JP7221193B2 - 二次電池システム - Google Patents

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Description

本発明は二次電池システムに関し、例えば、車両に対して駆動用の電力の供給と遮断の制御をシステムメインリレーにより行う二次電池システムに関する。
二次電池を用いて負荷回路に電力を供給する二次電池システムでは、負荷回路と二次電池とを接続する配線上にリレースイッチを設けて、負荷回路を使用しない時には負荷回路から二次電池を切り離すことが行われる。特に、自動車の駆動用電池に用いられる二次電池を含む二次電池システムでは、このようなリレースイッチが用いられる。
そして、リレースイッチの先に接続される負荷回路の入力段には容量が大きな入力容量が設けられる。この入力容量には、車両起動時など負荷回路を未使用な状態から使用状態に遷移させるときには、未充電状態である。そのため、負荷回路を使用開始する際には、リレースイッチを介して、未充電の入力容量に対して、大きな電流値の突入電流が流れ込む。このような大電流がリレースイッチを流れるとリレースイッチがオン状態に維持されてしまう溶着故障や、リレースイッチの電極が溶けてリレースイッチがオフ状態に維持される溶融故障が発生するおそれがある。そこで、二次電池システムでは、リレースイッチの溶着故障と溶融故障とを検出することが行われる。そこで、特許文献1にリレーの故障を識別する異常検出装置が開示されている。
特許文献1に記載の異常検出装置は、電源の正極と外部回路とを接続する第1ライン上に配置された第1リレーと、抵抗が配置された第2ラインを介して前記第1リレーに並列接続される第2リレーとを含むリレー回路の異常検出装置であって、前記第1リレーと前記外部回路との間の前記第1ラインに接続される検出抵抗が配置された正極側検出回路と、前記正極側検出回路の電圧を計測する計測部と、前記正極側検出回路の電圧に基づいて前記第1リレーおよび前記第2リレーの故障を検出する検出部とを備えることを特徴とする。
特開2018-128433号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、正極側検出回路が電源の負極側とは別の接地電圧を基準として第1ラインの電圧計測結果を出力する。そのため、電源の負極側と接地電圧との相対的な電圧にズレが生じると、特許文献1に記載の技術では判定結果を誤る問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、二次電池システムのリレースイッチの故障検出精度を向上させることを目的とするものである。
本発明の二次電池システムの一態様は、車両側に駆動用電力を供給する駆動用バッテリと、前記車両の負荷回路の正極端子に接続される正極側電力配線と、前記駆動用バッテリと前記正極側電力配線との間に直列に接続されるプリチャージ抵抗と、第1のリレースイッチと、を含むプリチャージ回路と、前記プリチャージ回路と並列に設けられ、前記駆動用バッテリの正極端子に正極側バッテリ配線を介して一端が接続される第2のリレースイッチと、前記駆動用バッテリの負極端子に負極側バッテリ配線を介して一端が接続される第3のリレースイッチと、前記第3のリレースイッチの他端と前記車両の負荷回路の負極端子とを接続する負極側電力配線と、前記負極側バッテリ配線の電圧と前記正極側電力配線の電圧との電圧差を検出電圧として検出し、当該検出電圧に基づき前記第1のリレースイッチから前記第3のリレースイッチの異常を検出する異常検出回路と、を有する。
本発明の二次電池システムでは、駆動用バッテリの負極側電圧を基準に正極側バッテリ配線の電圧を測定することが出来る。
本発明の二次電池によれば、二次電池システムのリレースイッチの故障検出精度を向上させることができる。
実施の形態1にかかる二次電池システムのブロック図である。 実施の形態1にかかる二次電池システムの起動動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる二次電池システムのプリチャージ動作を説明するフローチャートである。 実施の形態2にかかる二次電池システムのブロック図である。 実施の形態2にかかる二次電池システムのプリチャージ動作を説明するフローチャートである。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
