JP2003142559A - 基板搬送装置、基板処理システム及び基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送装置、基板処理システム及び基板搬送方法

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JP2003142559A
JP2003142559A JP2002228505A JP2002228505A JP2003142559A JP 2003142559 A JP2003142559 A JP 2003142559A JP 2002228505 A JP2002228505 A JP 2002228505A JP 2002228505 A JP2002228505 A JP 2002228505A JP 2003142559 A JP2003142559 A JP 2003142559A
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Tatsuya Iwasaki
達也 岩崎
Keisuu Otsuka
慶崇 大塚
Norihide Sagara
典秀 相良
Noritoshi Kumagai
典俊 熊谷
Shinya Hayashi
伸也 林
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 別途の駆動機構を設けることなく、簡単な構
造により当該進退方向と直交する方向に関する基板の位
置ずれを検出することができる基板搬送装置及び位置ず
れを補正できる基板処理システムを提供すること。 【解決手段】 ピンセットを引いてカセットCから基板
Gを取り出し、ピンセットを引いていくと、基板Gを取
り出す前は位置Pにあったセンサ9が、軌跡Tを描いて
基板Gの一辺Gaを通過移動する。これにより、保持さ
れた基板Gの、ピンセットの進退方向と直交する方向
(Y方向)に関する位置は、センサ9が一辺Gaを通過
移動したときの反射光を受光するタイミングと、モータ
の回転パルス数とにより算出さる。従って、ピンセット
の正常位置に保持された場合のタイミングと比較するこ
とにより位置ずれを検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
(Liquid Crystal Display:LCD)等に使用されるガ
ラス基板を搬送する基板搬送装置、基板搬送方法及びこ
の基板搬送装置が適用される、例えばレジスト塗布現像
処理システム等の基板処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】LCDの製造工程においては、被処理体
であるLCD用のガラス基板上にITO(Indium Tin O
xide)の薄膜や電極パターンを形成するために、半導体
デバイスの製造に用いられるものと同様のフォトリソグ
ラフィ技術が利用される。フォトリソグラフィ技術で
は、フォトレジストをガラス基板に塗布し、これを露光
し、さらに現像する。
【0003】これら一連の処理工程は、従来から一体型
の塗布現像処理システムにより行われている。この塗布
現像処理システムは、例えば、ガラス基板が複数収容さ
れるキャリアカセットが載置されるカセットステーショ
ンと、基板に対しレジスト塗布、現像、加熱・冷却、洗
浄等の各処理を行う処理部と、露光装置に対して基板を
搬出及び搬入するためのインターフェース部とを備えて
おり、キャリアカセットへの基板の搬入出及び各処理部
への基板の搬送は、搬送ロボットにより行われている。
【0004】この搬送ロボットは、一般的に、ガラス基
板を保持するピンセットと、このピンセットを進退させ
たり、回転させたりする駆動機構とを有している。この
搬送ロボットには、例えばピンセット内に反射型の光セ
ンサが取り付けられており、例えば上記のように、キャ
リアカセット内の基板を取り出す際において、ピンセッ
トがキャリアカセットにアクセスしたときの基板からの
反射光を受光するタイミングにより、ピンセットが保持
する基板の位置ずれを検出している。この場合、センサ
はピンセットの進退方向に関する位置ずれのみを検出し
ている。これにより、カセット内の基板の位置のずれを
検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
搬送ロボットでは、ピンセットの進退方向に関する位置
ずれしか検出することができず、当該進退方向と直交す
る方向に関する位置ずれは検出することができない。そ
こで、別途のセンサ及びこのセンサを所定の位置にセッ
ティングするための駆動機構を設け、当該進退方向と直
交する方向に関する基板の位置ずれを検出しているが、
この方法では、当該センサが所定の位置、例えば、基板
を保持しているピンセットの近傍の位置にセッティング
されるまでの時間が無駄となる。また、このセンサを移
動させるための駆動機構を設ける必要があるため、セン
サの移動のためのスペースの必要性及び装置コストの高
騰の問題が生じている。
【0006】以上のような事情に鑑み、本発明の目的
は、別途の駆動機構を設けることなく、簡単な構造によ
り当該進退方向と直交する方向に関する基板の位置ずれ
を検出することができる基板搬送装置及び基板搬送方法
を提供することにある。
【0007】また、本発明の別の目的は、このような搬
送装置を使用し、基板の位置ずれを補正することができ
る基板処理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の基板搬送装置は、基板を水平に保持する保
持部と、前記保持部を水平面内で進退移動させる駆動手
段と、前記保持部により保持された基板の、前記進退方
向一辺の一部を通過移動可能に設けられ、前記保持され
た基板の前記進退方向と直交する方向に関する位置を検
出する第1のセンサとを具備する。
【0009】このような構成によれば、例えば、駆動手
段に第1のセンサを取り付けることで、別途の駆動手段
を設ける必要がなく、簡易な構造により前記基板の一辺
の一部を検出でき、当該別途の駆動手段を設けることに
よる配置スペース及び装置コストの問題を解消すること
ができる。
【0010】本発明の一の形態によれば、前記駆動手段
は、前記保持部に接続され水平面内で回動可能な多関節
