JP2003142144A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP2003142144A JP2001342435A JP2001342435A JP2003142144A JP 2003142144 A JP2003142144 A JP 2003142144A JP 2001342435 A JP2001342435 A JP 2001342435A JP 2001342435 A JP2001342435 A JP 2001342435A JP 2003142144 A JP2003142144 A JP 2003142144A
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Toshiya Wakahoi
俊哉 若穂囲
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池の厚さ寸法を小さくして小型軽量化
した燃料電池を提供する。 【解決手段】 燃料電池の各セパレータ4A、5Aに、
ガスシール部材6A、7Aの外側にセパレータを厚さ方
向に貫通して設けられる反応ガスおよび冷却媒体用の連
通孔と、前記ガスシール部材をセパレータの厚さ方向に
迂回して反応ガス用の連通孔とガス流路とを連絡する連
絡路23A、25Aとが設けられている。そして、積層
方向から見てガスシール部材6A、7Aおよび冷却面シ
ール部材27がずらして配置されているセパレータの部
位を支持する支持部材29Bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極構造体をセパ
レータで挟持してなる燃料電池セルを複数積層して構成
された燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料電池を構成する燃料電池セルには、
固体高分子電解質膜の両側にそれぞれアノード電極およ
びカソード電極を配置してなる膜電極構造体を、一対の
セパレータで挟持することにより平板状に構成されたも
のがある。このように構成された燃料電池セルは、その
厚さ方向に複数積層されることにより燃料電池を構成し
ている。
【0003】各燃料電池セルでは、アノード電極に対向
配置されるアノード側セパレータの一面に燃料ガス(例
えば、水素)の流路が設けられ、カソード電極に対向配
置されるカソード側セパレータの一面に酸化剤ガス(例
えば、酸素を含む空気)の流路が設けられている。ま
た、隣接する燃料電池セルの隣接するセパレータ間に
は、冷却媒体(例えば、純水)の流路が設けられてい
る。
【0004】そして、アノード電極の電極反応面に燃料
ガスを供給すると、ここで水素がイオン化され、固体高
分子電解質膜を介してカソード電極に移動する。この間
に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネ
ルギとして利用される。カソード電極においては、酸化
剤ガスが供給されているため、水素イオン、電子、およ
び酸素が反応して、水が生成される。電極反応面では、
水が生成される際に熱が発生するので、セパレータ間に
流通させられる冷却媒体によって冷却されるようになっ
ている。
【0005】これら燃料ガスと酸化剤ガス(総称して反
応ガス)および冷却媒体は、各々独立した流路に流通さ
せる必要があるため、各流路間を液密または気密状態に
仕切るシール技術が重要となる。密封すべき部位として
は、例えば、反応ガスおよび冷却媒体を燃料電池の各燃
料電池セルに分配供給するために貫通形成された供給口
の周囲、各燃料電池セルから排出された反応ガスおよび
冷却媒体をそれぞれ収集して排出する排出口の周囲、膜
電極構造体の外周、隣接する燃料電池セルのセパレータ
間の外周等がある。シール部材としては、有機ゴム等の
柔らかくて、適度に反発力のある材質のものが採用され
ている。
【0006】一方、近年、実車への搭載に向けた実用化
の動きの中で、燃料電池の小型軽量化、低コスト化が大
きな課題となっている。燃料電池を小型化するために
は、燃料電池を構成する各燃料電池セルを薄くするこ
と、具体的には、各燃料電池セル内部に形成されている
反応ガスの流路を最大限に確保しながら、セパレータ間
の間隔寸法を小さくすることや、セパレータを薄肉化す
ることが考えられる。
【0007】ところが、セパレータを薄肉化することに
は、セパレータの強度や燃料電池の剛性上限界がある。
また、セパレータ間の間隔寸法を小さくするには、シー
ル部材の高さ寸法を低減することが効果的であるが、必
要十分な密封性を確保するためには、十分な潰れ代を確
保し得るシール部材の高さ寸法が必要となるため、その
低減にも自ずと限界がある。
【0008】さらに、燃料電池セルにおいて、シール部
材が占有する空間は、反応ガスおよび冷却媒体を密封す
るために必要不可欠ではあるものの、実質的に発電に寄
与しない空間であるため、極力小さくする必要がある。
【0009】図24は、従来の燃料電池を示す平面図で
ある。図中、符号70は、燃料電池をセパレータ71の
積層方向に貫通する燃料ガス供給口、排出口、酸化剤ガ
ス供給口、排出口、冷却媒体供給口、排出口などの連通
孔である。また、符号72は、セパレータ71に沿って
複数の燃料ガス流路、酸化剤ガス流路および冷却媒体流
路が形成されている領域である。
【0010】図25は、図24の線X−Xで切断した従
来の燃料電池73を示す縦断面図である。平面視におい
て、発電に寄与しないシール部材の占有空間を極力小さ
くするために、従来は、燃料ガス流路74および酸化剤
ガス流路75をそれぞれ密封するガスシール部材76,
