JP2003142331A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents
積層セラミック電子部品Info
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Abstract
電圧印加下での経時変化が小さく、CR積が高く、高温
高電圧における絶縁抵抗の加速寿命が長い、誘電体セラ
ミック層を備える、積層セラミック電子部品を提供す
る。 【解決手段】 積層セラミック電子部品における誘電体
セラミック層3の組成が、ABO3 (Aは、Baまたは
BaおよびCa/Sr、Bは、TiまたはTiおよびZ
r/Hf)を主成分とし、副成分として、希土類元素R
1およびR2(R1のイオン半径>R2のイオン半径)
を含み、R1の濃度をM1としR2の濃度をM2とした
とき、誘電体セラミック層中央部14では、M1/M2
>1であり、内部電極近傍15では、M1/M2<1で
ある。
Description
ク層を備える積層セラミックコンデンサのような積層セ
ラミック電子部品に関するもので、特に、積層セラミッ
ク電子部品における誘電体セラミック層の薄層化を有利
に図り得るようにするための改良に関するものである。
積層セラミックコンデンサは、以下のようにして製造さ
れるのが一般的である。
て内部電極となる導電材料を付与した、誘電体セラミッ
ク原料を含むセラミックグリーンシートが用意される。
誘電体セラミックとしては、たとえば、BaTiO3 を
主成分とするものが用いられる。
ックグリーンシートを含む複数のセラミックグリーンシ
ートが積層され、熱圧着され、それによって一体化され
た生の積層体が作製される。
よって、焼結後の積層体が得られる。この積層体の内部
には、上述した導電材料をもって構成された内部電極が
形成されている。
特定のものに電気的に接続されるように、外部電極が形
成される。外部電極は、たとえば、導電性金属粉末およ
びガラスフリットを含む導電性ペーストを積層体の外表
面上に付与し、焼き付けることによって形成される。
れる。
て、近年、積層セラミックコンデンサの製造コストをで
きるだけ低くするため、たとえばニッケルまたは銅のよ
うな比較的安価な卑金属を用いることが多くなってきて
いる。しかしながら、卑金属をもって内部電極を形成し
た積層セラミックコンデンサを製造しようとする場合、
焼成時における卑金属の酸化を防止するため、中性また
は還元性雰囲気中での焼成を適用しなければならず、そ
のため、積層セラミックコンデンサにおいて用いられる
誘電体セラミックは、耐還元性を有していなければなら
ない。
ミックとして、たとえば、特開平5−9066号公報、
特開平5−9067号公報または特開平5−9068号
公報においては、BaTiO3 −希土類酸化物−Co2
O3 系の組成が提案されている。また、特開平6−54
60号公報または特開平9−270366号公報では、
高い誘電率を有し、誘電率の温度変化が小さく、高温負
荷寿命が長い、誘電体セラミックが提案されている。
ス技術の発展に伴い、電子部品の小型化が急速に進行
し、積層セラミックコンデンサについても、小型化かつ
大容量化の傾向が顕著になってきている。
酸化されない焼成雰囲気においても、誘電率が高く、誘
電率の温度変化および経時変化が小さく、誘電体セラミ
ック層が薄層化されても、電気絶縁性が高く、それゆえ
信頼性に優れた誘電体セラミックを望む要求が強くなっ
てきている。しかしながら、前述したような従来の誘電
体セラミックは、必ずしも、この要求を十分に満足し得
るものではない。
開平5−9067号公報または特開平5−9068号公
報に記載された誘電体セラミックは、EIA規格におけ
るX7R特性を満足し、かつ高い電気絶縁性を示すもの
の、誘電体セラミック層を薄層化したとき、具体的に
は、5μm以下、特に3μm以下というように薄層化し
たときの信頼性に関しては、必ずしも、市場の要求を十
分満たし得るものではない。
れる誘電体セラミックは、これを得るために用いられる
BaTiO3 粉末の粒径が大きいため、誘電体セラミッ
ク層が薄層化されるに従って、信頼性が低下し、また、
静電容量の経時変化が大きいという問題がある。
記載される誘電体セラミックも、薄層化されるに従っ
て、信頼性が低下し、また、直流電圧印加での静電容量
