JP2003146829A - 改質粉体および化粧料 - Google Patents

改質粉体および化粧料

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雄二 松江
Yuji Kimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撥水、撥油性に優れ、かつ使用感、特に肌に
対するソフトな感触に優れた化粧用粉体及び該粉体を含
有し、耐水性、耐皮脂性及び耐油性が良好で、皮脂等に
よる化粧崩れの防止効果に優れ、かつ、肌上での伸びが
よく、使用感、特に肌に対するソフトな感触に優れた化
粧料を提供する。 【解決手段】 金属石鹸または水添レシチンで表面処理
した微結晶セルロース粉体およびこの粉体を配合してな
る化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本技術は、セルロースであり
ながら高い撥水性で高流動性の粉体、ならびにその粉体
を配合した化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】微結晶セルロースを化粧品用配合剤とし
て使用することは、特公昭40−6118号によって提
案され、現在まで、安全性が高く、かつソフトな感触を
もった素材として広く使用されている。一方、化粧品の
ニーズの多様化、高機能化に伴い、化粧品素材も従来に
ない機能が要求されるようになってきた。特公昭61−
21201号公報に、平均粒子径30μm以下、L/D
3以下の微結晶セルロ−スである化粧品配合剤が開示
され、商品名アビセルPHMとして旭化成株式会社より
販売されている。このセルロ−スは圧縮成形性、吸水
性、吸油性、肌に対するソフト感に優れ、該セルロ−ス
を配合した固形メーキャップ化粧料が開発されている。
しかし、撥水性、撥油性はなく、汗や皮脂による化粧崩
れがあり、改善が望まれていた。
【0003】この改善目的のため、特公平5−8698
4号公報に、フルオロアルキルジ(オキシエチル)アミ
ンリン酸塩エステル群の少なくとも1化合物で表面を被
覆された撥水、撥油性顔料が開示されている。これら
は、無機粉体、有機ポリマー等化粧用顔料全般に対する
技術であって、セルロースの表面被覆に関する記載はな
い。特開平11−148028号公報に、反応性アルキ
ルポリシロキサンおよびメチルハイドロジェンポリシロ
キサンで表面処理して得られる化粧用粉体およびそれを
含有する化粧料が開示されている。粉体として、素材に
特に制限されるものはなく、無機粉体、有機粉体が例示
されているが、特にセルロースに対する効果効能の記載
はない。
【0004】特開昭60−69011号公報に、金属石
鹸による顔料の処理方法が開示されている。顔料は、主
にセリサイト、タルク、マイカ等の無機顔料であり、セ
ルロースに関する記載はない。特開昭60−18457
1号公報に、水素添加レシチンにより表面処理した化粧
用顔料が開示されている。顔料は、主にセリサイト、タ
ルク、マイカ等の無機顔料であり、セルロースに関する
記載はない。
【0005】
【発明は解決しようとする課題】本発明の目的は、撥
水、撥油性に優れ、かつ使用感、特に肌に対するソフト
な感触に優れた化粧用粉体及び該粉体を含有し、耐水
性、耐皮脂性及び耐油性が良好で、皮脂等による化粧崩
れの防止効果に優れ、かつ、肌上での伸びがよく、使用
感、特に肌に対するソフトな感触に優れた化粧料を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記課題を
解決するため、鋭意検討した結果、微結晶セルロース粉
体を金属石鹸または水添レシチンで表面処理することに
より、撥水、撥油性に優れ、かつ使用感、特に肌に対す
るソフトな感触に優れた化粧用粉体となり、固形メーキ
ャップ化粧料に配合することにより、使用感、特に肌に
対するソフトな感触に優れ、化粧崩れしにくい化粧料と
なることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】即ち本発明は、 1.金属石鹸または水添レシチンで表面処理したことを
特徴とする微結晶セルロース粉体 2.微結晶セルロースの平均粒子径が30μm以下であ
る1.記載のセルロース粉体 3.L/Dが3以下である、請求項1または2記載の微
結晶セルロース粉体 4.1.または2.または3記載の微結晶セルロースを
配合してなる化粧料である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の微結晶セルロースは、例
えばラミー繊維、木綿、リンタ−、パルプ等の天然セル
ロース物質、あるいはレーヨン、セロファン等の再生セ
ルロース物質を酸加水分解あるいはアルカリ加水分解し
て得られる平均重合度75〜375の範囲の平均重合度
を有する白色微粉末状のセルロース微結晶集合体であ
る。また、結晶セルロースを特定の粒度、形状に制御す
るには、加水分解条件や乾燥条件を合目的に変化させる
とよい。
【0009】微結晶セルロ−スの物性値(平均粒子径、
L/D)は、下記の方法で評価した。微結晶セルロース
微粒子の平均粒子径は、走査型電子顕微鏡観察((株)
日立製作所社製、S−800A型)により、以下の方法
で測定した値を採用した。微粉末試料を検鏡用試料台に
載物し、イオンスパッタ装置等により金や白金等の金属
