JP2014053265A - 電源装置 - Google Patents

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貴史 川上
Katsuya Ikuta
勝也 生田
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Abstract

【課題】変換部を介したバッテリから負荷への給電経路とは異なる給電経路に設けられたスイッチ(リレー接点)が有する複数の端子夫々の周りに厚い酸化皮膜が形成されることがない電源装置の提供。
【解決手段】抵抗R1の一端子に、抵抗R2及びコンデンサC1夫々の一端子が接続しており、抵抗R2及びコンデンサC1夫々の他端子は、接地によってバッテリ13の負極端子に接続している。リレー接点2は、切換スイッチであり、負荷11の一端子に、バッテリ13の正極端子(又は抵抗R1の他端子)を接続することによって、バッテリ13の正極端子、及び、負荷11の一端子間の一の給電経路の接続(又は遮断)を行う。バッテリ13の正極端子、及び、負荷11の一端子間の他の給電経路に設けられた変換部12は、バッテリ13の出力電圧を変換して負荷11に印加し、リレー接点2が行う接続/遮断に応じて変換の停止/動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、安定した電力を継続的に負荷に供給することができる電源装置に関する。
現在、走行を停止した場合にエンジンを停止し、走行を再開する場合にスタータによってエンジンを再始動して燃費を効率的に消費するアイドリングストップ機能付の車両が普及している。
この車両に搭載されている電源装置では、スタータと、ライト及びワイパー等の負荷とはバッテリによって給電される。スタータが作動した場合、スタータは大きな電力を必要とするため、バッテリの出力電圧が大きく低下し、負荷の機能が低下する。
特許文献1には、安定した電力を継続的に負荷に供給することができる電源装置が開示されている。特許文献1に記載の電源装置は、バッテリの正極端子、及び、負荷の一端子間の一の給電経路の接続/遮断を行うスイッチと、バッテリの正極端子、及び、負荷の一端子間の他の給電経路に設けられた変換部、例えばDC/DCコンバータとを備える。変換部は、負荷の一端子の電圧を監視しており、バッテリの出力電圧を所定電圧に変換して負荷に印加する。スイッチが行う接続/遮断、及び、変換部が行う変換の停止/動作は、制御装置によって制御される。
制御装置は、スタータが停止している場合、スイッチに前記一の給電経路の接続を、変換部に変換の停止を行わせる。これにより、スイッチを介してバッテリから負荷に給電される。また、制御装置は、スタータが作動する場合、スイッチに遮断を、変換部に変換の動作を行わせる。これにより、負荷には変換部が所定電圧に変換したバッテリの出力電圧が印加され、スタータが作動した場合であっても、負荷には安定した電力が継続的に供給される。
しかしながら、特許文献1に記載の電源装置では、スイッチが行った接続/遮断の誤動作を検知することができないという問題がある。
接続/遮断の誤動作により、制御装置は、例えば、スイッチが前記一の給電経路を接続している状態で変換部に変換の動作を行わせる虞がある。この場合、バッテリの正極端子、及び、負荷の一端子間は短絡されているため、変換部がバッテリの出力電圧を変換する動作を行っても、負荷に印加される電圧は変化しない。
従って、バッテリの出力電圧が所定電圧よりも低い場合、変換部は負荷に所定電圧を印加しようと、バッテリの出力電圧を昇圧する動作を際限なく繰り返し、変換部が故障する虞がある。
スイッチとして機能するリレー接点による接続/遮断の誤動作を検知することができる従来の電源装置が提案されている。図3は、従来の電源装置の要部構成を示す回路図である。この電源装置7は、リレー70、負荷71、変換部72、バッテリ73、スタータ74、制御装置75及び抵抗R8,R9を備える。リレー70は、c接点タイプのリレーであり、リレー接点8及びリレーコイル9を有する。また、リレー接点8は、切換スイッチであり、COM(common)端子80、NC(Normally Close)端子81及びNO(Normally Open)端子82を有する。
COM端子80は、ランプ又はワイパー等の負荷71の一端子、及び、変換部72の出力端子夫々に接続され、NC端子81は、変換部72の入力端子、バッテリ73の正極端子、及び、スタータ74の一端子夫々に接続される。NO端子82には、抵抗R8の一端子に接続され、抵抗R8の他端子は抵抗R9の一端子に接続される。