型の支持アームであり、前記第1のセンサは前記支持ア
ームに取り付けられて配置される。これにより、別途の
駆動手段を設ける必要がなく、簡易な構造により前記基
板の一辺を検出でき、また、配置スペース及び装置コス
トの問題が解消される。
【0011】本発明の一の形態によれば、前記支持アー
ムは、少なくとも前記保持された基板の直下位置で回動
可能に設けられた第1のアームと、一端が前記第1のア
ームに接続されるとともに他端が前記保持部に接続さ
れ、前記第1のアームの回動運動が伝達されて回動する
第2のアームとを具備し、前記第1のセンサは、前記第
2のアームに固定され該第2のアームの長手方向と直交
する方向の長さを有する取付部材に取り付けられてい
る。これにより、基板の前記進退方向一辺を通過させる
角度を当該一辺に対し可及的に直角になるようにでき、
確実に当該一辺を検出できる。
【0012】取付部材としては、L字状のものが好まし
い。装置全体の回転半径を小さくできるからである。
【0013】本発明の一の形態によれば、前記保持部と
前記支持アームとを一体的に回転させる基台を更に具備
し、前記第1のセンサは、前記基台に取り付けられてい
る。これにより、従来では当該基板搬送装置とは離れて
センサを設けていたが、本発明では、例えば第1のセン
サを基台に、前記基板の一辺を通過移動可能に設けるこ
とにより、基台がどのような回転位置にあっても確実に
当該一辺を検出できる。また、従来に比べ装置スペース
の減少を図ることができる。
【0014】本発明の一の形態によれば、前記保持部
は、前記保持された基板の、前記進退方向に関する位置
及び回転方向に関する位置を検出する第2のセンサを具
備する。
【0015】本発明の基板処理システムは、基板を収容
するカセットが複数配列されたカセットステーション
と、基板を水平に保持可能であって前記カセットにアク
セス可能な保持部と、前記保持部を水平面内で進退移動
させる駆動手段と、前記保持部により保持された基板
の、前記進退方向一辺の少なくとも一部を通過移動可能
に設けられ、前記保持された基板の前記進退方向と直交
する方向に関する位置を検出する第1のセンサとを具備
する基板搬送装置と、基板に対し複数のプロセス処理を
行う処理部と、前記基板搬送装置と前記処理部との間で
基板の受け渡しを行う搬送機構と、前記第1のセンサの
検出結果に基づいて、前記搬送機構又は前記基板搬送装
置のうちいずれか一方が前記進退方向と直交する方向の
位置調整を行った上で、前記搬送機構が前記基板搬送装
置から基板を正常位置で受け取るように制御する手段と
を具備する。
【0016】このような構成によれば、基板搬送装置及
び搬送機構との間で基板を受け渡す際に、第1のセンサ
により基板の進退方向と直交する方向の位置を検出し、
その検出結果に基づいて、搬送機構又は基板搬送装置の
うちいずれか一方が、前記進退方向と直交する方向の位
置調整をしているので、搬送機構は常に正常位置で基板
を受け取ることができ、各処理部へ位置ずれを発生させ
ることなく基板を搬入させることができる。
【0017】本発明の一の形態によれば、前記駆動手段
は、前記保持部に接続され水平面内で回動可能な多関節
型の支持アームであり、前記第1のセンサは前記支持ア
ームに取り付けられて配置される。これにより、別途の
駆動手段を設ける必要がなく、簡易な構造により前記基
板の一辺を検出でき、また、配置スペース及び装置コス
トの問題が解消される。
【0018】本発明の一の形態によれば、前記支持アー
ムは、少なくとも前記保持された基板の直下位置で回動
可能に設けられた第1のアームと、一端が前記第1のア
ームに接続されるとともに他端が前記保持部に接続さ
れ、前記第1のアームの回動運動が伝達されて回動する
第2のアームとを具備し、前記第1のセンサは、前記第
2のアームに固定され該第2のアームの長手方向と直交
する方向の長さを有する取付部材に取り付けられてい
る。これにより、基板の前記進退方向一辺を通過させる
角度を当該一辺に対し可及的に直角になるようにでき、
確実に当該一辺を検出できる。
【0019】本発明の一の形態によれば、前記保持部と
前記支持アームとを一体的に回転させる手段と、前記保
持部に設けられ、前記保持された基板の、前記進退方向
に関する位置及び回転方向に関する位置を検出する第2
のセンサと、前記第2のセンサの検出結果に基づいて、
前記基板搬送装置が、前記保持された基板の前記回転方
向の位置調整を行うとともに前記進退方向の位置調整を
行った上で、前記搬送機構が前記基板搬送装置から基板
を正常位置で受け取るように制御する手段とを更に具備
する。これにより、基板搬送装置及び搬送機構との間で
基板を受け渡す際に、基板の前記進退方向、進退方向と
直交する方向及び回転方向の位置を検出し、その検出結
果に基づいて、基板を保持した保持部の進退方向及び回
転方向の位置を補正し、更に、上述のように搬送機構の
前記進退方向と直交する方向の位置調整をしているの
で、搬送機構は常に正常位置で基板を受け取ることがで
き、各処理部へ位置ずれを発生させることなく基板を搬
入させることができる。
【0020】本発明の一の形態によれば、前記保持部と
前記支持アームとを一体的に回転させる手段と、前記保
持部に設けられ、前記保持された基板の、前記進退方向
に関する位置及び回転方向に関する位置を検出する第2
のセンサと、前記第2のセンサの検出結果に基づいて、
前記搬送機構が、前記保持された基板の前記回転方向の
位置調整を行うとともに前記進退方向の位置調整を行っ
た上で、前記基板搬送装置から基板を正常位置で受け取
るように制御する手段とを更に具備する。これにより、
搬送機構は常に正常位置で基板を受け取ることができ、
各処理部へ位置ずれを発生させることなく基板を搬入さ
せることができる。
【0021】本発明の別の観点に係る基板搬送方法は、
保持部により基板を水平に保持しつつ該水平面内で基板
を進退移動させる工程と、前記保持部により保持された
基板の、前記進退方向一辺の一部を通過移動可能に設け
れた第1のセンサにより、前記保持された基板の前記進
退方向と直交する方向に関する位置を検出する工程とを
具備することを特徴とする。これにより、簡易な構造に
より前記基板の一辺の一部を検出でき、当該別途の駆動
手段を設けることによる配置スペース及び装置コストの
問題を解消することができる。
