JP2003146152A - 車輌用電源回路装置 - Google Patents

車輌用電源回路装置

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JP2003146152A JP2001347178A JP2001347178A JP2003146152A JP 2003146152 A JP2003146152 A JP 2003146152A JP 2001347178 A JP2001347178 A JP 2001347178A JP 2001347178 A JP2001347178 A JP 2001347178A JP 2003146152 A JP2003146152 A JP 2003146152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌の蓄電装置から燃料加熱装置、触媒加熱
装置、電動ポンプ等に至る主導電経路のオンオフにリレ
ーが用いられるとき、リレーによって装置への電流供給
を遮断している間、オフとされたリレーを別途に利用し
て、たとえ電源回路の一部に短絡が生じても装置へ誤っ
て通電が行われないようにし、また短絡や断絶の発生時
にその検出を容易にする。 【解決手段】 上記のリレーがオフとされたとき、主導
電経路のリレーより電力消費装置の側にある部分を接地
する接地手段を設ける。リレーが直列に二つ設けられる
ときには、電力消費装置に近い側にあるリレーに対し接
地手段を設け、主導電経路の電圧レベルをモニターす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌に於いて、バ
ッテリ等の蓄電装置より燃料加熱装置、触媒加熱装置、
電動ポンプ等の電力消費装置へ電力を選択的に供給する
ことを制御する車輌用電源回路装置に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌に於いては、内燃機関の
冷温始動時に噴射燃料を加熱する燃料インジェクタヒー
タ、排気浄化触媒が暖機するまで触媒を加熱する触媒加
熱ヒータ、オイルポンプやエアポンプの如き電動ポンプ
等の電力消費装置が、バッテリ等の蓄電装置から供給さ
れる電力により選択的に作動されるようになっている。
かかる電力消費装置への蓄電装置からの電力の供給は、
現在の車輌に於いては、一般にコンピュータを備えた電
気式車輌運転制御装置からの指令信号によりオン(導通
状態)とオフ(遮断状態)との間に切り換わるリレーを
備えた電源回路装置により行なわれている。
【0003】この種の車輌に於ける電力消費装置の作動
は、基本的には電気式車輌運転制御装置の制御判断に基
づいて制御されてよいが、電力消費装置の作動環境は車
輌運転制御装置の判断が及ばないところで変化すること
があり、また各種装置、特に発熱装置およびその周辺装
置には加熱による故障も発生しやすい。また電気式車輌
運転制御装置の作動には外乱による誤作動もある。かか
る外乱を考慮して、特開平8−326527には、内燃
機関の排気通路に設けられた電気加熱式触媒の電気ヒー
タへの通電制御に於いて、電気ヒータの電源回路に、運
転制御装置によりオンオフ制御されるリレーに対し直列
に他の一つのリレーを挿入し、この後者のリレーを電気
ヒータの通電条件を検知して別途にオンオフ制御するこ
とが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】蓄電装置より触媒の電
気ヒータ等の電力消費装置へ電流を導く主導電経路の途
中に、二つのリレーが直列に挿入されていれば、それぞ
れのリレーのオンオフ条件はともかくとして、電力消費
装置を作動させるべきでないときには、いずれのリレー
をオフとすることによっても電力消費装置の電源を遮断
することができ、電力消費装置の保安を計る上でより高
い確実性が得られる。
【0005】しかし、それでも尚、これらのリレーを含
む電源回路に誤作動や溶着等による短絡異常が生じ、二
つのリレーのいずれか一方あるいは両方がオフに切り換
えられても、電力消費装置が電源装置より制御不能の電
力供給を受け、電力消費装置が損傷を起こす恐れは、完
全には解消されない。
【0006】本発明は、車輌に於ける電力消費装置の電
源をオンオフすることについて、リレーをオフにするこ
とにより電力消費装置への電流の供給を遮断するだけで
なく、リレーがオフとされたときには、たとえ電源回路
の一部に溶着等による短絡異常が生ずることにより電力
消費装置へ誤って通電が行われようとしても、リレーの
オフへの切り換えを更に別途有効に利用して、電力消費
装置へ誤った通電が行なわれることをより確実に防止す
ることを主たる課題としている。
【0007】更に、本発明は、車輌用電源回路装置が上
記の如きリレーの二重設置構造を有するとき、該リレー
