JP2013219955A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障や負荷状態の変動に対して高い堅牢性で継電器の溶着状態を検出可能な電源装置を実現する。
【解決手段】電源装置1は、電池モジュール10の正極端子と高電位出力端子19との間に設けられた正極側メインリレー14およびプリチャージリレー15と、電池モジュール10の負極端子と低電位出力端子20との間に設けられた負極側メインリレー17とを備える。さらに電源装置1は、電池電圧V1をそれぞれ測定する電圧測定系21、マルチプレクサ11およびADコンバータ12と、負荷電圧V2をそれぞれ測定する電圧測定系22、23と、制御部13とを備える。制御部13は、測定された電池電圧V1と負荷電圧V2とに基づいて、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態を判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載された機器に電力を供給する電源装置に関する。
従来、充放電可能な二次電池を備え、二次電池の正極端子側に設けられたリレー(継電器)および二次電池の負極端子側に設けられたリレー(継電器)の溶着状態を検出する電源装置が知られている。特許文献1に開示されている電源装置は、正極側リレーおよび負極側リレーが全て開状態である時点において、正極側リレーの高電位出力端子S1側と負極側リレーの二次電池の負極端子側との間の電圧V1を測定し、負極側リレーの低電位出力端子S2側と正極側リレーの二次電池の正極端子側との間の電圧V2を測定する。これにより、正極側リレーおよび負極側リレーがそれぞれ溶着しているか否かについて判定する。
特開2007−165253号公報
上記特許文献1に開示された電源装置では、たとえば電圧V1または電圧V2を測定するための配線が途中で断線した場合など、電圧測定系のいずれかにおいて故障が生じた場合には、電圧V1や電圧V2を測定することができず、リレーの溶着状態を正しく判定することができない。また、高電位出力端子S1と低電位出力端子S2の間に接続されている出力側の負荷状態が変動することにより、電圧V1や電圧V2が変動した場合にも、リレーの溶着状態を正しく判定することができない。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、故障や負荷状態の変動に対して高い堅牢性で継電器の溶着状態を検出可能な電源装置を実現することにある。
本発明の一態様による電源装置は、二次電池を有し、二次電池からの電力を負荷機器に供給する。この電源装置は、二次電池の正極端子側に負荷機器を接続するための高電位出力端子と、二次電池の負極端子側に負荷機器を接続するための低電位出力端子と、二次電池の正極端子と高電位出力端子との間に設けられ、二次電池の正極端子側の第1の正極接点と高電位出力端子側の第2の正極接点との間を導通または遮断する正極側継電器と、二次電池の負極端子と低電位出力端子との間に設けられ、二次電池の負極端子側の第1の負極接点と低電位出力端子側の第2の負極接点との間を導通または遮断する負極側継電器と、第1の正極接点と第1の負極接点との間の第1の電圧を測定する第1の測定系と、第1の測定系とは別に設けられ、第1の電圧を測定する第1の冗長系と、第2の正極接点と第2の負極接点との間の第2の電圧を測定する第2の測定系と、第2の測定系とは別に設けられ、第2の電圧を測定する第2の冗長系と、第1の測定系および第1の冗長系でそれぞれ測定された第1の電圧と、第2の測定系および第2の冗長系でそれぞれ測定された第2の電圧とに基づいて、正極側継電器および負極側継電器の溶着状態を判断する制御部とを備える。
本発明の他の一態様による電源装置は、二次電池を有し、二次電池からの電力を負荷機器に供給する。この電源装置は、二次電池の正極端子側に負荷機器を接続するための高電位出力端子と、二次電池の負極端子側に負荷機器を接続するための低電位出力端子と、二次電池の正極端子と高電位出力端子との間に設けられ、二次電池の正極端子側の第1の正極接点と高電位出力端子側の第2の正極接点との間を導通または遮断する正極側継電器と、二次電池の負極端子と低電位出力端子との間に設けられ、二次電池の負極端子側の第1の負極接点と低電位出力端子側の第2の負極接点との間を導通または遮断する負極側継電器と、第1の正極接点と第1の負極接点との間の第1の電圧を測定する第1の測定系と、第2の正極接点と第2の負極接点との間の第2の電圧を測定する第2の測定系と、第2の正極接点と第1の負極接点との間の第3の電圧を測定する第3の測定系と、第1の正極接点と第2の負極接点との間の第4の電圧を測定する第4の測定系と、第1の電圧、第2の電圧、第3の電圧および第4の電圧に基づいて、正極側継電器および負極側継電器の溶着状態を判断する制御部とを備える。
本発明によれば、故障や負荷状態の変動に対して高い堅牢性で継電器の溶着状態を検出可能な電源装置を実現することができる。