実施の形態1にかかる二次電池システム1は、自動車等の車両の動力用モーター等に駆動用電力を供給する駆動用バッテリを備える物である。また、二次電池システム1は、駆動用バッテリ10から車両側負荷回路15(例えば、動力用モーター)に駆動用電力の供給と遮断の制御をシステムメインリレーにより行う。そこで、図1に実施の形態1にかかる二次電池システム1のブロック図を示す。
図1に示すように、実施の形態1にかかる二次電池システム1は、駆動用バッテリ10、正極側システムメインリレー11、負極側システムメインリレー12、異常検出回路13、車両側容量14、車両側負荷回路15を有する。ここで、車両側容量14及び車両側負荷回路15は、車両側のシステムであって、二次電池システム1による電力供給対象の回路である。なお、車両側容量14は、2200μF程度の容量値を有する。
駆動用バッテリ10は、例えば、ニッケル水素バッテリ、リチウムイオンバッテリ等の電池であって、複数の電池セルが直列に接続された組電池である。正極側システムメインリレー11は、プリチャージ抵抗R1、第1のリレースイッチSW1、第2のリレースイッチSW2を有する。プリチャージ抵抗R1と第1のリレースイッチSW1は、駆動用バッテリ10と車両(例えば、車両側容量14及び車両側負荷回路15)との間に直列に接続され、プリチャージ回路を構成する。図1に示す例では、プリチャージ抵抗R1は、駆動用バッテリ10の正極端子と一端が接続される。第1のリレースイッチSW1は、プリチャージ抵抗R1の他端に一端が接続される。このプリチャージ抵抗R1と第1のリレースイッチSW1の接続順は逆でもよい。第2のリレースイッチSW2は、プリチャージ回路と並列に設けられ、駆動用バッテリ10の正極端子に正極側バッテリ配線W1を介して一端が接続される。そして、第1のリレースイッチSW1の他端及び第2のリレースイッチSW2の他端は、正極側電力配線W2を介して車両の負荷回路(例えば、車両側容量14及び車両側負荷回路15)の正極端子と接続される。
負極側システムメインリレー12は、第3のリレースイッチSW3を有する。第3のリレースイッチSW3は、駆動用バッテリ10の負極端子に負極側バッテリ配線W3を介して一端が接続される。また、第3のリレースイッチSW3の他端は、負極側電力配線W4を介して車両の負荷回路(例えば、車両側容量14及び車両側負荷回路15)の負極端子と接続される。
異常検出回路13は、負極側バッテリ配線W3の電圧と正極側電力配線W2の電圧との電圧差を検出電圧Vsとして検出し、当該検出電圧Vsに基づき第1のリレースイッチSW1から第3のリレースイッチW3の異常を検出する。また、異常検出回路13は、第1のリレースイッチSW1から第3のリレースイッチSW3の開閉状態を制御して、駆動用バッテリ10から車両側負荷回路15への電力の供給と遮断とを制御するとともに、車両側負荷回路15への電力供給開始時のプリチャージ動作を制御する。また、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、異常検出回路13がプリチャージ動作の制御を行う際にプリチャージ動作のシーケンス中に検出される検出電圧Vsに基づき第1のリレースイッチSW1から第3のリレースイッチSW3の溶着状態及び溶融状態の検出を行う。
異常検出回路13は、電池制御部21、第1の電圧検出部22を有する。電池制御部21は、例えば、プログラムを実行可能な演算部である。また、電池制御部21は、レジスタを有し、当該レジスタに基準電圧Vrefとして利用する値が格納される。なお、実施の形態1では、基準電圧Vrefとして、駆動用バッテリ10の出力電圧として想定される電圧の70%程度の電圧値を設定するものとする。
また、電池制御部21は、駆動用バッテリ10とは別に設けられる補機バッテリ20から供給される電力により動作する。第1の電圧検出部22は、正極側電力配線W2と負極側バッテリ配線W3との間に設けられ検出電圧Vsを検出する。第1の電圧検出部22は、例えば、正極側電力配線W2と負極側バッテリ配線W3との間に直列に接続される複数の抵抗により構成される抵抗分圧回路である。
続いて、実施の形態1にかかる二次電池システム1の動作について説明する。実施の形態1にかかる二次電池システム1では、起動時の動作に特徴の1つを有する。そこで、図2に実施の形態1にかかる二次電池システム1の起動動作を説明するフローチャートを示す。