二重設置構造により得られる特性を利用して、電源回路
の一部あるいは電力消費装置に異常が発生したときに
は、上記の如き短絡異常の発生を検出するだけでなく、
かかる車輌用電源回路に生ずる可能性のある他の短絡異
常や断絶異常をも検出することができるようにすること
を追加の課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の主たる課題を解決
するため、本発明は、蓄電装置より電力消費装置への電
力の選択的供給を制御する車輌用電源回路装置にして、
オンとオフの間に切り換えられるリレーを含み前記電源
装置より前記電力消費装置へ電流を導く主導電経路と、
前記リレーがオフとされたとき前記主導電経路のうちの
該リレーより前記電力消費装置の側にある部分を接地す
る接地手段とを有することを特徴とする車輌用電源回路
装置を提案するものである。
【0009】更に、本発明は、上記の追加の課題を解決
するため、前記リレーは前記電源装置より前記電力消費
装置へ向かう順に直列に接続された第一および第二のリ
レーを含み、前記接地手段は前記第二のリレーがオフと
されたとき前記主導電経路のうちの該第二のリレーより
前記電力消費装置の側にある後半部を接地するように
し、更に、前記第一および第二のリレーのオンオフと前
記主導電経路後半部の電圧レベルより、自身の短絡異常
または断絶異常の有無を判断する電圧モニター手段を設
けることを提案するものである。
【0010】前記電圧モニター手段は、前記第二のリレ
ーがオフの状態にあって、前記主導電経路後半部に所定
のモニター電圧を印加したとき、該主導電経路後半部が
呈する電圧が所定の第一のしきい値以上であることによ
って、前記接地手段に断絶異常があると判断するように
なっていてよい。
【0011】前記電圧モニター手段は、前記第一のリレ
ーがオフの状態にあり且つ前記第二のリレーがオンの状
態にあって、前記主導電経路後半部に所定のモニター電
圧を印加したとき、該主導電経路後半部が呈する電圧が
実質的に0であることによって、該主導電経路後半部に
接地短絡が生じていると判断するようになっていてよ
い。
【0012】更にまた、前記電圧モニター手段は、前記
第一のリレーがオフの状態にあり且つ前記第二のリレー
がオンの状態にあって、前記主導電経路後半部に所定の
モニター電圧を印加したとき、該主導電経路後半部が呈
する電圧が所定の第二のしきい値以上であることによっ
て、該電経路後半部および前記電力消費装置の少なくと
も一方に断絶異常があると判断するようになっていてよ
い。
【0013】更にまた、上記の如き車輌用電源回路装置
は、前記蓄電装置より前記電力消費装置への電力の供給
を開始するときには、前記第二のリレーがオフよりオン
にされる時点より遅れて前記第一のリレーがオフよりオ
ンにされ、前記蓄電装置より前記電力消費装置への電力
の供給を停止するときには、前記第二のリレーがオンよ
りオフにされる時点より遅れて前記第一のリレーがオン
よりオフにされるようになっていてよい。
【0014】
【発明の作用及び効果】蓄電装置より電力消費装置への
電力の選択的供給を制御する車輌用電源回路装置が、オ
ンとオフの間に切り換えられるリレーにより電源装置よ
り電力消費装置へ電流を供給する主導電経路の導通また
は遮断を制御するよう構成されているとき、該リレーが
オフとされたとき主導電経路の該リレーより電力消費装
置の側にある後半部を接地する接地手段を有していれ
ば、電源装置より電力消費装置への電流の供給が停止さ
れるべきときには、電力消費装置は上記の接地手段によ
り自動的に接地されることとなり、電力消費装置は好ま
しからざる通電より確実に保護される。
【0015】更にまた、前記リレーが前記電源装置より
前記電力消費装置へ向かう順に直列に接続された第一お
よび第二のリレーを含み、前記接地手段は前記第二のリ
レーがオフとされたとき前記主導電経路のうちの該第二
のリレーより前記電力消費装置の側にある後半部を接地
するようになっているときには、前記第二のリレーは前
記第一のリレーがオフとされることにより前記電源装置
から遮断されるので、第二のリレーのオンオフに関連す
る前記接地手段について、その作動制御あるいは故障チ
ェックに関し大きな可能性が生まれる。
【0016】また、かかる第一および第二のリレーのオ
ンオフと主導電経路後半部の電圧レベルより、自身の短
絡異常または断絶異常の有無を判断する電圧モニター手
段が設けられていれば、かかる電圧モニター手段によ
り、回路装置または電力消費装置に以下に例を上げるよ
うな短絡異常または断絶異常が生じたとき、これを直ち
に検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して本発明
を実施例について詳細説明する。
【0018】図1は、車輌に於ける蓄電装置10より燃