の経時変化が大きいという問題がある。
ンデンサの小型化かつ大容量化に対応するために、誘電
体セラミック層を薄層化した場合、定格電圧が薄層化す
る前と同じであると、誘電体セラミック層の1層あたり
に印加される電界強度が大きくなるため、室温または高
温での絶縁抵抗が低くなってしまうことなどの点で、信
頼性が著しく低下してしまう。そのため、従来の誘電体
セラミックを用いる場合には、誘電体セラミック層を薄
層化するにあたって、定格電圧を下げる必要がある。
がらも、定格電圧を下げる必要がなく、また、高い電界
強度下での絶縁抵抗が高く、信頼性に優れた、積層セラ
ミックコンデンサの実現が望まれるところである。
常、直流電圧を印加した状態で使用されるため、静電容
量が経時的に変化することが知られている。しかしなが
ら、積層セラミックコンデンサの小型化かつ大容量化に
伴う誘電体セラミック層の薄層化の結果、誘電体セラミ
ック層の1層あたりの直流電界強度が高くなり、静電容
量の経時変化がより大きくなるという問題がある。
電容量の経時変化が小さい、積層セラミックコンデンサ
が望まれるところである。
デンサに対する要望は、積層セラミックコンデンサと同
様、積層された複数の誘電体セラミック層と、誘電体セ
ラミック層間の特定の界面に沿って形成される内部電極
とを含む、積層体を備える、積層セラミックコンデンサ
以外の積層セラミック電子部品に対しても、言えること
である。
高く、誘電率の温度変化および直流電圧印加下での経時
変化が小さく、絶縁抵抗と静電容量との積(CR積)が
高く、高温高電圧における絶縁抵抗の加速寿命が長い、
そのような誘電体セラミック層を備える、積層セラミッ
ク電子部品を提供しようとすることである。
複数の誘電体セラミック層と、誘電体セラミック層間の
特定の界面に沿って形成される内部電極とを含む、積層
体を備える、積層セラミック電子部品に向けられるもの
であって、上述した技術的課題を解決するため、誘電体
セラミック層において、次のような組成が与えられてい
ることを特徴としている。
3 (Aは、Ba、またはBaならびにその一部が置換さ
れたCaおよびSrの少なくとも1種であり、Bは、T
i、またはTiならびにその一部が置換されたZrおよ
びHfの少なくとも1種である。)を主成分とし、副成
分として、2種類の希土類元素R1およびR2を含んで
いる。
をr1とし、希土類元素R2のイオン半径をr2とした
とき、r1>r2である。
希土類元素R2の濃度をM2としたとき、誘電体セラミ
ック層の厚み方向中央部である誘電体セラミック層中央
部では、M1/M2>1であり、内部電極と誘電体セラ
ミック層との界面から誘電体セラミック層側へ誘電体セ
ラミック層の厚みの1/5だけ入り込んだ箇所である内
部電極近傍では、M1/M2<1である。
央部における(M1+M2)/内部電極近傍における
(M1+M2)は、(1/2)〜2であることが好まし
い。
d、DyおよびHoから選ばれた少なくとも1種であ
り、希土類元素R2は、Er、Tm、YbおよびLuか
ら選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。
的に接続されるように積層体の外表面上に形成される外
部電極をさらに備える、積層セラミックコンデンサに対
して特に有利に適用される。
分として含むことが好ましい。
よる積層セラミック電子部品の一例としての積層セラミ
ックコンデンサ1を図解的に示す断面図である。
を備えている。積層体2は、積層される複数の誘電体セ
ラミック層3と、複数の誘電体セラミック層3の間の特
定の複数の界面に沿ってそれぞれ形成される複数の内部
電極4および5とをもって構成される。内部電極4およ
び5は、積層体2の外表面にまで到達するように形成さ
れるが、積層体2の一方の端面6にまで引き出される内
部電極4と他方の端面7にまで引き出される内部電極5
とが、積層体2の内部において交互に配置されている。
び7上には、外部電極8および9がそれぞれ形成されて
いる。また、外部電極8および9上には、ニッケル、銅
などからなる第1のめっき層10および11がそれぞれ
形成され、さらにその上には、半田、錫などからなる第
2のめっき層12および13がそれぞれ形成されてい
る。
おいて、誘電体セラミック層3の組成は、ABO3 (A