図2に示すように、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、車両のイグニッションがオンされたことに応じて動作を開始する。このイグニッションがオンしたことの通知は上位システム(不図示)から電池制御部21に通知される。なお、図2では、イグニッションがオンされたことに応じて動作を開始するとしたが、イグニッションオンに限らず、リレースイッチの開閉を指示するリレー開閉信号(主に車両側から通知される)が電池制御部21に通知されたことに応じて動作を開始するとしてもよい。
実施の形態1にかかる二次電池システム1は、動作を開始すると、電池制御部21が第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3の開閉状態を制御してプリチャージ動作を行う(ステップS1)。そして、実施の形態1にかかる二次電池システム1は、ステップS1のプリチャージ動作中に第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3の溶着及び溶融の確認処理を行う。ステップS1のプリチャージ動作の詳細は後述する。
そして、ステップS1のプリチャージ動作中に行われるスイッチの溶着及び溶融確認処理において、第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3に溶着も溶融も確認されなければ、電池制御部21は、第2のリレースイッチSW2をオンして車両への電力供給を開始する(ステップS2、S3)。一方、ステップS1のプリチャージ動作中に行われるスイッチの溶着及び溶融確認処理において、第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3のいずれかに溶着或いは溶融が確認された場合、電池制御部21は、上位システム(不図示)に異常の発生を通知して動作を終了する。上位システムは、第1のリレースイッチSW1から第3のリレースイッチSW3の異常が通知された場合、車両の利用者に、異常の発生と修理工場への持ち込み等を提案と、を表示する等の処理を行う。
続いて、ステップS1のプリチャージ動作について詳細に説明する。そこで、図3に実施の形態1にかかる二次電池システム1のプリチャージ動作を説明するフローチャートを示す。図3に示す処理は、二次電池システム1の電池制御部21が主に行う処理である。
図3に示すように、実施の形態1にかかる電池制御部21は、プリチャージ動作を開始する時点では、第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3を全てオフ状態(遮断状態)とする(ステップS10)。続いて、電池制御部21は、第1の電圧検出部22が検出する検出電圧Vsが不検出状態(例えば、0V)であるか否かを確認する(ステップS11)。
ここで、第1のリレースイッチSW1又は第2のリレースイッチSW2が溶着していた場合、検出電圧Vsとして正極側電力配線W2に駆動用バッテリ10の出力電圧が伝達され、ステップS11において、検出電圧Vsとして正極側電力配線W2の電圧が駆動用バッテリ10の出力電圧になっていることを示す電圧値が検出される(ステップS11のNOの枝)。この場合は、電池制御部21は、第1のリレースイッチSW1又は第2のリレースイッチSW2に溶着が発生していることを電池制御部21内のレジスタ等に保存する(ステップS15)。
一方、ステップS11において、検出電圧Vsとして0Vが検出された場合(ステップS11のYESの枝)、電池制御部21は、第1のリレースイッチSW1をオン状態(例えば、導通状態)とし、第2のリレースイッチSW2及び第3のリレースイッチSW3をオフ状態とする(ステップS12)。そして、予め設定された第1のウェイト時間が経過する間までの間ステップS12のスイッチ状態を維持した後に、電池制御部21は、検出電圧Vsの電圧に対する判断を行う(ステップS14)。ここで、第1のウェイト時間は、が基準電圧Vrefよりも小さな電圧となる時間が設定される。
ここで、第1のリレースイッチSW1と第3のリレースイッチSW3がともにオン状態となった場合、プリチャージ抵抗R1と車両側容量14とにより時定数回路が形成される。そこで、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、第1のウェイト時間としてこの時定数回路において正極側電力配線W2の電圧が基準電圧Vref未満で推移する期間を最大値として設定する。