変換部72のグランド端子、バッテリ73の負極端子、並びに、負荷71、スタータ74及び抵抗R9の他端子夫々は接地されている。制御装置75は、抵抗R9の抵抗R8側の端子と、リレーコイル9の両端子とに各別に接続されている。
リレー70において、リレーコイル9への通電が停止された場合、COM端子80に接続される端子がNC端子81に切換えられ、リレーコイル9が通電された場合、COM端子80に接続される端子がNO端子82に切換えられる。
制御装置75は、COM端子80がNC端子81に接続してあり、変換部72に変換を停止させている状態で、スタータ74の作動が開始することを示す事前信号を受信した場合、リレーコイル9に通電してCOM端子80に接続するリレー接点2の端子をNC端子81からNO端子82に切換えてリレー接点8に遮断を行わせ、変換部72に変換の動作を行わせる。変換部72は、バッテリ73によって入力端子に印加されたバッテリ73の出力電圧を所定電圧に変換し、出力端子から変換した所定電圧を負荷71に印加する。
このため、スタータ74が作動した場合であっても、変換部72は所定電圧を負荷71に印加し続け、負荷71の機能が低下することはない。制御装置75は、図示しないエンジンの作動を示す作動信号を受信した場合、リレーコイル9への通電を停止し、COM端子80に接続するリレー接点2の端子をNO端子82からNC端子81に切換えてリレー接点8に接続を行わせる。
制御装置75は、抵抗R9の抵抗R8側の端子に印加された電圧を検出する。変換部72による変換が停止している状態でリレー接点8におけるCOM端子80がNC端子81に接続している場合、抵抗R9の抵抗R8側の端子の電圧は略ゼロである。また、リレー接点8の誤動作によって、変換部72による変換が停止している状態でCOM端子80がNO端子82に接続している場合、バッテリ73は、停止中の変換部72を介して抵抗R8,R9の直列回路に出力電圧を印加し、抵抗R9の抵抗R8側の端子における電圧はゼロを超える。
制御装置75では、変換部72に変換を停止させてリレーコイル9に通電していない状態で、リレー接点8の誤動作によってCOM端子80にNO端子82が接続している場合に必ず超える一の閾値が設定してある。制御装置75は、変換部72に変換を停止させてリレーコイル9に通電していない状態で検出した電圧が一の閾値以上である場合、リレー接点8が誤って遮断を行っていることを検知することができる。
なお、変換部72による変換が停止している状態でリレー接点8のCOM端子80がNC端子81に接続している場合、変換部72のインピーダンスが大きいため、バッテリ73は、リレー接点8を介して負荷71に給電する。
また、変換部72による変換の動作が行われている状態でリレー接点8のCOM端子80がNO端子82に接続している場合、変換部72が所定電圧に変換したバッテリ73の出力電圧が抵抗R8,R9によって分圧され、抵抗R9の抵抗R8側の端子には分圧された電圧が印加される。また、リレー接点8の誤動作によって、変換部72による変換の動作が行われている状態でリレー接点8のCOM端子80がNC端子81に接続している場合、抵抗R9の一端子における電圧は略ゼロである。
制御装置75では、変換部72に変換の動作を行わせてリレーコイル9に通電している状態で、リレー接点8のCOM端子80がNO端子82に接続している場合に必ず超える他の閾値が設定してある。制御装置75は、変換部72に変換の動作を行わせてリレーコイル9に通電している状態で検出した電圧が他の閾値未満である場合、リレー接点8が誤って接続を行っていることを検知することができる。
制御装置75は、接続/遮断の誤動作を検知した場合に、使用者への報知、又は、変換部72の停止等を行うことによって、変換部72の故障等を未然に防止することができる。
特開2010−183755号公報
リレー接点8が有するCOM端子80、NC端子81及びNO端子82夫々は空気に触れているため、COM端子80、NC端子81及びNO端子82夫々の周りに酸化皮膜が形成され、空気と接触している時間が長くなるにつれて酸化皮膜が厚くなる。COM端子80、NC端子81及びNO端子82夫々に形成される酸化皮膜は抵抗として作用し、該抵抗の抵抗値は酸化皮膜が厚い程大きい。従って、酸化皮膜が厚くなるにつれて、COM端子80、NC端子81及びNO端子82夫々を介して流れる電流が少なくなり、最終的には、COM端子80、NC端子81及びNO端子82夫々を介して電流が流れなくなる。