本発明の一実施形態による電源装置の構成を示す図である。 各リレーの切替タイミングの例を示す図である。 リレー溶着診断に用いられるマップ情報の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態による電源装置1の構成を示す図である。この電源装置1は、たとえば電動車両に搭載されて使用されるものである。
図1において、電源装置1は、電池モジュール10、マルチプレクサ11、ADコンバータ12、制御部13、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15、電流制限抵抗16、負極側メインリレー17、絶縁抵抗測定部18aおよび18b、高電位出力端子19、および低電位出力端子20を備える。また、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態の判断に用いる電圧を測定するために、符号21〜27に示すような各電圧測定系を有している。電源装置1には、電力を供給する対象の負荷機器として、インバータ2a、2bが接続されている。
インバータ2a、2bには、モータ3a、3bがそれぞれ接続されている。インバータ2a、2bは、電源装置1から供給された直流電力を三相交流電力に変換してモータ3a、3bにそれぞれ出力し、モータ3a、3bを駆動させる。
電池モジュール10は、充放電可能な二次電池であり、複数の電池セルによって構成されている。電池モジュール10は、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17を介して、高電位出力端子19と低電位出力端子20の間に接続されているインバータ2a、2bに電源を供給する。高電位出力端子19は電池モジュール10の正極端子側に接続されており、低電位出力端子20は電池モジュール10の負極端子側に接続されている。
電池モジュール10の各電池セルの電圧は、マルチプレクサ11により順次選択されてADコンバータ12へ出力される。ADコンバータ12は、マルチプレクサ11を介して出力された電池モジュール10の各電池セルの電圧Vc1〜Vc4をそれぞれ測定してデジタル値に変換し、制御部13へ出力する。制御部13では、これらの電圧Vc1〜Vc4を合計することにより、電池モジュール10の正極と負極の間の電圧V1bを算出することができる。なお、図1では電池モジュール10を4つの電池セルによって構成した例を示しているが、電池セルの数はこれに限定されるものではない。
正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17は、電池モジュール10からインバータ2a、2bへの電力供給状態を切り替えるためのリレー(継電器)である。正極側メインリレー14およびプリチャージリレー15は、電池モジュール10の正極端子と高電位出力端子19の間にそれぞれ設けられており、負極側メインリレー17は、電池モジュール10の負極端子と低電位出力端子20の間に設けられている。このように、電池モジュール10の正極側と負極側に継電器をそれぞれ設けることにより、安全性を高めている。
正極側メインリレー14は、電池モジュール10の正極端子側に接続されている接点14aと、高電位出力端子19側に接続されている接点14bとを有しており、これらの接点間を導通または遮断する。
プリチャージリレー15は、電源装置1と接続される負荷機器をプリチャージするためのものである。すなわち、電源装置1から負荷機器であるインバータ2a、2bに電源を供給する際には、先にプリチャージリレー15をオンすることで、電流制限抵抗16により電流を制限しながら、インバータ2a、2bに内蔵されている容量を予め充電しておく。こうしてインバータ2a、2bのプリチャージが完了した後に正極側メインリレー14をオンすることで、電源装置1からインバータ2a、2bへの電源供給開始時に過大な突入電流が流れないようにしている。このプリチャージリレー15も、正極側メインリレー14と同様に、電池モジュール10の正極端子側に接続されている接点15aと、高電位出力端子19側に接続されている接点15bとを有しており、これらの接点間を導通または遮断する。
負極側メインリレー17は、電池モジュール10の負極端子側に接続されている接点17aと、低電位出力端子20側に接続されている接点17bとを有しており、これらの接点間を導通または遮断する。
正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17における各接点間の導通状態は、電源装置1と接続されている外部の上位制御装置(不図示)によって制御される。この上位制御装置は、たとえば電源装置1が搭載されている電動車両の動作状態等に基づいて、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17における各接点間の導通状態を所定の法則に応じて切り替える。これにより、電源装置1からインバータ2a、2bへの電力供給を必要に応じて開始または停止することができる。