77と、冷却媒体流路を密封する冷却面シール部材78
とを、燃料電池セル79の積層方向に一列に並べて配置
することにより、燃料電池73の外形寸法を最小限に抑
制している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成される燃料電池73の場合に、各流路74,7
5を密封するガスシール部材76,77および冷却面シ
ール部材78の全てを燃料電池セル79の積層方向に一
列に並べて配置すると、燃料電池73の厚さ寸法を、各
燃料電池セル79の厚さ寸法に燃料電池セル79間の冷
却面シール部材78の高さ寸法を加えて積層数倍した値
より小さくすることができないという不都合がある。
【0012】このことをさらに詳しく説明するために、
再度、図25を参照する。この図25によれば、ガスシ
ール部材76,77によって密封状態に隔離された燃料
ガス供給口70と燃料ガス流路74とが連絡路80によ
って連絡されている。該連絡路80は、燃料ガス流路7
4の周囲を全周にわたって密封しているガスシール部材
77の燃料ガス供給口70近傍をセパレータ81の厚さ
方向に迂回するようにセパレータ81に設けられてい
る。また、セパレータ82も酸化剤ガス供給口(図示
略)において同様の連絡路(図示略)を有している。
【0013】したがって、各セパレータ81,82は、
連絡路80を形成するために比較的厚く形成されている
が、各シール部材76〜78が配置されているシールラ
インの位置においては、図25の断面に見られるよう
に、強度を確保するための最小限の肉厚寸法となってお
り、それ以上の薄肉化を図ることができない。また、各
シール部材76〜78は、密封性を確保するために必要
最小限の高さ寸法とされているので、これらシール部材
76〜78の高さ寸法もそれ以上低減することはできな
い。
【0014】その結果、燃料電池73の厚さ寸法は、2
枚のセパレータ81,82の最小肉厚寸法、連絡路80
を構成するための厚さ寸法、2つのガスシール部材7
6,77の高さ寸法、固体高分子電解質膜83の厚さ寸
法および冷却面シール部材78の高さ寸法を加えたもの
を積層数倍した寸法となるが、これらは全て必要不可欠
な寸法であるため、それ以上の寸法低減を図ることは困
難であった。
【0015】このような燃料電池73の厚さ寸法を低減
する手段として、前記ガスシール部材76,77と冷却
面シール部材78との積層方向から見た位置を互いにず
らすことが提案されている。このようにすれば、連絡路
の形成されている位置におけるセパレータ81,82の
肉厚寸法を確保しつつ、冷却面シール部材78が十分な
密封性を確保するために必要な、冷却面シール部材78
の占有高さを節約して、燃料電池73の高さを大幅に低
減することができる。
【0016】しかし、前記ガスシール部材76,77と
冷却面シール部材78の配置位置をずらすことにより、
積層方向に各燃料電池セルのシールラインが、直線上に
並ばなくなる。このため、ずらして配置された前記ガス
シール部材76、77と冷却面シール部材78にかかる
荷重圧力が弱くなる。このため、積層した燃料電池セル
を積層方向に締め付けた場合には、冷却面シール部材が
押しつぶされることにより生じた反力によってセパレー
タが変形してシール部材の密封性能が損なわれ、この位
置におけるガスシール部材76,77と冷却面シール部
材78からガス及び冷媒の漏れが発生するおそれがあ
る。したがって、シール部材の密封性能を確保するセパ
レータ81、82の剛性を確保するために、セパレータ
81、82の厚みをある程度厚くせざるを得ず、これ以
上の燃料電池73の小型化を図ることができないという
問題があった。
【0017】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たものであって、燃料電池を構成するセパレータおよび
膜電極構造体の間の各シール部材により各種流路を確実
に密封しながら、燃料電池の厚さ寸法を小さくして小型
軽量化した燃料電池を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、上記課題を解決するためになされたものであり、電
解質(例えば、実施の形態における固体高分子電解質膜
10)の両面にそれぞれ電極(例えば、実施の形態にお
けるアノード電極11,カソード電極12)を配した電
極構造体(例えば、実施の形態における膜電極構造体
3)と、該電極構造体を厚さ方向に挟む一対のセパレー
タ(例えば、実施の形態におけるセパレータ4A、5
A)と、前記電極構造体の外周部に配置され、各セパレ
ータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成さ
れる反応ガス用のガス流路をそれぞれ密封するガスシー
ル部材(例えば、実施の形態におけるガスシール部材6
A、7A)とから構成された複数の燃料電池セル(例え
ば、実施の形態における燃料電池セル2A)を、これら
燃料電池セル間に形成される冷却媒体流路を密封する冷
却面シール部材(例えば、実施の形態における冷却面シ
ール部材27)を挟んで積層してなる燃料電池(例え
ば、実施の形態における燃料電池1A)であって、前記
各セパレータに、前記ガスシール部材の外側にセパレー
タを厚さ方向に貫通して設けられる反応ガスおよび冷却
媒体用の連通孔(例えば、実施の形態における連通孔1
7〜22)と、前記ガスシール部材をセパレータの厚さ
方向に迂回して反応ガス用の連通孔とガス流路とを連絡
する連絡路(例えば、実施の形態における連絡路23
A、25A)とが設けられ、ガスシール部材および冷却
面シール部材が積層方向から見てずれた位置に配置され