【0022】本発明の更なる特徴と利点は、添付した図
面及び発明の実施の形態の説明を参酌することにより一
層明らかになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施形態に係る塗布現
像処理システムの示す平面図である。この塗布現像処理
システムは、複数のガラス基板Gを収容するカセットC
を載置するカセットステーション1と、基板Gにレジス
ト塗布及び現像を含む一連の処理を施すための複数の処
理ユニットを備えた処理部2と、露光装置(図示せず)
との間で基板Gの受け渡しを行うためのインターフェー
ス部3とを備えており、処理部2の両端にそれぞれカセ
ットステーション1及びインターフェース部3が配置さ
れている。
【0025】カセットステーション1は、本発明の第1
の実施形態に係る、多関節型の支持アームを有する搬送
装置10を備えている。この搬送装置10は、搬送路4
上を移動しカセットCと処理部2との間で基板Gの搬送
を行う。この搬送装置10の詳細については後述する。
【0026】処理部2は、前段部2aと中段部2bと後
段部2cとに分かれており、それぞれ中央に搬送路1
2、13、14を有し、これら搬送路の両側に各処理ユ
ニットが配設されている。そして、これらの間には中継
部15、16が設けられている。
【0027】前段部2aは、搬送路12に沿って移動可
能な主搬送機構17を備えており、搬送路12の一方側
には、2つの洗浄装置(SCR)21a、21bが配置
されており、搬送路12の他方側には紫外線照射装置
(UV)及び冷却装置(COL)が上下に重ねられてな
る紫外線照射/冷却ユニット25、2つの加熱処理装置
(HP)が上下に重ねられてなる加熱処理ユニット2
6、及び2つの冷却装置(COL)が上下に重ねられて
なる冷却ユニット27が配置されている。
【0028】また、中段部2bは、搬送路13に沿って
移動可能な主搬送機構18を備えており、搬送路13の
一方側には、レジスト塗布装置(CT)22、減圧乾燥
装置(VD)40及び基板Gの周縁部のレジストを除去
するエッジリムーバ(ER)23が一体的に設けられて
配置され、塗布系処理ユニット群を構成している。この
塗布系処理ユニット群では、レジスト塗布装置(CT)
22で基板Gにレジストが塗布された後、基板Gが減圧
乾燥装置(VD)40に搬送されて乾燥処理され、その
後、エッジリムーバ(ER)23により周縁部レジスト
除去処理が行われるようになっている。搬送路13の他
方側には、2つの加熱装置(HP)が上下に重ねられて
なる加熱処理ユニット28、加熱処理装置(HP)と冷
却処理装置(COL)が上下に重ねられてなる加熱処理
/冷却ユニット29、及び基板表面の疎水化処理を行う
アドヒージョン処理装置(AD)と冷却装置(COL)
とが上下に積層されてなるアドヒージョン処理/冷却ユ
ニット30が配置されている。
【0029】更に、後段部2cは、搬送路14に沿って
移動可能な主搬送機構19を備えており、搬送路14の
一方側には、3つの現像処理装置(DEV)24a、2
4b、24cが配置されており、搬送路14の他方側に
は2つの加熱処理装置(HP)が上下に重ねられてなる
加熱処理ユニット31、及び加熱処理装置(HP)と冷
却装置(COL)が上下に積層されてなる2つの加熱処
理/冷却ユニット32、33が配置されている。
【0030】上記主搬送機構17,18,19は、それ
ぞれ水平面内の2方向のX軸駆動機構、Y軸駆動機構、
及び垂直方向のZ軸駆動機構を備えており、さらにZ軸
を中心に回転する回転駆動機構を備えており、それぞれ
基板Gを支持するピンセット17a,18a,19aを
有している。
【0031】なお、処理部2は、搬送路を挟んで一方の
側に、洗浄装置(SCR)21a、21b、レジスト塗
布装置(CT)22、及び現像処理装置24a、24
b、24cのような液供給系ユニットを配置しており、
他方の側に加熱処理ユニットや冷却処理ユニット等の熱
系処理ユニットのみを配置する構造となっている。
【0032】また、中継部15、16の液供給系配置側
の部分には、薬液供給部34が配置されており、さらに
メンテナンスが可能なスペース35が設けられている。
【0033】インターフェース部3は、処理部2との間
で基板を受け渡しする際に一時的に基板を保持するエク
ステンション36と、さらにその両側に設けられた、バ
ッファカセットを配置する2つのバッファステージ37
と、これらと露光装置(図示せず)との間の基板Gの搬
入出を行う搬送装置38とを備えている。この搬送装置
38は、上記カセットステーション1側の搬送装置10
と同一の構成を有している。搬送装置38はエクステン
ション36及びバッファステージ37の配列方向に沿っ
て設けられた搬送路38a上を移動可能なピンセット3
9を備え、この搬送ピンセット39により処理部2と露
光装置との間で基板Gの搬送が行われる。
【0034】以上説明した塗布現像システムの一連の処
理工程については、先ずカセットC内の基板Gが処理部
2に搬送され、処理部2では、前段部2aの紫外線照射
/冷却ユニット25の紫外線照射装置(UV)で表面改
質・洗浄処理が行われる。そして、そのユニットの冷却
装置(COL)で冷却された後、洗浄ユニット(SC
R)21a,21bでスクラバー洗浄が施され、前段部
2aに配置された加熱処理装置(HP)の一つで加熱乾
燥された後、冷却ユニット27のいずれかの冷却装置
(COL)で冷却される。続いてガラス基板Gは中段部
2bに搬送され、レジストの定着性を高めるために、ユ
ニット30の上段のアドヒージョン処理装置(AD)に
て疎水化処理(HMDS処理)され、下段の冷却装置
(COL)で冷却後、塗布系処理ユニット群に搬入され
る。そして塗布系処理ユニット群で所定のレジスト塗布
処理等が行われる。その後、中段部2bに配置された加
熱処理装置(HP)の一つでプリベーク処理され、ユニ
ット29または30の下段の冷却装置(COL)で冷却
され、中継部16から主搬送機構19によりインターフ
ェイス部3を介して図示しない露光装置に搬送されてそ
こで所定のパターンが露光される。そして、基板Gは再
びインターフェイス部3を介して搬入され、必要に応じ
て後段部2cのいずれかの加熱処理装置(HP)でポス
トエクスポージャベーク処理を行った後、現像処理ユニ
ット(DEV)24a,24b,24cのいずれかで現