図2は、各リレーの切替タイミングの例を示す図である。電源装置1からインバータ2a、2bへの電源供給を開始する前の時刻T1以前では、図2に示すように、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17は全てオフである。すなわち、各リレーの接点間は遮断されている。
電源装置1からインバータ2a、2bへの電源供給を開始する場合、外部の上位制御装置からの切替信号に応じて、負極側メインリレー17が時刻T1において最初にオフからオンに切り替えられる。すると、負極側メインリレー17において接点17aと接点17bの間が導通される。なお、この時点では電源装置1からインバータ2a、2bへの電源供給はまだ開始されない。
次に、負極側メインリレー17をオンにしたままの状態で、プリチャージリレー15が時刻T2においてオフからオンに切り替えられる。すると、プリチャージリレー15において接点15aと接点15bの間が導通され、インバータ2a、2bのプリチャージが開始される。
インバータ2a、2bのプリチャージが完了したら、正極側メインリレー14が時刻T3においてオフからオンに切り替えられる。すると、正極側メインリレー14において接点14aと接点14bの間が導通され、電源装置1からインバータ2a、2bへの電源供給が開始される。その後、プリチャージリレー15が時刻T4においてオンからオフに切り替えられる。
電源装置1からインバータ2a、2bへの電源供給を停止する場合は、正極側メインリレー14が時刻T5においてオンからオフに切り替えられ、その直後に負極側メインリレー17が時刻T6においてオンからオフに切り替えられる。すると、正極側メインリレー14において接点14aと接点14bの間が遮断されると共に、負極側メインリレー17において接点17aと接点17bの間が遮断され、電源装置1からインバータ2a、2bへの電源供給が停止される。
電源装置1では、外部の上位制御装置からの切替信号に応じて、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17における各接点間の導通状態が上記のようにして切り替えられる。これにより、電源装置1からインバータ2a、2bへの電力供給を開始して、その後に停止することができる。
制御部13は、マイクロプロセッサやメモリ等によって構成されており、電源装置1の動作を制御するための各種演算処理を行う。たとえば、ADコンバータ12から入力された電圧Vc1〜Vc4に基づいて、電池モジュール10の各電池セルの充電状態を推定したり、不図示のバランシングスイッチを制御して各電池セルの充電状態を平均化したりする。制御部13による演算処理結果は、CAN(Controller Area Network)通信により上位制御装置へ出力される。
ここで、インバータ2a、2bが動作してモータ3a、3bが駆動しているときには、正極側メインリレー14や負極側メインリレー17において数百A程度の電流が流れる場合がある。この状態で正極側メインリレー14や負極側メインリレー17を遮断すると、これらの接点間にアーク放電が生じて接点間が溶着する可能性がある。こうした接点間の溶着が起こると、正極側メインリレー14や負極側メインリレー17が常に導通状態となり、電源装置1からインバータ2a、2bへの電力供給を停止できなくなってしまう。そこで制御部13は、以下で説明するような方法により、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態を判断する。
電圧測定系21は、正極側メインリレー14の接点14aおよびプリチャージリレー15の接点15aと、負極側メインリレー17の接点17aとの間の電圧(すなわち、電池モジュール10の正極と負極の間の電圧)V1aを測定し、その測定結果を制御部13へ出力する。制御部13は、この電圧測定系21により測定された電圧V1aと、前述のマルチプレクサ11およびADコンバータ12により測定された各電池セルの電圧Vc1〜Vc4を合計した電圧V1bとを比較し、これらの電圧差が所定の範囲内であるか否かを判定する。その結果、電圧差が所定の範囲内であれば測定結果が正常であると判断し、電圧V1aまたは電圧V1bのいずれか一方を電池電圧V1として採用する。このようにすることで、電圧測定系21、またはマルチプレクサ11およびADコンバータ12によって構成される電圧測定系のいずれか一方を主系とし、他方を冗長系として、電池電圧V1の測定を二重化することができる。
なお、電圧V1aと電圧V1bのどちらを電池電圧V1として採用するかは、各測定系の測定精度等に応じて予め設定しておくことができる。または、電圧V1aと電圧V1bをそれぞれ複数回ずつ測定して各測定結果間のばらつきを調べ、そのばらつきが小さい方を電池電圧V1として採用してもよい。あるいは、電圧V1aと電圧V1bの平均値を求めてこれを電池電圧V1としてもよい。