COM端子80、NC端子81及びNO端子82夫々に形成される酸化皮膜は、これらの端子夫々に多量の電流が流れた場合、酸化皮膜に発生する熱等によって除去される。COM端子80及びNC端子81については、COM端子80にNC端子81が接続している場合、バッテリ73は、給電するために負荷71に多量の電流、例えば数A以上の電流を流すため、COM端子80及びNC端子81夫々の周りに厚い酸化皮膜が形成されることはない。
しかしながら、電源装置7では、COM端子80にNO端子82が接続している場合に抵抗R8,R9に流れる電流を少なくして、誤動作の検知で消費する電力を低くするために、抵抗R8,R9の抵抗値は大きい。この場合、NO端子82には、微小電流、例えば数mAの電流しか流れず、NO端子82の周りに形成される酸化皮膜が除去されることはない。
このため、従来の電源装置7には、NO端子82の周りに厚い酸化皮膜が形成されて、NO端子82を介して抵抗R8,R9に電流が流れず、制御装置75がリレー接点8による接続/遮断を検知することができない虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、変換部を介したバッテリから負荷への給電経路とは異なる給電経路に設けられたスイッチ(リレー接点)が有する複数の端子夫々の周りに厚い酸化皮膜が形成されることがない電源装置を提供することにある。
本発明に係る電源装置は、バッテリ及び負荷夫々の一端子間の一の給電経路の接続/遮断を行うスイッチと、前記一端子間の他の給電経路に設けられ、前記バッテリの出力電圧を変換して前記負荷に印加し、前記スイッチが行う接続/遮断に応じて変換の停止/動作を行う変換部とを備える電源装置において、第1抵抗と、夫々の一端子が該第1抵抗の一端子に接続され、夫々の他端子が前記バッテリの他端子に接続される第2抵抗及びコンデンサとを備え、前記スイッチは、前記負荷の一端子に、前記バッテリの一端子、又は、前記第1抵抗の他端子を選択的に接続する切換スイッチであることを特徴とする。
本発明にあっては、スイッチはバッテリ及び負荷夫々の一端子間の一の給電経路の接続/遮断を行う。変換部は、バッテリ及び負荷夫々の一端子間の他の給電経路に設けられており、バッテリの出力電圧を変換して負荷に印加し、スイッチが行う接続/遮断に応じて変換の停止/動作を行う。第1抵抗の一端子には第2抵抗及びコンデンサ夫々の一端子が接続され、第2抵抗及びコンデンサ夫々の他端子にはバッテリの他端子が接続される。スイッチは、切換スイッチであり、負荷の一端子にバッテリの一端子、又は、前記第1抵抗の他端子を選択的に接続する。
スイッチは、負荷の一端子にバッテリ夫々の一端子を接続することによって一の給電経路を接続する。スイッチによって一の給電経路が接続され、かつ、変換部が変換の停止を行っている場合、スイッチでは、負荷及びバッテリ夫々の一端子に接続する端子にバッテリから負荷への多量の電流が流れる。このため、スイッチにおいて、負荷及びバッテリ夫々の一端子に接続する2つの端子の周りに形成してある酸化皮膜が除去され、該2つの端子夫々の周りに厚い酸化皮膜が形成されることはない。
スイッチが負荷の一端子にバッテリの一端子を接続している間、コンデンサは、コンデンサと閉回路を構成する第2抵抗に放電し、コンデンサに蓄積されている電荷が放出される。
スイッチは、負荷の一端子に第1抵抗の他端子を接続することによって一の給電経路を遮断する。スイッチによって一の給電経路が遮断され、かつ、変換部が変換の動作を行っている場合、変換部が変換したバッテリの出力電圧が負荷に印加されると共に、電流が変換部から負荷の一端子に接続するスイッチの端子、及び、第1抵抗の他端子に接続するスイッチの端子に流れる。
第1抵抗を流れた電流は、最初、電荷が放出されているコンデンサに流れる。スイッチが負荷の一端子に第1抵抗の他端子を接続した直後において、コンデンサは導線のように作用する。このため、変換部が変換したバッテリの出力電圧の値を、第1抵抗の抵抗値で割った値で決まる多量の電流が負荷の一端子に接続されるスイッチの端子と、第1抵抗の他端子に接続されるスイッチの端子とに流れ、これらのスイッチの端子夫々の周りに形成してある酸化皮膜が除去される。従って、負荷の一端子に接続されるスイッチの端子、及び、第1抵抗の他端子に接続されるスイッチの端子夫々の周りに厚い酸化皮膜が形成されることはない。
その後、第1抵抗を流れる電流の値は、コンデンサに電荷が蓄積されるにつれて徐々に低下する。コンデンサが満充電となった後、変換部が変換したバッテリの出力電圧の値を、第1及び第2抵抗夫々の抵抗値の合計で割った値で決まる微小電流が、スイッチが切換られるまで、第1及び第2抵抗に流れる。このため、第1及び第2抵抗で消費される電力は小さい。
本発明に係る電源装置は、前記第1抵抗の抵抗値は10Ω以下であり、前記変換部が前記負荷に印加する電圧は10V以上であることを特徴とする。