は、Ba、またはBaならびにその一部が置換されたC
aおよびSrの少なくとも1種であり、Bは、Ti、ま
たはTiならびに一部が置換されたZrおよびHfの少
なくとも1種である。)を主成分とし、副成分として、
2種類の希土類元素R1およびR2を含んでいる。
とし、希土類元素R2のイオン半径をr2としたとき、
r1>r2の関係にある。
次のような条件を満足するようにされる。図2は、図1
の一部を拡大して示す断面図であり、対をなす内部電極
4および5間に位置する誘電体セラミック層3の一部を
示している。
厚み方向中央部を、誘電体セラミック層中央部14と
し、内部電極4または5と誘電体セラミック層3との界
面から誘電体セラミック層3側へ誘電体セラミック層3
の厚みの1/5だけ入り込んだ箇所を、内部電極近傍1
5と定義する。
し、希土類元素R2の濃度をM2としたとき、誘電体セ
ラミック層中央部14では、M1/M2>1の関係を満
たし、内部電極近傍15では、M1/M2<1の関係を
満たしている。
4でのM1/M2>1の関係および内部電極近傍15で
のM1/M2<1の関係を満足しない場合には、高温高
電圧下における絶縁抵抗の加速寿命が短くなったり、誘
電率の温度変化や直流電圧印加下での経時変化が大きく
なったりしてしまう。
(M1+M2)に関して、誘電体セラミック層中央部1
4における(M1+M2)は、内部電極近傍15におけ
る(M1+M2)の(1/2)〜2倍の範囲にあること
が好ましい。
おける(M1+M2)と内部電極近傍15における(M
1+M2)との差が大きいと、電圧印加時に局所的な電
界集中を招き、誘電体セラミック層3を薄層化した場合
の信頼性が低くなってしまったり、直流電圧印加下での
静電容量の経時変化が大きくなってしまったりするから
である。
+M2)自身については、特に限定されるものではない
が、高温負荷寿命の延長という観点からは、主成分であ
るABO3 100モルに対して、0.2モル以上である
ことが好ましく、他方、高誘電率とするためには、AB
O3 100モルに対して、5モル以下であることが好ま
しい。
d、DyおよびHoから選ばれた少なくとも1種が好適
に用いられ、機土類元素R2としては、Er、Tm、Y
bおよびLuから選ばれた少なくとも1種が好適に用い
られる。
それぞれ、1種類の希土類元素を用いても、目的とする
特性を実現することが可能であるが、2種類以上の希土
類元素を組み合わせることによって、高誘電率化した
り、絶縁抵抗を高くしたり、高温負荷寿命を延長したり
するなど、市場要求に応じた特性制御を容易に行なうこ
とが可能になる。
ラミック原料粉末において、主成分であるABO3 粉末
の平均粒子径は、特に限定されるものではないが、誘電
体セラミック層3の薄層化により適切に対応するには、
0.05〜0.7μmの範囲にあることが好ましい。こ
のような平均粒子径を有するABO3 粉末を主成分とす
る誘電体セラミック原料粉末を用いた場合、誘電体セラ
ミック層3の厚みは、1μm前後にまで薄層化すること
ができる。
ABO3 ならびに副成分である希土類元素R1およびR
2のほか、Ni、Co、Fe、Cr、Mn、Si、M
g、V、BまたはAlなどが存在しても、あるいは、主
成分ABO3 の構成元素であるA(Ba、CaおよびS
rの少なくとも1種)またはB(Bは、Ti、Zrおよ
びHfの少なくとも1種)が存在しても、特性を低下さ
せることはない。
や、積層セラミックコンデンサ1を得るためのその他の
製造工程のいずれかの段階において、Al、Zr、F
e、Hf、Na等が不純物として混入する可能性がある
が、これら不純物の混入は、積層セラミックコンデンサ
1の電気的特性上、問題となることはない。
は、次のようにして製造される。
よって、ABO3 粉末を得る。
類元素R1を含有する化合物の粉末を混合するととも
に、必要に応じて、希土類元素R2を含有する化合物、
SiO 2 、MgO、MnO2 、B2 O3 などの各粉末を
混合し、誘電体セラミックの原料粉末とする。
粉末とABO3 粉末とを混合し、得られた混合粉末を仮
焼し、R2変性ABO3 を作製する。
部電極4および5を形成するための導電性ペーストに添
加する。
末に、有機バインダおよび溶剤を添加し、混合すること
によって、スラリーを作製し、このスラリーを用いて、