像処理される。現像処理ユニット(DEV)24a,2
4b,24cのいずれかで現像処理が行われた後、処理
された基板Gは、後段部2cのいずれかの加熱処理装置
(HP)にてポストベーク処理が施された後、冷却装置
(COL)にて冷却され、主搬送機構19,18,17
及び搬送装置10によってカセットステーション1上の
所定のカセットに収容される。
【0035】図2及び図3は、本発明に係る搬送装置1
0の平面図及び側面図であり、図4は、この搬送装置1
0の多関節アームを伸ばした状態を示す断面図である。
【0036】この搬送装置10の基台20には、第1の
アーム7がモータ6により回動自在に設けられており、
この第1のアーム7に第2のアーム8の一端が接続さ
れ、この第2のアームの他端に支持板42が接続され
て、この支持板42にガラス基板Gを保持する2本のピ
ンセット43(43a、43b)が1組となって固定さ
れている。このピンセット43には基板Gを保持するた
めの、例えば真空吸着部材44が複数設けられている。
なお、これら第1のアーム7、第2のアーム8、支持板
42及びピンセット43は、もう一組設けられており、
図3に示すように上下2段で構成されている。また、上
段の支持板42は、コ字型の部材48により第2のアー
ム8に接続されている。
【0037】基台20には、主搬送機構17との間で基
板Gの受け渡しを行うための昇降可能なリフトピン20
a及び20bが設けられている。これらのリフトピン2
0a及び20bはそれぞれ上段ピンセット用と下段ピン
セット用とされており、ピンセット43により保持され
た基板Gの下面側から上昇させて基板Gを支持するよう
になっている。リフトピン20a及び20bの昇降の際
には、第2のアーム8と干渉しないタイミングで適宜基
板Gの受け渡しを行う。
【0038】図4を参照して、基台20には、モータ6
の回転軸に固定されたプーリAが設けられ、モータの回
転はベルト51を介して、プーリBに伝達されるように
なっている。プーリBの回転は軸部材45を介して第1
のアーム7内に固定されたプーリCに固定され、このプ
ーリCの回転はベルト52を介してプーリDに伝達され
るようになっている。プーリDの回転は軸部材46を介
して第2のアーム8内に固定されたプーリEに固定さ
れ、このプーリEの回転はベルト53を介してプーリF
に伝達されるようになっている。プーリFの回転は軸部
材47を介して、この軸部材47に固定された支持板4
2に伝達され、ピンセット43を直線的(X方向)に進
退移動させるようになっている。
【0039】図3を参照して、基台20には、この基台
20を回転駆動させるためのモータ59が内蔵された上
段筐体58が接続されている。この上段筐体58は、中
段筐体57に設けられたボールねじ60を回転させるモ
ータ55により上下動可能となっている。更に、この中
段筐体57は、下段筐体56に設けられたボールねじ6
1を回転させるモータ54により上下動可能となってい
る。これにより、下段筐体に56に対して中段筐体57
及び上段筐体58がZ方向に昇降可能になっており、任
意の高さで基板Gの受け渡しが可能となっている。
【0040】この搬送装置10の第2のアーム8の一端
には、例えば、このアーム8の長手方向にほぼ直角の長
さ方向を有するL字型の取付部材41が固定されてお
り、この取付部材41の先端には、ピンセット43に保
持された基板Gの、ピンセット43の進退方向と直交す
る方向(Y方向)に関する基板Gの位置を検出する第1
のセンサ9が取り付けられている。また、ピンセット4
3には、保持された基板Gの、進退方向(X方向)に関
する位置及び回転方向(θ方向)に関する位置を検出す
る第2のセンサ5a及び5bが取り付けられている。こ
れらのセンサ9、5a及び5bは、例えば反射型の光セ
ンサを使用しており、保持される基板Gに向けて(Z方
向に向けて)投光されている。
【0041】図5に示すように、上記主搬送機構17の
ピンセット17aは、支持台17bに内蔵された図示し
ない駆動機構により支持台17bに対してX方向に移動
可能とされている。搬送装置10及び搬送装置10をY
方向に移動させるための駆動部64を制御する制御機構
70は、CPU65、記憶部66及びメカコントローラ
67を備えている。また、主搬送機構17及び主搬送機
構17をX方向に移動させるための制御機構80は、C
PU68、記憶部69及びメカコントローラ71を備え
ている。2つの制御機構70及び80は電気的に接続さ
れている。なお、ピンセット17aの駆動機構や駆動部
63及び64は、例えばモータ等の回転によるベルト駆
動装置を使用している。
【0042】搬送装置10側のメカコントローラ67
は、モータ6の回転(ピンセット43のY方向)、基台
20の回転(θ方向)、上下方向の駆動(Z方向)及び
駆動部64の回転(Y方向)をそれぞれ制御するように
なっている。また主搬送機構17側のメカコントローラ
71は、ピンセット17aの移動、支持台17bの回転
(θ方向)、上下方向の駆動(Z方向)及び駆動部63
の回転(X方向)をそれぞれ制御するようになってい
る。
【0043】上述の搬送装置10に配置した各センサ9
及び5の検出結果は記憶部66に記憶され、これに基づ
いて、CPU65及び68は搬送装置10及び主搬送機
構17の駆動を制御するようになっている。
【0044】次に、図6及び図7を参照して搬送装置1
0の動作について説明する。
【0045】先ず、図6(a)に示すように、ピンセッ
ト43がカセットC内に挿入される途中において、例え
ばセンサ5a又は5bのうちいずれか一方によりX方向
の基板のずれを検出する。例えば、ピンセット43上の
正常位置に保持された場合の基板Gの位置を予め記憶し
ておけば(後述する基板GのY方向のずれも同様であ
る。)、この位置ずれは、センサ5a又は5bが反射光
を受光したときのモータ6の回転パルス数により算出さ
れる。なお、この位置ずれは、カセットC内に収容され
ていた基板GのX方向の位置ずれが原因で生ずるもので
ある場合が多い。
【0046】ここで、例えば、カセットC内の基板G
は、θ方向にずれて収容されている場合もあり得る。セ
ンサ5aと5bとの距離は分かっているので、この場
合、ピンセット43の進退速度と、センサ5a及び5b
が反射光を受光するタイミングの差とによりθ方向の位
置ずれを検出する。