たセパレータの部位が支持部材(例えば、実施の形態に
おける支持部材29A〜29D)によって支持されてい
ることを特徴とする燃料電池である。
【0019】このように構成することで、上記したガス
シール部材および冷却面シール部材をずらして配置され
ているセパレータの部位の剛性を確保することができ
る。このため、上記した位置のずれたガスシール部材お
よび冷却面シール部材に十分な荷重圧力を付与すること
ができる。
【0020】なお、支持部材の材質は配置する部位によ
って異なり、電極構造体を挟んだセパレータ間に配置す
る場合にはゴムや樹脂等の絶縁材料を用いる。また、セ
パレータの冷却面側に配置する場合には、ステンレスや
カーボン材等の耐食性のある導電性材料を用いてもよい
し、ゴムや樹脂等の絶縁材料を用いてもよい。また、電
極構造体とセパレータ間に配置する場合にも、上記した
耐食性のある絶縁材料を用いる。そして、燃料電池とし
ては、固体高分子型、固体電解質型、アルカリ型、リン
酸型、溶融炭酸塩型のうち、いずれであってもよい。
【0021】請求項2に記載した発明は、前記複数の燃
料電池セルにおける、一の燃料電池セル(例えば、実施
の形態における燃料電池セル2B)と、該燃料電池セル
の積層方向に隣合う燃料電池セル(例えば、実施の形態
における燃料電池セル2C)との、それぞれ対応する連
絡路(例えば、実施の形態における連絡路23Bおよび
23C、連絡路25Bおよび25C)が、積層方向から
見て互いにずれた位置に設けられ、前記支持部材の少な
くとも一部(例えば、実施の形態における支持部材29
E、29F)が連絡路を形成するセパレータの部位を支
持していることを特徴とする燃料電池(例えば、実施の
形態における燃料電池1C)である。
【0022】このように構成することで、連絡路をずら
して設けたセパレータの部位の剛性が増すため、この部
位の厚みを薄くできるとともに、この部位を積層方向に
ずらすことができる。
【0023】請求項3に記載した発明は、前記ガス流路
または冷却媒体流路上に設けられた支持部材(例えば、
実施の形態における支持部材29B)には、ガスまたは
冷却媒体を流入可能な通路部(例えば、実施の形態にお
ける通路部30)が形成されていることを特徴とする燃
料電池である。
【0024】このように構成することで、前記支持部材
に形成された通路部からガスまたは冷却媒体を流入させ
ることができるとともに、この支持部材の設けられたセ
パレータの部位の剛性を増すことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る燃料電池を図面と共に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態における燃料電池を構成する燃料電池セル
を示す概略構成図である。本実施の形態に係る燃料電池
1Aは、図12に示されるように、燃料電池セル2Aを
複数積層して構成されている。燃料電池セル2Aは、図
1に示されるように、膜電極構造体3を一対のセパレー
タ4A,5Aで挟持することにより構成されている。膜
電極構造体3と各セパレータ4A,5Aとの間には、ガ
スシール部材6A,7Aがそれぞれ配置されている。こ
れらガスシール部材6A,7Aは、図12に示されるよ
うに、膜電極構造体3の両側に燃料ガス流路8と酸化剤
ガス流路9とを密封状態に画定している。
【0026】前記膜電極構造体3は、例えば、図5およ
び図12に示されるように、ペルフルオロスルホン酸ポ
リマーからなる固体高分子電解質膜10(以下、単に電
解質膜という。)と、この電解質膜10の両面を挟むア
ノード電極11およびカソード電極12とを有してい
る。電解質膜10は、例えば、図5に示されるように、
複数の貫通孔10aを有している。電解質膜10は、後
述するセパレータ4A,5Aと同等の大きさを有し、各
貫通孔10aは、セパレータ4A,5Aの各供給口17
〜19および各排出口20〜22に対応する位置に配置
されている。
【0027】前記アノード電極11およびカソード電極
12は、例えば、多孔質カーボンクロスまたは多孔質カ
ーボンペーパーからなるガス拡散層を基材として電解質
膜10と接する一表面に、Ptを主体とする合金からな
る触媒層を配設させることにより構成されている。
【0028】燃料電池セル2Aを構成するセパレータ4
A,5Aには、2種類のセパレータ4A,5Aがある。
各セパレータ4A,5Aは、図2および図3に示される
ように、いずれもカーボン製平板の表面に、複数の溝
(図示せず)を削り込むことにより、一定の高さを有す
る凹凸が一定のパターンで多数形成された波板部4a,
5aと、該波板部4a,5aに流通させる燃料ガス(例
えば、水素ガス)、酸化剤ガス(例えば、酸素を含む空
気)および冷却媒体(例えば、純水)をそれぞれ供給、
排出させるように各セパレータ4A,5Aを貫通する燃
料ガス供給口(連通孔)17、酸化剤ガス供給口(連通
孔)18、冷却媒体供給口(連通孔)19、燃料ガス排
出口(連通孔)20、酸化剤ガス排出口(連通孔)21
および冷却媒体排出口(連通孔)22と、これら連通孔
17〜22および前記波板部4a,5aをそれぞれ取り
囲むように配置される平面部4b,5bとを具備してい
る。
【0029】前記冷却媒体連通孔19および冷却媒体連
通孔22は、図2および図3に示されるように、セパレ
ータ4A,5Aの幅方向(図2の矢印Q方向)のほぼ中
央に配置されている。また、前記燃料ガス連通孔17と
酸化剤ガス連通孔18は、前記冷却媒体連通孔19を挟
んでセパレータ4A,5Aの幅方向の両側に配置されて
いる。さらに、前記燃料ガス連通孔20と酸化剤ガス連
通孔21は、前記冷却媒体連通孔22を挟んでセパレー