そして、第3のリレースイッチSW3に溶着故障が発生して常時オン状態となっている場合、車両側容量14にプリチャージ抵抗R1及び第1のリレースイッチSW1を介して電流が流れる。そのため、ステップS14において、検出電圧Vsが基準電圧Vrefより小さく、かつ、検出電圧Vsが0V以上であった場合、電池制御部21は、第3のリレースイッチSW3に溶着故障が発生していると判断し、第3のリレースイッチSW3が溶着していることを電池制御部21内のレジスタに保存する(ステップS15)。
また、実施の形態1にかかる二次電池システム1において、第1のリレースイッチSW1に溶融故障が発生している場合、ステップS12において第1のリレースイッチSW1をオン状態とする指示を与えても、第1のリレースイッチSW1の接点間の導通が確保されない。そのため、第1のリレースイッチSW1が溶融故障している場合、検出電圧Vsは0Vが維持される。従って、電池制御部21は、ステップS14において検出電圧Vsが0Vである場合、第1のリレースイッチSW1に溶融故障が発生していると判断して、第1のリレースイッチSW1が溶融故障していることを電池制御部21内のレジスタに保存する(ステップS16)。
また、実施の形態1にかかる二次電池システム1において、第1のリレースイッチSW1~SW3のいずれにも溶着故障も発生せず、かつ、第1のリレースイッチSW1に溶融故障が発生していない場合、車両側容量14が無効化された状態となり、プリチャージ抵抗R1及び第1のリレースイッチSW1を介して正極側電力配線W2に駆動用バッテリ10の出力電圧が伝達される。そのため、この場合、検出電圧Vsは基準電圧Vrefより大きな値となり、電池制御部21は、駆動用バッテリ10の出力電圧と同等の電圧値と見なせる検出電圧Vsに基づき、次の処理を行う。
ステップS14の次の処理では、電池制御部21は、第1のリレースイッチSW1及び第3のリレースイッチSW3をオン状態とし、かつ、第2のリレースイッチSW2をオフ状態とする(ステップS17)。このステップS17により切り替えられたスイッチ状態では、第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3に何の故障もなければ、負極側電力配線W4が駆動用バッテリ10の負極電極の電圧になり、正極側電力配線W2の電圧がほぼ0Vまで低下した後に、上昇を開始する。その後、電池制御部21は、第2のウェイト時間が経過するまで、ステップS17のスイッチ状態を維持した後に検出電圧Vsの電圧値が基準電圧Vref以上であるか否かを判断する(ステップS17、S18)。
ここで、ステップS17のスイッチ状態では、プリチャージ抵抗R1と車両側容量14とによる時定数回路が形成される。ここで、第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3に何の故障もなければ、正極側電力配線W2の電圧は、一定の時間後に基準電圧Vrefよりも大きな電圧まで上昇する。そこで、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、第2のウェイト時間として、第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3に何の故障も発生してない状態で検出電圧Vsが基準電圧Vref未満で推移する期間を最大値として設定する。
そして、ステップS17のスイッチ状態の切り替え後に第2のウェイト時間が経過した後に、電池制御部21は、検出電圧Vsが基準電圧Vrefよりも大きいか否かを判断する(ステップS19)。
第3のリレースイッチSW3に溶融故障が発生している場合、車両側容量14がフローティング状態(無効状態)となるため、ステップS19で検出される検出電圧Vsは、駆動用バッテリ10の出力電圧相当の値となる(ステップS19のNOの枝)。この場合、電池制御部21は、第3のリレースイッチSW3に溶融故障が発生していると判断して、第3のリレースイッチSW3が溶融故障していることを電池制御部21内のレジスタに保存する(ステップS16)。一方、第3のリレースイッチSW3に溶融故障が発生していない場合、ステップS19で検出される検出電圧Vsは、基準電圧Vref未満の値となる(ステップS19のYESの枝)。このステップS19において第3のリレースイッチSW3の溶融故障が検出されない場合、電池制御部21は、ステップS17において切り替えたスイッチ状態を維持して正極側電力配線W2が予め設定したプリチャージ電圧に達するまでプリチャージ動作を継続する(ステップS20)。