を蒸着して検鏡試料とする。平均粒子径は、この検鏡試
料を加速電圧5KVで拡大倍率3000倍で観察した画
像から無作為抽出した50個の粒子の粒子径を測定し
て、重量平均粒子径を求めた。
【0010】また、微粒子の長径(L)と短径(D)と
の比(L/D)は、上述した平均粒子径の測定方法に準
じて長径(L)と短径(D)を測定し、その平均値を採
用した。本発明で使用される結晶セルロースの平均粒子
径、形状については特に制限はなく使用可能であるが、
平均粒子径30μm以下、L/D3以下が好ましい。さ
らに好ましくは、平均粒子径15μm以下、L/D 2
〜3である。理由は、肌につけた時のざらつき感がな
く、かつ滑りも良好なためである。
【0011】さらに、微結晶セルロースを、金属石鹸ま
たは水添レシチンで表面処理する。金属石鹸とは、非ア
ルカリ金属の高級脂肪酸塩である。金属石鹸の脂肪酸成
分として例えばラウリル酸、ミルスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸が挙げられ
る。また、金属石鹸を構成する金属成分としては、アル
カリ金属以外の金属ならば特に制限はなく、例えばアル
ミニウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、ジルコニ
ウム、チタン等が挙げられる。これらの金属石鹸うち一
種または二種以上選択し組み合わせて使用できる。
【0012】水添レシチンとは、卵黄、大豆、コーン、
なたねなどから抽出した天然レシチンおよび合成レシチ
ンに水素添加したものである。表面処理は特開昭60−
69011号公報または特開昭60−184571号公
報記載の公知の方法で行うことができる。金属石鹸処理
法については、例えば次の通り行うとよい。水中に結晶
セルロースを約3〜30%になるよう懸濁し、結晶セル
ロースに対して1.0〜30%相当量の脂肪酸可溶性塩
を加え、均一になるよう充分攪拌する。この懸濁液を攪
拌しながらアルミニウム、マグネシウム、カルシウム、
亜鉛、ジルコニウム、チタン等の可溶性塩の1〜30%
水溶液を脂肪酸可溶性塩に対して1〜3当量になるよう
時間をかけて滴下する。これにより、脂肪酸可溶性塩は
反応し、生じた脂肪酸金属塩は順次結晶セルロース表面
に吸着する。さらに10分間攪拌後、ヌッチェ等でろ過
し、得られたケークを80〜100℃で乾燥することに
より、金属処理結晶セルロースを得ることができる。
【0013】また、水添レシチンン処理は例えば次の通
り行うとよい。水中に結晶セルロースを約3〜30%に
なるよう懸濁し、結晶セルロースに対して1.0〜30
%相当量の水添レシチンを加え、均一になるよう充分攪
拌する。さらに、アルミニウム、マグネシウム、カルシ
ウム、亜鉛、ジルコニウム、チタン等の可溶性塩の1〜
30%水溶液を水添レシチンに対して0.1〜2当量に
なるよう時間をかけて滴下する。これにより、水添レシ
チンは水不溶性金属塩となり、完全に結晶セルロース表
面に吸着する。ヌッチェ等でろ過し、得られたケークを
80〜100℃で乾燥することにより、水添レシチン処
理結晶セルロースを得ることができる。
【0014】表面処理剤は微結晶セルロースに対して1
〜30wt%が望ましい。1wt%未満では処理剤吸着
層の形成が不充分で撥水性および撥油性を発現させるこ
とができず、30wt%を超えると、微結晶セルロース
本来の機能を阻害する。好ましくは5〜20wt%であ
る。表面処理理を行うことにより、前述の微結晶セルロ
ースに撥水性と撥油性の両性質を具備させることが可能
となる。このことは、いわゆる撥水角や撥油角を測定す
ることにより推定することができる。75°以上の場
合、実用上撥水性、撥油性があるとみなされる。流動性
は、安息角を測定することにより推定できる。
【0015】微結晶セルロ−スのほか化粧料として用い
られる成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合
できる。かかる成分のうち、粉体としては、例えば、タ
ルク、マイカ、セリサイト、カオリン、ベントナイト、
バーミキュライト、ヘクトライト、ゼオライト、シリ
カ、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸
カルシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ヒドロキ
シアパタイト、窒化ホウ素、硫酸 バリウム処理マイカ
等の無機体質顔料;球状ナイロン粉末、球状ポリメチル
メタクリレート粉末、球状ポリエチレン粉末、球状ポリ
スチレン粉末、球状ベンゾグアナミン粉末、球状フッ素
樹脂粉末等の球状有機粉末;酸化ジルコニウム被覆ナイ
ロン粉末、酸化チタン被覆ナイロン粉末等の有機−無機
複合化粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔
料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄 等の無機赤色系
顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土
等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボンブラック、低
次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレッ
ト、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化ク
ロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等 の無機緑色
系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタンコ
ーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタンコー
テッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタル
ク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、魚鱗箔等のパー
ル顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の
金属粉末顔料;赤色201号、赤色202号、赤色 204号、赤
色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228 号、赤色405
号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号及び
青色404号などの有機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色
106号、赤色227号、赤色230号、赤色401 号、赤色505
号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色
203号、緑色3号及び青色1号などのジルコニウム、バ
リウムまたはアルミニウムレーキ等の有機着色顔料;ク
ロロフィル、β−カロチン等の天然色素などが挙げられ
る。
【0016】また、粉体以外の成分としては、結合剤や
機能性成分として例えば液体油、固形脂(ワックス)、
半固形油、紫外線遮蔽剤、ポリオール等の保湿剤、水溶
性高分子、油溶性高分子、高分子ラテックス、各種界面
活性剤、香料、酸化防止剤、ビタミン類、ホルモン類等
を使用できる。結合剤として例えば、アラビアゴム、ト
ラガントゴム、ステアリン酸グリセリン、グリセリン、
ブドウ糖、ソルビット等が使用できる。
【0017】液体油としては、通常化粧料等に用いられ
る液体油であれば特に限定されず、例えばアボガド油、
ツバキ油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ホホバ油
等の植物油;オレイン酸、イソステアリン酸等の脂肪
酸;ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール等の
アルコール類;2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン
酸−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−オクチル
ドデシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリ
コール、トリ−2−エ チルヘキサン酸グリセロール、
オレイン酸−2−オクチルドデシル、ミリスチン酸イソ
プロピル、トリイソステ アリン酸グリセロール、トリ
−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸−2
−オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、トリ
イソステアリン酸グリセロ ール、2−エチルヘキサン
酸ジグリセリド、ジ−パラメトキシケイヒ酸−モノ−2
−エチルヘキサン酸グリセリル等のエステル類;ジメチ
ルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン等のシリコン油;流動パラフィン、
スクワレン、スクワラン等の液状炭化水素油等が挙げら
れ、1種または2種以上を混合して用いることができ
る。これら液体油は、使用感、パフ等の用具への取れな
どの点から、全組成中に5%以下の範囲で配合するのが
好ましい。
【0018】本発明の固形化粧料は、各成分を常温また
はわずかに加温して混合した後、圧縮固化して成形する
ことにより製造することができる。そして、固形白粉、
パウダーファンデーション、プレストパウダー、フェイ
スパウダー、頬紅、パウダーアイシャドウ、眉墨などと
して好適に使用することができる。また、圧縮せず、そ
のまま粉状化粧料としても好適に使用することができ
る。
【0019】以下、実施例を挙げて本技術を詳細に説明
する。配合量は 重量%である。実施例に先立ち、評価
方法について説明する。 (金属処理粉体の物性測定) 安息角:セイシン企業製マルチテスターにより測定し
た。 撥水角:粉体を錠剤成形器にて13mm程度のプレート
に成形し、その上から水滴あるいは流動パラフィンを1
滴落し、エルマ社製のゴニオメーター式接触角測定器G
−1で接触角を測定した。 (化粧品としての官能評価)専門パネル10名により1
〜5の5段階の官能評価を下記のそれぞれの項目ごとに