【0047】そして、ピンセット43がカセットC内で
基板Gを保持し、図6(b)に示すように、ピンセット
43を引いてカセットCから基板Gを取り出す。ピンセ
ット43を更に引いていくと図7(a)、(b)に示す
ように、図6(b)に示す状態では位置Pにあったセン
サ9が、軌跡Tを描いて基板Gの一辺Gaを通過移動す
る。これにより、保持された基板Gの、ピンセット43
の進退方向と直交する方向(Y方向)に関する位置は、
センサ9が一辺Gaを通過移動したときの反射光を受光
するタイミングと、モータ6の回転パルス数とにより算
出される。なお、この場合の基板のY方向の位置ずれ
は、例えば、図5における搬送装置10のY方向の移動
制御のずれから生ずるものである場合が多い。
【0048】次に、搬送装置10と主搬送機構17との
間での基板Gの受け渡し動作について説明する。
【0049】先ず、搬送装置10側の制御機構70は、
基板Gの上記進退方向と直交する方向のずれの検出結果
に基づいて、搬送装置10における基板を保持したピン
セット43のY方向及びθ方向の位置ずれ補正を行う。
この補正は、モータ6及びモータ59の回転数を制御す
ることにより行う。
【0050】次に、位置補正された基板Gに向けて搬送
装置10におけるリフトピン20a又は20bを上昇さ
せ、基板Gをリフトピン20a又は20b上に載置させ
る。これにより、リフトピン20a又は20bの正常位
置に基板Gが載置されることになる。
【0051】そして主搬送機構17のピンセット17a
のX方向への移動量を制御しつつ搬送装置10側にピン
セット17aを伸ばして基板Gの下面側に差し入れ、次
にピンセット17aを上昇させて基板Gをピンセット1
7a上に載置させる。これにより、搬送装置10のピン
セット43に保持された基板Gの、主搬送機構17に対
するX方向のずれが補正されることになる。その後は、
ピンセット17aをX方向に移動させて元の位置に収め
る。
【0052】以上のようにして、基板Gの受け渡しの際
の主搬送機構17に対するX,Y,θ方向のずれ量を補
正する。主搬送機構17に対するX方向のずれは主搬送
機構17のX方向制御のみにより行い、主搬送機構17
に対するY方向のずれは、搬送装置10の方向制御のみ
により行うことができる。そして、主搬送機構17に対
するθ方向のずれは、搬送装置10又は主搬送機構17
のいずれかのθ制御により行うことも可能である。
【0053】以上のように、本実施形態によれば、セン
サ9を、基板Gの、ピンセット43の進退方向一辺を通
過移動させる手段として、多関節型のアームの移動を利
用しているので、別途の駆動手段を設ける必要がなく、
当該別途の駆動手段を設けることによる配置スペース及
び装置コストの問題が解消される。
【0054】また、センサ9を、アーム8の長手方向に
直角の長さ方向を有する取付部材41を用いて取り付け
ることにより、基板Gの前記進退方向一辺を通過させる
角度を当該一辺に対し可及的に直角になるようにでき、
確実に一辺を検出できる。
【0055】更に、本実施形態によれば、搬送装置10
及び主搬送機構17との間で基板Gを受け渡す際に、基
板GのX方向、Y方向及びθ方向の位置を検出し、その
検出結果に基づいて、基板を保持したピンセット43の
進退方向及び回転方向の位置を補正し、更に主搬送機構
のピンセット17aの移動位置を補正しているので、主
搬送機構は常に正常位置で基板を受け取ることができ、
各処理ユニットへ位置ずれを発生させることなく基板を
搬入させることができる。これにより歩留まり向上につ
ながる。
【0056】本実施形態では、主搬送機構17が基板を
受け取る際、図8に示すように、ピンセット17aの長
手方向と、ピンセット43に保持された基板Gの長辺方
向とを一致させて受け渡すようにしてもよい。この場
合、主搬送機構17側のリフトピンによる受け渡しが行
われる前に、基板Gの主搬送機構17に対するX,Y,
θ方向のずれを、搬送装置10のみによるX方向の制御
(ピンセット43の進退移動),Y方向(駆動部6
4),θ方向(モータ59)の制御により補正する。
【0057】また、この場合、主搬送機構17は常に所
定の受け取り位置に移動することにより、主搬送機構1
7に対する正常位置に基板Gを受け取ることができる。
また、これだけでなく、主搬送機構17に対するX,θ
方向ずれは主搬送機構17のX,θ方向制御によっても
補正が可能である。
【0058】上記実施形態とは別に、例えば、主搬送機
構17側の支持台17に基板受け渡しの際のリフトピン
が設けられている場合において、搬送装置10と主搬送
機構17との間での基板Gの受け渡し動作について説明
する。
【0059】例えば、上記図8に示す場合と同様に、主
搬送機構17が基板を受け取る際、ピンセット17aの
長手方向と、ピンセット43に保持された基板Gの長辺
方向とを一致させて受け渡す場合には、主搬送機構17
に対するX,Y,θ方向のずれを搬送装置10のみの
X,Y,θ方向の制御により補正を行うことができる。
すなわち、ピンセット43が主搬送機構17側にアクセ
スして、主搬送機構17側のリフトピンを上昇させて基
板を保持するようにしたので、リフトピンによる受け渡
しが行われる前に、基板Gの主搬送機構17に対する
X,Y,θ方向のずれを搬送装置10のみによるX方向
の制御(ピンセット43の進退移動),Y方向(駆動部
64),θ方向(モータ59)の制御により補正する。
【0060】この場合、主搬送機構17は常に所定の受
け取り位置に移動することにより、主搬送機構17に対
する正常位置に基板Gを受け取ることができる。また、
これだけでなく、主搬送機構17に対するX,θ方向ず
れは主搬送機構17のX,θ方向制御によっても補正が
可能である。
【0061】一方、例えば、図9に示すように、主搬送
機構17が基板を受け取る際、ピンセット17aの長手
方向をY方向に向けた状態で、この長手方向とピンセッ
ト43に保持された基板Gの短辺方向とを一致させて受
け渡す場合についても、主搬送機構17に対するX,
Y,θ方向のずれを搬送装置10のみのX,Y,θ方向
の制御により補正を行うことができる。
【0062】この場合、主搬送機構17は、常にこの位
置状態で正常位置に基板を受け取ることができる。また
一方で、主搬送機構17に対するX,Y,θ方向のずれ