電圧測定系22、23は、正極側メインリレー14の接点14bおよびプリチャージリレー15の接点15bと、負極側メインリレー17の接点17bとの間の電圧(すなわち、高電位出力端子19と低電位出力端子20の間の電圧)V2a、V2bをそれぞれ測定し、その各測定結果を制御部13へ出力する。制御部13は、電圧測定系22、23によりそれぞれ測定された電圧V2aと電圧V2bとを比較し、これらの電圧差が所定の範囲内であるか否かを判定する。その結果、電圧差が所定の範囲内であれば測定結果が正常であると判断し、電圧V2aまたは電圧V2bのいずれか一方を負荷電圧V2として採用する。このようにすることで、電圧測定系22または23のいずれか一方を主系とし、他方を冗長系として、負荷電圧V2の測定を二重化することができる。なお、電圧V2aと電圧V2bのどちらを負荷電圧V2として採用するかは、前述の電池電圧V1と同様の方法により決定することができる。
電圧測定系24、25は、正極側メインリレー14の接点14bおよびプリチャージリレー15の接点15bと、負極側メインリレー17の接点17aとの間の電圧V3a、V3bをそれぞれ測定し、その各測定結果を制御部13へ出力する。制御部13は、電圧測定系24、25によりそれぞれ測定された電圧V3aと電圧V3bとを比較し、これらの電圧差が所定の範囲内であるか否かを判定する。その結果、電圧差が所定の範囲内であれば測定結果が正常であると判断し、電圧V3aまたは電圧V3bのいずれか一方を正極側リレー電圧V3として採用する。このようにすることで、電圧測定系24または25のいずれか一方を主系とし、他方を冗長系として、正極側リレー電圧V3の測定を二重化することができる。なお、電圧V3aと電圧V3bのどちらを正極側リレー電圧V3として採用するかは、前述の電池電圧V1や負荷電圧V2と同様の方法により決定することができる。
電圧測定系26、27は、正極側メインリレー14の接点14aおよびプリチャージリレー15の接点15aと、負極側メインリレー17の接点17bとの間の電圧V4a、V4bをそれぞれ測定し、その各測定結果を制御部13へ出力する。制御部13は、電圧測定系26、27によりそれぞれ測定された電圧V4aと電圧V4bとを比較し、これらの電圧差が所定の範囲内であるか否かを判定する。その結果、電圧差が所定の範囲内であれば測定結果が正常であると判断し、電圧V4aまたは電圧V4bのいずれか一方を負極側リレー電圧V4として採用する。このようにすることで、電圧測定系26または27のいずれか一方を主系とし、他方を冗長系として、負極側リレー電圧V4の測定を二重化することができる。なお、電圧V4aと電圧V4bのどちらを負極側リレー電圧V4として採用するかも、正極側リレー電圧V3の場合と同じく、前述の電池電圧V1や負荷電圧V2と同様の方法により決定することができる。
制御部13は、上記のようにして同時に測定された電池電圧V1、負荷電圧V2、正極側リレー電圧V3および負極側リレー電圧V4に基づいて、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態を判断するためのリレー溶着診断を行う。このとき制御部13は、正極側リレー電圧V3と負極側リレー電圧V4が電池電圧V1、負荷電圧V2または0Vのいずれに等しいかをそれぞれ判断し、その判断結果と予め制御部13内に記憶されているマップ情報とを比較することにより、各リレーの溶着状態を判断する。
上記マップ情報は、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の各リレーの導通状態の組み合わせごとに、正極側リレー電圧V3および負極側リレー電圧V4と、電池電圧V1および負荷電圧V2との間の関係を示した情報である。制御部13は、このようなマップ情報を用いて、測定された正極側リレー電圧V3および負極側リレー電圧V4が正常なリレー導通状態または異常なリレー導通状態のいずれに対応しているかを判断する。その結果、異常なリレー導通状態に対応していると判断した場合は、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15または負極側メインリレー17のいずれかにおいて接点間の溶着が生じている可能性があると診断し、その診断結果を上位制御装置へ出力する。
図3は、リレー溶着診断に用いられるマップ情報の例を示す図である。図3(a)は、電源装置1からインバータ2a、2bへの電力供給前および電力供給時に行われるリレー溶着診断において用いられるマップ情報の例を示している。