タ4A,5Aの幅方向の両側に配置されている。これら
燃料ガス連通孔20および酸化剤ガス連通孔21は、そ
れぞれ燃料ガス連通孔17および酸化剤ガス連通孔18
に対して対角位置となるように配置されている。
【0030】各セパレータ4A,5Aの長さ方向(図2
の矢印R方向)に沿う、燃料ガス連通孔17および連通
孔20、酸化剤ガス連通孔18および連通孔21の長さ
寸法は、隣接する冷却媒体連通孔19および連通孔22
よりも短く形成されている。これにより、燃料ガス連通
孔17および連通孔20、酸化剤ガス連通孔18および
連通孔21と波板部4a,5aとの間の間隔寸法は、冷
却媒体連通孔19および連通孔22と波板部4a,5a
との間の間隔寸法よりも大きく形成されている。
【0031】一方のセパレータ4Aの一面側には、図2
に示されるように、燃料ガス連通孔17と波板部4aと
の間および該波板部4aと燃料ガス連通孔20との間
に、燃料ガス連通孔17から供給されてきた燃料ガスを
波板部4aに流通させ、波板部4aを通過した燃料ガス
を燃料ガス連通孔20から排出させるための連絡路23
Aがそれぞれ形成されている。該連絡路23Aは、セパ
レータ4Aの一面側に形成された複数の溝23aと、該
溝23a上に掛け渡される平板上のブリッジ板23bと
を備えている。ブリッジ板23bが配置されるセパレー
タ4Aの表面には、該ブリッジ板23bをはめ込む凹部
が形成されており、それによってブリッジ板23bの表
面は、セパレータ4Aの平面部4bと段差なく同一平面
内に配されている。
【0032】また、他方のセパレータ5Aの一面側に
も、図3に示されるように、酸化剤ガス供給口18と波
板部5aとの間、および、該波板部5aと酸化剤ガス排
出口21との間に、一方のセパレータ4Aと同様に、複
数の溝25aとブリッジ板25bとからなる連絡路25
Aが設けられている。なお、両セパレータ4A,5Aの
他面側には、図4に示されるように、冷却媒体供給口1
9と波板部4a,5aとを結ぶ連絡路26および該波板
部4a,5aと冷却媒体排出口22とを結ぶ連絡路26
が設けられている。
【0033】前記ガスシール部材6A,7Aは、図2お
よび図3に示されているように、波板部4a,5aの外
周を取り囲む主環状部6a,7aの両側に、各連通孔1
7〜22をそれぞれ取り囲む複数の副環状部6b,7b
を有する形状に一体的に構成されている。図2および図
3に示したように、ガスシール部材6A,7Aの主環状
部6a,7aは、各連通孔17〜22と波板部4a,5
aとの間の平面部4b,5bを通過するように配置され
る。これにより、主環状部6a,7aは、連絡路23
A,25Aに設けられたブリッジ板23b,25bの上
を通過して、各連通孔17〜22と波板部4a,5aと
の間を連絡路23A,25Aを構成する溝23a,25
aのみによって連絡し、他の部分は液密状態に密封する
ようになっている。
【0034】このように構成された燃料電池セル2A
は、図12に示されるように、冷却面シール部材27を
挟んで複数積層される。冷却面シール部材27は、図4
に示されるように、主環状部27aと副環状部27bと
を一体的に連結した構造を有している。前記冷却面シー
ル部材27の主環状部27aは、燃料ガスおよび酸化剤
ガスの連通孔17,18と波板部4a,5aとの間、連
通孔20,21と波板部4a,5aとの間を通過して、
冷却媒体連通孔19から連絡路26を介して波板部4
a,5aに接続し、波板部4a,5aから連絡路26を
介して冷却媒体連通孔22に接続する冷却媒体流路28
の周囲を密封している。また、冷却面シール部材27の
副環状部27bは、燃料ガスおよび酸化剤ガスの各連通
孔17,18および各連通孔20,21を、それぞれ独
立して密封している。
【0035】冷却面シール部材27の主環状部27aの
うち、燃料ガスおよび酸化剤ガスの連通孔17,18と
波板部4a,5aとの間、連通孔20,21と波板部4
a,5aとの間を通過する部分は、上記ガスシール部材
6A、7Aの主環状部6a,7aの通過位置と比較する
と、供給口17,18または排出口20,21に、より
近い位置を通過するようにずれた位置に配置されてい
る。
【0036】本実施の形態においては、積層方向から見
てガスシール部材6A、7Aおよび冷却面シール部材2
7がずらして配置されているセパレータ4A、5Aの部
位を支持する支持部材29A〜29Dが設けられてい
る。すなわち、図2および図3に示したように、ガスシ
ール部材6A、7Aには、このガスシール部材6A、7
Aからずらして配置された冷却面シール部材27を支持
するための支持部材29A、29Bが設けられている。
また、図4に示したように、前記冷却面シール部材27
には、ガスシール部材6A、7Aの通過位置からずれた
位置に、支持部材29C、29Dが設けられている。
【0037】このように構成された燃料電池1Aの各部
の断面を図11〜図14に示す。これらの図は、単に断
面のみを示し、図中の波線は、左右に示される図が、連
続した部材であることを示している。図12は、図2に
示される線A−Aに沿って切断した縦断面図である。こ
の図12によれば、各セパレータ4A,5Aを厚さ方向
に貫通する燃料ガス連通孔17から連絡路23Aを通し
てアノード電極11とセパレータ4Aとの間に形成され
ている燃料ガス流路8へ燃料ガスを流通させる経路が示
されている。
【0038】この図12を見ると、膜電極構造体3とそ
の両側に配される一対のセパレータ4A,5Aとの間を
密封するガスシール部材6A,7Aが、燃料電池セル2
Aの積層方向に対向する位置で電解質膜10を厚さ方向
に挟んで配置されている。燃料ガス流路のガスシール部