誘電体セラミック層3となるセラミックグリーンシート
を成形する。
上に、内部電極4または5となるべき導電性ペースト膜
を、前述したR2変性ABO3 を添加した導電性ペース
トを用いて、たとえばスクリーン印刷によって形成す
る。この導電性ペーストは、導電成分として、ニッケル
または銅のような卑金属を含んでいる。
成したセラミックグリーンシートを含む複数のセラミッ
クグリーンシートを積層し、熱圧着した後、必要に応じ
てカットする。
ンシート、およびセラミックグリーンシート間の特定の
界面に沿ってそれぞれ形成された内部電極4および5と
なるべき導電性ペースト膜が積層された構造を有する生
の積層体が得られる。この生の積層体において、導電性
ペースト膜は、その端縁をいずれかの端面に露出させて
いる。
いて焼成する。これによって、図1に示すような焼結後
の積層体2が得られる。積層体2において、前述したセ
ラミックグリーンシートが誘電体セラミック層3を構成
し、導電性ペースト膜が内部電極4または5を構成して
いる。
縁にそれぞれ電気的に接続されるように、積層体2の端
面6および7上に、それぞれ、外部電極8および9を形
成する。
電極4および5と同じ材料を用いることができるが、
銀、パラジウム、銀−パラジウム合金なども使用可能で
あり、また、これらの金属粉末に、B2 O3 −Li2 O
−SiO2 −BaO系ガラス、B2 O3 −SiO2 −B
aO系ガラスなどからなるガラスフリットを添加したも
のも使用可能である。積層セラミックコンデンサ1の用
途、使用場所などを考慮に入れて適当な材料が選択され
る。
のような導電性金属の粉末を含むペーストを、焼成後の
積層体2の端面6および7上に塗布し、焼き付けること
によって形成されるが、焼成前の生の積層体の端面上に
付与し、積層体2を得るための焼成と同時に焼き付ける
ことによって形成されてもよい。
ル、銅などのめっきを施し、第1のめっき層10および
11を形成する。そして、この第1のめっき層10およ
び11上に、半田、錫などのめっきを施し、第2のめっ
き層12および13を形成する。
ンサ1が完成される。
な方法によって製造することにより、特に、生の積層体
を得るために用いられる誘電体セラミックの原料粉末お
よび導電性ペーストの各々について、前述したような組
成とすることにより、得られた積層セラミックコンデン
サ1における誘電体セラミック層を、前述したようなこ
の発明の特徴となる組成とすることが容易である。
ンサ1において、誘電体セラミック層3の組成を、主成
分として、ABO3 を含み、副成分として、2種類の希
土類元素R1よびR2(希土類元素R1のイオン半径r
1は希土類元素R2のイオン半径r2より大きい。)を
含みながら、希土類元素R1およびR2の分布状態に関
して、希土類元素R1の濃度をM1とし、希土類元素R
2の濃度をM2としたとき、図2に示すように、誘電体
セラミック層中央部14では、M1/M2>1となり、
内部電極近傍15では、M1/M2<1となるようにす
ることが容易である。
生の積層体を得るための方法は、これに限るものではな
いが、これ以外の方法に関して、次のようなことを確認
している。
作製するため、ABO3 となるべき各元素の化合物に、
希土類元素R1を含有する化合物、希土類元素R2を含
有する化合物、SiO2 、MgO、MnO2 、B2 O3
などの各粉末をすべて混合して、一度に反応させる方法
を用いた場合には、誘電体セラミック層3内において、
希土類元素R1およびR2が上述したような所望の分布
状態となった積層セラミックコンデンサ1を得ることが
困難であることを確認している。
の導電性ペーストに、希土類元素R2の酸化物そのもの
を添加することによって、内部電極近傍15において所
望の希土類元素R2の濃度を高くするといった手法を用
いた場合には、内部電極近傍15において、局所的に希
土類元素R2の濃度の高い部分が生じるため、半導体化
しやすくなったり、信頼性の低下を招いたりするといっ
た問題があることを確認している。
ついて説明する。
ABO3 粉末の作製 実施例1〜5および比較例1〜5として、表1に示すよ
うな組成を有する誘電体セラミック原料粉末を作製し、
また、表2に示すような組成を有する変性ABO3 粉末
を作製した。
まれる添加成分の添加量は、主成分ABO3 100モル