図3(a)のマップ情報では、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の導通状態の各組み合わせをケース番号1〜8でそれぞれ表している。このケース番号1〜8の各ケースについて、電源装置1からの電力供給前および電力供給時に、正極側リレー電圧V3と負極側リレー電圧V4がそれぞれ電池電圧V1、負荷電圧V2または0Vのいずれに等しいかを表している。たとえばケース番号1は、正極側メインリレー14がオンであり、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17がそれぞれオフであるときに、正極側リレー電圧V3が電池電圧V1と等しく、負極側リレー電圧V4が0Vであることを表している。
図3(a)のマップ情報において、各ケース番号の「正常/異常」の欄には、当該ケース番号に対応するリレー導通状態が正常であるか異常であるかを表している。すなわち、この欄が「正常」であるケース番号2、4、6、7および8の各ケースは、各リレーの導通状態が正常であることを表している。なお、これらの各ケースは、前述の図2の切替タイミングにおける特定の期間にそれぞれ対応している。具体的には、ケース番号2は時刻T1から時刻T2までの期間に対応し、ケース番号4は時刻T4から時刻T5までの期間に対応している。また、ケース番号6は時刻T2から時刻T3までの期間に対応し、ケース番号7は時刻T3から時刻T4までの期間に対応し、ケース番号8は時刻T1以前の期間に対応している。一方、「正常/異常」の欄が「異常」であるケース番号1、3および5の各ケースは、各リレーの導通状態が異常であり、図2の切替タイミングにおいて対応する期間が存在しないことを表している。
制御部13は、電源装置1からの電力供給前または電力供給時における各電圧の測定結果から、正極側リレー電圧V3および負極側リレー電圧V4がそれぞれ電池電圧V1、負荷電圧V2または0Vのいずれに等しいかを判断する。そして、この判断結果と図3(a)のマップ情報とを比較して、各電圧の測定結果がどのケース番号に対応するかを特定する。たとえば、正極側リレー電圧V3が0Vであり、負極側リレー電圧V4が電池電圧V1と等しい場合は、各電圧の測定結果に対応するケース番号としてケース番号2を特定する。
上記のようにして各電圧の測定結果に対応するケース番号を図3(a)のマップ情報において特定したら、当該ケース番号の「正常/異常」の欄を参照することにより、当該ケース番号に対応するリレー導通状態が正常であるか異常であるかを判断する。その結果、異常であると判断した場合は、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15または負極側メインリレー17のいずれかに溶着が生じている可能性があると診断する。
図3(b)は、電源装置1からインバータ2a、2bへの電力供給停止後に行われるリレー溶着診断において用いられるマップ情報の例を示している。
図3(b)のマップ情報では、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の導通状態の各組み合わせをケース番号9〜16でそれぞれ表している。このケース番号9〜16の各ケースについて、電源装置1からの電力供給停止後に、正極側リレー電圧V3と負極側リレー電圧V4がそれぞれ電池電圧V1、負荷電圧V2または0Vのいずれに等しいかを表している。たとえばケース番号9は、正極側メインリレー14がオンであり、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17がそれぞれオフであるときに、正極側リレー電圧V3が電池電圧V1と等しく、負極側リレー電圧V4が電池電圧V1から0Vへと変化することを表している。
図3(b)のマップ情報においても、図3(a)と同様に、各ケース番号の「正常/異常」の欄には、当該ケース番号に対応するリレー導通状態が正常であるか異常であるかを表している。すなわち、この欄が「正常」であるケース番号10および16の各ケースは、各リレーの導通状態が正常であることを表している。なお、これらの各ケースは、前述の図2の切替タイミングにおける特定の期間にそれぞれ対応している。具体的には、ケース番号10は時刻T5から時刻T6までの期間に対応し、ケース番号16は時刻T6以降の期間に対応している。一方、「正常/異常」の欄が「異常」であるケース番号9、11、12、13、14および15の各ケースは、各リレーの導通状態が異常であり、図2の切替タイミングにおいて対応する期間が存在しないことを表している。
制御部13は、電源装置1からの電力供給停止後における各電圧の測定結果から、正極側リレー電圧V3および負極側リレー電圧V4がそれぞれ電池電圧V1、負荷電圧V2または0Vのいずれに等しいかを判断する。そして、この判断結果と図3(b)のマップ情報とを比較して、各電圧の測定結果がどのケース番号に対応するかを特定する。たとえば、正極側リレー電圧V3が電池電圧V1から0Vに変化し、負極側リレー電圧V4が電池電圧V1と等しい場合は、各電圧の測定結果に対応するケース番号としてケース番号10を特定する。