材6Aは、セパレータ4Aに形成されている連絡路23
Aに掛け渡されたブリッジ板23b上に配置されてい
る。すなわち、連絡路23Aは、ガスシール部材6Aを
セパレータ4Aの厚さ方向に迂回して、該ガスシール部
材6Aの内外を連通させ、ガスシール部材6Aの外側の
燃料ガス連通孔17から供給される燃料ガスを、ガスシ
ール部材6A内側の燃料ガス流路8に流通させることを
可能としている。
【0039】この場合において、各燃料電池セル2A間
を密封して冷却媒体流路28を画定している冷却面シー
ル部材27は、前記ガスシール部材6A,7Aが配置さ
れている連絡路23Aに対して燃料ガス連通孔17側に
ずれた位置に配置されている。その結果、冷却面シール
部材27は、セパレータ4Aの一表面を厚さ方向に彫り
込んで形成した連絡路23Aを構成する溝23aとはセ
パレータ4Aの厚さ方向に重なる位置に配置することが
可能となる。
【0040】また、冷却面シール部材27がガスシール
部材6A、7Aからずらして配置されているセパレータ
の部位4A、5Aには、支持部材29A、29Bが設け
られている。図12の断面図には支持部材29Bが示さ
れている。この支持部材29A、29Bにより、上記し
た冷却面シール部材27をずらして配置したセパレータ
4A、5Aの部位が支持され、この部位の剛性を確保す
ることができる。このため、この部位におけるセパレー
タ4A、5Aの変形を防止しつつ厚みを十分に薄くする
ことができる。また、上記した位置のずれた冷却面シー
ル部材27に十分な荷重圧力を付与することができる。
このため、この部位のセパレータ4A、5Aの厚みを薄
くしても、十分なシール性を確保することができる。
【0041】また、本実施の形態においては、図2や図
3に示したように、上記冷却面シール部材27のずれた
部位を支持する支持部材として、2種類の支持部材29
A、29Bとが設けられている。これについて図11を
用いて説明する。図11は、図2の線P−Pで切断した
図1の燃料電池を示す縦断面図である。燃料ガス流路8
を横断するように設けられる支持部材29Bには、断面
凹状に切り欠いて形成した通路部30が設けられてい
る。この通路部30により、燃料ガス流路8からの燃料
ガスを流入させることができるとともに、この支持部材
29Bの設けられたセパレータ4A、5Aの部位の剛性
を増すことができる。また、支持部材29Aには前記通
路部30を設けておらず、その分剛性をさらに高めるこ
とができる。なお、支持部材29A、29Bには絶縁材
料が用いられる。上記においては、燃料ガス連通孔17
について説明したが、燃料ガス連通孔20においても同
様のことが言える。
【0042】さらに、図13は、図3に示される線B−
Bに沿って切断した縦断面図である。この図13によれ
ば、各セパレータ4A,5Aを厚さ方向に貫通する酸化
剤ガス連通孔18から連絡路25Aを通してカソード電
極12とセパレータ5Aとの間に形成されている酸化剤
ガス流路9へ酸化剤ガスを流通させる経路が示されてい
る。
【0043】この図13においても、膜電極構造体3と
その両側に配される一対のセパレータ4A,5Aとの間
を密封するガスシール部材6A,7Aが、燃料電池セル
2Aの積層方向に対向する位置で電解質膜10を厚さ方
向に挟んで配置されており、ガスシール部材7Aは、セ
パレータ5Aに形成されている連絡路25Aに掛け渡さ
れたブリッジ板25b上に配置されている。すなわち、
連絡路25Aは、ガスシール部材7Aをセパレータ5A
の厚さ方向に迂回して、該ガスシール部材7Aの内外を
連通させ、ガスシール部材7Aの外側の酸化剤ガス連通
孔18から供給される酸化剤ガスを、ガスシール部材7
Aの内側の酸化剤ガス流路9に流通させることを可能と
している。
【0044】この場合において、各燃料電池セル2A間
を密封して冷却媒体流路28を画定している冷却面シー
ル部材27は、前記ガスシール部材7Aが配置されてい
る連絡路25Aよりも酸化剤ガス連通孔18側にずれた
位置に配置されている。その結果、冷却面シール部材2
7は、セパレータ5Aの一表面を厚さ方向に彫り込んで
形成した連絡路25Aの溝25aと厚さ方向に重なる位
置に配置することが可能となる。また、燃料ガス連通孔
17の場合と同様に、冷却面シール部材27がガスシー
ル部材6A、7Aからずらして配置されているセパレー
タ4A,5Aの部位には、支持部材29A、29Bが設
けられており、これによりこの部位におけるセパレータ
4A、5Aの変形を防止しつつ厚みを十分に薄くするこ
とができるとともに、十分なシール性を確保することが
できる。酸化剤ガス連通孔21側においても同様のこと
が言える。
【0045】図14は、図4に示された線C−Cで切断
した縦断面図を示している。これによれば、冷却媒体供
給口19から隣接する燃料電池セル2A、2A間に画定
された冷却媒体流路28に接続する冷却媒体の経路、並
びに、波板部4a,5aによって画定された燃料ガス流
路8、酸化剤ガス流路9および冷却媒体流路28がそれ
ぞれ示されている。また、図4に示したようにセパレー
タ4A、5Aの冷却媒体流路28の形成される側のに
は、支持部材29C、29Dが設けられており、これに
よりガスシール部材6A、7Aからの荷重を受けて、セ
パレータ4A、5Aの剛性を高めている。また、冷却媒
体流路28を横断するように設けられる支持部材29D
には、支持部材29Bと同様に通路部30が設けられて
いる。この支持部材29C、29Dには、耐食性を有す
るステンレスやカーボン材等の導電性材料が用いられ
る。
【0046】したがって、連絡路23A,25Aの形成
されている位置におけるセパレータ4A,5Aの肉厚寸