行なった。 取れ、のび 1:悪い 2:やや悪い 3:普通 4:やや良い 5:良い もち(塗布してから2時間後判定した) 1:化粧くずれがひどい 2:化粧くずれしている 3:やや化粧くずれしている 4:ほとんど化粧くずれしていない 5:全く化粧くずれしていない 仕上りのきれいさ 1:非常にきたない 2:きたない 3:普通 4:きれい 5:非常にきれい 結果は10名の5段階評価の平均値で下記のように表し
た。 ◎ :4.5以上 5.0以下 ○ :3.5以上 4.5未満 △ :2.5以上 3.5未満 × :1.5以上 2.5未満 ××:1.0以上 1.5未満
【0020】(金属石鹸処理微結晶セルロースの調製)結
晶セルロース(商品名アビセルPHM06、旭化成株式
会社製)500gを水4Lに投入し、ステアリン酸ソー
ダを35gを加え、十分攪拌し、スラリーとした。これ
に、攪拌しながら硫酸亜鉛の20%水溶液60mlを1
0分間で滴下混合する。その後、10分間攪拌する。そ
の後、ヌッチェで吸引濾過し、乾燥機内で、60℃で3
時間乾燥し、乳鉢で粉砕して試料を得た。この試料につ
いて、物性を測定したところ表1の通りであった。金属
石鹸処理の結果、撥水性、撥油性、流動性が向上した。 (水添レシチン処理微結晶セルロースの調製)結晶セルロ
ース(商品名アビセルPHM06、旭化成株式会社製)
500gを水4Lに投入し、水添卵黄レシチンを35g
を加え、70℃に加熱して十分攪拌し、スラリーとし
た。これに、攪拌しながら硫酸アルミニウムの20%水
溶液60mlを10分間で滴下混合する。その後、10
分間攪拌する。その後、ヌッチェで吸引濾過し、乾燥機
内で、60℃で3時間乾燥し、乳鉢で粉砕して試料を得
た。この試料について、物性を測定したところ表1の通
りであった。水添卵黄レシチン石鹸処理の結果、撥水
性、撥油性、流動性が向上した。
【0021】
【実施例1、比較例1、2】以下の配合で固形白粉を調
製した。 (調製方法)表3の各組成で、タルク、着色顔料をブレ
ンダーで混合する。これに残りの粉体を添加してよく混
合してから防腐剤、酸化防止剤を加え、香料を噴霧して
均一に混ぜる。これを金皿の容器中に圧縮成形して固形
白粉とした。実施例1と比較例1、2の評価結果を表2
に示す。以上、固形白粉化粧品として優れた性状を有す
る。
【0022】
【実施例2、比較例3、4】以下の配合でパウダリーフ
ァンデーションを調製した。 (調製方法)表5の各組成で、タルク、着色顔料をブレ
ンダーで混合する。これに残りの粉体を添加してよく混
合してから防腐剤、酸化防止剤を加え、香料を噴霧して
均一に混ぜる。これを金皿の容器中に圧縮成形してパウ
ダリーファンデーションとした。実施例2と比較例3、
4の評価結果を表6に示す。
【0023】
【実施例3、比較例5】以下の配合で固形頬紅を調製し
た。 (調製方法)表7の各組成で、ブレンダーで混合する。
その後、防腐剤、酸化防止剤を加え、香料を噴霧して均
一に混ぜる。これを圧縮成形して頬紅とした。実施例3
と比較例5の評価結果を表8に示す。
【0024】
【実施例4、比較例6】以下の配合で固形粉末状アイシ
ャドーを調製した。 (調製方法)表9の 粉末をよく混合の後、結合剤を均
一に溶解後、粉末部に加え混合後、圧縮成形する。実施
例4と比較例6の評価結果を表10に示す。
【0025】
【実施例5、比較例7、8】以下の配合で粉白粉を調製
した。 (調製方法)表11の各組成で、タルク、着色顔料をブ
レンダーで混合する。これに残りの粉体を添加してよく
混合してから防腐剤、酸化防止剤を加え、香料を噴霧し
て均一に混ぜる。これを粉砕機で粉砕した後、ふるいを
通す。実施例5と比較例7,8の評価結果を表12に示
す。以上、粉白粉化粧品として優れた性状を有する。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】
【表7】
【0033】
【表8】
【0034】
【表9】
【0035】
【表10】
【0036】
【表11】
【0037】
【表12】
【0038】
【発明の効果】撥水、撥油性に優れ、かつ使用感、特に
肌に対するソフトな感触に優れた化粧用粉体及び該粉体
を含有し、耐水性、耐皮脂性及び耐油性が良好で、皮脂
等による化粧崩れの防止効果に優れ、かつ、肌上での伸
びがよく、使用感、特に肌に対するソフトな感触に優れ
た化粧料を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB232 AB242 AB322 AB432 AB442 AC022 AC122 AC242 AC352 AC442 AD072 AD152 AD261 AD262 AD272 AD352 BB25 BB26 CC01 CC12 CC14 DD17 DD21 EE06 EE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属石鹸または水添レシチンで表面処理
    したことを特徴とする微結晶セルロース粉体
  2. 【請求項2】 微結晶セルロースの平均粒子径が30μ
    m以下である請求項1記載のセルロース粉体
  3. 【請求項3】 L/Dが3以下である、請求項1または
    2記載の微結晶セルロース粉体
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3記載の微結晶
    セルロースを配合してなる化粧料
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