本発明にあっては、スイッチが負荷の一端子を第1抵抗の他端子に接続した直後、変換部が負荷に印加する10V以上の電圧の値を、抵抗値が10Ω以下である第1抵抗の抵抗値で割った値で決まる1A以上の多量の電流がスイッチを介して第1抵抗に流れる。このとき、スイッチでは、1A以上の多量の電流が、負荷の一端子に接続する端子と、第1抵抗の他端子に接続する端子とに流れる。このため、スイッチにおいては、負荷の一端子に接続する端子、及び、第1抵抗の他端子に接続する端子夫々の周りに形成される酸化皮膜が確実に除去される。
本発明によれば、スイッチが有する複数の端子夫々に多量の電流が流れる期間が設けられているため、変換部を介したバッテリから負荷への給電経路とは異なる給電経路に設けられたスイッチにおける複数の端子夫々の周りに厚い酸化皮膜が形成されることがない。
本発明に係る電源装置の要部構成を示す回路図である。 リレー接点の切換えに対応する電源装置の動作を示すタイミングチャートである。 従来の電源装置の要部構成を示す回路図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る電源装置の要部構成を示す回路図である。この電源装置1は、走行を停止した場合にエンジンを停止し、走行を再開する場合にスタータによってエンジンを再始動するアイドリング機能付の車両に好適に搭載される。
電源装置1は、リレー10、負荷11、変換部12、バッテリ13、スタータ14、制御装置15、コンデンサC1及び抵抗R1,R2を備える。リレー10は、c接点タイプのリレーであり、リレー接点2及びリレーコイル3を有する。リレー接点2は、切換スイッチとして機能し、COM端子20、NC端子21及びNO端子22を有する。
COM端子20は、ランプ又はワイパー等の負荷11の一端子、及び、変換部12の出力端子夫々に接続され、NC端子21は、変換部12の入力端子、バッテリ13の正極端子、及び、スタータ14の一端子夫々に接続される。
第2抵抗として機能する抵抗R2、及び、コンデンサC1夫々の一端子は、第1抵抗として機能する抵抗R1の一端子に接続され、抵抗R1の他端子は、リレー接点2のNO端子22に接続される。負荷11、スタータ14、抵抗R2及びコンデンサC2夫々の他端子、変換部12のグランド端子、並びに、バッテリ13の負極端子は接地されている。これにより、抵抗R2及びコンデンサC2夫々の他端子はバッテリ13の負極端子に接続される。抵抗R2の一端子、及び、リレーコイル3の両端子夫々は制御装置15に接続されている。
バッテリ13は、スタータ14に給電すると共に、リレー接点2又は変換部12を介して負荷11に給電する。スタータ14は、図示しないエンジンを始動させる。
リレー接点2では、COM端子20に接続される端子がNC端子21又はNO端子22に切換えられる。これにより、スイッチとして機能するリレー接点2は、負荷11の一端子に、バッテリ13の正極端子、又は、抵抗R1の他端子に選択的に接続する。また、リレー接点2は、負荷11の一端子にバッテリ13の正極端子を接続することによって、バッテリ13の正極端子、及び、負荷11の一端子間の一の給電経路を接続し、負荷11の一端子に抵抗R1の他端子を接続することによって前記一の給電経路を遮断する。
制御装置15がリレーコイル3に通電した場合、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNO端子22に切換えられ、制御装置15がリレーコイル3の通電を停止した場合、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNC端子21に切換えられる。
変換部12は、負荷11の一端子、及び、バッテリ13の正極端子間の他の給電経路に設けられ、入力端子に印加されたバッテリ13の出力電圧を変換して出力端子から負荷11に印加する。変換部12は、制御装置15の指示に従って、変換の停止/動作を行う。変換部12は、負荷11の一端子に印加する電圧を監視しており、バッテリ13の出力電圧を変換する場合、出力電圧を所定電圧に変換し、変換した出力電圧を負荷11に印加する。変換部12は、例えば、バッテリ13の出力電圧を昇圧するDC/DCコンバータである。
制御装置15は、制御部40、通信部41、検出部42、タイマ43及び通電部44を有する。制御部40は、共通のバスを介して通信部41、検出部42、タイマ43及び通電部44に接続している。検出部42は抵抗R2の抵抗R1側の端子に接続してあり、通電部44には、リレーコイル3の両端子が各別に接続されている。