法を確保しつつ、冷却面シール部材27が十分な密封性
を確保するために必要な、冷却面シール部材27の占有
高さを節約できる。また、ガスシール部材6A、7Aお
よび冷却面シール部材27をずらして配置されているセ
パレータ4A、5Aの部位の剛性を確保することができ
るため、セパレータ4A、5Aの変形を防止しつつ厚み
を十分に薄くすることができるとともに、十分なシール
性を確保することができる。このため、燃料電池1Aの
大幅な小型化を図ることができる。
【0047】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
燃料電池1Bについて、図15〜図17を参照して、以
下に説明する。本実施の形態に係る燃料電池1Bは、金
属製薄板をプレス加工により波板状に形成したセパレー
タ4A,5Aを採用している点において、カーボン製セ
パレータを採用している第1の実施の形態に係る燃料電
池1Aと相違している。
【0048】本実施の形態に係る燃料電池1Bにおいて
も、電解質膜10を両側から挟むガスシール部材6A,
7Aの位置で、ガスシール部材6A,7Aとの間隔をあ
ける方向にセパレータ4Aを湾曲させて連絡路23Aを
形成し、該連絡路23Aに掛け渡したブリッジ板23b
によってガスシール部材6Aを支持するように構成して
いる。したがって、連絡路23Aはガスシール部材6A
をセパレータ4A,5Aの積層方向に迂回してガスシー
ル部材6Aの内外を連通している。
【0049】また、冷却面シール部材27は、前記連絡
路23Aから燃料ガス連通孔17方向にずれた位置に配
置されており、これによって、セパレータ4A,5Aの
積層方向に連絡路23Aと重なる位置に配置されるよう
になっている。その結果、対向するセパレータ4A,5
Aの間隔寸法を低減し、燃料電池1B全体の高さ寸法を
低減することができるという効果がある。また、本実施
の形態においても、第1の実施形態と同様に、支持部材
29A〜29Dが設けられ、これにより、セパレータ4
A、5Aの変形を防止しつつ厚みを十分に薄くすること
ができるとともに、十分なシール性を確保することがで
きる。金属製セパレータはカーボン製セパレータよりも
さらに厚みを薄くすることができるため、さらなる燃料
電池1Bの小型化を図ることができる。
【0050】次に、本発明の第3の実施の形態に係る燃
料電池1Cについて、図18〜図20を参照して、以下
に説明する。なお、本実施の形態においては、第1およ
び第2の実施の形態と構成を共通とする箇所に同一符号
を付して説明を簡略化することにする。
【0051】図18〜図20は、それぞれ、第1の実施
の形態における図12〜図14に対応する縦断面図であ
る。本実施の形態に係る燃料電池1Cは、第1および第
2の実施の形態に係る燃料電池1Aおよび燃料電池1B
が各燃料電池セル2A毎に冷却媒体流路28を形成して
いたのに対し、2つの燃料電池セル2B,2C毎に1つ
の冷却媒体流路28を形成している点で相違している。
すなわち、冷却媒体流路28が形成される部分において
は、第1の実施の形態に係る燃料電池1Aと同様に、図
17に示されるように、2つのセパレータ4A,5Aを
対向させ、これらの間に冷却面シール部材27を挟むこ
とにより、冷却媒体流路28を形成するようにしている
が、冷却媒体流路28が形成されない部分においては、
第1の実施の形態におけるセパレータ4A,5Aを一体
にしたような単一のセパレータ37が使用されている。
【0052】このように、冷却媒体流路28を2つの燃
料電池セル2B,2C毎に設けることにより、冷却面シ
ール部材27の数量を減らしてコスト低減を図ることが
できるとともに、冷却媒体流路28を設けていない一体
型のセパレータ37の厚さ寸法を低減することにより、
燃料電池1Cの高さ寸法をさらに低減することが可能と
なる。
【0053】さらに、本実施の形態においては、図6
(a)、(b)に示されているように、燃料電池セル2
Bの燃料ガス連絡路23Bと、燃料電池セル2Cの燃料
ガス連絡路23Cとは、積層方向から見て燃料ガス連通
孔17から膜電極構造体3に向かう方向に互いにずれた
位置に設けられ、前記燃料電池セル2Cの燃料ガス連絡
路23Cを、積層方向から見て燃料電池セル2Bの膜電
極構造体3よりも外側に形成している。また、図6
(a)、(b)に示されているように、本実施の形態に
おいても、支持部材29E〜29Hが設けられ、セパレ
ータ4B,37、5Cの各部位を支持している。ここ
で、支持部材29E、29Fは、セパレータ4B,37
または37,5C間に設けられるため、絶縁材料で形成
されている。また、支持部材29G,29Hはセパレー
タ4Bと膜電極構造体3または膜電極構造体3とセパレ
ータ37との間に設けられるため、耐食性材料で形成さ
れている。そして、支持部材29F、29Hには反応ガ
ス(燃料ガスまたは酸化剤ガス)を流入するための通路
部30が形成されている。支持部材29E、29Fには
通路部30が設けられておらず、その分剛性を高めるこ
とができる。
【0054】このようにしたため、燃料電池セル2Cの
燃料ガス連絡路23Cを形成する部位は、前記燃料電池
セル2Bの膜電極構造体3よりも突出させて設けても支
持部材29Fにより十分な剛性を確保することが可能と
なる。また、支持部材29E〜29Hにより、ガスシー
ル部材6B、7Bおよび冷却面シール部材27をずらし
て配置されているセパレータ4B、37、5Cの部位の
剛性を確保することができる。燃料ガス連通孔20側の
燃料ガス連絡路23B、23Cについても同様である。
【0055】また、前記燃料ガス連絡路23Bおよび2
3Cと同様に、燃料電池セル2Bの酸化剤ガス連絡路2