上記説明より、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、負極側バッテリ配線W3と正極側電力配線W2との電圧差に基づき第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3の異常の有無を判定する。これにより、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、駆動用バッテリ10の出力電圧と駆動用バッテリ10の出力電圧と独立した電圧である接地電圧等の他の電圧とのズレに起因する誤検出を避けることができる。
また、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、プリチャージ動作中の正極側電力配線W2と負極側バッテリ配線W3の電圧差を示す検出電圧Vsに基づき第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3の異常を検出することで、例えば、補機バッテリ20が遮断状態になり検査を行うことが出来ない等の問題を回避することができる。例えば、補機バッテリ20は、イグニッションをオフしたときには遮断状態になるように制御されることがあり、第1のリレースイッチSW1~SW3の異常検出をイグニッションオフに合わせて行う場合、検査が完了する前に電池制御部21が動作出来なくなる問題が生じる。しかしながら、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、このような問題は生じない。
また、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、プリチャージ動作に合わせて第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3の溶融及び溶着の検査を行う。プリチャージ動作は、第2のリレースイッチSW2及び第3のリレースイッチSW3の溶着或いは溶融を回避するために車両側容量14及び車両側負荷回路15に流れ込む電流を抑制した状態で正極側電力配線W2の電圧を上昇させる動作である。そのため、プリチャージ動作に合わせて第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3の溶着及び溶融の確認を行うことで、実施の形態1にかかる二次電池システム1では、第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3が確認処理中に故障する可能性を低くすることができる。
実施の形態2
実施の形態2では、実施の形態1にかかる二次電池システム1の別の形態となる二次電池システム2について説明する。なお、実施の形態2の説明では、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図4に実施の形態2にかかる二次電池システムのブロック図を示す。図4に示すように、実施の形態2にかかる二次電池システム2は、異常検出回路13に代えて異常検出回路16を有する。異常検出回路16は、電池制御部21に代えて電池制御部23を有し、さらに第2の電圧検出部24を追加したものである。
電池制御部23は、電池制御部21が内部に保持していた基準電圧Vrefを、第2の電圧検出部24の検出結果に基づき生成する機能を、電池制御部21に追加した物である。また、第2の電圧検出部24は、正極側バッテリ配線W1と負極側バッテリ配線W3の電圧差の電圧差を駆動用バッテリ10の出力電圧として検出して、電池電圧Vrを出力する。そして、電池制御部23は、例えば、電池電圧Vrの70%の値を基準電圧Vrefとして決定する。ここで、基準電圧Vrefを電池電圧Vrとしたのは一例であり、基準電圧Vrefを電池電圧Vrに対してどの程度の電圧とするかは任意に決定できる。





続いて、実施の形態2にかかる二次電池システム2のプリチャージ動作について説明する。そこで、図5に実施の形態2にかかる二次電池システムのプリチャージ動作を説明するフローチャートを示す。図5に示すように、実施の形態2にかかる二次電池システム2のプリチャージ動作は、基準電圧Vrefを電池電圧Vr×0.7とする以外に違いは無い。