に対してのモル比で示されている。表2において、変性
ABO3 に含まれる添加成分の添加量は、主成分ABO
3 100モルに対してのモル比で示されている。
実施例1〜5および比較例1〜5の各々の詳細について
説明する。
および二酸化チタン(TiO2 )の各粉末を用意し、こ
れらを、Ba:Ti=1:1の割合になるように秤量
し、純水を加えてボールミルにより24時間湿式混合し
た後、蒸発乾燥して、混合粉末を得た。得られた混合粉
末を、自然雰囲気中において、1000℃の温度で仮焼
し、粉砕することによって、BaTiO3 粉末を得た。
3 粉末に、添加成分として、Ho2O3 、Yb2 O3 、
NiO、MnO2 、BaOおよびSiO2 を、表1に示
す組成比となるように配合し、誘電体セラミックの原料
粉末となる混合粉末を得た。
2 O3 粉末を、表2に示す組成比となるように配合し、
純水を加えてボールミルにより24時間湿式混合した
後、蒸発乾燥して、混合粉末を得た。得られた混合粉末
を、自然雰囲気中において、1000℃の温度で仮焼
し、粉砕することによって、導電性ペーストに添加すべ
きYb2 O3 変性BaTiO3 粉末を得た。
ックの原料粉末を得るため、主成分ABO3 粉末とし
て、実施例1と同じBaTiO3 粉末を用い、同粉末
に、添加成分として、Ho2 O3 、Yb2 O3 、Ni
O、MnO2 、BaOおよびSiO2 の各粉末を、表1
に示す組成比となるように配合した。
して、比較例1では、変性ABO3粉末の代わりに、上
述したBaTiO3 粉末自身を用いた。
ックの原料粉末を得るため、主成分ABO3 として、実
施例1と同様にして得られた(Ba0.95Sr0.05)Ti
O3 粉末を用い、同粉末に、添加成分として、Dy2 O
3 、Cr2 O3 、MgO、BaOおよびSiO2 の各粉
末を、表1に示す組成比となるように配合した。
BO3 粉末として、実施例2では、実施例1と同様にし
て得られた、表2に示す組成のEr2 O3 変性(Ba
0.89Ca0.10Sr0.01)TiO3 粉末を用いた。
ックの原料粉末を得るため、主成分ABO3 として、実
施例2と同じ(Ba0.95Sr0.05)TiO3 粉末を用
い、同粉末に、添加成分として、Dy2 O3 、Er2 O
3 、Cr2 O3 、MgO、BaOおよびSiO2 の各粉
末を、表1に示す組成比となるように配合した。
して、変性ABO3 粉末に代わりに、比較例2では、
(Ba0.89Ca0.10Sr0.01)TiO3 粉末自身を用い
た。
ックの原料粉末を得るため、主成分ABO3 として、実
施例1と同様にして得られた(Ba0.95Ca0.05)(T
i0.95Zr0.04Hf0.01)O3 粉末を用い、同粉末に、
添加成分として、Sm2 O3 、Y2 O3 、MgO、Mn
O2 、B2 O3 およびSiO2 の各粉末を、表1に示す
組成比となるように配合した。
BO3 粉末として、実施例3では、実施例1と同様にし
て得られた、表2に示す組成のLu2 O3 変性(Ba
0.95Ca0.05)(Ti0.95Zr0.04Hf0.01)O3 粉末
を用いた。
ックの原料粉末を得るため、主成分ABO3 として、実
施例3と同じ(Ba0.95Ca0.05)(Ti0.95Zr0.04
Hf0.01)O3 粉末を用い、同粉末に、添加成分とし
て、Lu2 O3 、Y2 O3 、MgO、MnO 2 、B2 O
3 およびSiO2 の各粉末を、表1に示す組成比となる
ように配合した。
BO3 粉末として、比較例3では、表2に示す組成のS
m2 O3 変性(Ba0.95Ca0.05)(Ti0.95Zr0.04
Hf 0.01)O3 粉末を用いた。
ックの原料粉末を得るため、主成分ABO3 として、実
施例1と同様にして得られた(Ba0.89Ca0.10Sr
0.01)TiO3 粉末を用い、同粉末に、添加成分とし
て、Y2 O3 、MgO、B2 O3 、SiO2 、CoOお
よびCaOの各粉末を、表1に示す組成比となるように
配合した。
BO3 粉末として、実施例4では、実施例1と同様にし
て得られた、表2に示す組成のEr2 O3 変性(Ba
0.95Sr0.05)(Ti0.95Zr0.05)O3 粉末を用い
た。
ックの原料粉末を得るため、主成分ABO3 として、実
