JPH0196110A - 粉末固形化粧料の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明感があり、粉っぽさがなく、化粧肌がき
れいで、ケーキングをすることもなく、しかも、耐衝撃
性に優れた粉末固形化粧料に関する。

〔従来の技術〕

粉末固形化粧料は、タルク、カオリン、マイカ等の体質
顔料が配合されており、使用性、仕上がりを大きく左右
する。最近、つや、透明感のある仕上がり、良好な伸展
性等の特徴を有するという理由で、マイカ類が多量に配
合されるようになってきた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、マイカ類を多量に配合すると、化粧料の
とれが多くなり過ぎ、賦型性が悪（、耐衝撃性が低下す
るという欠点が生ずる。この欠点を解決するために、一
般的には、金属石鹸等の賦型剤を添加するが、化粧料の
伸展性が低下し、更には、ケーキングを生ずるという欠
点が生ずる。

ｃ問題を解決するための手段〕 本発明者等は前記の状況に鑑みて、鋭意研究を重ねた結
果、極めて有用な化粧料の開発に成功し、本発明を完成
するに至った。

即ち本発明は、水溶性高分子及び水分散性高分子よりな
る群から選ばれた一種又は二種以上を０．００１〜０．
０２重量％含有することを特徴とする粉末固形化粧料で
ある。

以下、本発明について詳述する。

本発明は水溶性高分子及び水分散性高分子からなる絣か
ら選ばれた一種または二種以上を０．００１〜０．０２
重量％配合することによって、透明感があり、粉っぽさ
がなく、化粧肌がきれいで、ケーキングをすることもな
く、しかも、耐衝撃性の優れた化粧料を得ることができ
るものである。

本発明で用いる水溶性高分子としては、アラビアゴム、
ベンゾインゴム、カラヤゴム等のガム質、カルボキシメ
チルセルロース、メチルセルロース、ハイドロキシエチ
ルセルロース等のセルロース誘導体、寒天、カゼイン、
デキストリン、ゼラチン・ペクチン、ペクチン酸ナトリ
ウム、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルア
ルコデル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナト
リウム、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミ
ン等が挙げられ、水分散性高分子としては、酢酸ビニル
エマルジョン、アクリル系エマルジョン等が挙げられる
。水溶性高分子及び／又は水分散性高水溶性高分子及び
／又は水分散性高分子は粉末状、で添加しても良いが、
均一性、効果の点から、これらを水又は含水アルコール
溶液を用いる方が望ましい。この場合、■水溶性高分子
及び／又は水分散性高分子の水又は含水アルコール溶液
を粉体基剤に混合後乾燥する方法、■水溶性高分子及び
／又は水分散性高分子を除いた処方で得た８）未化粧品
基剤に前記■の溶液を混合した後乾燥する方法、あるい
は■前記■の粉末化粧品基剤を中皿にプレス成型し、上
記■の溶液を含浸した後に乾燥する方法があるが第３の
方法が最も効果が高い。

第３の方法を用いた場合、含浸後、単にプレスし、又は
吸引しながらプレスした後乾燥してもよい。含水アルコ
ールは、含水率１０％以上が好ましい。免含水率１０％
未稿では、水溶性高分子が熔解しに＜＜、水分散性高分
子が分散しにくくなり、好ましくない。アルコールは、
炭素数３以下の脂肪族アルコールが好ましい。炭素数４
以上では、乾燥性が悪く好ましくない。含浸°させる溶
液量は、らかくなり過ぎ、乾燥後ヒビ割れが生じ、更に
はケーキングも発生しやすくなることから好ましくない
。