駆動用バッテリ10の出力電圧は、駆動用バッテリ10の充電率、利用期間によって変動する。そのため、基準電圧Vrefとして電池電圧Vrを用いることで、そのときの駆動用バッテリ10の状態に合わせた基準電圧Vrefを設定することができる。つまり、実施の形態2にかかる二次電池システム2では、実施の形態1にかかる二次電池システム1よりも基準電圧Vrefと正極側電力配線W2に生じる電圧との相対関係の精度を高めることができる。これにより、実施の形態2にかかる二次電池システム2では、第1のリレースイッチSW1~第3のリレースイッチSW3の故障検出精度を実施の形態1にかかる二次電池システム1よりも高めることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 二次電池システム
2 二次電池システム
10 駆動用バッテリ
11 正極側システムメインリレー
12 負極側システムメインリレー
13 異常検出回路
14 車両側容量
15 車両側負荷回路
16 異常検出回路
20 補機バッテリ
21 電池制御部
22 第1の電圧検出部
23 電池制御部
24 第2の電圧検出部
SW1 第1のリレースイッチ
SW2 第2のリレースイッチ
SW3 第3のリレースイッチ
W1 正極側バッテリ配線
W2 正極側電力配線
W3 負極側バッテリ配線
W4 負極側電力配線
R1 プリチャージ抵抗
Vs 検出電圧
Vref 基準電圧
Vr 電池電圧

Claims (5)

  1. 車両側に駆動用電力を供給する駆動用バッテリと、
    前記車両の負荷回路の正極端子に接続される正極側電力配線と、
    前記駆動用バッテリと前記正極側電力配線との間に直列に接続されるプリチャージ抵抗と、第1のリレースイッチと、を含むプリチャージ回路と、
    前記プリチャージ回路と並列に設けられ、前記駆動用バッテリの正極端子に正極側バッテリ配線を介して一端が接続される第2のリレースイッチと、
    前記駆動用バッテリの負極端子に負極側バッテリ配線を介して一端が接続される第3のリレースイッチと、
    前記第3のリレースイッチの他端と前記車両の負荷回路の負極端子とを接続する負極側電力配線と、
    前記負極側バッテリ配線の電圧と前記正極側電力配線の電圧との電圧差を検出電圧として検出し、当該検出電圧に基づき前記第1のリレースイッチから前記第3のリレースイッチの異常を検出する異常検出回路と、を有し、
    前記異常検出回路は、前記第1のリレースイッチをオンし、前記第2及び第3のリレースイッチをオフした状態で、予め決定された第1のウェイト時間経過後に、前記検出電圧が不検出状態である場合は前記第1のリレースイッチにリレースイッチがオフ状態に維持される溶融故障が発生していると判断し、前記検出電圧が前記駆動用バッテリの出力電圧に基づき電圧値が決定された基準電圧よりも小さな場合は前記第3のリレースイッチにリレースイッチがオン状態に維持される溶着故障が発生していると判断する二次電池システム。
  2. 前記異常検出回路は、前記第1から第3のリレースイッチをオフした状態で、前記検出電圧が不検出状態であるか否かに基づいて、前記第1のリレースイッチと前記第2のリレースイッチの少なくとも一方に前記溶着故障が発生していると判断する請求項1に記載の二次電池システム。
  3. 前記異常検出回路は、前記第1及び第3のリレースイッチをオンし、前記第2のリレースイッチをオフした状態で、予め決定された第2のウェイト時間経過後に、前記検出電圧が前記基準電圧以上である場合は前記第3のリレースイッチが前記溶融故障していると判断する請求項1又は2に記載の二次電池システム。
  4. 前記異常検出回路は、
    前記正極側電力配線と前記負極側バッテリ配線との間に設けられ前記検出電圧を検出する第1の電圧検出部と、
    前記第1から第3のリレースイッチの開閉状態を制御すると共に、前記検出電圧に基づき前記第1から第3のリレースイッチの異常を判断する電池制御部と、有し、
    前記基準電圧は、前記駆動用バッテリの想定電圧に基づき予め決定された値で有り、前記電池制御部内のレジスタに格納される請求項1乃至のいずれか1項に記載の二次電池システム。
  5. 前記異常検出回路は、
    前記正極側電力配線と前記負極側バッテリ配線との間に設けられ、前記検出電圧を検出する第1の電圧検出部と、
    前記正極側バッテリ配線と前記負極側バッテリ配線との間の電圧差を前記駆動用バッテリの出力電圧として検出する第2の電圧検出部と、
    前記第1から第3のリレースイッチの開閉状態を制御すると共に、前記駆動用バッテリの前記出力電圧に基づき前記基準電圧を生成して前記第1から第3のリレースイッチの異常を判断する電池制御部と、
    を有する請求項1乃至のいずれか1項に記載の二次電池システム。
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