施例4と同じ(Ba0.89Ca0.10Sr0.01)TiO3 粉
末を用い、同粉末に、添加成分として、Y2 O3 、Mg
O、B2 O3 、SiO2 、CoOおよびCaOの各粉末
を、表1に示す組成比となるように配合した。
BO3 として、比較例4では、実施例1と同様にして得
られた、表2に示す組成のEr2 O3 変性(Ba0.95S
r0. 05)(Ti0.95Zr0.05)O3 粉末を用いた。
ックの原料粉末を得るため、主成分ABO3 として、実
施例1と同様にして得られたBa(Ti0.98Zr0.02)
O3 粉末を用い、同粉末に、添加成分として、Gd2 O
3 、MgO、SiO2 、BaO、MnO2およびCaO
の各粉末を、表1に示す組成比となるように配合した。
BO3 粉末として、実施例5では、表2に示す組成のY
b2 O3 変性Ba(Ti0.98Zr0.02)O3 粉末を用い
た。
ックの原料粉末を得るため、主成分ABO3 として、実
施例5と同じBa(Ti0.98Zr0.02)O3 粉末を用
い、同粉末に、添加成分として、Gd2 O3 、MgO、
SiO2 、BaO、MnO2 およびCaOの各粉末を、
表1に示す組成比となるように配合した。
して、比較例5では、変性ABO3粉末の代わりに、Y
b2 O3 粉末を用いた。
電体セラミックの原料粉末に、ポリビニルブチラール系
バインダおよびエタノール等の有機溶剤を加えて、ボー
ルミルにより湿式混合を実施することによって、セラミ
ックスラリーを作製した。
ーブレード法によって、焼成後の誘電体セラミック層の
厚みが2μmになるような厚みをもってシート状に成形
し、矩形のセラミックグリーンシートを得た。
施例1〜5および比較例1〜5の各々に係るABO3 粉
末、変性ABO3 粉末または希土類元素の酸化物を、表
2に示した添加量をもって添加した、ニッケルを主体と
する導電性ペーストをスクリーン印刷し、内部電極とな
るべき導電性ペースト膜を形成した。
る側が互い違いとなるように、導電性ペースト膜が形成
されたセラミックグリーンシートを含む複数のセラミッ
クグリーンシートを積層し、生の積層体を得た。
て、350℃の温度に加熱し、バインダを燃焼させた
後、酸素分圧10-9〜10-12 MPaのH2 −N2 −H
2 Oガスからなる還元性雰囲気中において、後掲の表3
に示す温度で2時間焼成し、焼結した積層体を得た。
i2 O−SiO2 −BaO系のガラスフリットを含有す
るとともに銀を導電成分とする導電性ペーストを塗布
し、窒素雰囲気中において、800℃の温度で焼き付
け、内部電極と電気的に接続された外部電極を形成し
た。
ンデンサの外形寸法は、幅1.6mm、長さ3.2mm
および厚さ1.2mmであり、内部電極間に介在する誘
電体セラミック層の厚みは2μmであった。また、有効
誘電体セラミック層の数は100であり、1層あたりの
対向電極面積は2.1mm2 であった。
〜5の各々に係る積層セラミックコンデンサについて、
各種電気的特性を評価した。
での誘電率εおよび絶縁抵抗を測定した。この場合、誘
電率εは、温度25℃、1kHz、および1Vrmsの
条件下で測定した。また、10kV/mmの電界強度の
下で絶縁抵抗を測定するため、20Vの直流電圧を2分
間印加して、+25℃において絶縁抵抗を測定し、静電
容量(C)と絶縁抵抗(R)との積、すなわちCR積を
求めた。
を求めた。この温度変化に対する静電容量の変化率につ
いては、20℃での静電容量を基準とした−25℃と8
5℃との間での変化率(ΔC/C20)と、25℃での静
電容量を基準とした−55℃と125℃との間での変化
率(ΔC/C25)とを評価した。
負荷寿命試験は、36個の試料について、温度150℃
において、電界強度が15kV/mmになるように30
Vの電圧を印加して、その絶縁抵抗の経時変化を求めよ
うとしたものである。なお、高温負荷寿命として、各試
料の絶縁抵抗値が200kΩ以下になったときの時間を
寿命時間として、その平均寿命時間を求めた。
容量の経時変化は、温度85℃、1kHz、1Vrms
および直流電圧3.15V印加の条件下で、100時間
後の容量変化を測定し、直流電圧印加直後の85℃での
静電容量を基準として容量変化率を求め、これをDC負
荷経時変化率とした。
/C20)、温度特性(ΔC/C25)、高温負荷寿命およ