上記のようにして各電圧の測定結果に対応するケース番号を図3(b)のマップ情報において特定したら、当該ケース番号の「正常/異常」の欄を参照することにより、当該ケース番号に対応するリレー導通状態が正常であるか異常であるかを判断する。その結果、異常であると判断した場合は、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15または負極側メインリレー17のいずれかに溶着が生じている可能性があると診断する。
電源装置1は、以上説明したような処理を制御部13において行うことにより、同時に測定された電池電圧V1、負荷電圧V2、正極側リレー電圧V3および負極側リレー電圧V4に基づいたリレー溶着診断を行う。これにより、各リレーの導通状態に関わらず、任意のタイミングで、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態を判断することができる。また、インバータ2a、2bの動作状態がそれぞれ変動したり、外部から電池モジュール10が充電されたりことで、電源装置1に対する負荷状態が変動し、それに応じて各電圧の測定値が変動しても、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態を確実に判断することができる。
図1において、絶縁抵抗測定部18a、18bは、高電位出力端子19および低電位出力端子20と基準電位との間の絶縁抵抗に応じた絶縁抵抗電圧V5a、V5bをそれぞれ測定し、その測定結果を制御部13へそれぞれ出力する。制御部13は、絶縁抵抗測定部18a、18bによりそれぞれ測定された絶縁抵抗電圧V5aと絶縁抵抗電圧V5bとを比較し、これらの電圧差が所定の範囲内であるか否かを判定する。その結果、電圧差が所定の範囲内であれば測定結果が正常であると判断し、絶縁抵抗電圧V5aまたは絶縁抵抗電圧V5bのいずれか一方を絶縁抵抗電圧V5として採用する。このようにすることで、絶縁抵抗測定部18aまたは18bのいずれか一方を主系とし、他方を冗長系として、絶縁抵抗電圧V5の測定を二重化することができる。なお、絶縁抵抗電圧V5aと絶縁抵抗電圧V5bのどちらを絶縁抵抗電圧V5として採用するかは、前述の電池電圧V1や負荷電圧V2等と同様にして決定することができる。
ここで、絶縁抵抗測定部18a、18bでは、周知の様々な測定方法を用いて絶縁抵抗電圧V5a、V5bをそれぞれ測定することができる。たとえば、高電位出力端子19側に矩形波を入力したときの高電位出力端子19側と低電位出力端子20側の分圧電圧をそれぞれ測定し、これらの分圧電圧の差分を求めることにより、絶縁抵抗に応じた絶縁抵抗電圧V5a、V5bを測定することができる。これ以外にも、様々な測定方法を採用することができる。なお、絶縁抵抗測定部18aと絶縁抵抗測定部18bとで同じ測定方法を用いてもよいし、別の測定方法を用いてもよい。
制御部13は、絶縁抵抗測定部18a、18bにより測定された絶縁抵抗電圧V5a、V5bに基づいて地絡発生の有無を検知する。地絡の発生を検知したら、その検知結果を上位制御装置へ出力する。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果を奏する。
(1)電源装置1は、二次電池である電池モジュール10を有し、電池モジュール10からの電力を負荷機器であるインバータ2a、2bに供給する。この電源装置1は、電池モジュール10の正極端子側にインバータ2a、2bを接続するための高電位出力端子19と、電池モジュール10の負極端子側にインバータ2a、2bを接続するための低電位出力端子20と、電池モジュール10の正極端子と高電位出力端子19との間に設けられた正極側メインリレー14およびプリチャージリレー15と、電池モジュール10の負極端子と低電位出力端子20との間に設けられた負極側メインリレー17とを備える。正極側メインリレー14およびプリチャージリレー15は、電池モジュール10の正極端子側の接点14a、15aと、高電位出力端子19側の接点14b、15bとの間をそれぞれ導通または遮断する。負極側メインリレー17は、電池モジュール10の負極端子側の接点17aと、低電位出力端子20側の接点17bとの間を導通または遮断する。さらに電源装置1は、接点14a、15aと接点17aとの間の電池電圧V1をそれぞれ測定する測定系および冗長系(電圧測定系21と、マルチプレクサ11およびADコンバータ12による電圧測定系)と、接点14b、15bと接点17bとの間の負荷電圧V2をそれぞれ測定する測定系および冗長系(電圧測定系22、23)と、制御部13とを備える。制御部13は、これらの測定系および冗長系でそれぞれ測定された電池電圧V1と負荷電圧V2とに基づいて、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態を判断する。このようにしたので、故障や負荷状態の変動に対して高い堅牢性で、継電器である各リレーの溶着状態を検出可能な電源装置1を実現することができる。