通信部41は、図示しない通信線に接続しており、制御装置15の外部から、スタータ14の作動が開始することを示す事前信号、及び、エンジンが作動したことを示す作動信号を受信する。通信部41は、事前信号、又は、作動信号を受信した場合、受信した事前信号又は作動信号を制御部40に出力する。
検出部42は、抵抗R2の抵抗R1側の端子の電圧Vrを検出し、検出した電圧値を制御部40に通知する。タイマ43は、制御部40の指示に従って、計時の開始及び終了を行い、タイマ43が計測した時間は制御部40によって読み出される。通電部44は、制御部40の指示に従って、リレーコイル3への通電と、該通電の停止とを行う。
制御部40は、通信部41が受信した事前信号又は作動信号に応じて、通電部44にリレーコイル3への通電、及び、該通電の停止を行わせる。また、制御部40は、通信部41が受信した事前信号又は作動信号に応じて、変換部12に変換の停止/動作を行わせる。また、制御部40は、検出部42が検出した電圧値に基づいて、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNC端子21に切換えられてリレー接点2が接続状態にあるか、又は、COM端子20に接続するリレー接点2の端子がNO端子22に切換えられてリレー接点2が遮断状態にあるかを検知する。
図2は、リレー接点2の切換えに対応する電源装置1の動作を示すタイミングチャートである。図2には、上から、COM端子20に接続されているリレー接点2の端子の推移と、抵抗R1に流れる電流Irの推移と、抵抗R2の抵抗R1側の端子の電圧Vrの推移とが示されている。
スタータ14が作動していない場合、例えば、エンジンが作動中である場合、制御部40は、通電部44に指示して、リレーコイル3への通電を停止しており、図2に示すように、COM端子20にはNC端子21が接続されている。また、制御部40は、リレーコイル3への通電の停止によってリレー接点2が負荷11の一端子、及び、バッテリ13の正極端子間の一の給電経路を接続している場合、変換部12に指示して、バッテリ13の出力電圧の変換を停止させている。このように変換部12は、リレー接点2が行う接続に応じて変換の停止を行う。
リレー接点2において、COM端子20がNC端子21に接続されている間、図2に示すように、抵抗R1に電流が流れないため、電流Ir及び電圧Vr夫々は略ゼロとなっている。誤動作によってCOM端子20にNO端子22が接続されている場合、電流がバッテリ13から停止中の変換部12を介して抵抗R1に流れる。この場合、電圧Vrは第1閾値以上となる。
制御部40は、通電部44に指示してリレーコイル3への通電を停止して変換部12の変換を停止している間、検出部42が検出した電圧値が第1閾値以上であるか否かを判定する。制御部40は、検出部42が検出した電圧値が第1閾値以上であると判定した場合、リレー接点2では、誤ってCOM端子20にNO端子22が接続されていることを検知する。
以上のようにリレー接点2が誤動作した場合、制御部40は、例えば、リレー接点2の誤動作を示す報知信号を通信部41から、図示しないECU(Electronic Control Unit)に送信し、報知信号を受信したECUが誤動作を示すランプを点灯する。これにより、使用者にリレー接点2の誤動作が通知される。
なお、COM端子20にNC端子21が接続されて変換部12が変換を停止している場合、電流は、バッテリ13の正極端子から、インピーダンスが変換部12よりも小さいリレー接点2を介して負荷11に流れ、バッテリ13の正極端子から停止中の変換部12を介して負荷11に流れる電流は略ゼロである。
変換部12が停止している状態でリレー接点2のCOM端子20にNC端子21が接続されている場合、バッテリ13は、負荷11に給電するために、負荷11に多量の電流、例えば数A以上の電流を流している。このため、空気への接触によってCOM端子20及びNC端子21夫々の周りに形成してある酸化皮膜は、多量の電流がCOM端子20及びNC端子21に流れることによって確実に除去され、負荷の一端子に接続するCOM端子20、及び、バッテリ13の正極端子に接続するNC端子21夫々の周りに厚い酸化皮膜が形成されることはない。
また、COM端子20がNC端子21に接続している間、コンデンサC1及び抵抗R2は閉回路を構成しているため、コンデンサC1の放電によって電流がコンデンサC1から抵抗R2に流れ、コンデンサC1に蓄積してある電荷が放出される。