料インジェクタヒータ、排気触媒加熱ヒータ、オイルポ
ンプあるいはエアポンプの如き電力消費装置20へ選択
的に電力の供給を行なうための、本発明による車輌用電
源回路装置を、一つの実施例として示す概略図である。
30および40はそれぞれ第一および第二のリレーであ
り、図示の実施例では、それぞれ一方の端子31、41
の周りに回動する接極子32、42がコイル33、43
の通電時にこれに吸引されて他方の端子34、44に当
接した閉位置にもたらされて、端子31、41と端子3
4、44間を電気的に接続する「オン」の状態となり、
一方、コイル33、43が通電されていないときには、
接極子32、42は図には示されていないばねによりに
図示の如く端子34、44より離れた開位置へ付勢され
て、端子31、41と端子34、44間を電気的に断絶
する「オフ」の状態となるように構成されている。ま
た、リレー40に於いては、更に接極子42は、開位置
にもたらされたとき、他の一つの端子45に当接するよ
うになっている。
【0019】マイナス端子50にて接地された蓄電装置
10のプラス端子52は、ヒューズ54を含む主導電経
路前半部56を経て、リレー30の入口側端子34と接
続されている。リレー40の出口側端子31は、主導電
経路中間部58を経て、リレー40の入口側端子44と
接続されている。リレー40の出口側端子41は、主導
電経路後半部60を経て、電力消費装置20のプラス端
子62に接続されている。電力消費装置20のマイナス
端子64は接地されている。
【0020】リレー30のコイル33およびリレー40
のコイル43は、コンピュータを備えた電気式車輌運転
制御装置66に組み込まれたリレー1駆動回路およびリ
レー2駆動回路より、それぞれ出力端子68と導電経路
70および出力端子72と導電経路74を経て供給され
る励磁電流により励磁されるようになっている。コイル
33および43の他端は、リレー40の端子45と共
に、接地されている。電気式車輌運転制御装置66に
は、更に電圧モニター回路が組み込まれており、その出
力端子76は、ヒューズ78を含む導電経路80を経
て、主導電経路後半部60に接続されている。電圧モニ
ター回路は、適当な抵抗値の抵抗要素を介して5ボルト
程度の定電圧を端子76に付加すると共に、端子76に
於ける電圧レベルを測定する手段であり、蓄電装置10
からの電圧が主導電経路後半部60にかかっていない状
態では、主導電経路後半部60の接地状態をチェック
し、また主導電経路後半部60や電力消費装置20に断
絶があるいは接地短絡が生じたときにはそれを検出し、
また蓄電装置10からの電圧が主導電経路後半部60に
かかっているときには、主導電経路後半部60に於ける
電圧レベルが正常であるか否かをチェックするものであ
り、その作動については後程図3を参照して詳述する。
【0021】尚、電力消費装置20が噴射燃料を加熱す
る燃料加熱ヒータである場合には、それは通常内燃機関
の各気筒に対し気筒毎に個別に設けられるので、多気筒
内燃機関の場合には、図1に示す如き回路は、蓄電装置
10および車輌運転制御装置66の主要部を除き、各気
筒に個別に対応して設けられる。あるいは、そのような
場合には、リレー30を全気筒に対し共通の一つのリレ
ーとして設け、リレー40以下の部分を各気筒に対し個
別に設けてもよい。
【0022】また、図1の実施例に於いては、リレー4
0の接極子42は端子41の周りに回動するようになっ
ているが、リレー40は、それがオフになるときには、
図2に示す如く接極子42aがオン側の端子44および
41aの両方から離れ、これらオン側の端子に向かい合
ったオフ側の端子45および46に当接するようになっ
ていてもよい。この場合には、端子45を図1の実施例
に於けると同様に接地しておくとすると、端子46を主
導電経路後半部60に接続しておけばよい。
【0023】以上いずれの構成に於いても、リレー40
がオフとされたときには、該リレーより電力消費装置2
0の側にある主導電経路後半部60が蓄電装置10から
遮断されるだけでなく、主導電経路後半部60はオフと
されたリレー40により接地されるので、たとえ蓄電装
置10から別途に主導電経路後半部60へ通じる何らか
の短絡異常が生じても、電力消費装置20がそのような
短絡電流により損傷を受けることが回避される。
【0024】図3は、図1に示す車輌用電源回路を車輌
運転制御装置66により制御して蓄電装置10より電力
消費装置20へ電力を選択的に供給し、その際、電圧モ
ニター回路により電源回路が正常に作動しているか否か
を検出する要領の一つの実施例を示す線図である。
【0025】先ず、リレー30および40のいずれもが
オフ(遮断状態)とされている電力消費装置の非作動時
には、主導電経路後半部60はリレー40の端子45を
経て接地されているので、電圧モニター回路が検出する