は、主搬送機構17のX,Y,θ方向の制御により補正
を行うことも可能である。
【0063】なお、以上説明した基板Gの受け渡し動作
において、ピンセット17aの長手方向と、ピンセット
43に保持された基板Gの短辺方向とを一致させて受け
渡す方法の場合には、ピンセット17aの長手方向と、
ピンセット43に保持された基板Gの長辺方向とを一致
させて受け渡す方法に比べ、ピンセット17aの長手方
向の先端にかかる重力が小さいので、ピンセット17a
の撓み量を低減することができる。これにより、処理部
2における各処理装置との間で基板Gの受け渡しの際
に、可及的にピンセット17a及び基板Gを水平にして
搬送することができる。
【0064】図10は他の実施形態に係る搬送装置の平
面図である。なお、図10において、図2おける構成要
素と同一のものについては同一の符号を付すものとす
る。本実施形態では、基台20にセンサ9を、ピンセッ
ト43の進退方向と直交する方向(Y方向)に移動させ
る駆動機構を内蔵したブラケット85が固定されてい
る。この駆動機構としては例えばベルト駆動等を使用し
ている。このセンサ9は、ピンセット43に保持された
基板GのY方向の位置を検出するものであり、このセン
サ9の移動範囲は、基板Gが保持される際の最大限ずれ
範囲に設定されている。
【0065】このセンサ9により基板Gの位置ずれを検
出する場合には、上段のピンセットと下段のピンセット
とのどちらかに保持された基板であるかを確認しなが
ら、保持された基板Gの、ピンセット進退方向の一辺G
aを通過移動して、その反射光が受光されるタイミング
を検出する。これにより、例えば、ピンセット43の正
常位置に保持された場合のタイミングを予め記憶してお
けば、実際の検出したタイミングとの差によって位置ず
れを検出できる。
【0066】本実施形態によれば、センサ9を移動させ
るために別途の駆動機構は必要とするが、上段ピンセッ
ト及び下段ピンセットごとにセンサ9を2つ設ける必要
はない。また、従来では搬送装置10とは離れてセンサ
を設けていたが、本実施形態では、センサ9を基台20
に固定されたブラケット85に設けたことにより、基台
20がどのような回転位置にあっても確実に基板の一辺
Gaを検出できる。更に、従来に比べ装置スペースの減
少を図ることができる。
【0067】また、本実施形態は、多関節アームではな
い、例えば、搬送機構17のような直動型の搬送装置に
も適用できる。
【0068】なお、インターフェース部3(図1)にお
ける搬送装置38は、以上説明した搬送装置10の構成
及び作用効果と同一の構成及び作用効果を有している。
この場合、基板のピンセット39の進退方向と直交する
方向の位置ずれ、回転方向の位置ずれ等の補正は、エク
ステンション36により行われる。
【0069】本発明は以上説明した実施形態には限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。
【0070】例えば、上記センサ9を取り付けるための
取付部材41は、アーム8の長手方向に直角の長さ方向
を有する部材を使用したが、これに限らず、ピンセット
43の進退方向の基板Gの一辺の少なくとも一部を通過
移動できれば、取付部材41の長さアーム8に対する取
り付け角度等は変更可能である。また同様に、基板Gの
一辺の少なくとも一部を通過移動できれば、センサ9を
アーム7側に設置することもできる。
【0071】また、Y方向の基板の位置ずれを検出する
手段として、図11に示すように、搬送装置10が移動
する搬送路38aの上部に2つのセンサ9を配置し、搬
送装置10がY方向に移動して、どちらか一方のセンサ
9を通過するタイミングによりY方向の基板の位置ずれ
を検出するようにしてもよい。
【0072】また、図10に示したセンサ9をY方向に
移動させる手段として、ベルト駆動に限らず、シリンダ
機構やその他センサ9をY方向に移動させることができ
る手段であればよいことは言うまでもない。
【0073】更に、搬送装置10と主搬送機構17との
間で基板を受け渡す際に、主搬送機構17に対するX,
Y,θ方向のずれ補正が搬送装置10及び主搬送機構1
7のいずれによっても行える場合は、どちら側で行って
もよいことは言うまでもない。
【0074】図12は本発明の更に別の実施形態に係る
搬送装置10の構成を示す平面図である。
【0075】図12に示すように、搬送装置10では、
取付部材91をLの字型としたところが図2に示した搬
送装置10における取付部材41と異なる。即ち、図2
に示した搬送装置10における取付部材41は直線状の
部材であったのに対して、本実施形態に係る取付部材9
1はほぼ中央部において90°程度曲がっている。
【0076】図13(a)及び(b)に示すように、直
線状の取付部材41を用いた場合とLの字型の取付部材
91を用いた場合とについて、ピンセット43を引いた
ときの取付部材41、91の先端に取り付けられたセン
サ9のそれぞれの軌跡を比較して示したものである。図
13(a)は、取付部材41を用いた場合、図13
(b)は、取付部材91を用いた場合について示した。
【0077】図13(b)におけるセンサ9の軌道T2
は、図13(a)におけるセンサ9の軌道T1と比べて
回転半径が短く、これにより搬送装置10が使用するス
ペースを抑えることが可能となる。
【0078】次に、本発明に係る搬送装置10に用いる
のに好適なセンサについて説明する。
【0079】図14は、センサ5a、5b、及びセンサ
9の仕組みについて示したものである。ここでは便宜
上、これらのセンサ5a、5b、及びセンサ9をまとめ
てセンサ92として説明する。
【0080】センサ92は、センサ筐体93、発光器9
4、及び受光器95を有する。
【0081】発光器94は、θ方向に回動可能に設けら
れており、ガラス基板に向けてZ軸方向に光を射出させ
るために設けられる。
【0082】受光器95は、θ方向に回動可能に設けら
れており、発光器94から射出され、ガラス基板の表面
で反射した光を読み取るために設けられる。
【0083】これら発光器94及び受光器95は、図示
を省略した回転機構により回転駆動されるようになって
いる。
【0084】制御部96は、発光器94、及び受光器9
5の回動角を調整するために設けられる。
【0085】センサ92の動作原理を説明する。
【0086】図14に示すように、発光器94からガラ