5Bと、燃料電池セル2Cの酸化剤ガス連絡路25Cと
は、図7(a)、(b)に示したように、積層方向から
見て酸化剤ガス連通孔18から膜電極構造体3に向かう
方向に互いにずれた位置に設けられている。このため、
燃料電池セル2Cにおける酸化剤ガス連絡路23Bを形
成する部位は、積層方向に隣合う燃料電池セル2Cの膜
電極構造体3に対して突出させて設けることが可能とな
る。そして、図18に示したようにこの部位を支持部材
29Fで支持しているため、この部位の剛性が確保され
る。また、燃料ガス側と同様に、支持部材29E〜29
Hにより、ガスシール部材6B、7Bおよび冷却面シー
ル部材27をずらして配置されているセパレータ4B、
37、5Cの部位の剛性を確保することができる。酸化
剤ガス連通孔21側の酸化剤ガス連絡路25B、25C
についても同様である。したがって、本実施の形態にお
ける燃料電池1Cは、シール性が十分に確保できるとと
もに、セパレータ37,5C、4Bの厚みを十分に低減
できるため、さらに小型化することができている。
【0056】次に、図21〜図23は本発明の第4の実
施の形態を示すものであり、それぞれ第1の実施の形態
の図12〜図14に相当する縦断面図である。この実施
の形態における燃料電池1Dは、図21〜図23に示し
たように燃料電池セル2Dと燃料電池セル2Eとで構成
されている。図21(a)、(b)に示されているよう
に、燃料電池セル2Dの燃料ガス連絡路23Dと、燃料
電池セル2Eの燃料ガス連絡路23Eとは、積層方向か
ら見て燃料ガス連通孔17から膜電極構造体3に向かう
方向および交差する方向に互いにずれた位置に設けられ
ている。
【0057】前記燃料電池セル2Dと、前記燃料電池セ
ル2Eとの燃料ガス連絡路23D,23Eが、前記向か
う方向および交差する方向に互いにずれた位置に設けら
れているので、前記燃料電池セル2Eのガスシール部材
6E、7Eを、積層方向から見て燃料電池セル2Dの燃
料ガス連絡路23Dの形成位置からずらして、前記燃料
電池セル2Dの膜電極構造体3よりも外側に設けること
ができる。
【0058】また、図8(a)、(b)に示したよう
に、本実施の形態においても、第3の実施の形態と同様
に、支持部材29E〜29Hが設けられ、セパレータ4
D,4E、5D、5Eの各部位を支持している。これに
より、燃料電池セル2Eの燃料ガス連絡路23Eを形成
する部位は、剛性を維持しつつ前記燃料電池セル2Dの
膜電極構造体3よりも突出させて設けることが可能とな
り、その分燃料電池セル2D、2Eの厚さ寸法を低減す
ることができる。燃料ガス連通孔20側の燃料ガス連絡
路23D、23Eについても同様である。また、図22
(a)、(b)に示したように、燃料電池セル2Dの酸
化剤ガス連絡路25Dと、燃料電池セル2Eの酸化剤ガ
ス連絡路25Eについても同様である。さらに、本実施
の形態においては、図10に示したように、冷却面シー
ル部材27が配置されているセパレータ4D,5Eの面
には、支持部材29I〜29Kが設けてあり、さらにこ
の部位の剛性を高めている。このため、燃料電池のさら
なる小型化を図ることができる。
【0059】なお、以上説明した実施の形態において
は、支持部材がセパレータとは別の構成部材である場合
について説明したが、これに限らずセパレータと一体的
に形成してもよい。例えば、カーボン製のセパレータに
おいては、支持部材の箇所を肉厚にするとともに、凹凸
を設けて通路部を形成することができる。また、上記し
た実施の形態は例示であり、他の形態にも本発明を適用
できることはもちろんである。例えば、第2および第3
の実施の形態のセパレータをカーボン製にしてもよい
し、第4の実施の形態の冷却流路は各燃料電池セルごと
ではなく、2セルおきまたは3セル以上おきに設けても
よい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明によれば、ガスシール部材および冷却面シール部
材をずらして配置されているセパレータの部位の剛性を
確保することができる。このため、セパレータの変形を
防止しつつ厚みを十分に薄くすることができる。また、
上記した位置のずれたガスシール部材および冷却面シー
ル部材に十分な荷重圧力を付与することができる。この
ため、セパレータの厚みを薄くしても、十分なシール性
を確保することができる。このため、燃料電池の大幅な
小型化を図ることができる。
【0061】請求項2に記載した発明によれば、連絡路
をずらして設けたセパレータの部位の厚みを薄くできる
とともに、この部位を積層方向にずらして設けることが
できる。このため、燃料電池のさらなる小型化を図るこ
とができる。
【0062】請求項3に記載した発明によれば、前記支
持部材に形成された通路部からガスまたは冷却媒体を流
入させることができるとともに、この支持部材の設けら
れたセパレータの部位の剛性を増すことができる。この
ため、燃料電池のさらなる小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の実施の形態における燃
料電池を構成する燃料電池セルを示す概略構成図であ
る。
【図2】 図1の燃料電池セルを構成する一方のセパレ
ータにガスシール部材及び支持部材を配置した状態を示
す平面図である。
【図3】 図1の燃料電池セルを構成する他方のセパレ
ータにガスシール部材及び支持部材を配置した状態を示
す平面図である。
【図4】 図2および図3のセパレータの裏面に冷却面
シール部材及び支持部材を配置した状態を示す平面図で
ある。
【図5】 図1の燃料電池セルを構成する電極構造体を
示す平面図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態に係る燃料電池の