電圧レベルは0の筈である。従って、リレー30および
40のいずれもがオフのとき(あるいは少なくともリレ
ー40がオフとされたとき)の電圧モニター回路の検出
電圧レベルに対するしきい値をVoの如く適当に小さな
正の値として設定しておくことにより、リレー40がオ
フのとき電力消費装置20を接地しておく接地回路に断
絶や導通不良(例えば接極子42と端子45の接触不
良)が生じたとき、電圧モニター回路の検出電圧レベル
がしきい値Voを上回ることによりそれを検出すること
ができる。
【0026】次に、車輌運転制御装置66により電力消
費装置20を新たに作動させるべきことが判断される
と、時刻t1にて先ずリレー2駆動回路によりにリレー
40のコイル43が通電される。コイル43が通電され
ると、接極子42はコイル43により吸引されて端子4
5より離れ、端子44に当接する。接極子42が端子4
5より離れると、主導電経路後半部60の接地が解除さ
れるので、電圧モニター回路より主導電経路後半部60
に印加された電圧は電力消費装置20にかかるようにな
り、モニター電圧は、回路装置および電力消費装置20
が正常であるときには、電力消費装置を経て流れるモニ
ター電流の大きさに応じて所定の電圧レベルVmを呈す
る。従って、この間、即ちリレー30は未だオフであっ
てリレー40のみがオンとされている間に、電圧モニタ
ー回路の検出電圧レベルが0であるときには、主導電経
路後半部60に接地短絡(例えば端子45への接極子4
2の溶着)が生じていることが分かる。
【0027】また、主導電経路後半部60および電力消
費装置20が正常であるならば、電圧モニター回路から
電力消費装置を通って電流が流れることにより、上記の
電圧レベルVmは、電圧モニターが有する上記の5ボル
ト程度の定電圧レベルより必ず低くなる筈である。そこ
で、この期間に電圧モニター回路の検出電圧レベルに対
しVsの如きVmを上回る適当なしきい値を設定してお
くことにより、電圧モニター回路がこれより高い電圧レ
ベルを検出するときには、主導電経路後半部60より電
力消費装置を通って接地に至る経路のどこかに断絶が生
じていることが分かる。また、当然のことながら、リレ
ー30が未だオフであるこの期間に主導電経路後半部6
0の電圧レベルが電源装置の電圧レベル近くまで異常に
上昇したときには、リレー30に関連して短絡異常があ
ることが分かる。
【0028】次いで、時刻t1より例えば100ms程
度の時間遅れをもって時刻t2にてリレー30がオン
(導通状態)とされる。これにより、回路装置および電
力消費装置20が正常に作動していれば、蓄電装置10
より電力消費装置への主導電経路56、58、60を通
る正規の電力供給が行なわれる。リレー30および40
がいずれもオンとされたときには、電圧モニター回路が
検出すべき電圧レベルは、蓄電装置10の規定出力電圧
レベルVbとなる筈である。従って、このとき電圧モニ
ター回路が検出する電圧レベルがVb以下に大きく低下
することは、主導電経路のどこかに接地短絡が生じたこ
とを示唆する。かかる接地短絡は、モニター電圧に対し
適当な所定のしきい値Vtを設定しておくことにより検
出することができる。
【0029】電力消費装置の作動が停止されるべきとき
には、時点t3にて先ずリレー40がオフとされる。リ
レー40がオフとされれば、主導電経路後半部60に於
ける電圧レベルは0に下がる筈である。このときもしモ
ニター電圧レベルが前述のVo以上であれば、リレー4
0がオフとされることにより主導電経路後半部60を再
び接地する回路の接続が正常に達成されなかったことが
分かるので、接地回路の復帰時の作動不良を直ちに検出
することができる。
【0030】電力消費装置の作動を停止するとき、リレ
ー30および40は同時にオフとされてもよいが、図示
の例の如くリレー30をオフにする時点t4を時点t3
より例えば100ms程度遅らせるように、これら二つ
のリレーをオフにする時点の間に時間差を設ければ、い
ずれかのリレーのオンオフ作動に故障が生じたとき、電
圧モニター回路によりそれを個別に検出することができ
る。この場合、電力消費装置の作動開始時には、リレー
30に先立ってリレー40をオンにすることに上述の如
き格別の作用効果があるので、燃料消費装置の作動終了
時には、図示の実施例の如くリレー40より遅らせてリ
レー30をオフとすることにより、リレー30と40の
オンオフ関係が燃料消費装置の作動開始時とは逆になる
ようにし、リレーのオンオフ作動に関する個別チェック
の可能性を広げることができる。
【0031】以上に於いては本発明を一つの実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明がかかる実施例にのみ限
られるものではなく、本発明の範囲内にて他に種々の実