ス基板に向けて入射角αで射出された光の一部は、ガラ
ス基板の表面で反射角αで反射し、受光器95によって
感知される。この角度αを適当に振らせて受光器95に
よって感知される光の強度が最大となる点を最適な角度
αとみなして、その点でセンサとして作動させる。これ
により感度の良いセンサを構成することが可能となる。
特に、ガラス基板の場合、反射光量は少ないためこのよ
うにセンサを構成することは非常に意義ある。
【0087】なお、図15に示すように、例えば受光器
95をX軸方向に移動させることによって、ガラス基板
Gからの反射光を感知させることも可能である。これに
より、より簡単な機構で受光最適点に設定可能である。
【0088】図16は更に別の実施形態に係る搬送装置
10の構成を示した側面図である。
【0089】図16に示すように、この実施形態に係る
搬送装置10では、センサ90a、90bが上部に位置
する支持板42の下面と、下部に位置する支持板42の
上面とに、それぞれ対向するように設けられる。ここで
は、センサ90aを発光素子、センサ90bを受光素子
とするが、その逆であっても勿論かまわない。
【0090】そして、センサ90a、90bは制御部9
0cに接続されている。
【0091】例えば、制御部90cからの指令で、セン
サ90aから光信号が発せられる。これに対するセンサ
90bによる検出結果は制御部90cに伝えられる。制
御部90cは、この検出結果に基づき、上下の支持板4
2の位置に狂いがないかを確認する(位置確認動作)。
【0092】図17はその場合の動作フローの一例を示
している。
【0093】図16に示したように2つの支持板42が
所定の動作の最中に初期位置にきたとき(ステップ17
1)、センサ90aとセンサ90bとの間で位置確認動
作を行う(ステップ172)。相互の位置が一致しない
場合には、上下の支持板42の位置に狂いがあるとみな
してアラームを発生する(ステップ173)。一方、一
致する場合には次の動作を継続させる(ステップ17
4)。
【0094】以上の実施形態においては、ガラス基板の
搬送を例にとり説明したが、ウエハ基板等の他の基板を
搬送する場合についても勿論本発明を適用可能である。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構造でピンセットの進退方向と直交する方向に関
する基板の位置ずれを検出することができる。また、本
発明を塗布現像処理システムに適用し、保持された基板
の位置ずれを補正して各処理部へ搬送することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る塗布現像処理システ
ムの全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る基板搬送装置の平面
図である。
【図3】図2に示す基板搬送装置の側面図である。
【図4】図2に示す基板搬送装置のアームの機構を示す
断面図である。
【図5】基板搬送装置及び主搬送機構の制御系を示す図
である。
【図6】基板搬送装置の動作を示す平面図である。
【図7】基板搬送装置の動作を示す平面図である。
【図8】基板搬送装置と主搬送機構との間の基板の受け
渡し動作(その1)を示す平面図である。
【図9】基板搬送装置と主搬送機構との間の基板の受け
渡し動作(その2)を示す平面図である。
【図10】他の実施形態に係る基板搬送装置を示す平面
図である。
【図11】更に別の実施形態に係る基板搬送装置を示す
平面図である。
【図12】また別の実施形態に係る基板搬送装置を示す
平面図である。
【図13】各実施形態における基板搬送装置のセンサの
軌道を説明するための図である。
【図14】別の実施形態に係るセンサの構成を示す図で
ある。
【図15】また別の実施形態に係るセンサの構成を示す
図である。
【図16】更に別の実施形態に係る基板搬送装置の構成
を示す側面図である。
【図17】図16に示した基板搬送装置における動作を
説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
G…ガラス基板 C…カセット T…軌跡 Ga…一辺 1…カセットステーション 2…処理部 5a、5b…第2のセンサ 6…モータ 7…第1のアーム 8…第2のアーム 9…第1のセンサ 10…搬送装置 10…搬送機構 17…主搬送機構 17a…ピンセット 20…基台 38…搬送装置 41…取付部材 43…ピンセット 70、80…制御機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 49/06 B65G 49/06 A (72)発明者 大塚 慶崇 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 相良 典秀 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 熊谷 典俊 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 林 伸也 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 3C007 AS24 BS15 BT11 ES17 KS04 KV12 KX02 KX05 KX19 MT04 NS12 5F031 CA02 CA05 FA02 FA11 FA12 FA14 FA15 GA08 GA24 GA35 GA36 GA43 GA48 GA49 GA50 JA06 JA13 JA17 JA27 JA28 JA32 JA36 KA10 KA12 KA15 LA12 LA13 LA15 MA02 MA03 MA06 MA23 MA24 MA26

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を水平に保持する保持部と、 前記保持部を水平面内で進退移動させる駆動手段と、 前記保持部により保持された基板の、前記進退方向一辺
    の一部を通過移動可能に設けられ、前記保持された基板
    の前記進退方向と直交する方向に関する位置を検出する
    第1のセンサとを具備することを特徴とする基板搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記駆動手段は、前記保持部に接続され水平面内で回動