一方のセパレータを示す図2と同様の平面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態に係る係る燃料電
池の他方のセパレータを示す図3と同様の平面図であ
る。
【図8】 第4の実施の形態に係る燃料電池の一方のセ
パレータを示す図2と同様の平面図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態に係る燃料電池の
他方のセパレータを示す図3と同様の平面図である。
【図10】 図8及び図9に示したセパレータの裏面に
冷却面シール部材及び支持部材を配置した状態を示す平
面図である。
【図11】 図2の線P−Pで切断した図1の燃料電池
を示す縦断面図である。
【図12】 図2の線A−Aで切断した図1の燃料電池
を示す縦断面図である。
【図13】 図3の線B−Bで切断した図1の燃料電池
を示す縦断面図である。
【図14】 図4の線C−Cで切断した図1の燃料電池
を示す縦断面図である。
【図15】 本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池
を示す図12と同様の縦断面図である。
【図16】 図15の燃料電池を示す図13と同様の縦
断面図である。
【図17】 図15の燃料電池を示す図14と同様の縦
断面図である。
【図18】 本発明の第3の実施の形態に係る燃料電池
を示す図12と同様の縦断面図である。
【図19】 図18の燃料電池を示す図13と同様の縦
断面図である。
【図20】 図18の燃料電池を示す図14と同様の縦
断面図である。
【図21】 本発明の第4の実施の形態に係る燃料電池
を示す図8の線D−D、線E−Eで切断した縦断面図で
ある。
【図22】 図21の燃料電池を示す図9の線F−F、
線G−Gで切断した縦断面図である。
【図23】 図21の燃料電池を示す図10の線H−H
で切断した縦断面図である。
【図24】 従来の燃料電池の燃料電池セルを概略的に
示す平面図である。
【図25】 図24の燃料電池を線X−Xで切断した連
通孔近傍を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1A 燃料電池 2A 燃料電池セル 3 膜電極構造体 4A,5A セパレータ 6A,7A ガスシール部材 8,9 ガス流路 10 固体高分子電解質膜(電解質膜) 11 アノード電極(電極) 12 カソード電極(電極) 17 燃料ガス供給口(連通孔) 18 酸化剤ガス供給口(連通孔) 19 冷却媒体供給口(連通孔) 20 燃料ガス排出口(連通孔) 21 酸化剤ガス排出口(連通孔) 22 冷却媒体排出口(連通孔) 23A,25A 連絡路 27 冷却面シール部材 28 冷却媒体流路 29A、29B、29C、29D 支持部材 30 通路部
フロントページの続き (72)発明者 杉浦 誠治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 田中 広行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 若穂囲 俊哉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 安藤 敬祐 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CC03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質の両面にそれぞれ電極を配した電
    極構造体と、該電極構造体を厚さ方向に挟む一対のセパ
    レータと、前記電極構造体の外周部に配置され、各セパ
    レータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成
    される反応ガス用のガス流路をそれぞれ密封するガスシ
    ール部材とから構成された複数の燃料電池セルを、これ
    ら燃料電池セル間に形成される冷却媒体流路を密封する
    冷却面シール部材を挟んで積層してなる燃料電池であっ
    て、 前記各セパレータに、前記ガスシール部材の外側にセパ
    レータを厚さ方向に貫通して設けられる反応ガスおよび
    冷却媒体用の連通孔と、前記ガスシール部材をセパレー
    タの厚さ方向に迂回して反応ガス用の連通孔とガス流路
    とを連絡する連絡路とが設けられ、 ガスシール部材および冷却面シール部材が積層方向から
    見てずれた位置に配置されたセパレータの部位が支持部
    材によって支持されていることを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記複数の燃料電池セルにおける、一の
    燃料電池セルと、該燃料電池セルの積層方向に隣合う燃
    料電池セルとの、それぞれ対応する連絡路が、積層方向
    から見て互いにずれた位置に設けられ、 前記支持部材の少なくとも一部が連絡路を形成するセパ
    レータの部位を支持していることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】 前記ガス流路または冷却媒体流路上に設
    けられた支持部材には、ガスまたは冷却媒体を流入可能
    な通路部が形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の燃料電池。
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