(2)電源装置1はさらに、接点14b、15bと接点17aとの間の正極側リレー電圧V3を測定する電圧測定系24(または電圧測定系25)と、接点14a、15aと接点17bとの間の負極側リレー電圧V4を測定する電圧測定系26(または電圧測定系27)とを備える。制御部13は、電池電圧V1、負荷電圧V2、正極側リレー電圧V3および負極側リレー電圧V4に基づいて、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態を判断する。このようにしたので、故障や負荷状態の変動に対してより高い堅牢性で各リレーの溶着状態を確実に検出することができる。
(3)電源装置1はさらに、電圧測定系24(または電圧測定系25)とは別に設けられ、正極側リレー電圧V3を測定する冗長系としての電圧測定系25(または電圧測定系24)と、電圧測定系26(または電圧測定系27)とは別に設けられ、負極側リレー電圧V4を測定する冗長系としての電圧測定系27(または電圧測定系26)とを備える。このようにしたので、故障に対する堅牢性をより高めることができる。
(4)制御部13は、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の導通状態の組み合わせごとに、正極側リレー電圧V3および負極側リレー電圧V4と、電池電圧V1および負荷電圧V2との間の関係を示した図3のようなマップ情報を予め記憶している。そして、正極側リレー電圧V3および負極側リレー電圧V4が電池電圧V1、負荷電圧V2または0Vのいずれに等しいかをそれぞれ判断し、その判断結果とマップ情報とを比較することにより、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態を判断する。このようにしたので、各リレーの溶着状態を容易かつ確実に判断することができる。
(5)制御部13は、インバータ2a、2bへの電力供給前および電力供給時と、インバータ2a、2bへの電力供給を遮断した後とで、図3(a)、(b)のようにそれぞれ異なるマップ情報を用いて、正極側メインリレー14、プリチャージリレー15および負極側メインリレー17の溶着状態を判断する。このようにしたので、各リレーの溶着状態を電力供給状態に応じて正しく判断することができる。
(6)電源装置1はさらに、高電位出力端子19および低電位出力端子20と基準電位との間の絶縁抵抗に応じた絶縁抵抗電圧V5aを測定する絶縁抵抗測定部18aと、この絶縁抵抗測定部18aとは別に設けられ、高電位出力端子19および低電位出力端子20と基準電位との間の絶縁抵抗に応じた絶縁抵抗電圧V5bを測定する絶縁抵抗測定部18bとをさらに備える。このようにしたので、故障に対して高い堅牢性で地絡発生の有無を検知することができる。
なお、以上説明した実施形態において説明したような各電圧の測定系の二重化は、必ずしも全てを行う必要はなく、いずれか任意のものを選択して採用することができる。あるいは、全ての電圧について測定系の二重化を行わないこととしてもよい。
また、以上説明した実施形態において、電池電圧V1を測定するためのマルチプレクサ11およびADコンバータ12によって構成される電圧測定系を二重化した構成とすることで、故障に対する堅牢性をさらに高めてもよい。
さらに、以上説明した実施形態において、負荷電圧V2を測定するための電圧測定系22、23のいずれか一方または両方を、絶縁抵抗測定部18a、18bの一部とそれぞれ共通化してもよい。このようにすれば、負荷電圧V2の測定を二重化するための追加部分を抑えることができる。
以上説明した実施形態では、電動車両に搭載される電源装置1を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。負荷機器と接続され、この負荷機器に電力を供給するものである限り、どのような電源装置についても本発明を適用可能である。
以上説明した実施形態や各種変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。
1:電源装置
2a、2b:インバータ
3a、3b:モータ
10:電池モジュール
11:マルチプレクサ
12:ADコンバータ
13:制御部
14:正極側メインリレー
15:プリチャージリレー
16:電流制限抵抗
17:負極側メインリレー
18a、18b:絶縁抵抗測定部
19:高電位出力端子
20:低電位出力端子
21〜27:電圧測定系

Claims (7)

  1. 二次電池を有し、前記二次電池からの電力を負荷機器に供給する電源装置であって、
    前記二次電池の正極端子側に前記負荷機器を接続するための高電位出力端子と、
    前記二次電池の負極端子側に前記負荷機器を接続するための低電位出力端子と、
    前記二次電池の正極端子と前記高電位出力端子との間に設けられ、前記二次電池の正極端子側の第1の正極接点と前記高電位出力端子側の第2の正極接点との間を導通または遮断する正極側継電器と、