    可能な多関節型の支持アームであり、前記第1のセンサ
    は前記支持アームに取り付けられて配置されることを特
    徴とする基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記支持アームは、少なくとも前記保持された基板の直
    下位置で回動可能に設けられた第1のアームと、一端が
    前記第1のアームに接続されるとともに他端が前記保持
    部に接続され、前記第1のアームの回動運動が伝達され
    て回動する第2のアームとを具備し、 前記第1のセンサは、前記第2のアームに固定され該第
    2のアームの長手方向と直交する方向の長さを有する取
    付部材に取り付けられていることを特徴とする基板搬送
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記取付部材は、L字状に曲がっていることを特徴とす
    る基板搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記保持部と前記支持アームとを一体的に回転させる基
    台を更に具備し、前記第1のセンサは、前記基台に取り
    付けられていることを特徴とする基板搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記保持部は、前記保持された基板の、前記進退方向に
    関する位置及び回転方向に関する位置を検出する第2の
    センサを具備することを特徴とする基板搬送装置。
  7. 【請求項7】 基板を収容するカセットが複数配列され
    たカセットステーションと、 基板を水平に保持可能であって前記カセットにアクセス
    可能な保持部と、前記保持部を水平面内で進退移動させ
    る駆動手段と、前記保持部により保持された基板の、前
    記進退方向一辺の少なくとも一部を通過移動可能に設け
    られ、前記保持された基板の前記進退方向と直交する方
    向に関する位置を検出する第1のセンサとを具備する基
    板搬送装置と、 基板に対し複数のプロセス処理を行う処理部と、 前記基板搬送装置と前記処理部との間で基板の受け渡し
    を行う搬送機構と、 前記第1のセンサの検出結果に基づいて、前記搬送機構
    又は前記基板搬送装置のうちいずれか一方が前記進退方
    向と直交する方向の位置調整を行った上で、前記搬送機
    構が前記基板搬送装置から基板を正常位置で受け取るよ
    うに制御する手段とを具備することを特徴とする基板処
    理システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の基板処理システムにお
    いて、 前記駆動手段は、前記保持部に接続され水平面内で回動
    可能な多関節型の支持アームであり、前記第1のセンサ
    は前記支持アームに取り付けられて配置されることを特
    徴とする基板処理システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の基板処理システムにお
    いて、 前記支持アームは、少なくとも前記保持された基板の直
    下位置で回動可能に設けられた第1のアームと、一端が
    前記第1のアームに接続されるとともに他端が前記保持
    部に接続され、前記第1のアームの回動運動が伝達され
    て回動する第2のアームとを具備し、前記第1のセンサ
    は、前記第2のアームの一端に固定され該第2のアーム
    の長手方向と直交する方向の長さを有する取付部材に取
    り付けられていることを特徴とする基板処理システム。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の基板処理システムに
    おいて、 前記保持部と前記支持アームとを一体的に回転させる手
    段と、 前記保持部に設けられ、前記保持された基板の、前記進
    退方向に関する位置及び回転方向に関する位置を検出す
    る第2のセンサと、 前記第2のセンサの検出結果に基づいて、前記基板搬送
    装置が、前記保持された基板の前記回転方向の位置調整
    を行うとともに前記進退方向の位置調整を行った上で、
    前記搬送機構が前記基板搬送装置から基板を正常位置で
    受け取るように制御する手段とを更に具備することを特
    徴とする基板処理システム。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の基板処理システムに
    おいて、 前記保持部と前記支持アームとを一体的に回転させる手
    段と、 前記保持部に設けられ、前記保持された基板の、前記進
    退方向に関する位置及び回転方向に関する位置を検出す
    る第2のセンサと、 前記第2のセンサの検出結果に基づいて、前記搬送機構
    が、前記保持された基板の前記回転方向の位置調整を行
    うとともに前記進退方向の位置調整を行った上で、前記
    基板搬送装置から基板を正常位置で受け取るように制御
    する手段とを更に具備することを特徴とする基板処理シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 保持部により基板を水平に保持しつつ
    該水平面内で基板を進退移動させる工程と、 前記保持部により保持された基板の、前記進退方向一辺
    の一部を通過移動可能に設けれた第1のセンサにより、
    前記保持された基板の前記進退方向と直交する方向に関
    する位置を検出する工程とを具備することを特徴とする
    基板搬送方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の基板搬送方法にお
    いて、 前記進退移動工程は、前記保持部に接続され水平面内で
    回動可能な多関節型の支持アームによって行われ、 前記第1のセンサは前記支持アームに取り付けられて配
    置されることを特徴とする基板搬送方法。
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