制御部40は、通信部41が事前信号を受信した場合、通電部44に指示してリレーコイル3に通電し、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子を、図2に示すようにNC端子21からNO端子22に切換え、変換部12に変換を行なわせる。このように、制御部40は、リレーコイル3への通電によってリレー接点2が負荷11の一端子、及び、バッテリ13の正極端子間の一の給電経路をリレー接点2が遮断している場合、変換部12に指示して、バッテリ13の出力電圧の変換を行わせている。従って、変換部12は、リレー接点2が行う遮断に応じて変換の動作を行う。
これにより、スタータ14の作動によってバッテリ13の出力電圧が低下した場合であっても、変換部12は所定電圧に変換したバッテリ13の出力電圧を負荷11に印加するため、負荷11の機能が低下することはない。
変換部12は、COM端子20にNO端子22が接続されている場合、所定電圧に変換したバッテリ13の出力電圧を、負荷11と共に、コンデンサC1及び抵抗R1,R2からなる回路にも印加しており、電流Irが変換部12から抵抗R1に流れる。COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNC端子21からNO端子22に切換えられた直後において、コンデンサC1の電荷は十分に放出されているため、抵抗R1を流れる電流IrはコンデンサC1に流れる。このとき、コンデンサC1は導線のように作用する。
ここで、変換部12は、バッテリ13の出力電圧を10V以上の所定電圧に変換するように構成してあり、抵抗R1の抵抗値は10Ω以下である。このため、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNO端子22に切換えられた直後、電流Irの値は、変換部12が変換したバッテリ13の出力電圧の値を、抵抗R1の抵抗値で割った値で決まる数A以上となる。従って、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNO端子22に切換えられた直後、COM端子20及びNO端子22に数A以上の多量の電流が流れる。これにより、COM端子20及びNO端子22夫々の周りに形成してある酸化皮膜が確実に除去され、負荷の一端子に接続されるCOM端子20、及び、第1抵抗の他端子に接続されるNO端子22夫々の周りに厚い酸化皮膜が形成されることはない。
また、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNC端子21からNO端子22に切換えられた直後においては、コンデンサC1は導線のように作用するので、抵抗R2の抵抗R1側の端子における電圧Vrは、図2に示すように略ゼロである。
COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNC端子21からNO端子22に切換えられた後、コンデンサC1に電荷が時間の経過と共に蓄積されるにつれて、図2に示すように、電流Irが徐々に減少し、電圧Vrが徐々に上昇する。そして、コンデンサC1が満充電になった場合、抵抗R1を流れる電流Irは抵抗R2に流れる。抵抗R2の抵抗値は例えば数十kΩである。
このため、電流Irの値は、変換部12が変換したバッテリ13の出力電圧の値を、抵抗R1,R2夫々の抵抗値の合計で割った値で決まり、微小電流、例えば数mAの電流が抵抗R1,R2に流れる。このとき、電圧Vrは、変換部12が所定電圧に変換したバッテリ13の出力電圧を抵抗R1,R2によって分圧した値となる。コンデンサC1が満充電になった後、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNC端子21からNO端子22に切換えられるまで、電流Ir及び電圧Vrは維持される。ここで、電圧Vrは第2閾値以上の電圧値に維持される。
以上のように、電流Irについては、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子がNC端子21からNO端子22に切換わった直後にのみ多量の電流が抵抗R1に流れ、その後、微小電流が抵抗R1に流れるため、抵抗R1,R2で消費される電力が小さい。従って、リレー接点2の誤動作を検知するために抵抗R1,R2で消費される電力は小さい。
制御部40は、通電部44に指示してリレーコイル3に通電してCOM端子20に接続されるリレー接点2の端子をNC端子21からNO端子22に切換えた直後、タイマ43に指示して計時を開始する。制御部40は、タイマ43が計測している時間が、コンデンサC1が満充電となる充電時間を経過した後に、タイマ43による計時を終了し、検出部42に指示して、抵抗R2の抵抗R1側の端子の電圧Vrを検出する。