    前記二次電池の負極端子と前記低電位出力端子との間に設けられ、前記二次電池の負極端子側の第1の負極接点と前記低電位出力端子側の第2の負極接点との間を導通または遮断する負極側継電器と、
    前記第1の正極接点と前記第1の負極接点との間の第1の電圧を測定する第1の測定系と、
    前記第1の測定系とは別に設けられ、前記第1の電圧を測定する第1の冗長系と、
    前記第2の正極接点と前記第2の負極接点との間の第2の電圧を測定する第2の測定系と、
    前記第2の測定系とは別に設けられ、前記第2の電圧を測定する第2の冗長系と、
    前記第1の測定系および前記第1の冗長系でそれぞれ測定された前記第1の電圧と、前記第2の測定系および前記第2の冗長系でそれぞれ測定された前記第2の電圧とに基づいて、前記正極側継電器および前記負極側継電器の溶着状態を判断する制御部とを備えることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記第2の正極接点と前記第1の負極接点との間の第3の電圧を測定する第3の測定系と、
    前記第1の正極接点と前記第2の負極接点との間の第4の電圧を測定する第4の測定系とをさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の電圧、前記第2の電圧、前記第3の電圧および前記第4の電圧に基づいて、前記正極側継電器および前記負極側継電器の溶着状態を判断することを特徴とする電源装置。
  3. 請求項2に記載の電源装置において、
    前記第3の測定系とは別に設けられ、前記第3の電圧を測定する第3の冗長系と、
    前記第4の測定系とは別に設けられ、前記第4の電圧を測定する第4の冗長系とをさらに備えることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項2または3に記載の電源装置において、
    前記正極側継電器は、前記負荷機器をプリチャージするためのプリチャージリレーおよび正極側メインリレーを有し、
    前記制御部は、
    前記正極側メインリレー、前記プリチャージリレーおよび前記負極側継電器の導通状態の組み合わせごとに、前記第3の電圧および前記第4の電圧と、前記第1の電圧および前記第2の電圧との間の関係を示したマップ情報を予め記憶し、
    前記第3の電圧および前記第4の電圧が前記第1の電圧、前記第2の電圧または0Vのいずれに等しいかをそれぞれ判断し、その判断結果と前記マップ情報とを比較することにより、前記正極側継電器および前記負極側継電器の溶着状態を判断することを特徴とする電源装置。
  5. 請求項4に記載の電源装置において、
    前記制御部は、前記負荷機器への電力供給前および電力供給時と、前記負荷機器への電力供給を遮断した後とで、それぞれ異なる前記マップ情報を用いて、前記正極側継電器および前記負極側継電器の溶着状態を判断することを特徴とする電源装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電源装置において、
    前記高電位出力端子および前記低電位出力端子と基準電位との間の絶縁抵抗に応じた第1の絶縁抵抗電圧を測定する第1の絶縁抵抗測定部と、
    前記第1の絶縁抵抗測定部とは別に設けられ、前記高電位出力端子および前記低電位出力端子と基準電位との間の絶縁抵抗に応じた第2の絶縁抵抗電圧を測定する第2の絶縁抵抗測定部とをさらに備えることを特徴とする電源装置。
  7. 二次電池を有し、前記二次電池からの電力を負荷機器に供給する電源装置であって、
    前記二次電池の正極端子側に前記負荷機器を接続するための高電位出力端子と、
    前記二次電池の負極端子側に前記負荷機器を接続するための低電位出力端子と、
    前記二次電池の正極端子と前記高電位出力端子との間に設けられ、前記二次電池の正極端子側の第1の正極接点と前記高電位出力端子側の第2の正極接点との間を導通または遮断する正極側継電器と、
    前記二次電池の負極端子と前記低電位出力端子との間に設けられ、前記二次電池の負極端子側の第1の負極接点と前記低電位出力端子側の第2の負極接点との間を導通または遮断する負極側継電器と、
    前記第1の正極接点と前記第1の負極接点との間の第1の電圧を測定する第1の測定系と、
    前記第2の正極接点と前記第2の負極接点との間の第2の電圧を測定する第2の測定系と、
    前記第2の正極接点と前記第1の負極接点との間の第3の電圧を測定する第3の測定系と、
    前記第1の正極接点と前記第2の負極接点との間の第4の電圧を測定する第4の測定系と、
    前記第1の電圧、前記第2の電圧、前記第3の電圧および前記第4の電圧に基づいて、前記正極側継電器および前記負極側継電器の溶着状態を判断する制御部とを備えることを特徴とする電源装置。
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