第5図は第1図
のV−V線拡大断面図である。
シートクッション1は、第4図及び第5図に示したよ
うに、フレーム6と、その外側に設けられたパッド109
と、その表面に張られた表皮8とを有し、フレーム6に
はシートクッション1の横方向に延びる軸9が回転自在
に支持されている。シートクッション1の側方に突出し
た軸9の端部にはハンドル10が固定されている。またこ
の軸9には第6図にも示すようにリンク11の基端部が回
転可能に支持されている。このようにリンク11は軸9を
介してシートクッション1に回動可能に支持され、第1
図に矢印A,Bで示したように、軸9のまわりをシートク
ッション1の前後方向に回動することができる。
一方、シートクッション1のフレーム6には、その前
後方向に複数のガイドローラ12が一直線状に配列され、
これらのローラ12にはシートクッション1の前後方向に
長く延びたレール状のスラスダ13が嵌合している。この
ようにスライダ13は、回転自在な複数のガイドローラ12
を介して、シートクッション1にその前後方向にスライ
ド可能に支持されている。
シートクッション1の前部には、シート20に着座した
着座者が脚を載せるオットマン4が設けられており、こ
のオットマン4には前述のリンク11の先端側と、スライ
ダ13の先端のエンドピース30が枢ピン14,15を介して、
それぞれ異なった位置で枢着されている。第1図の例で
は、スライダ13の先端の方が、リンク11の先端側よりも
オットマン4の前方で枢着されている。
第1図はオットマン4が格納された状態を示している
が、このときオットマン4は、シートクッション前部の
下部に形成された内部空間16に位置している。また、こ
の空間16に前述のリンク11やスライダ13のエンドピース
30なども第4図に示すように位置し、さらにこの空間16
は第1図に示すようにシートクッション1の後方に向け
て延び、ここにガイドローラ12やスライダ13の後部など
が位置している。
前述のハンドル10とリンク11との間には、第6図及び
第7図に示すブレーキ装置17が介設されている。ここに
示したブレーキ装置17は、シートクッション1のフレー
ムに固定されたカップ状のケース18を有し、このケース
18内にトーションスプリング19がケース18の内周面に接
するように配設され、前述の軸9がケース18を貫通し、
この軸9に固着されたコア21がトーションスプリング19
の内側に位置してケース18内に収容されている。コア21
には切欠22が形成され、その各端面23,24に対向してト
ーションスプリング19の各端部25,26がそれぞれ位置し
ている。また、軸9に回転自在に嵌合した前述のリンク
11の基端部には爪27が突設され、これがコア21の切欠22
内に位置している。
オットマン4は、その非使用時に、前述の如くシート
クッション1の前部の内部空間16に格納される。このと
き、第1図に示すようにオットマン4はリンク11とスラ
イダ13とによって2個所で支持され、ほぼ水平な姿勢に
不動に保持される。
オットマン4を使用するときは、ハンドル10を第1図
及び第6図に矢印Aで示した方向に回動操作する。これ
により軸9とコア21が同じ方向に回転し、コア21の切欠
22の一方の端面23がトーションスプリング19の一方の端
部25を押圧する。このため、トーションスプリング19は
その径を縮小する方向に弾性変形するので、軸9は支障
なくA方向に回転することができる。またこのとき、切
欠22の端面23が爪27に当ってこれを押圧するので、爪27
がリンク11と共に矢印A方向に回転する。このようにハ
ンドル10を回動操作すると、その回転がリンク11に同期
して伝えられ、リンク11もハンドル10と同じ方向に回動
する。
第1図において、リンク11が上述のように矢印A方向
に回転すると、このリンク11に枢ピン14を介して枢着さ
れたオットマン4も、第2図に示す如くその格納位置か
ら作動し、同時にオットマン4に枢ピン15を介して枢着
されたスライダ13がガイドローラ12に案内されながら前
方、すなわち第1図の左方に移動する。このとき、オッ
トマン4の枢ピン14の部分はリンク11と共に軸9を中心
として矢印A方向に回動するが、枢ピン15の部分はスラ
イダ13に枢着されているので回転せず、スライダ13と共
に前方に水平移動する。このようにしてオットマン4
は、第3図に示したシートクッションの前方の使用位置
にもたらされ、この位置に保持される。このとき、シー
ト20の着座者はオットマン4の上に脚を載せ、楽な姿勢
をとることができる。
上述のようにオットマン4はリンク11に回動可能に枢
着されていると共に、スライダ13にも枢着され、このス
ライダ13によって支えられるので、オットマン4が第1