びDC負荷経時変化率が、表3に示されている。
数値は、好ましくない範囲にあることを示している。
層セラミックコンデンサについて、誘電体セラミック層
中央部および内部電極近傍における希土類元素の濃度を
調査するため、試料としての積層セラミックコンデンサ
を、内部電極面に直角に研磨し、誘電体セラミック層を
露出させ、EPMA(ElectronProbe M
icro Analysis;電子線微小分析法)によ
って分析を行なった。より具体的には、次のような操作
を行なった。
の濃度分析については、誘電体セラミック層の厚み方向
の寸法をほぼ2等分した任意の点を分析点とした。総分
析点は10点以上とし、各分析点における希土類元素の
濃度をEPMAにより測定し、その平均値を、誘電体セ
ラミック層中央部での希土類元素の濃度とした。
ついては、内部電極と誘電体セラミック層との界面から
誘電体セラミック層側へ誘電体セラミック層の厚みの1
/5だけ入り込んだ任意の点を分析点とした。総分析点
は10点以上とし、各分析点における希土類元素の濃度
をEPMAにより測定し、その平均値を、内部電極近傍
での希土類元素の濃度とした。
ック層中央部における希土類元素R1の濃度M1および
希土類元素R2の濃度M2をそれぞれ求め、その総濃度
すなわち「M1+M2」を算出した。また、内部電極近
傍における希土類元素R1の濃度M1および希土類元素
R2の濃度M2をそれぞれ求め、その総濃度すなわち
「M1+M2」を算出した。さらに、誘電体セラミック
層中央部および内部電極近傍の各々における、希土類元
素R1の濃度M1に対する希土類元素R2の濃度M2の
割合すなわち「M1/M2」を算出した。
体セラミック層中央部および内部電極近傍の各々におけ
る「M1+M2」および「M1/M2」が示されてい
る。
D.Shannon:Acta Crystallog
r.,A32,751(1976)」に示された数値に
基づいている。
値は、ABO3 100モルに対してのモル比を示してい
る。
に*を付したものは、この発明の範囲から外れたもので
ある。
誘電体セラミック層中央部での「M1/M2」は2.3
であり、内部電極近傍での「M1/M2」は0.9であ
った。他方、比較例1においては、誘電体セラミック層
中央部での「M1/M2」は0.9であり、内部電極近
傍での「M1/M2」は1.4であった。
率ε、CR積および温度特性については、実施例1と比
較例1とは、ほぼ変わらない値、すなわち、ともに、誘
電率が2700程度、CR積が4000程度の値を示
し、温度特性については、EIA規格のX7R特性を満
足していた。
実施例1では、250時間と長い寿命を示したのに対し
て、比較例1では、37時間と短く、十分な信頼性が得
られなかった。また、DC負荷経時変化率についても、
実施例1では、−3.8%と小さく、比較例1の−1
0.7%と比較して、より良好な特性が得られた。
したように、誘電体セラミック層中央部での「M1/M
2」は1よりも大きい値を示し、かつ、内部電極近傍で
の「M1/M2」は1よりも小さい値を示した。
においては、いずれも、温度特性が、EIA規格のX7
R特性を満足し、高温負荷寿命が長く、信頼性に優れ、
また、DC負荷経時変化率も小さかった。
したように、誘電体セラミック層中央部での「M1/M
2」は0.5であり、内部電極近傍での「M1/M2」
は0.6であった。比較例2では、誘電体セラミック層
中央部での「M1/M2」が1よりも小さいため、表3
に示すように、高温負荷寿命が21時間と短く、十分な
信頼性が得られなかった。また、DC負荷経時変化率に
ついても、−13.1%と大きい値を示した。また、温
度特性についても、EIA規格のX7R特性を満足しな
かった。
体セラミック層中央部での「M1/M2」は0.6であ
り、内部電極近傍での「M1/M2」は2.1であっ
た。比較例3では、誘電体セラミック層中央部での「M
1/M2」が1よりも小さく、かつ、内部電極近傍での
「M1/M2」が1よりも大きいため、表3に示したよ
うに、温度特性が、EIA規格のX7R特性を満足しな
かった。
体セラミック層中央部での「M1/M2」は6.3であ
り、内部電極近傍での「M1/M2」は3.4であっ
た。比較例4では、内部電極近傍での「M1/M2」が
1よりも大きいため、表3に示したように、DC負荷経