又、中皿成型品に溶液を含浸させる場合、中身のちり上
がりあるいは亀裂を生ずることがある。

このとき中皿に１個又は２個以上の穴を底面にあけてお
くと、この現象を抑えることができる。

乾燥は水あるいは含水アルコールが乾燥できれば何度で
も良く、−船釣には３０−１００℃で行う。

本発明の化粧料には、前記の水溶性高分子、水分散性高
分子の他に、通常化粧料に用いられる他の成分を必要に
応じて適宜配合することができる。

例えばタルク、カオリン、セリサイト、白雲母、金雲母
、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、合成フッ素金雲母、バ
ーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
珪ソウ土、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、硫酸バリウム、ケ
イ酸ストロンウム、タングステン酸金属塩、シリカ、ヒ
ドロキシアパタイト、ゼオライト、窒化ホウ素、セラミ
クスパウダー等の無機粉末、ナイロンパウダー、ポリエ
チレンハウター、ポリスチレンパウダー、ベンソス等の
有機粉体、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸
化鉄（ベンガラ）、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料、Ｔ
酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸鉄、黄土等の無機黄色
系顔料、黒酸化鉄、カーホンフラッフ等の無機黒色系顔
料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無
機紫色系顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コ
バルト等の無機緑色系顔料、群青、紺青等の無機青色系
顔料、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化
ビスマス、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク
、魚鱗箔、着色酸化チタン被覆雲母等のパール顔料、ア
ルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔
料、赤色２０１号、赤色２０２号、赤色２０４号、赤色
２０５号、赤色２２０号、赤色２２６号、赤色２２８号
、赤色４０５号、橙色２０３号、橙色２０４号、黄色２
０５号、黄色４０１号及び青色４０４号等の有機顔料、
赤色３号、赤色１０４号、赤色１０６号、赤色２２７号
、赤色２３０号、赤色４０１号、赤色５０５号、橙色２
０５号、黄色４号、黄色５号、黄色２０２号、黄色２０
３号、緑色３号及び青色１号のジルコニウム、バリウム
又はアルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィル、
β−カロチン等の天然色素、スクヮラン、流動パラフィ
ン、ワセリン、マイクロクリスクリンヮッ、クス、オシ
ケライト、セレシン、ミリスチン酸、バルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、セチルア
ルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコー
ル、２−エチルヘキサン酸セチル、バルミチン酸２−エ
チルヘキシル、ミリスチン酸２−オクチルドデシル、ジ
ー２−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ
ー２−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸２−
オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、トリイ
ソステアリン酸グリセロール、トリヤシ油脂肪酸グリセ
ロール、トリー２−エチルヘキサン酸グリセロール、オ
レイン酸２−オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロ
ピル、トリイソステアリン酸グリセロール、トリヤシ油
脂肪酸グリセロール、オリーブ油、アボガド油、ミツロ
ウ、ミリスチン酸ミリスチル、ミンク油、ラノリン等の
各種庚イヒ水素、シリコーン油、高級脂肪酸、油脂類の
エステル類、高級アルコール、ロウ類等の油性成分、ア
ルキンド樹脂、尿素樹脂等の樹脂、カンファ、クエン酸
アセドルトリブチル等の可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、防腐剤、界面活性剤、保“湿剤、香料、増粘剤等
が挙げられる。

本発明による化粧料の形態は、塊状、ケーキ状、ペンシ
ル状等であることができる。

〔実施例〕

次に実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明は
これら実施例に限定されるものではない。

を行った。

第１表 評価結果は１０名の平均値に基づいて、次の記号によっ
て示した。

■・・・・・・・・・・・・・・・４．５以上５．０ま
で○・・・・・・・・・・・・・・・３．５以上４．５
未満△・・・・・・・・・・・・・・・２．５以上３，
５未満×・・・・・・・・・・・・・・・１．５以上２
．５未満××・・・・・・・・・・・・１．０以上１．
５未満また、耐衝撃性については、容器にセットして１
０個横方向に６０ｃｍの高さから鉄板上に落下した場合
、６個以上に異常が見られた場合を×、５個以下の場合
をＯとした。

実施例１　パウダーファンデーション 以下の各成分から、本発明に係るパウダーファンデーシ
ョン×を調整した。

（重量％） １、酸化チタン　　　　　　　　　　　　　８２、　タ
ルク　　　　　　　　　　　　　　８．９９３、白雲母
　　　　　　　　　　　　　６５４、ナイロンパウダー
　　　　　　　　　２５、赤色酸化鉄　　　　　　　　
　　　　０．５６、黄色酸化鉄　　　　　　　　　　　
　１７．黒色酸化鉄　　　　　　　　　　　　０．１８
、　ジメチルポリシロキサン（５ｃｓ）　　　５９、パ
ルミチン酸２−エチルヘキシル　　８１０、セスキオレ
イン酸ソルビタン　　　　１１１、防腐剤　　　　　　
　　　　　　　　０．３１２、香料　　　　　　　　　
０．１ １３、ポリビニルアルコール（２５ｃｓ）　’　　　　
０．０１成分１〜７をヘンシュルミキサ−で混合し、こ
の混合物に対して成分９〜１２を加熱溶解混合したもの
を添加混合した後、５）Ｐバルベヲィザ−（線用ミクロ
ン）で粉砕し、これを底面に４ｍ−の穴が８個あるアル
ミ製の５３ｍｍｆの中皿に１００　ｋｇ／ｃＪの圧力で
成型した後、１３の２倍量ヲ２０部の７０％エタノール
に溶解したものを成型二戸からしみ込ませ含浸させた。

さらに１００　ｋｇ　／　ｃｒＡ　（７）圧力で吸引し
ながらプレス成型した。このとき、アルコール溶液残量
は約１０部であった。これを７０℃で１時間乾燥し本発
明によるパウダーファンデーションＸを得た。

前記成分１３のポリビニルアルコールの代わりにタルク
を同量置き換えた処方で、ポリビニルアルコール溶液を
しみ込ませる工程を除き、同様な方法により、比較用パ
ウダーファンデーションＳを調製した。評価結果を次表
に示す。