施例が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車輌用電源回路装置の一つの実施
例を示す概略図。
【図2】図1に示す車輌用電源回路装置の一部について
の変更例を示す概略図。
【図3】図1に示す車輌用電源回路装置の作動における
故障検出要領の例を示す線図。
【符号の説明】
10…電源装置 20…電力消費装置 30…第一のリレー 40…第二のリレー 66…車輌運転制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 英樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G084 BA00 DA00 DA28 DA31 EB22 EB23 FA00 5G057 AA05 AA14 BB07 BD06 XX20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄電装置より電力消費装置への電力の選択
    的供給を制御する車輌用電源回路装置にして、オンとオ
    フの間に切り換えられるリレーを含み前記電源装置より
    前記電力消費装置へ電流を導く主導電経路と、前記リレ
    ーがオフとされたとき前記主導電経路のうちの該リレー
    より前記電力消費装置の側にある部分を接地する接地手
    段とを有することを特徴とする車輌用電源回路装置。
  2. 【請求項2】前記リレーは前記電源装置より前記電力消
    費装置へ向かう順に直列に接続された第一および第二の
    リレーを含み、前記接地手段は前記第二のリレーがオフ
    とされたとき前記主導電経路のうちの該第二のリレーよ
    り前記電力消費装置の側にある後半部を接地するように
    なっていること特徴とする請求項1に記載の車輌用電源
    回路装置。
  3. 【請求項3】前記第一および第二のリレーのオンオフと
    前記主導電経路後半部の電圧レベルより、自身の短絡異
    常または断絶異常の有無を判断する電圧モニター手段を
    有すること特徴とする請求項2に記載の車輌用電源回路
    装置。
  4. 【請求項4】前記電圧モニター手段は、前記第二のリレ
    ーがオフの状態にあって、前記主導電経路後半部に所定
    のモニター電圧を印加したとき、該主導電経路後半部が
    呈する電圧が所定の第一のしきい値以上であることによ
    って、前記接地手段に断絶異常があると判断するように
    なっていることを特徴とする請求項3に記載の車輌用電
    源回路装置。
  5. 【請求項5】前記電圧モニター手段は、前記第一のリレ
    ーがオフの状態にあり且つ前記第二のリレーがオンの状
    態にあって、前記主導電経路後半部に所定のモニター電
    圧を印加したとき、該主導電経路後半部が呈する電圧が
    実質的に0であることによって、該主導電経路後半部に
    接地短絡が生じていると判断するようになっていること
    を特徴とする請求項3または4に記載の車輌用電源回路
    装置。
  6. 【請求項6】前記電圧モニター手段は、前記第一のリレ
    ーがオフの状態にあり且つ前記第二のリレーがオンの状
    態にあって、前記主導電経路後半部に所定のモニター電
    圧を印加したとき、該主導電経路後半部が呈する電圧が
    所定の第二のしきい値以上であることによって、該電経
    路後半部および前記電力消費装置の少なくとも一方に断
    絶異常があると判断するようになっていることを特徴と
    する請求項3〜5のいずれかに記載の車輌用電源回路装
    置。
  7. 【請求項7】前記電圧モニター手段は、前記第一のリレ
    ーおよび前記第二のリレーが共にオンの状態にあって、
    前記主導電経路後半部が呈する電圧が前記電源装置の電
    圧より実質的に低いことによって、前記第一および第二
    のリレーを含む主導電経路に接地短絡があると判断する
    ようになっていることを特徴とする請求項3〜6のいず
    れかに記載の車輌用電源回路装置。
  8. 【請求項8】前記蓄電装置より前記電力消費装置への電
    力の供給を開始するときには、前記第二のリレーがオフ
    よりオンにされる時点より遅れて前記第一のリレーがオ
    フよりオンにされ、前記蓄電装置より前記電力消費装置
    への電力の供給を停止するときには、前記第二のリレー
    がオンよりオフにされる時点より遅れて前記第一のリレ
    ーがオンよりオフにされるようになっていることを特徴
    とする請求項2〜7のいずれかに記載の車輌用電源回路
    装置。
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