その後、制御部40は、検出部42によって検出された電圧値が第2閾値以上であるか否かを判定する。ここで、制御部40は、検出部42が検出した電圧値が第2閾値未満であると判定した場合、リレー接点2では、誤ってCOM端子20にNC端子21が接続されていることを検知する。
このようにリレー接点2が誤動作した場合、制御部40は、例えば、変換部12の変換を停止させた後、リレー接点2の誤動作を報知する報知信号を通信部41から、ECUに送信し、報知信号を受信したECUが誤動作を示すランプを点灯する。これにより、使用者にリレー接点2の誤動作が報知される。
次に、制御部40は、通信部41が作動信号を受信した場合、通電部44に指示して、リレーコイル3への通電を停止し、図2に示すように、COM端子20に接続されるリレー接点2の端子をNO端子22からNC端子21に切換える。
これにより、抵抗R1には電流が流れず、電流Irの値は略ゼロとなる。また、前述したように、コンデンサC1の放電によって電流がコンデンサC1から抵抗R1に流れ、コンデンサC1に蓄積してある電荷が放出され、電荷が放出されるにつれて、抵抗R2の一端子における電圧Vrが図2に示すように徐々に低下する。
コンデンサC1の放電によって低下する電圧Vrの速度は、コンデンサC1の容量、及び、抵抗R2の抵抗値の積によって決まる。該積が大きい程、素早く電圧Vrが低下する。
制御部40は、通電部44に指示してリレーコイル3に通電してCOM端子20に接続されるリレー接点2の端子をNO端子22からNC端子21に切換えた直後、タイマ43に指示して計時を開始する。制御部40は、タイマ43が計測している時間が、コンデンサC1が電荷を十分に放出した放電時間を経過した後に、タイマ43による計時を終了し、検出部42に指示して、抵抗R2の抵抗R1側の端子の電圧Vrを検出する。
その後、制御部40は、前述したように、検出部42が検出した電圧値が第1閾値以上であるか否かを判定し、検出部42が検出した電圧が第1閾値以上であると判定した場合、リレー接点2では、誤ってCOM端子20にNO端子22が接続されていることを検知する。
以上のように構成された電源装置1では、リレー接点2が有するCOM端子20、NC端子21及びNO端子22夫々に多量の電流が流れる期間が設けられている。このため、変換部12を介したバッテリ13から負荷11への給電経路とは異なる給電経路に設けられたリレー接点2におけるCOM端子20、NC端子21及びNO端子22夫々の周りに厚い酸化膜が形成されることはない。
なお、抵抗R1の抵抗値は10Ω以下に限定されず、変換部12がバッテリ13の出力電圧を10V以上の所定電圧に変換しなくてもよい。変換部12が所定電圧に変換したバッテリ13の出力電圧の値と抵抗R1の抵抗値とは、該出力電圧の値を抵抗R1の抵抗値で割った値が1A以上となるような値であればよい。
開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 電源装置
2 リレー接点
11 負荷
12 変換部
13 バッテリ
20 COM端子
21 NC端子
22 NO端子
C1 コンデンサ
R1,R2 抵抗

Claims (2)

  1. バッテリ及び負荷夫々の一端子間の一の給電経路の接続/遮断を行うスイッチと、前記一端子間の他の給電経路に設けられ、前記バッテリの出力電圧を変換して前記負荷に印加し、前記スイッチが行う接続/遮断に応じて変換の停止/動作を行う変換部とを備える電源装置において、
    第1抵抗と、
    夫々の一端子が該第1抵抗の一端子に接続され、夫々の他端子が前記バッテリの他端子に接続される第2抵抗及びコンデンサと
    を備え、
    前記スイッチは、前記負荷の一端子に、前記バッテリの一端子、又は、前記第1抵抗の他端子を選択的に接続する切換スイッチであること
    を特徴とする電源装置。
  2. 前記第1抵抗の抵抗値は10Ω以下であり、前記変換部が前記負荷に印加する電圧は10V以上であること
    を特徴とする請求項1に記載の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016024912A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 遮断装置及び制御装置
JP2017073239A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 スズキ株式会社 接点保護装置
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