時変化率が−11.3%と大きい値を示した。また、温
度特性についても、EIA規格のX7R特性を満足しな
かった。
体セラミック層中央部での「M1/M2」は0.8であ
り、内部電極近傍での「M1/M2」は0.4であっ
た。比較例5では、誘電体セラミック層中央部での「M
1/M2」が1よりも小さく、かつ、内部電極近傍にお
いて局所的に希土類元素の濃度の高い部分があったた
め、表3に示したように、高温負荷寿命が2時間と短
く、十分な信頼性が得られなかった。
サに関連して説明したが、積層された複数の誘電体セラ
ミック層と、誘電体セラミック層間の特定の界面に沿っ
て形成される内部電極とを含む、積層体を備える、積層
セラミック電子部品であれば、同様に、この発明を適用
することができる。
体セラミック層において、誘電率が高く、誘電率の温度
変化および直流電圧印加下での経時変化が小さく、絶縁
抵抗と静電容量との積(CR積)が高く、高温高電圧に
おける絶縁抵抗の加速寿命が長い、という優れた特性を
与えることができるので、このような誘電体セラミック
層を薄層化しても、信頼性に優れた積層セラミック電子
部品を得ることができる。
ンデンサに適用された場合、誘電体セラミック層の薄層
化による小型化かつ大容量化が可能になり、また、誘電
体セラミック層を薄層化しても、積層セラミックコンデ
ンサの定格電圧を下げる必要がない。その結果、たとえ
ば、誘電体セラミック層の厚みを1μm前後にまで薄層
化した、小型かつ大容量の積層セラミックコンデンサを
問題なく得ることができる。
央部における(M1+M2)/内部電極近傍における
(M1+M2)が、(1/2)〜2の範囲になるように
設定されると、誘電体セラミック層を薄層化した場合で
あっても、局所的な電界集中による信頼性の低下や、直
流電圧印加下での静電容量の経時変化の増大を確実に防
止することができる。
部品に備える誘電体セラミック層は、耐還元性誘電体セ
ラミックからなるものであるので、積層セラミック電子
部品の内部電極において、卑金属を導電成分として問題
なく用いることができる。
子部品の一例としての積層セラミックコンデンサ1を図
解的に示す断面図である。
電体セラミック層3の一部を拡大して示す断面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 積層された複数の誘電体セラミック層
と、誘電体セラミック層間の特定の界面に沿って形成さ
れる内部電極とを含む、積層体を備え、 誘電体セラミック層の組成は、 ABO3 (Aは、Ba、またはBaならびにその一部が
置換されたCaおよびSrの少なくとも1種であり、B
は、Ti、またはTiならびにその一部が置換されたZ
rおよびHfの少なくとも1種である。)を主成分と
し、 副成分として、2種類の希土類元素R1およびR2を含
み、 希土類元素R1のイオン半径をr1とし、希土類元素R
2のイオン半径をr2としたとき、r1>r2であり、 希土類元素R1の濃度をM1とし、希土類元素R2の濃
度をM2としたとき、誘電体セラミック層の厚み方向中
央部である誘電体セラミック層中央部では、M1/M2
>1であり、内部電極と誘電体セラミック層との界面か
ら誘電体セラミック層側へ誘電体セラミック層の厚みの
1/5だけ入り込んだ箇所である内部電極近傍では、M
1/M2<1である、積層セラミック電子部品。 - 【請求項2】 誘電体セラミック層中央部における(M
1+M2)/内部電極近傍における(M1+M2)は、
(1/2)〜2である、請求項1に記載の積層セラミッ
ク電子部品。 - 【請求項3】 希土類元素R1は、Sm、Y、Gd、D
yおよびHoから選ばれた少なくとも1種であり、希土
類元素R2は、Er、Tm、YbおよびLuから選ばれ
た少なくとも1種である、請求項1または2に記載の積
層セラミック電子部品。 - 【請求項4】 内部電極の特定のものに電気的に接続さ
れるように積層体の外表面上に形成される外部電極をさ
らに備え、積層セラミックコンデンサを構成する、請求
項1ないし3のいずれかに記載の積層セラミック電子部
品。 - 【請求項5】 内部電極は、卑金属を導電成分として含
む、請求項4に記載の積層セラミック電子部品。
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