第　　　２　　　表 （以下余白） 実施例２　ブラフシャー 以下の各成分から本発明に係るブラフシャーＸ１Ｙ、Ｚ
を調製した。

（重量％） Ｘ　　　Ｙ　　　Ｚ （１）　　タルク　　　　　　１０　　　１０　　　１
０（２）　　絹雲母　　　　　　１３．０９９　１３．
０８　１３．０９（３）合成フッ素金雲母　６５　　　
６５　　　６５（４）　　赤色２２６号　　　　０．４
　　０．４　　０．４（５）　　パール剤　　　　　３
　　３　　３（６）スクワラン　　　　３　　３　　３
（７）パルミチン酸　　　５　　５　　５エチルヘキシ
ル （８）　　防腐剤　　　　　　　０．３　　０．３　　
０．３（９）香料　　　０．２　０．２　０．２（１０
）ポリビニル　　　　　０．００１　０．０２　　０．
００５ピロリドン （１１）ポリアクリル酸　　　　　　　　　　　ｏ、ｏ
ｏｓナトリウム 成分（１）〜（５）をヘンシェルミキサーで混合し、こ
の混合物に対して成分（６）〜（９）を加熱熔解混合し
たものを吹きつけ、更に混合した後、５１−Ｆパルベラ
イザー（線用ミクロン）で粉砕し、４０Ｘ　６０　　の
中クヤＷし 皿に６０に＋ｒ／ｃＩｉの圧力で成型した。この成型品
の表面から成分（１０）、（１１）を２０部の９０％メ
タノールに溶解したものをしみ込ませた後５０℃で２時
間乾燥して本発明のブラッシ中−ｘＳｙ、ｚを得た。

前記成分（１０）の量を０％、ｏ、ｏｏｏｓ％、０．０
５％、（１１）の量を０％とし、絹雲母で１００％調整
すること以外は前記と同様の方法によって比較用ブラフ
シャーＳ、Ｔ、Ｕを調製した。評価結果を次表に示す。

第　　　３　　　表 実施例３　固形おしろい 以下の各成分から、本発明に係る固形おしろいＸを調製
した。

（重量％） １、　タルク ２、合成フッ素金雲母　　　　　　　　５０３、二酸化
チタン　　　　　　　　　　　０．５４、赤色酸化鉄　
　　　　　　　　　　　０．１５、黄色酸化鉄　　　　
　　　　　　　　０．１５６、黒色酸化鉄　　　　　　
　　　　　　０．０１７、　ジメチルポリシロキサン（
２０００ｃｓ）　　４８、ポリオキシエチレンジメチル
　　　１ポリシロキサン　　０．１ ９、防腐剤 １０、香料　　　　　　　　　０．１ １１、酢酸ビニル　　　　　　　　　　　ｏ、ｏｏｓ１
２、ポリビニルアルコール（２５ｃｓ）　　　　０．０
０５成分を１〜６をヘンシェルミキサーで混合し、この
混合物に対して成分７〜１０を加熱溶解混合したものを
添加混合し＃４５＃−＠−添加混合した後、５田パルベ
ライザ−（線用ミクロン）で粉砕し、これを底面に２Ｉ
ＩＩａＩ中の穴が３０個あるアルミ製の６０ｍｍの中皿
に１５０ｋｇ／ｃ＋４の圧力で生成した後１、成分１１
の水エマルジヨン２０部に成分１２を溶解したものを成
型面からしみ込ませ、５０℃で３時間乾燥し、本発明に
係る固形おしろいＸを得た。

前記成分１１．１２の代わりにタルクを同量置き換えた
処方で、ポリビニルアルコール溶解酢酸ビニルエマルジ
ョンをしみ込ませる工程を除き、同様な方法により比較
用固形おしろいＳを調製した。

評価結果を次表に示す。

第　　　４　　　表 〔発明の効果〕 本発明により、透明感があり、粉っぽさがなく、化粧肌
がきれいで、ケーキングせず、耐衝撃性に優れた粉末固
形化粧料が得られる。

勃訃此態人材軸着生毫

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）水溶性高分子及び水分散性高分子よりなる群から
   選ばれた一種又は二種以上を０．００１〜０．０２重量
   ％含有することを特徴とする粉末固形化粧料。
2. （２）水溶性高分子及び／又は水分散性高分子の水又は
   含水アルコール（炭素数３以下の脂肪族アルコールで含
   水率は１０％以上）溶液を粉末化粧料に添加し、乾燥し
   て得られる特許請求の範囲第１項記載の粉末固形化粧料
   。
3. （３）粉末化粧料を中皿にプレス成型後、水溶性高分子
   及び／又は水分散性高分子の水又は含水アルコール溶液
   を含浸させ、場合により、単なるプレス又は吸引しつつ
   プレスをすることを特徴とする特許請求の範囲第２項記
   載の粉末固形化粧料。
4. （４）底面に穴を有する中皿を使用することを特徴とす
   る特許請求の範囲第３項記載の粉末固形化粧料。