図に示した格納位置にあるとき、ほぼ水平な姿勢に保持
され、しかもこれが第2図に示したように作動している
ときも、また使用位置に至ったときにも、スライダ13に
よる支え作用によってオットマン4が下方に大きく突出
することはない。これにより、オットマン4の先端31の
作動軌跡が従来よりも大幅に小さくなり、シートクッシ
ョン前部の下方空間Sを、物を置くスペースなどとして
有効に利用できる。またオットマン4が第1図乃至第3
図に示したいずれの位置にあるときも、これが常に脚座
3の上面のレベルHよりも高い位置を占めるように、オ
ットマン4の姿勢を保つことができ、シートクッション
1を脚座3に対して水平面内で回転させたときも、オッ
トマン4が脚座3に干渉することはない。従ってオット
マン1を360゜回転させることができる。このようなシ
ート20は特に鉄道車両用のシートとして好適に採用する
ことができる。
なお、使用位置に引き出したオットマン4の上に脚を
載せ、これに荷重を掛けると、リンク11には第3図、第
6図及び第7図における矢印B方向の回転力が作用す
る。ところがこのとき、第6図及び第7図に示した爪27
が、トーションスプリング19の端部25に当って該スプリ
ング19の径が拡大する向きにこれを変形させるので、こ
のスプリング19がケース18の内周面に強く圧接し、スプ
リング19の回転が阻止される。このため、爪27とリンク
11の回転が阻止され、コア21及び軸9の回転も阻止され
る。このようにしてオットマン4はその使用位置に不動
に保持される。
またハンドル10を第3図の矢印B方向に回動すると、
コア21の端面24がトーションスプリング19の端部26を加
圧するので、このスプリング19は縮径方向に変形し、よ
って軸9は自由に回転し、コア21によって加圧された爪
27、従ってリンク11が矢印B方向に回転し、オットマン
4は先に説明した方向と逆向きに作動して第1図に示し
た格納位置に収められ、スライダ13も第1図の位置に引
込まれる。
リンク11を手操作で回動させるのではなく、シートク
ッション1に内設した可逆転モータによって回動させる
こともでき、この場合にはハンドル10だけでなくブレー
キ装置17も省略することができる。
上述のように、リンク11の前後方向の回動により、ス
ライダ13がシートクッション1の前後方向に作動し、か
つオットマン4が、シートクッション前部の下部に形成
された内部空間16内の格納位置と、これよりも前方の使
用位置との間を作動するように、リンク11の先端側がオ
ットマン4に枢着され、かつその枢着部よりも前方の位
置にてスライダ13がオットマン4に枢着されている。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、オットマンが格納位置と
使用位置との間を作動するときの作動軌跡を小さくで
き、その下方に大きな空間を確保できる。またシートク
ッションが水平面内を回転する形式のシートのときも、
その回転時に、オットマンが脚座に干渉することを阻止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はシートクッションの前部を示し、オ
ットマンの作動状態を明らかにした側面図、第4図はシ
ートクッションを第1図の左方から見た正面図、第5図
は第1図のV−V線拡大断面図、第6図はブレーキ装置
の一例を示す分解斜視図、第7図はその組付状態を示す
部分断面図、第8図は従来のシートを示す側面図、第9
図(a),(b)はシートクッションを回転させたと
き、オットマンが脚座に干渉する従来の不具合を説明す
る平面図である。 1……シートクッション、4……オットマン 11……リンク、13……スライダ 16……内部空間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座者の尻部を支えるシートクッション
    と、該シートクッションにその前後方向に回動可能に支
    持されたリンクと、シートクッションにその前後方向に
    スライド可能に支持されたスライダと、着座者が脚を載
    せるオットマンとを具備し、前記リンクの前後方向の回
    動により、前記スライダがシートクッションの前後方向
    に作動し、かつ前記オットマンが、シートクッション前
    部の下部に形成された内部空間内の格納位置と、これよ
    りも前方の使用位置との間を作動するように、前記リン
    クの先端側が前記オットマンに枢着され、かつその枢着
    部よりも前方の位置にて前記スライダが当該オットマン
    に枢着されていることを特徴とするシート。
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